- ヴェラ・マイルズは映画「サイコ」で、「忘れられたスター」のジャネット・リーとも共演。
- 脇役俳優「フレッド・ドレイパー」の出演作品。
- ビベカ・スコット「キャデラック・ドゥビル・コンバーチブル」
- シャリー「プリムス・クリケット」
化粧品会社「ビューティー・マーク社」の女社長であるビベカ・スコットが、自社の研究者カールを殺害。人間の普遍的な願望「若返り」に愛憎が絡んだ面白い作品です。
ゲストスターのヴェラ・マイルズは素敵
ヴェラはこの13年前映画「サイコ」で、ジャネット・リー(32話「忘れたれたスター」)の妹役を演じていて、これは必見です。
大草原の小さな家
容疑者の第一候補に立候補
犯行が計画的でなかったこともあり、些細な矛盾点を次々に暴露されます。まずはコロンボ警部との初対面で、「警察に隠すことは無い」と断言しながら、メモが黒い眉毛のペンシルにより書かれたことを誤摩化そうとして、さっそく容疑者の第一候補に立候補していました。ホクロの付け方についても突っ込まれ、自分から進んで釈明していましたね。
なんと、クレイマー刑事が研究員で出演!
またまた、ゆで卵を持参
カールの殺人現場に登場したコロンボ警部、今回もゆで卵を持参。しかも食塩を忘れて、被害者のキッチンで拝借しています。こういう緩くてユーモアのあるシーンはコロンボならでは。
しつこいコロンボにうんざり…
コロンボ警部の「しつこい聞き込み」も炸裂しています。容疑者を褒めながら接近し、お得意のカミさん話、化粧品会社の人間関係の話など、まわりくどい話術で犯人をどんどん追い込んでゆきます。投げ矢の的の話など、嫌味まじりの話題も多かったですね。
ビベカは崖っぷちの連続でも、したたか
今回のお話は殺人と同時に社運もかかっていて、ビベカ(女社長)は大きな不安と期待の両方を背負って、混乱していました。自分の犯行だと感づいたラング化粧品の秘書シャリーに電話する際の「声色(こわいろ)」や、彼女に接する時の「したたかな女の演技」も見逃せません。
異彩を放つ女優シアン・バーバラ・アレン
大物俳優が出演
ビンセント・プライス
マーチソン博士
覚えたい脇役のひとり「フレッド・ドレイパー」
この俳優さん「フレッド・ドレイパー」は37話「さらば提督」でスワニー・スワンソン役で出演しています。またちょい役では、31話「5時30分の目撃者」で目撃者のお兄さんのデビッド・モリス、38話「ルーサン警部の犯罪」ジョセフでも出演。気付きにくいが、その他にも出演作があります。
相棒刑事はジョン・フィネガン
マーティン・シーンの吹き替えは伊武雅之さん
現在の芸名は「伊武雅刀(いぶまさとう)」さんです。伊武さんは宇宙戦艦ヤマトのデスラー総統の声も担当。私は「スネークマンショー」というコメディ作品のファンでもあった。刑事コロンボではこの役の他に、白鳥の歌(ルーク・バスケット)、ビデオテープの証言(バクスター、バンクス巡査)、黄金のバックル(時計店の店員)秒読みの殺人(ジョナサン)などがある。*ウィキペディア参照
マッサージ師のオルガ
旅行会社のボス(バートン)
第2~第3シーズンの不思議なピアノ曲
YouTube「不思議なピアノ曲」刑事コロンボの第2~第3シーズン「黒のエチュード」「偶像のレクイエム」「絶たれた音」「毒のある花」などで多用された「不思議な雰囲気を持ったピアノ曲」を再現しています。音楽もお好きな方は、こちらもご覧ください。(*ご注意:YouTubeへのリンクは音が出ます!)
監督:ヤノット・シュワルツ
脚本:ジャクソン・ギリス
音楽:ディック・デ・ベネディクティス
ビベカ・スコット:ヴェラ・マイルズ(声:伊藤幸子)
カール・レーシング:マーティン・シーン(声:伊武雅之)
ラング社長:ヴィンセント・プライス(声:三田松五郎)
シャリー・ブレイン:シアン・バーバラ・アレン(声:芝田清子)
マーチソン博士:フレッド・ドレイパー
研究の残骸を焼却する係:→クレイマー刑事
刑事:ジョン・フィネガン(声:松岡文雄)
旅行会社のバートン:リチャード・スタル
社員ジェリー:コルビー・チェイサー
オルガ:シャロン・ヨハンセン
美容体操のインストラクター:ダイアン・ ターレイ・トラヴィス
加筆:2020年7月30日
女性犯人の時にコロンボがわざと、というかもったいぶって、たいうかやる咳払い
ムカつくw
本作は、脚本的には完璧とは程遠く、穴が多いかもしれませんが、「刑事コロンボ」では、名俳優が犯人役として出演すると、十分に磨かれていない脚本でも、役者が力ずくで名場面化させていることがよく有りますよね。私は男ですが、女性の美しさと恐ろしさの二面性が、ヴェラ・マイルズによって説得力を持って引き出されていた、心に残る名作だと思っています。ヴェラ・マイルズ、魅力的です。私も彼女の毒にカブれてみたい(笑)。
※ 犯人のビベカ様に、向田 邦子さんの名言を贈りたいです。
「自分に似合う、自分を引き立てるセーターや口紅を選ぶように、言葉も選んでみたらどうだろう」
「長い人生でここ一番というときにモノを言うのはファッションではなくて、言葉ではないのかな」
「思い出はあまりに完璧なものより、多少間が抜けた人間臭い方がなつかしい」
YC-30様
またお邪魔します><
毒のある花は、小さいときに見て印象に残った話の一つです。
若返りのクリーム、自分の写真を飾る自己愛。ファッションなども・・
わたしの人生はこの話にかなり影響を受けました。
向田邦子の言葉も納得です。
追伸
リリの「ファウストとエレーヌ」のソーードレーソーを聴いてびっくり、小さいときにラジオで聴いて、ずっと探していた曲だったのです!やっと巡り合うことができました。
YC-30様のおかげです。ありがとうございます。
いまわたしは、コロンボを観て死ね、リリを聴いて死ね、と言っております。
>リリの「ファウストとエレーヌ」
お小さい時にラジオで聴かれて部分的にでも憶えていらっしゃったんですか?
それは素晴し過ぎます(笑)。
姉のナディアがこの曲で妹の才能に驚嘆して、以後作曲は諦めたほどですから、真に感動的な傑作ですね。
それにしても、もう声楽曲まで聴かれていたとは! 恐れ入りました(笑)。
私も、もう15年以上前に同曲のCDを聴いてから、彼女の作品が好きになり、それから小林 緑 (編集)「女性作曲家列伝」 (平凡社選書 (189)) という本で、彼女の経歴やエピソードをより詳しく知ることになりました。あの本は名著ですが、今は中古本しか手に入らないかも知れません。しかし、彼女以外の女性作曲家についても興味深い内容が数多く載っており、未読でしたら絶対におススメ本です。
それはそうと、18話「毒のある花」は魅力的な回ですよね。本作のアメリカでの初オンエアが1973年9月23日で、そのちょうど20年後に、やはり女性が犯人の、新シリーズ第62話「恋におちたコロンボ」(米国初オンエア1993年10月31日 犯人役 フェイ・ダナウェイ)が制作されていて、この2作を比較するのも一興ですよ。
ちなみに、旧シリーズの最後、45話「策謀の結末」の米国初オンエアは1978年5月13日、新シリーズ第一作の46話「汚れた超能力」の米国初オンエアは1989年2月6日になり、両者に11年弱の間隔があります。
今後の新シリーズについてのご感想も、楽しみにいたしております。
>ちなみに、旧シリーズの最後、45話「策謀の結末」の米国初オンエアは1978年5月13日、新シリーズ第一作の46話「汚れた超能力」の米国初オンエアは1989年2月6日になり、両者に11年弱の間隔があります。
YC-30様、教えていただきありがとうございます!
