58話「影なき殺人者」

Columbo and the Murder of a
Rock Star
1991[第10シーズン 58話]

お面をかぶってスピード違反をしてくれ

見て、笑うに限るという作品。「お面をかぶってスピード違反をしてくれ」と犯人ヒュー・クライトン(ダブニー・コールマン)は、共犯者でもない秘書のトリッシュ(シェラ・デニス)にお願いしたそうです。誰かが「このお話には無理がある…」と進言できなかったのでしょうか?

もしも「共犯」が前提なら、評価は全然変わってくる

それなら最初から「一緒に愛人を殺してくれ」と秘書に依頼すべきでした。であればグっと真に迫れた気がします。「お面をかぶってスピード違反」は、計算された立派なアリバイトリックです。ただし、毎回共犯者がいるような設定に甘んじては、コロンボ作品としての品格も薄れるでしょうが。

ゲストスターは女優シェラ・デニス

本作のゲストスターはシェラ・デニス。ダブニー・コールマンはスペシャル・ゲストスターとクレジットされていることも興味深い。

ダフィ警部(ジョン・フィネガン)が大出世…?

51話「だまされたコロンボ」で登場した「ジョン・フィネガン」の本部長が、再登場。今回は「クエンティン・コルベット」と名前まではっきり出ていました。

何と本物のリトル・リチャードが登場

全く不要のシーンですが、リトル・リチャードが劇中で登場します、残念と言うしかないです。コロンボ警部はロック音楽が苦手ということでしょう、本来なら「え~~、あの有名なリトル・リチャード本人~?カミさんに話したら卒倒するよ~」って台詞があって自然じゃないですか?
 

コロンボとロック・スター殺人事件…

タイトルに使われている曲(題名:クローザー)ですが、なんと歌っているのは「シェラ・デニス」。劇中では歌手マーシー・エドワーズの作品だということです。受賞歴を重ねたスターシンガーにしては、歌唱力がちょっと…。という声もききましたが…やはり(笑)

エンディングにもこの歌が!

2012年にAXNミステリーで見たのですが、エンディングではコロンボ警部が車を運転しながらタイトル曲を一緒に歌っています。それが、恐ろしく下手なんです。ピーター・フォークの肉声(あるいは吹き替え?)だと思われます。ピーター・フォークは他の作品でも歌を歌っていますが、こんなに下手だっけ?調べることにしましょう!(加筆:2012年3月)
監督:アラン・J・レヴィ
脚本:ウィリアム・リード・ウッドフィールド
トリッシュ・フェアバンクス:シェラ・デニス
ヒュー・クライトン:ダブニー・コールマン
マーシー・エドワーズ:シェリル・パリス
コルベット本部長:ジョン・フィネガン
加筆:2017年12月23日
 

“58話「影なき殺人者」” への27件の返信

  1. 子供の頃「刑事コロンボ」はアメリカそのものでした。
    犯人たちの豪華な生活とかロサンゼルスの風物とか…
    だからトリックに多少穴があってもそれほど気にならなかったのですが、さすがにこれは…
    『え、お面!?』と子供心にショックだったので記憶に残っています。でも今となっては逆にもう一度観てみたいんだけど、なかなか再放送してくれませんね。

  2. こんにちは、以前からこちらのサイトを拝見させていただいてます。再放送で見るたび、また覗いたりしてます(^-^)
    確かにあのお面馬鹿馬鹿しいですね!昔、子どもの時、見たときは成る程と思いましたが!
    ところで、映画の仁義なき戦いで、川谷拓三さんが、目を指で突かれるケンカのシーンがあります。目を突かれる一瞬だけ、顔がお面(というよりポスター?大きな顔の写真?)に差し変わって、紙(一応、目)を指で突くシーンがあります!おもいっきり巨大顔写真の目です!で、そのあと川谷さんが目をおさえて、ギャーっとさけぶシーンに差し変わるのですが、そのシーンも笑ってしまいました。こちらと原理は同じですね。機会があったら、観てください。

  3. みなさん、コメントありがとうございます。私は「駄作」だとレッテルを貼りましたが、このように会話が弾んでいるので、とても嬉しいです。
    タイトルに使われている曲はシーラ・ダニーズが歌!は、すごい情報です。さすがトレモニさんですね。
    ひびきさん>賞賛の声をいただき、自分のことのように喜んでいます。2票追加しますね!

  4. かすたぁみさんのおっしゃる通りです。
    >ここの皆さんのおっしゃる通り刑事ものドラマとしてはあまりに稚拙。もうこのシリーズに本格的推理ドラマなんか期待してないでしょ?今の捜査方法の知識とちょっとした笑いをちょこちょこ散りばめてるから、それとお決まりのコロンボのキャラを楽しんでよって言われてる感じ。
    なら楽しめるところをこっちが探すしかないわけで…
     犯人の行動で「これはないだろう」という突っ込みを回避させていたら、ほとんどみんな完全犯罪成立しちゃいますからね。コロンボの捜査にしても余りにポイントに目が行き過ぎますし・・・
     ロケーションや豪邸などの素敵な舞台、ピーター・フォークを始めとするすばらしいキャスト、凝った脚本等を楽しめればそれでいいかなと思います。
     とは言え、
    「車に犬を乗せる時は窓全開にするなよ!」なんて思っちゃいますけどね。

  5. うーん…でもねぇckさん、クライトンに彼の車で「変な使いを頼まれた」ってトリッシュが言ってる。やっぱりクライトンがアリバイ作るために「お面かぶってスピード違反してくれ」ってトリッシュに頼んだのでは?
    トリッシュがそのワケわかんない使いを引き受けたのは、あの二人が既に深い仲だったからだと思う。上司と部下にしては変に馴れ馴れしかったし。トリッシュにはバレても仕方ないと覚悟の上で。検察やら刑事やら買収してたことをマスコミにバラすと脅してきたマーシーよりはマシ…と考えたんじゃないかな。はしゃいでオフィスを模様替えしてる様子を見て早くも後悔してる感じだったけど。
    ここの皆さんのおっしゃる通り刑事ものドラマとしてはあまりに稚拙。もうこのシリーズに本格的推理ドラマなんか期待してないでしょ?今の捜査方法の知識とちょっとした笑いをちょこちょこ散りばめてるから、それとお決まりのコロンボのキャラを楽しんでよって言われてる感じ。
    なら楽しめるところをこっちが探すしかないわけで…実際ビーチハウスを掃除してたデカい怖い人相のオバさんとかレストランでコロンボを冷たい目で見つめるウェイターとかエンディングのコロンボの歌とか笑える箇所はいくつかあったし。まぁあんなもんでしょと思えてしまうのも哀しくはありますが。

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