- 俳優「ロバート・ヴォーン」の出演作品。
- 脇役俳優「フレッド・ドレイパー」の出演作品。
- チャーリー・クレイ「メルセデス・ベンツ・450SL」
完全に倒叙でない刑事コロンボ作品です。私のような保守的な刑事コロンボファンの場合、受け入れ難いのですが、普通に考えれば面白い作品なのだと思えます。
提督はジョン・デナー
ロバート・ヴォーン
フレッド・ドレイパー
シオドア・アルビンスキー刑事
ブログ訪問者さんからの情報(1)
この「デニス・デューガン」は、その後の作品63話「4時02分の銃声」で監督をつとめています。さらには(1973年 – 1987年の間)「ジョイス・ヴァン・パタン」の夫だったそうです。彼女は27話「逆転の構図」、39話「黄金のバックル」に出演している重鎮女優ですね。
執事のタナーを発見!
金太郎あめのような俳優
最終回的な匂いの漂う作品
ジョシュア・ブライアント
特に第7シーズンに秀作が続く!
しかし本作が意外に好評だったのか? 第6シーズン以降の8作品が制作されることになりました。その中には41話「死者のメッセージ」43話「秒読みの殺人」など私の好きな作品も含まれています。
ブログ訪問者さんから情報(2)
37話「さらば提督」のチャーリー・クレイ邸と、55話「マリブビーチ殺人事件」のテレサ・ゴーレン邸は同じでした。これには両作とも脚本が「ジャクソン・ギリス」であったことも関係しているのでしょうか。
左:チャーリー・クレイ邸 右:テレサ・ゴーレン邸
周囲が車寄せの道に囲まれた円形の花壇が印象的な豪邸です。マリブビーチというロサンゼルス中心から北西に位置します。おそらく近くには「マイロ・ジャナス」「ブリマー」「マックス・バーシーニ」「フィールディング・チェイス」などの有名人が住んでいました。実在の「ピーター・フォーク」の家も近かったようです。
それに対しヨットハーバー「 バルボア・ベイ・リゾート」は、ロス中心からずっと南の方で、家とはぜんぜん近くないのです。
監督:パトリック・マクグーハン
脚本:ジャクソン・ギリス
オーティス・スワンソン提督:ジョンデナー(声:小林修)
チャーリー・クレイ:ロバート・ヴォーン(声:西沢利明)
ジョアンナ・クレイ:ダイアン・ベイカー(声:水野久美)
スワニー・スワンソン:フレッド・ドレイパー(声:佐藤英夫)
リザ・キング:スーザン・フォスター(声:松金よね子)
ケタリング:ウィルフリッド・ハイド=ホワイト(声:松村彦次郎)
クレーマー刑事:ブルース・カービー(声:杉田俊也)
シオドア・アルビンスキー刑事:デニス・デューガン(声:玄田哲章)
ガードマン:ジョン・フィネガン
ウェイン・テイラー:ジョシュア・ブライアント(声:鈴木泰明)
オコーナー少尉:ロッド・マッケリー(声:納谷六朗)
加筆:2022年8月14日
シオドア・アルビンスキー刑事はなぜマック?
この点について劇中でコロンボが「アイルランド系なのか?」としつこく聞きます。警察にはアイルランド系が多いことから勝手な推測ですね。アイルランド、スコットランド系ではよくある名字で「~の息子」という意味です(MacDonaldはドナルドさんの息子)。
しかし名前が東欧・ロシア系でファーストネームはシオドア。普通のつづりのシオドア(セオドア)なら愛称はTedのはず。スペルが違って勝手に仲間からマックと呼ばれるようになったのでは?レインコートを持っているのは憧れのコロンボにならっているのかな?
