65話「奇妙な助っ人」

Strange Bedfellows / 1995

マクベイ役のジョージ・ウェントが可愛い

牧場経営者マクベイが弟のテディを殺害。マクベイ役のジョージ・ウェントは、なかなかの存在感を見せました。大柄な体格が目につきますが、実は臆病そうでマフィアのボスに暴言を吐き付ける度胸もあったりして、とても可愛く描かれています。

また、レストランのオーナーであるロマーノを犯人に仕立てて殺害した後、「今、殺されそうになった」と警察に通報する時の顔が絶妙ですね。それにしてもマクベイさんは「スコッチ&ソーダでソーダ少なめ」を懲りずに連発するところは可愛いです。

残念な展開…でも、それが主題

「奇妙な助っ人」の邦題のごとく協力者を得て事件を解決しますが、こんな展開はこれが最初で最後。オチが「マフィアに殺されるよりも、殺人犯で刑務所に入った方がマシ」ということですが、33話「ハッサン・サラーの反逆」のイメージがちらつきましたね。さらに残念なのが、多少の暴力シーンがあり、コロンボ警部も殴られました。

捨て難い面も…

カリフォルニア尾長ネズミの話や、犯人を徐々に追い込んで行く駆け引きなど、意外と悪くない要素も多いことに気付きました。

みなさん同じビルでお仕事?

マクベイが種馬の契約をするビルは、66話「殺意の斬れ味」で、キンズレーとキャサリンが挨拶をするビルと同じです!。さらに後日発見しましたが、48話の「幻の娼婦」ですでにこのビルが登場していました。

ブリンドル刑事って?

今回ブルース・カービーは役柄ではほぼクレーマー刑事なのに、なぜか「フィル・ブリンドル刑事」として出演しています。これは「グローバー刑事=バーノン刑事」よりも深い意図を感じます。

トライコン工業の警備員が再登場

26話「自縛の紐」のトライコン工業のエレベーターの警備員を演じた「エド・マクレディ」がバーでネズミに驚いた女性を助ける男性客役で再登場しています。

→バーニーの店「BARNEY’S BEANERY」

 
監督:ヴィンセント・マケヴィティ
脚本:ローレンス・ヴァイル
グラハム・マクベイ:ジョージ・ウェント
テディ・マクベイ:ジェフ・イエーガー
ビンチェンンゾ・フォテーリ:ロッド・スタイガー
ブリンドル刑事:ブルース・カービー
加筆:2017年12月24日
 

“65話「奇妙な助っ人」” への30件の返信

  1. コロンボとイタリア語の関係ですが、作品の制作時期にもよるのではないかと思います。
    旧シリーズ放映の頃であれば、コロンボの祖父母、もしくは父母がイタリアからの移民であり、家庭内においてはイタリア語が会話に用いられていたという設定が視聴者にとっても自然だったのではないでしょうか。移民してきて同国者コミュニティの中で生きていることから英語が話せないままの人がまだまだ多かったようです。

    そして新シリーズ放映時においてはイタリア系と言ってもネイティブではなく、また、コミュニティの崩壊もあって(リトルイタリアなどというものは消滅しているそうです)生まれたときから英語にしか触れていないということではないでしょうか。

    「美食の報酬」でミセス・チョーイに「私の育ったイタリア人街の横が中華街でよくこういうギョウザを食べたもんです」というせりふもありましたしね。

  2. コメント欄楽しく拝見しました。
    現在ケーブルテレビの
    ミステリーチャンネルの再放送を見ております。

    どなたもマフィアの親分役の
    ロッド・スタイガーに触れておられないようなのですが、
    1967年の映画
    夜の大捜査線で
    アカデミー賞受賞している
    大物俳優ですね。

    事件解決にマフィアの手を借りる設定はいただけませんでしたが
    そのおかげで
    ロッド・スタイガーの貫禄ある姿を見ることが出来たので
    その点では楽しめました。

  3. 「マフィアに協力してもらったコロンボ」というストーリーが受け入れがたかったです。

    犯罪者に捜査に協力してもらうのは、今回が初めてではありません。例えば第25話「権力の墓穴」でも窃盗の常習犯アーティの協力により、事件が解決しました。自然な流れでしたし、違和感もなく楽しめました。大好きなエピソードの一つです。

    しかし今回は…コロンボの策というより、マフィアの脅しに犯人が屈したとしか見えません。死んだネズミが出てきたり、暴力シーンもありました。美しいエピソード、例えば「死者のメッセージ」などと比べてしまうと、残念です。

    1. 何と言っても、奇妙な助っ人という邦題ですしね(笑)
      暴力シーンといえば、2話「死者の身代金」で被害者の娘:マーガレットが手を上げるようなことがありました。あのシーンも好きではありませんでした。