恋に落ちたコロンボとの比較は思いつきませんでした。さすがYC-30様です。実は恋に~と、学者?が娼婦のふりをして殺す話、このふたつは観ていまして、コロンボに会ってから元気になるローレン、良かったです。フェイ・ダナウェイがつけていた口紅と似た色を買ったことが鮮明な記憶です。どうもくだらない俗っぽい感想が多くてすみません。
毒のある花は、わたしはあれは計画殺人ではなかったという理解をしていますが、正しいでしょうか。自分の魅力に酔いしれて?いる女がついかっとなって殺してしまい、あわててつじつまを合わせようとする。
それと比較して、たとえば殺人の序曲など、トリックが私には多すぎて難しすぎまして、その点ビベカ様の殺し方に妙に親近感?を持ちました。
追伸
音楽も同様?でして、わたしには(ファウストとエレーヌ含め)壮大な声楽曲やオペラはそんなにぴんとは来ません…それからドイツ音楽はどうも…好きな曲もありますがなんだか難しく、お説教されてるようで(笑)
ソーードーレーソーはたまたまラジオがかかっていただけでして、そこだけ覚えていて良かったです。
コロンボもクラシックが好きですが、特にどのようなものが好きだったのでしょう?YC-30様は特に好みはおありですか。
YC-30様が tempus fugit様とトリスタンとイゾルデについて論じていらっしゃいましたが、やはりわたしにはちょっと難しいです。でも良い機会なので聴いてみますね。「女性作曲家列伝」探してみます。
ちなみにカルメンはわたしが唯一そらんじているオペラでして…これも俗っぽいですね(笑)コロンボにも出てきそうな人間臭い話ですよね。
クラシックで、バッハもモーツァルトもベートーヴェンもシューベルットもシューマンもブラームスもブルックナーもワーグナーもドイツ音楽を全部外し、あと声楽曲やオペラ全般も除外すると、私が好きな曲に何が残りますかねえ? リリ・ブーランジェも残念ながら早世しましたので作品数自体は少ないですしねえ・・・、これは難題です(笑)。
カルメンを軽く見てはいけませんねえ。あれは傑作オペラで私も好きですが、幕切れが少しあっけないのだけが残念です。
出来るだけ管弦楽曲も除き、他とりあえず思い付いた好きな曲ですが、
まず、フランクのヴァイオリン・ソナタ。これは大昔からいくら聴いても飽きませんので絶対に外せません。
フォーレの室内楽やピアノ曲も好きです。
ラヴェルのピアノ曲含めた全作品。
ヴィオラ経験者としては、ヒンデミットと言いたいところですが、イザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ。
バロックでは、ヘンデルでもヴィバルディでもなくて個人的にはテレマン。「ターフェル・ムジーク」や「忠実な音楽の師」や、特に好きなのが「無伴奏フルートのための12のファンタジア」(オーボエ版で聴くのが好き)。
あと、旧ソビエト音楽では、ショスタコーヴィチのピアノ曲「24の前奏曲とフーガ」を特別偏愛しておりまして、キース・ジャレットのCD他で数種で聴き比べております・・・段々マニアックになってきました(笑)。
シベリウスも、交響曲もピアノ曲も全部大好きです・・・シベリウス繋がりで吉松隆の曲も好きで・・・、あの、この話、どうやって「刑事コロンボ」のお題と結びつけましょうか?
ワーグナーは敬遠されず、ぜひ機会があったら再度チャレンジしてみてください。本作に関連付ければ、ワーグナーが好きになることを、クラシックファンの間では、よく、「ワーグナーの毒にカブレる」という言い方をします(笑)。
10話「黒のエチュード」で話題になったショパンの、「12の練習曲 作品10」や「12の練習曲 作品25」を(あくまでも)曲集を連続して演奏するリサイタルがあったら、行ける限り必ず行くことにしています。あの曲集やシューマンの「交響的練習曲」を実演で連続して完璧にかつ音楽的に弾きこなすのは、超一流と言われているピアニストでも至難の技だと思います(シューマンのほうはもっと大変)。
コロンボは犯罪捜査中は嘘つき名人なので、本当はどんな曲が好きだったのかわかりませんねえ(笑)。
このひと、アイブローペンシルでメモ書き残しちゃダメでしょ(笑)
こんな自己中で冷酷な殺人を平気でやる人が意外に抜けてる。
人間てそういうものなのでしょうかね。
連続殺人犯が母親の誕生日は決して忘れたことがないなんて言うエピソードとかありますものね。
YC-30様へ
音楽のご紹介ありがとうございます。少しづつ聴いています。YC-30様はチェロ奏者でらっしゃるんですね!
ところで、わたしはドイツ音楽は嫌いということでなく、フランスものが大好きなのですね。そう書けばよかったですね(笑)。ロシア物も好きですが、なぜか、いつも即CDを買いに行ったり楽譜を買って練習し始めたりするのはフランスものなんですよね。リリも、ああやっぱりフランスだった!と思いました。
いまはショパンの練習曲は数曲して弾けませんし好きな曲ばかり弾いてますが、今はプロでないのだから好きなようにやろうっと。と思っています。
コロンボのようにマイペースにですかね(笑)
アイス様
そういえば、
>毒のある花は、わたしはあれは計画殺人ではなかったという理解をしています
というご質問が前々回にありましたが、私もまったく同感です。
ビベカは、昔の恋人でビベカを捨てたカールの頭の中だけにあるという、カールがライバル社に技術を勝手に横流しした、しわ取りクリームの新製品『ミラクル』の分子式の買い戻し交渉を拒否され、その上彼女にはもう魅力を感じないって彼からあざ笑われたのだから、そりゃビベカでなくてもブチ切れませんか? その点では彼女に衷心より同情します。
フランス音楽についてですが、近現代に近い、メシアンとかプーランクについてのご評価はいかがでしょうか?
YC-30様
え、わたしビベカがカールを捨てたのだと思っていました!
確認しないといけませんね。(DVDを買おうかと…YC-30様はブルーレイをお持ちでなのでしょうか?)
