12話「アリバイのダイヤル」

The Most Crucial Game / 1972

犯人ポール・ハンロンの殺害動機

フットボール・チームのゼネラル・マネージャー、ポール・ハンロンがオーナーのエリック・ワーグナーを殺害。私の考えでは「動機が不十分」。おそらくハンロンは、大金持ちで球団オーナーのエリックを殺害した後、エリックの妻(スーザン・ホワード)と再婚し、お金とスポーツ施設の支配権の両方を手に入れるという壮大な未来像を描いていたのか…。とすれば頷けます。

俳優ロバート・カルプの魅力

この「アリバイのダイヤル」という作品、フットボールスタジアムを背景に、大きなスケールで描かれていますが、何と言っても一番の魅力はゲストスターの「ロバート・カルプ Robert Culp」の演技。数多い刑事コロンボのゲストスターの中で、最も重要な俳優の一人です。

→刑事コロンボマップ:ロサンゼルスコロシアム(PCのみ)
詳しくは知りませんが、このロバート・カルプを起用するという前提で、話が展開してゆくと言っても過言ではありません。作品の良し悪しとしては、秀作の4話「指輪の爪あと」を上回るかどうか判断できませんが、今回のカルプは「指輪の爪あと」を凌ぐ迫真の演技です。

「目で語る」演技の応酬

話の流れや細かな点はさておき、今回の主題は「目で語る」演技でした。ハンロンが犯行後に、オフィスに戻り、冷や汗ものでコーチを利用したアリバイを完成させたときの目。コロンボ警部がハンロンのオフィスを初めて訪問するシーンで、警部から「矛盾をつかれた」後の目。

そして最後に、ハンロンの犯行を暴いたコロンボとハンロンの目での語り合い。これらの演技を発見できなければ、この作品の良さは理解できない気がします。

数々の布石

時計の音がアリバイ崩しの決定打となりますが、「時計が壊れていた」と開き直ることも十分できたでしょう。しかし、もう逃げられない…。と観念させるシチュエーション作り、これがコロンボ警部の真骨頂なのです。それには、数々の布石が存在します。「カルキ臭のしない不自然さ」から始まり、「インターフェアー後の電話」「アイスクリーム売りの車」の発見。

犯人の「気がかり」を「手がかり」に

そして最も強烈だったのが二日でクビになった秘書をとの関係を突き止めたことでしょう。場面を振り返ると、何気なく新しい秘書(キャシー・ケリー・ウィジェット)とハンロンの会話「ロゴージンさんから何度も電話がかかって来ています」「今日は多忙を極め、電話には一切出ない」という些細な手がかりにしっかり聞き耳を立てていたのです。

一度見ただけでは気付きにくい、ピーターフォークのさりげない演技。

さらに、強烈な一打。これが最大の打撃です。ハンロンはどんな場面でも、フットボール中継のボリュームを消さないのに「カルキ臭のしない不自然さ」を見抜かれた時に、音を消した。それを初訪問で見破っているコロンボ警部。脱帽です。このシーンを見返すと一瞬コロンボの顔が変わって、「今は、これ以上お邪魔しません」と聴取を切り上げています。明らかにハンロンを犯人だと断定した瞬間だと思われます。

見事なエンディング描写

最後のシーンでは、このような今までに遭遇したことも無い程の頭脳と観察眼を持ったヨレヨレ刑事に、崖っぷちまで追い込まれ、その表情により「自分が犯人でございます」と言わされたハンロン=ロバート・カルプの演技が圧巻、というわけです。テープレコーダーが再生し終わり、空回りするエンディングは素晴らしかったですね。

ディーン・ストックウェル

殺害されたエリック・ワーグナー役はディーン・ストックウェルで、雰囲気が変わっていて気付きにくいのですが、29話「歌声の消えた海」(ゲスト俳優:ロバート・ヴォーン)で濡れ衣を着せられたバンドのピアニスト「ロイド・ハリントン」と同一人物です。

ヴァル・アヴェリー

盗聴器を仕掛けた探偵のラルフ・ダブス役は「ヴァル・アヴェリー」で、この他にも、5話「ホリスター将軍のコレクション」貸ヨット屋のオヤジ、25話「権力の墓穴」の前科者アーティ・ジェサップ、34話「仮面の男」のシンドバッドのオーナー「ローウィ」も演じました。

盗聴された場所について

盗聴されていた場所は「ワグナー邸」「ハンロンの事務所」の2箇所。ワグナー邸を盗聴させたのは弁護士のウォルター(ディーン・ジャガー)、ハンロンの事務所を盗聴させたのは誰かは言及されていないが、これもおそらくウォルター。ダブスが白状したと思われます。

