- 犯人役ゲストスター「ジョージ・ハミルトン」の特集記事。
- ウェイド・アンダース 「メルセデス・ベンツ・560SEC」
千両役者:帰ってきたジョージ・ハミルトン
人気司会者のウェイド・アンダースが同業者のバド・クラークを殺害。犯人がテレビ業界の有名人、被害者が犯人の過去を知って脅迫、追いつめられた犯人が殺害といった王道のど真ん中をゆく作品。しかも、犯人役には「ジョージ・ハミルトン」を起用。ということで、背景は文句なしです。
原題と邦題
原題の「Caution: Murder Can Be Hazardous to Your Health」は、タバコのパッケージ側面に書かれた(一般的な)注意書き「Caution: Cigarette Smoking May Be Hazardous to Your Health」を文字っています。この「警告:喫煙は健康に害を及ぼす可能性があります」の「Cigarette Smoking May」を「Murder Can」に置き換えているのです。要するに「警告:殺人は健康に害を及ぼす可能性があります」MayをCanにしたのは、少し語気を強めたのか?何か意味がありそうですね。ですので番組名(邦題)の「犯罪警報」にもつながるニュアンスんですね。私は呼びやすい「犯罪警報」の邦題が気に入っています。
大文字と小文字
刑事コロンボの原題はすべて「大文字」なのはご存知の通り。ですので「CAUTION: MURDER CAN BE HAZARDOUS TO YOUR HEALTH」となります。バド・クラークはこの「オールキャップス」スタイルでタイトルを打っていました。それに対し、ウェイド・アンダースは(ほぼ)全ての単語の頭を大文字にする「タイトルケース」を好みました。これは「タバコの注意書き」と同じ手法だという皮肉もあるのでしょうか?
犯行トリックに関しては、全然駄目でした~
自分が刑事でも「吸い殻の不自然さ」は見逃しませんね。犯人のアンダースは、死に至った被害者クラークに対し「だからタバコはやめろと言ったんだ」的な台詞を吐きますが、実は「タバコの知識に疎いくせにタバコを殺人に利用した」ことが命取りだったというオチですね。
特に印象的なのがコロンボ警部から「ニコチンのシミがフィルターについていない(つまり煙草を吸わない人による工作)の怪」を指摘されるシーンでの顔。半開きの眼で自らのミスを後悔する表情はとても良いです。
ダンディな犯人とヨレヨレ刑事の対比
ウェイド・アンダースの紳士ぶりとコロンボ警部の身なりの対比も面白いです。これは旧作20話「野望の果て」で、上院議員候補ヘイワード氏とのシーンを思い出させます。
バド・クラークの逆襲
恥ずかしい過去は、いつかバレたような気も…
ポルノ映画に出ていたことで脅迫される犯人ですが、ビデオ屋の主人もその事実を知っているので、クラークの口を封じでも、やがて明るみになったでしょうね。もう少し頑張ってくれたら、初期作品に匹敵するほど好きになれたと思います。
初期作品風の見所が多い作品
冒頭の劇中劇シーンは、コロンボの物語の一部だと錯覚させる仕掛け。14話の「偶像のレクイエム」を思い出しました。パソコンの出力用紙の指紋に対する発見は、10話「黒のエチュード」のタイプ用紙の一件を思い出しました。監視録画は30話「ビデオテープの証言」。そういう意味では、初期作品を思わせるような見所が多いです。
テレビ局はKRVA 3
56
57
犯罪警報のテレビ局は「KRVA 3」です。これは56話の「殺人講義」でラスク教授の殺害シーンを放送したテレビ局と同じです。また、59話「大当たりの死」で「ロト番組」が始まる直前にチラッと映る、3チャンネルのニュース番組もこの「KRVA 3」です。
ディレクター「マキシーン」
KRVA 3の女性社員
インタビュアの東洋系女性
検死医のジョージ
監督:ダリル・デューク
脚本:ソニア・ウルフ・パトリシア・フォード・エイプリル・レイネル
音楽:ジョン・カカヴァス
ウェイド・アンダース:ジョージ・ハミルトン(声:小林勝彦)
バド・クラーク:ピーター・ハスケル(声:麦人)
マキシーン:ペニー・ジョンソン・ジェラルド(声:高乃麗)
検死医ジョージ:スティーヴン・ギルボーン
リサ:マリー・チャンバース
リンダ:エミリー・クロダ
加筆:2023年12月17日
かつては農薬にも大量に使用され、人間には少量でも致死量に達するほどの猛毒性を持つ硫酸ニコチンは、特異臭のある微酸性褐色液体で、火災時に刺激性、腐食性及び毒性のガスを発生するおそれがある物質で、硫酸ニコチンを混入させた紙巻タバコを少し吸いかけただけでも、被害者が「これはおかしい!」と気付き、吸うのをやめそうです。
一方で、硫酸ニコチンをほんの少量を燃焼させた場合、煙に有する毒性への信頼性と安定性は、今度は液体時と比べてどれほどでしょう? 私が殺人犯なら、本作のような殺害方法は、リスクがありすぎて怖くて出来ません。