>そりゃビベカでなくてもブチ切れませんか? その点では彼女に衷心より同情します。
そうなんですよ!(笑)カール氏って、わたしでも殺しちゃうかもNO.1でして(笑)今、女心とかいうと逆セクハラになるのかな?でも、カール氏も、YC-30様のように誇り高い彼女の心理をもう少し読めていたら、命だけは無事だったかもしれないのに(笑)
あと、ビベカ氏って、若い女性をスパイに引き込んだり、コロンボに敵意をあらわにしたり、意外と計算高くないというか、不器用というのか…おんな外に出れば半数の敵あり(私の造語であり感想です)、コロンボにも”恋に~”のローレンさんのように誘惑して気をそらせたりすればよいのに、頑張り屋さんで世渡り下手?とも思ったりしました。ですがさすが”小娘”殺害は一点の迷いもなく突き進みましたよね。
追伸プーランク好きです!メシアン(プロコフィエフ・ショスタコーヴィチも)は小さいとき連れていかれたコンサートで、怖くて泣きそうでしたが、今は少し好きになり、夏限定で涼しくなりたいこの時期はよく聴きます。(わたしだけ?)
わたしジョルジュ・オーリックの「ローマの休日」がすごく好きなんですす。彼のコロンボ音楽を聴きたかったです。
YC-30様
>コロンボは犯罪捜査中は嘘つき名人なので、本当はどんな曲が好きだったのかわかりませんねえ(笑)。
え、もしかして、コロンボがクラシック好きといったのは嘘なのでしょうか?!
わたしなんでも真に受ける傾向があるもので。ビベカ氏もそうかな?
>YC-30様のように誇り高い彼女の心理をもう少し読めていたら、命だけは無事だったかもしれないのに(笑)
いやいやいや、私は女性の心理はまるで読めません(苦笑)。
ビベカさんが「頑張り屋さんで世渡り下手」というのは、おっしゃる通りだと思います。
しかし、「刑事コロンボ」旧シリーズの女性犯人たちは、彼女に限らずですが、仕事は超一流でも生きていくのにどこか不器用な側面があって、そこがコロンボに付け込まれてしまうところなんですよね。
ジョルジュ・オーリック、「ローマの休日」などの音楽、素晴らしいですよね。プーランクと同じく「フランス6人組」の作曲家ですよね。
プーランクもそうですが、フランスの作曲家は、総じて夏向きの作品が多いような気はします。ロシアやソビエト音楽となると、どうですかねえ?
チャイコフスキーやラフマニノフなどは、どちらかというと寒い季節向きのような。でも、寒い地方の作曲家なので、作品によっては夏向きかも知れませんね(笑)。
>コロンボがクラシック好きといったのは嘘なのでしょうか?!
旧も新も、シリーズ通してのコロンボの細部のキャラクター設定が詰められていないので、親戚話と同じで、良くも悪くも「ほんとかなあ?」と今一信用できないところがありますね(笑)。
アイス様
追伸
>え、もしかして、コロンボがクラシック好きといったのは嘘なのでしょうか?!
わたしなんでも真に受ける傾向があるもので。ビベカ氏もそうかな?
かのアルフレッド・ヒッチコックなどは、
「サスペンスとは女のようなものだ。想像にまかせる部分が多いほど、興奮も大きい」
と言っておりますが、
あっ! これは女性に捧げる言葉ではありませんでした!
大変失礼いたしました
m(_ _)m
被害者役のマーティン・シーンは、「カサンドラクロス」でも社長夫人の愛人役を演じていますよね。
そういう役が多かったのでしょうかね。
それはともかく、カサンドラクロスでは、ただのひもかと思いきやかなり重要な役でしたので、ぼろんこ様がおっしゃるように犯人役も見たかったですね。
マーティン・シーンの犯人役は、私も確かに見たかったですが、彼は、何といってもTVドラマ『ザ・ホワイトハウス』(1999年~2006年)で、ジェド・バートレット米大統領を154エピソードも演じていて、彼が演じた代表作品といっても過言ではないでしょう。私も全部ではありませんが、そのいくつかは観たことがあります。とても面白く、アメリカ政治の勉強にもなるドラマだった記憶があります。
『刑事コロンボ』では、犯人役のキャスティングが話題になることは多くても、被害者役の俳優がスポットライトを浴びることは珍しいですよね。
被害者役の俳優としては、マーティン・シーンがコロンボ出演後に最も出世して、大物になったのではないでしょうか。
『ザ・ホワイトハウス』、私は観ていないのですが、私としては、あまり万人が見ているとは思われない「カサンドラ・クロス」の愛人役はこの回の被害者役との共通点があるので書きました。
さらに言えば、近頃、テレビ局の在り方とドラマの制作の仕方についてが話題、(というか批判)になっています。こちらのブログでも人種差別や文化についての論争が時々ありますが、「カサンドラ・クロス」はアメリカとヨーロッパ各国の合作ながら「西側」(「東側」ではない)の腐敗と闇を鋭く追及した名作で、おそらくこういう自浄作用がわずかでも期待できる作品は近頃はもうないのではないかと思います。日本でもこんなドラマの制作の仕方をしているようではこの先ろくな作品は生まれず、また公平な報道もさらにされなくなっていくと思いますね。
仁科様がおっしゃっていた「何を報道しなかったか」を見極める眼識がますますわれる時代だと思います。
国際的豪華キャストだった『カサンドラ・クロス』について、YUKIゆき(アイス)様よりもおそらく年上の僕ら公開時リアルタイム世代としては、「あまり万人が見ているとは思われない」というご感想には少しだけ違和感があります。調べましたら、案の定、1977年日本配給収入、同年洋画配給収入、共に、かの『ロッキー』を上回っているほどでした。日本公開当時、映画好きの友人と、同映画の話題でかなり盛り上がった記憶がありました。今に至るまで大好きな映画です。
『刑事コロンボ』「毒のある花」が3年ほど前の1973年なので、マーティン・シーンが『カサンドラ・クロス』に出演する決め手になった可能性はありますよね。
「腐敗と闇を鋭く追及した名作」というご指摘には同感です。原発政策の闇を描いた『チャイナ・シンドローム』(1979年)なんかも、今日では通りにくい企画でしょうね。でも、そうした当時多かった反権力的作品群は、現在から見ると、背筋が凍るほど予言的であったりしますよね。
ところで、『アストリッドとラファエル4』面白いですよね。相変わらずいろいろ文句を付けたくなる部分も多いのですが、たとえば2話「千夜一夜物語」での中東問題や、5話「盤上の殺意」でのチェスの対局の描き方などは、『刑事コロンボ』での類似テーマの回(33話「ハッサン・サラーの反逆」、16話「断たれた音」)よりも、リアリティーにしてもストーリーの方向性にしても、ずっと上回っているように感じて、私には好ましかったです。
仁科雅之様
ご無沙汰しました!
