コロンボの家族・親戚

両親

イタリア系移民(ピーターフォークはイタリア系ではない)
19話「別れのワイン」父親は闇ビールのトラックの運転手だと。

兄弟(5人または6人兄弟)

・姉 60話「初夜に消えた花嫁」で名をメアリーだと。
・妹
・弟 13話「ロンドンの傘」弟がボーイスカウトで派手な制服が大好き。
43話「秒読みの殺人」腰のクリニックに通っていた。

妻(カミさん)

愛妻家で、度々話題にのぼる。
第12話「アリバイのダイヤル」で「普段から怒りっぽい女」だと。
53話「かみさんよ、安らかに」で上手くはないがピアノを演奏すると言っています。(おそらく本当ではない)

子供

・子供がいるように聞こえる発言がある。
第12話「アリバイのダイヤル」で「アイスクリーム屋が飯前に回ってきて、子供の食欲を無くさせる」と。
第19話「別れのワイン」で「子守が見つかればカミさんも連れて行く」と。
第23話「愛情の計算」で「カミさんは子供たちと郷へ遊びに行った」と言っています。
53話「かみさんよ、安らかに」で子供はいないと言っているが、これは信憑性が低いかもしれません。

義兄

9話「パイルD-3の壁」義理の兄が二流の弁護士。

義弟のジョージ

14話「偶像のレクイエム」ノーラ・チャンドラーと電話でしゃべっています。
18話「毒のある花」メキシコの旅行写真を見て生涯最高のスライドだ…と喜びました。
29話「歌声の消えた海」義理の弟が車の修理工場をしていると。

義妹(リタ)

4話「指輪の爪あと」で、海岸沿いに住みたいと。
53話「かみさんよ、安らかに」でピアノ上に写真が置いてあり、大写しになりました。

いとこのラルフ

2話「死者の身代金」話しっぷり、頭の回転がよく、男前。同じいとこでどうもこんなに違うのか?と比較されたと。

アルバニーのまたいとこ

16話「断たれた音」チェスの名人「クレイトン」を世界一の棋士だと尊敬していたと。

18話「毒のある花」に出てきます。
40話「殺しの序曲」会計士志望で勉強中だとか。
43話「秒読みの殺人」15歳でステレオを売り払って8ミリ映画を作る。憧れの人はコッポラだそう。
45話「策謀の結末」刺繍コンクールで2等賞、ウエイトリフティングで優勝したそう。
49話「迷子の兵隊」では南北戦争同好会。
サンディエゴの水族館に勤務。

アンディ刑事…60話「初夜に消えた花嫁」によるとコロンボの姉の息子だそう。

叔父

21話「意識の下の映像」叔父貴(おじき)がサンディーマスで不動産屋を始めて大当たり、その前はスクールバスの運転手だと。
21話「自縛の紐」ジーン叔父が訪れる予定だと。

