30話「ビデオテープの証言」

Playback / 1975

ある意味、すごい豪邸

電子工業の社長ハロルド・ヴァンウィックが義母を殺害。手を叩いたら「ドアが開く家」なども含め、数十年前に見た当時を懐かしく思い出しました。今であれば簡単なことかもしれませんが、当時の個人宅でビデオ監視システムを使って家を警備しているなど、恐ろしいほど生活経費をかけていたものです。

オスカー・ウェルナー

まずは何と言っても犯人役のハロルド(オスカー・ウェルナー)はGOODです。新しモノ好きで、子供のような性格に描かれています。それでいて、少し女好きでもありますね。私だけが感じるのかも知れませんが、顔がちょっとロック歌手のロッド・スチュアートとダブりました。

今回の再放送で彼の顔を見たとたん、「そうそう、この人、この顔!」って感じで、大はしゃぎしました。それくらい深いインパクトを与える俳優さんだと思います。

ジーナ・ローランズ

犯人の妻エリザベス役ジーナ・ローランズも流石の存在感で、とても美しく見えました。哀愁の漂う素敵な奥様を演じていたと思います。彼女は10話「黒のエチュード」で犯人の指揮者アレックス・ベネディクトを演じた大物「ジョン・カサヴェテス」の奥様。

凄い解決編、本当に文字まで読めるの?

解決編で、ビデオの映像を拡大して、そこに画廊の招待状が映っていた。というのは、どうも…。当時の解像度でそこまで読み取れますかね?オープンリールのようなかなり大きな記録メディアなので、そうなのかもしれませんが…ちょっと疑問です。(これについては後日、業界の方から「識別可能だ」とのご指摘を頂きました)

開けゴマ?

それに対し、銃声でドアが開いてしまったことを発見する着眼点は素晴らしかったですね。実際にピストルを発射して実験していますが、よく考えたら家中のドアが全部開くはずで、もっと大げさな状況になっていたのでは?とも…。ドアごとに感知のON/OFFをしていたのでしょうか? いずれにせよ、これらは足の不自由な奥様への愛情の証として考えられた装置であると思われます。

画廊の美人受付嬢に興味

ハロルドは知り合いの画廊に採用された新人受付嬢「マーシー」に興味を抱いていました(笑)この女優さんはトリシャ・ノーブル(Trisha Noble)さんです。

はじめっから、顔が笑ってます

計算された「笑えるシーン」もありました。それは画廊の場面。換気口をアート作品と勘違いするコロンボ警部の表情は「思わずにんやり」してますよね。自分でも、ちょっと笑っちゃっているでしょう、きっと。帰り際に照れながら「誰にも言わないでくれ」と、受付嬢マーシーに自分から失敗談を語ってしまうのも、コロンボ警部の人柄を上手に表現しています。

ラストは少し残念…

母親殺害の犯人が実の夫だったとわかり、妻のエリザベスが泣き叫ぶシーンでエンディングを迎えますが…少し残念。美しいコロンボ作品を好む私としては、声は不要だった…です。

ブロンソン巡査への疑惑

これもどうでも良い話なのですが、解決編で登場するブロンソン巡査。誰かに似ているな~と思ったら、気になってしまって。6話「もう一つの鍵」で新社長に就任したベス・チャドウィックが「自分の方針に逆らうなら再就職を考えなさい」と脅される役員の俳優さんと似ています。

この俳優さんは38話「ルーサン警部の犯罪」でウォードのギャラをさらに上げることに反対するテレビ局の役員でも出演しています。
これがもし同一人物だとすると…「フランク・エメット・バクスター」という俳優です。2011年の12月に名前が判明いたしました。

監督:バーナード・L・コワルスキー
脚本:デビッド・P・ルイス、ブッカー・T・ブラッドショー
ハロルド・バン・ウィック:オスカー・ウェルナー
妻エリザベス:ジーナ・ローランズ
マーガレット夫人:マーサ・スコット

