- 「シェラ・デニス(シーラ・ダニーズ)」の出演作品。
- ヒュー・クライトン「メルセデス・ベンツ・500SL」 「レクサス・LS・400」
- マーシー・エドワーズ 「ロールス・ロイス・シルバー・スパー」
もしも「共犯」が前提なら、評価は全然変わってくる
「お面をかぶってスピード違反をしてくれ」と犯人ヒュー・クライトンは、共犯者でもない秘書のトリッシュにお願いしたとのこと。誰かスタッフの一人でも「このお話には無理がある…」と進言できなかったのでしょうか?
それなら最初から「一緒に愛人を殺してくれ」と秘書に依頼すべきだった?‥そうであればグっと真に迫れた気がします。「お面をかぶってスピード違反」は、計算された立派なアリバイトリックです。ただし、毎回共犯者がいるような設定に甘んじては、コロンボ作品としての品格も薄れるでしょうが。
これは知っておきたい!
ゲストスターは女優シェラ・デニス
※ゲストスターとスペシャル・ゲストスターのクレジットは自然でした。(加筆訂正:2022年11月1日)
ダフィ警部(ジョン・フィネガン)が大出世…?
ハバック巡査
検死医のジョージ
何と本物のリトル・リチャードが登場
リトル・リチャードが劇中で登場します、私の大好きなビートルズのポール・マッカートニーが、リトル・リチャードのカバーをレパートリーにしています。
コロンボとロック・スター殺人事件…
タイトルに使われている曲(題名:クローザー)ですが、なんと歌っているのは「シェラ・デニス」。劇中では歌手マーシー・エドワーズの作品だということです。受賞歴を重ねたスターシンガーにしては、歌唱力がちょっと…。という声もききましたが…やはり(笑)
エンディングにもこの歌が!
2012年にAXNミステリーで見たのですが、エンディングではコロンボ警部が車を運転しながらタイトル曲を一緒に歌っています。それが、恐ろしく下手なんです。ピーター・フォークの肉声(あるいは吹き替え?)だと思われます。ピーター・フォークは他の作品でも歌を歌っていますが、こんなに下手だっけ?調べることにしましょう!(加筆:2012年3月)
監督:アラン・J・レヴィ
脚本:ウィリアム・リード・ウッドフィールド
トリッシュ・フェアバンクス:シェラ・デニス(シーラ・ダニーズ)(声:塩田朋子)
ヒュー・クライトン:ダブニー・コールマン(声:小林清志)
マーシー・エドワーズ:シェリル・パリス(声:弘中くみ子)
コルベット本部長:ジョン・フィネガン
ハバック巡査:ソンドラ・クリー
鑑識のジョージ:スティーヴン・ギルボーン
加筆:2023年12月17日
この回、コロンボは、やたらCDラジカセを欲しがっていますよね(NHKでカットされているエンディングのフルクレジット部分では、紹介されたディスカウントショップで買ったCDラジカセをプジヨーの助手席に乗せて、CDで音楽を聴いているご機嫌なコロンボのシーン有り)。
ああ、CDの価値をほとんどの人が信じて疑わなかったあの時代、懐かしい限り!
今は、みんながCDもDVDもBlu-rayも馬鹿にする時代。何とも嘆かわしい。
そんなに所有者を嘲笑うなら、いいよいいいよ、「刑事コロンボ」の私にとって宝物のようなBlu-ray全集も、いっそ手放すかな。誰か欲しい人いない?あげるよ。
今時、どうせ誰もいないよね。
>今は、みんながCDもDVDもBlu-rayも馬鹿にする時代。何とも嘆かわしい。
勝手に言ってなさい。
それはともかく、NHKや配信が、上記のような重要なシーンも含めカットをせずに放映し、英語字幕も選択可能にしてくれたら、市販のBlu-rayソフトを所有する必要などいっさいなくなります。他に確認する手段がないから、今のところ手放さないだけです。
ちなみに、NHKBS(4K含む)で放映している昔の洋画の日本語字幕は、市販のBlu-ray・DVDソフトと異なるNHK独自の新訳版が多く、過去のソフトの字幕と比べて最も優れていると感心させられることが多々あります。
過去の名作映画に、そんなに手間やコストをかけられるのなら、『刑事コロンボ』の英語台詞字幕を出せるようにすることなど、わけないでしょうに。
NHKBS(4K含む)で、昔の邦画を放映する場合でさえ、日本語字幕がありがたく役に立つ場合は多いです(大河ドラマや朝ドラも)。録音が古かったり、言葉が難しかったり、俳優の滑舌が悪かったりで、日本人が日本語台詞を聴いていてさえ、今何を言ったか確認したくなることは多いです。
一般の(英語の)洋画や『刑事コロンボ』を放送する場合も、日本語字幕とともに英語字幕も付けて選択可能にしていただくことを、NHKの関係者様には、改めて要望したいです。
傲慢な内縁のビッチが酷すぎて、
頭の悪いゆすり如きに屈する弱々しい犯人のおじいちゃんを応援したくなる話
殺人弁護で負けた事が無い功成り名を遂げた有能弁護士なのに、
探偵まで使って材料を仕入れていたというのにどうしてこんなに弱々しいのだ
シェラ・デニスって見た目通りの人だったのか…
ゲストスターのダブニー・コールマンももちろん良かったですが、私の今回の推しはビーチハウスの掃除人さん!眉をしかめて、コロンボの言動一つ一つに「はぁーっ」とため息をついて首を振る。最高でしたね。「あんたの女房じゃなくてよかったよ」って!あのお顔はドイツ系?あるいは東欧系?ちょい役の人もいい味出してるのがコロンボらしいかもしれません。
あとSgt.ハバック。たまに女性警察官は出ますが、サージの階級を持っている人は珍しいのでは。ロングヘアはショートの方がそれらしい気がしますが、容疑者宅にコロンボと2人で突入するところは熱演でカッコよかった。庭師情報をゲットしてきたのに無言で出て行くコロンボに「お礼ぐらい言えば?」からの、言われての笑顔は良かったです。ラストシーンまで大活躍でしたね。
そして何と言っても本部長さん!『恋に落ちたコロンボ』の方を先に観ていたので、バーニー!と嬉しくなってしまいました。
ストーリー批評や制作裏話なんかが読めて、とても楽しく、本当にこのブログの皆さまにはお世話になっています。私は小道具や当時の風俗に興味があるので、そちらの話を。
被害者マーシーが家から閉め出されるシーンで出てくる彼女の車のナンバープレートが「MERCY」になってるの細かいですね。
工事現場のヘルメットの井桁マークは私も今回初めて気づきました。井桁なんて極めて日本的デザイン!井桁といえば住友ですよね。私の見たNHK-BS版では画面が切れてるようで「SUMITOMO」が施工しているかは確認できませんでしたが。
西海岸は元々日本移民が多かったので日本文化の認識は多少あるんですよね。正しいかはさておき。ただ、庭師が日本人で英語があまりわからないというのは一世のイメージでちょっと時代が古いんじゃないのとは思いました。むしろ、取引先で登場するビジネスマンや、様々なハイテク製品あたりは90年代に急速に浸透したのでしょう。今回はラジカセ?
