Undercover / 1994
- 「シェラ・デニス(シーラ・ダニーズ)」の出演作品。
- 「愛犬ドッグ」の出演作品。
この作品も賛否両論タイプ
「初夜に消えた花嫁」と同様で賛否両論、出ます。インターネットでこの「死を呼ぶジグソー」と「初夜に消えた花嫁」の情報を探してみますと、やはり諸事情により、自分が理想とする刑事コロンボ路線の作品が作りにくい状況だったようですね。また、この作が好きだとおっしゃる方も意外と多くいらっしゃるようです。
▼追記予定(BS2での再放送を見た後に書こうと思います)
2011年1月にもう一度見直しました。「初夜に消えた花嫁」は相変わらず理解不能でしたが、この64話「死を呼ぶジグソー」はピーター・フォークが、俳優ピーター・フォーク=コロンボという、世界中に知られた固定イメージがある中で、俳優としてこんなこともやりたかったという願望を一気に披露した作品だと感じました。(あくまでも私感です)
イタリア系?
コロンボはイタリア系であることを強調しています。が、ピーター・フォーク自身はイタリア系ではありません(ロシア系だそう)。しかしイタリアン・マフィアの格好良さに憧れている風の表現がありました。他の作品にもこの傾向は出ます。またこの作品には、少しアクション映画めいた暴力シーンも含まれます。そして「お金のために生きているのではない」という哲学も感じました。
シェラ・デニス(シーラ・ダニーズ)
おぉ、ここにもシェラ・デニスが出てきましたね。忘れていました。シェラ・デニスはピーター・フォークの奥様として有名な女優さんですが、50話「殺意のキャンバス」58話「影なき殺人者」64話「死を呼ぶジグソー」66話「殺意の斬れ味」と、新シリーズだけでも4回出演しています。
愛犬ドッグが登場
原作:エド・マクベイン
監督:ヴィンセント・マクヴィティ
アーヴィング・クラッチ:エド・ベグリー・ジュニア(声:納谷六朗)
モー・ワインバーグ:バート・ヤング(声:大塚周夫)
ブラウン刑事:ハリソン・ペイジ(声:池田勝)
ジェラルディン・ファーガソン:シェラ・デニス(シーラ・ダニーズ)
ドロシア・マクナリー:タイン・デイリー(声:弥永和子)
加筆:2022年9月2日
映画『ロッキー』シリーズでエイドリアンのお兄さんを演じ、
この「死を呼ぶジグソー」ではマフィア役を演じたバート・ヤングさん(1940~2023)が亡くなられました。83歳でした
83歳で死去というのは、
コロンボ役ピーター・フォークさん(1927年6月~2011年6月)と同じでした
間違えました
フォークさんは1927年9月~2011年6月でした
私はFOYLE不足だわ😁😁
コロンボをみていたらCALIFORNIAの太陽&大きい家🏡とか庭を通り過ぎるとコテージのような家🏡があるけどなんて言うんですか?
AMERICAって国土が広いから隣に行くのも🚐だって😁😁
ふふふ、案の定大方のご意見ははケチョンケチョンですね。
私は悪くないと思いますが、まあやっぱり、”ピーター・フォーク主演の別物”ですね。課長から一日だけならと言われ、相棒に(行こう)とあごをくいっとするとこはカッコよかったですね~潜入捜査でのチンピラの変装の方がこぎれいだったり(笑)、殴られた後の入院先の看護師さんとのやり取りがかわいかったり、マフィアの変装は楽しそうだったり。ワインバーグとの掛け合いは英語の方が楽しい。大塚周夫さんはもちろん素晴らしいのですが。
イタリアマダムに会いに教会に到着したシーン、教会と、同じ高さのアメリカ杉?と、空の色とが絵はがきのように美しい・・・CAにもこんなところがあるのですね。
不評のドロシアとのキスも、”コロンボ”だと思わなければお礼の軽いキスでありかな~とても表情がキュートでチャーミングだったと思います。二人とも。
ジーク巡査、なかなか今までに無い警察側キャラクターでした。いい味出してましたね!
