マイケル・フォックス

Michael Fox
獣医ドクター・ベンソン役で、コロンボ警部の「愛犬ドッグ(バセットハウンド)」の主治医。どちらの作品とも「愛犬ドッグ」の診察場面に登場します。その話のテーマ「10話:クラシック音楽」「16話:チェス(バックギャモンではなくチェッカー)」を取り入れたシチュエーションでコロンボ警部と楽しい会話を聞かせてくれます。日本語版では台詞の言い回しがとてもユニークで、印象に残る声優さんです。

10話「黒のエチュード」
16話「断たれた音」
この獣医ドクター・ベンソンは、初期の刑事コロンボ作品で、愛すべきキャラクターの一人であることを、誰もが認めるでしょう。

加筆:2021年3月5日

ルシール・メレディス

Lucille Meredith
コロンボファンの方より教えていただいた情報ですが、24話「白鳥の歌」で「ミシンのおばちゃん」の役で良い味を出している女優さん「ルシール・メレディス(Lucille Meredith)」は、第20話「野望の果て」でヘイワード夫人の親友「ルーシー」と同一人物です。

AXNミステリーの解説によりますと、ルシール・メレディスは白鳥の歌の制作総指揮「ローランド・キビー」の奥様だということです。

野望の果てでは、ヘイワードの自宅での(びっくり)パーティで、「奥様に会うためにそんなに手数をかける‥」のセリフがルシール・メレディスさんです。

アンダーソン検死官

32話「忘れられたスター」
33話「ハッサン・サラーの反逆」

ハーヴェイ・ゴールド Harvey Gold

アンダーソン検死官を演じたのは俳優ハーヴェイ・ゴールドです。「ハッサン・サラーの反逆」のクレジットは単に「検死官」です。ヒゲの有無こそあれ両者とも「アンダーソン検死官」と呼んで良いと思います。検死官としては、セリフ付きで印象に残るキャラクターです。27話「逆転の構図」ではカメラ店のハリー・ルイス役でも出演しています。

日本語の吹き替えは「野本礼三」さんで、ウイルソン刑事(ボブ・ディシー)の声と同じです。この野本礼三さんの声がとても素敵なので俳優ハーヴェイ・ゴールドも印象に残りました。声優:野本さんはテレビアニメドカベンの「徳川監督」としても知られます。

ウイルソン刑事

ボブ・ディシー Bob Dishy

11話「悪の温室」
36話「魔術師の幻想」
ウイルソン刑事は11話「悪の温室」で、登場の場面から事件解決までコロンボ警部を補佐、あるいは捜査の指揮をとっていました。最新の科学捜査を得意分野とし、コロンボ警部から「ハリキリボーイ」と冷やかされています。36話「魔術師の幻想」にも登場します。

ウイルソン刑事のポジション

コロンボシリーズでは事件解決の流れに影響する刑事役の起用は珍しいのですが、このウイルソン刑事は特に印象に残る人で、他の刑事に比べて明らかに別格です。出演の同僚刑事の中で最もコロンボ警部を尊敬しています。先進メカに強いエリート刑事ですが、どこかピント外れで冴えないキャラクターに描かれています。これは、コツコツと足で情報を集めて矛盾点を探すという「コロンボ警部の捜査手法」を、かえって際立たせる役目も担っています。

日本語版吹き替えの声優は野本礼三さん。ウイルソン刑事のキャラクターにぴったりの言い回しでした、お見事です。野本さんはアンダーソン検死官などの俳優「ハーヴェイ・ゴールド」の声も担当されました。またアニメ「ドカベン」で徳川監督(徳川家康)の声を担当されたことでも知られます。

加筆:2017年12月22日

オーガスト部長(サンプソン警部)

ビル・ザッカート Bill Zuckert

27話「逆転の構図」にTV版でカットされましたが「おお、コロンボじゃないか」と優しく接していました。この時は「サンプソン警部」という名前らしいです。コロンボ警部とはけっこう仲が良さげな関係でした。

オーガスト部長

一方では33話「ハッサン・サラーの反逆」では会議の席でコロンボ警部に「さっさと失せろ」と冷たくあたる「オーガスト部長」。この時はコロンボに目くじらを立てています。