トリッシュがパートナーに昇格してオフィスの模様替えをするシーン、「見事なインディアン(死語ですね・・・)のブロンズ」を始めとした西部劇趣味を一掃しますが、よく見たら確かに絵画だの銃だのたくさん飾ってあって、好きさ加減が伝わってきます。友人の弁護士やなんとなく私立探偵も西部劇風ファッションで、むしろ本人のファッションにその要素が入ってないのが不思議なくらい。ネクタイの柄とかに入ってても良かったかもなんて思いました。あと何でトリッシュはあのシーンだけファッションがド派手だったのかしら?
ドラマーの潜伏先のアパート。90年頃友人の留学先のアリゾナに遊びに行きましたが、住んでいたのがこんな感じで、中庭があってプールがありました。部屋の装飾でカリグラフィ(西洋の習字みたいな飾り文字)が飾ってあるのも、当時のその地域のホテルでよく見ました。
その次に出てくるBAR AQUARIUMの人魚が泳ぐ水槽のセットは、初見でも感心して見た覚えがあります。面白いですよね!ずっとやってる方は目が回りそうだけど。
「影なき」の意味がそういうことかとわかりましたが、目のところに穴が開いてないと運転できないのだから、それだけでお面だとわかりそう。
さんまやトランプのでよく見たリアルなゴムマスクなのかと思ったら、ロバートの秋山が使った梅宮辰夫のお面みたいなヤツだったんですね。作ってるシーンか発注しているシーン、あるいはお面そのものが登場してたら、間が抜けてて一気にこの作品のファンになるところでしたよ。
とんでもないミスを発見しました。
コロンボがビーチハウスへ行って家政婦のおばさんに睨まれながらコルクの検証をする場面、ハウスを訪れた時には外は大雨で雷まで鳴っている。そしておばさんにちゃんと靴を拭いてねとか言われながら中に入るのに、その直後ゴミ箱の中を確認したいといって外に出た時にはからりと晴れたいい天気になっているのです。なんじゃこりゃ。さらにこのシーンだけコロンボが野球帽をかぶっているのも意味不明。
やっぱり酷評が多かったですね、今回は。
とはいえ、私はラストシーンは面白かったですよ。
コロンボ警部は超有能で、周りからもそう評価されていますが、
刑事としての基本性能である射撃とかは全然ダメで、権利の説明も覚えていない。
だから出世できないんですね、たぶん。
あと、この話、被害者がロックスターであることは全然関係ないと思うんですけど。
日本人が庭師として登場しますが、アホみたいな役で、そこも少し不満。
どなたかが、ビルが住友だ、と書かれていましたが、ピアノはYAMAHAだし、
日本を出すならフグ刺しや庭師じゃなくて、そういう方面で出してほしいものです。
去年の感想に書いた時は、各場面のユーモアと手がかり探しのプロセスは悪くない、と思ったのですが今回は全体としては締りが良くないなあという印象の方が残りました。
序盤に出て来る建設現場は住友建設(現:三井住友建設)の現場ですね。最初の建物のシーンに名前が映っています。もちろんヘルメットのマークは住友の井桁マーク。住友建設が使っていたヘルメットです。今は合併して使えなくなりましたが、とっても懐かしい。ストーリーに対するコメントでなくてすみません。しかし刑事コロンボは何度観ても、また観たくなる刑事ドラマの最高傑作です。
アメリカの建設現場でも、朝、作業前に朝礼をしたりするのでしょうか?
まさかラジオ体操まではやらないでしょうが、
「ヘルメット、ヨシ! 安全帯、ヨシ!」などと、お互いで「指差し呼称」的確認はしないのかなあ?
ちょっと気になりました。
浮気調査の私立探偵の名がサム・マーロウとは(笑)ハードボイルドの名私立探偵ダシール・ハメットのサム・スペードとレイモンドチャンドラーのフィリップ・マーロウの名前を合わせたのですね。こういう安直な命名、面白くて好きです。
ハードボイルドといえば、ミッキー・スピレインが第三の終章に出演していましたね。
「これを観て、このシリーズを観なくなった」という知人が私にもいて、
同シリーズほかの作品でも同様のあらましを語られておられるコメ主さんもいらっしゃるようですね。
元々ギャグありの作品なら許される展開とトリック及び共犯かも。
全く違うシリーズ展開が、「シン・刑事コロンボ」とかになったら世界線が変わるかな。
何回観てもこのエピソードはツッコミ処が豊富で実にしょっぱい内容だと思います。
刑事コロンボなら全て良く出来た話と思ったら大間違いということを教えてくれる作品です。
お面の工作~のスピード違反写真、私は単純に好きですけど
そうですか!嬉しいです。
ブルーレイで再見しました。以前この欄に書いた通り、私はこの作品、アメリカのサブカルチャーといえそうな「敏腕弁護士もの」「法廷もの」の明白なパロディだと思っています。サム・マーロウなる登場人物も、ハードボイルド小説の有名な探偵サム・スペードとフィリップ・マーロウから取ったお遊びでしょう。なので「一体どこが凄腕なんだ!」とまじめに考える必要はないし、途中まではかなり良くできた作品だと考えます。
それだけに、バカバカしさを通り越して怒りすら感じる”オチ”は本当に残念です。もし「やっぱりやり手弁護士だったんだ!」と唸らされるような巧妙なトリックとコロンボの見事なアリバイ崩しがあったら、高評価の作品になったのに・・・。と言っても、もう何度目かの鑑賞になったためか、今は「おいでなすった!」と、余裕と苦笑と愛情を持って見終えることができるようになりました(笑)。
「コロンボ」シリーズの制作舞台裏を記録や証言で綴った本”Shooting Columbo”によると、このエピソードの製作をめぐっては、
・シェラ・デニス(シーラ・ダニーズ)が脚本を見て、殺されるロックスター役を希望したが、製作総指揮の夫ピーター・フォークは(たぶんベッドシーンがあるため)OKしなかった。
・フォークがダニーズを被害者ではなく共同弁護士として出演させる案を出したところ、監督のアラン・J・レヴィが難色。
・これとは別にレヴィは、コロンボに相棒役をつけるというアイデアを出し、女性にしてはどうか、妻のソンドラ・カリーはどうか、と持ちかけたが、フォークが難色を示した(そう、登場した制服警官はこの監督のカミさんなのです。「巡査」になっていますが、クレーマー刑事と同じく sergeant なので「ヘイベック巡査部長」がより適切でしょうけど)。
結局、レヴィが「シェラが共同弁護士役を受けてもいいと言えば、ソンドラを相棒の警官役にするという条件で自分もOKする」と言い出し、妥協が図られることになりました。皆のわがままと作品の私物化の産物といえそうですね。
そのダニーズ、最後の場面の撮影では、フォークと派手な夫婦ゲンカをして現場を飛び出し、そのまま戻ってこなかったそうで、このためダニーズが言うはずだった内容を他の人物に振りかえるなど急な変更を余儀なくされました(彼女はショッピングをして過ごしていたとのこと)。戸外のシーンに切り替わったとたん、アリバイのトリックを証言できる・証言させなければいけない共同弁護士の姿が消えてしまい、なぜかヘイベック巡査がお面をかぶって出てくるのもそのためでしょう。”The Columbophile”という海外のサイトでは、筆者が「プロフェッショナリズムの欠如」とダニーズをこっぴどく批判し、コメント欄も「俳優失格」というような厳しい内容が並んでいました。
