41話「死者のメッセージ」

Try and Catch Me / 1977
人気女流ミステリー作家の「アビゲイル・ミッチェル」が「ヨットの事故で亡くなった姪」の夫エドモンド(チャールズ・フランク)を殺害。今回は金銭的な利害ではなく、姪が死んだ責任はエドモンドにあると推理したアビゲイルが、その復讐を企んだもの。

ゲストスター のルース・ゴードンが素敵!

この作品も過去に見たときの印象がとても強かったです。まずゲストスターのアビゲイル・ミッチェル役:「ルース・ゴードン」が、素晴らしかったです。小柄な女性ですが、その小柄さと独特の仕草があいまってとても可愛らしく描かれていたと思います。
アビゲイル・ミッチェルはミステリーの女王「アガサ・クリスティ」がそのモデルになっているという説があります。
コロンボ警部が講演会のスピーチでも語っていますが「時には殺人犯を尊敬し、好意を抱くこともある」とは、まさにこの話のアビゲイル・ミッチェルを指しているのではと思われる程、お互いに敬意を表しながらストーリーは進みます。どこか19話「別れのワイン」に共通する雰囲気を持っている作品だと思いました。飛行機での旅行や、窒息死などの類似点もあります。

マリエット・ハートレイも魅力的

22話「第三の終章」にも出演のマリエット・ハートレイが演じた秘書のベロニカもとても良かったと思います。ゲストスターの犯行を見抜いて恐喝する脇役はたくさんいますが、「殺されなかった」ことも、この作品を美しく感じさせる要因となっています。この点も「別れのワイン」に通じますね。

大草原の小さな家「父さんの秘密」

大草原の小さな家のシーズン2・19話「父さんの秘密」(1976年)。魅力的な未亡人「エリザベス・サーモンド」役でマリエット・ハートレイを見ることができます。本作の1年ほど前だと思われ、ほぼ同年齢。美しく優しい女性として描かれています。2020年の4K再放送でこれを見られたことは、とても嬉しいことです。

計画殺人モノとしての醍醐味

シリーズ中最も人気の高い「別れのワイン」は計画殺人ではありません。その点、この作品ならではの楽しめる点も多いのです。冒頭のベロニカとの会話のシーンでは、エドモンドが金庫から大声を出しても外に聞こえないテスト。そして、ストップウォッチを覗き見する時の表情も見逃せません。

弁護士のマーチンは鋭い

また、遺書にサインした直後に「不審な死をとげた」エドモンドですが、抜群のタイミングで起きたこの事件に対し、弁護士のマーチンは「最初からアビゲイルが怪しい」と睨んでいたと思われます。旅立つ直前(犯行直後)に、金庫の前に立っている彼女と遭遇していますし…。船で口走った意味深な言葉はダメ押し的でしょう。

エドモンドの車のキー

ベロニカが「エドモンドの車のキー」の入手後、しばらくはアビゲイルの様子を伺っているのも、上手いな〜と思います。そして自ら恐喝に打って出ました。予期せぬ出来事「エドモンドの車のキー」の処理について、アビゲイルは2回キーを捨てるチャンスがありました。最初は犯行直後、2回目は警部の犬の散歩で出会った埠頭。推理小説の巨匠でも、生身の人間の行動においては、冷血な判断ができなかったのでしょう。キーは捨ててしまった方が良かったのです。

コロンボ警部の刑事哲学を感じました。

事件解決のエピソードはここでは語りませんが、ラストシーンで「特別扱いしてもらうわけではないが、この年だし、害のない人間だし…」と、見逃して欲しい…とすがるような態度を示すアビゲイルでした。ここでコロンボ警部が「先生も私も立派なプロですから」と諭した場面は、深く心に残るものです。コロンボにしてみれば、その動機から考えても同情したい気持ちは大きいのだが、「プロとして見逃すことはできない」ということでしょう。それはまた「殺人を扱う作家の完全殺人計画」が失敗に終わったことを認めた今、責任から逃避しないことを彼女に求めたのだと思われます。