ニコチンを使用した殺人事件で比較したいのは、アガサクリスティの作品『三幕の殺人』です。ニコチンは単体では精製すると匂いが消え、かつ猛毒になる物質で、その無色無臭の精製ニコチンをカクテルに混入して被害者を殺害するという方法には、ニコチンという物質への精緻な知識に裏付けられ、説得力があります。
アガサクリスティの元々の職業は「薬剤師助手」で、調剤師の資格を持っていて、その職業経験から「毒薬」の知識に精通したと言われていて、彼女の小説には、その専門知識が散りばめられた毒殺トリックが多いというのは、特に薬剤師のかたがたの間では、わりと知られている事実のようです。
アガサクリスティが時代を超えて『刑事コロンボ』を監修することが出来たなら、18話「毒のある花」も54話「華麗なる罠」も57話「犯罪警報」も、少なくとも有毒物質が絡んだシーンについては、各段に説得力が増したことでしょう。
自由研究です。
54話「華麗なる罠」のコメント欄で、私は、
【長い『刑事コロンボ』シリーズの中で、「植物の毒」が重要だったエピソードは、上段コメントで話題のヴェラ・マイルズが犯人役だった18話「毒のある花」と、本作「華麗なる罠」の2作品だったように記憶しています】
と大見得を切りましたが、よく考えれば、本作の「ニコチン」を忘れていました。
ニコチンは植物(タバコの葉)からではなく、人工的に製造することも容易に可能らしいです。実際に、医薬品やの製造においては、人工的に合成されたニコチンも使用されているようです。
ただし、今回殺害に用いられる化学物質は、正確には「硫酸ニコチン」。硫酸ニコチンの製造方法を調べますと、タバコの葉から抽出されたニコチンを使用することが多いようですが、現状、実際のところどうなのかは調査しきれていません。
比較として、参考までに、18話に出てくるウルシオールの場合ですが、ウルシオールは自然界に広く存在し、植物からの抽出が比較的容易であるため、合成するよりも植物から抽出することが一般的らしいです。ウルシオールの抽出や単離技術は既に確立されており、医薬品や化粧品(まさしく18話「毒のある花」!)などの製造に利用されているそうです。理論的にはウルシオールを人工的に合成することは可能ですが、実際には植物からの抽出が一般的で、その効率とコスト効果の観点から合成よりも好まれる場合があるそうです。
また、54話「華麗なる罠」のジギタリスの場合、ジギタリスの主要な有効成分は、デジトキシンで、デジトキシンは、基本的には植物から抽出されますが、理論的には人工的に合成することも可能で、実際、化学合成法を用いてデジトキシンを人工的に合成する研究が行われているそう。これにより、デジトキシンの供給を安定化し、医薬品の製造において安定性や品質を確保することができるとのこと。しかし、デジトキシンの化学構造は比較的複雑であり、合成が技術的に難しい場合があり、また、デジタリス植物からの抽出が効率的かつ経済的であるため、合成するよりも植物からの抽出が一般的らしいです。総じて言えば、理論的にはデジトキシンを人工的に合成することは可能ですが、実際の医薬品製造においては、通常は植物からの抽出が、まだ主流なようです。
以上、複数の文献からの調査した中間報告でした。
※ デジタリス植物とは、ジギタリスのことです。
倒叙法やっぱりいいですよね~犯人が殺しの仕掛けをするシーンもコロンボらしさがすごく出てますね。ジョージ・ハミルトンもバタ臭い(当たり前)イケメンで、よいです。
私にとってバド役吹替えの麦人さんと言えば、『名探偵○ナン』の目暮警部。そう思ったら警部の声にしか聞こえなくなりました・・・原語ではバドの今際の際の「I can’t breeze」が胸が痛いです。
鑑識のDr.ジョージ、今回登場シーンが多くて、相変わらずいい味を出しておられました。
本筋には関係ありませんが、コロンボってペットサロンでもカフェでも歯医者でもどこでも、”Lieutenant”呼びされてるの面白いですね。有名人がサインするのにファーストネーム訊いても「Lieutenant」(笑)
◯ナンの目暮警部の声は、麦人さんではなく茶風林さんです。
大量喫煙者がタバコによって心臓発作を起こしたように見せかけた犯行。
これが作られたのは1991年ぐらいだとすると、まだカリフォルニアでは屋内喫煙自由に出来たんですね。1994年に屋内職場禁煙法が施行されているので、これ以降コロンボも警察署内で葉巻吸えなくなったのでしょうか?
葉巻、プジョー、レインコートがコロンボの3点セットですから葉巻吸えない世の中になれば「刑事コロンボ」も終わりです。コロンボも果たして最終作まで吸い続けられるのでしょうか? 最終作は2003年ぐらいですか?
