Double Exposure / 1973
- 犯人役ゲストスター「ロバート・カルプ」特集記事。
- バート・ケプル「リンカーン・コンチネンタル・エグゼクティブ・リムジン」
意識研究所所長で心理学者のバート・ケプル博士が、クライアントであるノリス氏(ロバート・ミドルトン)を殺害。この作品「サブリミナル効果」を扱った殺人事件として、当時は名称は知らなかったがかなり感動した記憶があります。写真は美味しそうにキャビアを食べるノリス氏。コロンボが食べ残したキャビアを食べた時の「うまいよ!」という小池朝雄さんの台詞も絶品でした。
大胆な殺害計画
30年前、最初にこの作品を見た当時は主演がロバート・カルプということも知らず、ただただ殺人のトリックに関心したものでした。特に印象的なのは、喉が渇いて廊下に出て来たノリス氏をビデオモニターで確認したケプルが「よし、しめた!」とドアを開けて、「おいノリス」ズドン!と撃つシーン。
でも深く考えてみますと「殺害現場」に第三者が現れる危険性も高く、かなりリスクのある計画でした。もちろん「塩気たっぷりのキャビア」が効いたのでしょうが、他の人も食べるかもしれないし。
ちょっと間抜けなロバート・カルプ
ロバート・カルプが毎回同じファッションをしている件
これはかなり味の良いトリビアです。ゲストコメンテーターさんが発見してくれました。ロバート・カルプが犯人役を演じた3作品ですが、何といずれも「同じ服を着ているのです」。詳しくは→「ロバート・カルプが毎回同じファッションをしている件」をお読みください。
サブリミナル効果がテーマということで…
決定的な結末「サブリミナル効果を使って、犯人を捕獲」したことは、もちろんこの作品の最大の見せ場です。実際にそこまで首尾よくことが運ぶかは別として、その発想が面白いですものね。写真は技師役の(ジョージ・ワイナー)。
カメラマンのデニス
カメラマンのデニス(ダニー・ゴールドマン)と二人でケプルの部屋に忍び込みます。そして「この1枚が効いた」という「コロンボ警部が電気スタンドを見ている」写真を撮影…。そのまま電気スタンドの中を探せば見つかったのにね‥とも思いますが、これは捜査令状なしで「見てるだけ」だそうです、やりますね!翌日ケプル逮捕の瞬間に「パチっ」とストロボを当てるのもデニス。良い仕事をしました!
電気スタンドを探せば見つかってたか?
初動捜査で、拳銃がたくさん展示してある彼の部屋をしっかり調べていれば、証拠の口径変換機が見つかったかも…と長年思っていました。しかしケプルの行動をよく見直しますと、口径変換機は電気スタンドの金具に(まるでその部品のように)すっぽりハマっていたのでしょう。だから一見「証拠が隠されている」とは気づきにくいかもしれませんね。
正直者を見分ける能力
「呼び出されマグノリアの角に居た。一人だったのでアリバイはない…」というノリス夫人(ルイーズ・ラサム)の証言を信じるコロンボ警部。その理由は「犯人ならばもうちょっとマシなアリバイを考える」という。一方では、ノリス氏の浮気話をほのめかすケプル。こっちの方が怪しい…と睨んでいるわけです。
アルマ・ベルトラン
どうでも良いような発見ですが、ノリス家のメイドで、ノリス夫人と一緒に買い物か何かに出かける際に助手席に同乗している女性は、女優アルマ・ベルトラン。この人は25話「権力の墓穴」のコードウェル家のメイドと同一人物。
チャック・マッキャンはグッドな味
この「意識の下の映像」の中で、ぼろんこが最も注目した俳優さんは映写技師のロジャー・ホワイト役:チャック・マッキャン。ケプルの犯行だと気付いたホワイト氏は、ケプルを脅迫し逆に「最も良い解決方法」として殺害されます。これまで真面目に働いて来たと思われるエンジニアが、金づるに目がくらみ命を落とすことになります。銃で撃たれる直前のホワイトの「怯(おび)え」の演技は、リアリティあふれるものでした。
大草原の小さな家
このチャック・マッキャンは、テレビドラマシリーズ:大草原の小さな家の「ジョーンズおじさんの鐘」という作品で、ジョーンズ役で登場しています。このお話の主人公的な役どころで、口のきけない職人さんです。さすが良い俳優さんだと再認識できます。
拳銃弾道担当の研究員
ロス警察の拳銃弾道担当の研究員・演じるのは「リチャード・スタル」。捜査に行き詰まったコロンボ警部に最初冷たく接しますが、力になろうとすると逃げられてしまいます。この俳優さんは12話「アリバイのダイヤル」の旅行会社の人(フレモント)、18話「毒のある花」でも旅行会社のボス(バートン)と同一人物です。同じ旅行会社かな(笑)
ゴルフ場のキャディさん
ゴルフ場では4人パーティで回るのですが、いつの間にか、他の人がいなくなります(笑)。この時のサングラスをかけたキャディさん、気になりますよね(笑)この人は俳優:ミッキー・ゴールデンで、この回を始め、合計11回も刑事コロンボに出演しているエキストラ俳優です。画像に収めることが困難なシーンもありますが研究対象として面白いです。
タニヤ・ベイカーはアーリーン・マーテル?
これはクレジットのみですが、タニヤ・ベイカー役は女優アーリーン・マーテルだという記載もあります。実際にはアーリーン・マーテルは画面には登場しませんが、タニヤ・ベイカーをアーリーン・マーテルだと想像して観るのも一興ですかね(笑)。
ドクター・ケプルの試写会場
ドクター・ケプルの試写会の会場は、44話「攻撃命令」のエリック・メイスン教授の大学の講義の会場と同じです!(2022年ブログ・コメンテーターさんの発見)ちなみに9話「パイルD-3の壁」のマーカムの授業の会場は異なります。
脚線美
本筋ではありませんが、ケプルが制作した企業アピールのフィルムで、演壇を離れる直前のシーン「脚線美」を表現した写真には大笑いでした。
アイス・ティーが入った魔法瓶
映写技師のロジャー・ホワイトのアイス・ティーが入った魔法瓶は、カップが赤くて、本体がアルミ色です。本体は細かい横波みたいになって見えます。これは12話「アリバイのダイヤル」でコロンボ警部が大きなバッグからテープレコーダーと一緒についでに取り出す魔法瓶と同じです!また、22話「第三の終章」でマロリーさんのために毎晩用意されたコーヒーの魔法瓶と同じもの!!