ナイチンゲールはサヨナキドリ。

犯行の準備をするシーンで「何か聞こえる?ナイチンゲール?」のくだりがありますが、ナイチンゲールはサヨナキドリで鳴き声が美しい小鳥。「墓場鳥」とも呼ばれるそうで、コロンボ警部と初対面の日「警部がピアノでThis Old Man」を弾いた後、バーク刑事がドアを開けたシーンなどで庭から聞こえてくる鳥の鳴き声が、そのナイチンゲールなのでしょうか。

アビゲイル・ミッチェル邸。

ネットで調べたら「アビゲイル・ミッチェル邸」らしき場所の地図が見つかった。おぉ、ベロニカから恐喝をほのめかされた庭らしき形状がわかります。本当だろうか…。個人宅かもしれないので、いたずら行為等は厳禁です。

バーク刑事B

バーク刑事Bは「ジェローム・グアルディノ」。この41話を皮切りに、43話「秒読みの殺人」や、47話「狂ったシナリオ」と多用されています。

32話「忘れられたスター」で射撃テストの身代わりになる俳優です。この人の他にもトッド・マーティンの演じる「バーク刑事A」が存在します!

「死者のメッセージ」は、音楽も素敵なんです。

YouTube「アビゲイル・ミッチェルのテーマ」をパソコン演奏で再現しています。この作品が持つ「上品さ」はそのBGMの音楽性も大きく影響していると感じます。「アビゲイル・ミッチェルのテーマ」とは、私が名付けた呼び名です。音楽もお好きな方は、こちらもご覧ください。(*ご注意:YouTubeへのリンクは音が出ます!)

▼関連記事
– 美しい音楽とともに展開する「死者のメッセージ」

監督:ジェームズ・フローリー
脚本:ジーン・トンプソン、ポール・タッカホー
アビゲイル・ミッチェル:ルース・ゴードン
秘書ベロニカ:マリエット・ハートレイ
エドモンド:チャールズ・フランク
マーチン弁護士:G・D・スプラッドリン

加筆:2020年8月6日

“41話「死者のメッセージ」” への63件の返信

  1. 「I was murdered by AbigaiI Mitchell 」を犯人に読ませるラストシーンは衝撃的です。死を目前にした被害者の叫びが聞こえて来てこの作品を味わい深いものにしています。

  2. 昨夜ぼろんこ残念会でイチオシ宣言したエピソード。
    なんと言ってもアビー(と呼ばせて下さい)がチャーミング!
    「見逃して」と発言しても許されるキャラはどんなだろうか、という所から出発して作られた回だと解釈しています。

  3. (実は今まで)私はこの作品を観るたびに上手く形容出来ぬ不満を持っておりました。
    殺人小説の大御所であるはずのアビゲイルが極めて無様な隠蔽工作しか出来なかったことと
    高齢等を理由に逮捕の見逃しを請うからです。
    〜コロンボのシリーズ中、犯人の往生際が悪いのはこの作品だけのような気がしています。

    先日、やっと解釈を変えることが出来まして
    「アビゲイルは殺人をネタにした、ただのお茶目なエンターティナー作家」であり、
    コロンボが諭したことで初めて「現実を受け止める本当のプロ」となった・・・・と。
    彼女の財力からしてすぐに保釈金を用意するのでしょうが、
    今後は獄中からもっと慈愛に満ちたストーリーを生み出すことを期待して止みません。

    余談ではありますが、弁護士役の
    G・D・スプラドリンはゴッドファーザーⅡの
    ギーリー上院議員として印象に残っています。
    チョッと腹黒さが滲むところが共通項ですね。
    実際にも弁護士の経歴があるようなので
    それが役に立っているのかもです。

    1. 往生際については、確かにそうです。
      でも、鍵の指紋とか、ベロニカ、弁護士との関係なども含め、
      「アビゲイルの可愛さに吸収される」気がします。
      ゴッドファーザーⅡ=情報、ありがとうございます。

      1. 往生際が悪かったのは、相手がコロンボだからですよね。

        アビゲイルが、港でコロンボにバッタリ出会うシーンで、姪を亡くした残念なお気持ちお察ししますと言ったコロンボに対して、「わたし、貴方が大変好きになってきましたよ、コロンボさん。優しい方なのね。」と彼女は言っています。