私は残り9話見ていないのでここにも注目しています。多分吸ってるんでしょうね。
今回は、植木の刈り込みのシーンをうっかり流してしまいました。
「だまされたコロンボ」は、壁を工事しているのを見て、
ああなるほどここに埋められるのか、とすぐにわかりましたが。
映像にせよ小説にせよ、関係ないシーンがわざとらしく出てきたら勘づきますけど、
今回見逃したのは、馴染んできたのかそれとも私が慣れたのか、ですかね。
新作、面白くなってきています。
「殺人講義」のように、犯人が若いのもいいですけど、
やっぱりこちらの方がコロンボらしいですわな。
劇中パソコンが至る所にありますが、軒並み旧式の邪魔くさいディスプレイなのが時代ですねえ。時代と言えば、非喫煙、嫌煙はより明確に(そもそも原題が煙草の箱の注意書きなんだから)、昼間っから水のように飲酒するシーンもすっかりなくなってます。
ミステリーとしては動機は今観ると弱いと思いますし、証拠隠滅もパソコン時代としては不徹底だな、と。その割に綿密なアリバイトリックを作り過ぎた。それ故にコロンボも凝り過ぎる罠を仕掛ける必要もなく、アリバイを破るのに不自然は少なくすっきりとしていますが。
ところで、「実際の未解決事件を再現ドラマにして視聴者から情報を募る」というフォーマット、聞いたことあるような、と思ったら、「America’s Most Wanted」という番組が実在してたんですね。1988年開始。おお、間違いない。しかもそっちの制作はFOXだ。ユニバーサルじゃない。おお、商売敵をモデルにしたのか。なんと野心的な。91年当時は大人気番組として、あっちはしっかり放送中だったんだから、そっちの実在司会者さんは気を悪くしなかったのかな。本来、映画解説者とはこういう点を日本の視聴者に伝えるべきなのに、全然やってくれないどころか、解説者自体が消滅しましたね。
昔はテレビ出演者には権威を感じたものですが、素人同然どころかヤクザ以下のゴロツキが珍しくもなんともないことが隠しきれなくなり、テレビ局の権威が消滅したのは悲しむべきなのか、そうでないのか、私にはわかりかねています。
>本来、映画解説者とはこういう点を日本の視聴者に伝えるべきなのに、全然やってくれないどころか、解説者自体が消滅しましたね。
思い出深い映画解説者と言えば、淀川長治さん、荻昌弘さん、水野晴郎さん…子供の頃、毎週放送されていた「〜曜ロードショー」。映画の前後の僅かな時間に聞く彼らの解説は、見所が分かるだけでなく、見終わった後心地よい余韻を残したものです。亡くなってから久しいですが…一流の文化人でしたね。
彼らのような解説者は今は居ないですね。後継者不在だったのか、或いは映画自体、解説を必要とするものが少なくなってしまったのか?
いずれにしても残念です。
水野晴郎さん、特に好きでした。
70年代旧作の見どころが「バカでかいアメ車」だとするなら、90年代新作の密かな見どころは「日本製品」だと私は思っています。旧作時代も日本製カメラが何度か登場しましたが、この回は突撃取材班のベータカムがしっかり映るのに加えて、スタジオのテレビカメラにも「FUJINON」のロゴが見えるんですね。屋上で手にしてた双眼鏡も、もしかしてフジノンかも。フジノン双眼鏡は、船乗りとかその道のプロから評価が高いと聞くから。それともニコンかな。ニコンもプロ向きの製品を昔から出してます。
それに加えて、なんと言ってもVHSテープが重要小道具として登場するのが、我々世代には懐かしくてたまりません。あれも日本企業が開発して、世界を制した規格だったんですね。日本の製造業が世界の頂点に君臨していた時代があった。それを過去形で言わなけりゃいけない。それが悲しくてやりきれない。
私は小道具や風俗を見るのが好きなので、ドラマの中の”日本”を見つけるのも楽しみの一つです。
> 日本の製造業が世界の頂点に君臨していた時代があった。
> それを過去形で言わなけりゃいけない。それが悲しくてやりきれない。
ほんとにそうですね~半導体もしかり。ノーベル賞も30~40年前の貯金で取ってるようなもんですし、人材は海外に流れるし、嘆かわしいことです。
なお、当時我が家はSONYのβマックスでしたが(^_^;)
私は小道具や風俗を見るのが好きなので、ドラマの中の”日本”を見つけるのも楽しみの一つです。
> 日本の製造業が世界の頂点に君臨していた時代があった。
> それを過去形で言わなけりゃいけない。それが悲しくてやりきれない。
ほんとにそうですね~半導体もしかり。ノーベル賞も30~40年前の貯金で取ってるようなもんですし、人材は海外に流れるし、嘆かわしいことです。
なお、当時我が家はSONYのβマックスでしたが(^_^;)
ウェイドが犯行後、灰皿の吸い殻を「持参した吸い殻」とすり替えたのは、
灰皿の灰から毒が検出されることを警戒したため。