私もこれが「コロンボ」じゃなくてピーター・フォーク主演、二十世紀の流行作家エド・マクベイン原案の探偵コメディとか、いっそ「87分署」シリーズのパロディとかだったら、素直に(?)楽しんでいたと思いますよ。でもね、くどいようですが「コロンボ」を観ようとしてる立場の者には無理筋ですよ。改めて振り返るとエド・マクベインもすっかり出版市場では在庫品薄状態のようです。
「くどい」ついでにですがタイン・デイリーの代表作と言えば何度もあちこちに書き込んでますが「女刑事キャグニー&レイシー」レイシー刑事役を私は推します。
「87分署」と言えばこれもかつては日本版が一時間もの連続ドラマとして「裸の街」、二時間ドラマとしては「わが町」シリーズとしてドラマ化されていたものでした。
ジェレミーホームズやルパン三世とかだったら、同じ話でも、しっくりいって、じっくり楽しめたかもね?
コロンボさんがやってる!と言う所が、どこまでも引っ掛かるんだよなあ…?
落ち着かなくて。年齢的にも無理させてる感。痛々しい!
最近の戦隊ものとかもそうだけど、やっぱり水戸黄門的な王道は守らなきゃ?
コロンボにはコロンボだけが出来る専門範囲があるんだから、そこは守って視聴者を楽しませて欲しかった。
知的な犯人との丁々発止。
「そうそう!いつもの店の、いつものこの味!」みたいな、実家のような安心感。
つか、おじいちゃんにアクティブな無理をさせちゃいけません!!
この作品はあまり馴染みがなく、今まで気がつきませんでしたが、ルチアを演じる女優は、「大当たりの死」でアパートの住人でイタリア系マンマ役の人だったのですね。既出でしたらすみません。
追伸
確かに、ピーターフォークが主演している刑事ドラマ、という感じ。
演出から展開、キャラまでコロンボとは別物。
ですが、好きです。
バートヤングとの共演シーン、昔の洋画ファンからしたら渋くてたまらないですね。
アフリカ系の刑事さん、刑事ハマーで署長だった役者さんだね。懐かしい。
10年近く前にブルーレイ全集を購入した直後に観て以来、久しぶりに鑑賞しました。「エド・マクベインの小説が原作で、コロンボがいろいろな人物に扮する異色作」という以外、内容は忘れていました。
そして意外?なことに、かなり楽しんで観ることができました。”ピーター・フォークが、ある事件捜査班の現場指揮官を演じたテレビドラマ”(そして主人公の刑事は、どこかで聞いたような名前を持つイタリア系)と考えれば、全然オッケーです。以前のコメントを読み返したら、同じようなことを書いている方もいますね。この作品を”「刑事コロンボ」シリーズのいちエピソード”として考えると、「何だこれは!?」と拒否反応を起こす人もいるのも確かに頷けることではありますが。
フォークが「コロンボ」によって日本でも知られるようになった頃、かつての出演映画がテレビで放送されたり、ビデオで接することができるようになったりしたことがあり、私も当時その何作かを観ました。今ではどれも内容を忘れてしまいましたが、アカデミー助演男優賞にノミネートされただけあって、幅広い役柄を演じられる俳優だったのだろうと想像します。そもそも俳優の醍醐味とは、本来の自分とは違った人物になれることなのでしょうし。
「コロンボ」のおかげで世界的な名声と富を得たことと引き換えに、ピーター・フォークは、そうした機会を狭めざるを得なかったのではないでしょうか。もしかしたら彼は、「コロンボ」に対して愛憎入り交じった感情を抱いていたのかもしれません(ちょうど、自分としては余技として書いたつもりが大人気となった「ホームズ」に対するコナン・ドイルのように)。彼が「コロンボ」のシリーズ更新のたびにギャラの大幅アップ要求を繰り返すようになったのも、そんな感情が幾分か入り混じっていた結果なのだろうか、などと想像したくなります。