        人の苦しみを理解してくれるコロンボだから、見逃してくれるかもしれない、と。
        コロンボは全てを受け入れてくれるのではないかと思わせる包容力があります。

        しかし、コロンボはプロとしてそれは出来ませんとはっきり断りました。その辺のメリハリがまたコロンボの魅力だと思います。

        1. まさこ さま
          コメントありがとうございます。
          ご指摘のシークエンスを再見してみました。

          確かにコロンボが「若い人をなくすのは心中お察しします」と言っているのは本当に心がこもっていました。
          あえて申し上げてますと、アビゲイルの「優しい方なのね。」という台詞に対してコロンボが「アテにはなりませんよ」と言っているのは単なる照れではなく結末を暗示していると感じております。

        2. まさこさま

          ぼろんこさん宛の返信コメント(ヨレヨレコートはハードボイルド小説のオマージュ?)をまさこさんの返信欄にアップしてしまいました。申し訳ございません。

          1. あささん

            そうなんですよね。コロンボはお察ししますと言いながら、同時にアビゲイルに犯行の動機あり(姪の事故のことでエドモンドを恨んでいる)確信していたのでしょう。
            なので自分を優しい人間だというのは「当てになりません。」と言って、彼女に牽制をかけてきたということなんでしょうね。

            あささんのおっしゃる通り、アガサ・クリスティをモデルにしたと思われるミステリー作家の割に、車の鍵についてすぐにバレるような嘘をついたり、最後の往生際が悪かったり、間抜けな行動が見られますね。
            でもコロンボに出てくる犯人たちって、完璧な完全犯罪をしている人はごく僅かな感じがします。コロンボが、ボロを発見してくれるので分かるんですけど(笑)

            1. まさこ さま
              重ねての返信コメントたいへん嬉しく思います。

              お返事に味をしめてではありますが、本作での感想を追加しましたのでご披露させて頂きます。

              コロンボはフランスものに弱い~エドモンドの靴を気に入ってフランス製と決めつけてしまう。プジョーを長年乗っているのもそのせいと思っています。

              また、本作冒頭・海岸でのアビゲイルとエドモンドの会話シーンでは2人の対峙を馬を使いながらきれいな左右対称で表現しています。トリッキーな表現ではありませんが、昔に見たフランス製の某化粧品のコマーシャルフィルムのようで印象に残っています。

      2. ぼろんこさん
        お返事ありがとうございました。
        私も憎まれくちは叩きましたがアビゲイルの可愛さには共感しています。

        この作品の結末には
        いつになくハードボイルド小説のようなコロンボのストイックさを感じております。
        もしかしたら、ハードボイルド小説のトレードマークであるトレンチコート(笑)に対するオマージュがヨレヨレのレインコートではないでしょうか。

        1. 40作を過ぎたあたりで、ささっと良い数作品が並びます。私はこの時期の作風もけっこう好きですね。

      3. ぼろんこさん

        ぼろんこさん宛の返信コメント(ヨレヨレコートはハードボイルド小説のオマージュ?)をまさこさんの返信欄にアップしてしまいました。申し訳ございません。

        1. いえいえ、気にされないでください。コメントを自分で取り消したり・編集したりできない仕組みですので、申し訳ありません。

  4. 「もし、あなたが姪の事件を捜査してくれてたら、こんな事にはならなかったでしょうね」
    ロス市警の管轄外だったのか?
    それとも、クレイマーかウィルソンが担当して「明らかに事故ですね」で解決させてたのか?

    1. コロンボはメキシコ旅行中だったのでは?事件発生年表を作らないとわかりませんが、時期的には可能性があります。

  5. ぼろんこさんが傑作に選んでいたので、心待ちにしていた作品でした。ルース・ゴードン演じたアビゲイルがユニークで味のあるキャラクターでした。当時ルースは80過ぎでしょうから、犯人役では最高齢でしょうか?すばらしい演技でした。本作での見所のひとつは、コロンボの即興スピーチではないでしょうか。彼のプロとしての仕事へのアプローチが短いスピーチに表現されていたと思います。ベロニカも弁護士もアビゲイルが犯人だろうと知っていたのでしょうが、二人ともそれを露骨には出さなかったのが興味深いです。