→刑事コロンボと魔法瓶
→刑事コロンボと魔法瓶
監督:リチャード・クワイン
脚本:ステファン・J・キャメル
音楽:ディック・デ・ベネディクティス
バート・ケプル:ロバート・カルプ(声:梅野泰靖)
ロジャー・ホワイト:チャック・マッキャン(声:三宅康夫)
ビック・ノリス:ロバート・ミドルトン(声:小瀬格)
ノリス夫人:ルイーズ・ラサム
拳銃弾道担当:リチャード・スタル
フィルム編集者:ジョージ・ワイナー
カメラマンのデニス:ダニー・ゴールドマン
ノリス家のメイド:アルマ・ベルトラン
ゴルフ場のキャディ:ミッキー・ゴールデン
駐車場係:マイク・ラリー
クライアント:コスモ・サルド
女性クライアント:ダイアン・ ターレイ・トラヴィス
加筆:2024年8月29日
2020年の再放送で気づきがたくさん出まして、大幅に加筆しています。
私の過去のコメント中で、現在最も重要だと感じているポイントを中心に、各回をリテイク・コメントしています。
先日、某所で、サブリミナル効果の権威、意識研究所所長で心理学者のバート・ケプル博士をお招きし、〝テレビドラマ『刑事コロンボ』シリーズにおける、サブリミナル効果〟について講演していただきました。
以下、バート・ケプル博士講演会の要旨です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『刑事コロンボ』における俳優やエキストラ、小道具の反復的な登場は、視聴者に無意識的にサブリミナル効果を生み出し、物語やキャラクターへの感情的な結びつきを強化する非常に巧妙な手法です。
≪反復的な要素のサブリミナル効果≫
視聴者は、意識的にその俳優や小道具に気づかない場合でも、同じキャラクターやアイテムを繰り返し目にすることで、それらが番組の「一部」として無意識に認識されます。この無意識的な認識が、次第に親しみや安心感を生み出し、物語の進行やキャラクターの行動に対する理解や感情的な関与を深める結果となります。
例えば、
【犯人役の俳優の再登場】:『刑事コロンボ』のエピソードでは、同じ俳優が異なる回で犯人役を演じることがあります。これにより、視聴者はその俳優に対して無意識のうちに「期待感」を抱くようになります。無意識的に、その俳優が登場するたびに、犯人の「雰囲気」や「危険性」を感じ取る効果があるのです。
【同じエキストラの反復登場】:複数回にわたって別な役で登場するエキストラやサブキャラクターも同じ効果をもたらします。たとえば、ミッキー・ゴールデンのようなエキストラ俳優が頻繁に登場すると、視聴者は「またあの俳優の登場だ!」と無意識に反応し、次の展開への興味を引きます。この「反復」の効果が、番組全体に対して安定感を生むのです。
【小道具やアイテム、ロケ地の再利用】:コロンボが使う魔法瓶や、犯人の家など、特定の小道具やロケ地が、設定を変えながらも繰り返し登場することで、それらが「『刑事コロンボ』らしさ」を象徴するアイテムとして、視聴者に無意識的に親しみや安心感を与えます。このような小道具や場所の反復は、視聴者が「コロンボの世界」に深く結びつく手助けをします。
≪視覚的な安定感と感情的な関与≫
この反復的な手法は、視覚的に「安定感」を提供し、視聴者が次の展開に不安や疑問を抱くことなく、物語に集中できるようにする役割を果たします。エピソードごとに同じ俳優や小道具が複数回登場することで、視聴者は「コロンボの世界」が一貫性のあるものだと感じ、物語全体への感情的な関与が深まります。
《視覚的な安定感がもたらす効果》:
【キャラクターの親しみやすさ】:第11話「悪の温室」ウィルソン刑事のようなキャラクターが別な回で再登場することで、視聴者はそのキャラクターに対して「予測可能性」を感じ、安心感を覚えます。これが感情的な関与に繋がり、物語に深く引き込まれる要因となります。
【物語への感情的な結びつき】:特定の俳優や小道具が繰り返し登場することで、視聴者はそれらがシリーズの進行において重要であると無意識に認識し、それに対する感情的なつながりを深めます。たとえば、コロンボが使う魔法瓶が何度も登場することで、その「魔法瓶」がコロンボの庶民的人間味や優しさを象徴するアイテムとなり、視聴者はそのアイテムを通じてコロンボに対する親しみを感じます。
〖結論〗
『刑事コロンボ』のような長寿番組では、反復的な登場(俳優、エキストラ、小道具、ロケ地)は、視聴者に無意識的にサブリミナル効果を生み出し、物語への感情的な関与を促進する非常に強力な手法です。この反復的要素があることで、視聴者はより深く番組の世界に引き込まれ、次のエピソードを楽しみにしながら「コロンボの世界」に親しみを持ち続けることができるのです。
仁科さま。
なるほどです!
カルプやパトマグ犯人は コロンボが好き過ぎて、生まれ変わって再チャレンジしてるのかと思ってました。
「また僕だよ」っと気づいてほしくてお気に入りのジャケットで登場したり。
同じ人や物を見ると 確かに親しみが湧きますものね。
豪邸は 犯人連合がシェアしてた訳じゃなかったんですね。
ところで
「溶ける糸」のメイフィールド先生の注射セットのカバン、
「断たれた音」のデューディック氏の部屋の化粧台の上のカバンと同じやつでしょうか?
内布の色が違って見えますが。
The Cooler King 様
前にもコメントしたことがありますが、私の仮説は、『刑事コロンボ』各エピソードが、それぞれ別の並行宇宙であるというものです(笑)。
>「溶ける糸」のメイフィールド先生の注射セットのカバン、「断たれた音」のデューディック氏の部屋の化粧台の上のカバンと同じやつでしょうか?
それは気付きませんでした! 確認したら、また追加コメントします。
The Cooler King 様
カバンの件を確認しましたが、該当のシーンを続けて見比べると、残念ながら、形も少し異なっていました。
>捜査に行き詰まったコロンボ警部に最初冷たく接しますが、力になろうとすると逃げられてしまいます。
この件ですが。
逃げられたわけではなく、直前に、
「本人に訊いてみれば?」
と彼が「冷たく」言ったことがヒントになって、
コロンボ警部はサブリミナルを使うことを思いついた、という流れだと思います。
まさしく、本人に訊いたわけですから。
わかっていて書いているならすみません。
同じような意味ですが、肺炎双球菌の記述の方が、さらに詳しいです。
なるほど
原題 Double Exposure 解題
写真や映像撮影に対して行われる「二重露出」が現代です。PRフィルムに行動を促すような映像を二重露出した(正確にはコマを割り込ませた)フィルムが犯人のトリックですが、コロンボもそれを逆手にとって自分も露出させていた!そういうことでDouble Exposureなんですね。
以前の本作へのコメント(2022年2月12日 6:27 PM)で、私は下のように書きました。
《・・・・・・さて、今回のお話ですが、銃に詳しい友人に言わせると、45口径の銃から口径変換機を介した22口径は、一般的に弾丸の威力がとても弱いので殺傷能力が低く(その代わり発射音も小さいそうですが)、しかも連射が不可能なので失敗は許されず、単発発射で標的の心臓など急所に確実に命中させて、死んだかどうかをしっかり確かめる必要があるのにそれをせずに、あれだけ自信満々に次の行動に移せるのは、余程人を殺し慣れたプロの殺し屋ぐらいしか不可能とのことでした。最初の殺人場面、実際に無類のガン・マニアだったカルプにとって、この殺しの場面の演出は、「もう少しリアリティーを出してよ」と口を出したくて、逆に少しじれったくなったのではないでしょうか。・・・・・・》
しかし、今月、今後日本史に大きな事件として残るであろう要人の暗殺事件が起きてから、観るポイントと感想が変わり、これはこれで銃の訓練を充分に重ねた犯人であれば可能なのだろうと考えを改めました。
被害者が試写室を出てからすぐに犯人に射殺され、数分後には試写室にいた他の人から発見された時、発見者がすぐに「救急車を!」と叫んだ場面には真にリアリティーが有りました。
反対に、40話「殺しの序曲」では、銃声らしき音が聞こえ、被害者が倒れているのを同じ建物にいた天才集団が直後にすぐさま発見しても、誰も救急車を呼ぼうとしません。遺体はおそらく、そのまま殺人現場に置かれたまま、シートで包まれ何時間後かに運び出されています。
通常、医師が死亡宣告する前は、警察も「殺人未遂」で捜査します。医師の死亡宣告が出てはじめて「殺人」に罪状を切り替えます。医師が死亡宣告しないと、法律的には被害者は死んでないからです。
人間の身体が物理的に「死ぬ」のと、医師が死亡宣告して法律的に「死ぬ」のは違います。この間の時間がズレることはよくあります。後者は家族の到着を待つ、など医師の意思でいくらでも死亡宣告実施の時間を決められるからです。
40話「殺しの序曲」では、呼ばなければならない被害者に家族や親族は本当にいなかったのか? また、あの天才集団の中に、医師の資格を持った人がいたのでしょうか? 仮にいたとしても、一旦は医療設備の整った病院に搬送する必要はあったでしょう。「殺しの序曲」の天才集団には、そんな非常識で冷酷な恐ろしい集団だったということなのでしょうか?