「死への脱走」の印刷を置いたのは、1日4箱もタバコを吸うバドへの皮肉です。
バドへの嘲りのつもりが、墓穴を掘ってしまいましたね。
脚本を書いたピーター・フォークの人脈に近い3人の女性は、本作の前、ほぼプロの脚本家としてのキャリアは皆無だったそうですが、このころから一段とに脚本不足に悩まされ続けていたフォークが、その持ち込まれた脚本を磨き上げ不足のまま採用し、使用したそうです。
新シリーズにまつわるエピソードの記事を読むと、「慢性的な脚本不足」という言葉がこれでもかというくらい出てきますが、あれだけ映画産業で有能な人材が集まるハリウッド近郊で、もう少し何とかならなかったものかと、不思議に思います。「シナリオ・コンテスト」とか「一般シナリオ公募」などを開催して、審査の上、最優秀作品を書いた人には、それに相応しい賞金を出すなど、何かもっと良い知恵は無かったものでしょうか。
それでも、本作も「コロンボ愛」さえあれば、十分に楽しめた作品でした。
コロンボの製作エピソードを描いた本”Shooting Columbo”によると、実際の舞台裏はもっと込み入っていたようです。
簡略化して紹介すると、ピーター・フォークの”executive assistant”をつとめていたエイプリル・レイネルという人物が、ボスのために脚本を提供しようと、つてなどを使って元女性警察官を含む2人を加えたチームをつくり、まずメキシコからの不法移民が被害者というアイデアを提出。しかし、ボスのフォークは「被害者や犯人はもっと目立つ地位の人物じゃなきゃダメ」と却下。
次にチームは、FOXが製作していた”実話に基づく犯罪再現ドラマ”にヒントを得たストーリーを考え、フォークに巧みに売り込んで気を引くことに成功。採用が決まると、今度はフォークや他の関係者がいろいろ意見や注文をつけてきて、さらにレイネルと他の2人のソリがあわなくなり、と、すったもんだあったようです。そうした中でも、製作総指揮のジョン・エプスタインは素人の2人に親切に接していたそうですが、実際の製作が始まると、彼は白血病の悪化で戦線離脱を余儀なくされたとのこと。
ということで、この本の記述が正しければ、脚本を担当したのがプロではないことが確かだったものの、持ち込みを無批判に採用した、というわけではなさそうです。ストーリーを磨き上げる力自体が、当時の製作陣には欠けていたといえそうですね。
ちなみにフォーク自身が提言したのが、ダンサーたちが踊るところにコロンボが出てくる場面と、犯人が過去に出演したポルノ映画にエロチックなシーンを入れることで、後者についてはボスのひと声に沿った内容を脚本チームが書いたものの、結局はそうした場面はほとんど使われないことになりました。何だかトホホ、という感じですね。
この作品、この週末にもまた見て見ようかと思いますが、かつて見た時は、ジョージ・ハミルトンが「5時30分~」とは別人のように年齢を重ねていたことと、とはいえ相変わらずカッコいいので、もっと彼を生かしたストーリーにできなかったのかと感じたことを覚えています。
う~む、ご教示いただいた内容を拝読しますと、何だか全体的に「船頭多くして船山に上る」といった感がありますね。
>ジョージ・ハミルトンが「5時30分~」とは別人のように年齢を重ねていたことと、とはいえ相変わらずカッコいいので、もっと彼を生かしたストーリーにできなかったのか
まったく同感です。
tempus fugit 様のコメントが興味深い内容ばかりなので、新シリーズは、ストーリー自体より制作の裏事情を想像するほうが、ずっと楽しくなってきました(笑)。
「船頭多くして船山に上る」
” Too many cooks spoil the broth.”
「料理人が多すぎると、スープがまずくなる」
録画を視聴後、こちらを訪問するのがルーティーンになっています。確かに偽装工作はガバガバですが、犯人のキャラが魅力的だし新シリーズではかなり好きな作品でした。
だいぶ以前のコメントにありましたが、終盤近く「コロンボが犯人の机のメモに目を止める」シーンは、大文字と小文字が入り混じるタイトルにピンと来たということではないでしょうか。
hiroyukiさん、コメントありがとうございます。
犯人の机のメモ>「Fugitive Kills Federal Marshal」というタイトルの文書。大文字小文字っているのは、仕事主の要望や、本人の好みの問題で決まります。かなり大きい区別要素ですよね。
この作品に1票追加いたします。
原題の「Caution: Murder Can Be Hazardous to Your Health」について。
最初は変な題名だなと思いましたが、犯人のウェイドが事務所でタバコに細工をしている時、タバコの側面に書かれた注意書きに「Caution: 」から始まる注意書きがあり、これをもじったのかと妙に得心がいきました。