加筆:2014年2月28日

“30話「ビデオテープの証言」” への79件の返信

  1. いつもこちらを参考にコロンボを観ています。犯人役のオスカー・ウェルナー、俳優の濱田岳さんに似てるなーと思ったら、もうそうとしか見えなくなってしまいました(笑)。それだけお伝えしたくて書きました、既出だったらすみません。今後も楽しませていただきます。

  2. とても面白く観ました。
    コロンボが風邪をひいていて、しつこいぐらい何度もくしゃみをしていましたが、この、風邪をひいているという設定はストーリー上なにか必然性があるのか? そこがわかりませんでした。
    寝室に置かれたピエロが暗闇から浮かび上がるシーンが好きでした。
    犯人の奥さんがまだ夫が悪い奴だということに気づいていず、サインを
    しそうになるところはハラハラしましたが、そこへサッとコロンボと
    警官が現れてほっとしました。

  3. 皆さんも述べていますが、私も今作の魅力はジーナ・ローランズと思いました。
    ピーター・フォークと共演した「こわれゆく女」、
    同じく夫君の撮った「グロリア」、子息の撮った「きみに読む物語」が好きです。

  4. 大昔の放映権時に見損ねていた回を漸く見ることができました。
    ただ、ビデオ映像の差異が決め手になることが容易に予想できたので、やや意外性がなく残念だったかな。
    個人的には、配役を見てへぇーって思いました。犯人役のオスカー・ウェルナーはトリフォー監督の映画で拝見していたので、フランス語しか話せない俳優さんだと思ってました。また、奥さん役のジーナ・ローランズも「グロリア」の女傑ぶりとは打って変わった美しさで意外でしたね。

  5. 久々に観て、決定的なツッコミ所があると気付きました。
    もし、義母が撃たれる直前にハロルドの名を叫んでいたら、ビデオに証拠が残ったのではないでしょうか?
    音声がわからなくても、あれだけアップで画像解析できるのなら、読唇術でも解読できるはずです。
    これまでに観た幾多の刑事ドラマだと、犯人が顔見知りという同様の状況なら、被害者はほぼ100%名前を叫んでいたように思いますが、このお話ではそれだと都合が悪いので、わざと義母に叫ばせなかったのかなと感じました。

    1. 「ルーサン警部の犯罪」では覆面をしていたから、被害者は犯人と知り合いでしたが気付きませんでした。最終的には気付きましたがそれは会話をしたから。
      このエピソードでも覆面をするべきだったのでしょう。
      完全犯罪指南ではありませんが。

  6. ハロルドが画廊に行く直前に妻と電話で話している場面と、画面が切り替わって電話を置く場面とで、机の上の物の配置が若干変わっていましたね。

  7. 初めてコメントします。
    美術館の換気口のくだりは、秀逸でしたねー。何度見ても笑ってしまう。
    あと、エリザベスの寝室で実験するときの演出が好きですね。
    真っ暗ななか、コロンボの声だけが聞こえてくるシーン。
    明かりをつけて、手を叩いてピエロが照らされるまでの流れ。
    なにか、舞台を観に行っているような気分になりました。

  8. ジーナ・ローランズのキャスティングは「黒のエチュード」との類似点の多さから確信犯的。
    第4シーズンは知能犯との対決路線重視への回帰なので、その点においては盛り上がる一方、
    救いある余韻が残った「黒のエチュード」に比べて後味は悪い…。

    弟アーサーがモジャモジャ頭で吹き替えが佐々木功なのでチラ見でマイケル・ナイトに
    見えます(笑。佐々木氏はジャック・キャシディ吹き替えの田口計同様に「コロンボ」が
    アメリカで制作され始めた頃の特撮ドラマ「怪奇大作戦」で犯人役を務めました。
    金の無心にきた双子の弟を誤って殺してしまい、催眠装置を使って恋人に罪を
    なすりつけようとする若い科学者役。