ちなみに私は文字列をLISA’Sにして船の所有権を変えようとしていたのかと思いましたが違いました。
原題 Last Salute to the Commodore
「提督への最後の敬礼」つまり意訳すると「さらば提督」ですね。Commodoreは提督またはヨットクラブの会長との意味。「ブーム、ジャイブ、クリート」などの言葉は自分がヨットをやるようになって実感として判りました。
最初の展開、狭いプジョー(全幅1.7m以下)の前席に大人三人とはロバート・ヴォーンに嫌がらせか!さらに室内のソファーでもベタベタ密着するコロンボ。これは「歌声の消えた海」に続いて犯人かと思ったら違いました。犯人の車は出てきませんでしたがロバート・ヴォーンの愛車は茶色のベンツの2ドアクーペでした。
えへへへへ。意見が分かれる作品ですね、これは。
私は初見だったのですが、冒頭が違うのには気づきました。
船名が「TITANIC」だったので、沈むかと思っていたら沈まないし。
殺害の実行シーンが出てこないので、チャーリーさんが犯人じゃないのはミエミエ。
コロンボシリーズではこの作品の他に、パイルD-3の壁くらいかな。
ただ、リサの登場シーンは座禅ではなく、最初のパーティからでしたよ。
「まともなのは一人しかおらん、ウェイン、送ってくれ」の後、
ウェインと提督の後を、パーティに似合わないジーンズで追うので覚えています。
ウェインさんの奥さんか妹だと思ったし。
字謎(アナグラム)は解けませんでしたね、点はピリオドではなく、iかと。
iPhoneとかiPS細胞とか、21世紀情報に邪魔されました。
でも、最後は「名探偵皆を集めてさてといい」(詠み手は知りません)の典型。
あの4人の中に犯人がいるわけで、
これまでの犯人のイメージから、アル中女と直情型ウェインを除くと、
弁護士(ロンドンの傘の執事さん、あなた死んだはずじゃあ?)か叔父か。
小説のように、そこで本を伏せて考えられるなら解けてました。
動機も「二枚のドガの絵」と同じだし。
蛇足ながら、殺人で有罪になると相続者の立場を失う、というのは、
日本の刑法でも同じだそうです。
某難関国立大法学部を今年卒業した女の子に確認しました。
(焼肉代がかかったけど)
本作は、私もずっと面白くないと思い続けていたのですが、4回目に解説本で勉強してから観たら、大変に優れた作品だと気付き、楽しめるようになりました。
オペラの上演を観に行くように、ちょっとした予習・復習をすれば、何倍も楽しめる芸術って、あらゆる分野で多いものです。
『刑事コロンボ完全捜査記録』 (別冊宝島 発行)より、その一部を・・・。
《ところで、そうした細かなキズをすべて吹き飛ばし、スタッフの〝大イタズラ〟の意図を証明する人を食った手がかりが、実は本作には置かれているのだが、お気づきだろうか。つまり、今回、初めに画面に登場するのは、ゲスト・スターのロバート・ヴォーンでも「提督」ジョン・デナーでもなく、フレッド・ドレイパー、つまり犯人である〇〇〇(ネタバレになるため伏字にします)その人なのだ(クレジット順はどん尻なのにもかかわらず!)。「冒頭に犯人が登場し~」という基本中の基本をぬけぬけと守ってみせたスタッフたちの、得意そうな表情が見えるようではないか。この1作の輝ける価値は、いうなら冒頭のその〝お遊び〟にこそ集約されているのである。》
《ギリスが「二つの顔」を意識して本作を執筆したことは間違いない。「大富豪である叔父の若い娘との結婚によって遺産がもらえなくなる甥が、その直前に彼を殺害してしまう」という本作のプロットは、実は「二つの顔」とまったく同じものなのだ。しかも、どちらにも、心から被害者を愛していた若い婚約者が登場し、その名前は、どちらも「リサ」なのである!》
本当はまだまだあるのですが・・・、しかし、こうやってマニアックに勉強しなければ十分に楽しめない作品とは、もはや一過性のテレビドラマの範疇ではないですよね。そういう意味では、オペラや、映画「ブレードランナー」みたいです。
新たに予習してから再見した本作は、自分の中で何倍にも評価が上がりました。少なくとも、ネタ切れに困って苦し紛れに題材をアメリカ国外に求めた過去の某作品などよりも、私は問題にならないくらい好きです。
録画してあるコロンボが貯まってしまい少しずつ観ています。
これは駄作中の駄作ですね。今までのもので一番ひどい。なんというか緊迫感やどきどきする展開がない。唐突に座禅?で現われるリサ、動機がはっきりしない犯人。やたらと興奮しているアル中の娘。
警察側も3人であれこれやっていてなんとも締らない。コロンボの王道を外してアガサ・クリスティーの世界に迷い込んだみたい。皆の前で謎解き説教などコロンボに入らない。
コロンボはじわじわと相手を追い詰め,自らが犯行を認める事が面白いのだから。それに犯人はどこにでもいる人物でエスタブリッシュや芸術家、政治家などではなく小物感が半端でない。
残りのコロンボに期待します。
理解します。悲しいですよね。
初夜に消えた花嫁•の次に、へこむ作品です。。
ただ、ラストシーンだけは、第一期ルパン三世の最終回の様で、なんだか、、、、でした(^^;;
ぼろんこ様
初めてコメントさせて頂きます。いつもこちらのブログで楽しませて頂いております。有難うございます。さて、今回わたしが気付いたのは、時計の音を聞かせた弁護士のケタリング氏のセリフが「ほう、そうかい」なので、これは「法曹界」と弁護士にかけたダジャレで言わせたのだと思いました。
以上です。
今回は、前回観た時の感想のコロンボのやたらべたべた触りまくる問題行動、いつもの問題行動(笑)を引っ込めて迄執拗に続けていたのは、ラストの大団円で関係者全員に最接近してささやきまくる問題行動(くどい?)に無理なく自然に(?)つなげる為の「マクグーハン監督」の意図的演出だったのではないかと思いました。でも、あれは証拠ではなくてむしろコロンボが犯人の確証を得る為だ、と思うので、マクグーハン監督、演出のピントがずれてるな、とは思いますが。ひょっとしたらマクグーハン監督あのラストシーンを最初に思いついて、そこからストーリーを組み立てたのかもしれない?