お父さん役で再登場

またこの俳優さんビル・ザッカートは、警察を定年退職後(かどうかわかりませんが)55話「マリブビーチ殺人事件」のお父さん(Farther)役で再開できます。

加筆:2020年8月2日

グローバー刑事・バーノン刑事

ロバート・カーンズ Robert Karnes

11話「悪の温室」:グローバー刑事
20話「野望の果て」:バーノン刑事
無口なタイプの刑事だが、相手の言葉に対してはちゃんと反応します。年齢の割には昇進していないと思われ、年下の同僚に使われる場面もあります。それが時として不満げな態度に映ることもありますが、根が正直なゆえの反応だと思われます。2度の出演で役名は違いますが、同一人物と思って良いです。

加筆:2010年4月24日 

クリフ・カーネル

Cliff Carnell

9話「パイルD-3の壁」白バイの警察官 エンディングの少し前、タイヤがパンクしたエリオット・マーカムに声をかける白バイ警官。かなり暗いシーンですので、肉眼でクリフ・カーネルを断定することは困難です。
12話「アリバイのダイヤル」クレメンス刑事:エリック・ワーグナーの邸宅で「らんちきパーティ」発言をする刑事です。

 

34話「仮面の男」遊園地の写真屋のオヤジ:ドン。どれもちょい役ですが、印象深い場面で起用されました。

ジョージ・ジョンソン検死医

スティーヴン・ギルボーン Steven Gilborn

54話「華麗なる罠」
56話「殺人講義」
57話「犯罪警報」
58話「影なき殺人者」

54話「華麗なる罠」でコロンボ警部のインチキ実験に立ち会った検死官ジョンソン[スティーヴン・ギルボーン]。その後も立て続けに出演し、新シリーズのみで合計4回登場します。「鼻眼鏡」がとても印象的な風貌と、ユーモアたっぷりの口調でとても気持ちの良い俳優さんです。

ジョージ・クレーマー刑事

ブルース・カービー Bruce Kirby

コロンボ警部の良き相棒として、多数の作品に登場

刑事コロンボシリーズでは、4作品に登場。特定のレギュラー出演者を持たない本シリーズでは、準レギュラーと呼んでよいキャラクターです。コロンボ警部の補佐役として重要な役目などを任されますが、ウイルソン刑事のようには彼を尊敬しておらず、「変人」を見るような目つきの時もありますが、二人の性格の違いがかえってユーモラスに描かれています。

初登場時は「デーブ・クレーマー」

初登場となった「祝砲の挽歌」では、同僚の刑事(マイク・ラリー)から「デーブ」と呼ばれています。一般的には「ジョージ・クレーマー」が定着していて、「さらば提督」では刑事仲間から親しみを込めて「おい、ジョージ」と呼ばれていました。

新シリーズでも健在

新シリーズでは、ノンクレジット扱い(51話「だまされたコロンボ」)で再登場し、52話「完全犯罪の誤算」では、かつてのように愛すべき「クレーマー刑事」と再会できます。やはり、コロンボ警部の相棒はクレーマー刑事!ですね。

クレーマー刑事ではない!

クレーマー刑事になる前、18話「毒のある花」では、化粧品会社で働いている男:実験の残骸を燃やす役でも出演しています。また43話「秒読みの殺人」では、なぜかテレビを修理する電気屋さんの役(写真)で登場しています。

ブリンドル刑事って?

新シリーズの65話「奇妙な助っ人」では、役柄ではほぼクレーマー刑事なのに、なぜか「フィル・ブリンドル刑事」として出演しています。これは「グローバー刑事=バーノン刑事」よりも深い意図を感じます。

息子のブルーノも出演

28話「祝砲の挽歌」には息子のブルーノ・カービーもモーガン候補生の役で登場しています。カービー親子の競演というパワープレイが早くも実現しています。

*ブルース・カービーさんは、2021年1月24日に亡くなりました。95歳だったそうです。

追記:2021年1月31日

ダフィー警部

ジョン・フィネガン John Finnegan

18話「毒のある花」刑事(名前なし)
25話「権力の墓穴」ダフィー警部
18話「毒のある花」、25話「権力の墓穴」で登場するコロンボ警部の相棒ダフィー警部。複数回登場する同僚刑事としては、地位的にも高い方だと思われます。「権力の墓穴」では強盗事件担当の警部として、コロンボに鋭い助言もしています。(コロンボ「壁に当たっちゃってね」ダフィ「そりゃ、当たるだろうさ」の会話も面白い)

刑事引退後には、レストランの店主に転職?