そしてこの「死を呼ぶジグソー」、当時手元にあった使えるアイデアがマクベインの小説しかなかったという事情はあったにせよ、それにかこつけて、製作総指揮の立場を手に入れていたフォークが「いろいろな人物を演じてみたい」という願望を叶えた(いわば私物化の最たるもの)・・・というのは、ちょっと意地悪な見方かもしれません。ただ今回、この作品を楽しむ一方で、そんな想像も沸き起こってしまい、何だか観ていて哀しい気持ちにもなりました。もちろん、あくまで私の想像・妄想ではありますが。
それはともかく、私は原作の小説を読んだ記憶はありませんが、暴力や人種問題にかかわる内容があるため、その面ではドラマ化に際してかなり手直しがされたそうです(犯人の落としにつながる「指紋」もドラマのオリジナル)。シリーズ製作の舞台裏を描いた本”Shooting Columbo”には、それ以外にこの作品について驚くようなエピソードは書かれていませんでしたが、それでも少し紹介すると、
・ドラマに出てくる”ジグソーパズル”の現場写真は、原作小説に掲載されていたものをそのまま利用したものだそうで、それと同じように見える現実の場所を見つけるために担当者は南カリフォルニア各地を車で回った。ようやく見つかったのが、マリーナ・デル・レイにある防波堤付近。しかし、写真では路面に亀裂や継ぎ目があるのに、見つけた場所の道路はキレイなもの。スタッフはやむなく、道路に亀裂などを描いて写真と同じように見えるようにして、撮影後は描いたものを消して元通りにした。(なぜ現実の場所を写した航空写真などをドラマの”ジグソー”に使わなかったのか、そうすればロケハンの手間が省けるのに、と私は思ってしまったのですが・・・。)
・タイン・デイリーとのシーンの最後で、フォークが彼女にキス。プロデューサーは「コロンボはそんなことはしないぞ!」と言ったものの、最終的に残った。(カットされなかったのが製作総指揮としてのピーター・フォークのゴリ押しだったのかなどの説明は書かれていませんでした。また共演した妻シェラ・ダニーズの反応も明らかにはされていませんでした・・・。)
・同じく”非コロンボ”な「初夜に消えた花嫁」が放送後に批判を受けた際、いろいろ言い訳がましいコメントをしたピーター・フォークだったが、この作品では胸を張って「今回もフォーマットを破ってみた」と述べた。このシーズン最終作となった本作は視聴率的にも満足できるものだったため、ABCはその後も「コロンボ」制作の続行を決めた。
「ホームズもすなる変装といふものを、コロンボもしてみむとて、するなり。」(土佐日記)といった感じでしょうか(笑)。視聴者から猛反発を喰らってでもエド・マクベインの《87分署》の翻案をもってきて、リスク承知で「破壊と創造」を試みたかった制作陣のチャレンジ精神を高く評価したい回です。そしてその試みは、60話「初夜に消えた花嫁」よりもは、はるかに上手くいっているんじゃないでしょうか。
① 私が発見したこと。
新旧シリーズ全69話を通して、コロンボが、カミさん、家族、兄弟、親戚、いずれの話もしなかったのは本作だけです。このことだけの確認に約5か月かかりました(笑)。
② Blu-ray全集解説冊子から教わったこと。
《警部の愛犬“ドッグ”の登場は、第10話「黒のエチュード」から第67話「復讐を抱いて眠れ」まで計15回。ところが、HDリマスターによる高画質化の結果、本作のエピローグでプジョーの助手席に見える影が実は“ドッグ”なのではないか(スタンド・インの人形のようにも見える)という新たな可能性が浮上している。これは、まだどこにも発表されていない最新未確認情報なので、鑑賞時にはぜひ検証を!》(Blu-ray全集解説冊子より)
ホントだ!
警官:「どこ行くんですか?」
コロンボ:「犬を公園に連れていくんだよ」
というところで、「DOG」らしき存在がはっきり見えてます!