伝えられるところでは、フォークはダニーズに出会って一目惚れ状態で、彼の方から一方的・積極的に攻勢をかけたそうです。しかしいざ結婚してみると、2人はちょくちょくケンカをするようになったとのこと。新シリーズでダニーズの起用が度重なったのは、単なる”縁故採用”にとどまらず、フォークが役を与えることで彼女をなだめていたのではないか、と私は勝手に想像しています。フォークにとっては、夫婦間の不和解消にシリーズを利用し、女性のキャスティングを考える手間も省けた、という意地悪い見方もできるかもしれません。
もうひとつ、ダニーズはこの作品で”殺されたロックスターのヒット曲”を歌っていますが、経歴を見るとわかるように、彼女は俳優になる前は歌手を目指していました。ですので”縁故採用”であるとしても、音楽はまったくのシロウトというわけではないでしょうし、私はけっこういい歌だと思います。この曲 “Closer” はYouTube にもアップされていますが、「この歌いいね!」「上手いじゃん!」みたいなコメントもついていました。まあ、実際の録音後に編集・整音が入っているでしょうし、彼女に歌わせたのも、被害者役には認めなかったことをなだめるという意図もあったのかもしれませんね(これもあくまで想像ですが)。
なお、ぼろんこさんはダニーズについて「ゲストスター」と書いていますが、冒頭でスーパーされる原語を見るとわかるように Guest Stars と複数になっており、あくまでゲストスターの筆頭格という扱いと考えた方がいいのでしょう。犯人役は Special Guest Star と別枠扱いで単数です。この形はこのエピソードに限らず、他の回でも見ることができます。
書いているうちに長くなってしまいましたが、日本語版のタイトル「影なき殺人者」は、ある意味、シリーズでトップ級の名題であり迷題であると思います。
tempus fugit様のコメントを読んで、痛感しておりますのは、「刑事コロンボ」に限らず、何事によらず、日本語文献だけに頼っていては、本当にちっぽけな断片的情報しか得られないということでした。国際情勢、科学、芸術・・・すべての分野がそうなっていますね。おっくうがらずに英語文献に当たることがどれほど大切か、思い知らされました(tempus fugit様のようには無理ですが・・・)。
シェラ・デニス(Shera Daneseは、今は「シーラ・ダニーズ」のほうが日本語表記としては一般的になってきているのでしょうか?)についての裏情報、まったく知りませんでしたので、唯々吃驚することばかりでした。
38話「ルーサン警部の犯罪」のコメント欄で、昨夜自分直感でコメント投稿し、今朝は、考え直し、シェラ・デニスを弁護するコメントを再度投稿したのですが、正直どちらが正解か分かりません。ただ、ご承知の通り、「ルーサン警部の犯罪」は女優としてのシェラ・デニスが初登場している回なのですが、心なしかピーター・フォークがやつれているように見えたことから、直感のほうが正しかったのかな、というほうに心が傾きつつあります。でも、芸能人やアーティストに、いかにも有りがちな、一般人からすれば非常識の極み、しかし、彼ら、彼女たちにとっては余り驚くに足らないエピソードかも知れないですね。何せ芸能界とは、魑魅魍魎が跋扈する世界ですからね。
それと、66話「殺意の斬れ味」が彼女が登場する回、続く67話「復讐の抱いて眠れ」と68話「奪われた旋律」がマクグーハンが関与した回で、この3話はあまり個人的に好みでは無く、この二人とあまり関係無さそうな最終69話「虚飾のオープニング・ナイト」が最もピュアな感じがして好きだった自分の感性にも、ちょっぴり自信を持っていいのかなと、tempus fugit様の一連のコメントを拝読して思いました。
改めて「刑事コロンボ」全集Blu-rayボックスセットを眺めながら感じているのは、遠くから俯瞰すれば富士山のように美しいけれど、いざ登ってみればガレ場だらけ、本作などは「大沢崩れ」みたいな足元の悪い危険極まりない登山ルートだったという恐ろしさでした(笑)。
この回(他の回もそうなのでしょうけれど)、私が先にコメントしなくて良かったと、心底ホッといたしております(笑)。私なら滑落しています。
tempus fugitさま
YC-30さま
奥さまシェラ・ダニーズ(デニス?)についてですが、フォークは彼女のご機嫌を取るために筋書きや登場人物まで、交換条件を出してイジっていたとは驚きですね。それで作品全体のバランスが崩れないのかしら?と素人目にも感じてしまいますが…
自己主張の強いマクグーハンにしろ、ダニーズにしろ、「刑事コロンボ」に及ぼした負の影響は少なからずありそうですね。
もう一つ個人的に感じるのは、旧シリーズが終了してから10年間の時を経て、コロンボがレインコートと葉巻きといったお約束の小物を持って突如出現した感があり、その違和感が最後までぬぐえなかった気がするんです。
どなたかが過去にこのブログで言われていましたが、やはり何事にも“旬”があり、70年代のアメリカが生み出した時代の寵児であるコロンボを、90年代に連れてくると、どういうことになるのか?という問題にも突き当たっていたのではないでしょうか?
シェラ・デニス (「ダニーズ」の方が原音に近いではと思います)は、読んだ情報によっては、さんざんな書かれ方をしていますし、私のコメントもそんな感じになってしまいましたが、夫婦の関係については実際のところどうだったのか、こればっかりはわかりませんよね。
2人がハデな夫婦ゲンカを繰り返していたとしても、実際に仲が悪かったのか。信頼しあっていたからこそのケンカかもしれませんし、逆にやっぱり仮面夫婦だったかもしれません。またワガママそのものの言動も、ショービジネスに生きる人の感覚は凡人には量れないものがあるでしょうし、凡人ではないからこそショービジネスに入れるのだろうとも思います。ピーター・フォークだって「風采のあがらない庶民」ではまったくなく、演じているキャラクターに重ねてはいかんのでしょうね。
前の私のコメントには書きませんでしたが、ダニーズはフォークの”縁故採用”だったとしても、この作品ではワルの相棒弁護士としてはけっこうハマっていたと思います。夫婦ゲンカをしなかったら、どんなラストになっていたのでしょうか。といってもこのトリックでは、やっぱり脱力しただろうなあ。
日本語のみならず様々な英語の文献を読んだ上で提供されているtempus fugit さまのコメントは、まさにコロンボ愛と語学力がミックスされて成せる技でしょう。そもそもこのブログも、ぼろんこさんのコロンボ愛とブログ企画力の賜物だと思いますし、他のみなさんもそれぞれ自分の個性、強みを活かしてコメントされていて、素晴らしいサイトですね。
これまた憶測の域を出ませんが、フォーク夫妻の関係については、今まで見聞きしてきた情報から推察して、ケンカをしながらもそれだけ本音でぶつかり合える良い夫婦関係であったと願っています。シェラは必ずしも従順な妻では無かったかもしれないけれど、フォークに常に刺激やエネルギーを与える存在で、76才までコロンボを演じることが出来た彼の原動力になっていた…とすればそれこそ、シェラのコロンボシリーズに与えた最大の功績とも言えるのではないでしょうか?