フローティングチャンバー22コンバージョン。
マグノリア劇場で上映していたのはクリント・イーストウッド監督&主演の「High Plains Drifter」荒野のストレンジャーですかねぇ…
映像技師のホワイト役のチャック・マッキャンですが、白鳥の歌にも出演されてますよね?見間違えでなければトミーの家の庭で白いギターを弾いていた人だと思います。
ベースを演奏している男性ですね?似てますよね!でも別人で、マーシャル・グラントとうい俳優さんだと思われます。
録画しておいたものを昨日見ました
映写機にコインをかませるシーンは・・・遠い昔に見た記憶がありました
さて、サブミナル効果というと
ゴルゴ13でも使っていました。「心霊兵器」
1985年頃の作品なので、本作からヒントを得た可能性があるかもしれません
食べ物はキャビアではなくてオイルサーディンでしたが。。。
結局被害者は本当に浮気してたってことですかね😅 であるならば、被害者と加害者が逆もアリのようなストーリーですね。。。
今回の再放映でも、以前の感想にも書きましたが、トリックは古臭くなり、無理だという事が分かっても当時の時代背景を伝える資料だし(笑)、潜在意識に訴える、というテーマのその後の現代史的展開(笑)が思い出されます。しかし、やはり半世紀を経た今回も変わらないインパクトだったのは、ロバート・カルプ演じるドクター・ケプルの「マッドサイエンティスト笑い」のラストでした。
ノリスが殺された現場に到着さたコロンボ、
吹き替えでは、
「夕飯を食い損なっちゃってね」
ですが、英語では、
「例のヘイワード事件のおかげで、夕飯を食い損なっちゃってね」
って言っておりまして、前回「野望の果て」の後に担当した事件だとわかります。
あのー、情勢有利な上院議員立候補者を補欠選挙開票中に逮捕した大手柄の刑事って、アメリカ国内に留まらず世界中で大変なニュースになり、下手すると、どこに行っても面が割れて今回の事件捜査どころじゃないんじゃないでしょうか? だって考えても御覧なさい。中間選挙や次期大統領選挙の行方さえも左右しかねないような事件を、前回コロンボは解決したんだよ。すごいですねー。
そのくらいの大物刑事になりゃ、ゴルフのマナー違反ごとき、どうってことないですよね…って、ちょっと待て!!! ゴルフ好きな私は許さん!! きっと現役時代マナーが褒められたものじゃなかったジャンボ尾崎さんでさえ許さんと思う(笑)
Wikipediaの「刑事コロンボ」ではなくて、「刑事コロンボの犯人」の頁の方は、確かに面白い。
「野望の果て “Candidate for Crime”」についても、照る民さんのご指摘に関連していると思われる記載がありますね。
・・・・・・本事件はコロンボにとって余程印象が強かったらしく、のちの「意識の下の映像」「第三の終章」では本事件(「野望の果て」)についてコロンボが語るシーンが度々描かれている。・・・・・・
「第三の終章」はともかく、「意識の下の映像」の中で「野望の果て」の話題が出てきていたとは、まったく知りませんでした。
よく皆さんがおっしゃるように、「刑事コロンボ」を深く知るには、どうしても英語台詞をよく確認しなければならないということでしょうなあ。
>どうしても英語台詞をよく確認しなければならないということ
同感です。
たとえば「野望の果て」の最後のシーンで、コロンボの日本語吹き替え決め台詞
「・・・たった今狙撃されたとおっしゃるが、3時間前に掘ったんです。あなたを逮捕します」
この「たった今狙撃されたとおっしゃるが、3時間前に掘ったんです」のところ、
英語原文台詞では、
three hours before you said that somebody. fired it at you three minutes ago.
で、「3時間も前ですよ。3分前に撃ったんじゃないです」と、時計と電話を使った殺人の時間トリックの杜撰さを皮肉っているのです。こういう言語の面白さがスポイルされていることが吹き替えではじつに多く(別に刑事コロンボに限りませんが)、本当に勿体ないなあと思います。
なるほど、なるほど。
犯人じゃ無い方への、コロンボの優しさは沁みますねー。今回の奥さんにも、ジーラ博士にも優しかった。何気に一番好きなシーンです。原作の小説でも『犯人はあの方じゃない』と真犯人に断定する台詞をぶつけたりしてくれますし。
そして、尊大な態度の真犯人に対する啖呵切り! スポックさんへの啖呵切りシーンは最高です。普段の警部からは想像もつかない激しさ!治療中の先生の命を大切に思う価値観が凝縮されています。(あのシーン、もう少し机に『ドカーン』と響かせるSE、無かったのかなぁ、、、)
皆さんが不思議がる、凶器の銃についてですが、
*硝煙反応が出ても、「口径が違う」ため、証拠にはなりません
*口径変換器を処分しなかったのは、銃マニアだから、捨てるのが惜しかったからでは?
あのまま持ち出さないのが安全、との判断もあったかも、ですね。
見つけの山さん みたいなのが居るかもしれないし。
コロンボは上司に「犯人は外に出ていない」とアピールし、凶器が屋内にあると考えていたようですが、その根拠が分かりませんでした。
改めて観ると、コロンボと犯人の対決のやり取りがたっぷり盛り込まれたエピソードですね。ゴルフを楽しんでいるところにまで押しかけて捜査の経過や疑問点をあげつらい、挙句の果てに「私はあなたがノリスさんを殺したと思っているんですがね。」と宣戦布告も辞さない。
また、初期の作品には強請る相手を手にかける展開も多くて、それが新たなサスペンスを生み出してドラマとしての中弛みを防いでいたように思います。そして、犯人にも危険人物の抹殺に乗り出すフットワークの良さがありました。後期の作品群は、単調でどこか鈍重な暗いトーンのものが増えていきました。(新コロンボは1本も観ていませんので、旧シリーズに限った印象です。)
「うちのカミさんは犯罪音痴でしてね。推理映画見てても犯人を当てたためしがないんですよ」(今回コロンボの台詞より)
さすがコロンボ、ご自分の奥様についてのご指摘は鋭い!