後にコロンボ警部常連のお店「バーニーの店」のオーナーに転職します。(笑)バーニー氏については→ジョン・フィネガンに記事を書きます。

加筆:2020年8月2日

デガルモ刑事

リチャード・リール Richard Riehle

67話「復讐を抱いて眠れ」
68話「奪われた旋律」
新シリーズ最後の2作品でコロンボ警部を補佐するのが、デガルモ刑事。このように年配の刑事が登場する回は、捜査シーンに落ち着いた雰囲気を感じさせ、けっこう好きです。俳優リチャード・リールは、wikiに日本語ページを持つ程の人物で、映画「ブラック・レイン(1989)」にクラウンという役でクレジットされています。

バーク刑事B

ジェローム・グアルディノ

41話「死者のメッセージ」
43話「秒読みの殺人」
47話「狂ったシナリオ」
同名の刑事役としては「クレーマー刑事」に次ぐ出演回数を誇ります。温和な性格で、コロンボ警部の良き話し相手になってくれます。上記にの他に、45話「策謀の結末」で、コロンボ警部から「船の出港を差し止める」よう、電話で指示されていて「名前だけ」出演しています。

また、32話「忘れられたスター」にも別役で出演しています。コロンボ警部に呼び出されて、射撃のテストの代役を引き受ける刑事の役です。名前はハリスですが、役柄の雰囲気からバーク刑事とは別人だと思われます。

新シリーズの47話「狂ったシナリオ」では、少し老けたバーク刑事と再会することができます。海岸で被害者レニー・フィッシャーのベルトを眺めるシーンです。

加筆:2010年10月03日 

ホフマン刑事

マイケル・ストロング
Michael Strong
27話「逆転の構図」で終止コロンボ警部を補佐します。コロンボ警部の「ダシュラーの前歴を見ろ、どこにも奴が馬鹿だったとは書いてない」に対し誰でもミスは犯すもの「だから務所が大入り満員なんでさぁ」と答えたのは面白い。ラストシーンで「君、今の行動を目撃したね!」のシーンでも特に印象に残る刑事。

加筆:2010年4月24日

ミラー刑事

ジョン・ミラー

39話「黄金のバックル」に登場します。事件現場での初動捜査で自らの推理を展開するが、コロンボ警部に全否定されています。コロンボ警部は捜査のの手がかりを得たいため、被害者が訪れた美容院で髪の毛をカットしてもらいます。その時持ち合わせが無かったので、このミラー刑事にお金を借りていました。

ジャック・キャシディ

Jack Cassidy[1927年3月5日 – 1976年12月12日]
3話「構想の死角」ミステリー作家:ケン・フランクリン
22話「第三の終章」出版社社長:ライリー・グリーンリーフ
36話「魔術師の幻想」大魔術師:サンティーニ

どの役柄も自信家で傲慢

3話「構想の死角」と22話「第三の終章」では、それぞれ作家と出版社社長という似通った職業で登場します。いずれも自らの才能ではなく、他人(両者とも殺害される被害者)の力に頼って生きていながら、自信満々という人柄でした。それに対し、36話「魔術師の幻想」では、特異稀なる奇術の才能を持ちながら、過去を暴かれたことにより犯行に至るというものでした。

憎たらしいダンディぶり

他の多くのゲストスターとも共通しますが、このジャック・キャシディとジョージ・ハミルトン、そしてロバート・ヴォーンの3人は、別格にダンディでした。他の二人が、少し柔らかいトーンなのに対し、ジャック・キャシディは憎らしい雰囲気も併せ持っていました。

早くして亡くなった名優

1976年に36話「魔術師の幻想」に出演後、自宅の火災により亡くなったそうです。そのためテレビや映画の出演作品も決して多くはなく、「刑事コロンボファンに最も愛された」俳優さんだったと言っても良いでしょう。

映画「アイガー・サンクション」

マイルズ・メロー1975年公開の映画「アイガー・サンクション」(監督・主演:クリント・イーストウッド)に出演しています。かつて戦場でヘムロック(イーストウッド)を裏切った「マイルズ・メロー」という男の役で、未見の方はぜひ見てほしいお薦めの映画です。