>かの『ロッキー』を上回っているほどでした。
そうなんですね!確かに思い出してみると、小さいころ、民放でも21時などにやっていたような…今ならやらないんじゃないでしょうか?これって私が知る限り確か長らくDVDかとブルーレイ化されなかったんですよ。(これも間違えていたらすみません。)それもあってそう思ってしまいました。
以前仁科様から、「コロンボと関係のないご紹介は遠慮します」というようなコメントを頂いたのでちょっと書くのに怖気づきまして、「カサンドラクロス」との関連性を勝手に必死にアピールしようとしてました。(笑)
「アストリッドとラファエル」について。チェスの回良かったですよね。
あの犯人のプレイヤーが、二コラを含む三人の人物像について大演説をぶったときは、すごーいと思いました。コロンボの犯人たちがコロンボについて演説をぶつのと違って3人を比較しながらなのも面白かったです。
それに思ったんですが、「アストリッド~」、確かに恋バナ多いんですけど、
これはやはり、主役の二人がどのように成長し、影響し合い、かつ事件を解決していくか、という流れの中で必要なエピソードかもしれないなと、私は少し考えが変わりました。
基本的には仁科様のご意見・感想に賛成なのですが、コロンボにしても実はカミさんが解決のヒントを与えてくれてた、なんてこともあったかもしれないし…コロンボはカミさんが出てこないことが良かったのでしょうが、やはり今は2020年代でネットの時代だからこそ、IRLのやり取りで泣いたり笑ったりするシーンがたくさんあっても良いかもな、とも思っております。ただ、これも個人の感想ですが、「え、早く脱獄した作家出せやいつまでまたせんだ!」と、最終回の終わりで独り言を言ってしまいました。コロンボにはこういうストレスは基本ないですよね?(たぶん)
仁科雅之へ追伸
>原発政策の闇を描いた『チャイナ・シンドローム』(1979年)なんかも、今日では通りにくい企画でしょうね。でも、そうした当時多かった反権力的作品群は、現在から見ると、背筋が凍るほど予言的であったりしますよね。
予言的というのはごもっともですね…(そういえば食べ物が異様に高くなってきましたね。)『チャイナ・シンドローム』、見たことないんです。今度観てみます。そういえば、仁科様からご紹介いただいたNHKの原発の本が図書館で見つからないので買おうと思いますが、にしてもなぜ図書館にないんでしょうねえ…
YUKIゆき(アイス)様
『カサンドラ・クロス』は直近の年末年始も、「午前十時の映画祭」で全国の映画館で上映していましたし、NHKBSプレミアムでも近年何回か放送されていました。
もし、過去の一時期封印されていたとすれば、『カプリコン・1』も同様なのですが、出演者O・J・シンプソンが絡む殺人事件が嫌われた可能性はあります。
なお、ご参考までに、当時日本での公開事情は、前述「午前十時の映画祭」でのチラシの紹介文によりますと、「1977年お正月の洋画興行は、リメイク版『キングコング』と『カサンドラ・クロス』の対決で大いに盛り上った。前者の配給は東宝東和、後者の配給は日本ヘラルド。ライバル関係にあった両社はかつてない物量攻勢で宣伝を繰り広げ、その結果、公開館数の差もあり、『~コング』が配収30億超え、『カサンドラ~』は15億超えで『コング』の勝利に。だが興行で負けたとはいえ、『カサンドラ・クロス』の大健闘は多くのファンの記憶に残ることとなった」とのことです。私もご多分に漏れず、当時のお正月映画で初めて観ました。
「アストリッドとラファエル4」について、おっしゃること全面的に同感です。私も最後まで好印象で満足度が高かったです。アストリッドが最初はあんなに塩対応だった異母弟ニルスとのエピソードも、別れの時には彼女の寂しさがよく伝わってきて、感動的でしたね。今後「~5」も楽しみです。
>コロンボにしても実はカミさんが解決のヒントを与えてくれてた、なんてこともあったかもしれないし
やはり、話題のカミさんを、視聴者の想像力に任せて最後まで登場させなかった判断は良かったと私は思います。
作曲家の武満徹は自作『ノヴェンバー・ステップス』の解説で、「イルカの交信がかれらのなき声によってはなされないで、音と音のあいだにある無音の間の長さによってなされるという生物学者の発表は暗示的だ」と語っていますが、世の中の大半の出来事の真相を知るには、「その音と音のあいだにある無音」の、点と点を推定しながら繋ぐ作業から導き出されるものですよね。「何を報道しなかったか」を見極める眼識なんていうのも、同様でしょう。人間関係も一緒で、とかく恋人はいいことばかりパートナーに語りたがるけれど、彼は、彼女は、自分が都合の悪い何を言わなかったかのほうが、本当は気を付けなきゃいけなかったりもしますしね(笑)。あっ、私のコメントもです・・・(笑)。
仁科雅之様
>「アストリッドとラファエル4」について、おっしゃること全面的に同感です。私も最後まで好印象で満足度が高かったです。アストリッドが最初はあんなに塩対応だった異母弟ニルスとのエピソードも、別れの時には彼女の寂しさがよく伝わってきて、感動的でしたね。今後「~5」も楽しみです。
そうなんですよね。
恋愛というよりも、人間関係のほのぼのするエピソードも多いので、そこも私はほっこりします。これはコロンボにも古畑にも見られなかった(と思う)ですよね。
人情家?のラファエルとクール?なアストリッドの対比もオリジナリティーにあふれていて好きです。
「カサンドラクロス」がそんな話題作だったとは…
OJシンプソンさん、亡くなりましたよね。
OJが現場に落としたとされる手袋を彼ははめることができず、あれも無罪の決め手になったかなと思いますが、日本でも袴田巌さんのように、何か明らかにその「証拠」おかしくないか?という事件もあって、もしコロンボがいれば、やはり「権力の墓穴」のように
誤認逮捕などせず真犯人を捕まえてくれるだろうに、といつも思います。
(もっともOJに関しては、やっているとは私は思います…脱線すみません)
武満徹さんの言葉で思い出したのですが、先日初めて森村誠一を読みまして感動して、動画を検索したらインタビュー番組が出てきました。その中で、日本には本当の意味の報道の自由はないなあと思ったと語ってらしてドキッとしました。
音楽だったら、音と音の間のわずかな無音がテクニックの見せ所になりますが報道においては何かを隠すということになるのでしょうか。なんか自分でも何言ってるのかわからない(笑)ですが察していただければ嬉しいです。
森村誠一さんの「高層の死角」はこちらのブログでも話題になっていましたが、「日本アルプス殺人事件」に出てくるカメラのトリックが、なんだかまさに「逆転の構図」という感じで、森村ワールドとコロンボは何かいわくがあるのでは?と思いました。
YUKIゆき(アイス)様
『アストリッドとラファエル5』が楽しみになりましたね。
>人間関係のほのぼのするエピソードも多いので、そこも私はほっこりします。これはコロンボにも古畑にも見られなかった(と思う)ですよね。
コロンボや古畑は何を考えているかわからないところが面白いので、人間関係のほのぼのするエピソードにはなりにくいのかもしれませんね。
>OJシンプソンさん、亡くなりましたよね。
OJシンプソンにしても、ポリーニにしても、いつも話題にすると亡くなっちゃうみたいで、いやになってしまいます・・・。
OJシンプソン事件の真相は藪の中としか言いようがありませんが、この件でひとつ思ったのは、『刑事コロンボ』の犯人に、黒人や黄色人種が一回も登場しなかったのは、結果的に、かえって差別になってしまっているのではないかな?ということ。だって男女については女性の犯人も多く登場していて公平なんだから、本来は、人種だって同じ考え方にするべきじゃなかったのではないでしょうか?
>日本には本当の意味の報道の自由はないなあと思ったと語ってらしてドキッとしました。
森村さんの意見に同感です。そして現在はますます酷い状況で、それが証拠に、我が国では、ノン・フィクションのジャンルの新刊は、出版社が極めて消極的なため、ここ十数年で激減してしまっています。
>森村ワールドとコロンボは何かいわくがあるのでは?