小笠原巧雄さま
はじめまして。
コロンボの今回の問題行動、笑えました。
コロンボも年を重ねて、ちょっとふてぶてしくもなってきてるかな、と思いました。
あらためて再放送で見ました。
ロバート・ヴォーンが死体で見つかるまでの本作、ダラダラと執拗な台詞の繰り返しや尺伸ばしのようなコメディシーンが目立ち、またロバート・ヴォーンがいかにも典型的犯人像(乗ってる車もコロンボ犯人御用達のベンツSL)なので、「いつものセオリー通りの(あるいはいつもより退屈な)回」だと思わせることに注力した作りだと再確認しました。
終盤安っぽいサスペンスドラマのような解決劇をダラダラやるのは、本来のコロンボ・スタイルに対する引き立て役といった感じでしょうか。
吹き替えは西沢利明さんも素晴らしいんですが、とにかく水野久美さんが最高です。声だけでなく水野久美さんそのものが演じているかのようです。
以下、吹き替えに関する些細な事です。 英語音声、吹き替え字幕で視聴しました。
提督の死体を確認した後、「自分が島を出て行った時刻は警備員に確認すればいい」というクレイに対し、コロンボは強い調子でこう言います。
「はなから私が引っかかっているのは、その点なんですよ……時間です。 あまりにもその時間だけがはっきりしている……時間」
『あまりにもその時間だけがはっきりしている』というのは超意訳です。
英語では「あなたの立派な腕時計を見た時から(引っかかってる)」というセリフです。
どうして「その時間だけがはっきりしている」という説明的な訳にしたのか?
前に戻ってコロンボが車に乗ってクレイの腕時計を見ているシーンを見てみますと、
小池さんの吹き替えではないんですね。つまりこの「時計を見ている」シーンはカットされていたので直訳するわけにはいかなかったんですね。
カットを補う意訳だったのですね。
「なぜか 通称マック」について
監督がアイルランド系のパトリック・マクグーハンからマックもあるかと思いますが、ナポレオン・ソロ役で人気を博したロバート・ヴォーンの相棒イリヤ・クリアキン役のデヴィッド・マッカラムがスコットランド系なのが関係あるのかとも思いました。アルビンスキー刑事もロシア系の名前でイリア・クリアキンとのつながり?も感じます。若いバディーとの組み合わせを提案されていたコロンボシリーズへの洒落も感じます。英国英語でのレインコート(マッキントッシュ)をコロンボに敬意を表してかもしれませんね。
結構叙述トリック?的な話でしたなぁ
あらら、「逃亡者」最終回に出ていたダイアンベイカーさんではありませんか。1967年放映から9年後のお姿を見て嬉しくなりました。ちょっと調べたら御年84でご健在のようですね。
本日の再放送を見たあと、こちらにたどり着きました。はじめまして。
「マック」ですけど、最後の方のシーンを見て納得しました。「コート」を指しているかもしれませんね。イギリスだとレインコートを「マック」とも呼ぶので。
去年出版されたコロンボ制作の舞台裏エピソードを集めた本”Shooting Columbo”によると、そのとおりです。おさむさん鋭いです。
mackintosh、略して mac は、考案した人の名前に由来する「レインコート」を意味するイギリス英語です。監督のパトリック・マクグーハンがアイリッシュなので、こうしたのだろうとのことでした。
tempus fugit さん
ご返信ありがとうございます。
ストーリーとは全く関係ない内容ですけど、これも謎を持たせておいて最後に「そうだったのか!」と思わせる作り方ですね。そういう意味でも異色作かな?
今日の刑事コロンボは「さらば提督です。」アメリカ有名逃げるドラマでゲスト出演している方がたくさん出てきます。アンフランシスさんとか名前は調べないとわからない方などね。何かあったら教えてください。
こんばんわ、久しぶりに投稿致します。
まえから思っていたのですが、最後の解決編で場において、テイラーさん怒りすぎというか攻撃的すぎると思われませんか?
