- ヴェラ・マイルズは映画「サイコ」で、「忘れられたスター」のジャネット・リーとも共演。
- 脇役俳優「フレッド・ドレイパー」の出演作品。
- ビベカ・スコット「キャデラック・ドゥビル・コンバーチブル」
- シャリー「プリムス・クリケット」
化粧品会社「ビューティー・マーク社」の女社長であるビベカ・スコットが、自社の研究者カールを殺害。人間の普遍的な願望「若返り」に愛憎が絡んだ面白い作品です。
ゲストスターのヴェラ・マイルズは素敵

ヴェラはこの13年前映画「サイコ」で、ジャネット・リー(32話「忘れたれたスター」)の妹役を演じていて、これは必見です。
大草原の小さな家

容疑者の第一候補に立候補
犯行が計画的でなかったこともあり、些細な矛盾点を次々に暴露されます。まずはコロンボ警部との初対面で、「警察に隠すことは無い」と断言しながら、メモが黒い眉毛のペンシルにより書かれたことを誤摩化そうとして、さっそく容疑者の第一候補に立候補していました。ホクロの付け方についても突っ込まれ、自分から進んで釈明していましたね。
なんと、クレイマー刑事が研究員で出演!

またまた、ゆで卵を持参
カールの殺人現場に登場したコロンボ警部、今回もゆで卵を持参。しかも食塩を忘れて、被害者のキッチンで拝借しています。こういう緩くてユーモアのあるシーンはコロンボならでは。
しつこいコロンボにうんざり…
コロンボ警部の「しつこい聞き込み」も炸裂しています。容疑者を褒めながら接近し、お得意のカミさん話、化粧品会社の人間関係の話など、まわりくどい話術で犯人をどんどん追い込んでゆきます。投げ矢の的の話など、嫌味まじりの話題も多かったですね。
ビベカは崖っぷちの連続でも、したたか
今回のお話は殺人と同時に社運もかかっていて、ビベカ(女社長)は大きな不安と期待の両方を背負って、混乱していました。自分の犯行だと感づいたラング化粧品の秘書シャリーに電話する際の「声色(こわいろ)」や、彼女に接する時の「したたかな女の演技」も見逃せません。
異彩を放つ女優シアン・バーバラ・アレン

大物俳優が出演

ビンセント・プライス

マーチソン博士

覚えたい脇役のひとり「フレッド・ドレイパー」
この俳優さん「フレッド・ドレイパー」は37話「さらば提督」でスワニー・スワンソン役で出演しています。またちょい役では、31話「5時30分の目撃者」で目撃者のお兄さんのデビッド・モリス、38話「ルーサン警部の犯罪」ジョセフでも出演。気付きにくいが、その他にも出演作があります。
相棒刑事はジョン・フィネガン

マーティン・シーンの吹き替えは伊武雅之さん
現在の芸名は「伊武雅刀(いぶまさとう)」さんです。伊武さんは宇宙戦艦ヤマトのデスラー総統の声も担当。私は「スネークマンショー」というコメディ作品のファンでもあった。刑事コロンボではこの役の他に、白鳥の歌(ルーク・バスケット)、ビデオテープの証言(バクスター、バンクス巡査)、黄金のバックル(時計店の店員)秒読みの殺人(ジョナサン)などがある。*ウィキペディア参照
マッサージ師のオルガ

旅行会社のボス(バートン)

第2~第3シーズンの不思議なピアノ曲
YouTube「不思議なピアノ曲」刑事コロンボの第2~第3シーズン「黒のエチュード」「偶像のレクイエム」「絶たれた音」「毒のある花」などで多用された「不思議な雰囲気を持ったピアノ曲」を再現しています。音楽もお好きな方は、こちらもご覧ください。(*ご注意:YouTubeへのリンクは音が出ます!)
