61話「死者のギャンブル」

A Bird in the Hand… / 1992

ギャンブル好きのハロルドが大金持ちの叔父のビッグ・フレッド殺害を企てるが、実行の直前に交通事故死。自分の仕掛けたトリックで罪の無い庭師を殺害してしまう。実は真犯人はビッグ・フレッドの妻ドロレスというひねり技。
51話「だまされたコロンボ」に近い感覚で「長い作品だな~」という印象はありますが、悪い意味ではありません。叔母と甥が男女関係にあることには多少の嫌悪感を持ったのは本音です。

良い意味で下品なゲストスター

タイン・デイリー犯人役の「タイン・デイリー」は(良い意味で)下品さを表現しています。タイン・デイリーが嫌いというわけではありません、あくまでコロンボ作品のゲスト俳優としてです。ラストシーンでのファッションコーディネート(緑のやつ)はある意味、絶品でした。

女優タイン・デイリー

彼女は64話「死を呼ぶジグソー」にも娼婦役で出演しています。また有名どころでは映画「ダーティハリー3」でクリント・イーストウッドの相棒「ケイト・ムーア」を演じています。すごく良い役どころです、ぜひご覧ください。
それはそれとして、新シリーズでは、19話「別れのワイン」のエイドリアンとカレンのような品のあるカップルが全く登場しなくなりました。20年という時の流れを感じます。

またしても「馬鹿は死ななきゃ直らない」

グレッグ・エビガン私は成功者の転落劇のようなコロンボ作品が好みですので、こういった「馬鹿は死ななきゃ直らない」風の主人公ハロルド・マッケイン(俳優:グレッグ・エビガン)には魅力を感じませんね。

私が自称「努力家」だからかもしれませんが。しかも、罪のない庭師を殺してしまうこともね~。そんなことを言い出したら、二人が同日にビッグ・フレッドの殺害を企てるってのも、無理がありますしね。ま、いっか。

エド・マクレディ

エド・マクレディ26話「自縛の紐」のトライコン工業のエレベーターの警備員を演じた「エド・マクレディ」がカジノの従業員エドで再登場しています。ハロルドにポーカートーナメントの券の販売した男性です。
ハロルド・マッケインの家

監督:ヴィンセント・マケヴィティ
脚本:ジャクソン・ギリス

ドロレス:タイン・デイリー(声:弥永和子)
ハロルド・マッケイン:グレッグ・エビガン(声:大塚明夫
フレッド:スティーブ・フォレスト(声:藤本譲)
ロバートソン:フランク・マクレー(声:宝亀克寿)
カジノの店員:エド・マクレディ

加筆:2020年8月2日