感動しました(笑)。
これは、当然ながらNHK-BSの再放送画像でも確認できます。
確かに、確認できました。
いつもありがとうございます。
すみません、「犬を公園に連れていくんだよ」の後は何と言っているのでしょうか。どうしても聞き取れなくて。
コロンボは too-da-looと言ってます。かなり古臭い表現のようで他の刑事さんたちも「何?」、「わからないよ」と言ってます。調べると See you laterとか Goodbyeを意味しフランス語が語源だそうです。
なるほど! 納得しました。70年代ラバー様、どうもありがとうございました。
NHK再放送の字幕では、
「シュラ・シュール」となっていました。 英語オリジナルの発音はそうは言ってなさそうですけど。いずれにしても、作品内では謎の言葉のままですね。
何なんでしょうねぇ、シュラ・シュール。Roma様、ありがとうございます。
タイン・デイリー演じるD’マクナリーの登場シーンでドアチェーン越しに現れた彼女の胸元には薔薇?のタトゥー。
しかしコロンボを部屋に入れた瞬間にタトゥーが消えてシール?の跡だけになっていたので場面展開カットで別日でつけ忘れているのかなと思いました。
→ピーター・フォーク自身はイタリア系ではありません(ロシア系だそう)。
との事ですが褐色の日焼けの感じが南イタリアっぽいと思ってみてましたがこの作品のシーン車内でマフィア衣装に着替えいる時の脚などが真っ白だったのでロシア系という話も信憑性がありますね。日焼けの赤+ファンデでコロンボというイタリア系の刑事を演出しているのかぁと考えた次第です。
NHK BSで録り貯めていたのがようやくここまで来ました。(ポアロも見てます)
内容はともかくあと数回で終わってしまうことに哀しさを覚えています。
ずっとずっとコロンボを見ていたい、見飽きない…そんなドラマがあと数回で終わるなんて…信じられない…
ポアロもあと少しで終わっちゃうし…この先どうすればいいのか、と。
ただ、一つ言えることはコロンボも古畑もリメークはしないで欲しい、ポアロは映画版は違う役者なのでok。
あーもう少しでコロンボ不足になっちゃう…
昔のハードボイルド探偵物のようで面白かった。いつもの倒叙形式が静のコロンボなら、「初夜に消えた花嫁」と「死を呼ぶジグソー」は動のコロンボだと思います。私はどちらも好きです。
Undercover はおとり捜査ではなく、潜入捜査の事です。
このエピソードとは全然関係ないんですが、今日たまたまツイッターでコロンボがらみの面白い動画が流れてきたので貼っておきます。もしかしたらこちらでは皆さんご存じの映像かもしれませんが。
https://twitter.com/xmbhwfqdx/status/1408767543955759108
ありがとうございます。知らなかったので大変嬉しかったです。素晴らしいモノマネですね
ani-さん、動画拝見しました。楽しいです!
・名探偵ポワロの後期のように、次から次に人物情報が出てくるので整理がなかなか追い付きませんでした。銀行強盗一味との関係やピースの入手経緯が語られていない人間が何故ピースを持っていたのかも謎です。
・冒頭で二人が相討ちした現場は、「大当たりの死」の現場と雰囲気が似ていましたが(外観、階段)、どなたか検証できます?