    1. コロンボのスピーチは「間がいい」です。
      ベロニカと弁護士の対応は、アビゲイルを愛しているからだと感じます。

  6. 意味深いコメントが多く、軽々しくお返事できずすみません。正月休みに、もう一回見てお返事しますね〜。

  7. 犯人アビゲイルさんのお茶目なキャラクター、海辺の大邸宅、庭園、美しい音楽…観ているだけで、夢のような気分にさせてくれます。
    ベリーダンス教室に聞き取りに行ったコロンボのはにかんだ笑顔も、とてもキュート。

    コロンボは犯人と仲良くなりながらも、時々、牽制するような発言をする場面があり、プロ意識を感じさせます。

    コロンボと犯人との心の交流、殺害方法などは「別れのワイン」と似ていますが、個人的には前述の理由で、こちらの方に軍配をあげたいと思います。

  8. 現在放映されているNHKBSベスト20を観た後に、必ずこちらのブログを拝見しています。とても素晴らしいブログで、楽しさ2倍3倍になります。一言お礼が言いたくてこちらに書き込んでしまいました。ところで、この「死者のメッセージ」では舞台となった邸宅が素晴らしく、事件そっちのけで、花柄のソファーやカーテンなどに目が釘付けになってしまいました。

    1. 嬉しいコメント、ありがとうございます。私もこのお屋敷が気になりまして、調べたことがあるのです。記事本編の「アビゲイル・ミッチェル邸」というリンクをクリックしてご覧ください。例の庭も確認できます。

  9. 疑問点。エドモンドは窒息死との事ですが
    犯人のミッチェルはヴェロニカに翌朝金庫に原稿をしまう指示をしてるとのこと。
    ミッチェルはいくら防音金庫で密閉度が高かったとはいえ割と広い金庫ですし何故確実に長くても半日程度で窒息死すると確信出来たのでしょうか?
    もしエドモンドが翌朝死んでなかったらどうするつもりだったのでしょうか?
    警察でも死因に関しては語られた様子は無かったです。
    確かに電気をつかなくして、中で何かを燃やすことで窒息死を狙うのは分かります。
    エドモンドがタバコ吸うシーンありましたっけ?
    ミッチェルはコロンボにマッチをつけて酸素を消費してとか、いつも葉巻を吸うコロンボが金庫内で防音テストをする際には葉巻を吸っていませんでしたので窒息又は中毒を匂わせていたのはわかりますが。
    あと机の上の車のカギは弁護士気づいて
    たんですかね。
    車のキーに敏感になって花瓶?の砂に隠して家政婦やらヴェロニカやら知られたのは大きな失敗でしたね。
    ただ、後で車のカギをコロンボが弁護士に見せて確認していた可能性はありますよね。このカギに見覚えはと。だから最後、弁護士はミッチェルに皮肉めいた事を言っていたのだと思います。やっぱり机のカギに気づいてたのかな。

    1. ヴェロニカに翌朝金庫に原稿をしまう指示>確かにね。ミッチェルはミステリー作家ですので、確実に窒息する計算が成り立っていたと考えましょう。
      私は弁護士は「机のカギ」気づかれていなかった気がしています。弁護士は、ミッチェルが海外逃亡らしき行動に出て、警察を追っ払う相談をされたので、怪しみ、皮肉を言ったように感じました。

  10. とても楽しめた作品なのですが、ちょっとだけ気になってしまった点がひとつ。
    被害者のエドモンドは奥さんを殺害していたのでしょうか。 彼は確かに演出の節目でニヤリと笑うシーンが二度あり、金庫室の扉が閉じられる際にアビゲイルが発した言葉に驚愕して絶句するのですが、それだけだと弱い感じがします。
    殺人をテーマにした小説を書き続けてきた作家ならではの思考律で愛する者の死を受け入れようとした時、アビゲイルはその背景に、存在しない(かもしれない)殺意や真相を付加してしまった可能性も、わずかながらあるのでは ?
    ドラマ的には、実は奥さんの死は本当に事故で、復讐をするという動機の前提そのものが間違った思い込みによるものだった…… という展開もアリかな、と考えてしまいました。