愛犬Dogさん>まさにその通りです!本文に加筆します。
犯人が小細工のしすぎですね、奥の方に当たりを仕込んだタバコの箱にすり替えるだけ、にしても良かったのに。
タバコの吸殻を持ち込んですり替えたのは毒の効果が表れるまでの時間が良く分かっておらず、従ってどの吸殻が毒入りのものか把握出来なくなると思ったのでは?(怪しまれないように目印等も付けなかった)たまたま1本目が毒入りだったので必要なかったですが、咄嗟に手順を変えられなかったのかも。
犬の爪あとに関してはコロンボが良くやるでっち上げではないかと思いました、犬の爪程度で車のボディがそんなにはっきり傷付くか以上に、劇中でも見られた様にカシカシ引っ掻いたらあんなにキレイに左右一回ずつの痕が残るというのは考え難いですし犬の足が掛かっていたのはほぼガラス部分でしたから。
そしてこれもありがちですが綿密に計画を立てた筈の犯人が犯行現場付近で目撃される可能性を全く考慮していません、行きに見つかった場合その時点で未遂なら次の機会に改めて実行ということも可能ですが犯行後だったらどうするんでしょうか。
・初期作品風という評がありましたが、コロンボかみさんが遂に登場と思いきや「あれ、さっきまで居たのに・・・」で登場せずじまい、というのは「歌声の消えた海」 を思い出しました。
・冒頭のクレジットも白の字体から旧シリーズ風の黄色字体になっていますね。
灰皿で毒入りのタバコの灰が混じって、そこから成分が検出されたらって思ったのかなあ・・・布で拭いてたし
でも先の方しか吸ってないですよねww
プリントアウトしたり、タバコを指に挟んだり、演出が過剰っつーか
だったら灰皿のタバコの本数だけマッチも使っとかなきゃね
本作も初見でしたが王道の倒叙で面白かった。Gハミルトンもさすがの犯人の貫禄でした。コロンボも今回はねちっこく「もうやめなさい」と言いたくなるのは久しぶりでした。犯人はヘマで余計な工作をし過ぎたのではないかと思いました。皆さんご指摘のたばこのすいがらのお粗末。毒の入ったタバコを手から取って持ち帰るだけで良かったですよね。吸い殻い取り換えるのは全く不必要だし、死への逃走の原稿も不要だったのではないか、意味がよく分かりませんでした。そもそも殺す必要は無かったなあ。自分からコクって謝っちゃえばよかった。いずれはポルノ屋から暴露されてしまったでしょうし。
コロンボの犯人役の人が有名になっているって何か凄い&やばいですねえ。
犬のひっかき傷って驚きです。
ダンディな犯人とコロンボのダサさが対比されていました。
冒頭のビデオ画面の犯人役がジョージ・ハミルトンにチョイ似で、おっ若いなーと思った別人でした(笑)。
進行は概ねコロンボ的で安心感が有りましたが、犯人の偽装がダメすぎて佳作には届かないかな。
特に最期の決め手は弱いですよね。
コメント有りましたが、ジョージ・ハミルトンがもったいなかったです。
それと、フロッピーディスクやビデオテープをケースに入れないのが気になりました。
フロッピーは3.5インチなので、5インチほどではないですが、ケースに入れたほうが良いと思います。証拠物件なので。
全体的に締まらない話と感じました。
・犯人がなぜ吸っていないたばこを犯行現場に持参したのか。被害者に吸わせた煙草を回収するだけ良いでしょう。
・被害者がデスクの上でメモ(Escape To Deathでしたか)を見ながら死んでいるように見せかけたのも「なぜ」って感じです。心臓発作ならどこで死んでもおかしくないし。それとこのメモも何で犯人がフロッピーを持っていき現場でプリントする必要があったのかも謎です。
・コロンボが犯人のテレビ局のオフィスの机の上のメモ(逃亡者が保安官を殺すとか英語でかいてあったもの)をじっと見ていたのも謎です。すじと全く関係ないような気がしますが、私がなにか見落としたのでしょうか。
脇役も含めて出演者の皆さんが好演技なので楽しめましたけど。
現場でプリントした理由は、おそらくプリンタの癖から捜査が進展するのを防ぐためだと思われます。
最近のインクジェットプリンタやレーザープリンタはともかくとして、劇中に出てきたようなドットインパクトプリンタは印字に癖(プリンタ毎の個体差)が出るものです。文字の擦れや濃淡の微妙な違いなどですね。
これはタイプライターの時代から続く『印字トラブル』で(ドットインパクトプリンタの印字原理はタイプライターとほぼ変わりません)、逆にこれを逆手にとって、遺言のような書類の真贋や殺人現場に第三者がいたかどうかといったトリックあるいはトリックを見破るカギとして昔から外国のミステリで使われてきました。
確か、ケン・ウェバーの『5分間ミステリ』でも「どうだい、遺言は確かに親父のタイプライターで作られたものだぜ」などと嘯く人物が出てきたように記憶します。
.