私も建物が類似しているなと思い、調べてみました。階段はわかりませんが、外観は1908年に建てられたNate Starkman & Son Buildingという実在の建築物で、両エピソードに使われました。なんとも趣のある外観で、ロケ地として他のドラマなどにも使用されたようです。いつかロスに行くことがあれば、訪れてみたいです。
調査、ありがとうございました。
番外編は1回でいいかなって感じですかね。マクベインだからプロットは悪くないですよ。でも関連人物が多すぎて解りずらいのが難点です。
バート・ヤングの声が富田耕生だったら評価したんですけど。
ジーク刑事が良かったですね。同僚キャラが揃っているのが新シリーズの良い所ですね。
新シリーズって最初はプロデューサー、脚本、監督、音楽等、旧シリーズのスタッフが結構名を連ねてたんですが、この頃になると全然名前を見なくなりますね。
「ピーターフォークの考えるコロンボの世界観や演じたいコロンボ像が、旧シリーズ以来のファンの求めるそれらと差異がある」というのが結果的に新シリーズの作風になっていると思うんですが。今作を見ると、その一つの答えというか到達点というか…ピーターフォークのやりたいコロンボはつまるところこういう感じなのかな、と思えるものがありますね。
今回も面白く見ました。
タイン・デイリーは61話で夫殺しのドロレスで逮捕されましたが出所後はドロシーと名を変え娼婦として64話にご登場するとは、お元気そうで何よりでした。コロンボ奥のシエラ・デニーズとともに新シリーズの準レギュラーみたいな感じですね。
シエラ・デニーズは今回死体役が妙に似合うなあと感じました。
前から思っていたのですがタイン・デイリーとシエラ・デニーズは何だか雰囲気がよく似てる感じがします。
コロンボの好みなのでしょうかね。
でもタイン・デイリーとキスしたのはいかがなものでしょうねえ。
コロンボらしくない。
私もあれはやりすぎだと思いました、見たくなかった。
誰がどう見ても必要ない劇中のタイン・デイリーとのキスシーン。実はタイン・デイリー個人の願望をピーター・フォークが叶えたのでは?
タイン・デイリーはコロンボの演技に憧れて女優を目指したとのこと。
コロンボとキス出来たら死んでもいい位に彼女はコロンボ大好きでそれを公言していた。聞きつけた総合プロデューサーのピーター・フォークが君の夢を叶えてあげるよ。ちょうど僕が好きに作っていい回があるからシナリオライターに言ってコロンボが君の役とキスするシーンを入れてやるよ。
てな事であの迷シーンが出来たのだと推測します。
タイン・デイリーが出てきた時、「あれ、これタイン・デイリーだよなあ。でもこないだ出たばかりなのにまた出るわけないよな。太ってるし」と思いながら見てたんですが、どう見てもタイン・デイリー。演技上手いし。(笑)
そこだけ面白かった。
初夜に消えた花嫁と並ぶ新シリーズを代表する異質作品「死を呼ぶジグソー」
ぼろんこ氏をはじめ多くのコロンボファンが凄まじいアレルギー反応を起こしたこの作品を以前から見てみたいと楽しみにしておりました。
視聴した感想としては、通い慣れた馴染みのラーメン屋に行ったら何故か店主にスパゲティナポリタンを出され「おいっ!」ってなったけど食ってみたら意外と美味しかったって感じかなぁ。
400万ドルのありかをしめす写真の欠片をめぐり七変化コロンボとクセ強めの人物達とのやり取りは見応えがありました。
(誰が誰だか分かりづらくて人物相関図が欲しくなっちゃいましたけどね)
「ジーク居る〜?」 「〇〇分前から待ってますよ」のやり取りが面白かったジーク刑事もいいキャラしてました。
番外編的な変化球作品としてたまにはこういうのも有りかもね。
たっとさんのご感想に、思わず吹き出してしまいました。
ジーク巡査役のロバート・ドナーは、「別れのワイン」「犯罪警報」出演時もよかったですが、今回が一番いい味を出していましたね。タイン・デイリーも、今回の役柄の方がいい感じがしました。