監督:ヤノット・シュワルツ
脚本:ジャクソン・ギリス
音楽:ディック・デ・ベネディクティス
ビベカ・スコット:ヴェラ・マイルズ(声:伊藤幸子)
カール・レーシング:マーティン・シーン(声:伊武雅之)
ラング社長:ヴィンセント・プライス(声:三田松五郎)
シャリー・ブレイン:シアン・バーバラ・アレン(声:芝田清子)
マーチソン博士:フレッド・ドレイパー
研究の残骸を焼却する係:→クレイマー刑事
刑事:ジョン・フィネガン(声:松岡文雄)
旅行会社のバートン:リチャード・スタル
社員ジェリー:コルビー・チェイサー
オルガ:シャロン・ヨハンセン
美容体操のインストラクター:ダイアン・ ターレイ・トラヴィス
加筆:2020年7月30日
またまた重箱の隅をつついたような指摘で申し訳ありません.
コロンボが毒ヅタによる手のかぶれについて話し、ビベカも手を掻いていたと指摘して去った後、ビベカがその原因となったと思える「奇跡の薬」を金庫から取り出します.そして金庫を開けるために金庫のダイヤルを回しているシーンです.このとき、すでに金庫の扉が開いています.
今はテレビドラマはデジタルビデオカメラで撮るそうですので、撮影直後のチェックが簡単ですが、フィルムのシネカメラで撮っていた時代でも、「ビデオアシスト」や「ビデオ同時録画」と呼ばれる方法でビデオカメラでも撮影し、チェックしていたと思うのですが、そうしていなかったのでしょうか..あるいはそうしても気が付かなかったのでしょうか..
刑事コロンボって、わりとこういう「ポカ」みたいなことがありますよね.まあそれも、このドラマの魅力の一つではあると思うのですが.(^^)
どなたも指摘なさっていないようですので、書かせて頂きます.
この回に登場するカメラは、第8回に登場する Nikon F のように、メーカー名(ブランド名)が隠されていますが(ただし第8回の Nikon F は2つのシーンで登場し、2回目のシーンではなぜかブランド名が隠されていません)、これは その独特の形状と RM という文字が読めることから、CANONフレックスRM 1962- だと思われます.また、付けているレンズは、Soligor 28mm F2.8 だと同定できます.Soligor は日本製で海外に輸出していたレンズで、交換式のマウントを使って各社のカメラに付けることができました.
女性犯人の時にコロンボがわざと、というかもったいぶって、たいうかやる咳払い
ムカつくw
ビンセント・プライス
もう少し詳しい俳優紹介がほしい。なんといっても怪奇映画の超大物。
「蝿男の恐怖」で怪物化する科学者の兄役を演じていますね。
コロンボ出演15年前の作品なので、
「二枚のドガの絵」のドン・アメチ―寄りの容貌で
初見では見事に勘違いしてしまいました。
今回も大ヒットの第一シーズン、より豪華キャストで話題を振りまいた?第二シーズンを受けて、円熟の第三シーズン開幕ですが、ここではエピソード毎に脚本家が異なるのが功績大なのかもしれません、と今回は思いました。
初めてコメントさせていただきます。
先日の18話の再放送で気付いたのですが、今回の被害者宅のロングショットでの外観、4話の犯人ブリマー邸の使い回しでした。周知の事でしたら申し訳ありません。
薄暗いマリブビーチ沿いの家ですね。
以前よりそれっぽくは感じていましたが、
実際に確認しました。
ありがとうございます!