勘違いしそうになりますが、スタジアム内の専用ボックス席は、盗聴されていません。ここは、ロケットの試合がある時だけ使われる部屋で、ハンロンのオフィスは別の場所です。

リゾコーチは

フットボールチーム「ロケット」のリゾコーチは、8話「死の方程式」のバックナー社長も演じた、ジェームズ・グレゴリー。人間味が感じられるキャラクターです。派手な赤いジャケットがよく似合っていました。

ヴァレリー・ハーパー

イブ・バブコップ(別名:ロゴージン)を演じたのは女優「ヴァレリー・ハーパー」です。軽いノリで楽しいシーンを作ってくれました。素敵な女優さんです。

旅行会社のフレモント氏

ハンロンのモントリオール行きの旅行の予約を調べに行った旅行会社の場面。コロンボが靴擦れで足が痛いこともあって、活気のない会話になってます(笑)。面倒臭そうに接客する人は「リチャード・スタル」という俳優さんで、18話「毒のある花」でも旅行会社のボス、21話「意識の下の映像」にも登場しますので要チェックです!

クレメンス刑事はクリフ・カーネル

エリック・ワーグナーの邸宅で「らんちきパーティ」発言をするクレメンス刑事は俳優クリフ・カーネルです。9話「パイルD-3の壁」、34話「仮面の男」にも出演しています。

エリック・ワーグナー邸はケン・フランクリン邸と同じ

エリック・ワーグナー邸は、この他にも「構想の死角」のケン・フランクリン邸としても登場します。長年スタール邸だと勘違いしていましたが、ベルエア地区にある別の家で、「権力の墓穴」のマーク・ハルプリン次長宅に近いです。

エリックワグナー邸
ポール・ハンロンがアイスクリームの車で訪れるシーン(左)。グーグルアース(右)で見た、この道沿いに車を停めたのだと思われます。個人情報になりますので、現在の家の形は掲載していません。

監督:ジェレミー・ケイガン
脚本:ジョン・デュガン
ポール・ハンロン:ロバート・カルプ
エリック・ワーグナー:ディーン・ストックウェル
リゾコーチ:ジェームズ・グレゴリー
イブ・バブコック:ヴァレリー・ハーパー
探偵ダブス:ヴァル・アヴェリー
クレメンス刑事:クリフ・カーネル

加筆:2020年11月19日

“12話「アリバイのダイヤル」” への80件の返信

  1. エリックワグナー邸は、スタール邸ではありませんでした!
    現在は建て替えられていますが、家につながる道の形状も確認しました、ベルエア地区で間違いありません。指摘してくださったブログゲストのみなさん、大変感謝いたします!

  2. こんにちは。
    サッカーはJリーグ観戦したり、ラグビーも大学ラグビーなら見にいったことがありますが、アメフトは試合をきちんと見たことが一度もないのでルールがわからない。試合時間もわからない。
    ★なので試合が始まってハーフタイムまでどのくらいの猶予があるのだろう……★
    という疑問。
    調べてみると15分quarter×4=60分が試合時間……つまり、ハーフタイムまでは30分
    ●コロシアム出て 車までの時間と、犯行現場でのやり取り、それに電話ボックスからの電話時間なんか差し引いたら、行き帰り片道10分走れないじゃない……厳しい(驚)
    ●●●と思ったら アメフトの試合時間は試合終了まで2時間半~3時間くらいになることがあるそうで、1時間が3時間近くまで膨らむなんて???
    野球とかバスケとおんなじで試合が止まっていろいろ指示したり、準備したりなんかで時間が沢山使うスポーツなんですね。
    ●途中 アイスクリーム販売カーとかでラジオで中継を聴いていたのも 試合時間がどのくらいになるのか 把握しにくいことも理由だったんでしょうね(サッカーなら聴かなくても45分+数分と計算出来る)
    アメフトが身近なアメリカ人ならこんなこと思ったりすることないんだろうな

    1. 前半を「ぜんぱん」と呼んでいるのに、興味を持ちました。
      「ぜんはん」が喘い会ではないかと?
      調べたら結局どっちも正解のようでした。

  3. 売り子に変装する午後2時と、コロンボに事故じゃなく事件(殺人)の可能性アリと言われたときに、
    すでにボリュームを下げていたラジオのスイッチを切る午後4時半の計2回、時計のチャイムは鳴ってたんですね。
    犯人逮捕の「決め手」が何かを知ったうえで見直して、初めて気がつきました。
    きちんと伏線(ヒント)を配していたのはお見事です。

    「決め手」が決まった際、コロンボが珍しくガッツポーズをしていますが、これも伏線があります。
    事件を知らせるために観戦BOXを訪れた際、ひいきのアメフトチームに好プレイが出たと
    ラジオの実況が伝えたのを聞いたコロンボは「いいぞ~」とガッツポーズをしています。