  9. ラストシーンですが原語版では奥様の泣き叫ぶ声はないようです。吹き替え版だけの演出でしょうか。
    コロンボを見てアメリカと日本は違うなと思うシーンがよくあります。コロンボが奥様の寝室でドアが開く実験をする場面でベッドの上に靴を履いたまま寝転がりましたが、日本人の感覚では他人のベッドに寝るのも失礼ですが、まして靴履いたままとは。このように文化の違いを感じるのもコロンボ鑑賞の楽しみです。

  10. 「妻である君がぼくの上で会長をやって、うまくいくと思うかい?」
    当時はある程度の常識で、今では非常識な考え方。何もわかっていない者が自分より上にいてもらっては困る、という意味もあるんでしょうが。
    「道楽と言うが、わたしは妻を愛している。電気製品メーカーとして試用している意味もある。こんなこともわからないのか。
    業績が落ちたと言うが、アーサーも認めているように不景気が主な原因じゃないか。
    それなのに社長を辞めろと言う。
    もう我慢できない」
    こんなところが動機なんですかね。

    1. 被害者からしてみると、犯人の妻すなわち自分の娘は犯人にいいように丸め込まれている、と感じていたのでしょうか。その証拠が犯人の複数の浮気。
      夫婦は性的には愛し合えない状態だったので仕方なかったのか、やはり許しがたいことなのか。妻の母が言うことではないことなのか。
      しかし被害者は、会長の権限を利用してまで犯人を罰しようとします。
      ここは被害者にはあまり理がないように思えます。だから殺していい、とは絶対ならないですが。
      犯人は会議の場でアーサーと組むなどして、社長の座から追われないよう立ち回るべきでした。浮気の証拠等、弱味もあり、会長の主張が通りそうな気配は濃厚ではありますが。

  11. ミダス電子工業のミダス=触れたもの全てを金に変える王の寓話でしたでしょうか。この巣ごもり生活の中でそう考えるとなかなか寓意性のある、いやいっそ全編が大人の童話に映るような。電動装置の数々に飾られたあの屋敷はハロルドとエリザベスという王様と王妃様のお城。でも本当はハロルドがエリザベスという子鳥を自分だけの為に可愛がり閉じ込める為の籠だった。
    ハロルドが見せびらかす「カッコいい」腕時計でしたが「腕」に限らず私がガキの頃はこれからは全ての時計はデジタル表記になるんではないかと思う程大流行になった頃がありました。
    相棒の(笑)ドッグも同行。いつもの葉巻だけでなく風邪ひいたコロンボのくしゃみ、今ならまさに迷惑千万(笑)。

  12. 僕が高校時代土曜日の夜!刑事コロンぼを視るのが楽しみでした! それから何回も何回も再放送されても飽きたら無い❗素晴らしい刑事番組です!毎週水曜日夜が来るのが楽しみで、なりません❗

    1. ほんと同感です。こうした再放送によってますますコロンボファンが増えているのだと思います!嬉しいです。

  13. コロンボ作品は、犯人はじめセレブ(お金持ち)が登場するためさまざまな当時の「最新機器」が出てきますね。
    個人的な話で恐縮ですが、現在「電動車いす」を使用して生活している小生には、こちらの作品に登場する車椅子は、再見の折、驚くほど感動しました。(操作盤から椅子の形状など、現代の物と変わらない!)コロンボ作品の先見の明?には脱帽です。
    あの階段昇降機にしても涙もの(笑)です。もちろん、アメリカの住宅事情(あの豪邸ですもの;笑)もあるでしょうが、自分で昇降操作できるのはさすがですね。こういう発見があるのも、コロンボ作品の楽しみです。

    1. あの階段、日本じゃあり得ないほど幅がゆったりとしてますよね。
      うちの階段は、あの3分の1にも満たないです(笑)。
      エレベーター付きの戸建ては日本でも見られるようになりましたが、あのヴァンウィック邸はどうだったのかしら?なんて想像したりします。