こちらのサイトを知ってから、再放送で見るたびに新たな発見があり、繰り返し見ても全然飽きません。コロンボの魅力を発信し続けていただき、ありがとうございます。
学生時代は化学専攻で化学会社と製薬会社の研究員だったので、前半の背景の詳細が気になります。冒頭の手術室のようなシーンは怖いですが、被験者の顔の皮膚をメスで少しだけ削ってサンプルとして採取していたのだと思います。年配の女性の目じりの皺には、おそらく「ウルシオール」を調合した外用薬が肌のかぶれとは微妙に違う作用をして「若返り」に効くらしいのですが判然とはしませんでした。女社長が「化学式」を教えろと迫るのですが、黒板に描かれた化学構造式はウルシオールです。ただウィキペディアで調べたら、ウルシオールは側鎖の異なる多数の化合物の混合物なので、化学式を教えろというのは、どの化合物なのか、またはどのような誘導体を合成したのか教えろという意味なのかもしれません。あまり正確なことは言っていないような気もします。またはウルシオールは分かっているので製法とか配合を聞いているのかもしれません。特許についても話題にしていますが、化合物、用途、製剤、製法のどれが特許の対象なのかも突っ込む余地がありそうです。警察に踏み込まれて窓から瓶を投げ捨てた直後、「私は瓶には触っていませんよ!」と言うのは、だれも瓶に入っているなんて言ってませんよと突っ込まれて逮捕のきっかけになると思ったのですが、証拠は別の所にあったのが驚きでした。
科学や数学がどうも苦手なたちでして。
専門的なお話、とても勉強になります。
私も黒板に描かれた化学構造式に、
もっと着目したら良かったと反省です。
「毒のある花」は初放映当時良作という認識がなかったので、おそらく今回が初めての再見だと思います。だから、かすかな映像の記憶はとどめるものの他のエピソードよりもかなり新鮮に感じました。何せおよそ50年ぶりの再会ですから。初見の少女時代には気づきもしない嬉しい発見がありました。それは、モデル嬢の撮影シーンで私の大好きなバッハの「チェンバロ協奏曲第5番」が流れたことです。「刑事コロンボ」を語る時はいつも、無邪気だった自分の小学生時代が思い出されて、懐かしさと感傷が込み上げてきます。
なるほど、
バッハの「チェンバロ協奏曲第5番」でしたか!
今もう一回、そのシーンを観ています。
50年ほど前にNHKで初めて見たころは、今思えばたしか45分に縮めてありました。
その後2回くらい再放送があり、今度はじめて、ノーカットで見ていると実感できました。
コロンボの声ですが、短縮の頃の声優さんは既に鬼籍となられ、その後の3人のコロンボ役のどなたかの声がカットされた部分にはめ込まれているのが、何とも違和感満載で、懐かしさと共に、月日の流れ、世の無常を感じ、現実に引き戻される気分でいます。
とは言え今回初めて見るシーンも、当然ですが、あって、そこはものすごく得をした思いでいます。
4回見ても、見飽きませんし、年と取ったからこそ
、初めて見るようなわくわく感がたまりません。
何回見ても飽きませんよ〜
制作時から何十年も立っていますので、
アラも見つけますし、違和感もあります。
でも、不滅の作品集だと思います。
今回も犯人がどこでPOISON IVYにかぶれたか「知らない」といえば、そっから先迷宮入りだとおもいますが・・野暮な邪推はしないのが観る側のマナーでしょうかね
女社長がコロンボに追及され観念して溜め息をついた後「刑事さん」と呼ぶ直前のセリフが何度見直しても聞き取れません。
すごく気になるので誰か教えて頂けますでしょうか?
「お見事ですわ、コロンボさん」ではありませんか。
藤四郎さん
そう言われてみるとそう聞こえますね。スッキリしました。有り難うございました。
被害者宅から盗まれた新開発のクリームでかぶれたのかと思っていたら、実は凶器の顕微鏡のプレパラートに付いていたpoison ivyをうっかり触ったためだった。犯人は殺人まで犯して手に入れたクリームを証拠になると思って慌てて捨ててしまったが、poison ivyとは無関係だった皮肉な結果。poison ivyが生えていない場所に暮らして、旅行にも行っていないビベカ・スコットはどこでpoison ivyにかぶれる機会があったのか。とは言え、poison ivyは被害者宅だけにあるものと決めてかかれないので、証拠としては弱いですね。たとえば、被害者がアフリカから持ち帰ったばかりの希少植物とかにすればよかったのかも。当時なら、動植物の海外からの持ち込みは今よりやりやすかったでしょう。
当時のファッション、素敵ですねー
次作の『別れのワイン』とても
楽しみです
今日の私は・・・・付けボクロをつけてみました
ヴェラ・マイルズ当時40代前半美しすぎます。
うるしにかぶれて。2人ともそれに触って。
今のコロナ禍の時代に放映されるのは皮肉です。次週はNO.1の呼声高い「別れのワイン」ストーリーは忘れてしまいましたが、楽しみです。「半沢直樹」と「コロンボ」は外せません。
「半沢直樹」ハマってます〜役者さんたちのお芝居が面白い!