イタリアンマフィアになって潜入捜査したり、ズボン履かせてもらえず車内で下着姿になったり… 登場人物が多くてストーリーはややわかりにくいけど、コロンボらしくないピーターフォークを十分に楽しめました。 でも、やっぱり後半になってヨレヨレコートを羽織った姿には安心してしまいました。 ピーターフォークはもちろん大好きな人物ですが、コロンボという人物に最大級の魅力を感じている現れでしょう。
コロンボらしくないピーターフォーク>粋な楽しみ方ですね。
昔「ブリンクス」という映画を見た時、コロンボに近くて遠い感じがして好きでした。
この辺りは全く過去に見ていなかったので「初見」としてとても面白く集中して見られました。コロンボ外伝というよりも「花嫁」と同じくコロンボで有名なPフォーク(以下PF)が主演の刑事ドラマとして見て楽しむのが良いと思います。フェイダナウェイ主演の回にも言えるのですが「コロンボに出てあげるから俺の好きなようにやらせて」感が濃厚でぼろんこさんのおっしゃるようにPFの私有物のようになってしまいましたね。
ドラマとしては面白かったです。3人の女性がいい味を出していました。教会のシーンのルチア(カヴァレリア・ルスティカーナにでも出て来そうな風情のイタリア女性)。ドロシー役のタインデイリーは前に出ていたフットボールチームオーナーよりも今回の方が役柄がニンに合ってる感じがします。それからPF奥様のシェラ。PFとの掛け合いが面白かった。PFがマフィアをやってるシーンが面白かった。PFは本当はゴッドファーザーにも出たかったのかしらと思いました。
ワインバーグ役の俳優さんはエイドリアンの兄貴だったんですね。どこかで見たように思いました。
残念な点はジグソーのピースがいかにもチープだったこと。あんなもんだったら大雑把なアメリカ人はすぐ亡くしちゃいますよね。もう少しいわくありげ感のある品物にしてほしかったな。せめてプラスチック製くらいに。
原題のundercoverはストーンズのアルバムタイトルにもなるくらい分かりやすい英単語のように見えるのに、「おとり捜査』と訳されることもあるようで日本人には難しい単語の一つです。
この単語が実は「逆転の構図」で、シスターがコロンボがいつものヨレヨレコートで聞き込みに行って、あのまかないの食事を取るシーンで、「あら、きっとundercoverなのね」と言って使われているようです。
もしかすると本編はその壮大なオマージュ(もしくはずっと同じ服でコロンボをやってきたことへの反動)の意味合いがあるのかもしれません。
なるほど!
視聴中何だか「初夜に消えた花嫁」と同じ臭いを感じましたが、ここを見てやはり!でした。
でもこちらの方が推理モノにはなっていて良かったです、でもコロンボの潜入捜査はさすがに老骨に無茶しすぎですね。
残念なのはパズル(あれはジグソーじゃないですよね)に捻りがなくて×のある部分とその左側のいくつかがあれば十分なのでは?って所です。
全ピースを集めると初めて隠し場所への大事なヒントが謎掛けの形で明らかになるがそれを解けるのが探偵役のみ、みたいなのが良くある展開じゃないでしょうか?
初めて投稿します。いつもBSの放送後にこちらを拝見して楽しく復習しています。
子どもの頃に父と一緒に観ていましたが、この1年間のBS放送では夫婦で完全にはまってしまいました。
先週の父の日には実家の父親に、刑事コロンボ(旧シリーズ)のDVDボックスをプレゼントしました(笑)
Wikipediaを見ていたら、今日がピーターフォークの命日(ちょうど10年)ということに気づきました。こんなにたくさんの素敵な作品を残してくれて、本当にありがとうと伝えたいです。
お返事が遅くなりましたが、素敵なコメントをありがとうございます。
余談ですが、このエピソードではドロシア・マクナリー役のタイン・デイリーが太ったのは、「女刑事キャグニー&レイシー」に出演時にリアルに出産してからだと思います。
さて、私、初見時には、コロンボが変装しておとり捜査とかどうも「らしくない」し、それ以外のことは全然記憶を失って(笑)余程気に入らなかったらしいです。でも今回は割と楽しく観れましたね。私も大人になったかしら?(大笑)。
