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中庸という考え

「中庸(ちゅうよう)」の意味を辞書で調べたら、かたよることなく、常に変わらないこと。過不足がなく調和がとれていること。などと出ます。仏教用語での「中道」も近い感覚です。
 
この「中庸」は私が2011年あたりから身体の痛みを感じ、鍼灸治療院に通っていた頃に針灸師の藤田先生(パーソナルF)より教えて頂きました。私があまりに仕事に厳しく、常に最良の結果が残せるよう葛藤している様を見て、教えてくださった考えです。
 
「中庸は徳の至れるものなり」
…なにごとをするにも、やりすぎてはいけない。

 
怠けることを許さず、失敗を恐れ、常に自分を追い込んで、良い結果を出すことに邁進する。私はずっとそんな生き方をしてきました。それくらいしないと、自分が満足する仕事を残せない…と自らを虐めてきました。しかし、それには上限がないのです。(完璧主義とは少し異なります。あえて文字にすると最善主義。)
 
今の私は、仕事における完成度を求める観点とは別に、この「中庸」の心を持つことを意識しています。精進し、努力してなお、出した結果においては一喜一憂はしないことです。
 
また、好きなことをしている時間には、自分に過度なプレッシャーを与えないことです。デザインでも音楽でも、好きだから楽しくやっているのだ。それだけで良いのだと。
 

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