長々と書き連ねましたが、そういう背景があって、犯人はプリンタから足がつかぬように現場で印刷したものだと考えます。
(もしかすると別の理由かもしれませんが…)
あと、被害者がデスクの上でメモ(Escape To Deathでしたか)を見ながら死んでいるように見せかけたのは、以下のようなことを考えていたのではないかと考えますがどうでしょうか。
・もし心不全だと判断された場合
→Escape To Deathは原稿のネタであり、それを見ている間に偶然心不全を起こして死んだと警察では考えるだろう、と犯人が読んでいた
・司法解剖の結果、煙草に入れた毒が検出された場合
→Escape To Death(死への脱出)をわざわざ机に置いたのは『遺書』であり、何かがあって服毒自殺したと警察は考えるだろう、と犯人が読んでいた
つまり、どちらにコロンボ…もとい、どちらに転んでも警察は殺人とは考えないだろうから、自分に捜査の手が及ばない(そもそも殺人事件にさせない)ためのトリックだったのだろうと、思うのです。
いかがでしょうか。
解説ありがとうございます。
Escape To Death の内容が英語なのでよくわかりませんが、ネタともとれるし遺言ともとれる文章ならそうかもしれません。なるほどです。しかしそのような文章まずはないと思いますし、犯人がそこまで頭脳明晰では無さそうなので、シナリオに難ありだと思います。
「ホリー・ヒューストン」関連の考察、とても面白く読ませていただきました。
後日、本記事に加筆いたします、ありがとうございます。
1970年代に「Debbie Does Dallas」というアメリカで大ヒットしたポルノがありました。
Holly Does Houston はそのパロディかと。
なるほどです。検索したらWikipediaにもページがありました。Dallasはテキサス州のDallasですね。元ネタ作品はD-D-Dと頭韻を踏んだタイトルで、それをもじるため、Dallasの代わりに同州の別都市Houston、韻を合わせるためにHollyとした、と。放映時91年にアメリカの大人ならすぐピンと来るのでしょうね。日本なら例えば古いですが「洗濯屋**ちゃん」とか「左から右から」とかあれば、はは~、とわかるような感じでしょうか。
車の事故のシーンですが、コロンボがバックした後そのまま進めばいいのに、なんでアンダースまでバックするのか気になります。
どうでもいいことだけど、コロンボとは車では会いたくないな笑
いくらなんでも運転が下手すぎる笑
何度も車をぶつけそうになるコロンボに思わずイラッとさせられましたが、後で犬の爪痕を発見する前振りだったと知って納得しました。
原題が「Caution: cigarette smoking may be hazardous to your health」をもじっているのは、なかなかイイなと思いました。日本だとたしか「健康を損なうおそれがありますので吸いすぎに注意しましょう」でしたね。今では世界各国もっと直接的な文言になってますが。
邦題の「犯罪警報」の方が、ぼろんこさんの言われるようにおさまりが良くてしっくりきました。
今でいう黒歴史、ただのポルノ出演ならなんとか挽回できたかもしれませんが、相手が未成年だと、やはり犯罪追求番組のアンカーとしてはどうしても避けたかったんでしょうね。
今回は旧作に近い感じで楽しめました。
なるほど。
「指輪の爪あと」ならぬ「犬の爪あと」なんですね!
「殺人講義」の大学生二人組は人間のクズ、「マリブビーチ殺人事件」の犯人は度を越した女たらしだったので、過去の弱みを握られて恐喝を受けた人気司会者が万全のトリックを駆使したつもりで殺人偽装をするという今回のストーリーは旧シリーズの面白さが蘇ったようで、偽装&偽証を見破るコロンボの鮮やかな絵解きも三点もあり、見終わった瞬間に「新シリーズをここまで見続けて本当に良かった!」と心から思いました。
被害者はなんか下劣な人間に見えて、「キャリアを断ち切られた被害者の無念は計り知れない!真相を究明し、必ず!ホシを!挙げる!」って感じでは全くなく、コロンボも最初から犯人の目星をつけていそうで安心して見ていられました。
ポルノ出演と言えば、すでに引退していたレーガン元大統領にも不遇時代に出演した作品があるようですが、スキャンダルには発展しませんでした。あまり品性の感じられない被害者は命を奪う価値もなさそうで、動機が今ひとつ弱いような気がします。出演した作品の「ホリー・ヒューストンを総なめ」ってタイトルの意味が分かりません。ホイットニー・ヒューストン? 最初に聞いた時に卑猥な意味を感じ取れなかったので、殺意を見抜くのに少し時間がかかりました。原題と邦題(?)の興味本位な解説、どなたかお願いします。
監視ビデオによるアリバイ作り、決め手になるはずなので注意深く見ましたが見抜けませんでした。コロンボが「爪」と言ったのを、ビデオテープの上書き防止のための操作のことを言ったのかと思いましたが、はるかに単純な容疑者の見落としでした。コロンボの乱暴な運転による事故シーンは強引すぎます。犬の爪痕の観察のため故意に事故を起こしたなら、修理代はテレビ会社のポケットマネーではなく、コロンボの重大過失として警察に請求するべきと思いますが、もしかしたら犬の爪痕に気づいていて隠蔽したい意図があったのかもしれません。
「ホリー・ヒューストンを総なめ」ですが、こういう理解に困る時は原題に当たるのがよろしいかと。