このエピソード再見しますと、ダブニー・コールマンがなかなか好演していて良い味を出してますし、tempus fugit さまのコメントにあった、「皆のワガママと妥協の産物」の配役だったとはいえ、さすがプロ、最終的には結構上手くまとまっていますね。最後の決め手のお面が採用されたのが、ほんと不思議ですね〜
また、前のコメントで、何事にも旬があり〜といった、生意気な事を書いてしまいましたが、旧シリーズと新シリーズを比較すること自体、ナンセンスですね。十年一昔と言われますが、時代が移りテイストもすっかり変わってしまっていますから。
はい、私のコメントはピーター・フォークの”カミさん”が中心になり、ダブニー・コールマンにはあまり触れませんでしたが、最初にちょっと書いた通り、私はこの作品を最初に見た時に、”敏腕弁護士もの”のパロディだなとすぐに感じだので、コールマンが「情けない敏腕弁護士」という矛盾論法を見事に描いているのに感心し、大いに楽しませてもらいました。
これにちょっと似た味わいの旧作の場面といえば、これも以前のコメントに書きましたが、「仮面の男」でマクグーハンとレスリー・ニールセンが演じたスパイコンビの公園での行状。密会はむしろ人目のつくところで堂々とした方が目立たない、との理屈とはいえ、写真に取られたりゲーム射撃で2人とも百発百中の腕を見せたりと、いくらなんでもありえない目立ちぶり。”スパイもの”のパロディだと気づき、笑って楽しみました。
旧シリーズは、コロンボの秘めた鋭さが後退した代わりに、こうした肩の力を抜いた路線が持ち味になりえたのではないかと思いますし、この作品でのコールマンはそうした方向性にピッタリはまる、いい味を出していたと思います。それだけに、ああそれだけに、「そうはいってもやっぱりこれがコロンボだ!」と唸らされるトリックとクライマックスを考えてほしかったなあ。かえすがえすも残念な作品です。
tempus fugit様の情報による、「刑事コロンボ」新シリーズ舞台裏の群像劇は、ヒッチコックの知られざる素顔に迫る伝記ドラマ、映画「ヒッチコック」(2012)、スタートレックの秀逸なパロディーで、トレッカー愛溢れるオマージュ映画『ギャラクシー★クエスト』(1999)などと同じく、人気の映画やドラマの内幕を描いた映画の題材にしたら、最高に面白くなるのではないかと思いました。
『ギャラクシー★クエスト』のように、半分喜劇にしてしまったほうが良いかもしれません。三谷幸喜が脚本を書き、舞台を日本に移し替えても面白くなるかも(笑)。
はじめまして。
楽しく見させて頂いてます。
69話から逆の順で見返してて思ったのですが、スピード違反の写真の中に、61話で犯人役のタイン・デイリーいませんか?
横浜たろうさん、それ私も引っかかったことあります。
6枚のうち5枚目ですね(笑)
確かに似ていますが、別人でしょうね。
このエピソードは見るたびムカつく部分があります。マーシーは弁護士の単なる愛人で浮気までしている。それを指摘されたら逆に脅迫するなんて。後期作品に結構出演しているシェラ・デニスと重なって見えるのは私だけでしょうか。劇中歌まで歌わせてもらって好きなことし放題という感じ。シェラは2009年に裁判に勝ち財産管理人となりましたが、ピーターと前妻の養女キャサリンによると訪問を拒否していたとか。アルツハイマーの症状が悪化しても、亡くなっても、また葬儀の日程も知らせませんでした。娘二人の面会ぐらいさせてあげられなかったのか。その後キャサリンはピーター・フォーク法の立法に動き、現在15州で制定されていて親族以外が後見人、管理人でも親族の訪問ができるようになっています。ストーリーに関係無いし本当のカミさんファンにはごめんなさい。
コロンボが警察署の食事で食パンにピーナツバター塗って
その上に載せていた黒い丸い物が何なのか気になる。
知ってる人教えて下さい。
そりゃ、干しぶどうでしょう?
警部の大好物です。
ボロンコ様、教えて下さってありがとうございます。
今度ピーバタにレーズン載せて食べてみます。
旧シリーズ見た時はドラマでよく登場人物が飲んでた
マーティーニやコロンボの好物のチリを自作しました。
マーティーニは強くて飲んだら30分以内にバタンキューでしたけど。
リトルリチャードが本人役で出てたので、びっくりしました。
おまけに歌まで聞けて。
それから「水族館」のくるくる人魚がインパクトあったのを思い出しました。今回見ても良かった。ここだけは今回もわからなかったのですが「坊主が屏風に」じゃなくて「坊主の何とかがどうした」というコロンボのセリフは何だったんですか?お分かりになる方は教えてください。どこから来たセリフなのか昔もそうでしたが今回もさっぱりでした。
「坊主のジョニー」ですね、坊主のジョニー(多分架空の人物)のダチ(=コロンボ)が金を返したがっているということで、友人達に是非ヒュー・クライトン会わせてあげなくてはと思わせるという、この手の作品の常套手段だと思います。
そうでしたか!
本編のどこかで坊主のジョニーが出てきたっけ?と巻き戻して(クリックだけだけど)見返してもわからなくて悩んでしまったのはまともに受け取りすぎちゃったですね。それでバイク野郎のドラマーにたどり着けたわけですね。どうもありがとうございます。
このエピソードはNHKで放送時にリアルタイムで途中から見た記憶があります。最初から見たのは今回が最初です。庭師のアンドーミヤキ(漢字でどう書くの?)とビーチハウスの掃除のおばさん(原語だとクリーンレイディだって!)、馬鹿馬鹿しいアリバイ工作を記憶していました。このエピソードが「マリブビーチ殺人事件」だと勘違いしていました。トリッシュさんがいいですよね。それからサージェント役(巡査部長?)のハバックさんも大活躍でした。トリッシュさんは秘書ではなくてアソシエート、弁護士です。クライトン所長弁護士の部下だったんですが今回の功績というか脅迫でパートナー弁護士に昇格して共同経営者になったわけですね。それから結婚もするらしい。僕としてはトリッシュを主犯にしてシナリオライティングしたほうがおもしろかったなあ。悪女ぶりがもっと引き立ったのではないかなあ。トリッシュにそそのかされて殺したとか。本部長はダフィー警部が出世したのではなくて役者はダフィー警部と同じ人ですけど別人役のようですね。スピード違反の工作は子供じみていて嫌いですが話の筋はコロンボらしくて良かったと思います。冒頭のしつこいベッドシーンはコロンボらしくなくて嫌いです。この時代の特徴かなあ。
あのお面だと首周りが最も不自然になりますが、それは(幸運にも)うまく隠れていました。
そしてトリッシュさんですが、実は彼女は巧みにコントロールされていたのだと思います。
最初から妻を殺すから協力して欲しいなんて言ったらあっさり首肯して貰えるかどうか怪しいですし、その関係がいつまで続くかも不安でしょう。
だからクライトン氏はあえてお面を付けて取り締まり機前をかっ飛ばして欲しいとそのまま依頼したのです、そうすれば彼女はその意味に気付いてああいう条件を持ち出すことは想像に難くなかったのでしょう。この場合取引は彼女側から持ちかけたものでしてやったりと思っているのでその関係を解消しようとはまず考えないでしょうから。
クライトン氏にしてみればどっちみち次のパートナーは必要ですし、多少の我が儘位許容範囲内だったのではないかと。
妻じゃなくて愛人でした(汗)
住友印のヘルメットはコメント有りましたが、同じ場面で現場監督(?)の赤いヘルメットは、ジョン・フィネガンへのトリビュートでしょうか。
細部は良かったのですが決め手が…。
本作の見所はハバック巡査だと思います。
映画「ダイ・ハード」を思い出させる、日本要素てんこ盛りな回でしたね。
そういえば別の回でコロンボが豆腐を(「ババロアみたいだ」と言いながら)食べるシーンもあったような気がしますが、ノベライズ版だったかもしれません。
住友不動産施工?の構想ビル
トヨタ・レクサス
キャノンのネズミ取りカメラ
そして、庭師の安藤さん
ちょっと日本に阿り過ぎですかな?