吹き替え版だけなのかもしれないですが「なんでこんなにつっかかるのかなぁ」と昔から不思議に思ってました。
ワタシも同感です。
この声優さんは大好きなんですが…
声優さんへの、「大声で怒ったように」
の演技指示があったのでしょうか?今BSPでの再放送を観てて
やはり違和感しかなかったですね。
この作品そのものが、違和感
なんですが…???
名探偵ポアロが最後の犯人を
絞るクライマックスをやりたかったのでしょうか?マグクーハン監督が?
う~ん謎すぎる作品でっす。
本日、録画ストックから初めて観ました。
わたしはむしろ、コロンボらしくない展開に新鮮さを感じました。 謎解きが稚拙かもしれませんが、そもそもコロンボはポアロではないし、そこはご愛嬌かと。
カリフォルニアの青い空、遠くから聞こえるボートのエンジン音、海鳥の鳴き声。西海岸の風情がまた楽しい。
このエピソードは過去にも見たことがあって、チャーリーが犯人でないというところは覚えていたのですが、真犯人が誰だったのかすっかり忘れていました。(そのくらい印象の薄い犯人像でした)
ええ、あれは聞こえました。造船所と違って、あの辺は静かでしたから。
ひどい会話だとその時はちょっと思っただけですが、まさかあの後あんなことになろうとは。
しかし、あれも動機の一つなんでしょうな。
謎解きの際、スワニーには船を操縦したもらいましたが、船操縦の直後、という演出も狙っていました。奥さんですら見間違うことの確認、という意味がもちろんメインでしたが。
スワニーには、「あなたはバカじゃないからわかりますよね」というかまかけになってしまいました。
奥さんがやった、それはあまり考えませんでした。指紋のない口紅が本当の殺害現場にありましたから。誰が偽装したか。奥さんはしない。では夫がやったか? 「金のために遺体処理はする。だが、いざという時殺人まで自分のせいにされるのはイヤだ」と指紋を拭いた口紅を置いた? あまりいい考えとは思えません。あの人はブローチは持ち去った、のかも知れないのに。
スワニーが最初の殺人に関与しているとして、二番目の殺人もスワニーだとしたら、二番目の殺害理由はバレそうになったからでしょうが。それと「バカ」と言われるような人間関係だったから。これもあると考えました。
そして、それはかなり感情的な理由と言えます。そこで「船を操縦した直後」に提督の時計で揺さぶりをかければ、理性的でない回答を引き出せるんじゃないか、と踏んでやってみたわけです。
もちろん提督の時計はシチズン製ではありません。スワニーは、シチズンと言ったんだ、自分と提督が二人きりになった時、提督が「シチズンは安くて品質がいい。今度買い換える時はシチズン製にする」と言っていた、と法廷では証言していましたが。
あの時、他の皆ははっきり「ティズント(イットイズントの短縮形)」と聞いていた。言い訳もその場で言えませんでした。その場で言えないような深刻な逸話でもないのに。
しかし終身刑になってほっとしました。あたしゃ容疑者を言わば殺すためにあげてるわけじゃありませんから。きちんと反省してもらいたいだけです。本当に心から反省しているのなら、終身刑と言わず釈放してやって欲しいとすら思います。
確かに演出がくどかった。
チャーリーの死体を見たときは、もう逃れられないと考えての自殺かと思った。
最後はポワロ的な大団円ですっきりするかと思ったけど、返ってもやもやしました。
ボートを漕ぎ出すコロンボも好き好きあると思いますが、唐突すぎてポカ〜ンとなりましたね(笑)
チャーリーが殺された後、コロンボはそのことをジョアナに報告しに行きますが、ジョアナはなぜかそのことを知っていた。コロンボがそのことを尋ねると、「余計なお世話よ!」と吹替では言います。原文は「あなたが殺人課の刑事だからよ!」というニュアンスです。
ここは吹替版が紛らわしいところかと。
まあ、しかし、アリバイはあるんでしょう、美容院に行っていたという。当時の鑑識だと「犯行時刻は美容院にいた。ただし死亡推定時刻の幅から、美容院に行く前に殺されたとも考えられる」という感じかも知れませんが。
そのチャーリー殺しですが、動機のようなものも描かれていました。
スワニーがコロンボを船に載せてチャーリーより早くリサのところへ送った時。その後のチャーリーとスワニーの会話。
「刑事を連れて来たのか?」
「ああ。そうだが?」
「バカ」
チャーリー殺害は自分に容疑が向きやすい、とスワニーはわかっていたはずなのに殺した、というのはこのようなひどい見下されたような人間関係もあったようです。
いつもの倒叙ものだと先入観なしに視聴すれば、殺害場面が無い不自然さにも気付かず、
チャーリーが追いつめられる段取りを追っていると、あれっ殺されちゃった!?