女房のいとこ

22話「第三の終章」バレーで板金の仕事をしているそう。

書きかけ記事:2020年7月4日

コロンボ警部の年齢

コロンボ警部(俳優ピーター・フォーク1926年生まれ)の実年齢と、共演者の年齢を比較してまとめてみると、意外と面白いのではないかと気付きました。下記はその一例です。
● 1話「殺人処方箋」ジーン・バリー:49歳 コロンボ:41歳
● 2話「死者の身代金」リー・グラント:44歳 コロンボ:45歳
● 4話「指輪の爪あと」ロバート・カルプ:41歳 コロンボ:45歳
● 7話「もう一つの鍵」スーザン・クラーク:31歳 コロンボ:45歳
● 8話「死の方程式」ロディ・マクドウォール:43歳 コロンボ:45歳
● 13話「ロンドンの傘」リチャード・ベイスハート:58歳 オナー・ブラックマン:45歳 コロンボ:46歳
● 15話「溶ける糸」レナード・ニモイ:42歳 コロンボ:47歳
● 19話「別れのワイン」ドナルド・プレザンス:54歳 ジュリー・ハリス:48歳 コロンボ:47歳
● 25話「権力の墓穴」リチャード・カイリー:51歳 コロンボ:47歳
● 28話「祝砲の挽歌」パトリック・マクグーハン:46歳 コロンボ:48歳
● 32話「忘れられたスター」ジャネット・リー:48歳 コロンボ:49歳
● 33話「ハッサン・サラーの反逆」ヘクター・エリゾンド:39歳 コロンボ:49歳
● 38話「ルーサン警部の犯罪」ウィリアム・シャトナー:45歳 コロンボ:50歳
● 40話「殺しの序曲」セオドア・ビケル:53歳 コロンボ:51歳
● 41話「死者のメッセージ」ルース・ゴードン:81歳 コロンボ:51歳
● 43話「秒読みの殺人」トリッシュ・ヴァン・ディヴァー:32歳 コロンボ:51歳
● 47話「狂ったシナリオ」フィッシャー・スティーブンス:26歳 コロンボ:63歳
● 56話「殺人講義」スティーヴン・キャフリー:31歳 G・ゲイリー・ハーシュバーガー:26歳 コロンボ:64歳
● 59話「大当たりの死」リップ・トーン:60歳 ジェイミー・ローズ:32歳 コロンボ:65歳
● 69話「虚飾のオープニング・ナイト」マシュー・リス:29歳 コロンボ:77歳
などとなりました。誕生日の誤差などは計算外です。
こう見てみますと、やはり初期作品は「ゲスト・スター」とクレジットされるのに相応しい顔ぶれ・年齢で、すでにテレビや映画で成功をおさめ、有名になっている俳優さんをコロンボと対決させるという、番組の主旨が読み取れます。年齢もほぼピーターフォークと似通っていますね。

刑事コロンボのプロファイル

名前

フランク・コロンボが定説です。

生まれ

アメリカ合衆国ニューヨークのチャイナタウン付近だそう。ルーツはイタリア系だそうです。また5話の「ホリスター将軍」からは「コロンブス」の子孫と言われました。コロンブスと聞くとポルトガルのイメージが強いのですが、イタリアのジェノバ生まれが定説のようです。

家族・親戚

→コロンボの家族・親戚をご覧ください。

少年期

イタズラ好き、ギャング映画好きです。

青年期

朝鮮戦争に炊事当番として従軍しました。

職歴

警察官としてニューヨークの12分署に配属、
1958年よりロサンゼルス警察に配属、殺人課、警部補。
実際にロス市警には、刑事部に強盗殺人課が存在します。

身長

168cm(体重は時とともに変化したでしょう)

愛車プジョー403

「プジョー403」をご覧ください。

愛犬ドッグ

「愛犬ドッグ」をご覧ください。

好き嫌い

→コロンボ警部の好き嫌いをご覧ください。

病気

胆のう結石の経験がある。
むち打ち症。
喉を痛めたり枯らしたり、胃腸の調子が悪かったり、比較的健康を害していることが多いです。

コロンボ警部のモデル

ドストエフスキーの小説「罪と罰」の判事ポルフィーリィが、刑事コロンボのキャラクター設定のモデルとなっている。と、ウィリアム・リンクは語っています。

書きかけ記事:2021年9月4日

コロンボ警部の年収

ゲストさんから「コロンボ警部」の年収に関するご質問をいただきました。少し調べてみましょう。
10話「黒のエチュード」の1シーンで、ジョン・カサヴェテス演じる「アレックス・ベネディクト」宅での会話、コロンボ警部の年収は自身が「1万1000ドル」であると口にしています。
1972年当時の1ドルを約305円としますと、約335万円。そして消費者物価指数などを加味すると…600万円弱。という感じでしょうか。同情するほどの薄給ではありません。容疑者の方々がとてもセレブですので、差を感じますが。

葉巻と喫煙

コロンボ警部のトレードマークの一つと言えるのがこの「葉巻」でしょう。自分でも「安葉巻」と呼ぶことがあり、高級品は好み(買え)ません。一般的に葉巻というと茶色のイメージがありますが、コロンボ警部愛用の葉巻は「グリーンラッパー」少し緑がかっています。情報によると「マチネ」という銘柄のカナダ産の安い葉巻らしいです。