トリッシュ嬢のファッションも見どころですな。
素敵な肩パッド・スーツ。
日本では、田中美奈子さんとかが、良くお召しになってましたね。
録画は消しちゃおうと思ってましたが、当時の風俗を知る見本をとして、BR-D保存しときます(笑)
それから、インチキ・ドンペリも楽しい。
星一つ、星二つは、ギド・ミシュランへの洒落なのかな?
ドンペリもグレードは有りますが、全部、星は一つ。
なので、現実だと、物的証拠にならない?
仮面つけてスーツ着て手袋もしてスピード出してねって言われたら、そりゃなんかあるとバレるよね
写真のお面の目のところに前を見るための穴はあったのかなって想像したら
もう節分の鬼のお面しか思い浮かばなくなった・・・
子供の頃あれ被って豆投げられたけど、視界が狭かったのだけ覚えてます。ウンテンアブナイー
話の展開はテンポ良く楽しく観ました。でもなんでぇー‼︎というアリバイトリック!期待は見事に裏切られた(笑)
旧コロンボから無理のあるトリックはあったけど、これは弁護できませんね。
新コロンボは90年頃のロサンジェルスの風俗・風景と、コロンボという前世代の融合を楽しむシリーズと思っています。
ハバック巡査が素敵でした。この方は、本作監督アラン・J・レヴィの奥様なのですね。巡査役として、他の作品にも出演していただきたかったです。
犯人役のダブニー·コールマンさん、今回は負けなし弁護士(本当に?)でしたが、映画「天国に行けないパパ」では、不死身の定年間近の警官役で、とても面白かったですね。カーチェイスもミドコロです!
(皆さま、既にご存じでしたらすみません)
たしかにお面は「え〜?」って感じですよ。
わかります。
でもね、コロンボは最初に写真を引き伸ばしてクライトンの顔のUPを見てもお面てわからなかったでしょ。
他の違反者の顔写真を引き伸ばして何度も見比べて頭をフル回転させてようやく鼻の下に影がない事がわかったわけよ。
他の刑事だったらこうはいかないかもよ。
だからさぁ、あんまりお面の事を言わないであげましょうよ。
あと、これは私の勝手な推測ですが、お面を付けてスピード違反の件はクライトンの指示ではなくトリッシュが単独でやった事ではないかと思ってます。
クライトンのお面をトリッシュがどうやって作ったのか?などは説明ができませんが…w
なるほど~一理ありますね。トリッシュはクライトンの車に乗ってどこかに行くように指示されただけで、お面とスピード違反は自主的にやったのですね。そうすると、あの上司との交渉にシーンであのタイミングでトリッシュが切符を出して来たことに納得が行きます。
ありがとうございました😊
朝食後のコーヒー?に入れた薬の意味が分からないです。あとネディはシャンパン1本しかあけてないのに2本飲んで気絶したと言っていたとのコロンポの説明は変。また最初に踏みこまれた時逃げたのに何故次のコロンボだけのときはあっさり捕まった?
朝食後の紅茶?に入れたのはアルコール依存症を直す薬で、酒が不味くなって飲めなくなるそうです。男だけを睡眠薬で眠らせて、女をしらふの状態で殺害するところが残忍です。男は容疑者とされ、他にもヤバいことをやっているので一旦は逃げたけれど、リトルリチャードさんの目の前で見苦しい捕り物劇を繰り広げたくはなかったので、大人しく事実をそのまま白状したものと思われます。
まさか、まさか、本物のリトルリチャードが出るなんて❤️
ジスルフィラムでマーシーがシャンパンをなるべく飲まない様にし、意識ある状態で殺したかった?
秘書ではなく、愛人にお面被ってスピード違反してくれと頼めば、わざわざ首を絞めなくても、事故ってお亡くなりになるのではないでしょうか?
私立探偵のマーロウ氏の名前は、つい先日の「相棒」の再放送「名探偵登場」と「名探偵再登場」で大活躍する探偵(高橋克実)が気取っていました。もちろんマーロウは有名なハードボイルド小説から来ていますが、相棒の探偵社の内部の様子は「影なき殺人」を参考にしているように見えました。依頼人についての守秘義務は共通ですが、どちらも微かな手がかりで捜査に協力する結果になっています。
リトル・リチャードというは本物の有名歌手なんですね。それも本人役。架空の無名歌手じゃなくて。
あの人の登場シーン、なくても通じると思いませんか? ネディは踏み込まれた先であっさり捕まって取調室行きでも不足はないでしょ? 大体、周りを囲まずに踏み込んであっさり逃げられるなんて大失態じゃないの? 有名歌手の本人役という登場シーンを作るために、台本の無理をしているな、という感じを受けました。
それから、ハバックさんの制服には袖章がしっかりついていて、明らかに巡査部長なのに、なんで吹き替えが「巡査」になってたんでしょうね?
それから、前半の法廷シーン。検事は物証を挙げているのに、それに反論せずひたすら情状ばかり訴えて、あれで無罪がとれるのか? シリアスかギャグかわからない緊迫感に、視聴者として反応に困ります。あそこで何か証拠を崩す見事な反撃、例えばその凶器はもともと自宅の包丁であって被告人の指紋があってもなにもおかしくない、そもそも本当に被告人が犯人なら、返り血を浴びたはずの衣服をどうして当局が発見していないのか、凶器をほったらかして衣服だけ完全に隠滅する犯人がいるか、とか、論理的な反論をしていたら、「おお、この弁護士は切れ者っぽいぞ!」という感じがしたのに、本当に惜しい。フィンチ弁護士のほうがよほど風格を出していたぞ。なお、「殺人の弁護で負けたことがない」といっても、弁護士は医者と違って依頼を断る権利がありますから、よく調べて勝てそうな事件だけ選んでると考えたほうが自然です。むしろ、勝てそうな事件だけ選んでるズルい輩とも言えます。
シャンパンに仕掛けるトリックとそれが見抜かれる過程は、丁寧でしかも自然な展開で、そこは良かったと思います。全体として、ギャグとシリアスが混在した怪作と言っていいでしょう。ダブニー・コールマンはコメディ畑の俳優だそうですが、ここはもっと突き抜けてレスリー・ニールセンに演じて欲しかった。もちろん、役名はピーター・ハミルトンで。
このころになると人の殺し方やアリバイつくり証拠隠滅などほぼ完ぺきに近い形で
表現されているが逆に捜査側からみると相も変わらず状況証拠の積み重ねでなかなかづっきりと犯人逮捕することができず状況証拠の積み重ねになってしまうところが減点
まさかと思ったら本当にお面だし。
それより規則違反なのに圧力で資料を見せるのは胸糞悪い。彼は容疑者なんです、で断ってもいいし、本部長に資料を持参するのを承諾した後でステーキ屋で次のように言って欲しかった。
「おお持ってきてくれたか、ありがとう」
「はぃ部長と約束したんで」
「さっそく見せてくれ」
「いや、約束は持参するところまでです。お見せするとは申し上げておりませんので…証拠が出てますから今や容疑者のあなたにはお見せできません。
…わぉ、このステーキ本当に5cmもありますね」
コルクのトリックとそのミス。掃除婦とのやり取り、私立探偵とのカメラとスケジュール帳を巡るクレバーな駆け引き。ワザとらしい私立探偵のスタイルと名前サム・マーロウ。庭師の日本人安藤さん?との軽妙なやり取りと木の実を巡るアリバイ作りと(その破り)展開。弁護士役を初めとしてメインスター達、と構成要素を個別に挙げると見所はいくつもあるのですが。
確かにあのお面トリックだけは、もうちょっとマシな手を使えば、弁護士の女性部下とのお互いワルね、的な展開も生きたと思うのですが。巧くまとめる脚本家が欲しかったか?