  4. 前にNHK-BSで見た時は大嫌いな話だったんですが改めて見ると悪くないですね。
    犯人の追い詰められ方がいい!それだけに解決の仕方が残念・・・

  5. 驚いたことがある。ロレインさんのこと。
    「ブルーノはわたしと居たの」と、辛そうな顔をしてコロンボに告白する。
    「ママには言わないで、バージンと思っているから」
    またホテーリは「あの娘としては男と寝たとは、さぞ言い難かったことだ」
    という。
    バージンロードはバージンで歩くべきで、そういう当り前の考え方は、
    アメリカ社会に根付いていると思った。驚いたことが恥ずかしい。

    1. ロレインさんの設定については、少し違和感ありますね(笑)
      もう少し開放的な女性に見えました。

  6. あんなチンピラの若造の口車で、20万ドルも賭けるなんておかしい。
    それも世間を欺いているようなマフィアなのにね。
    今日日は、裏の方々の方が遵法精神があり、表の人の方が怖いね。

  7. イタリア語問題ですが、どのエピソードか覚えていませんが、確かコロンボがイタリア語で話しているシーンがあったように記憶しています(私は吹き替えでなく原語版でシリーズを見ています)。
    ファンとしては「話せないフリをした」と考えることにして、製作サイドについては、このイタリア語の問題とか、新シリーズで「プジョーの幌を下ろしたのは今回が初めて」というセリフがあったりとか(これも犯人との会話での話題づくりと解釈しましょうか)、どうも設定の統一性のなさが時に気になりますね。
    まあ、こうしたことは多数の人が関わるシリーズものでは仕方ないのでしょうけど。

    1. イタリア語は、ペラペラに話せると思っています。
      イタリア系アメリカ人ですし、イタリア系アメリカ人との絆を大切にしていますので。
      話せないフリをするのは、相手がイタリア系マフィア相手だからと思います。
      マフィアと馴れ合いと思われたくないので、できないフリをしたと思います。
      別の回で、重要参考人にゴルフのコーチがいて、ゴルフができないフリをして近づいた事があります。
      重要参考人との別れ際にコロンボがドライバーショット披露して見事だったので、ゴルフができないフリだったと理解しています。

      1. 「美食の報酬」や「大当たりの死」では英語が話せない在米イタリア人が登場して、コロンボが彼らにイタリア語を話していました。「仮面の男」でコロンボがイタリア語を話していたか記憶が定かではありませんが。
        偽探偵コナン様の仰るように「マフィアと馴れ合いと思われたくないので、できないフリをした」のでしょう。
        tempus fugit様ご指摘の通り、脚本を複数の人が書いているために、設定や主人公の性格に不統一が生じているのが現実なのだと思いますけれど。まあ、コナンドイルひとりが書いていても途中でホームズの性格が変わった例もあるから、致し方ないのかもしれません。

        1. 最後の別れ際に「何か飲まないか?」と言われても「わたしゃミルクシェイクしか飲めないので」と断り、「Chao」と言われても「それはイタリア語のGood-byeですね?」と、あくまでイタリア語での挨拶を拒否したところで、「マフィアとこれ以上深い関係はお断り」という意思表示をしてましたね。 イタリア語は話せるけどあえて話さなかった、ということですね。

  8.  すいません、疑問に思ったので質問させていただきます。
    ご存知のようにアメリカでは長さや重さの単位はヤード・ポンド法で
    話すので、当番組の台詞も一部の例外を除いて日本語に翻訳する際に
    メートル法に直しています(「祝砲の挽歌」で事故を起こした75mm砲は
    元の英語でも「75mm」と言われていますが、これは固有名詞のようなものなので
    ヤードに直さずそのまま言っていると思われます)。
     今回はネズミの体長を調べる時に「114mm」と言っていたので、元の英語では
    どうせインチか何かで言っていると思ったのですが、コロンボがペンで
    114と書いた?ので調べてみると、元の英語でも114mmと言っているようです。
    アメリカでも科学や建築等の関係者にはメートル法でも通じるそうですが、
    一般人にはメートル法で話しても感覚的に通じないそうなので、
    今回のような状況で急にメートル法で話をするのは不自然に感じました。
    これはどのような理由によるのでしょうか。

    1. たいへん興味深い着眼点です!
      個人的な感想ですけれど、各国で放送されるために、メートル法を採用したのかな?