奥様はその後「ミセス・コロンボ」でご主人に負けない大活躍を試みられましたが、見事に視聴者からそっぽ向かれズッコケられましたからね。だから言わんこっちゃない!ですよね(笑)。ちなみに「ミセス・コロンボ」の犯人は、初回がロバート・カルプで、第2回が「別れのワイン」のドナルド・プレザンスという豪華ゲストだったのに、私は大昔テレビで観た記憶だけで、内容はほぼ忘れています。余程つまらなかったのでしょう。でも、そうした豪華ゲストを改めて見てみたいので、またいつかもう一度鑑賞したいものです。
さて、今回のお話ですが、銃に詳しい友人に言わせると、45口径の銃から口径変換機を介した22口径は、一般的に弾丸の威力がとても弱いので殺傷能力が低く(その代わり発射音も小さいそうですが)、しかも連射が不可能なので失敗は許されず、単発発射で標的の心臓など急所に確実に命中させて、死んだかどうかをしっかり確かめる必要があるのにそれをせずに、あれだ【け】自信満々に次の行動に移せるのは、余程人を殺し慣れたプロの殺し屋ぐら【い】しか不可能とのことでした。最初の殺人場面、実際に無類のガン・マニアだったカルプにとって、この殺しの場面の演出は、「もう少しリアリティーを出してよ」と口を出したくて、逆に少し【じ】れったくなったのではないでしょうか。
それにしても、シリアスなのに【コ】ミカルなカルプの、鼻持ちならないインテリにもかかわらず何故か憎めない名犯人ぶりには、つくづく惚れ惚れします。カルプの声吹き替えで2020年に亡くなられた梅野泰靖さんも、【ロ】バート・カルプ犯人3部作の中で、本作は話の運びが上手く好きなシー【ン】も多かったと、生前おっしゃっていたとのこと。私も【ボ】ケっと鑑賞しているだけの感想で【は】ありますが、本作品が【最】もカチッと凝縮されてまとまりがよく、伏線回収も無駄無くスムーズだし、二人の会話も面白いので、コロンボと犯人カルプの名勝負の妙という観点では、3作品で一番【高】評価にしたいです。
試しに、このコメント内でサブリミナル効果を実験してみましたが、やっぱり上手くいきませんねえ・・・(苦笑)。
前回「野望の果て」のコメントの続きみたいな話になりますが…。
脚本を書いたステファン・J・キャネルは、他の番組に携わりながらずっと『刑事コロンボ』に参加したいと思っており、脚本家組合がストライキに入ったのを機に本作を執筆してプロデユーサーの元へ届けたそうです。その後、ロバート・カルプがレギュラー出演した中の人気テレビドラマの代表作のひとつ『アメリカン・ヒーロー』(1981~83)の製作総指揮・企画を任されることになります。
以前YC-30さんが話題にされていた傑作SF映画『ブレード・ランナー』も、製作までの間、ハリウッドで大規模なストライキがあり、そのため撮影が9か月できなかったそうですが、その空白期間が、イメージを映像化するための検討期間として大きな意味を持ち、ストライキのおかげで素晴らしい映像が生み出されたといわれていますよね。
あの当時、ハリウッドや米テレビ業界では、ストライキによる中断が「怪我の功名」となり、作品を練り上げていく時間を創出して、いい作品になることが、じばしば有ったようですね。
コロナ禍で映像作品の制作現場が中断しがちな今も、クリエーター達にとっては、その苦境を逆手に取って、じっくりと構想を練り上げる時間が得られる良いチャンスになっている場合もあるかもしれないなと思いました。
そんな事ありませんよ。
な、なんだか、、、コロンボがこれまで以上に魅力的に感じてきました、、、
何だろう、、トムとジェリーより、ジョーズより、圧倒的に好きになってきた気がする、、、あっ!使ったな!!
ミセス・コロンボ>
初回がロバート・カルプ
第2回ドナルド・プレザンス
だったのですね!
>余程人を殺し慣れたプロの殺し屋ぐらいしか不可能
ほんとですね!
先程、Wikipedia「刑事コロンボの犯人」の頁で、今回の犯人バート・ケプルについて検索したら、こんなことが書いてあり、最後のところで吃驚してしまいました。
【人物:心理学の権威で博士号も持つ。宣伝・広告の心理学について多数の著書を持ち、わずか三年間で宣伝の進路を変えたと高い評価を受けている。意識調査研究所を主宰しており、企業からさまざまな販売促進戦略の立案を請け負っている。しかし、その裏では研究所を拡大させるため、妻帯者の男性顧客をキャンペンガールに誘惑させて、その弱みにつけこんで恐喝を重ねていた。プライドが非常に高く、「ケプルさん」と呼びかけたコロンボに対して、わざわざ「ケプル博士です」「ドクターと呼んでほしい」と訂正していた。自信に満ちあふれ、会話も行動もスタイリッシュで、コロンボとは丁々発止の勝負を繰り広げた。極めて冷静で論理的な人間であると自負していて、撃たれた被害者がまだ崩れ落ちない間に被害者の横を平然とすり抜けて行くほどだった。所長室に多数の銃を飾るほどの銃器の愛好家でもあり、被害者の心臓を一発で誤りなく打ち抜くほど銃の腕前はプロ級である。日本語ノヴェライズ版では、ケプル博士はオリンピックの近代五種競技(射撃・フェンシング・水泳・馬術・ランニング)の金メダリストの経験を持つことになっている。】
>ケプル博士はオリンピックの近代五種競技(射撃・フェンシング・水泳・馬術・ランニング)の金メダリスト
それは・・・本当なんでしょうか? 凄い裏設定ですね!
思わずのけぞってしまいました(笑)。
ケプル?
ケルプ?
カルプ?
カプル?
コロンボファンの皆さまは観察力が鋭く、毎回コメント読むのが楽しいです。私も約50年来のファンですがまだまだ新たな発見があります。今回はロバート・カルプのファッションについてです。三作続けて犯人役ですが毎回同じブレザーを着ています。一話中何回も衣装は変わりますがダークグリーンのものに注目です。一作、三作目ではコーディネートも全く同じでベージュのパンツと合わせています。ブレザーの裏地がベージュとわかるシーンもあります。背が高いので格好良いですね。これって製作者側が意図的にしてるのでしょうか。まさか俳優の自前とは考えられないので。。。たくさんの情報が得られるし書き込みもできて最高なブログです。ありがとうございます。
70年代ラバーさん>
これは、とても楽しい発見をされました。
ざっと確認しました。
本当ですね、ちゃんと調べて、記事を書きますね!
70年代ラバーさん、詳しく確認することができました。
本記事に加筆していますので、どうぞお読みください。
早速の確認ありがとうございます。コロンボはほとんど毎日DVDで見ていますのでまた何か見つけたら書き込みさせていただきます。
「サブリミナル効果」を初めて知ったドラマだったので、現在の科学では否定されていますが、当時はかなり驚きましたし、見ていないようで見ているんだな~と感心した記憶があります。
第1の犯行は計画的ですが、真犯人とトリックに気付いてしまった映像技師の方の殺害は悲しかったです。
この作品のノリス夫人も鮮明なブルーアイでした。
4Kリマスターのやり過ぎですかね?
そのせいで、アイリーンさんのお肌の荒れも...女優生命大丈夫だったのでしょうか?(笑)
それから、ジャック・キャシディさん、実はあまり背は高くない?
この作品では、コロンボと同じくらいの身長で映ってます。
他の2作ではシーレット・ブーツ履いてたのかな?
4Kちょっとやり過ぎのような気がします。色が鮮やか過ぎるというか…手持ちのBlu-rayの画質がDVD?と思ってしまうくらいです。ほんとの4Kのテレビで見たら、どんなことになってるんでしょう。鮮明な画質を見ると、すぐに目が慣れてしまいそうで…贅沢なものですよね。
インターネットの情報を信じるとすると、ジャック・キャシデイは178cmだったようです。ピーター・フォークは168cm、10cmは違いますね。第三の終章でジャック・キャシデイ小さかったですか?撮り方とかでそう見えてしまったのかもしれないですね。
4Kリマスタリングは、一旦フィルムを洗浄し、破損した箇所やコマを修正して動きをスムーズにし、最後に色付けしてからデジタル移行します。
まさにディレクターの趣味とセンスにかかってる訳で。
今回のディレクターが小津安二郎ファンだったら、もう少し落ち着いた映像になったかも知れませんね。
先日のNHK~BS版ですが本作を「指輪の爪あと」と比べますと、こころなしかロバート・カルプの声色がちょっと張りが無いと言いますか毒気が抜けてしまったように思えました。
同じようにお感じの方がいらっしゃるか、自分の思い過ごしか気になっており夜も眠れなくなっております(笑)
あさちゃんさん>1年ぶりのお返事となりすみません!