葉巻に関するエピソードは多数

8話「死の方程式」では、殺害トリックとして葉巻が登場します。66話「殺意の斬れ味」でも重要な証拠として扱われます。

また、葉巻の灰の捨て場に苦労するシーンや、禁煙エリアでの対応などもユーモアに描かれています。禁煙に関するエピソードも面白いですね。

コロンボ警部がよくマッチを忘れる件

コロンボ警部は筆記用具とマッチを人から借りることが多いですね。

1話)フレミングの診察室でライターを借りる。
2話)レスリーの家でマッチを借りようとする。後半レスリーの事務所でライターを拝借。
3話)後半でジムの奥さんにマッチを借りる。
4話)殺害現場でマッチを借りる。ブリマーの事務所でライターを借りる。
5話)前半・ホリスター将軍の家でライターを借りる。バートの店でマッチを借りる。
6話)弁護士の部屋で勝手にライターを借り、持ち帰りそうになる。
10話)ジャズの店でマッチを借りる。

書きかけ記事:2017年12月30日

コロンボ警部の好き嫌い

好きな食べ物・飲み物・嗜好など

コロンボ警部のトレードマークとも言える葉巻は、葉巻と喫煙…の記事をお読みください。

チリ(メキシコ料理チリコンカン)

2話「死者の身代金
「バーニーズビーナリー」にて、初めてチリを食べているシーンが登場します。シェフはティモシー・ケリーで、会話からもコロンボがこの店の常連であることがわかります。クラッカーを散らしてかけて食べるのが通(つう)だそうで、実際に食べると確かに美味しいです。チリコンカンはぼろんこ家でも度々夕食のメニューとなっています。

5話「ホリスター将軍のコレクション
シェフは2話と同じティモシー・ケリーですが、窓に貼られた店名文字(逆版)で推測しますと「バートの店」だと分かります。ティモシー・ケリーは刑事コロンボに3回登場する重要な俳優さんです。

12話「悪の温室
この回はバートの店ではなく、別のシェフのお店でチリを食べます。この店でも常連のようで、2日連続でチリを注文。同じメニューに飽きたようで「豆抜き」を頼んでいます。クラッカーは添えていません。

22話「第三の終章
高級レストラン「チェイソンズ」でお店のメニューには無いのに、チリを注文しました。この時、ケチャップ、クラッカー、塩を要求しています。会計では6ドル(1800円)を支払っています。

53話「かみさんよ、安らかに
久々に登場したチリを食するシーンでした。馴染みの店だという設定ですが、ひいきのシェフ「ラモン」が辞めてしまい、ドイツ系のシェフ「ハインリッヒ」のチリを食べてがっかり。食べずに店を出ました。

コーヒー

15話「溶ける糸」では、早朝の殺害現場に呼び出され眠そうにしていて、開口一番「コーヒー無い?」部下に要求しています。22話「第三の終章」では被害者のマロリーさんの冷めたコーヒーを持ってくるよう要求しています。第2シーズンから第4シーズンにかけて、コーヒー入りの魔法瓶を携帯しています。コーヒーではないのですが、41話「死者のメッセージ」では紅茶を飲む時に、砂糖をなんと3つも入れています。

ゆで卵

早朝に呼び出されることが多いため、朝食代わりに「ゆで卵」をポケットに入れています。15話「溶ける糸」では現場の遺留品(実は凶器)で無象座に殻を割りました。18話「毒のある花」でも捜査現場にゆで卵を持参。塩を忘れて被害者カールのキッチンで調達しました。新シリーズの62話「恋に落ちたコロンボ」でも殺害現場で部下に「ゆで卵とコーヒー(ジュースも)」を所望しています。

ボウリング

エピソードの中でボウリングが好きだと公言しています。20話「野望の果て」では土曜のボウリング祭りに間に合うようにスポーツジャケットを新調しようとしました。

ゴルフが上手

コロンボは運動が苦手と自評しますが、俳優ピーター・フォークは運動神経がかなり良いと言えます。4話「指輪の爪あと」では、レッスンプロである「ケン・アーチャー」に、その腕前を見せつけています。ネットで調べてみますと、ピーター・フォークは実際に「ハンディ14台」まで到達したという記載もあり、かなりの腕前です。
そして「ピーター・フォーク」以前にコロンボ役の候補であったとされる「ビング・クロスビー」はさらにゴルフ通で、何と「ハンディ0(プロ同様)」。彼は「好きなゴルフが出来なくなる」という理由で、コロンボ役を断ったと言われています。