  9. イタリア語問題に参戦します。私もシリーズ全体としてイタリア語が話せるという設定になっており、ころんぼさんのコメント通りこの回では話せないフリを貫いたのだと思います。59話の大当たりの死で話しているのに、65話で話せないのはいくらなんでも変かと。マフィアの親分もそれに気づいており、チャオの意味まで聞き返したのには呆れて、「うせろ(ゲットアウトオブヒア)」と苦笑いしながら言ったのでしょう。(吹き替えではこの親分の科白はなぜか「そうだよ」となっていました。)チャオくらい日本人でも知ってますよね。他のコロンボファンのサイトでは、コロンボ程の人物なら話せない事にして捜査に利用する設定でもおかしくないとか、イタリア語がわからないと言っている時、「お前は犯罪者、俺は警官。 同じイタリア系というんじゃない!」という目つきをしているという人もいてなるほどなあと思いました。この親分、コロンボを最後に見送るときちょっと切ない目をしています。友達になりたかったんでしょうね。つれないコロンボ警部でした。
    ところで最後のレストランでピアノを弾いているは番組最初のテーマを作曲したヘンリー・マンシーニでおそらく間違いないと思います。クレジット等にはでてきませんが

    1. とても興味深いコメント、ありがとうございます。
      2年越しのお返事になりましたが、数回拝読しています。
      レストランでピアノを弾いているのは「ヘンリー・マンシーニ」は、調べておきます。

  10. 新シリーズになって、コロンボの眼力はかなり落ちたな。
    犯人との初対面で、即、犯人だという目星が付けられてない。
    ブルーノ犯人説に、やや比重があったような趣がある。
    なにせ、助っ人がいなければ犯人を捕まえられなくなった。
    脅さなければ、犯人の自供を引き出せなくなった。
    これはコロンボの老化なのか、劣化なのか?。
    いやいや、筋書きに問題がある。

    1. なんと5年越しの返信です(笑)
      本作は目新しい手法で犯人を捕らえようと、頑張ってる気がしますね。
      それは、旧シリーズでも、多少感じますね。

  11. コロンボは、イタリア語が話せるんですか?、話せないのですか?。
    このエピソードでは話せませんが、美食の報酬ではペラペラ話せていました。
    一貫性が無いですね。
    最後、暴力と精神的な圧迫による自白の強要ですよ。
    証拠の銃の発覚で、結果オーライなんですかね?。
    美しくない終わり方です。新シリーズは、こういうエゲツナイのが多いです。
    やはり、殺人処方箋や別れのワインに戻ってほしいです。
    銃を入手した質屋はどうなるんでしょう?。ちょっと気になりますね。

  12. タップおばさん、ジョージ・ウェント=不機嫌が、この作品のカラーになっていますね。太っているので、それも可愛く感じます。

  13. ジョージ・ウェントはショーの司会をこなすなどマルチな人物だそうですが、
    この作品では終始ムスッとしてますね。
    キャラも演技も文句なしでしたが、決め手の罠が明らかに罠でありすぎるのが何だかな~
    あと、晩年はピーター・フォークとジョージ・ウェントが一緒に写っている写真が何枚も残っており、親交が深かったことが伺えます。

  14. 「仮面の男」は、今度チェックしてみます。「大当たりの死」は面白いですね。親戚の結婚相手にどうか…。というシーンは、ほのぼのしています。

  15. たしか「仮面の男」や「大当たりの死」でもイタリア移民相手に堪能なイタリア語を披露していましたよね。そうそう、新コロンボの過剰なユーモアに違和感を覚えます。もし小池朝雄の吹替えだったらそぐわなかった気もします。

  16. ころんぽさん、メッセージありがとうございます。公衆電話機の「閉店」の件は面白いですね!コロンボ警部の「イタリア語」については、42話「美食の報酬」で炸裂していますよね。でも、ここまでしゃべれるのもかえって不自然に感じました(笑)
    お話の展開としては「臆病そうで=大胆不敵」な主人公(マクベイ氏)がこっけいに描かれていることが、救いとなっている気がしますね。

  17. The Bay Leafの公衆電話機、「故障中」と訳すべきなのになぜか「閉店」となっているのはご愛嬌。イタリア語がペラペラなはずのコロンボが分からないふりを貫いているのはやはり反社会的勢力と距離をとりたいため?でも結果的には彼らの暴力性を利用して自白を導いたことは否めない。コロンボ的には汚点でしょうね。

  18. 1995の作品ともなると、コロンボもかなり年配になってますね。クレーマー刑事役の俳優さんは「ブルース・カーヴィ」で、今回はブリンドル刑事として、出ていましたね。

  19. はじめまして。この話の 中に 何故か役名が変わってるのですが、クレイマー刑事に 良く似てる方が相棒刑事役で 出てたんですが、、クレイマー刑事の俳優さんでしょうか? 手元に残ってましたら 確認下さい。

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