気品も知性も感じられないしコロンボが殴り倒されたり人物関係がややこしいのが残念ですが、それでも犯人のアリバイ破りの伏線と証拠は割とすっきりと決まったのは良いと思います。
コアなファンの方々は見方が厳しいですね~(;´Д`) わたしはとても楽しく見れました。旧作のコロンボっぽさとはたしかに違和感ありますけど、これはこれで、それも含めて楽しめました。ダーティーハリー3で強烈な印象を残したタイン・デイリーさんがここでも登場していましたね。「死者のギャンブル」でも犯人役で出てました。いい女優さんです
初めて投稿いたします。
この回に出演しているバート・ヤングは、「ロッキー」でのエイドリアンの兄役が有名で、「カリフォルニア・ドールズ」でピーター・フォークと共演していますが、1980年のテレビ映画「ご存知有名刑事ゾクゾク殺人事件」(「名探偵登場」の刑事版みたいな作品)に出演しており、レインコートに葉巻の“コロンボ役”(もちろん、パロディ)を演じていました。ほかにもコジャックやマクロード、ジョン&パンチなどのキャラも出てくるのですが、バート・ヤングのコロンボが一番似ていたような…。それがどうした、みたいな投稿ですみません。
「初夜に消えた花嫁」「死を呼ぶジグソー」新シリーズの中でも特にこの2つのエピソードは異色ですね。
私は旧シリーズの典型的なストーリー展開が好きなので、こういう異色作は何度も観たいとは思いません。でも、数ある中のひとつとして悪くはないと思います。
保険調査員クラッチ役のエド・ベグリー・ジュニアはこの人物の二面性を上手く表現していたと思います。
彼は第44話「攻撃命令」で小さな役でしたが、巡査役で出演していますね。調べたところ、彼はピーター・フォークと同じ誕生日で(1949年9月16日生まれ)フォーク氏の生前、誕生日を一緒に祝うなど、家族ぐるみでとても仲良くしていたそうです。
エド・ベグリー・ジュニア情報、ありがとうございます!
けんさん、コメントはお読みしていましたが、お返事が遅くなりました。私の好きなベスト10、ありがとうございます。人気投票に加えます。
この作品、数回観たのですが…いつも途中で挫折してしまいます。なぜか?多分、わからなくなってしまうのかと。トレモニさんが整理されていますので、参考に再度挑戦してみようかと思います。あと、コロンボ警部の出で立ちが馴染めずにいます。私的にはいつものコートに艶のない靴でなければ魅力が半減してしまう感がありました。アロハシャツや手術着は素敵でしたが。
ぼろんこ さま
楽しいブログを開設していただき、ありがとうございます。
皆様の感想を楽しく拝見させていただいております。
今回、初めて投稿させていただきます。
昨年来からのBS-TBSでの放送開始から「刑事コロンボ」をビデオで録画しながら、やっと、6月9日(木)に当該作品「死を呼ぶジグソー」で全69作品を視聴し終えました。感無量です。
小学生のころ親父が好きで観ていたのを思い出し、また、社会人になってからも放送があるたびに観ていたなと感じながら、改めて視聴しました。このようにまとめて放送されBS-TBSには感謝、感謝です。
やはり、皆さん、書かれているように初期作品には、コロンボにも犯人にも趣、貫禄があり、良質な作品が多いと思います。新シリーズはちょっと品がなく、「う~ん」といった感じです。
こうした中、なかなかチョイスすることは難しいのですが、私の好きなベスト10(制作順)は、
1話「殺人処方箋」
9話「パイルD-3の壁」
11話「悪の温室」
15話「溶ける糸」
19話「別れのワイン」
20話「野望の果て」
32話「忘れられたスター」
36話「魔術師の幻想」
40話「殺しの序曲」
41話「死者のメッセージ」
といった感じかなと思っています。
また、気付いたことがあれば投稿させていただきますので、よろしくお願いいたします。
乱文乱筆で失礼しました。
どこかで見た顔だな・・・と思ったらバート・ヤングが出ていたんですね!