TVドラマ「奥様は魔女」

ディンスデールほぼ同時代のTVドラマ「奥様は魔女」シーズン6-26話「いとしのセリーナ」には、プレイボーイな紳士「ディンスデール」の役で登場しています。このエピソードではラリー役の「デヴィッド・ホワイト」とのツーショットも見られ、コロンボファンにとっては必見とも言えます。その他シーズン5-2話「百年前にもどっちゃった」にも出演しているようです。(未見)

 
加筆:2023年12月17日

レイ・ミランド

レイ・ミランド Ray Milland

1907年1月3日 – 1986年3月10日

4話の「指輪の爪あと」で夫人を殺害されたアーサー・ケニカット役が印象にとても残ります。大手新聞社の社長ということもあり強権家ですが、筋の通った性格で威厳があります。目で語るような演技が得意ですね。この時のレイ・ミランドは64歳です。
11話「悪の温室」で犯人のランの栽培家ジャービス・グッドウィンを好演。この役でも紳士風ですが、かなり意地の悪さを醸します。ケニカットとグッドウィン、この二役にヘアースタイルに変化(笑)はあったものの、流石の演技でした。

オスカー俳優レイ・ミランド

1945年の映画「失われた週末」ではアカデミー主演男優賞を受賞しています。まだ38歳の若々しいレイ・ミランドに会えますよ。Amazon Prime VideoなどのVODで見られる場合もありますので、ぜひチャレンジしみてください。

レナード・ニモイ

レナード・ニモイ Leonard Nimoy
[1931年3月26日 – 2015年2月27日]
刑事コロンボ14話「溶ける糸」で犯人の心臓外科医「バリー・メイフィールド」役を好演した「レナード・ニモイ(Leonard Nimoy)」さんが、2015年2月27日に亡くなられました。享年83歳でした。

レナード・ニモイさんと言えば、スター・トレック(宇宙大作戦)で、USSエンタープライズ号の副船長「ミスター・スポック」として世界中に知られています。子どもの頃の私にとって、コロンボを演じるピーター・フォークと並び、二大スターでした!
「溶ける糸」は、私ぼろんこが選んだ これぞ刑事コロンボだ「傑作選」 でも最高級に好きな作品に含まれました。ニモイさん演じるメイフィールド医師は、コロンボ・シリーズの全犯人中で最も冷酷な人物の一人です。それも、ニモイさんの醸す沈着冷静な演技が加味されてのことでしょう。
ニモイさんが我々に残した言葉だそうです。
A life is like a garden.
Perfect moments can be had,
but not preserved, except in memory.
LLAP
人生は庭のようなものです。
すばらしい瞬間があるのに、
それを保存しておけない…
ただし、想い出を除いては。
(訳:刑事ぼろんこ)
LLAPとはバルカン人(ミスター・スポック)の挨拶で「Live Long And Prosper:長寿と繁栄を」の略だと言うことです。
 
加筆:2015年3月5日
 

ジャッキー・クーパー

ジャッキー・クーパー Jackie Cooper
[1921年9月15日-2011年5月3日]
20話「野望の果て」 上院議員候補ネルソン・ヘイワード
刑事コロンボの犯人の中でも、最も憎めないキャラクターの一人が、ジャッキー・クーパー演じるネルソン・ヘイワード。
 

人生を懸けた「上院議員候補の補欠選挙」の最中だと言うのに、選挙参謀を暗殺してしまいます。コロンボ警部の推理を跳ね返そうと、幾度も反論しますが、ことごとく矛盾を暴かれ、崖っぷちまで追い込まれますね。終いには、自作自演の暗殺未遂事件を起こし、それが決定的な証拠を生み出すという、見事なシナリオでした。
作品の完成度を高めたのは、言うまでもなく「ジャッキー・クーパー」の素晴らしい演技です。日本人の自分が、どこまで理解できているのか、若干疑問もありますが、悪人ながらどこか憎めないキャラクターを見事に作り上げたと思いました。
加筆:2012年6月1日
ジャッキー・クーパーさんは2011年5月3日に他界されたそうです。享年89歳でした。