となるわけですね。結構衝撃的な演出になるのですね。
フーダニットものとして視聴すると、チト弱いなぁとなりますよね。
先入観なしに視聴したかった! 本作品は昔観た記憶が無いんだよね。
結局はフーダニットものとして今一つしっかり作られていない、ここに問題点があるのかと思われます。
倒叙もので有名だけど倒叙じゃない展開になるよ、という先入観抜きに観るのはかなり難しいのでは。口コミだと、この作品をこの表現以外でどう紹介すればいいか。また、自力で探し出すとして、どうやったらたどりつけるか。
倒叙ものがどうフーダニットになるのか。たとえばチャーリーは死なず、チャーリーを含めて、最後コロンボが皆を集めて真相を明らかにする、というような展開も考えられます。どのような展開を経てフーダニットとして解決するのか、そこを鑑賞することになるでしょう。
しかし、そのフーダニットの作りが今一つだった。
ネタバレかどうかという問題以前に、この作品にはそういう問題があるように思います。
それでも先入観なしに観たい! と考えるなら。
この手の作品で、これよりうまく作られたと思われる作品としては、古畑任三郎のあるエピソードがお勧めです。どれか、というのはこの場合はネタバレになるので書けません。
ネットで検索したら結構すぐにわかってしまうので要注意です。
40年近く前、小学生ながら大人ぶってこのシリーズを観ていました。
さらば提督の時計の反応で犯人を特定するシーンは、強烈に記憶していて、今回の再放送も楽しみにしておりましたが、皆さんおっしゃるとおり、改めて観ると、チト弱いですよねー。
余談ですが、最初のシーンでタイタニックという名のヨットが映りますが、いくら個人のヨットでも縁起悪すぎですよね(笑)。
歌声の消えた海のロバート・ヴォーンは白の上下を着ていた気がしてきた…
曖昧な記憶ですみません
・本作品は、シリーズも既に30回以上を重ねており、何とか新機軸を、と思って従来に無い要素を取り入れたと感じました。意欲的作品だと思いたいですが、なにぶん詰め込みすぎた感があるのと、終盤の謎解き(ポアロ・モード)の間延びしたテンポが残念でした。
いつもの回なら犯人に決め手を突き付けた場面、もしくはその後少しラストの場面があってから終わるところ、本作品では、犯人が決まってからの尺が長かったのがいつもと違っていました。
・ロバート・ヴォーンは最初に登場した時の服装が「歌声の消えた海」の時と似ていた(ような気がした)ので、ずっとダンジガーにしか見えませんでした。
・マックにプジョーを運転させて港へ出発する場面では、てっきりコロンボはチャーリーと後ろに乗るかと思いきや、前に3人乗りとは、もう嫌がらせとしか思えません(笑)。出発直後、下りながら大きく左に曲がる時は内側の車輪が浮き上がりそうなほど大きくロールしていて、横転するんじゃないかと冷や冷やしました(旋回の外側にいるコロンボが腰を浮かしてわざわざ重心を上げているし)。
・弁護士ケタリングは、「ロンドンの傘」の【したたかな執事】のイメージがあったので、何か裏があるかな?と疑ってしまいました。モーテルのことを話す場面で「船と港」にたとえるのも、この回ならではですね。
いつもと違いすぎる演出には違和感がありました。既にご指摘のように、大声やコロンボがベタベタし過ぎていましたが、どんでん返しがあり話の組み立ては悪くなかったですよ。
やっぱり、殺害シーンと殺害の動機を最初に見せてくれないとラストの追い詰めるシーンが
もの足らなくなりますね。
結局最終的に誰が得をするか?で犯人がわかってしまうと言う典型的なものでしたね。
中学校3年生の正月くらいにNHKで夕方くらいに放送していたのですが、謎解きのラストシーンからしか見れなくて、すごく気になっていた作品でした。
演出者が違うとこうもドラマというものは変わってしまうものなのですね。
本作、私のお気に入りベスト3だったのですが、数年振りに鑑賞すると、ベタベタと間延びした演出でどうもテンポがよろしくない。
ワンシーンが冗長で、場面転換でもないのに、一瞬暗くなったり。
編集カット版を観てたから、面白いと感じたのかも知れません。
ただ、映像は素晴らしい。
陽光煌めく空と海の鮮やかなブルー。一転して、邸内の重厚なマホガニーのブラウン。
今回も、4Kリマスターが成功していますね。
新米エリート刑事のシオドア・アルビンスキー(なぜか通称マック):コロンボがこだわる、「マックだと、アイルランドが入っているの」についてこだわると。
Mac だかMaCだか、日本人には何のことを言っているのか本筋には関係ないところだが、
思いつくだけでも挙げると、
マクドナルド、マクガバン、マクドウォール、マッケンジー、マッカーサー、マッキントッシュ,etc…。
そう言えば緑のフラッグをなびかせた武器密輸船、IRAの過激派作家の「今日はここまで、ここを出でず」の回でも、アイリッシュのアイデンティティがバッチリ主張されていたな。同じ「ユナイテッド・キングダム」でも、ショーン・コネリーはコテコテのスコットランドだし。
Macは「~の子供」って意味でしたっけ?