エイドリアンのお兄さんを演じていた方
本編でもそこに触れているのが面白い
多くの登場人物の名前が乱れ飛ぶので、観る方としてはつらくなります。
さらに、ファーストネームは本名とニックネームがランダムに出てくる。
これは、日本人にとっては分かり難い。また偽名までも出てくる。
よって、以下に整理します。
◆400万ドル強奪ギャングメンバー →事件45分後4人とも射殺された
リーダー:アンソニー・ボナミーコ;トニー、ジェリーは愛人
共犯1:レオ・ダモーレ ;ジニー・ダモーレの亭主、ジェリーの義弟
共犯2:マイキー・ライアン ;ドロシアの甥っ子
共犯3:デービッド・スタイン
名前リストからの整理
◆メアリー・ボナミーコ ;アンソニーの未亡人、死亡
;ピース2枚、名前リスト半分→姉ルチア婆
→保険屋アービングへ渡る
◆JJデリンジャー ;最初の部屋の住人→相撃ち ピース1枚
◆ユージンエドワード・アーバック;デリンジャー宅へ忍び込んだ→相撃ち ピース1枚
◆モー・ワインバーグ(スタインのダチ);ピース1枚、殺害される
;偽名アル・ラインハート、アル・ランドルフ
◆ジェラルディン・ファーガソン;ジェリー、アンソニーの愛人、殺害される
;ピース1枚、名前リスト半分をレオから入手
ブラムリー・カーン ;ギャラリー店主、コロンボ襲撃犯人
ジニー・ダモーレ ;ジェリーの妹でレオ・ダモーレの妻、マヌケ
◆ドロシア・マクナリー ;ピース1枚、マイキーの叔母
;デリックから更に1枚送られて計2枚
◆デリック・コームズ ;病院で重体で、ドロシアへピースを送った
◆アービング・クラッチ ;保険屋、ワインバーグとジェリーの殺害犯人
スージー・エンリコット ;保険屋愛人
◆アーティ・ストークス ;コロンボが最初に名乗った
アーサー・ストークス ;コロンボが2番目に名乗った。こちらが正しい。
同感です。
自分は「タップおばさん」さんとは逆に『初夜に消えた花嫁』よりも、こちらのほうが見ていて遥かに辛かったですね。「宝探し」とか「バラバラになった隠し場所の地図(写真)」とあまりにも大時代的過ぎて・・・ マクベイン原作というよりルパンかホームズを原作にしたような感じでした。
不評の原作付きコロンボ。
「初夜に消えた花嫁」よりは遥かにマシな出来ですね。
エド・ベグリー・ジュニアがとてもいい味を出してて、吹き替えた納谷六朗さんもマッチしていた。
でも動き回るコロンボより、知能戦を駆使するコロンボの方が見たいんですよね。
ゆかぽんさんコメントありがとうございます。「ブリンクス」「カリフォルニア・ドールズ」は見ました。コロンボでピーター・フォークが好きになり、映画館に見に行った記憶があります。でもやっぱ、コロンボの方が好きだな~って思いました。
ピーター・フォーク氏は、元々舞台から出てきた俳優さんです。
昔のヒッチコック劇場にも出演していますので、「コロンボ」の前も
性格俳優さんとして、評価が高かった俳優さんだと分かります。
ただ、ただ、彼が新旧コロンボの空いた10年間に、出演・制作し
た映画等を観てもらえば分かるのですが、彼独特のコミカルさは
万人受けするとは、あまり思えない。やや稚拙なのです。
そして新シリーズでは、彼がプロデユーサー等、制作側にも名を
連ねているので、その悪い部分が、新作品に反映されてしまった
のだなと思って観ています。お遊びなんでしょうが、いらないシーン
が随所にありますから。
ころんぽさん、いつも楽しい書き込みをありがとうございます。「宮本信子さん」のお話、私も同じような印象を持っておりました。後期の作品は特に「ピーター・フォークの私有物」のようになっていました。でも、1作でも多くコロンボシリーズを残してくれたことには、感謝したいと思います。
「俳優としてこんなこともやりたかったという願望を一気に披露した作品」であると同時に、「コロンボにこんなこともやらせたかった」という思いを披露した作品だと思います。出来としては悪くないですよね。パーキングメーターのコインの話もコロンボらしいし。「Not Columbo」という最低評価からワンノッチ格上げしても良いかな。それにしても、シーラ・ダニーズってほかにはドラマとかに出てるのかしら。宮本信子のようだ。
11年以上も前の「ころんぽ」様のコメントを読み、心から共感いたしました。
「宮本信子のようだ」も、まさに!!(笑