原題は「Holly Does Houston」で、「ホリーはヒューストンとヤる」が概ね直訳となります。
※Doにはセックスするという意味もあります。日本語でも『する』『やる』『致す』なんて婉曲表現がありますよね
コロンボは殺人を題材にしながらも流血描写が(一部を除き)控えめであり、そういう意味でも18禁ではないので、日本語に訳すときにボカしたものと想像します。
それにしてもなぜ中黒(・)なんだろう。原題を見る限りホリーとヒューストンは別の人を指しているのに、邦題だとホリー・ヒューストンという一人の人に見えてしまいますね。
ポルノの原題は「Holly Does Houston」となってましたね。ホリーと言う名前の少女がヒューストンでxxしまくった、ということで「ホリー、ヒューストンを総なめ」の方が良かったんじゃないかと思いました。「ホリー•ヒューストン」では氏名みたいですから。
私も下世話な興味から、どなたか英語の詳しい方に教えていただきたいです。
ポイント5倍さまと被ってしまいました。すみません。
でも同意見で安心しましたw
やはり王道の倒叙法が良いですね。楽しめました。先週と違い少し地位のある人が追い詰められてしまうという過程がどちらの味方というわけではないのですが飽きずに見ていられます。それに今回は誰にだって触れられたく無い過去があるというネタですから同情もできます。
ぼろんこさんも書かれていますが、タバコの吸い殻は不自然になってしまいましたね。毒入りを取り上げて処分するだけで良かったのになぜ灰皿ごと工作したか疑問です。私もタバコは苦手なのですが、始めに4本吸い殻を作るために同時に燃やしているだけで煙で倒れてしまいそうでした。
余談ですが、パーティのシーンでドレスシャツをコロンボが褒めたあとに、ハミルトンがイタリア製、と言ったのに対してコロンボは原語では「ワタシのは韓国製」と言ってますね。時代と訳の配慮を感じます。
犯人をワザとイラつかせてボロを出させてみる策。雑談の中で身についた知識として…。切手になった最初の俳優がグレース・ケリーだったとは?^^ その後コントみたいな衝突事故で「見たかった傷」を見つけたコロンボさん。
とにかくハミルトンさんが出るとやはり落ち着きます。
「犯罪警報」を「緊急事態宣言」中に観る(と書いてみても別にシャレにも面白くもならないですね)。
今回改めて観ると、ジョージ・ハミルトンが掛けてる眼鏡ちゃんと度が入っているんですね。と妙なところに関心。だからどうした、と言われると困りますが。ベテラン名優の彼とピーターフォークのやり取りは呼吸もぴったりユーモア十分で安心して観られます。「5時30分」の時は喫煙に使ったライターから始まり。今回は非喫煙者の役でやはり煙草から始まり、というのは意図的か、時代の変化か、とにかく対照的。
あら相棒w「ドッグ」もちゃんと?出てたんですね(笑)。
度付きのハミルトンさん・・・同じく妙なところに
私も関心しました(笑)
今は当たり前の防犯カメラ映像。当時も捜査の決め手になってたんだぁ。
若かりし頃の自分の周りにはVHSを買える人間はごくわずか。ましてや録画するカメラなんて…
録画した映像を題材にできるとは当時って最先端のドラマだったんだね。夢中になって見てた理由のひとつだったんだと今頃気づいた次第です。
それにしてもジョージハミルトンはカッコいい!
個人的にはいまいちな回でした
いつの間にか終わってたみたいな(笑)
前回の殺人講義が見応えあった分落差が・・・
あたみおんせんさん>「これからも再放送される限り観続けます!」素敵です!!
minaさん>それは露出狂の変態おじさんの身なりと似ているというギャグだと思います。
こんにちは。
コロンボがビデオ店に行った際、コロンボと同じようなコートを着た男性が「今夜が楽しみね?」と声をかけてきましたが、あれは何だったのでしょう。
入店する前に女性から声をかけられてコートに言及してる所もあり、そのコート姿が関係しているようにも思えるのですが、いまいち理解出来ません。
ご存知でしたら教えていただきたいです。
全作品鑑賞概ね3巡しています。
しかしトシ(s26生)のせいか何回観ても新鮮です。
先日BSで本作品を観ましたが(4,5年ぶり)イントロの殺人シーンでその後の展開の記憶がほとんど失せていました。
それもそのはず本筋とは関係無かったのですね。(後半でウェイド番組として登場・・・ウケ狙いだったのか?その割にあまりインパクト無し)
それはそれとして改めて観るとツッコミどころはちらほらありますね。
・いくらウェイドが禁煙者とは言えフィルターに唾液が付くくらい解りそうなもの。オソマツな工作。
またそんな小細工煙草を死体の指に挟ませるとはなんとも滑稽!
・気鋭のキャスターにAV男優の過去、の設定もいささか苦しい。AV店長だけでなく監督・スタツフ等々気づく人はヤマほどいるはず。
・防犯ビデオを編集したアリバイ工作も稚拙。現在ほどハイテク解析技術が無くても編集跡は容易にバレるはず。
また「植栽」で時間の矛盾を衝くが前フリ(職人登場シーン)がミエミエ。
・犬の爪跡にしても車のボディを傷つける威力があるのか疑問(科学的に)
と、なんだかんだ難クセをつけましたが理屈抜きで楽しめるのが「コロンボ」です。
いくら怒鳴られても疎まれてもしつこくねちっこく犯人に付きまといオトリありハッタリあり何でもアリの総攻撃でマィッタと言わせ一件落着!
これからも再放送される限り観続けます!