      1. ありがとうございます。ほんとうに幅広ですよね。あの時代、流石に戸建てのエレベーターは現実的ではなかった?のでしょうか。あの平米ですから、昇降機で充分なのかもしれません(笑)

        1. 私も子供の頃に見た時、この家のハイテク構造に「アメリカってすごいや!」っていう感動を覚えたものです。もうコロンボを見るのが楽しみで仕方なかったのです。

  14. ハロルドが発明した様々なシステム。
    セキュリティ、介護、と現代では必要不可欠な機能。しかもAIも入ってる。先見の明がありましたね。
    それを義母さんは「道楽」と片付けてしまって....
    なんとも、ハロルドがいたたまれません

    *死の方程式のロジャー君のスプレーも、パーティグッズとして大売れしたと思います(笑)

    1. あの監視カメラの映像を静止画で拡大しても、あんなに鮮明ではないとは思うのですが、それも楽しめるポイントです。

  15. 招待状が決め手とは、予想できませんでした。コロンボの風邪が何かきっかけになると踏んでいましたが、見事に裏切られました。 ハロルド、確かにロッドスチュアートに似ています。いつも、見終わってこのブログを拝見するので、私が観てる間は、れいわ新撰組の山本太郎代表に見えて仕方がありませんでした。

        1. 私はウッカリ濱田岳に見えちゃいました(爆)「華氏451」や「突然炎のごとく」の名優なのにすっかり忘れて岳ちゃんの吹き替えで聴きたいとか思ってしまいました。

  16. 最近コロンボファンになり動画を探しています。
    とにかくゲスト出演の俳優が豪華ですね!
    オスカー ヴェルナーはウィーンが誇る名優ですね。トリュフォー監督作品の常連俳優で大好きです。彼の話すフランス語も好きですが、オーディオブックのゲーテの作品のドイツ語が素晴らしいです。
    まさかコロンボに出ていたとは、と思いましたが最新で最後のテレビドラマだそうです。
    ジーナ ローランズも最高です。

    1. 「ウィーンが誇る名優」そうなんですね。
      オスカー・ウェルナー情報、楽しく拝読いたしました。

  17. 1975年当時としては、超ハイテクで装備された豪邸が舞台で、久々のショートバージョン(75分)となりました。最後、絶望的になった犯人が妻に助けを求めるのに、ノーと跳ね返されるシーンは「黒のエチュード」の最後とだぶりますが、夫人役のジーナ・ローランズが「黒のエチュード」のジョン・カサヴェテスの奥様とは、何とも奇遇な気がします。エンディングでは、ぐっとこらえていて、泣き叫んではいませんでしたので、吹き替えの際に追加されたのでしょうか。

  18. 60年代トリュフォー映画で一世を風靡したオスカー・ウェルナー。唯一のテレビドラマ出演がこの「ビデオテープの証言」と知り、いつか見てみたいと思っていた矢先、今回NHKの投票で番外と知り、ついにDVDを買ってしまいました。
    期待通りの名演 ! 犯人の身勝手さ、脆さが上手く表現されていました。
    吹き替えも良いですが、英語版も舞台俳優としても活躍した彼の素敵な声が聞けるので、オススメです。
    アルコール依存症による影響か、70年代以降出演映画が少ないのが惜しい限りです。

    1. このエピソード、全体の雰囲気、俳優さんたちの演技好きで、何度も見てます。
      コロンボの他のエピソードの中でも地味な方かもしれません。ほとんどのシーンは邸宅の中で終始しており、時間も74分で短めです。(長いエピソードだと100分近いものもある)
      しかし全体にすっきりとしていて無駄がなく、動機も分かりやすい。