どうでしょうかね? それにしても、森村さんの『高層の死角』をもじった、『刑事コロンボ』3話の、「構想の死角」という邦題は今更ながらマズいですよね。森村さんが、まだホテルマン時代、病気になった作家のゴーストライターを実際にやっていて、その出来栄えがまた評判良すぎたらしいですからね。ちょっと話が被り過ぎですね(笑)。
仁科雅之様
えっと思って調べたらポリーニ亡くなっててショックです!
マーティン・シーンと同世代ですね。
>『刑事コロンボ』の犯人に、黒人や黄色人種が一回も登場しなかったのは、結果的に、かえって差別になってしまっているのではないかな?ということ。
「恋に落ちたコロンボ」でのパーティーの場面でわずかに黒人がいたことにちょっと発見した気分になったのを覚えています。
余談ですがパリでメル友に会った時に、ケニア出身のまだパリに来て3年の若い彼が教会の副代表みたいなことをしていてびっくりしたんです。小さいころよくお寺に行きましたが私が知る限りお寺でそのような{よそ者}の{若者}がそこで大切な役割を任せられることはなかったと思います。ヨーロッパとアメリカでもやはり違うのでしょうね。アメリカの小説にはよく白人と黒人の対立が出てきますけど…。
>そして現在はますます酷い状況で、それが証拠に、我が国では、ノン・フィクションのジャンルの新刊は、出版社が極めて消極的なため、ここ十数年で激減してしまっています。
知りませんでした。知らずに名著を読む機会を逃しているということですよねえ…
YUKIゆき(アイス)様
正義の側では、コロンボの同僚としてなどでも、黒人の刑事は登場しますが、OJシンプソンのような、黒人の社会的な成功者が犯す人殺し、これがないのが残念なのです。
私の、「『刑事コロンボ』の犯人に、黒人や黄色人種が一回も登場しなかったのは、結果的に、かえって差別になってしまっているのではないかな?という」問題提起について、もう少しだけ補足させてください。
黒人や黄色人種の犯人を登場させないという配慮は、「黒人や黄色人種は、犯人にさえ、させてもらえない」という感情を視聴者に抱かせる、新たな差別になっているのではないでしょうか?
このような配慮は、「ポリティカル・コレクトネス」と呼ばれ、社会的に敏感で配慮深い表現を意味します。しかし、時にはその過剰な配慮が、逆に特定の人種やグループに対する偏見やステレオタイプを強化し、新たな差別を生み出す可能性があります。
例えば、黒人や黄色人種の登場人物を犯罪者として描写しないことで、その人種やグループに対する否定的なステレオタイプを回避しようとする意図があっても、その結果、黒人や黄色人種が犯罪者としての役割を持たないことが当然であるかのような印象を与え、黒人や黄色人種のコミュニティに対する新たな偏見や差別を生む可能性があります。
このような問題に対処するためには、作品を通じて多様性を尊重し、リアルな人間関係や社会の複雑さを描写することが重要ですよね。ただし、人種やグループを適切に描写する際には、ステレオタイプや偏見を回避し、人間の多様性と複雑さを認識することが重要です。
そして、差別用語を「不適切な表現」として削り、差別的な現実から逃げまくっている現在のドラマや映画の制作現場の自主規制は、『刑事コロンボ』の時代から、一見、良い方向に進化しているようでいて、じつは何も変わっていないか、むしろ、どんどん酷く退化していると思うのです。
仁科雅之様
正義の側では、コロンボの同僚としてなどでも、黒人の刑事は登場しますが、OJシンプソンのような、黒人の社会的な成功者が犯す人殺し、これがないのが残念なのです。
あー、そういう意味があったのですね!どうも気づかなくてすみません。
当時はまだまだ有色人種の人間が「成功者」になることは少なかったのでしょうかね。
>このような問題に対処するためには、作品を通じて多様性を尊重し、リアルな人間関係や社会の複雑さを描写することが重要ですよね。ただし、人種やグループを適切に描写する際には、ステレオタイプや偏見を回避し、人間の多様性と複雑さを認識することが重要です。
そうなんですよねえ。ただ、かばうわけではないのですが私がもしプロデューサーなど製作者側の立場でももしかすると避けてしまうかもしれません。なるたけ誤解や批判を招きやすいことを避けてしまう心理ですね。でもプロならそれはやっちゃだめですよね。「アストリッドとラファエル」でのその点についてのご感想はいかがですか?
YUKIゆき(アイス)様
>「アストリッドとラファエル」でのその点についてのご感想はいかがですか?
人種や民族による差別問題から逃げていると感じたことは、今のところ、ほぼありません。むしろ、よくチャレンジしているなあと感心しています。
もちろん、もう少し掘り下げて欲しいエピソードはいくつもありますが、そのあたりも、シーズン5以降の展開に期待しております。
ビンセント・プライス
もう少し詳しい俳優紹介がほしい。なんといっても怪奇映画の超大物。
「蝿男の恐怖」で怪物化する科学者の兄役を演じていますね。
コロンボ出演15年前の作品なので、
「二枚のドガの絵」のドン・アメチ―寄りの容貌で
初見では見事に勘違いしてしまいました。
今回も大ヒットの第一シーズン、より豪華キャストで話題を振りまいた?第二シーズンを受けて、円熟の第三シーズン開幕ですが、ここではエピソード毎に脚本家が異なるのが功績大なのかもしれません、と今回は思いました。
初めてコメントさせていただきます。
先日の18話の再放送で気付いたのですが、今回の被害者宅のロングショットでの外観、4話の犯人ブリマー邸の使い回しでした。周知の事でしたら申し訳ありません。
薄暗いマリブビーチ沿いの家ですね。
以前よりそれっぽくは感じていましたが、
実際に確認しました。
ありがとうございます!
こちらのサイトを知ってから、再放送で見るたびに新たな発見があり、繰り返し見ても全然飽きません。コロンボの魅力を発信し続けていただき、ありがとうございます。
学生時代は化学専攻で化学会社と製薬会社の研究員だったので、前半の背景の詳細が気になります。冒頭の手術室のようなシーンは怖いですが、被験者の顔の皮膚をメスで少しだけ削ってサンプルとして採取していたのだと思います。年配の女性の目じりの皺には、おそらく「ウルシオール」を調合した外用薬が肌のかぶれとは微妙に違う作用をして「若返り」に効くらしいのですが判然とはしませんでした。女社長が「化学式」を教えろと迫るのですが、黒板に描かれた化学構造式はウルシオールです。ただウィキペディアで調べたら、ウルシオールは側鎖の異なる多数の化合物の混合物なので、化学式を教えろというのは、どの化合物なのか、またはどのような誘導体を合成したのか教えろという意味なのかもしれません。あまり正確なことは言っていないような気もします。またはウルシオールは分かっているので製法とか配合を聞いているのかもしれません。特許についても話題にしていますが、化合物、用途、製剤、製法のどれが特許の対象なのかも突っ込む余地がありそうです。警察に踏み込まれて窓から瓶を投げ捨てた直後、「私は瓶には触っていませんよ!」と言うのは、だれも瓶に入っているなんて言ってませんよと突っ込まれて逮捕のきっかけになると思ったのですが、証拠は別の所にあったのが驚きでした。
専門家だった方の解説には、思い入れと誤魔化しのない誠意ある真実味を感じ、学ぶところが多いです。
やはり今回重視すべきテーマは「化学」ですよね、化粧品業界が舞台なだけに(笑)。
科学や数学がどうも苦手なたちでして。
専門的なお話、とても勉強になります。
私も黒板に描かれた化学構造式に、
もっと着目したら良かったと反省です。
「毒のある花」は初放映当時良作という認識がなかったので、おそらく今回が初めての再見だと思います。だから、かすかな映像の記憶はとどめるものの他のエピソードよりもかなり新鮮に感じました。何せおよそ50年ぶりの再会ですから。初見の少女時代には気づきもしない嬉しい発見がありました。それは、モデル嬢の撮影シーンで私の大好きなバッハの「チェンバロ協奏曲第5番」が流れたことです。「刑事コロンボ」を語る時はいつも、無邪気だった自分の小学生時代が思い出されて、懐かしさと感傷が込み上げてきます。
なるほど、
バッハの「チェンバロ協奏曲第5番」でしたか!
