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皆大きな矛盾の中で生きている

2011年3月11日の午後。大河ドラマ篤姫の再放送を見ながら、せこせこ仕事をしていたら、画面がぱっと切り替わり、あの惨事を伝える画面が流れました。その瞬間から、日本という国が大きく揺らぎました。とんでもない事が起きているということは自分にもよく分かりました。目を覆いたくなるような映像が次々に目に飛び込んで来ました。
 
それから1ヶ月が過ぎました。心は痛むばかり…。でも、決して世の批判ばかりをする側には回るまい、と強く念じます。無力だと酷評される与党政府、どさくさ紛れに政局を挽回する野党でさえも、みな虚しさに耐えこの国のために働こうと頑張っている気さえするのです。この状況で国を憂えない国民など一人もいないでしょうね。
 
ただ一つ、私が訴えたいのは「強い者が、強くあって欲しい」と言うこと。抽象的な言い方しかできないけれども、「強い者は、惜しまず力を発揮してほしい」です。なぜか、政治家の方々にはそれを感じません。皆、頑張っているのにね。自分もかなりぐずぐずしているので、彼らを批判することはできません。私は、ゆっくり、じっくりしか動けないけれど、小さな力かも知れないけれど、しっかりと持てる力を伝えて行きたいと思います。