2回目でしたが木の実の落ちる場所やコルクの星の数など印象に残るトリックが多々あり好きな作品です。ただ、今回はお偉がたとのjやり取りでパサデナの違反切符を出すタイミングに疑問を感じました。そもそも初めの方で、クライトンはトリッシュがパートナー契約を迫って来た時に、はじめ殺したことはシラを切ろうとしましたが、車を彼女に走らせたことしかその時点では分からないので視聴者はまだそうは思わないのですが、結局あんな仮面着けてスピード違反させていたなら、命令した時点でトリッシュはなぜそんなことするの?と聞くわけですし、まあしないのが普通です。しかしそれをさせていながらあのリアクションはおかしかったかなと思いました。
そもそもあの仮面を付けてスピード違反したら走行が危ないなあとも思いました。
それからトリッシュさんがピーターフォークの奥様とのこと、この役を見たら実生活もやり込められしまったのかと少々心配になりますが面白い役をさせたものですね。
高速道路のオービスを通過する時、時々思い出します。
お面を被ってスピード違反をする、このストーリーを。
Chief of Policeは市警本部長で合ってます。LAPDの公式サイトではっきりと確認できます。この上は、Board of Police Commissioners つまり公安委員会だけ。だからChief of Policeで市警の警察官トップと考えて間違いありません。
コロンボのすぐ上、殺人課の課長ならCaptainです。
内縁の妻に手切れ金を要求されたのが殺害の動機のようですが、シェラ・デニス演じるアシスタントにお面をつけてスピード違反切符を取るようにお願いしたことで、彼女に勘づかれ、さらに弱味を握られてしまいましたね。裁判で負け知らずの弁護士とは到底思えないお粗末な結末でした。
また、ゲストスターにダブニー・コールマンではなく、シェラ・デニスがクレジットされているのも理解出来ません。彼女は犯人役ではないのに…ピーター・フォーク氏の奥さんだから?彼はプロ意識の高い俳優さんだけに、ちょっと意外な感じがします。
新シリーズは特に、ピーターフォークに私物化された作品は、存在する気がします。それにしても、この作品も1/69。ついつい、見返してしまいますね。
冒頭の建設現場で愛人がかぶっているヘルメットに住友のマークが入っていたり、庭師の名前がアンドウ・ミヤキ(どっちも苗字だよ!)だったり、ラストの「下手な歌」のシーンで横にあるラジカセがアイワだったり、なんだかひさしぶりに観たら楽しかったです!
面白い観点です。
子供の頃「刑事コロンボ」はアメリカそのものでした。
犯人たちの豪華な生活とかロサンゼルスの風物とか…
だからトリックに多少穴があってもそれほど気にならなかったのですが、さすがにこれは…
『え、お面!?』と子供心にショックだったので記憶に残っています。でも今となっては逆にもう一度観てみたいんだけど、なかなか再放送してくれませんね。
最初から共犯を前提に話を進めて欲しかったですね。それならお面でOKです。
来週ついにAXNで放送してくれるみたいなので、数十年ぶりにしっかり見たいと思います。
お面をかぶってスピード違反なんて私にはとても無理!
うーん、別に共犯どうのってのはいいかな。トリックありきでも。関係までは書ききれないし。リトルリチャード出るって知らなくて驚いたけど逆にあっさりしてて僕はこれでいいと思います。
これが殺人事件負けなし!? コルクの裏知らない、秘書に俺が殺ったと言ってるアリバイ工作、ビーチのハウス周辺の木々知らないww 普通は弁護頼まないそう
激しい浮気の事、死ぬ直前まで言わなかったんだろう? 相手を優勢にしたまま・・元ロック歌手だから痛手が少ないのか
折角本部長になったのに 警察のルール破り犯人に情報提供 降格ですね
こんにちは、以前からこちらのサイトを拝見させていただいてます。再放送で見るたび、また覗いたりしてます(^-^)
確かにあのお面馬鹿馬鹿しいですね!昔、子どもの時、見たときは成る程と思いましたが!
ところで、映画の仁義なき戦いで、川谷拓三さんが、目を指で突かれるケンカのシーンがあります。目を突かれる一瞬だけ、顔がお面(というよりポスター?大きな顔の写真?)に差し変わって、紙(一応、目)を指で突くシーンがあります!おもいっきり巨大顔写真の目です!で、そのあと川谷さんが目をおさえて、ギャーっとさけぶシーンに差し変わるのですが、そのシーンも笑ってしまいました。こちらと原理は同じですね。機会があったら、観てください。
すごい演出ですね(笑)
みなさん、コメントありがとうございます。私は「駄作」だとレッテルを貼りましたが、このように会話が弾んでいるので、とても嬉しいです。
タイトルに使われている曲はシーラ・ダニーズが歌!は、すごい情報です。さすがトレモニさんですね。
ひびきさん>賞賛の声をいただき、自分のことのように喜んでいます。2票追加しますね!
かすたぁみさんのおっしゃる通りです。
>ここの皆さんのおっしゃる通り刑事ものドラマとしてはあまりに稚拙。もうこのシリーズに本格的推理ドラマなんか期待してないでしょ?今の捜査方法の知識とちょっとした笑いをちょこちょこ散りばめてるから、それとお決まりのコロンボのキャラを楽しんでよって言われてる感じ。
なら楽しめるところをこっちが探すしかないわけで…
犯人の行動で「これはないだろう」という突っ込みを回避させていたら、ほとんどみんな完全犯罪成立しちゃいますからね。コロンボの捜査にしても余りにポイントに目が行き過ぎますし・・・
ロケーションや豪邸などの素敵な舞台、ピーター・フォークを始めとするすばらしいキャスト、凝った脚本等を楽しめればそれでいいかなと思います。
とは言え、
「車に犬を乗せる時は窓全開にするなよ!」なんて思っちゃいますけどね。
うーん…でもねぇckさん、クライトンに彼の車で「変な使いを頼まれた」ってトリッシュが言ってる。やっぱりクライトンがアリバイ作るために「お面かぶってスピード違反してくれ」ってトリッシュに頼んだのでは?