    1. 私にはエドモンドがそれほどの悪人とは思えませんが、アビゲイルが「彼が殺した」と断定していることが、このエピソードの面白さのひとつとも感じます。

    2. それは殺してるんじゃないですか?
      そう思うのが普通かと。
      コロンボがエドモンドの部屋に行った時、「あれ彼女の写真が一枚もない。
      愛してなかった」というような旨の話をしてたと思いますが。エドモンドが殺した動機の状況証拠にはなりますよね。
      それよりエドモンドは働かず道楽して暮らしてる事に疑問を持ちました。
      なんとなくアビゲイルの遺産の話にあまり乗り気じゃないように見えたので。
      金持ってるからこれ以上要らないよとね。なんかアビゲイルの一方的でしたから。

    3. 私も初め、エドモンドはアビゲイルの姪を殺害していなかったのでは?と思いました。

      真実を知っているのはエドモンドだけです。彼が殺害していたとして、アビゲイルが問い詰めたとしても、本当のことは言わなかったでしょう。エドモンドが死んでしまった今、永遠の謎なのです。

      はっきりとしているのは、エドモンドが部屋に妻の写真を1枚も置いていなかったということだけです。
      欧米の方々は、自分の家族、恋人の写真をよく部屋に飾っているのを映画などで見られます。なので、私たち日本人が考える以上に、これはかなり異常な状況と思われます。しかしこれも彼が殺害したという決定的な証拠ではないです。

      結局、アビゲイルが知る以上のことを私たち観客にヒントを与えない、想像の余地をあえて残すことによって、作品に深みを持たせる制作者側の意図なのだろうと今は解釈しています。

      1. フィリスの写真がエドモンドの部屋に飾っていないことは、現在の女性関係のこととか…も考えられるし、フィリスとの不仲を決定づけるまでではないかも…と感じていました。だとしてもアビゲイルは、姪を死なせた(殺したではなくとも)エドモンドを、憎んでいたのでしょう。

  11. ガキの頃から繰り返し観ている「コロンボ」ですが、このエピソードの魅力はガキの頃には分からなかった(笑)皆さんおっしゃるアビゲイル・ミッチェル役ルース・ゴードンのチャーミングさ。その意味で大人の作品ですね。ダンスのステップのような楽しい動き、ウィットに富んだ(富み過ぎ?)しゃべり良し、対照的な犯罪行為に見せる暗部の緊迫感の演技良し。これはいつもならピーター・フォークのコロンボが犯人役のカッコ良さと対照的に見せる部分ではなかったか。しかしピーター・フォークは今回ばかりは彼女の魅力を引き立てた方が得策と判断して「コロンボ」を抑え気味にしたのではないでしょうか。

  12.  BS-TBSの連日放送が終了しましたが、全エピソードを2周観て記憶に刻まれたり、記憶違いに気付いたり様々楽しめました。スーパー!ドラマTVでも放送されていますし、BS-TBSでは毎週土曜に残りを放送して行くようです。
     そんな中、倒叙形式を採用するなど『コロンボ』愛に溢れたドラマ『古畑任三郎』が4/29からBSフジで放送されます。
     平日夕方5時から2話ずつ=2時間枠というBS-TBSの『コロンボ』と同じ時間帯に一挙放送。作者の傾倒ぶりと元ネタとの比較でまた楽しめそうです。もう半年早く始めたらもっと良かったのに(苦笑)

  13. みなさん、楽しい書き込みありがとうございます。
    スピーチ!私も大好きです。
    音楽は、パトリック・キャシディですね、素敵です!
    アビゲイル・ミッチェル、
    最後に、見逃して欲しい…ような言葉も可愛い。
    「靴の甲を反対側の脚のふくらはぎのあたりでゴシゴシ」
    気づきませんでした!見直しておきます。
    本作品に2票加えます。

  14. こんにちは、いつも楽しく拝読しています。
    本筋とは関係ないのですが、コロンボがアビゲイルが講演をする建物に入っていくときに、靴の甲を反対側の脚のふくらはぎのあたりでゴシゴシとこすっているのがなんか面白くて。立派な建物に汚れたくつで入るのはまずいとでも思ったのでしょうか?いかにもコロンボがやりそうな仕草だなーと笑ってしまいました。
    ああいう動きは、演出なのか、それともP.フォークのアドリブなんでしょうかね。