    コロンボの他の作品では全くと言っていいほど見かけることがないガッツポーズ演出は、「決め手が綺麗に発動してくれたこと」と「(応援しているチームに)好プレイが出た時」が
    相通ずるものがあるから、このような演出にしたのではないかと推測しています。

  4. リアルタイムで見て以来やっと2度目に見ることができました。なかなかこの回は再放送してくれないしレンタルでも欠品だったりして。フットボール場の部屋から抜け出して殺人をすることとロバートカルプがひげを生やしていたことくらいしか覚えていなかったのでとても興味深く見ました。録画してみると何度も気になる箇所を見直せるのでよいです。ぼろんこさんが指摘されているように動機が明確でないことや単なるアリバイ崩しだけで他の説明が少ないことが気になりました。やはり動機はワグナー未亡人との再婚、財産とチームのオーナー狙いでしょうね。よく気を付けていないとわからないで終わってしまうかもしれませんが、ごく細かいところまで配慮して作られている回だと思います。バブコックさんのこととかラジオのスイッチを切ることとか時計のチャイムが2時にちゃんとなっていることとか。コロンボの最終場面での目つきが本当に印象的でした。普通は犯人を決め付けた後は視線を逸らしたりうつむいていたりするのに何度も見つめていましたね。私としては権力の墓穴のアーティ役の役者があんまり優秀でない私立探偵役で出ていてきちんとネクタイしているのが楽しかった。

  5. エリックの奥様シャーリーは、コロンボシリーズに時折登場する「イラっとするキャラ」
    の一人です。ハンロンの人間性を分かって行動する弁護士さんの気持ちがわからず、
    その行動をとにかく否定しハンロンに丸め込まれる姿が哀れでもありますね。

  6. 本作と「構想の死角」に出てくる住宅は、スタール邸ではないように思います。
    「殺人処方箋」は間違いなくスタール邸です。非常に有名な住宅建築の聖地ですが、本作に出てくる白タイルの壁とか、両開きの玄関は使われていなかったはずです。
    以前にも別作品のスタール邸絡みで投稿した記憶があります。些末なこととはいえ、ぼろんこブログさんは大きな影響力を持っているので、正確を期したほうが良いかと。。
    失礼しました。

      1. これ気になったので私も調べてみました。
        ●結論からいうと 多分スタール邸ではないと思います●
        ★Googleマップ★で
        ◯ロサンゼルス
        ◯ケーススタディハウス22
        で検索すると
        Starl house(spell合ってたかな?)で出て来ます。
        ●Googleマップを航空写真に切り替えるとスタール邸の全容が上から見れます。スタール邸のプールサイドから360°ぐるっとパノラマで風景が見れる画像もあるので プールサイドやスタール邸の建物もプールサイド側のところは全部見れます。
        ★★★Googleマップ恐るべし…旅行に行ったような気分にちょっとなれます。

      2. ●Stahl house でした
        spell間違えてました。
        ちなみに じゃあどこなの?とGoogleマップを航空写真にしてストリートビューも使って ロサンゼルス一帯を歩き回ったり…
        二時間近く スタール邸を拠点にGoogleマップ上を歩き回ったのですが 簡単には見つかりません。
        見つかりませんでした。
        ●●●Googleマップ上を散策して思ったのは………スタール邸周辺も含めて、プールが矢鱈に多い!!(゜ロ゜ノ)ノ
        個人宅のお庭にプールは必ずあるの???
        プールが多過ぎて目星がつけられないってこと。家でプールが当たり前なんだろう
        ◯◯◯…スマホで航空写真とストリートビューで写真画面をながめていたら 二時間みると気持ち悪くなりました(笑)…ストリートビューで風景が動いていくのが乗り物酔いみたいになったんでしょうね( ;∀;)
        今度からは一時間が限度で調べてみよう(ノ´∀`*)

        1. 心夏さん
          ロスのバーチャル散策、お疲れ様です。私も少し前に調べてみたのですが、海外サイトの情報などを参考にして、おおよその見当はつきました。
          Googleで「944 airole way 1970」という風に画像検索してみると、2~3枚目にそれっぽい写真が出てきます。これはコロンボと同時代に放送されていた『ロックフォードの事件メモ』という米国ドラマの1シーンです。ただ、その場所をストリートビューで確認しても外観が違う建物しか見当たらないので、おそらく建てかえられたのではないかと推測します(なにしろコロンボに登場したのは50年近く前ですからね)。なお当時の建物の名称は今のところ不明です。
          なお、スタール邸は現在も同じデザインですね。こんな家に住めたらリッチな気分を味わえますよね。いわゆるアメリカンドリームの象徴というやつでしょうか。
          以上、あくまで独自見解です。