マクドナルドだと、ドナルドの子供。
しかしマック君、名前はスラブ系ですが、コロンボが言う様に「スコットランドが入ってる」風貌ですね。
コロンボがヨットの名前をリサと導き出したのが何か印象的でこの話は覚えていました。
だけど提督が孫くらい年下の女性に入れ込んでたりあの老弁護士もモーテルでご婦人と同伴でしたとか、ハァ?って思いました。
珍しく倒叙ではなく、フーダニットスタイル。
時計が壊れていたかどうかが決め手、という弱いもので、その点あまり人気のないエピソードです。
動機という点では、まずリサが外されます。ここはうまく描かれていたかと。
アリバイという点で、ケタリング弁護士が外されます。
ジョアナに罪を着せる工作ができない、という点でウェインが外されます。
ジョアナかスワニーか、ということになります。二人の共犯はどうか。
共犯説は、ジョアナが一方的に疑われる状況を作っていることになるので、共犯ではなさそう。同じ事はジョアナとウェインの共犯説にも言えます。
よってジョアナかスワニーか、となり、ドラマではスワニーということになりましたが、ジョアナという線はない、という説明ももっと詳しくすべきだったかと。
スワニーも、「あれはイティイズントではなくシチズンと言ったのだ」などと申し開きはできそうです。
また、裁判でスワニーの担当弁護士も、ジョアナがやったんだという説の論理展開ができるかも。
いつも泥酔していることを咎められるなどしてカッとなり父を殺害、遺体処理は夫チャーリーが行い、自分の犯行だと知っていたチャーリーも殺した、などと。
となると、提督の時計で不自然なことを言った、ここだけがジョアナよりスワニーが怪しい点となりますが。
スワニーは、シチズンと言ったんだ、などと主張すればいいのでしょうが、ジョアナは疑われないようなことを言っている(「パパの時計」)ので、スワニーの容疑が濃くなったことは否めません。
スワニーが時計の音がしていることに関して慎重にコメントしていれば、なかなかこじれることになっていたはず、ここに難点を感じて評価が割合低いエピソードになっているようです。
スワニーは時間を気にする余り、時計の音に関してつい間違ったコメントを発してしまった、ということのようですが、気にしているからこそ、「何のマネだい?」などとコメントする可能性も高いので、「フーダニットのコロンボもいいじゃないか」ということにならなかった、と言えそうです。
「さらば提督」は初見でした。何度もみているものもあれば初めてというのも今回のオンエアで結構あって驚いています。
皆様の指摘の様に、やたらベタベタ近づく演出は気になりました。それがマグクハーンの演出でびっくりするやら何やら納得するやら。。。アルトカラズを見た直後でしたので。
さて、最後の謎解きの決め手がスベってる件、ここは、ジャクソンギリスの脚本のツメが甘かったのかな〜といいますか。昔のドラマだからこんなでもいいのかなと思ったりしましたがやはり、もうちょっと何か!と想い。。。
ところが、2枚のドガの絵のやつ書いてる人なんですね。こちらはキレキレのホンです。
という訳で、演出家と脚本家の相性が合わなかったのだな、という結論になりました。
どう思われますか?