    1. 細かい観察、ありがとうございます。ヘアースタイルのチェックもしているので、ズボンで靴を磨いているつもりなのでしょうか(笑)女性が集まる会場なので、身だしなみを整えたのでしょう。演出のような気もしますね。

  15. BSで「刑事コロンボ」を見た後、楽しく拝見させて頂いています。
    この「死者のメッセージ」(邦題)のエピソードは、名スピーチの場面を通じてむしろ刑事コロンボのメッセージのように思えてきました。
    「どんな人(凶悪な殺人容疑者)でもよいところはある。」というくだりは、このシリーズは推理ものを超えた人情味あふれたドラマであると総括したように聞こえるのです。
     またこの言葉を裏を返すと、傍から見て誰もが羨む社会的地位、名声、富を得たセレブたちが、心は決して満ち足らず、殺人という非常手段により転落していく姿に対し「足るを知る。」を弁えよ、と発しているように思えるのです。
     「白鳥の歌」「愛情の計算」「秒読みの殺人」などは人間コロンボが全開で涙なしでは見られませんでした。
     ぼろんこさん、これからもちょくちょく拝見させて頂きます。

  16. コロンボがスピーチをする場面がありますが、僕はあのスピーチ、結構好きです。
    コロンボがああいう話をすること自体も珍しいと思いますが、「あたしは人間が好きだ」という台詞が学生ながらに、印象深く残りました。

  17. アビゲイル・ミッチェルのキャラクターがいいですね。とにかくチャーミングなおばあちゃんで、かつ知性もにじみ出ています。コロンボの連れたドッグを見て「どこか悪いんですか?おなかが地面にくっつきそうですよ」なんてセリフも笑えます。
    証拠はかなり弱いともとれそうです。しかしハッキリ犯人を名指ししているため、複数の解釈ができてしまうというダイイング・メッセージの弱点をクリアしています。また、犯人が偽造したという可能性も、メッセージをわざわざ見つけにくい場所に隠すメリットがないため否定できます。というわけで、実は意外と説得力のある解決ではないでしょうか?
    恨むべくは邦題です。証拠がダイイング・メッセージであることをばらしてしまったのも同然で、そういう意味で「溶ける糸」や「黄金のバックル」と同じ損をしたエピソードだと思います。

  18. 娘はこれが一番スキ!といってます。
    パトリック・キャシディの音楽が素晴らしい!
    バッハ風のハープが絶品ですね。
    キャシディはホントにセンスありますね。
    映画「ハンニバル」でのオペラも素敵です。
    新・刑事コロンボでも担当されてますが、音楽指示?があったのか、色っぽいサックスの曲が多く
    ガッカリしました・・・

  19. ちょびはなさん「初期の傑作の多くを見損ねた」のですね。でも、また再放送はあります。近年、何度もありました。それがわかればまたお伝えします。

  20. 初めまして。いつも楽しく拝読しています。
    アビゲイルは上品で知的、かつユーモアもあり、
    正に「チャーミング」という言葉がぴったりだと思います。
    殺人の動機も私利私欲ではありませんし…
    ところで、今回BS-TBSで見ているのですが、
    放送に気づいたのが遅かったため、
    初期の傑作の多くを見損ねたのが残念です。

  21. 弁護士役を演じたG.D.スプラドリン。「地獄の黙示録」では主人公に極秘任務を命じる将軍役でした。いわゆる「軍人俳優」。日本で言えば藤田進や山村聡(古いか?)といったところでしょうか。端正な弁護士役も似合っていますね。

  22. 犯人の愛嬌ある仕草が、かわいらしく微笑ましいです。
    車の鍵は捨てても良かったですね。
    石膏で形を取っていた。→フレデリック・ウイルソン刑事に言わせると
    ダメですよ。
    ベロニカのダンスレッスン中の聞き込みでは、コロンボの吹き替えが
    違いますね。コロンボは、この聞き込みで買収工作を暴いた。
    「指輪の爪あと」「狂ったシナリオ」「権力の墓穴」などでもそう
    だったが、事件後の買収工作は犯人の命取りになる。
    電球のソケットの中に決定的証拠があった。
    これは「死を呼ぶジグソー」でユージンエドワード・アーバック宅の
    ピースの隠し場所と同じでした。