ロバート・カルぷの日本語版は「梅野泰靖」さんが定番で、旧3作は全てこの方です。言われる通り、探偵社ブリマーの頃が一番憎たらしく、ポール・ハンロン、ケプル博士は少しトーンが控え目ですね。
ぼろんこさん
すみません、この投稿、第三の終章に移動出来たら、お願いします。
いや~なんか久しぶりにハマって皆さんが深堀しているので何度も見直しているうちに矛盾を見つけました。
映写技師殺害のシーン。
1、1巻目のフィルムチェンジのタイミングをなぜ知っていたのか?
→アリバイ工作のため事前に映画の内容を理解し上映時間に合わせて
殺害時間をチェンジのタイミングに合わせていた。(勝手な解釈)
2、なぜ手袋をせず犯行を行ったのか?そのあとフィルムチェンジで指紋を残さないのであれば部屋のドアを開けるとき(わざわざハンカチで拭いている)
から手袋をしていれば手間は省けた。
→素手じゃないとフィルムチェンジができなかった。(勝手な解釈)
3、これは無理がある。機械どころか回す2巻目のフィルムにも指紋を残してしまうかもしれない。リールが回ってしまえば指紋はふけない。第一ここにもあそこにも指紋を残しちゃんとふき取ったか疑心暗鬼になり続けるなんて
この犯人の性格から逸脱する。その後の作品「秒読みの殺人」で犯人役の女性は手袋をしてフィルムチェンジをしている。
もしお解りの方がいらしたら教えてください。
私は細かいところは気にしない又は脳内変換しています。
それ以前に気づいていないかも(笑)
技師を殺したカラクリは推理出来たとしても、ドクターが殺したという証拠があるのか疑問です。
犯行のカラクリは推理出来たとしても、ドクターがやったという証拠があるのか疑問です。
返信ありがとうございます
なるほど発見されないという自信があったので
「ほどぼりが覚めてから」という気持ちを優先したのですね。
納得です。
いつも楽しませてもらっています。
ケプル博士、「指輪の爪あと」で左右両手で文字がかけるシーン
がありますが、この作でも「ノリス夫人に、密告電話をかける」
シーン、ダイヤルを左手で回してます。
ホワイト技師から、犯人と指摘されたあと、メモを取る際は右手
ですね。
元々、利き手は左右両方なんでしょうかね。
終盤、コロンボが弾道検査係と話す時に、吹替えの小池さんが「ケプル」を「ケルプ」と言い間違えてました。犯人役は「カルプ」だし、まさか小池さんも混乱したんでしょうか?
本当ですね。
「ケルプの事務所には(拳銃が)2丁も飾ってあったんだ」
とね。
あっ!確かに言い間違えていますね
それと事務所には新しい銃2丁以外にクラシックの銃が
10丁ぐらいありましたがあれが無視な理由はどなたかご存じですか?
「左の2丁以外は、銃としては使えない状態である」ことが感じられる会話があります。
あ、やっぱり、ケルプって言っていたんですね。
私の聞き間違いかと思いました(*^^*ゞ
小さめの声ですが、確かに言い間違えてます。面白いですね。
歌声の消えた海でも、ダンジガーをダジンガーと言う所がありましたね
「夕べダジンガーさんが運ばれた時、水泳パンツでしたかね」だったかな?
サブミナル効果って、商品のコマーシャルに使われるやつですね。
それを犯罪に利用するとは、流石コロンボ!進んでます。
私的には大して効果ないと思ってますが、ドラマとしては面白かったです。
それからロバートカルプさん、声優さんの調子もありますが、フットワークが軽くてキレものと感じます。コロンボの意図も見抜いて、なかなか尻尾を掴ませなかったですが、最後は自分の罠にはまってしまいましたね(笑)
コロンボ氏の手際が良すぎるのがちょっと?ですが、そこはドラマですから深く考えないことにしています。
ケプル博士としてはサブリミ理論が犯罪捜査にも応用できることが証明されたのですから充分に満足されたと思います(笑)
このエピソード、ケプル博士が運転するリムジンに注目した人、多いのではありませんか。
なんか見覚えのあるリムジンだな、と思って調べたら、「死の方程式」で被害者が乗っていたリムジンと完全な同型車、年式まで同じと判明!
(リンカーン・コンチネンタル・エグゼクティブ・リムジン1969年式)
おそらく同じ車で撮影したと思われますが、それにしてもなんでケプル博士はあんな車を愛車にしてるんでしょう? リムジンなんて、オーナーが自分で運転する車と違うでしょ。バックナー社長は部下に運転させてたのに。
あれ? もしや? と思ってIMCDbで調べると、「アリバイのダイヤル」で、コロンボがハンロンを空港まで追跡したシーン、ワンシーンだけ遠景で映ったリムジンが、これと完全に同型!
「アリバイのダイヤル」では、死んだはずのバックナー社長が生き返って球団コーチに就任していることで知られていますが、なんと爆破されたはずのリムジンまで復活していた!?
ハンロン逮捕後はどうやってケプル博士の手に渡ったのか? 配役の他に大道具小道具を具体的に決めるのは監督か製作者の権限でしょうが、わざわざこんなリムジンを起用した意図はなんでしょうね。むしろノリス夫人のキャデラックと入れ替えてたほうが似合ったろうに。
うーん、謎です。まさかロバート・カルプ氏が気に入って、「僕に運転させてよ」と希望したのか?
なお、このリムジンは、「権力の墓穴」「仮面の男」「秒読みの殺人」にも登場するらしい。
まさに、「呪いのリムジン」です。
これは、楽しい発見ですね!