      逮捕の決め手はビデオテープに残っていた映像です。
      面白いなぁと思うのは、画廊からの招待状が映り込んでいたというところです。
      殺人直後、予想だにしなかった妻からの内線電話がきた。で、つい目の前にあった招待状を無意識にポケットに入れてしまうという一連の行動が、冷静な判断が出来なくなっていた犯人の心情をよく表しています。コロンボのいうところの「殺人に関しては素人」たる所以なのでしょうね。

      ラストで自分の夫が逮捕されて、さめざめと涙を流す妻を前に、コロンボはかける言葉もなく、うつむく静止画で終わります。(英語版は妻が泣き叫ぶ声は無し)
      このラストシーンもさりげなくて素晴らしい。日本のテレビドラマではあまりこういう格好いい終わり方は見られないような気がします。

      1. 楽しいご感想、ありがとうございます。自分を愛してくれる夫が、自分の愛する母を殺害していた…という、あまりにショックなラストです。この作品に1票追加します。

  19. いやー、ジーナ・ローランズ、ただただ美しいですね。「グロリア」のときのかっこよさとは180度異なるキャラで、さすがです。
    この作品の時に40代半ばのはずですが、信じられませんね。

  20. エンディングの奥さんの「嗚咽」ですが…
    日本語の吹き替え版だけの演出らしいですけど、
    私はこの「嗚咽」は正解だと思います。
    夫に対して抱いていた疑念が…決定的になった瞬間です。
    今までの「気丈」がガラガラと崩れ落ちてしまうのですから…。
    堰を切ったように泣き崩れる、感情のほとばしりとでもいうんでしょうか? 私には反って「美しい」終わり方だと感じました。

  21. みなさん、コメントありがとうございます。この作品に1票追加いたします。奥さま人気投票、将来考えてみます(笑)

  22. コロンボとエリザベスの最初の会話。
    コロンボ:ヴァンウィックの奥さん・・・
    エリザベス:ああぁぁ・・・
    コロンボは、既にセカンドネームを把握済みだ。
    しばらく会話したのち、コロンボとハロルドの最初の会話。
    ハロルド:わたし、ヴァンウィックです。
    コロンボ:・・・あの、えぇっと?
    ハロルド:ヴァンウィック!!
    いきなり、おとぼけモード全開で始まった。
    これは、さかのぼってコロンボとエリザベスの最初の会話の流れで読める。
    エリザベス:なぜ?なにもママを殺さなくったって、逃げればいいのに!
          なぜ殺したりしたんでしょう?。
    コロンボ:まったくです。
    この時、コロンボは階上へ上がって行くエリザベスを凝視しながら、
    様々な考えを巡らした。その想いを想像してみる。
    エリザベスの言葉には真実がこもっていた。それを疑う余地などない。
    コロンボは、エリザベスの深い悲しみに対して、犯人逮捕を誓っていた。
    コロンボは、それまでも親族の率直な第一声を大事にしてきた。
    もし単純な泥棒なら、言われるように殺さなくても逃げればよかった。
    ということは、殺しが目的である可能性が極めて高い。
    とすると、利害関係のありそうな親族から疑ってかかるのが常道だ。
    そこで、自分の推理をペラペラ理路整然と喋っていたハロルドに
    目を付けた。コロンボの犯人センサーのロジックに適合する相手が
    いきなり目の前に現れたかっこうだ。
    「さらば警部補」において、犯人の見分け方をコメントした。

  23. 「黒のエチュード」と似た構図の作品ですね。
    パトロンの義母、美しい妻、婿の立場でありながら浮気性な犯人、そして決め手のビデオテープ。ラストの場面の往生際の悪さまで同じです。
    しいていえば、意図せずビデオに映ってしまったアレックス氏と、自分で映しておいてへまをしたハロルド氏の違いでしょうか。
    私は人間臭いハロルド氏のほうが好きです。奥さんは甲乙つけがたいなあ。。。笑
    この際、奥さん投票もしませんか?