トリッシュがそのワケわかんない使いを引き受けたのは、あの二人が既に深い仲だったからだと思う。上司と部下にしては変に馴れ馴れしかったし。トリッシュにはバレても仕方ないと覚悟の上で。検察やら刑事やら買収してたことをマスコミにバラすと脅してきたマーシーよりはマシ…と考えたんじゃないかな。はしゃいでオフィスを模様替えしてる様子を見て早くも後悔してる感じだったけど。
ここの皆さんのおっしゃる通り刑事ものドラマとしてはあまりに稚拙。もうこのシリーズに本格的推理ドラマなんか期待してないでしょ?今の捜査方法の知識とちょっとした笑いをちょこちょこ散りばめてるから、それとお決まりのコロンボのキャラを楽しんでよって言われてる感じ。
なら楽しめるところをこっちが探すしかないわけで…実際ビーチハウスを掃除してたデカい怖い人相のオバさんとかレストランでコロンボを冷たい目で見つめるウェイターとかエンディングのコロンボの歌とか笑える箇所はいくつかあったし。まぁあんなもんでしょと思えてしまうのも哀しくはありますが。
「お面をかぶってスピード違反をしてくれ」じゃないですよ。これは秘書のアイデアです。なぜなら、犯人とが秘書に殺人を明かすのは、犯行後だから。
なのでストーリーとしては、犯人は、アリバイがあることを知ってホッとしたのもつかの間、秘書のアイデアがあまりにも幼稚だったことが命取りになった、ということかと思います。ただ、そんな幼稚な秘書なのに、車の交換が殺人目的だということを、最初から読んでいた、というのはすこし無理があると思いました。
ところで日本人があちらでどう思われているか、よくわかる作品でした。指紋を理解していない馬鹿さ加減とかね。
同感。ミヤキ氏は知恵の足りない下男扱いで音楽は中華系のチャラリラチャンチャラチャーン。
1991年は日本が空前のバブルでロックフェラービルやエンパイヤステートビルを購入していた時期ですから嫌悪感が背景にあるかと。
指紋を理解してないというより、「finger print」の意味がわからなかったという描写では? 大人になってから移民した人で、庭師など特に客と喋る必要のない職業なら、何年たっても英語がたどたどしい、ということはありえます。大学入試をくぐって間もないはずの現役の大学生でも、英会話はさっぱりという人が珍しくないでしょ? なお、演じたTad Horino氏は1921年シアトル生まれと、どう考えても実際は流暢に話せる人物のようですよ。
ところで、ピーター・フォークって、サントリーのウイスキーのCMキャラだったことがあるんですね。年代がわかりませんが、顔の感じから80年代? 90年代にはトヨタのCMにまで出てるし、ピーター・フォークが嫌日家という評判は聞いたことがありませんよ。
大好きです!この作品。
何がいいか?って、コロンボの最後の台詞
・・・「あなたを逮捕します。容疑は殺っっ!!」・・・
に集約されます。
石田さんの台詞まわし、最高。
おかげでこの部分だけ、何度もリピートしてしまいました!
考えてみると、刑事コロンボにおいて、この当たり前の台詞、あまり登場しないのではないか?と思ったのです。
至極当然すぎる台詞を、コロンボはあまり使ってこなかった・・・ような気がします。
だからこそ、犯人めがけて言い放つこの短い言葉が、なんともスカーーーン!!と突き抜けていて、カッコいい!
スピード違反で、じゃありませんよ。
サ・ツ・ジ・ン罪です!!
というニュアンスが伝わってくるから。
それまでさんざんコロンボに威圧的に振る舞い、コケにしてきた犯人が最後にコロンボに一本背負いでやられる。。。
そんなシーンがたまらなく魅力的で、この場面故に大好きな作品となりました。
また、犯人を外に誘い出す時のコロンボの毅然とした語調も素晴らしい。
石田さんは本当にコロンボに同化していたのだろうなぁ。
犯人を追い詰める寸前で、しかしその場面ではすでに犯人の内面は萎えている。ビクビク、オドオドの状況だから、そんなコロンボの譲らぬ姿勢を示す言葉に、素直に従った。
そうした心理面の描写が好きです。
何もコロンボに従って外に出る必要は無いのに、そうせざるを得ない程に、毅然としたコロンボの姿勢が絶対者のようで、本当に見ていてスカッ!としました。
コロンボ自身は居丈高に言うのでもなく、静かに伝えるだけなのに、その静けさの中の凛とした強さが、犯人をシュンとさせた。
普段は人懐こくて上司の絶対命令には服従するコロンボだからこそ、終局で見せた本物の強さは、金メッキの犯人の威嚇なんて吹き飛ばしてしまうパワーを持っている。
それがカッコイイ!
常は笑顔で、しかし「ここぞ」の時は譲らない、自信の元の静かな強さを私も身に付けたい!!と思ってしまいました。
お面の話も好きです。
今ならさしずめ<特殊メイク>となるのでしょうが、お面で当人を演出しようとする、その発想が面白い。
それを土台に、もっと深い話を今後だれかに創作してほしい程に、単純すぎて楽しめました。
女性警官が美人でテキパキしていて、これもグッド。
彼女の方が、被害者役の女性よりセクシーでした。
でも髪を一つにまとめて警官として(おまわりさん、とコロンボが呼ぶ人々は警官とは別の職種・階級・扱いなのでしょうか?)振る舞う雄姿は、セクシードレスより、もっとセクシーで魅力的に映りました。同性ながらステキだな、と思いました。
犯人が殺人を犯したのは、自己が築き上げた労苦の結晶を、いとも簡単に「売っちゃえば?」と言い放った、その態度が許せなかったからでしょう。
被害者女性には、彼に対しての尊敬の念が、ひとかけらも感じられない。感謝も無い。
そりゃ、消えてほしくなるでしょう?と、私も同意しました、動機については。
でもいつも思うのですが、自分が選んだ相手でしょ?相手がバカなら、選んだ自分も愚かだった、ということになるのに、、と。
自己の愚かさを反省することなく、即座に殺人に切り替えるスピード感は、やはり犯人の集中力の凄さ・エネルギーの大きさ・底力だろうと感じました。
おかしな言葉ですが、犯人達は皆、行動派ですよね?
ネチネチ思い悩み、苦しむことなんてしない。
実行あるのみ!!っという、もちろん方向性は間違っていますが、実力行使、という姿勢は凄い!と思えるのです。もちろん、その行動力を善の為に使うべきですが。
当話の犯人は社会的に大成功している敏腕弁護士。
自己弁護ではなく、他人助けを心底の正義感からやってほしい。
出所できるかどうか不明ですが、もし社会に戻れたなら、人間として本当の愛を学んでほしい。
最後にコロンボの歌うシーンですが・・・あれ、石田さんの声に聞こえるのですが・・・?別の話で、海辺でコロンボが歌っていた声は、もっと高くて喜劇的な感じだったような?