  23. コロンボが自らを語った全文です。
    科学捜査なんて何にも知らないんです。それから私の仕事が、恐るべき暗黒
    っていう点でも正直言いますとねえ、これもあんまり自信がないんです。
    私は自分の仕事が大好きでしてねぇ、憂鬱になることなんざぁ有りません。
    また世界中に犯罪や殺人犯が満ち溢れているとも思いません。みなさんの様な
    良い方がいっぱいだし。刑事をやってたからこそ、皆さんにもお目にかかれた
    わけだし。あたしゃ人間が大好きです。今まで出会った殺人犯の何人かさえ
    好きになったほどで、時には好意を持ち尊敬さえしました。やったことにじゃ
    ありませんよ。殺しは悪いに決まっています。しかし犯人の知性の豊かさや
    ユーモアや人柄にです。誰にでも良いところはあるんです。ほんのちょっと
    でもねぇ。こりゃ刑事が言うんだから間違いありません。
    コロンボ自らの言葉によるコロンボ分析で良いのは「死者のメッセージ」
    と前回「殺しの序曲」です。犯人の言葉によるコロンボ分析で良いのは
    「殺人処方箋」「死者の身代金」です。
    すばらしい内容でした。

  24. 最高傑作の一つです。
    罪を憎んで人を憎まず愛し尽くす。コロンボの演説シーンが最高の
    見所です。コロンボの本質を語っています。殺しの序曲では過去を
    語っています。ここでは、現在を語っています。
    2つ併せると、コロンボの本質が見えてくるでしょう。
    犯人は根っからの悪人ではなかった。
    もし、当初の捜査をコロンボが担当していたらと、
    悔やんでも悔やみきれなかった。
    動機に深く入り込んでいって、反省を促していく。
    コロンボは犯人を好きになり、犯人はコロンボを好きになる。
    別れのワインと並んだ最高傑作です。

  25. 趣味の模型製作&コロンボBGM…なんて贅沢な時間でしょう。そうなんです!コロンボは「音だけでも十分楽しめます」ね!

  26.  刑事コロンボが大好きで、趣味の模型製作をするときにブルーレイソフトをつけっぱなしにして何回となく観てます。(ちなみに吹き替え派です)
     「死者のメッセージ」のアビゲイルは実に魅力的な人物だと思います。
     成功しているのに全く恵まれない。姪は殺され(しかもわかっているのにそれを表に出せず)信頼できるはずの秘書や顧問弁護士の本心。聡明で全部わかっているのにどうにもできない。
     ラストシーンのやり取りは本当に素晴らしいと思います。
     

  27. 古畑任三郎はコロンボへのオマージュが込められていることはあまりにも有名ですが、
    この回に登場するシナリオ、セリフは、古畑の多くの作品に使われています。
    確かに印象に残るエピソードです。
    私利私欲や保身ではなく、愛する姪の仇討ちが殺害動機という点も、物語の格式を上げている感じです。

  28. たかちんさん、コメントありがとうございます。高校生なんですね!おぉ、お若い。三谷幸喜さんのコロンボ評をテレビで拝見したことがあります。その深い愛に共感しました。古畑作品は、コロンボへのオマージュというか、愛の表現として作品を焼き直している感じもします。また、ぜひコメントを下さいね~。

  29.  はじめてコメントします。最近コロンボにはまってDVD買って学校休みの日などはずっと見ています。高校の友達に勧めてもあまりみんな興味を示してくれなくて・・・(・_・;)ぼろんこさんのサイトも楽しく拝見させていただいてます。
     
