いろんな意味でね…異色作。

もう普通に作れなかったのかも…

5話「ホリスター将軍のコレクション」は別としても、当時の制作陣には「同じようなものを繰り返し作れない」という大きな悩みもあったのではないでしょうか。

5話「ホリスター将軍のコレクション」
犯行の目撃者を味方に引き入れてしまうという、強引なテーマです。5作目にしてすでにこの様なアイデアが実現したことは、凄いと思います。スザンヌ・プレシェットが演じる「ヘレン」さんが女性からも人気が高いようです。

14話「偶像のレクイエム」
犯人が誰?というより、犯人が殺したかった人物は誰?という、ポイントがデーマとなった作品。作品としての格調はそれほど高いとは感じませんでしたが、見れば見るほど奥が深い‥だと思います。

65話「奇妙な助っ人」
マフィアに殺されるより、殺人犯として逮捕されるほうがマシという、ラストシーンは「こ、こんなのアリ?」って、感じですね。でも犯人役のジョージ・ウェントは、ぴったりはまっていましたし、楽しい作品に仕上がっています。旧作にも「ハッサンサラーの反逆」みたいなラストシーンもあったしね。

69話「虚飾のオープニング・ナイト」
21世紀(2003年)に製作された最後の作品。前作「奪われた旋律」が2000年、その前の「復讐を抱いて眠れ」が1998年の作品。このあたりの作品は、もう1話多くコロンボを見られた「プレゼント的な作品」かもしれませんね。それぞれに良い味を持っています。

加筆:2022年8月14日

▼残念作へ続く