          1. すなさん、大感激です。ありがとうございます。
            ●944 airole way 1970●でGoogle検索してみました。
            →画像が出てくるので、全てを表示
            →画面上部の rockford filesと表示されてるところをtap
            →建物の画面出てくるのでスクロールしていくと
            →この作品でみた建物の写っている画像があるのでそれをtap
            →その建物についての詳しい紹介ページ(写真や記事、訪問者のコメントなど)
            ●もやもやしてましたが 納得出来ました。後で Googleマップで確認してみます
            まずはお礼まで
            ありがとうございました

            1. 訂正
              rockford filesと出てくる~はなしで、画像で作品でみた建物画像が出てきたら それを表示してあげると 紹介するページにいけるようです

          2. 上記のコメントで覗いてみた紹介ページに建物の写真があったんですが、現在どうなっているのかということでみていくと現存していないようです
            以下はそのページに2015年に訪問者が残したコメントをコピーさせてもらったのでそれをそのまま載せますね
            ●●●
            Paris Or Bustパーティーが開かれた大きな家は、ビバリーヒルズの944 Airole Wayにありました。信じられないほどの家であるにもかかわらず、それは残念なことに進歩の名の下に2014年に取り壊されました。

            この同じ家は、ロックフォードファイルのパイロット「バックラッシュオブザハンター」でも使用されました。それは大きなプールのある家で、金持ちの女性が住んでいたロサンゼルスの素晴らしい景色でした。それは別のロックフォードファイルのエピソードにありましたが、私は現時点でそれを思い出しません。また、少なくとも2つの「コロンボ」エピソードで目立つように表示され、1つは「最も重要なゲーム」と題されていました。

          3. すなさん
            Googleでみてみたら 昨日何度も地図上で 現在のその建物のあった場所の上 何度もみてました(笑)通りすぎてました。あっ戸々だったんだと。
            ●この作品のプールからの眺望シーンをみて 眼下にロスを眺められる場所はと 地図とテレビ画面見ながら二時間調べ回ったので あそこの場所は何度もGoogleマップで通ってます
            真偽は置いておいても あの場所なら場所的には正しいと個人的には思います。
            ●スタール邸にほぼ真西に5,6キロほど行った辺りでしょうか
            ●●●後で 事件mapの欄に 今回のことで読んだ記事を載せておきますね
            すなさん アドバイスありがとうございました

            1. 心夏さん、お役に立てて嬉しいです。
              私は根性なしで途中で投げ出してしまいました。やっぱりあの場所で正解のようですね。かなり納得しました。もう50年近く前でおそらく建てかえしてるだろうと予想はしていましたが、その時期まで探し当てるとは恐れ入りました。
              ところで、”心夏”さんて、やっぱり”ここなつ”って読むんでしょうか?ずっと気になっていたり。

              1. すなさんお早うございます。
                ここのロケ地(多分)だったとこはけっこう高台で広く見張らしもよかったようで、高額の建物が建てられるとかでその当時現地では話題にもなったと推察します。
                動画サイトに その建物物件の広告やら 造成して建ててる時の通りを行き交うダンプカー?なんかを撮った個人動画なんか 見ることが出来ます。
                心夏…読み方は自由に(笑)
                ①ここなつ
                ②ここなっつ
                ③こなつ
                どれでもいいと思います。
                ワタシのなかでは ●なんですけど、 他の読み方もアリだと思いますので拘りません

  7. 固定電話、公衆電話を題材にした推理ドラマなんて「前時代の遺物」の様に思われますが、今観ても違和感どころか、ドキドキワクワクしてしまいますね。
    このあたりが、名作ドラマたる所以でしょうか?

    1. とりがみの兄貴さん(  ̄ー ̄)ノ
      一時期 ヒッチコックにハマって映画館で名作特集やってると観に行ったりしてたんですが、グレース・ケリーがヒロインの『ダイヤルMを廻せ』好きな映画でした。
      一つ前のコロンボ作品『悪の温室』の犯人役を演じたレイ・ミランドが、その『ダイヤルM~』にやっぱり犯人役で出てまして(笑)外出先のコンサートホールのバー?にある電話ボックスから 自宅に電話をかけるシーンで、ハリボテの大きな電話機のダイヤルMを示す穴にハリボテの大きなレイ・ミランドの人差し指がかかってダイヤルを廻すシーンは観た時は映画の一番の特徴の場面だと思いましたが、今みたら滑稽でとってもヘンテコなシーンなんでしょうね。
      今は電話ボックスなんて大きな駅に行かないと 見つけること難しいですね