確かにケプル博士とリムジンは、似合わない気がします。
いつか全部写真で比較してみたいです。
当時のアメ車はサスペンションが非常に柔らかく、ボートみたいに上下左右に揺れてますね。
クルマ酔いしないのでしょうか?(笑)
皆様こんにちは。
狙ったターゲットだけがCMデモリールに仕込んだ冷たい飲み物の画像に反応してくれるかどうか怪しいところですが、ロバートカルプ氏の存在感でラストまで楽しむことができました。
ただし、写真のポジを映画に挿入できるかな?とか、ケプル博士の部屋にあった自動拳銃から硝煙反応はなかったのか等、若干の疑問は残りますが。
なお、ノリス夫人役のルイーズ・ラサムさんの顔を見て、マーニーのお母さんだと思い出しました。この少し前のヴェラ・マイルズさんとか、少し先で登場予定のジャネット・リーさんとか、偶然でしょうけどなんとなくヒッチコックとのご縁を感じたりしました。
ヒッチコック ホントだ。
スザンヌ・プレシェットさん、アン・バクスターさん
「第三の終章」「死者のメッセージ」に出ているマリエット・ハートレイもヒッチコックの「マーニー」でマーニーの同僚として出演してますね。
マリエット・ハートレイさんは(私が勝手に思っているだけですが)何となく幸が薄い感じがして大好きな女優さんなのです。
またまた余談ですが、スタートレックの有名なエピソード「タイムマシンの危機」などは彼女のイメージにピッタリだと思っています。
遥かな時空を隔てたロマンスのお相手は・・溶ける糸のメイフィールド医師ではなくて、Mr.スポックです(^^)
私も、彼女の落ち着いていて知的なアメリカ女性といった雰囲気が好きです。
1940年生まれ。Wikipediaでみると、「刑事コロンボ」と同時代の「警部マクロード」「大草原の小さな家」にも出演していたり、60〜70年代は映画、テレビに引っ張りだこだったようです。
「スタートレック」は一度も見たことが無いのですが、再放送などの機会があれば是非見てみたいです。
スザンヌプレシェットさんもヒチコック「鳥」に出ているのをうっかりしていました。
つい最近、NHKBSで史上最大の作戦を久しぶりに観ましたが、エディ・アルバートさんが大佐役で出ていて、ホリスター将軍の現役時代みたいな雰囲気があって嬉しくなりました。なお、同作品にはメル・ファーラーさんも出演してますが、やや上から目線の感じで、これまたノーラ・チャンドラーさんとの会話はどうだったか原語で聴いてみたくなりました。
今日も私のいる名古屋は一日中猛暑で、良く冷えたプロセッコ・ロゼでもいただきたい感じです。
カッシーニ氏ならこんな日には何を飲むでしょうか?グラスに氷を入れたりしたら激怒するかもしれませんね。
ビックリ・・本当に
マー二―のお母さまでした
コロンボ、小学生の時から大好き💕BSで毎週楽しみに、みてます。大体の回みてます。ブログ見つけてからまた別の楽しみです~色んな俳優さんや、何回も色んな回に、出てる人も居たり、ほんと楽しいです。意識の下の映像に出演していた、映写技師の役の方が、大草原の小さな家のジョーンズおじさんの鐘のジョーンズおじさんの役の方と見て、もービックリ😆確かに面影あります😊思ったんですが、たまに少しの間、吹き替えが、小池さんから、石田さんに変わる時ありますねほんのワンシーンとかだけの時ありますので、小池さん声の調子悪かった時だったとかなのでしょうかね。ちなみにピーターフォークが探偵役だった、名探偵登場好きです。
コメントありがとうございます。
小池さんで録音した時代は、日本での放送尺が短かったんです。お亡くなりになった後、長尺で放送できるようになったので、石田さんが代役をされています。
ぼろんこさん 先日はイラストの件で、記憶違いを致しまして、大変失礼しました。お詫び致します。
昨晩もぼろんこさんのブログで予習をさせていただき、テレビを観ました。何気ない一言でしたが、ノリス氏がケプル博士に催促した写真とは、タニア嬢(曲線美の女性?)との密会写真なのでしょうね?一方的な怨みから殺害のパターンが多いなか、この作品は、お互いに嫌いな相手であり、ケプル博士もこの女性と個人的な関わり(でも割り切った関係)があったようで、ノリス氏が犯人だったらなど勝手に妄想を広げたりして(笑)楽しんでいます。
最後の複雑な笑みも味があり、コロンボ作品は何度観ても楽しいですし、奥が深いですね。
タニアは脚線美の女性ではないような気がしますが(笑)
それにしても、何度見ても新しい発見があり、楽しいです。
「新しい発見」は、4Kリマスターによるところ大、かと思います。
画像・音声が素晴らしく鮮明になり、今まで気づかなかった、見えなかった部分が見え、「ああ、現場はこんなだったんだ」と毎回、驚かされています。
(「別れのワイン」のエイドリアンがフェラガモを履いているのも、今回発見)
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我らが「男はつらいよ」シリーズも同様です。
寅さん、実に細かいアドリブやってるんですよ。
こちらも並行して楽しんでる次第です。
50代半ばのオヤジです
久しぶりに見て結果はわかっていましたが楽しめました。
証拠の処分については疑問の余地がありますね。
殺害後は所持品検査や身体検査があるので無理でしょうが
その後自分のオフィスには出入り自由しかも証拠品はあの小ささ
コロンボがひつこくてもまさか「ドガの絵」のように
カバンの中に手をつっこんだりしないでしょう?
川でも海でも投げ捨てれば安心・完全犯罪成立だったのに。
あと銃ですが口径変換機のことはよくわかりませんが事件の後弾道検査をする前に銃や銃口に硝煙がついていたのはわかるでしょう。
この時代の科学捜査でも近々に銃が使用されたことは明らかになると思うのですがその部分はストーリー上カットされていますね。
それでもいつもの状況証拠の積み重ねだけで自白に導く又は犯人がミスリードに失敗して墓穴を掘るより決定的な証拠をつかむいきさつが斬新で面白かったです。たまには「ビデオテープの証言」のような誰もが納得するような一手詰めのストリーもコロンボの醍醐味の一つですね。
つい先日、本文記事を書き換えたのですが、証拠の口径変換機は、電気スタンドの部品にすっぽりハマるような形状で、「口径変換機」を見つけるつもりで、じっくり探さないと見落とすかも…と考え直しました。ですのでケプルは、しばらくは持ち出すよりもそのままにした方が安全だと踏んだのでしょう。ラストシーンで、自分で引っ張り出したので見つかったのだと。
返信ありがとうございます
なるほど発見されないという自信があったので
「ほどぼりが覚めてから」という気持ちを優先したのですね。
納得です。
これと似たような話を、またしてもゴルゴ13で読んだ気がします。
コロンボは色んな作品に影響を与えていますよね。
小学校低学年くらいに初めて
刑事コロンボでサブリミナル効果という言葉を覚えました。
忘れられませんね
ロバートカルプ、
高校生くらいの頃テレビで放送していた『アメリカンヒーロー』にFBI捜査官の役で出演していたので印象に残っておりました。
あとロバートデニーロの映画で
弁護士の役で出演されてたのを覚えております。
正義の味方的な役が多い印象があったのですが、
コロンボで犯人役を3回も演じていたのですね。
「正義の味方的な役が多い」のですね!
今夜見ました。僕は新刑事コロンボシリーズは知ってましたが、初期のは見たことなかったので、毎週水曜日を楽しみにしています。ロバート・カルプは初めて見たのが、「殺人講義」の犯人の父親としてで、嫌みな演技が印象に残ってました。しかし、聞いてはいましたが、古畑はかなりコロンボの影響を受けてますね。毎回どこか共通点がないかを探すのを楽しみにしてますが、今回は、犯人に運転させ、殺人現場に向かうとき道を教えなかったのは、明石家さんまの回でも似たようなシーンがありました。
でも本当にこんなにうまくサブリミナル効果が現れて凶器を確認に行くのだろうか?っていうのは疑問に思いました。
初期の作品は名作も多いので、ぜひお楽しみください。「サブリミナル効果」ね、実際にはあれほど即効性があるのかな?(笑)
今観ると葉巻スパスパでなくゆで卵でもなく現場の食い物をつまみ食いするコロンボ、実にイヤシイ(笑)。ていうか「コロンボ」でないと許されないシーン(笑)。スーパーでのケプル氏のジャケットの黄色が目立ち過ぎますねえ。アナログ時代のトリックのオンパレード。昔、日テレ洋画放映枠で水野晴朗さん「も」解説で映画と写真のフィルムを一つに繋ぐのは無理だと言われてました(笑)。でも2018年の私の感想でも書いてますが、色あせないのはケプル氏ことロバート・カルプの「マッドサイエンティスト」な笑いの演技のインパクトが抜群。心理学的に言うなら(←本気にしないように)犯罪の証拠どうこうより自分の理論が認められた満足感とヒステリーが上回ったんでしょうね。
映写技師のロジャーさん
スヌーピーみたいで観るたびに、クスリ(笑)
....