今もう一回、そのシーンを観ています。
もしも化学の知識が豊富かつ造詣が深く、有毒植物についても極めて詳しかったシャーロック・ホームズがワトソンと今回の殺人現場に駆けつけたら、コロンボとは別なやり方で、迅速に事件の真相を解明していたのではないでしょうか? 警察の鑑識が「散乱しているのはコップの破片です」と説明したにせよ鵜呑みにせず、スライドグラスのかけらがカクテルグラスのそれに混じっているのを見逃さず、臭いを嗅ぎこそしても不用意に手で触ることは最初から無かったでしょうし(ワトソン医師が傍にいれば尚更)、その前に、二人とも研究室の黒板に、学名「Toxicodendron radicans」(ツタウルシ)の文字と、ウルシオールの化学構造図や化学式が書いてあることに注目したことでしょう。
シャーロック・ホームズとコロンボは捜査手法が全く異なり、コロンボはコロンボで、レストレード警部よりも更に自分の捜査能力にプライドを持っていたはずですから(当然!)、両者が協力して捜査をやったら、多分ホームズとコロンボはお互いの実力を認め合っても、おそらく、きっと波長は合わなかったでしょうね(笑)。
ところで、コロンボが現場に到着する時点で、散乱したウルシオール・サンプル片はかなり乾いていたでしょうから(ウルシオールによる接触性皮膚炎はウルシオール水溶液に触ることで起き、乾いた状態では起きない)、そうなると、砕けたスライドグラスのかけらに付着している少量の乾いたウルシオールが、本当にコロンボの指をカブレさせることが可能だったかについては、はなはだ疑問です(ひょっとしてこれもお得意の逆トリック?)。
素晴らしい解説をありがとうございます。大変勉強になりました。
ホームズ、次の作品は、これにしよう!
デビッド・バーク&エドワード・ハードウィック
詳しい解説、ありがとうございました!
私もジェレミー・ブレットの「シャーロック・ホームズ冒険」、
子供の頃から好きで、今も欠かさず観ております。
コロンボファンは、かなりな確率でホームズファンでもありそうですね。悲しい哉、「シャーロック・ホームズの冒険」の放送も半分以上終わってしまいました。
ジェレミー・ブレッドが持病と闘いながら演じ続けたホームズ。全てのエピソードが映像化出来なかったのは残念ですが、彼の残してくれた作品を大切に観ていきたいと思います。
50年ほど前にNHKで初めて見たころは、今思えばたしか45分に縮めてありました。
その後2回くらい再放送があり、今度はじめて、ノーカットで見ていると実感できました。
コロンボの声ですが、短縮の頃の声優さんは既に鬼籍となられ、その後の3人のコロンボ役のどなたかの声がカットされた部分にはめ込まれているのが、何とも違和感満載で、懐かしさと共に、月日の流れ、世の無常を感じ、現実に引き戻される気分でいます。
とは言え今回初めて見るシーンも、当然ですが、あって、そこはものすごく得をした思いでいます。
4回見ても、見飽きませんし、年と取ったからこそ
、初めて見るようなわくわく感がたまりません。
何回見ても飽きませんよ〜
制作時から何十年も立っていますので、
アラも見つけますし、違和感もあります。
でも、不滅の作品集だと思います。
今回も犯人がどこでPOISON IVYにかぶれたか「知らない」といえば、そっから先迷宮入りだとおもいますが・・野暮な邪推はしないのが観る側のマナーでしょうかね
女社長がコロンボに追及され観念して溜め息をついた後「刑事さん」と呼ぶ直前のセリフが何度見直しても聞き取れません。
すごく気になるので誰か教えて頂けますでしょうか?
「お見事ですわ、コロンボさん」ではありませんか。
藤四郎さん
そう言われてみるとそう聞こえますね。スッキリしました。有り難うございました。
被害者宅から盗まれた新開発のクリームでかぶれたのかと思っていたら、実は凶器の顕微鏡のプレパラートに付いていたpoison ivyをうっかり触ったためだった。犯人は殺人まで犯して手に入れたクリームを証拠になると思って慌てて捨ててしまったが、poison ivyとは無関係だった皮肉な結果。poison ivyが生えていない場所に暮らして、旅行にも行っていないビベカ・スコットはどこでpoison ivyにかぶれる機会があったのか。とは言え、poison ivyは被害者宅だけにあるものと決めてかかれないので、証拠としては弱いですね。たとえば、被害者がアフリカから持ち帰ったばかりの希少植物とかにすればよかったのかも。当時なら、動植物の海外からの持ち込みは今よりやりやすかったでしょう。
当時のファッション、素敵ですねー
次作の『別れのワイン』とても
楽しみです
今日の私は・・・・付けボクロをつけてみました
ヴェラ・マイルズ当時40代前半美しすぎます。
うるしにかぶれて。2人ともそれに触って。
今のコロナ禍の時代に放映されるのは皮肉です。次週はNO.1の呼声高い「別れのワイン」ストーリーは忘れてしまいましたが、楽しみです。「半沢直樹」と「コロンボ」は外せません。
「半沢直樹」ハマってます〜役者さんたちのお芝居が面白い!