(水)「刑事コロンボ」(日)「半沢直樹」で、いい感じに生活のリズムになってます。
(火)私の家政婦ナギサさん(水)ハケンの品格⇒今週最終回でしたが。も見ています。NHKの雲霧仁左衛門も良かったです。コロンボ仲間(50代)はだいたい趣向が同じですよね。
この作品では、打楽器ギロの音が印象的。ビベカがカールを殺害した後に流れ、その後も随所に使われています。
シリーズで最初に使用されたのは「指輪の爪あと」だったと記憶しています。
「ギーチョン、ギーチョン」てヤツですね。
ギロっていうんですか。
和風な感じもします。
印象に残る効果音ですよね。
フィネガン刑事は、刑事というより、探偵っぽいですね。
帽子がね(笑)
このエピソードもあまり再放送されませんね。昔リアルタイムで見たときに「毒ヅタ」が気になっていましたがやはりウルシのことですね。英語でpoison ivyと言っておりコロンボもウルシオールが原因だと皮膚科で言われたと言ってましたよね。wikiで調べたらウルシはpoison oakと記されていました。皆さん指摘されているようにこれだけでは逮捕の証拠として不充分だと思われます。裁判では無罪でしょう。でもそんな法的正確さが問題ではなく、矛盾点を指摘して犯人を追い詰め、その防御をいかに崩していくかがカコロンボの魅力なのだと思います。この場合は犯人と追いつめるコロンボが同じカブレの症状になっちゃったというところが面白いのでしょう。
そうですね、同じような感想をもっておりました。
カールの研究室のホワイトボートにウルシオールの化学式が書いてありましたね。
余程の専門家でも無い限り気付きませんが。
私も大学では化学を専攻しましたが、美容クリームのものだと思ってましたから(笑)。
漆は日本では馴染み深いものですが、米国ではそうでもないんでしょうね。
poison ivyは厄介ですよ。ニューヨーク郊外の一軒家に暮らしていた頃、裏庭にpoison ivyが生えてしまいました。裏庭なので他人が入り込むこともないですが、お隣さんたちの裏庭とはつながっているので、増殖して、もし誰かがかぶれでもしたら大問題になります。訴訟社会ですからね。やむなく植木屋を呼んで根こそぎ切ってもらいました。アメリカではpoison ivyはそのように処理しなければならないことになっています。ちょっとした散財でした。
いつもお世話になっております。
毒ヅタの成分が付着したスライドグラスが鍵となって、いくつかのヒントから推理を積み上げて真相に迫る。
ライバル会社秘書シャリーの体内からは何らかの薬物が検出されている筈ですがその点はスルーして堪能いたしました。
キャスティングも申し分ないですね。
ヴィンセント・プライスさん、シザーハンズでは良い感じのお爺さんでした。
そしてヴェラ・マイルズさん、最高に美しいけれど深く関わると危険な女傑社長という感じが濃厚です。
人気ランキングでは下位のようですが、それだけ全体の水準が高いということだと理解しました。
ビベカ社長、かなりの毒舌家ですね。
ラングさんに開口一番「いいカツラね。どこでお買いになったの?」
そして、別れ際には「お葬式にはお花を贈るわ」
またこのセリフが、美人に似合うんだ。
冒頭、ラング氏と女社長とのやり取り、先制攻撃はラング氏でしたが、美貌の女社長も即座に反撃していて、プライドの高さと自己顕示欲、イケイケの性格が炸裂しています。
女社長の性格が災いしたようですが、仮にしわ消しクリームの開発はマーチソン博士がメインで行っていたのなら、その成分の構造式は彼も凡そ把握していたと思うのです。
ただし、カールしか知りえない部分があった可能性もあって、野心家の人物なら取り引きの手段にしようと思うのは当然でしょう。
しかもカールと女社長がワケありの関係だったというわけで実に面白い筋書きです。
なお、当方は全く不案内ですが、つけボクロというのはおしゃれのテクニックとして古来あるようですね。
余談ながら皆さんお馴染みのアン・フランシスさんの場合は自前でしたか?