カルプさん、超多忙の有能ビジネスマンを演らせたら、右に出る者は居ませんな
ただ、それ以外はピンと来ないかな?
先週から全集で1話から順番に見返しここまで進んできました。
ロバート・カルプ出演の3作を見ましたが、一つ共通点がありました。
犯行に結びつくもしくは犯行の前段として女性をスパイ的に利用したアンフェアな行為を行っていますね。それも自身が直接かかわらない色事がらみで。
「指輪の爪あと」ではケニカット夫人をはじめとして弱みを握った女性を情報提供者として
「アリバイのダイヤル」ではその道のプロの女性を逆スパイとして
そして本作では被害者へのハニートラップ要員として。
ロバート・カルプを起用するときに脚本として意識しているのじゃないのかと思いました。
「2度は偶然、3度は必然」という言葉もありますし。
なすほど、そうだ。
調べてみます。
ノリス夫人とコロンボ警部のやりとりは別撮りではないでしょうか?
コメントの意図は分かりました(笑)
このようなシーンつなぎは他にも見られ、別撮りではない気がしました。
ロバートカルプ3回目の犯人役としての登場で、コロンボとのすさまじい知恵比べが展開され、見応え十分です。ゴルフ場でコロンボがカートを運転して登場、その後カルプはプレーを続けながら、火花が散るような口論の応酬の挙句、コロンボに珍しくあなたが犯人だと思っているといわしめる(「溶ける糸」以来?)。カルプの運転で映写技師殺害の現場に一緒に向かう場面では、コロンボに、「右か左か」と尋ね簡単には罠にはまらない。最後はコロンボがカルプの18番サブリミナル効果を逆手にとって追い詰め、印象的なラストシーン。動機の弱さや、口径変換器をいつまでも隠してる不自然さなどの弱点がさほど気にならないほど、魅力に満ちた傑作かと思いました。
なるほど、深いご感想ありがとうございます。1票加算します。
なかなか面白かったが肝心の犯人の動機がいまだによくわからない
サブリミナル効果を用いて「被害者を犯行予定位置へと誘導する」という趣旨のトリックが奇抜で楽しいです。 コロンボによるトリックのかけ返し解決もスマートな感じ。
雑感 : この作品きっかけで、カセットテープの使い方などを家族に確認しました。 一発の初期化出来ないんですねアレ。 だから犯人はわざわざ録音し直して、元にあった自分のアナウンスを消去する必要があったわけか、と僕だけが遅い理解…… 知りませんでした。
雑記 : 昨日BSで放送された映画 「ヒンデンブルグ」 (1975) の原作スタッフにリチャード・レビンソンとウィリアム・リンクがクレジットされていて、ちょっと「おおっ」てなりました。 いつか機会があったら誰かにシッタカ語りをしてみようと思います。
楽しいコメントありがとうございます。カセットテープの件、そうなんです。当時は上書きのように録音して消していました。
オープンリール、ソノシート、カセットテープ、マイクロカセットテープ、DAT・・・記録媒体の変遷を目の当たりにできた私は、昭和40年製のJJI。
BSスペシャル投票第17位。潜在意識に訴える、というのはアメリカでもCMに潜在意識に訴える映像は禁止なる法律ができたことがあったそうですし、日本でも報道番組に何を思ったか、そういうことをやったことが話題になったことがありました。でも今となっては古臭くなったトリックですね。テープレコーダーも同様時代の変化を感じます。でも当時の風俗を伝える?ドラマですね。車も大型だしw。ゴルフカートを運転するコロンボも笑えますし、今でもインパクトあるのは、演出よりも名優ロバートカルプの演技。ラストのマッドサイエンティストな笑いが全部持って行った(笑)。
最後の笑顔ね(笑)
ぼろんこさん、
楽しいブログをありがとうございます。
実は私、英語版のDVDフルパッケージ(30数枚)を入手しまして、字幕(英語しかありません)に頼って数秒おきに止めながらコロンボを楽しんでおります。
前もってストーリーを確認するためにずっとこのブログにお世話になっております。みなさんのコメントも大変参考になります。
私もなぜすみやかに口径変換装置を処分しなかったのか理解に苦しみます。また口径を22に変換できても、コルトガバメントの撃針では22口径のリムファイアの弾丸は打てないと思うのですが。
(25口径の弾丸なら、コルトガバメントと同系の弾丸がありますので発射できると思います)
ところでコロンボが図書館から借りたケブル博士の本が、スーパーマーケットのバックヤードにいたときは4冊だったのに、売り場での会話のシーンでいつのまにか3冊になり、しかも売り場の台の上でテープレコーダーの下敷きにしたとき、一番上の本の背表紙か黄色から緑になりまた黄色に戻っているるように見えます。
このような発見もコロンボを見る楽しみの一つです。
口径変換装置のお話、専門的な分野で勉強になりました。本のお話は、類似したエピソードが他にもあるようで、この時代のテレビドラマは、そんなもんだと思いますね。
犯行を準備するシーンから始まるのも好きな理由です。
指輪の爪あとも大好きなのですが、本作もなかなか楽しめました!ロバート・ガルプはいい俳優さんですね。
第一の殺害現場に誰か来てもおかしくなかったという危うさや、なぜ口径変換器を早く処分しなかったのかという点については同感ですが、全体としてまとまっていて、ロバート・ガルプや映像技師のホワイトの演技やキャラの良さも相まって、最後まで楽しく観れました。
個人的に、コロンボがゴルフ場にカートで現れて、カートに乗ったまま犯人にまとわりつくシーンがすごく笑えました!
口径変換器…そんなものあるんですね。調べたら、Caliber conversion sleeveとかいうらしい。
いろいろ殺人のトリックにつかわれてよさげなのに、私はコロンボでしか見たことないですね。
コロンボに出てくる車はかっこいいものばかり
石油危機前後の作品なので大排気量で大型のアメリカらしい車で車種を調べるのも楽しみの一つであります
映写技師の殺人現場に向かうケプル博士とコロンボ
殺人現場を告げずに運転させる狸親父なコロンボがたまりません
凄い駄作でビックリした。
コロンボってコロンボに解決させるために(そうじゃなきゃ推理モノにならないけど)
降って沸いたようにネタを与えたり一応それなりに頭が良い(ハズの)犯人が
後半になるにつれ馬鹿になってそれまでの犯人像が崩れるミスをさせたり
ってパターンが多いけどこの回は酷すぎる。
ホワイト映写技師の存在感が
何とも言えず、すごく好きです!
