見出しは「筑紫B丸ゴシックB」。
「筑紫B丸ゴシックA」という「B」より個性の弱いフォントも存在します。今回は研究の意味もあり、癖のある方を採用しています。本文は「秀英丸ゴシックR」というフォントを使っています。「筑紫B丸ゴシックR」という本文用のフォント・ファミリーも存在しますが、私の判断では細すぎて読みにくいです。
タイポグラフィーの3大要素。
1. 文字の大きさ
見出しの適切な文字の大きさは、文字量によっても変わります。短い見出しは大きいほうが良いし、長い見出しは小さい方が綺麗なので、見出しの文字数をある程度揃えることも大切です。そして本文と見出しの大きさの差が、ちょうどよい感じだと読みやすい文字組みになります。
2. 文字の形と太さ
見出しは少し個性のあるフォントでも面白いです。せっかくWebフォントを使うのであれば、デフォルト・フォントと区別ができないのでは、つまらないですね。それに対し本文は、あまり個性が強すぎると読みにくくなる傾向があります。
3. 文字の間隔
文字の間隔の単位は数種類あります。小さい単位から「字間」「単語間」「行間」「段落間」です。字間は、かな・漢字・記号のそれぞれが、緩めで均等に近い間隔を保っていると、美しく見えます。単語間は、日本語の場合はあまり意識しませんが「全角」のアキを使うと、プロっぽく見えません。「半角」のアキが望ましいです。行間はたっぷり広めにすることが良いです。1.8〜2.0emくらいでしょうか。段落間はケースバイケースですが、なるべく同じ間隔で揃えるときれいです。
DNP Tsukushi B Gothic.
Font face
ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ. abcdefghijklmnopqrstuvwxyz.1234567890.
数字が可愛いのも嬉しいですね。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 0
結論「筑紫B丸ゴシックB」は可愛い。
少し田舎臭いとか、ナチュラルな雰囲気が出せるとか、読みやすいとか、女性やお子さまにも好まれるとか、いろいろ利点があるフォントです。