お面作戦もそうだが、裁判シーンの内容もかなりバカっぽいです。
・セキ払い連発で検察側の発言を妨害
・水音で、さらに妨害
・具体的証拠からではなく、客観性のない単に情に訴えるだけの陳述
まあ検察側も、犯罪の凶暴性を印象付けるために、同じことを何度も
繰り返すなど、レベルは低そうです。低レベル対決裁判です。
「死者の身代金」では、
弁護士レスリーと検察側とは、スキの全く無い息詰まる応酬が交わされます。
レスリーは、原告の弱みの存在を知っていて被告側の弱みも熟知していたので、
押す一方ではなく、引き際のさじ加減まで法廷戦略へ組み込んでいました。
裁判中、検察の話を聞きながら他のことも同時に判断できるなど、
切れ者の片りんを現わしていました。
なんというレベルの差でしょう。
タイトルに使われている曲はシーラ・ダニーズが歌っています。
夫婦で合唱。笑える。
もはや狙ってるとしか思えない最後のトリック
犯人のお面の後にコロンボのお面が出てきた時は頭抱えました(笑)
ヒュー・クライトンはSLに乗ってました。しかもボートハウスにはロールスまでありました。
さすが高給取りはいい車に乗ってらっしゃる。
トリッシュはレクサス。でも庭師の古いフォードのピックアップがいいね。
・写真に鼻の影ができていない
・庭師のトラックにあった手袋の痕が首の痕と一致
・トリッシュさんの車がラメーサ通り停められていた証拠の木の実
逃げられない証拠のような気もするが、一つ一つを取ってみれば、
何とでも言い逃れできそうな気もする。
有能弁護士なので、自己弁護をがんばればいい。
ただトリッシュさんは狡猾なので、形勢不利と見るや手のひらを返して
さっさと口を割ることでしょう。残念ですね。
加害者のように工作された内縁妻の愛人のアパートは、たしか「溶ける糸」で、同様に犯人に仕立てられそうになる男性のアパートと同じ物件でしょうか?いずれも階段を転げ落ちるシーンが印象的で、外階段やプールが似ていました。
殺す必要はなかったね。
相手が事実婚を主張するのであれば、クライトンには浮気の証拠があるので
逆に慰謝料を請求すれば良い。自分の恥にはなるが仕方ない。
相手が虚偽のうわさを流すと言うのであれば、浮気をするような相手の話を
世間が信用しますか?。名誉棄損で訴えれば良い。
仮面を付けていたという事に誰も納得していませんよ。
また、ビーチハウスへ行ったっていいじゃないですか。
はあぁ??、って感じです。
新シリーズでは、とにかくくだらない演出が多いですね。
コロンボカーを必要以上にオンボロに見せたり、ほかいろいろ。
殺人処方箋に戻って贅肉のない筋肉質にしてもらいたいですね。
tempus fugitさん>この作品を少しだけ「弁護」…という表現が素敵ですね!
ペリー・メイスンなどの「敏腕弁護士もの」「法廷もの」をパロディ、ですね気づきませんでした。
パンダのぬいぐるみ→「中国」の伏線 鋭い指摘です!
本作「ロックスター殺人事件」ですが、冒頭の歌が異常に下手だというオチも書いておきます。
この作品を少しだけ「弁護」させてください。
実際には全然腕利きに見えないキャラクター、「被告を見てください。殺人犯の目に見えますか?」という笑っちゃうような弁護、役に立つ美人の秘書(本作ではワルですが)・・・。ペリー・メイスンなどの「敏腕弁護士もの」「法廷もの」をパロディにしたのだな、とピンと来ました。
また連想したのが、旧シリーズの「仮面の男」です。2人のスパイが、「密談はむしろオープンな場所でした方が気づかれない」と公園で会いますが、スタッフのおねえちゃんに記念写真を取られ、射的ゲームをしたら満点を出して大いに目立ち、もらった景品はパンダのぬいぐるみ(これは後で出てくる「中国」の伏線でしょうか)、と「スパイもの」「諜報機関もの」のパターンを笑い飛ばすような内容でした。
この「影なき殺人者」もこうした点で楽しめる要素がありました。「敏腕弁護士のパロディ」の役をダブニー・コールマンもうまく演じていたと思います。
それだけに、「いくらなんでもあれはないだろう」と皆が一致するアリバイのトリック、本当に残念です。あれが「おおっ」と思わせるものだったら、新シリーズの傑作に数えられる作品になったかもしれないのに・・・。
タップおばさん>(さんがダブルので略します)コメントありがとうございます。「あんな弁護で無敗」も同感です。裁判のシーンが少し滑稽でした。
コロンボシリーズ屈指の駄作だと思います。
ダブニー・コールマンの演技は間違いなく秀逸なので、非常にもったいないです。
いっそコメディ要素を強くしているのであれば救いもあるのに、
あんなトリックで本格ミステリーを気取ろうとしている点でタチが悪い。
あと、あんな弁護で無敗で居続けられるのか?とも。
エースさん、コメントありがとうございます。「あんなお面をつけて暴走」は、信じられませんよね。原作者に反省してもらいたいですね(笑)
はじめまして
興味深く拝見させていただいてます
“影なき殺人者”というカッコいい邦題に対してあまりにも無理のあるアリバイ工作に、初見ではかなりがっかりしたものでした
しかし、平らなお面に影がなかったことでそのアリバイを崩したことを考えると、原題よりもよほどシャレたタイトルだなと思いました
もっとも、あんなお面をつけてキップ切られるほど車をブッ飛ばす勇気はありませんが
るてなんとさん、ダブニーは、「二つの顔」で、コロンボ警部の部下!ですか!素晴らしい情報をありがとうございます。次回「二つの顔」を見るのが楽しみです。
この作品はいわゆる「バカミス」(バカバカしいミステリー)といわれる作品だそうです。
ダブニーは、「二つの顔」で、コロンボ警部の部下の刑事を演じられていた方でした。
脇役の後、犯人役で再登場ということで、いわば、レイ・ミランドと同じともいえます。
本作でのダブニーの吹き替えは、「第三の終章」でジャック・オーブションが演じたジェフリー・ニールを吹き替えた小林清志さんです。
40年以上、ルパン三世で次元大介を演じられていることで最も知られています。嵐の番組での軽妙かつ渋いナレーションが結構面白かったので好きでした。
こねこさん、コメントありがとうございます。「他のドライバーと影の付き方が違うというのは面白い」ですよね、そうなんです。最初から「秘書のトリッシュと共犯」であれば、これほど抵抗感はないのですが(笑)
お面は写真(プリント)じゃないでしょうか。記憶があいまいですが、モノクロだったような気がします。それにしても写真マニアでもなさそうだし、自分で拡大プリントは出来ないでしょうね。
「影なき殺人者」って題名は格好いいんですけどね。
同時刻に撮られた写真の筈なのに、他のドライバーと影の付き方が違うというのは面白いなと思ったんですよ。
飽くまで写真は別の時刻に撮られたもので、それを如何にして、違う時刻のスピード違反に仕立てあげたんだ!?…と。そういう話だと思って、その謎解きを期待したんです。それでお面が出てきて絶句しました。(笑)
でも、あのお面、どうやって用意するんでしょうね。犯人が印刷業者とか、その手の人だったらわかりますが…警察はともかく犯人は業者に頼めないですし。
そのお面の入手方法には全く触れられなくて、残念でした……