(水)「刑事コロンボ」(日)「半沢直樹」で、いい感じに生活のリズムになってます。
(火)私の家政婦ナギサさん(水)ハケンの品格⇒今週最終回でしたが。も見ています。NHKの雲霧仁左衛門も良かったです。コロンボ仲間(50代)はだいたい趣向が同じですよね。
この作品では、打楽器ギロの音が印象的。ビベカがカールを殺害した後に流れ、その後も随所に使われています。
シリーズで最初に使用されたのは「指輪の爪あと」だったと記憶しています。
「ギーチョン、ギーチョン」てヤツですね。
ギロっていうんですか。
和風な感じもします。
印象に残る効果音ですよね。
フィネガン刑事は、刑事というより、探偵っぽいですね。
帽子がね(笑)
このエピソードもあまり再放送されませんね。昔リアルタイムで見たときに「毒ヅタ」が気になっていましたがやはりウルシのことですね。英語でpoison ivyと言っておりコロンボもウルシオールが原因だと皮膚科で言われたと言ってましたよね。wikiで調べたらウルシはpoison oakと記されていました。皆さん指摘されているようにこれだけでは逮捕の証拠として不充分だと思われます。裁判では無罪でしょう。でもそんな法的正確さが問題ではなく、矛盾点を指摘して犯人を追い詰め、その防御をいかに崩していくかがカコロンボの魅力なのだと思います。この場合は犯人と追いつめるコロンボが同じカブレの症状になっちゃったというところが面白いのでしょう。
そうですね、同じような感想をもっておりました。
カールの研究室のホワイトボートにウルシオールの化学式が書いてありましたね。
余程の専門家でも無い限り気付きませんが。
私も大学では化学を専攻しましたが、美容クリームのものだと思ってましたから(笑)。
漆は日本では馴染み深いものですが、米国ではそうでもないんでしょうね。
poison ivyは厄介ですよ。ニューヨーク郊外の一軒家に暮らしていた頃、裏庭にpoison ivyが生えてしまいました。裏庭なので他人が入り込むこともないですが、お隣さんたちの裏庭とはつながっているので、増殖して、もし誰かがかぶれでもしたら大問題になります。訴訟社会ですからね。やむなく植木屋を呼んで根こそぎ切ってもらいました。アメリカではpoison ivyはそのように処理しなければならないことになっています。ちょっとした散財でした。
いつもお世話になっております。
毒ヅタの成分が付着したスライドグラスが鍵となって、いくつかのヒントから推理を積み上げて真相に迫る。
ライバル会社秘書シャリーの体内からは何らかの薬物が検出されている筈ですがその点はスルーして堪能いたしました。
キャスティングも申し分ないですね。
ヴィンセント・プライスさん、シザーハンズでは良い感じのお爺さんでした。
そしてヴェラ・マイルズさん、最高に美しいけれど深く関わると危険な女傑社長という感じが濃厚です。
人気ランキングでは下位のようですが、それだけ全体の水準が高いということだと理解しました。
ビベカ社長、かなりの毒舌家ですね。
ラングさんに開口一番「いいカツラね。どこでお買いになったの?」
そして、別れ際には「お葬式にはお花を贈るわ」
またこのセリフが、美人に似合うんだ。
冒頭、ラング氏と女社長とのやり取り、先制攻撃はラング氏でしたが、美貌の女社長も即座に反撃していて、プライドの高さと自己顕示欲、イケイケの性格が炸裂しています。
女社長の性格が災いしたようですが、仮にしわ消しクリームの開発はマーチソン博士がメインで行っていたのなら、その成分の構造式は彼も凡そ把握していたと思うのです。
ただし、カールしか知りえない部分があった可能性もあって、野心家の人物なら取り引きの手段にしようと思うのは当然でしょう。
しかもカールと女社長がワケありの関係だったというわけで実に面白い筋書きです。
なお、当方は全く不案内ですが、つけボクロというのはおしゃれのテクニックとして古来あるようですね。
余談ながら皆さんお馴染みのアン・フランシスさんの場合は自前でしたか?
落ちた偶像でカメオ出演のマリリン・モンローさんは描いてたのかな?
ところで、一緒に見ていた家内は、女社長の頭はウィッグみたいね、ということを言ってました。
ドラマを鑑賞した後、こちらへお邪魔して一杯やりながら皆さんのコメントを読ませていただくのが楽しみです。
ヴィンセント・プライスは、あのマイケル・ジャクソンのスリラーの曲中でナレーションをやってますね。ホラー映画の名優なので、ぴったりです。
前にも一回見てるんだけど、なんでかぶれたら逮捕なのか分からん・・
スライドからだと証明できるんだろうか
ところでシャリーちゃん、タバコの吸いかたがへたくそでかわいい。
ブティックでタバコ片手にドレスを試着!
ドレスが燃えないかと、ヒヤヒヤします。
コロンボも真っ青の不躾ぶり。
とりあえず、あのドレス、もう売り物にならない(笑)
良く細かい所まで観察して頂き、大変感動致しました。
まだまだ、調べたいことが山積です。
これからもコツコツ積み上げてまいります。
旅行会社のボス役の俳優さんは、「アリバイのダイヤル」の終盤でも旅行会社員に扮していませんでしたか? 「アリバイ…」では「予約を確認するからファイルを取ってくる」と言いつつバックヤードに向かう際に、面倒くさそうな”客”であるコロンボに向けた視線の演技が印象に残っています。
プラムさん、ありがとうございます!確かにその通りです!
実はただいま10周年記念事業(笑)として、
脇役俳優の再調査を進めておりまして、
たいへん助かりました!
関係のページを更新させていただきました。
お役に立てて光栄です。
このような俳優の「使い回し」は良しとして、コロンボの同僚のクレーマーさんが電気屋になったり研究員になったりというのは大人になった今見ても違和感が…。子供の頃は「クレーマーさん何で転職してんねん!」と心の中でツッコんでました。
はじめまして。毎週水曜日のBSの放送とこちらのブログを読むのを楽しみにしています。みなさんの博識と深い読みには驚くばかりです。
さて、今回の作品は、私は初見に思いましたが、冒頭の手術?のシーンは見覚えがあるような。手術用のライトの色が変わり、目を開けたままの顔にメスが近づく…ひえー。案の定、顔が切られてしまうし。もう、ここだけでもコワイです。
皆さんからの評価はやや低いようでそれもわかるのですが、私はこれまでの作品にはない感情を抱きました。それは、3シリーズ目になって初めて「同情すべき犯人」が現れたことです。
実は、今回の再放送で改めて各作品を見直し思ったのは、思いのほか同情すべき犯人がいない、ということでした。
殺人は悪いがそうせざるをえない事情があったのよね。。と思わせない犯人ばかりというか。指輪の爪あとしかり、ホリスター将軍しかり。ホント、早く捕まれーと思ってしまうゲスい犯人ばかりした。
その点、今回の犯人は、心血注いだ会社は傾きかけ、ライバル会社社長にはバカにされ、昔の若い?恋人には裏切られ法外な要求をされたばかりかこっぴどくフラれてしまう、情報をタレ込んだライバル会社秘書には弱味を握られ重役にしろと迫られる。。誰があんたみたいな小娘なんかに!とでも云いたくなりますよ、ホントに。
そんな訳で、第2の殺人が成功した時には、つい喜んでしまいました。ゴメンナサイ。
みなさんはいかがでしょうか?
どうか彼女の罪が、少しでも軽くなりますことを願っております。
長文失礼しました。
まさに、八方塞がりの状態。
ビベカは怒りっぽいのが、最大の欠点。
まったくの同感です。申し遅れました、初めての投稿です。犯人の「私が人生をかけた会社を取られるぐらいなら!」という感情と「若さは永遠に続かない!」という苛立ちと相まって、犯人に同情しました。起こしてしまった計画性の無い殺人についても、またしても「分かってるくせに」真綿で首を締め続け、これでもかとサディスティックに楽しむコロンボのしつこさ爆発で、哀れな犯人にいつも以上に感情移入してしまう作品でした。しかしまあ一連のコロンボ作品のポイントは、「権力者で金持ちの犯人が、権力も金も持たない刑事によって追い詰められ、無駄なあがきをし続ける哀れな姿を、権力も金も持たない視聴者が部外者の視点から覗き見てゾクゾクしながら楽しむ」という微妙なラインを狙ったドラマ構成だと思いますので、そういった点で本作品は成功していると思いました。あと、70年代アメリカのファッション、家、ヘアスタイル、車、何周も回ってすべてカッコイイ!