     僕は古畑任三郎も好きなんですが、やはり古畑はコロンボの影響を色濃く受けているんだなと感じました。この「死者のメッセージ」を見て古畑シリーズでに似たのがあったのを思い出しました。年老いた女性脚本家が犯人の回で、しかも最後に犯人が古畑に高齢を理由に見逃してほしいとお願いするんです。もろパクリっぽいなと思っちゃいました。でもその犯人に対する古畑の返答もなかなかいい感じなんです。
     多分今更だと思いますが、古畑自身もコロンボに似てますよね。尊敬できる(?)犯人には敬意を払うところとか。2つの作品を比較しながら見るのも楽しくていいなと思いました。拙い文章ですみません(^-^:)

  30. とっしーーさん、いつも書き込みありがとうございます!この作品「死者のメッセージ」と「別れのワイン」は、似た雰囲気を持っていますね。犯人が真の悪人とは言えないし、殺人を犯したといえども、まだ、尊敬に値する人物だということです。今回のコロンボ警部のスピーチ…には、感動しました。そこにはコロンボの原点があるような気がします。

  31. 2度目の投稿ですm(__)m
    刑事コロンボの動画を見始めたのが、26話以降だったと思います。
    これで40話くらいまで見て、1~25話の存在に気づき、今に至ります(笑)
    この話のぼろんこさんの説明を見て、驚いてしまいました ((((;゚;Д;゚;))))
    それは何故かと言いますと・・
    昨日、実家でワイン&梅酒を飲みまして、この際だから、以前みた「別れのワイン」を見て
    コロンボワールドに浸ってみよう・・と思ったからでした。
    そして、今日この作品を見て、ぼろんこさんの「どこからしら雰囲気が似ている」をみて
    オオー!と思ったのです(´ー`*)
    僕も、先程、この雰囲気の類似点に気づいたので♪
    その他の共通点は、やはり「表情」だと思います。ぼろんこさんも書かれていますが、別れのワインのコロンボの表情、そしてカッシーニの表情。
    特に、コロンボの表情の豊かさに、鳥肌が立ってしまいました(驚)
    素晴らしい俳優さんだなと、以前から思っていましたが、見れば見るほどに本能に伝わってくるコロンボ=ピーター・フォークの凄さ☆☆☆
    長くなるので、これで終わりますが、脱帽の一言です!!

  32. 管理人さん、お疲れさまです。いつも楽しく拝見しております。
    私はアゲイルのファッションが気になりました!
    コロンボに出ているセレブの女性はたいがい羽のついたネグリジェみたいな格好ばかりですが…アビゲイルの派手すぎない小粋なファッションは本当に素敵です。

  33. とっしーーさん、コメントありがとうございます。コロンボのスピーチは、印象深いですね。私はこのスピーチは「刑事コロンボ」というテレビドラマの主題に通じるような気がします。「人殺し」をテーマに扱ったドラマ作品ですが、犯人を醜く描くことは少ないですよね。そこもコロンボ作品の魅力です。

  34. Detoさん、コメントありがとうございます。ルース・ゴードンさん素敵でしたね~19世紀生まれです(笑)

  35. 先程、拝見しました。
    とても面白かったです!
    ルースのお茶目な演技は、日本人の女優さんでもけっこういらっしゃるんじゃないでしょうか^^
    アメリカにしては、背が低すぎるルースですが
    そこもまた、彼女の魅力なのですね。
    時折見せるダンスを想像させる軽快なステップは、見ているコチラまで楽しく軽やかな気持ちになってきます(笑)
    コロンボの愛犬ですが、日本語訳では「犬!」って言ってましてけど・・(笑)
    ラストの埠頭のシーン
    「こいつは海が好きなんです、浮かれますから」
    「訓練させてますから」
    の下りは、笑えるシーンでした(笑
    コロンボのスピーチ、とても感銘を受けました!
    「あたしゃこの仕事が心底好きなんです」
    他の作品IQ集団の犯人に諭したセリフもそうでしたが、仕事が好きな警部・・うーんカッコイイ!
    仕事で憂鬱になる事もない、言ってみたいですわ♪
    しかし、ゲストスター並びにスペシャルゲストスターは二枚目俳優、美しい女優さんが多いですね。
    今回の作品も、マリエットとても魅力的でした。

  36. ルースゴードンの可愛くも達者な演技に持ってかれてますね。でもこの頃のコロンボ警部はちょっと凛々しい感じですね。アドリブや遊びが少ない気がします。

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