      1. ヒッチの演出、良いですよね!
        特に私は、ヒッチのカメオ出演が大好きです。
        そこら辺、コロンボにも受け継がれてる気が...
        それにしても、昔の映画の電話シーンって素敵です。
        ドロンの傑作「太陽がいっぱい」でも、ホテルのロビーに電話ボックスが連なって、ホテルマンの差配で指定のボツクスに入る。
        空港の電話ボックスで、カルプさんがこそこそと嬢に指示するシーンなんか、オマージュかよ!と笑っちゃいました(笑)

    2. 今回のエピソード、確かに電話が主人公とも言えるほど登場しましたね。赤い内線電話や盗聴ネタも出てきて楽しかったです。これが携帯電話の時代だったとしたら、ストーリーがどう変わっていたか興味が沸きます。
      電話ネタと言えば、古畑任三郎の「矛盾だらけの死体」(小堺一機が犯人の回)では、家庭用の固定電話(コードレス)、公衆電話、そして初期の携帯電話が登場します。これらがうまく組み合わされて、ストーリーを構成するあたり、さすが三谷幸喜って感じでしたね。
      ところで、このエピソードで、プールサイドに黒電話があったのですが、あそこまで線を引いていたのでしょうか。なんか、とてつもなく長いコードが必要な気がしますが。

      1. そうなんですよ。
        仮に現代でコロンボが作られたとしたら、皆さんスマホで連絡取り合う訳ですよね。(コロンボはガラケーかもしれませんが)
        LINEのロゴで犯人が限定されるとしたら....雰囲気、台無し(笑)

        1. 古畑の「殺しのファックス」のファックス、コロンボの「だまされたコロンボ」のポケベル。「時代」を超えられないから、こういう小道具は使わない方がいいのかも。

  8. 初投稿で失礼いたします。
    7話から見始めました。
    緻密な演出、演技の素晴らしさもさることながら
    子供の頃分からなかった
    当時のファッションや高級車
    富裕層邸の調度品(テニスコート、プール)自宅でエステ等
    見ていてワクワクします。

    1. 若い頃のアメリカ旅行の際に、
      旅客機の窓からLAの住宅街を見下ろした
      ことがあります。
      道があり、その両脇に大きな家が立ち並び、
      家の奥にはみなプールが青白く輝いている。
      アメリカってすごいな〜。

      1. LAからサンフランシスコに、国内線で移動したので、
        サンフランシスコの上空か、どっちかです。

  9. お初です。

    アカプルコからの特別機についてコメントさせて下さい。

    着陸シーンで胴体から降りてくる4本のダブルタイヤ主脚。
    ボーイングB-52戦略爆撃機のモノです。

    アリモノの記録フィルムを利用したと思われますが、同じボーイング製の旅客機である707や727でなく、現実にはありえない軍用機の映像をあえて使って、特別機であることを強調したかったんでしょうかね。

    それにしてもハンロン氏はSAC(戦略空軍)にまでコネがあるとは凄い。

    1. 下に見える大平原やら蛇行河川やらが大都会っぽくなく、どう見てもロサンゼルスの近くに見えないので、たぶん制作陣はそこまで考えてないと思います。
      劇映画ではよくあることです。列車や自動車や飛行機の外観と室内が食い違ったり、向きが違ったり(東京から新潟へ向かうというシーンで、利根川橋梁を渡る東北新幹線の上り列車が映るような感じ)するのは。
      アカプルコとロサンゼルスは、定期便がいくつも飛んでいるはずで、全便満席でもない限り金さえ出せば次の便に乗れるはず。「チャーター機」という発想は、ハンロンはすごいやり手の実業家だ、という印象付けが目的でしょう。「空軍とコネがある」という設定なら、制服の空軍将校ぐらい端役でも出すはずですよ。

  10. バブコックさんとのやりとりで、
    急に会話を切り上げて帰る際に
    『ロゴージンさん』と指摘するシーンが
    イマイチ理解できませんでした。
    どなたか解説してもらえませんか?

    あと盗聴器に気づいてステレオかラジオのボリュームのつまみをさわるシーンは
    すごいですね

    1. バブコックが、エリック邸に電話をかけてきてハンロンを呼び出したロゴージンと同一人物だったことを確かめたシーンです。バブコック=ロゴージン=探偵の指図でエリック邸に盗聴器を仕掛けた人物です。ハンロンはロゴージンにカネを渡してエリック邸に盗聴器が仕掛けられていることを聞き出したんですね。それを自分のアリバイ立証に使おうと思った。やり手です、たしかに。

  11. 今更ながらとカルプはシリーズ男第一号ですね。確かにハンロンはプールサイドの話題が出たとたんに実況放送を切った。コロンボと盗聴をしていた探偵とその協力者(女詐欺師か?)の掛け合いが楽しい。これもいつも私が書きこむ感想ですが、今観ると犯人が作り込んだトリックは古臭くなりますが「コロンボ」はこういうお笑いシーンが色あせない、みんないい役者だからでしょうね。以前からコメント欄で指摘されている「ハンロンの事務所の盗聴テープを聴けばアリバイが崩れたのではないか」ですが、あくまで盗聴は「ハンロンの事務所」であってスタジアムのハンロンの「専用ボックス」は盗聴対象ではなかったのではないでしょうか。

