- 「シェラ・デニス(シーラ・ダニーズ)」の出演作品。
- ポール・ジェラード「スタッツ・ブラックホーク」
ジェラード はあまり聡明ではない…
料理評論家のポール・ジェラード氏がレストランのオーナー、ヴィットリオ・ロッシ(マイケル・V・ガッツォ)を殺害。テレビ番組やCMでも有名なジェラードが、その名声を利用してレストランの評価を思いのままに操っていることに腹を立てたビットリオの口を封じたのです。
ジェラード はあまり聡明ではない…
美食の国、日本とイタリアが大きく扱われた作品
初期のコロンボ作品と、新刑事コロンボの中間のようなテイストです。刑事コロンボ作品中、最も「日本」が大きく扱われた作品。「日本」とともに、イタリアンレストランが舞台いということで、イタリアンな雰囲気も全体に漂います。それと、コロンボ警部は食べているシーンが多いですね。
日本人「小津氏」
刑事というと、警視庁の方ですか?
ブログ読者さんのご指摘によると、英語では「警視庁」とは言っておらず「lieutenant」警部補と言っているようです。翻訳家の誤訳ではないか?ということです。面白い発見ですね。
あなたの才能は素晴らしいが、後はてんでイケません
ラストシーンは、なかなか印象的でした。ジェラードはコロンボ警部の「誘い」にのる形で「いっそのこと、コロンボを殺してしまえ」と第二殺人計画を思い立ちます。それが、コロンボの狙いでもあっただけに悔しさもひとしおだったでしょう。この後のコロンボの台詞「証拠ってのは、こういうヤツを言うんです」と、ジェラードの仕掛けた毒入りのワイングラスを指差すあたり、爽快です。一連の会話の中で「お互いの才能を評価する」反面、人間としては好きでない、という言葉の応酬があります。ジェラードの方は腹いせ的ですがコロンボ警部の「あなたの才能は素晴らしいが、後はてんでイケません」の台詞は、殺人という短絡的な解決方法に走った犯人に対し「人間失格」の判決を下す裁判官のように見えました。
後のコロンボの「カミさん」シェラ・デニスが再登場
不思議なキャラクターのバーク刑事
ヴィットリオはマイケル・V・ガッツォ
レストラン振興協会の女性会長はロバート・カルプの元カミさん
ヴィットリオが埋葬された墓地はイングルウッド・パーク墓地で、逆転の構図のロケ地と同じです。
監督:ジョナサン・デミ
脚本:ロバート・バン・スコヤック
ポール・ジェラード:ルイ・ジュールダン(声:金内吉男)
ヴィットリオ:マイケル・V・ガッツォ(声:藤岡重慶)
イブ・プルマー:シェラ・デニス(シーラ・ダニーズ)(声:田島令子)
メアリー・チョーイ:フランス・ニュイエン(声:瀬能礼子)
マリオ:アントニー・アルダ(声:徳丸完)
アルバート:ラリー・D・マン(声:雨森雅司)
バーク刑事:トッド・マーティン
マーケットの主人:マイク・ラリー
加筆:2020年7月26日
コメント投稿のガイドライン(2022.09.04)
私の大切なものを壊さないでください。あなたにも、私にも大切なものがあるのです。
Don’t comment here in bad manner.
I hope you understand that this site is very important for me,
like you have your important things too. Thank you for your understanding.