落ちた偶像でカメオ出演のマリリン・モンローさんは描いてたのかな?
ところで、一緒に見ていた家内は、女社長の頭はウィッグみたいね、ということを言ってました。
ドラマを鑑賞した後、こちらへお邪魔して一杯やりながら皆さんのコメントを読ませていただくのが楽しみです。
ヴィンセント・プライスは、あのマイケル・ジャクソンのスリラーの曲中でナレーションをやってますね。ホラー映画の名優なので、ぴったりです。
前にも一回見てるんだけど、なんでかぶれたら逮捕なのか分からん・・
スライドからだと証明できるんだろうか
ところでシャリーちゃん、タバコの吸いかたがへたくそでかわいい。
ブティックでタバコ片手にドレスを試着!
ドレスが燃えないかと、ヒヤヒヤします。
コロンボも真っ青の不躾ぶり。
とりあえず、あのドレス、もう売り物にならない(笑)
良く細かい所まで観察して頂き、大変感動致しました。
まだまだ、調べたいことが山積です。
これからもコツコツ積み上げてまいります。
旅行会社のボス役の俳優さんは、「アリバイのダイヤル」の終盤でも旅行会社員に扮していませんでしたか? 「アリバイ…」では「予約を確認するからファイルを取ってくる」と言いつつバックヤードに向かう際に、面倒くさそうな”客”であるコロンボに向けた視線の演技が印象に残っています。
プラムさん、ありがとうございます!確かにその通りです!
実はただいま10周年記念事業(笑)として、
脇役俳優の再調査を進めておりまして、
たいへん助かりました!
関係のページを更新させていただきました。
お役に立てて光栄です。
このような俳優の「使い回し」は良しとして、コロンボの同僚のクレーマーさんが電気屋になったり研究員になったりというのは大人になった今見ても違和感が…。子供の頃は「クレーマーさん何で転職してんねん!」と心の中でツッコんでました。
はじめまして。毎週水曜日のBSの放送とこちらのブログを読むのを楽しみにしています。みなさんの博識と深い読みには驚くばかりです。
さて、今回の作品は、私は初見に思いましたが、冒頭の手術?のシーンは見覚えがあるような。手術用のライトの色が変わり、目を開けたままの顔にメスが近づく…ひえー。案の定、顔が切られてしまうし。もう、ここだけでもコワイです。
皆さんからの評価はやや低いようでそれもわかるのですが、私はこれまでの作品にはない感情を抱きました。それは、3シリーズ目になって初めて「同情すべき犯人」が現れたことです。
実は、今回の再放送で改めて各作品を見直し思ったのは、思いのほか同情すべき犯人がいない、ということでした。
殺人は悪いがそうせざるをえない事情があったのよね。。と思わせない犯人ばかりというか。指輪の爪あとしかり、ホリスター将軍しかり。ホント、早く捕まれーと思ってしまうゲスい犯人ばかりした。
その点、今回の犯人は、心血注いだ会社は傾きかけ、ライバル会社社長にはバカにされ、昔の若い?恋人には裏切られ法外な要求をされたばかりかこっぴどくフラれてしまう、情報をタレ込んだライバル会社秘書には弱味を握られ重役にしろと迫られる。。誰があんたみたいな小娘なんかに!とでも云いたくなりますよ、ホントに。
そんな訳で、第2の殺人が成功した時には、つい喜んでしまいました。ゴメンナサイ。
みなさんはいかがでしょうか?