    1. おっとこれは恥ずかしい。上記の件はとっくに下で指摘されていましたね。失礼しました。できれば上記のくだりは削除してください。

      1. いや、私も勘違いしていました。ありがとうございます。盗聴されていたのはエリック邸とハンロンのオフィス(ドラマには登場しない)なのですね。たびたび登場する、スタジアムにあるハンロンの専用ボックスは盗聴対象ではではなかった。

    2. 「探偵」と言えば、「コロンボ」ではコロンボこそミステリの探偵らしくて刑事らしくないんですよね。きっとリアルなアメリカの探偵らしくもないでしょうが(笑)。

  12. 英語版のラストシーン、テープが空回りするときの音楽が、空回りするテープのこすれる音とぴったり同期しているのがオシャレですね。

  13. 結末が裁判で勝てる証拠になってるかどうかは、コロンボ作品においては重要ではないと家内から指摘されました。時代も違うし、そもそもコロンボの魅力はコロンボと犯人との知恵比べであって、最後犯人は参りましたと言うのだからそれでいいと。

  14. コロンボの観察力と勘の鋭さが際立つ作品で、観ている方も気を休めることができません。登場時、コロンボはカーラジオのフットボールの中継が気になって日曜日の出動に乗り気でないようでしたので、かえってその後の鋭さが際立ちます。ハンロンがラジオを切るシーンを見逃さないのもそうですが、私立探偵が侵入するのを待ち構えていたり、ハンロンが空港に向かったに違いないと確信して急行し探し出すあたりです。視聴者はハンロンが犯行の前にボックスを出る直前に2時の時計のチャイムが鳴ることを見逃せません。ラストシーンは印象的ですが、犯行の証拠にはなっていません。

    1. ハンロンが専用ボックス以外の場所からエリックに電話したのに、専用ボックスから電話したと嘘をついた。なぜ嘘をつかねばならなかったのかを追及していくのでしょう。そもそも、当日は時計が故障していたと言えば終わりそうですが、証明するのは難しいか。

      1. 最後に時計が鳴るはず‥を現場で実証しているのがいいですね。
        そして、テープがくるくるっと。

  15. 色々な要素を詰め込んでごちゃごちゃし過ぎ感がやや残念ですけど、
    「コロンボが何故犯人だと確信したのか」という部分はシリーズ屈指の出来でしょう。
    消えてなくなる凶器のトリックや秀逸なラスト等良い部分はとことん良い作品です。
    案外60分ぐらいでやった方が引き締まって傑作扱いになったのかもしれない。

  16. 昨日盗聴録音のことで書き込みさせて頂きました。あの後何度か関連する部分を何度か繰り返し再生してみました。完全に私の勘違いでした。犯人が電話をかけていた場所はoffice ではなく private box room という別の場所何ですよね。private box でのシーンをofficeと勘違いしてただけのことでした。お騒がせしてすみませんでした。

  17. コロンボの大ファンの1人です。楽しく読ませて頂いてます。ところでこの作品で鍵となる盗聴ですが、確かEricの電話回線と犯人のオフィスの電話回線の両方とも盗聴されてたのですよね?コロンボがそう説明するシーンがあります。ここで一つ疑問が浮かびます。「なぜ犯人のオフィスの盗聴されてた録音の方を調べなかったのか?」もし調べたら犯人がその決め手となる時間にはスタジアムから電話をかけていないことはすぐにわかるはずですよね?Ericとの最初の会話(ベッドで寝てるEricを起こしてプールで泳ぐように催促) と2度目の会話(Ericの家の近くの公衆電話からかけた) ともに犯人のオフィスから電話してる設定でしたよね?なのでオフィスの盗聴録音にはこの2度目の会話は残っていないはずですよね。ここがとても気になります。それとも私のこの理解がどこか事実を読み間違えてるだけなのでしょうか? 私の中ではこの件は「別れのワイン」の弟の殺害方法と同じくらい「凄く気になる」ポイントです。ただ最期の犯人が観念するシーンは確かに良く描かれている素晴らしい傑作であることには違いないと思います。

      1. そうですね、盗聴されていたのは「ハンロンのオフィス」であって、
        スタジアムの専用ボックではありません。
        本記事に、その旨追記いたします。

  18. ハンロンは私利私欲というよりチーム愛からエリックを殺したのではないでしょうか。
    確かフットボールのヘッドコーチがハンロンと先代のオーナーは親友だったと
    話していましたよね。
    父の作り上げたチームに愛着を持たない息子に対して業を煮やしたのが殺害の動機ではないかと
    思うのですが。