長々失礼しました。
コロンボのコンパーチブルに4人、それも前に3人
もう一台のリンカーン(?)には1人?あなたは疑われていますよっと言うにしても、どうしてそうなるのって感じでよく分りませんでした
いつもと違い犯人探しだというのはNHK最初の放映時の予告の売りで、ガキだった私もワクワクしてました(笑)。
さて、今回改めて観るとシリーズ男マクグーハンが意識的に従来の「コロンボ」とは違った演出を試みたのかな?と思いました。やたらベタベタとピーターフォークが皆に触りまくってますね(笑)。⇦今観るとこれは問題ですよ(笑)。
決まり文句の振り返って「ああもう一つ」がナイ!マクグーハン監督、先を急ぎ過ぎたか?。
本編のほとんどを犯人に相応しい誰でも知ってる大物俳優起用?とその行動で演出されていて「コロンボの禁煙?で推理間違いのどんでん返し」さらにジョアンナ・クレイのアル中で荒みっぷりの独壇場で第二幕。この辺までの展開は手抜きなしでマクグーハン監督視聴者サービスたっぷり。
そしてアガサ・クリスティばりの大団円ですが、コロンボの推理が一番鮮やかなのは、謎の船名塗装からリサ嬢の存在をクローズアップさせた方で、肝心の犯人の指摘はマクグーハン監督(くどい?)は証拠と裏付けに関心があまりなかったような気がしましたね。
全体としてマクグーハン監督(くどい)は、諸々の演出が意欲的でしたがバランスが良くなかったかな、といつもの私らしくなく(笑)評価が上がりませんでした。
コロンボが一人ボートを漕ぎ出していくラストシーンは「大脱走」でジェームズ・コバーンがボートで国境を越えていくシーンを思い出します(^.^)
同様ですが私はパピヨンのラストシーンでスティーブマックイーンが自作の筏で島から脱獄するのを連想してしまいました。あと集合謎解きはアガサクリスティでしたよね。
最後まで犯人がわからないのがアガサ・クリスティ的で私は好きです。仮面の男もそうでしたがパトリック・マクグーハン監督の作品は独特です。
パトリック・マクグーハン監督作品。犯人探し物に挑戦した意欲はまだよいとしても、マクグーハンの演出がことごとく空回りした駄作に終わってしまいました。禁煙に取り組み不機嫌なコロンボの登場シーンは面白くないし、港の騒音の中大声で会話するシーンは、見ていていらいらします。 室内に容疑者を集め犯人を探りあてる時計のトリックも、パッとせず。ロスのゴージャスなヨットハーバーの風景と、アル中を好演したダイアン・ベイカーがせめてもの救いかと思いました。
ダイアンベイカー 「マーニー」出演者率高いですね。
提督役のJohn Dehnerさん、24話の墜落現場の現場検証している人ですよね。
事件記者コルチャックではベテラン刑事役で出演してますね。
ほんとうですか!
確かめました、それで正解です!
最初のほう、パーティがおしまいになる場面でたちあがって帰ってしまったのはあの船の看護婦さんではないでしょうか?オレンジのチェックのブラウスの女性です。ダンジガーさんとツーショットです。
ほんとうですか!
オレンジ色に白のドットの女性。似ていますけど、29話「歌声の消えた海」の看護婦メリッサ「スーザン・ショウ」ではありません。
旧シリーズの最終回になっていたかもしれなかったのですね。それなら気合いが入るのはなおさらでしょう。ただその方向性が…倒叙法を無くしては、もはや刑事コロンボじゃないのでは?
ぼろんこさんが「残念作品」のコーナーでおっしゃっていた通り、ラストで関係者全員を一室に集めて謎解きをするシーンは、まさにエルキュール・ポアロの世界でした。
数あるひとつのエピソードとして、それなりに楽しめましたが、番外編という印象は否めません。
ロバート・ヴォーンは第29話「歌声の消えた海」のイメージが強いせいか、ダンジガーさんに見えて仕方がなかったです(笑)
ダンディーで、コロンボとの掛け合いも息ぴったり。私のなかでは、ジャック・キャシディ、ロバート・カルプと並ぶ名ゲストスターの1人です。
エルキュール・ポアロ>確かにね〜コロンボらしからぬ。
ロバート・ヴォーンは素敵ですね〜。
最近知りましたが
アルビンスキー刑事役のデニス・デューガンは、後に映画やドラマの監督としても活躍していったそうで、
新シリーズの「4時02分の銃声」の監督も彼だそうです。
そして、ep39「黄金のバックル」のゲストスター、ジョイス・ヴァン・パタンとは元夫婦だったとか。
いろいろ知らなかった繋がりを今になって知るのもなかなか面白いです。
そうなんです。コロンボ作品に関わる方々は、その後の生き方も気になりますね。
