秀作以上、傑作未満=名作と位置づけました。

素晴らしい作品には間違いないのですが…

傑作と呼ぶには、ちょっとひっかかるんですよね~という作品群。ただしこれらの作品を最初に見た人は、コロンボの世界にハマっても不思議ではない名作ばかりです。
 
9話「パイルD-3の壁」
建設中のビルの壁を一度、掘り起こし捜査させておいて、その後に死体を遺棄するというテーマ。あまりにリスクが大き過ぎて引っかかりました。その作戦にコロンボが乗らなかったら…と思うと、やはりコロンボ主体のストーリーに見えてきます。
 
16話「断たれた音」
限りなく傑作に近く、大好きな作品です。チェスのチャンピオンがその座を守るために起こした殺人という題材も面白いです。ただし耳が聞こえない人が犯人であるという詰めが、決定的とは言い難い気もして、名作に留めました。
 
24話「白鳥の歌」
この作品も素晴らしいのですが、本物の歌手が歌手の役として出演している点が、自分では少し評価を控えたい理由となりました。そこが本作の魅力なだけに…ひねた感想ですみません。その他では非の打ち所のない作品です。
 
26話「自縛の紐」
決め手となった「スタッフォード氏が死亡時に着替えたことを知っているのはあんただけだ」というのが、納得できないんです。その他はパーフェクトかも知れません。※理論が成立するとの意見もあります。
 
29話「歌声の消えた海」
準海外ロケ作品で、素晴らしいテイストを作り上げ上げた名作です。ただ1点、「在庫数が明確なケースから、ゴム手袋を盗んで証拠を捏造した」ことだけが、不満として残りました。ロバート・ヴォーンが犯人役を見事に演じています。
 
40話「殺しの序曲」
シリーズ中、最も殺害トリックに凝った作品で、傑作と評価する人も多い作品です。本文記事にも書いていますが、もっと「頭の良い集団」としてシグマクラブを描いて欲しかったです。作品のテイストとしては傑作クラスです。
 
43話「秒読みの殺人」
期待値以上の作品と感じました。コロンボ作品の犯人役としては、トリッシュ・バン・ディーバー演じるケイ・フリーストンは線が細いですが、それでも中後期コロンボ作品として非常に完成度の高いものだと思います。
 
*並びは古い順です。
 
加筆:2015年12月4日

おおらかな目で見よう!新シリーズの名作。

新シリーズの良さも見つけました。

新シリーズの作品は、映像のクオリティの高さや音声の迫力などもあり、捨て難いものもあるんです。旧作=名作、新作=駄作ということでは決して無い気がしています。ここではあえて、新シリーズを持ち上げています。
 
47話「狂ったシナリオ」
コロンボ警部より若い犯人が登場することが多い新シリーズの作品としては優れた作品。突然降って湧いた大ピンチを乗り切ったかに見えた、アレックス・ブレイディでしたが、コロンボに些細な疑問を指摘され悔しがる心情表現は見物。またラストシーンは、派手過ぎる感もありますが楽しめること請け合いです。
 
49話「迷子の兵隊」
新シリーズ中では、独特の世界を創りながらも尚、作品の質は低くないと思わせる作品。これを「駄作」と考えては、新シリーズを楽しめなくなりそうです。出演の俳優陣もそれぞれ良い味を出しています。
 
59話「大当たりの死」
甥から宝くじで当選した大金を横取りするというお話。ありそうでなかった題材で、非常に面白かったです。しかも犯人レオン・ラマー役のリップ・トーンは素晴らしい演技を見せてくれています。