  19. 殺害動機が全くわかりませんでした。
    オーナーのエリックは、見ているとハンロンの言いなりになっていて、
    ハンロンに野望があるとしても、その障害にはなってない。
    ハンロンにとっては、エリックよりもむしろ弁護士の方が邪魔に見える。
    弁護士はハンロンの横暴に業を煮やし、あろうことか盗聴器を仕掛けて、
    その尻尾をつかもうと画策する。
    ハンロンは気付いて、それを逆手に取ったアリバイを確保したと同時に、
    目の上のコブであった弁護士の追い落としにも成功する。
    つまりエリック殺害は手段であって、より大きな目的は弁護士解任に
    あったのだろう。

      1. ハンロンの目的は自社のスポーツ事業拡大とそれによる報酬の増大。株式も相当数持っていただろうから株価の値上がりも期待していた。エリックと弁護士はその事業方針に反対だったのではないか。それで対立していた。フットボールチームのコーチによればハンロンによる経営は成功しているようなので、反対する理由がもっと描かれているとよかったかもしれない。エリック夫人の存在意義が不明。ハンロンを頼りにしてはいても、恋中には見えない。それにしても、ジェネラルマネージャーが「総監督」とかに訳されていなくてよかった。

        1. 殺害動機としては、ハンロンがエリックから
          最近特に煙たがられていて、
          近い将来、外されるという危機感が
          あったように思います。

  20. ぼろんこさんのおっしゃるとおり、ピーター・フォーク氏とロバート・カルプ氏の演技合戦が最高です。
    決め手自体は今日となってはシンプルなものですが、時計のベルが鳴った瞬間から、コロンボのしてやったりの表情、ハンロンの動揺、汗を拭き口を水に含む仕草、それらが無言で行われる演出にしびれます。
    このラストが観たくて最初から観直してしまう、実に味のあるエピソードだと思います。

    1. プールの水を口にする前に、ハンロンが靴跡を消すために撒いた水道水の水たまりをコロンボが舐める場面がなかったのは残念。

  21. 証拠を何度も何度も、徹夜してでも確かめ尽くす。
    このケースも多いですね。
    コロンボの執念が感じられます。
    コロンボは決して天才ではなく努力の人です。
    罪を憎み人を憎まず。人を愛する。その達人です。

  22. darzilinさん>そうですね。この作品はいろいろ考えるとクオリティが低く感じます。でも、コロンボとハンロンの対決は見応えがありました。

  23. タップおばさん>確かに…アリバイを崩しただけですね。でも、ずっと嘘をついていた…ということで。

  24. こんにちは。
    最近になって懐かしい本シリーズを?十年振りに見直し始めた者です。
    まず今回の原題ですが、有名な冒険小説「The Most Dangerous Game」のオマージュでしょうか。
    犯行の道程がアリバイ作りはもちろん、変装、変わった凶器と楽しませてくれますね。アイスクリーム屋とはかなり珍しい。
    コロンボも水質の違い指摘でのっけから冴えてますが、決定打の発見はちょっと方向違いの努力の末の偶然から・・・やはり刑事は足で稼ぐものだと(笑)
    盗聴の逆利用もいいアイデアなのですが、詰め込み過ぎのようでもあり、本作をわかりにくくしているかもしれませんね。

  25. アリバイを崩しただけで終わり?
    というのが率直な感想。
    私がちゃんと見ていないだけでしょうか?

  26. とっしーーさん、こんばんは!
    ぼろんこ的解釈ですが、「ゲストスターとスペシャルゲストスターの違い」について。「ゲストスター」は主に犯人、「スペシャルゲストスター」は日本流で「特別出演」みたいに、本来の俳優としての格には達しないが、出演してくれた‥ようなニュアンスかな。
    「権力の墓穴」の前科者=ヴァル・アヴェリーですね、大好きです。
    「テープが空回りする」エンディングは、何度見ても「上手いな~これ」って感動しますね!!