どうか彼女の罪が、少しでも軽くなりますことを願っております。
長文失礼しました。
まさに、八方塞がりの状態。
ビベカは怒りっぽいのが、最大の欠点。
まったくの同感です。申し遅れました、初めての投稿です。犯人の「私が人生をかけた会社を取られるぐらいなら!」という感情と「若さは永遠に続かない!」という苛立ちと相まって、犯人に同情しました。起こしてしまった計画性の無い殺人についても、またしても「分かってるくせに」真綿で首を締め続け、これでもかとサディスティックに楽しむコロンボのしつこさ爆発で、哀れな犯人にいつも以上に感情移入してしまう作品でした。しかしまあ一連のコロンボ作品のポイントは、「権力者で金持ちの犯人が、権力も金も持たない刑事によって追い詰められ、無駄なあがきをし続ける哀れな姿を、権力も金も持たない視聴者が部外者の視点から覗き見てゾクゾクしながら楽しむ」という微妙なラインを狙ったドラマ構成だと思いますので、そういった点で本作品は成功していると思いました。あと、70年代アメリカのファッション、家、ヘアスタイル、車、何周も回ってすべてカッコイイ!
第3シーズン円熟期群のトップバッターですな(笑)。これも再放映機会が少なくて割を食っているエピソードだと思います。完全犯罪を狙った計画殺人ではないところがミソですがその所為で「地味」でもあったか。しかし追いつめるコロンボと追いつめられるビベカの純然たる駆け引きと愚行の転落劇を、緊張感が緩むことなく一気に、「ビベカが魅せ」ます。
今回はシリーズ全作を順番に見ていくことでシャリー・ブレインが「口封じに殺される女性」役としてここまでのエピソード群を経てきて(?)一番個性が良く描かれている気がしました。その分、そっちの殺しの裏付けを描く時間がなかったか?。
しかし想像で補うとビベカがカールの部屋から知人の警察署長?に掛けかけた電話、シャリーの吸い殻、シャリーとビベカの内通、と諸々の描かれなかった部分で裏付けはとれそうです(苦笑)。
部屋のインテリアが今のアメリカと違い、素敵ですね。あの頃はイタリアのデザインだったんでしょうかね?斬新でしたが。
ビューティー・マーク社の社長のデスク、おしゃれです。
ぼろんこ様
私は刑事コロンボを小4の頃でしたか、父が熱中して見ていたのに付き合って見ていました。今から50年近く前の事です。
以来再放送を見たものもあれば、それ以来初めて見るように感じるものもあります。
今日びっくりしたのは、ストーリーも他の出演者のことも憶えていないのに秘書のシャーリーの顔だけを良く憶えている事です。
その他にも大人になって見れば見るほど面白い内容ばかり。
今日もブログとも楽しみます。
シアン・バーバラ・アレンでしょ?やっぱりね。
たしかに、なんか記憶に残る顔
派手な美容業界を題材にしてアイデアは良いと思うのですが、コロンボと犯人が同じ顕微鏡標本からツタウルシにかぶれたという結末は弱いと思いました。ビベカが雑誌の裏にドルだの書いてましたが、それを現場に残したのはありえない凡ミスなのに、警察は筆跡の鑑定をやったのかどうか?シャリーの殺し方は化学者らしくてよいですが、いかんせん、殺せる確率の低いやり方、目が変だと気づいて運転を止めてたら、死なないどころか、ビベカが真っ先に疑われるはず。登場人物は皆くせがあって華やかでしたが、作品がそれを活かしきれていない印象を受けました。
すぴっつさん>そうなんですよね、この作品は人気も低めです。私は結構すきな部類です。
papermoonさん>ヒッチコックの名作「間違われた男」見てみたいです。
ヴォロージャさん>たしかに!今さらながら、ダフィとはクレジットされておらず、記事を書いた当時は「きっとダフィ」みたいに書いていました。今後検証し、書き直します。
ジョン・フィネガンの役は、ダフィ警部ではないのでは?