  24. 最後エリザベスの悲しむ声に心が痛むが、立ち直りは思いの外早いだろう。
    エリザベスは身体が不自由ではあるが、周囲の印象と違って自立心が強い。
    それまでは、自立心を満たすよりも、周囲の心配を優先させるがゆえに、
    静かに暮らしていただけだった。平たく言えば、気遣い屋だ。
    だがコロンボとの会話で「壊れもののように言わないで!」や
    ハロルドに対しても、自分が会長職へ就こうとする意欲を示すなど、
    自立心の芽はふつふつと息吹を出そうとしていた。
    そして、愛する夫の逮捕だ。その悲しみは混乱とショックによるもの。
    よく考えると、ハロルドは母親を殺したのだ。更に裁判では、ハロルドの
    浮気も明確になっていくだろう。
    エリザベスはそれまでの自分を改め、時として自分を責めるかも知れない。
    もし自分がシッカリしていたら、事件は起こらなかったかも?、と。
    そこまで考えを巡らせることのできる感受性の強い女性なのだ。
    そこからエリザベス会長、アーサー社長体制の快進撃が始まる。
    もう騙されることなどない。信頼できるブレーンで脇を固め、
    人材の登用や会社経営に目覚ましい能力を発揮するようになるだろう。

  25. オスカー・ウェルナー氏演じるハロルドの、冷酷でありながら無邪気さを併せ持つキャラクターが面白いです。最後の他に例を見ないほどの取り乱し方、往生際の悪さも含め非常にエキセントリックでした。
    ぼくの持っている完全捜査記録では、このエピソードを解決のフェアさの点から評価していました。確かにハロルドがビデオのアリバイ工作をして画廊に行くという計画自体が、証拠の招待状の存在を視聴者側に気付かせるのに十分なヒントといえると思います。
    その他の点では、やはり寝室のピエロ人形のヴィジュアル的にあざやかな手がかりが秀逸でしたね。

  26. いつも楽しく拝見させていただいております
    私もハロルドをパッと見で「あっロッドスチュワートだ」と
    思いました(笑)
    1975年といえばあの「セイリング」歌ってたころですかねぇ。
    ラストはなんかコロンボらしくないなぁと思ったのですが
    日本独自でしたか!いい情報を得られました。

  27. 殺されたお母さんも「よござんすか」って言ってた。
    コロンボ以外も言うんだ。
    っていうか、セレブが言っちゃあいけないのでは?。

  28. >トレモニさん
    確認ありがとうございます。
    犯行のトリックをもう一度見てみよう と思って あれっ?と思った次第です。
    録画してたからわかることで普通に見てたら、まず、気づかないと思います。
    それにしてもコロンボは面白いです。

  29. >BOZEさん
    なるほど。
    タイマーが作動してニセビデオが流れるときに、白い長方形の招待状が
    あっちゃマズイですよね。

  30. 犯人役オスカー・ウェルナー、ブラッドベリ原作のSF映画「華氏451度」のモンターグ役で強烈に憶えていますね。モンターグは繊細で自らの職務に次第に疑問をおぼえ、矛盾に苦しんでゆく姿をよく演じていました。このコロンボ作品では少し太り?顔つきは丸っこくなっていますがどことなく影のある、幼児性と冷徹さを併せ持った人格を感じさせる好演だと思います。

  31. お母さんが撃たれた後犯人が横を通るとき瞼がピクッと動いてるのと、ガードマンがモニターで犯行を見る前にお母さんが倒れてるシーンがカラーで映るのですが
    テーブルの上に招待状があるのが不思議です 

  32. たしかに内容を見るとコロンボのストーリー性を率直に考えるとエンディングの泣き声は一気に悲し過ぎる雰囲気になりコロンボが奥さんに酷ですが申し訳ございませんといった感じです、日本声優人の着色でしょうか。