  27. 二度目ですm(__)m
    最初にお聞きしたいのですが、コロンボのゲストスターとスペシャルゲストスターの違いは、何でしょうか?
    いつも気になっています^^;
    そして、作品ですが・・いや~~僕の好きな作品のTOP3に入る「指輪の爪あと」と同じ役者さんで
    やはり素晴らしい俳優さんですね~!(^^)!
    オーナーのエリックが、「歌声の消えた海」の志村けんみたいなピアニストの人で、探偵のラルフはやはりどっかで見たな~と思ってましたが、
    これもTOP3に入る作品「権力の墓穴」の前科者でしたか♪♪
    好きな作品には、好きな俳優さんがけっこう出演していてなんか嬉しいです(´ー`*)
    コロンボの演技・・意味が分かると、鳥肌が立ってしまいますね(笑)
    こんだけキレッキレなコロンボも、珍しい(笑)
    最初から犯人の目星をつける、しかも些細な事で。
    着眼点、状況証拠、犯人に自白させる状況作り
    コロンボ、ピーターフォークは天才ですm(__)m
    さらに、華麗なエンディング!!
    何ですか、あのカッコ良すぎる終わり方は(驚)
    テープが空回りする所は、こんなに綺麗に映るものなのでしょうか、美しすぎるエンディング最高です(´ー`*)
    しかし、奥さん美人!!笑

  28. とっしーーさん、「ブログ刑事ぼろんこ」のヘッダーのイラストは、この「アリバイのダイヤル」の一場面です~。目による名演技ですね!1票加えておきます。

  29. いや~ロバートカルプ、良い演技でしたよね!!
    仰る通り、秀作の指輪の爪あとに近いニュアンスのストーリーだったと思います^^
    確かに最後のシーンで、時計が壊れていたと言い訳が出来そうでしたが、それ以前の不自然な布石、コロンボトーク、観察眼ナドナド、あれは落とされますわ~~^^;(笑)
    そういう表情・演技をしたカルプは名優ですね♪
    僕的には、クイーンのボーカルや元NBAコーチのフィルジャクソンに似ていたので、懐かしさを覚えました^^おそらく、ヒッピー?の影響なのかな?(ヒゲが特に)
    スタール邸、確かに前に見たような・・と思ってたら1話の殺人処方箋に出ていましたか!!驚
    いや~~壮大なスケール、特に後半コロンボが
    スタジアムの色々なイスに座って、悩むシーンが印象的でしたね(´ー`*)
    そして、さすがぼろんこさん!と思ったのが「目」のやり取りでした♪
    僕もコロンボが序盤でカルプが犯人だと目星をつけた目、後半に時計の音がしないのを確認した左目・・ク~~~カッコイイ!!
    いくつか気になったのは、仰る通り「動機」と
    23分にコロンボがプールから去る前に、警官に話した言葉・・なんて言ったんですかね??
    動機は恐らく、真面目で綺麗な奥さんと再婚&権力を得る事でしょうね、人間て恐ろしい・・ ((((;゚;Д;゚;))))
    話の展開も他の作品より、軽快でしたし、何度も見たい作品でもあります^^

  30. この作品、私の大好きな作品の一つです。私の中のコロンボ勝手トップ5には入ってます。特に、バブコック嬢(脇役)を演じた(大ブレイク直前の)Valerie Harperが印象的で、何度も見てしまいす。
    私がアメリカに住んでいたときには、Valerie Harperはすでに超ビッグスターになったあとでしたが(歳がばれる・・?)、今見返すとまだ売れっ子になる前の演技。。。新鮮な感じがします。この後すぐにスターダムにのし上がったなんて信じられないですが、まさにアメリカンドリームとはこのことかという感じがします。

  31. ロン傘の岸田今日子さん最高っ さん、コメントありがとうございます。楽しいお名前ですね!
    確かにそうですね!リスクの多いトリックですが、大胆さも、作品の魅力のひとつかも知れません。「ラストの鮮やかさ」はおっしゃる通り、ベストです!

  32. 穴は色々あっても、やっぱり希有なコロンボシリーズ。しかし、どうしても納得いかない穴もある。その代表が本作の次のカ所。他の方も指摘されていらっしゃるかも知れませんが、盗聴テープがうまく録音されているか否か、衆人環視のもとで再生されるまで、犯人自身にも分からない、という点。あまりにも危険、あまりにも雑。屋外から電話していて、もし、い~しや~きいも~、とでも入っていたら、一発で終わり。綿密な犯人像と矛盾しすぎ。でも、ラストの鮮やかさは、一級品ですね。

  33. 屋根の上の牛さま、コメントありがとうございます~。私もこの作品は大好きです~。リゾコーチも、探偵のダブスも良いですね~。人気投票に1票追加しておきます~。

  34. こんにちは、私がコロンボに惹かれた「アリバイのダイヤル」AXNミステリーで先日放映したので、
    しっかり見ましたよ。以前ビデオで録画してもう何度も見て、ある程度台詞も覚えてますが、やっぱ何度見ても面白い。ロバートカルプがアイスクリーム売りに化ける際、鏡の前で作り笑いをしてみるシーンが笑えます。隙なく振舞っている様子が逆に滑稽に見えたりする、やっぱ名優ですよね。あと前半にしか出てきませんが、リゾコーチもいい。ハンロンとやり合ったり、コロンボと会話するシーンが楽しい。では又。

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