ビリヤードが得意

ビリヤードは数話で「得意」な様子を見せています。2話「死者の身代金」では「バーニーズビーナリー」で得意のビリヤードの腕前を披露しています。5話「ホリスター将軍のコレクション」ではバートの店にて、玉突きを誘われるが断っています。また、11話「悪の温室」ではジャービス・グッドウィン邸に置いてあったビリヤード台を使わせてもらってます。本人曰く「腕が衰えた」そうです。44話「攻撃命令」でもエリック・メイスン邸でビリヤードをしています。やはりかなりの腕前です。

クラシック音楽

クラシック音楽が好きだということです。9話「パイルD-3の壁」ではエリオット・マーカムと話が弾んでいますし、10話「黒のエチュード」ではシュトラウスのワルツ集を持っているそうです。40話「殺しの序曲」でもチャイコフスキーを聴いています。

48話「幻の娼婦」ではホルンの演奏を披露していますが、これは少し過度な演出かな?と思えました。その割には、68話「奪われた旋律」ではフィンドレー・クロフォードがかけたチャイコフスキーには無関心でした。

西部劇とギャング映画

映画のジャンルは西部劇やギャング映画が好きです。19話「別れのワイン」で秘書のカレンと「アラン・ラッド」の話で盛り上がっています。32話「忘れられたスター」ではミュージカルよりもギャング映画が好きだと言っており、好きな俳優はエドワード・G・ロビンソン、ハンフリー・ボガードなどの名前を挙げています。

料理

料理は上手な時と下手な時があります。3話「構想の死角」では、被害者ジムの妻ジョアンナのためにオムレツを作っていますが、得意というわけでもなさそう。17話「二つの顔」で料理番組に出演。これも慣れた手つきではありませんでした。しかし料理シーンで最も有名なのは「美食の報酬」で、この時はプロ顔負けの腕前を披露しました。

愛犬ドッグのページをお読みください。犬は好きなようです。

高所恐怖症?

2話「死者の身代金」では、飛行機は子供の頃から大好きだと答えています。ただし着陸後はフラフラ。そして8話「死の方程式」では「ロープウェイ」が大の苦手なようでした。24話「白鳥の歌」でもセスナ機に乗りますが、着陸後は「死者の身代金」の時よりさらに大きなダメージを受けていました。新シリーズの47話「狂ったシナリオ」や、55話「マリブビーチ殺人事件」ではクレーン台に乗りますが、高所が苦手な描写はありませんでした。

拳銃

拳銃は普段携帯しておらず、苦手だと断言できます。4話「指輪の爪あと」で初めて拳銃を持っていないことが明らかになっています。29話「歌声の消えた海」や30話「ビデオテープの証言」でも、発砲が苦手である描写が出てきます。32話「忘れられたスター」では10年近くも射撃テストを受けていないことが署内で問題になりました。

車の運転

車の運転は苦手と言う時もあるが、実はかなり上手。特に新シリーズのはじめ2〜3作は運転が荒いです。「愛車プジョー・403」の記事もお読みください。

船酔い

船酔いをします。5話「ホリスター将軍のコレクション」や29話「歌声の消えた海」で、船が苦手な様子が出ています。

イタリア語

42話「美食の報酬」ではイタリア人同等にイタリア語を喋ります。しかし65話「奇妙な助っ人」では、喋れない様子でした。

歌は決して下手ではない

歌うことは、イタリア系の割には下手だと明言(19話「別れのワイン」)しますが、口笛などは上手だったりします。43話「秒読みの殺人」では、運転中に気分よく歌っていて、追突事故を起こしています。

エピソードのテーマに沿った趣向

好きなものは、そのエピソードの犯人役の職業などにより目まぐるしく変わります。12話「アリバイのダイヤル」ではフットボールに夢中ですし、27話「逆転の構図」ではカメラに挑戦しています。また「愛情の計算」で「コンピュータがテーマ」になっていることから?「メモ代わりにレコーダーに録音」しているのは滑稽です。