IMDbでも、この回の役は単に「Sergeant」で、名無しの巡査部長になってます。窃盗犯担当の老練というダフィ警部の役回りを考えても、ここで殺人課のコロンボの下で巡査部長してるのは不自然でしょう。この後昇進したと考えられなくもありませんが、別人と考えたほうが自然でしょうね。コルベット本部長みたいに。
ダフィではないですね。
帽子好きだし。
ぼろんこさんこんばんわ
犯人役ヴェラマイルズはヒッチコックの名作「間違われた男」の主人公ヘンリーフォンダの奥さん役でも素敵でした。86歳でご存命らしく嬉しく思います。
ヴェラマイルズはサイコにもジャネットリーの妹の役で出ていたんですね。サイコの姉妹(役)でコロンボの犯人役!!
比較的初期にしては少し地味な位置づけの回のようですね。そんなに出来が悪いとは思いませんが。眉墨のペンのメモに着目したコロンボの推理はなかなか冴えています。問題なのはやはりオチの弱さでしょうか。驚きと説得力がともに欠けている気がします。「ホリスター将軍のコレクション」や「もう一つの鍵」と同様、ここがもう少し良ければ傑作になりえたと思っています。
あとヴィヴェカをもっと悪女に設定した方が話が盛り上がったかもしれません。
カール・レッシングは、捨てられた昔の女から共同経営者という
立場の承認を得た末に、それへ対してキッパリと断るという、
長年の恨みを晴らした格好だが、なんとも情けない仕返しだなあ。
シャリーは目力があって、なかなか印象的です。
美容体操の事務所をなぜ家宅捜索するのかが分かりません。
捜索場所なら、会社事務所や自宅なども必要でしょう。
最後は、手のかぶれが証拠ですか。調べれば同じ場所でのかぶれで
あることが分かるという。証拠の積み上げ感は薄く、多少唐突な
終わり方ではありました。
昨日ひさしぶりにこの作品を見まして、再評価したくなりました。
この作品、決して悪い作品ではないのに、コメントが少ないのはやはり再放映回数が少なかったからだと思います。皺を消してしまうクリームという凄い発明のユニークさと追いつめられてサンプルを捨ててしまう愚行=ああもったいない(笑)と、それが全て無駄な足掻きに終わる愚行の二乗。この往生際の悪さと痛さはシリーズ屈指かもしれません。それが結果として今日に至るまで(笑)何故露出が少なかったか。前後の作品のインパクト=話題性が強過ぎたせいかもしれません。
看護婦さんの格好をした人はスウェーデンマッサージ師ですね、確かに、ロンドンの傘の劇団員「ミス・ダドリー:シャロン・ヨハンセン」と似ています、同一人物の可能性が高いです。
伊武雅人さんですね!後日、吹き替えに関しても加筆させていただきます。アドバイスありがとうございました。
伊武雅刀さんは今作以外にも、吹き替えています。確かコロンボではあと3、4作ぐらい吹き替えたはず。
(出演者一覧によると当時は[伊武雅之]名義)
宇宙戦艦ヤマトのデスラー総統役を20代でやってらっしゃるそうですが、今作の吹き替えとデスラー総統役はかち合ってたんでしょうか?
そんなことを気にしながら見ていました。
このマーティン・シーンの吹き替えをしていたのは
あの伊武雅人氏でした。
ヴィンセント・プライス=スリラーの語りと高笑い…なんですね!すごいトリビア。
ヴィンセント・プライス。
残念ながら彼が活躍したというホラー映画は見る機会がないのですが、
マイケル・ジャクソンの「スリラー」
その終盤、低音の語りと最後の高笑いが彼の声であると知り、原音で見てみました。
すんごい響きの低音で、
「本当にスリラーの人だ!」
と感動してしまいました。
CRUNGEさん、とても楽しい話題をありがとうございます。この女優さんは時間がある時に調べてみます!
こんばんわ、いつも楽しく拝見しています。
マーチソン博士がマッサージを受けている
シーンで、めちゃめちゃグラマラスな看護婦
さんの格好をした人が出てきますが、この人
「ロンドンの傘」で犯人の旦那のほうが手を
出そうとする劇団の人と同一人物のような
気がするのですが・・
ほんとつまらん話でごめんなさい。