  33. オスカー・ウェルナー扮する犯人が強く記憶に残っています。
    義母が射殺されたビデオ映像を顔色一つ変えずコロンボに説明する犯人。よくよく考えたら物凄い神経の持ち主です。
    あと吹き替えは、被害者の息子役がアニソンの大王・佐々木功さんだったり、
    画廊のオーナー役には特撮の女王・曽我町子さんだったり、
    この他も二階堂有希子さん、佐々木すみ江さん等、なんとも豪華なメンバーに感服しました。

  34. やじろべえさん>コメントありがとうございます。ジーナ・ローランズさん、その役柄からも知性を感じますね。

  35. 黒のエチュードに続いて、二連投です^o^
    真面目に書けば、コロンボが執念でハロルドのアリバイを崩すところが見どころでした。
    それより、この作品はエリザベスを演じたジーナ・ローランズがえらく美人でまた見たい作品です。黒のエチュードのジョン・カサヴェテスの奥さんなんですね。
    しっとり系の美人、やじろべえは好みのタイプかも。

  36. 初めまして
    いつも楽しく、興味深く拝見しております。
    最後のシーンですが、妻のエリザベスは私のDVDでは泣き叫んでいない、と思い、日本語に切り替えると日本語音声にはコロンボの顏に切り替わったシーンでむせび泣く声が入っていました。日本独自の演出だったわけですね。

  37. 真田さん、コメントありがとうございます。ルテナント…の言葉のやり取り、素敵ですね。いつかノベライズ版も読んでみたいです!ありがとうございます。

  38. こんばんは。
    またまた、ノベライズ版からのネタなんですが
    ラストに素敵なセリフがあったんです。今手元にないのでうろ覚えなんですが、。
    「彼女はどうなるんだ?ルテナント。まだまるで子供なのに」
    「大丈夫ですよ。ルテナント。これで大人になったんじゃないかな。」
    コロンボに対するルテナントは警部の階級
    ヴァンウィックに対するルテナントもそう呼ばれるにふさわしいことがあったと、なんだったら忘れてしまいましたが、記憶しています。
    その前の彼女の態度は、「いいえ、わたしには、夫が何を言っているのかわかりません。」という感じの沈痛な中にも冷静なものだったという覚えがあります。
    なので、日本語版実写の演出は独自の解釈をいれた結果、残念なものになっちゃった、というのが、私の感想です。
    うろおぼえ情報ですみません。

  39. るてなんとさん>いつも、コメントありがとうございます。このエピソードって…美しいけど身体が不自由な奥様と、それを支えるご主人。に…見えそうで、実はダメ男。そして一線を越えたら、大不幸の始まり。真の優しさ…って何だろう?って考えさせられます。

  40. フリーディアさん>コメントありがとうございます。「吹き替えの声」同感です!!「山田吾一」さんですね!確かNHKの連想ゲームでも活躍されました。大好きでしたよ~。「ビデオテープの証言」に1票、「秒読みの殺人」に2票入れておきますね!

  41. 「黒のエチュード」と比べてみても、やはりこの作品は重いエンディングです。
    後ろのテレビ画面が沈黙の中で消え、そのままスタッフロールになる・・・。
    犯人の妻は、犯罪加害者親族であると同時に犯罪被害者遺族となり、幕切れがこんなに重苦しい雰囲気を醸し出した作品は他にないと思います。
    あの最後のコロンボ警部の表情は、他の作品では見れないほどにやるせないものでした。
    奥さんの心情を理解しているからなのでしょう・・・。

  42. はじめまして
    先日、こちらの作品を見ました。
    犯人役の方の、顔と、吹き替えの声がとっても合っていて、とてもいいですね。
    そして、奥様は体が不自由なのに、お母さんも、旦那さんも失うことになり、コロンボで初めて、うるうるしました。
    私の一番のお気に入りは、秒読みの殺人です♪