第3シーズン円熟期群のトップバッターですな(笑)。これも再放映機会が少なくて割を食っているエピソードだと思います。完全犯罪を狙った計画殺人ではないところがミソですがその所為で「地味」でもあったか。しかし追いつめるコロンボと追いつめられるビベカの純然たる駆け引きと愚行の転落劇を、緊張感が緩むことなく一気に、「ビベカが魅せ」ます。
今回はシリーズ全作を順番に見ていくことでシャリー・ブレインが「口封じに殺される女性」役としてここまでのエピソード群を経てきて(?)一番個性が良く描かれている気がしました。その分、そっちの殺しの裏付けを描く時間がなかったか?。
しかし想像で補うとビベカがカールの部屋から知人の警察署長?に掛けかけた電話、シャリーの吸い殻、シャリーとビベカの内通、と諸々の描かれなかった部分で裏付けはとれそうです(苦笑)。
部屋のインテリアが今のアメリカと違い、素敵ですね。あの頃はイタリアのデザインだったんでしょうかね?斬新でしたが。
ビューティー・マーク社の社長のデスク、おしゃれです。
ぼろんこ様
私は刑事コロンボを小4の頃でしたか、父が熱中して見ていたのに付き合って見ていました。今から50年近く前の事です。
以来再放送を見たものもあれば、それ以来初めて見るように感じるものもあります。
今日びっくりしたのは、ストーリーも他の出演者のことも憶えていないのに秘書のシャーリーの顔だけを良く憶えている事です。
その他にも大人になって見れば見るほど面白い内容ばかり。
今日もブログとも楽しみます。
シアン・バーバラ・アレンでしょ?やっぱりね。
たしかに、なんか記憶に残る顔
派手な美容業界を題材にしてアイデアは良いと思うのですが、コロンボと犯人が同じ顕微鏡標本からツタウルシにかぶれたという結末は弱いと思いました。ビベカが雑誌の裏にドルだの書いてましたが、それを現場に残したのはありえない凡ミスなのに、警察は筆跡の鑑定をやったのかどうか?シャリーの殺し方は化学者らしくてよいですが、いかんせん、殺せる確率の低いやり方、目が変だと気づいて運転を止めてたら、死なないどころか、ビベカが真っ先に疑われるはず。登場人物は皆くせがあって華やかでしたが、作品がそれを活かしきれていない印象を受けました。
すぴっつさん>そうなんですよね、この作品は人気も低めです。私は結構すきな部類です。
papermoonさん>ヒッチコックの名作「間違われた男」見てみたいです。
ヴォロージャさん>たしかに!今さらながら、ダフィとはクレジットされておらず、記事を書いた当時は「きっとダフィ」みたいに書いていました。今後検証し、書き直します。
ジョン・フィネガンの役は、ダフィ警部ではないのでは?
IMDbでも、この回の役は単に「Sergeant」で、名無しの巡査部長になってます。窃盗犯担当の老練というダフィ警部の役回りを考えても、ここで殺人課のコロンボの下で巡査部長してるのは不自然でしょう。この後昇進したと考えられなくもありませんが、別人と考えたほうが自然でしょうね。コルベット本部長みたいに。
ダフィではないですね。
帽子好きだし。
ぼろんこさんこんばんわ
犯人役ヴェラマイルズはヒッチコックの名作「間違われた男」の主人公ヘンリーフォンダの奥さん役でも素敵でした。86歳でご存命らしく嬉しく思います。
ヴェラマイルズはサイコにもジャネットリーの妹の役で出ていたんですね。サイコの姉妹(役)でコロンボの犯人役!!
比較的初期にしては少し地味な位置づけの回のようですね。そんなに出来が悪いとは思いませんが。眉墨のペンのメモに着目したコロンボの推理はなかなか冴えています。問題なのはやはりオチの弱さでしょうか。驚きと説得力がともに欠けている気がします。「ホリスター将軍のコレクション」や「もう一つの鍵」と同様、ここがもう少し良ければ傑作になりえたと思っています。
あとヴィヴェカをもっと悪女に設定した方が話が盛り上がったかもしれません。
カール・レッシングは、捨てられた昔の女から共同経営者という
立場の承認を得た末に、それへ対してキッパリと断るという、
長年の恨みを晴らした格好だが、なんとも情けない仕返しだなあ。
シャリーは目力があって、なかなか印象的です。
美容体操の事務所をなぜ家宅捜索するのかが分かりません。
捜索場所なら、会社事務所や自宅なども必要でしょう。
最後は、手のかぶれが証拠ですか。調べれば同じ場所でのかぶれで
あることが分かるという。証拠の積み上げ感は薄く、多少唐突な
終わり方ではありました。
昨日ひさしぶりにこの作品を見まして、再評価したくなりました。
この作品、決して悪い作品ではないのに、コメントが少ないのはやはり再放映回数が少なかったからだと思います。皺を消してしまうクリームという凄い発明のユニークさと追いつめられてサンプルを捨ててしまう愚行=ああもったいない(笑)と、それが全て無駄な足掻きに終わる愚行の二乗。この往生際の悪さと痛さはシリーズ屈指かもしれません。それが結果として今日に至るまで(笑)何故露出が少なかったか。前後の作品のインパクト=話題性が強過ぎたせいかもしれません。
看護婦さんの格好をした人はスウェーデンマッサージ師ですね、確かに、ロンドンの傘の劇団員「ミス・ダドリー:シャロン・ヨハンセン」と似ています、同一人物の可能性が高いです。
伊武雅人さんですね!後日、吹き替えに関しても加筆させていただきます。アドバイスありがとうございました。
伊武雅刀さんは今作以外にも、吹き替えています。確かコロンボではあと3、4作ぐらい吹き替えたはず。
(出演者一覧によると当時は[伊武雅之]名義)
宇宙戦艦ヤマトのデスラー総統役を20代でやってらっしゃるそうですが、今作の吹き替えとデスラー総統役はかち合ってたんでしょうか?
そんなことを気にしながら見ていました。
このマーティン・シーンの吹き替えをしていたのは
あの伊武雅人氏でした。
ヴィンセント・プライス=スリラーの語りと高笑い…なんですね!すごいトリビア。
ヴィンセント・プライス。
残念ながら彼が活躍したというホラー映画は見る機会がないのですが、
マイケル・ジャクソンの「スリラー」
その終盤、低音の語りと最後の高笑いが彼の声であると知り、原音で見てみました。
すんごい響きの低音で、
「本当にスリラーの人だ!」
と感動してしまいました。
CRUNGEさん、とても楽しい話題をありがとうございます。この女優さんは時間がある時に調べてみます!
こんばんわ、いつも楽しく拝見しています。
マーチソン博士がマッサージを受けている
シーンで、めちゃめちゃグラマラスな看護婦
さんの格好をした人が出てきますが、この人
「ロンドンの傘」で犯人の旦那のほうが手を
出そうとする劇団の人と同一人物のような
気がするのですが・・
ほんとつまらん話でごめんなさい。