中学生の時に、観たころ初めて
「潜在意識のカット」に驚いたのを、
今でも、良く覚えています。
Youtubeに日本テレビで放送された際の水野晴郎さんの解説と、翻訳の額田さん、演出の左近允さんのインタヴューがアップされていますね。こういう機会が在ったんだ…!この時代我が家にゃヴィデオも無かったから観ても残しておけなかった。
ロバート・カルプ、バート・ケプル博士。語呂似ですな。
「そりゃ分かりませんな」など、ケプル博士の高慢な言い方がサイコーです。
拳銃の硝煙反応を調べるべきでした。
コロンボは一話完結で観るべきで、全体の回に一貫性や整合性を求めるべき
ではないと思います。それを求めると、おかしな世界観になりますから。
とはいえ、重要証拠となる硝煙反応や通話履歴などは共通にしておいてほしい。
状況としてあるにも拘わらず、回ごとに扱ったり扱わなかったりです。
夫人を犯人に仕立てるあたりの工作は、とても雑な感じがした。
コロンボのほのめかしが、どぎつい。
第二の殺人=ホワイト殺しのアリバイが全く分かりません。
2巻目始まりは7:30で終わったのが8時5分前なので、犯行はその間に行われた。
コロンボは、コインが落ちてなかったという。それは2巻目をかけ替えたのは、
ホワイトではなくケプルの証拠だという。
それが何なの??。
ケプルが2巻目を替えたのなら、少なくとも7:30には殺害現場にいた事になる。
潜在意識のカットがメインテーマでも、その周辺もシッカリやってほしい。
トレモニさん>最後の「にやっ」とする表情ですね。
すぴっつさん>子どもの頃に見た時には、かなり感動しました。大人になって見返したら…ま、穴にも気づきます(笑)
トリックは奇抜で面白いですし、犯人像も強烈。いい作品だと思います。ただ、いつでも処分できたはずのあの決定的証拠をずっと隠したままだったというのは迂闊すぎてどうしても引っかかります。というわけで、ぼくの中では傑作に一歩及ばずです。
なんだか病的な終わり方だった。犯人は、気でもおかしくなったのかな?。
自分の理論が自らの犯行の証明になってしまった。
罪の悔恨の念よりも、自らの理論の実現に喜びを感じたのだろうか。
ロバート・カルプも反省するタイプでは無さそうです。
大野さん>カルプはゴルフが下手。笑えますね。でもゴルフ場で見せる「彼のずるさ」が可愛く描かれていました。
子煩悩さん>亡くなったんです…。舶来のキャビアですが「一瓶80ドル(約29000円)」です。
カルプ氏、のっけからスマートでかっこいいですよね。
冷静で抜け目のないインテリ、コロンボ的な犯人の典型を作った名優だと思います。5年前にお亡くなりになってたんですね。残念です。
しかし、いくらおなか空いてるって言っても、キャビアだけモリモリ食べてうまいんでしょうか。
その辺も含めてコロンボ刑事なんでしょうが。
毎晩、仕事で疲れた身体を休めながらコロンボ満喫しております。
そして、見終わったらぼろんこさんサイトのエピソード欄を確認。
至福の10月でした(笑)
しかし、カルプさん、ゴルフはド素人でしたね。
スイングがダサすぎる。
事前に腕前を確認して人選してほしかったですね(苦笑)
タップおばさん>21作中の3作で犯人役ですから、凄いです。
ロバート・カルプが扮するバート・ケプル。
ロバート・カルプは銃のコレクターで、
犯人も何個も銃をコレクションしている。
早いスパンで3度ものゲストスター出演を誇る。
コロンボスタッフのカルプ氏へのリスペクトを感じる作品です。
ジミー頁さん>コメントありがとうございます。細かいご指摘、感銘いたしますー。検証のためもう一度作品を見直そうと思います。本文でも書いていますが、このホワイト映写技師、僕はとても好きです(笑)
やじろべえさん>コメントありがとうございますー。犯人のトリックをコロンボが再現し、それに犯人自身がひっかかった…という、スカッとしたエンディング。初めて見たときは、ほんと感動しました。
しばらく前にみたので詳細は忘れてます。
本記事中にも書かれているように、リスキーな犯行だと感じました。
本当に喉が乾くかどうか、「賭け」の要素を私は感じます。まあ、犯人の読み筋通りに殺害が行われますが、まさか、コロンボに読まれているとは夢にも思っていなかった。そんなドンデン返しの心理を描いた作品でしょうかね。
こんにちは。
某サイトで見たんですが、ホワイト氏が仕込んでるはずのコインが落ちなかったからフィルムをセットしたのは博士だ、という設定には無理があるようですね。
というのも映写機は二台あり、ホワイト氏は2巻目を既にセットしていたはずだからです。
博士がフィルムをセットしたなら話は辻褄が合いますが、ホワイト氏がギリギリまでフィルムをセットせずにほっていたことになり、ちょっと無理がありますね。
それより私が気になったのは、フィルムが後半だったから博士のアリバイが成立する、という下り。
博士が殺人を犯してからそんなに早く事務所に戻れたのでしょうか?車で移動するくらいだから時間がかかるのではないでしょうか?
と思って調べたら、ノベライズ版では死んだホワイトになりすましてノリス夫人に電話で話すというトリックまで使って死亡推定時刻を遅くしたらしい。その辺の細かい描写を省略されると混乱しますね。他にもありそう。
とっしーーさん>ロバート・カルプは良いですよね~。今回は、ラストシーンの顔が、面白いですよね。
ロバート・カルプ、好きな俳優さんの1人ですな~^^
説得力ある声や態度、「アリバイのダイヤル」に雰囲気が似ていて、好きな作品の1つです。
違う点は、カルプのキャラクターですね。
今回の、冷静沈着で頭がキレる感じが好感持ってしまって・・
最後は捕まらなければいいのにっと、なぜか犯人目線になっていました(笑)
第一話の「殺人処方箋」の感想に似ていて、なぜか犯人を応援したくなり、逆にコロンボを
嫌いになりそうな(笑)
どうやら、冷静な犯人物に弱い様です(苦笑)
車のシーン、何気ないシーンでしたが、とても秀逸で素晴らしいですね!!(´ー`*)
ついつい場所まで行きそうな感じでしたが、さすがカルプでした。
キャビア・・食べたいですな~~(笑)
ァ ‘`,、(‘∀`) ‘`,、
こういっては何ですが、今回のコロンボは犯人に負けていたと思います。
状況証拠や証言、刑事のカンで目星は着けますが、決定力にかけるのと、犯人いわく「僕の手法を取り入れたから解決した」感がありましたね。
狂四郎さん、コメントありがとうございます。「どっちへ曲がれば」…ですよね!犯人がすでに疑われていることを自覚しているという設定でして、とても面白いシーンでした。
「口径変換装置」を放置した件ですね。確かに…そうなんです。40話「殺しの序曲」では、同様の設定で、公園のゴミカゴに捨てるシーンが上手に描かれていました。
本作では「サブリミナル」の逆手で、犯人を特定するというシナリオ上、証拠をそのまま残しておいたのですかね。リスクはあるにせよ、見つかる前に口径変換装置を処分した方が良かったですね。
小学生の頃にNHK総合でこの作品を見て、サブリミナル効果なるものに非常に感動したことを覚えています。総合評価として「傑作」とまではいかないと思いますが、大好きな作品の一つです。ホワイト氏殺害現場に車で向かう際、運転するケプルが「どっちへ曲がればいいんだ?まだ現場がどこだか聞いてないから教えてくれ」というシーンなんか、目立たないけど、実にいいネタだったと思います。これは「古畑任三郎」で明石家さんまが犯人役を演じたエピソードで、そっくりそのまま使われていました。
ところで、初見の時から30年以上にわたって疑問なのですが、なぜケプルは口径変換装置をさっさと捨ててしまわなかったのでしょうか?事件当日はランプシェードの中に隠しておくとして、翌日以降、さっさと始末しておけばよいものを。物的証拠がこれしかないから、ストーリー展開上の都合で放置させたと解釈すればよいのでしょうか。ご意見を伺えれば嬉しいです。
ステレオさん、コメントありがとうございます。「塩辛いキャビア」の件、勉強になりました~。次回はここに注目して見てみます。また楽しみがひとつ増えました!
塩辛いキャビアは被害者が来てから別室で被害者だけに与えていました。塩辛いキャビアを被害者以外が食べる機会は全くありませんでした。