※トシを重ねるほど新鮮さは増すでしょうから・・・汗
NICOTINE SULPHATEは、硫酸ニコチンというらしいですが、
そんなに簡単には入手できないでしょう。ウェイド人脈で可能かな?。
NICOTINE SULPHATEを含んだタバコの煙を、バドはウェイドの目の前で
はき出しています。ウェイドは二次被害を避けた方が良さそう。
昔は農薬として売っていたので比較的簡単に手に入ったんじゃないですかね。まぁ手に入ったからと言ってそんな簡単には毒殺できないだろというのはドラマではよく言われるところですが。
「ホリー・ヒューストンを総なめ」って、バドの言い方がウケる。
特に「総なめ」のところの節回しはサイコー。
それと、クビがとぶというジェスチャーで「ぱっ!」というところ。
「ぱっ!」と「ばっ!」の間だが、これ以上ない絶妙の表現だ。
自分でもやってみたが、全然できません。
双方、こんなに的確なジェスチャーと音声や節回しはないね。
ビデオ編集でイタズラした人って、たくさんいるでしょうね。
バド・クラークの家へ行ったことのある人だって、大勢いそうです。
で?、それが何だって言うのかな??。
冷静に考えれば逮捕理由にはなっていない、全然ね。繰り返すけど。
ウェイドにしてもバドにしても、番組の総責任者・総指揮官の役割に見える。
ウェイドは化粧をしてもらいながら、警察や地方局への対応指図をしている。
バドはニュースアナでありながら、ニュースネタの編集や決定権限を持って
いるようだ。そんなことが可能だろうか?。普通は違うでしょう。
もしバドが、個人的な恨みによって11時のニュースでウェイドがAVに出て
いたと明かしたら、KRVAのドル箱番組をつぶすことになり、スポンサーは
怒り狂って、バド自身は業界から締め出されることになるだろう。
ウェイドは、バドから脅迫されたあとで、思い切ってサルツバーグへ相談
すれば良かったのではないだろうか?。どうかな?。
サルツバーグは、ウェイドをMCのまま据えておくことのリスクを考慮して、
ウェイドをフェードアウトさせるだろうから、やっぱりダメか。
これですよこれ!って感じの倒叙形式の話
旧シリーズのような安定感で見ることができました。
最後のコロンボのセリフがいいですね。
車をぶつけたヨレヨレ刑事にこの駄洒落を贈ります。
軽事故コロンボ。
お粗末!
色々と内容にケチをつけていますが、実は、好きなエピソードです。
一言でいえば、分かり易いからです。
衝撃的なシーンで始まり、動機やトリックは明瞭、コロンボの捜査進捗も明確。
ヒネリが無いし、一直線で進んでいるという感じです。
コロンボの追及に犯人もあわてます。そして観念させてしまいます。
旧シリーズからあるオーソドックスなコロンボなので、その点評価できます。
ビデオテープの編集が証拠になるか?。
もちろん怪しさ満点ではありますが、決定的な証拠ではないですね。
前の投稿と重なりますが、犬の引っかき傷についてはバド・クラーク
の家へ行ったことを認めれば良いだけです。
内緒にしていた理由は、バド・クラークの家へ行った事を認めれば
仕事柄、良からぬ事を言われる可能性を恐れたからと言えばいい。
いつ行ったか?。何カ月も前でいいのです。全然余裕ですよ。
トレモニさん>裁判では逆転可能…ですね!その後(逮捕後)の、アンダースも見てみたい。
証拠が弱すぎるよ。
バド・クラークの犬の引っかき傷だなんて。
家に行ったことさえ認めれば済む話で、内緒にしていたのは
なんとでも言訳け可能。
そんな薄い証拠で観念する方が負けですね。
裁判では逆転可能。
タップおばさん>「ジョージ・ハミルトンの無駄遣い」に笑えました。
そう、殺害する意味が全くない。
それはテープが「売られていたもの」だという時点で思いましたが、ウェイドはそれに気付かなかったんでしょうか?
だとすればバカすぎますね。
旧シリーズ中でもトップ3に入る冷血漢、コリアーを名演したジョージ・ハミルトンの無駄遣いとしか思えない雑な脚本でしたね。
るてなんとさん、コメントありがとうございます~。「過去を公表する選択肢あり」ですね~。それにしても、ゲスト俳優のジョージ・ハミルトンがとっても良いと思います。他の人だったら、もう少しつまらない作品になっていた気がします。
ミステリーというより、「ウェイドが追い詰められていく過程」を見る作品としては、悪い作品ではなかった気がします。
ただ、ウェイドは「過去を公表する」という選択肢もあった気がします。
殺人の動機としては弱いです。それに、バド亡き後に、もしかしたらバドの友人のビデオ店店主が暴露していた可能性は十分ありますし。
ジョージはヘビースモーカーを演じた「5時30分の目撃者」と違い、今度は嫌煙者でした。
この正反対さも案外面白かった気がします。
ロン傘の岸田今日子さん最高っ さん、コメントありがとうございます。そうなんです。今後ウェイド・アンダースが、この秘密漏洩の恐怖より逃れる方法はありません。
しかしダーティなイメージは、彼のキャラクターにとって致命的。潔く引退すべきでした。それで「世間から復帰を望まれれば…あわよくば」って感じだと思います(笑)
たぶん犯罪を暴かれい…と本気で思ってしまったのですね。それこそ「警報」を鳴らすべきですね(笑)
ですよね! お前の秘密を知っているのは俺だけだ、俺さえ黙っていればお前は安泰だ、そのかわり見返りをよこせ、というのが脅迫。一方、本作では、既に複数の者がウェイドの過去を知っているし、バドはウェイドにそのことを告げてもいる。つまり、脅迫そのものが成立していない。秘密が秘密でなくなっているし、バドは脅しに使えるカードを、はじめから一枚も持っていない訳です。こうなると、むしろ有利なのはウェイドの方でしょう。開き直って電撃記者会見、自分の過去もバドの悪事も、あらいざらい全部ぶちまけて、視聴者に判断をゆだねる。支援する声も沢山あがるだろうし、番組も続けられるかも知れない。あえて殺人を犯す理由が、よく分からなくなってきました。