書きかけ記事:2021年8月22日

コロンボ警部の言葉遣い

アタシャねぇ

ほとんどのエピソードで「上流階層」の犯人を扱うので、丁寧な言葉遣いを心がけていますが、初期の作品では「アンタ」「キミ」などとセレブを乱暴に呼ぶこともあります。また、自分のことは「ワタシ」ではなく「アタシ」と呼ぶことが多く、語気を荒げた時は「アタシャねぇ」に変形します。
これに対し、同僚の刑事などには少し上から目線の口調が多くなったりして、それなりの威厳を保つ場合もありますし、犯人以外の登場人物には丁寧語は使いません。

労働者階級的な言葉遣い

警察の同僚や労働者たちの口調として「△△です」が「△△でさぁ」「☆☆なんでさぁ」と訛る傾向があるのも面白いです。これらの口調が似合う俳優として「ティモシー・ケリー」が挙げられます。
7話「もう一つの鍵」では犯人ベス・チャドウィックの母親の愛犬「エンリコ」を「ワン公」と呼んで叱られています。

業界用語

また警察の業界用語?として、良くコロンボ警部が口にするのは「被害者=ホトケさん」「犯人=ホシ」「有罪=クロ、無罪=シロ」「刑務所=ムショ」など「事件=ヤマ」など。

よござんすか

「よござんすか」は、コロンボ警部が連発する言葉です。日本の時代劇では賭博の壷振りの台詞「よござんすか?よござんすね?」が思い浮かびますね(笑)いわゆる富裕層の「ざーます言葉」とはニュアンスが異なり、江戸の芸者や下町職人が使った江戸弁の「〜ざんす」に由来すると思われます。

喧し屋(やかましや)

形式通りの捜査を好み、報告書の提出をせかす上司をコロンボ警部は「喧し屋(やかましや)」だと表現しています。小言や理屈を多く言う人「うるさがた」も同じような意味です。

奴さん(やっこさん)

奴(やっこ)さん。コロンボ警部に限らず、「あいつ」「やつ」の軽称として使われます。現代ではあまり使われなくなりましたが、哀愁を感じる言葉ですね。

一言もありません

一言は「いちごん」と読みます。ひとことも弁解できない、弁明する余地がない時に使います。

加筆:2021年8月17日
 

主演:ピーター・フォーク

刑事コロンボのオープニングで毎回表示される
「PETER FALK」「AS」「COLUMBO」
ピーター・フォークという俳優は、数々のテレビドラマや映画に出演していますが、コロンボという架空の刑事をあたかも実在の人物のように生きた人であったと思います。
イタリア系で葉巻好き、家族を愛し、仕事に生きる。そんなコロンボですが、ピーター・フォーク本人はロシア系の父とポーランド系の母との間に生まれたそうです。コロンボ役に親しんだ私はてっきりイタリア系の人だと信じ込んでいました。

1960年に最初の結婚をし、2女をもうけながらも1976年に離婚、刑事コロンボ38話「ルーサン警部の犯罪」で共演した「シーラ・ダニーズ」(シェラ・デニス、シーラ・ダネーズ)と再婚しています。妻となったダネーズはその後も数回にわたり、刑事コロンボシリーズに出演しています。
また、6話「二枚のドガの絵」のロス・マーティンはかつての演技の師匠、10話「黒のエチュード」のジョン・カサヴェテスや、脇役で活躍したヴァル・アヴェリーなどとは公私にわたる友人関係で、気に入った仲間と作り上げてきたライフワーク=刑事コロンボだったと言えるでしょう。

それぞれの作品は、制作年代とピーター・フォークの実年齢、または見る側の年齢を比較してみると面白い見方が出来ます。私は2010年4月現在46歳ですが、子供の頃に見ていた「コロンボ警部」は丁度今の私くらいの年齢だったと思われます。
あまり映画などには興味を持たない私ですが、生涯を通じ最高に好きな俳優は誰か?という質問をされれば間違いなくピーター・フォークであると答えます。

加筆:2014年2月27日