  43. 「コロンボの画廊のボケ」は、シリーズ中で1位かもしれませんね(笑)ラストのシーンは10話「黒のエチュード」にも通じますね…奥さんが可哀想。

  44. こんばんわ♪
    コロンボの画廊のボケは、最初見た時に、腹を抱えて笑ったのを覚えています(笑)
    ァ ‘`,、’`,、(‘∀`) ‘`,、’`,、 
    画廊の受付嬢、魅惑のエクスタシーを放っていますね(笑)
    そして、銃声でドアが開くことに気付いたコロンボ・・あれは凄いですな~~(´ー`*)
    夫人の記憶を頼りに、あそこまでわかっちゃうもんなんですかね(驚)
    ラストの招待状のシーンも、一発で犯人の顔色が代わった所は斬新でした!
    何よりも夫人の哀愁さ、泣き崩れる感じが
    ある意味、最高の演技だったと思います^^

  45. るてなんとさん、コメントありがとうございます。そうですか!吹き替え版しか見ませんので、知りませんでした。その演出は罪深いですね…とほほ。教えてくださって、ありがとうございました!

  46. この「ビデオテープの証言」ですが、ラストでジーナ演じる犯人の妻が泣き叫ぶというのは、実は副音声(英語)にするとまったく聞こえません。
    これは日本語吹き替え版でのみの演出だったのです。
    なんでこんな演出をしたのか、今となっては謎です。
    「溶ける糸」のコロンボ激怒シーンはまだわかるのですが・・・。

  47. reikoさん、お返事が遅くなりました~。ハロルドさんは憎めないですよね、同感です。俳優のオスカー・ウェルナーはオーストリア出身で、残念ながら1984年に亡くなったそうです。本作のわずか9年後です。生前はたいへんお酒が好きだったようです。

  48. どういうわけかわたしはこの作品を何回みてもあきません。ハロルドが憎めなくて(首を傾けて喋る所など)テープの細工の場面も面白いです。殺しの序曲や死者のメッセージも良く見ます。作家のおばさんの仕草も独特で音楽もいいし。 やっぱりコロンボは50代くらいが一番よかったです。独特の色気があった・・(笑)。作家のインタビューも楽しかった。こだわりのありすぎる俳優だったみたいですね。コロンボずーっと好きです!

  49. 光学フィルムについては詳しくないけど、ポラロイドフィルムからでも引き伸ばしたらしい写真が飾ってあるのを、以前は写真屋などで見かけた記憶があるので出来ないことはないんじゃないかな。
    ドラマの中でパネルにして見せた写真はなんか別撮りっぽい感じに見えなくもないけど、コロンボ警部が説明した状況は再現出来る様に思います。時間を確認するだけだし、あの時計も数字のない針だけの時計だったのもありますが。

  50. akutoさん、コメントありがとうございます。
    >「読めますよ。」
    おぉ、そうですか!しかも、決め手は「画廊の紋章」でしたか、失礼いたしました。ヴァンウィック家の設備は、相当高品質なビデオ監視システムを導入していたと思われるので、自分が想像していたより、解像度は良かったのでしょうね。
    >「本編の中で実際に引き伸ばして」
    については、納得です。ありがとうございました!
    逆転の構図の時は、どうなんでしょうね?ポラロイドカメラで撮影された写真をもとに、あれだけ引き延ばしたら、もっとピントが甘く画像が粗いんじゃないかな~って、思いながら見てました。ドラマ演出上の表現で、はっきり見えるようにしている場合もあるのかなと。

  51. >文字まで読めるの?
    読めますよ。
    アナログメディアは一般の想像以上の記録性能を持っているものです。業務用のオープンリールビデオテープともなればとんでもない容量があるでしょうね。設備が十分でない環境でならデジタル機器が便利ですが、設備が整った環境ならばアナログメディアが有利です。
    …って、いうか本編の中で実際に引き伸ばして、案内状と重ねて見せる場面が映っているじゃあないスか~;。
    決め手になったのは『文字』ではなく画廊の『紋章』(マーク)です。

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