他の方たちのレビューにもありますが、古畑任三郎の「今、甦る死」と似た構成ながら出来は大きく劣っていると思います。他のミステリー小説では関係者を集めての謎解きはとてもワクワクするのですが、刑事コロンボでやられると逆に期待外れに感じてしまいます。物語の緊張感、犯人の魅力も乏しく、肝心の謎解きの内容も薄く思えてなりません。これが最終回になるかもしれなかったそうですが、スタッフの英断で第6、7シーズンも制作されたのは幸運なことでした。お気に入りの「殺しの序曲」、「死者のメッセージ」がなければぼくはここまでこのシリーズを好きになってはいなかったと思います。
そうなんですよね。「殺しの序曲」、「死者のメッセージ」など、「黄金のバックル」も良いです〜。
「まさか」の一言が証拠でしょうか?。
全体的に間の抜けた緊張感の無い穏やかな感じでしたね。
最後の手こぎボートは、お金が無くても幸せな人生だよって
言いたかったのでしょう。
コロンボ方程式とは、やや違った数式が幾つか出てきますね。
・チームによる捜査進行
・途中まで、コロンボは間違っていたなど
コロンボの面白さは、上流階級の知的完全犯罪を、粘り強い捜査と神経戦
とで暴いていくところにあります。しかしこのエピソードでは、
毒の無さそうなオッサンが急展開によって犯罪を見抜かれた格好です。
やや拍子抜けですね。
スタンさん、初めまして。「エラリー・クイーン・ミステリー」の件、初耳でした、ありがとうございます。コロンボの場合、奇抜なアイデアよりも、完成度の高さを狙った作品のほうが好きですね。
初めてコメントさせていただきます。
異色回ということで期待していたのですが・・・
このシリーズの魅力はコロンボが犯人に仕掛ける罠の鮮やかさにあると思うのですが、今回の罠はかなり確実性が低いと思います。これを回避されていたらと思うと・・・
コロンボと同じくレビンソン&リンクが制作していた「エラリー・クイーン・ミステリー」シリーズが同年4月に終了しているので、そちらの没ネタだったのではないかと、うがった見方をしてしまいます。
古畑任三郎における「今、甦る死」は間違いなく傑作だと思うんですが、
この回は駄作ですね。
石坂浩二さんの秀逸にして細かい巧みな演技と伏線の貼り方に比べると、
こっちの犯人は魅力に欠けすぎる。
とっしーーさん、楽しんで頂けて良かったです。スワニーを演じる「フレッド・ドレイパー」は、これまで端役が多かったのですが、この作品ではついに犯人役を獲得できましたね。
追伸です。
ラストシーンのnot yet….というセリフ。
何かの映画のラストであったな~と思ってたら、グラディエーターのラストシーンで、奴隷の仲間がマキシマスと来世で会おう、だけどnot yet.って、言ってたんですよね~
これも印象的なラストだったんですが、まさかリドリースコットがコロンボの影響を受けてたなんて…
って、思うと楽しいですね(^^)
BSの放送で見ました。
なるほど、当初は最終回の予定だったんですか。
内容が一味違うのは、そのせいだったんですね。
最後のコロンボは印象的ですね~
『not yet ….. not yet…..』
繰り返しつぶやいてたのは、シリーズの延長にひっかけてたんですね~
でも最後のボートに乗るシーン。
あれ一発でOKだったのかな~
結構危なっかしかったですよね^_^
こんにちわ~!
いや~僕的には面白かったですよ^^
マックとクレーマーの声高に、そして交互にアリバイを崩す話をしているのが、吹いてしまいました(笑)コロンボも俺にも言わせろって、笑ってましたねァ ‘`,、’`,、(‘∀`) ‘`,、’`,、
皆を集めて、マックが緊張しながら説明するのも
なんか微笑ましかったですし、そう思わせる俳優さんの演技も素晴らしかったと思います♪
でもまさか、提督がリサとデキていたとは・・
周りは金の事だけを考える輩が多い中、彼女だけはピュアでしたね(´ー`*)
けど、番組の冒頭で提督側に付いていたウェインが、最後の謎解きの場面で
興奮していたのは・・ビミョーでしたね。。
僕もロバートが犯人だと思いましたし、コロンボも「当然♪」と決めつけていたのですが・・
珍しく外れてしまいました^^;
一番犯人では無さそうな、関係なさそうなスワニーが黒だったとは、ここが面白かったです♪
そういえば、冒頭で信託財産がどうの~とか
喋ってましたが、金に目が眩んで、恩を仇を返すのは・・ ((((;゚;Д;゚;))))
ラストの葉巻のシーン、僕も最終回的な雰囲気を感じましたね~~かみさんをボートに乗せたいってのも、意味深でした(笑)
しかし、マック ウイルソン グローバー クレーマー
コロンボの後輩君たちは、個性豊かで見ていてとても楽しいです(´ー`*)
るてなんとさんコメントありがとうございます。「ジョシュア・ブライアント」ですね再確認してみます!権力の墓穴で「シャボンだよ」と言う人ですね、きっと。
小笠原さんコメントありがとうございます。「第5シーズンは‥プライド」などは、とても面白いです!ぐぐっときますね。「イジリ甲斐のあるルーズ」さも、同感ですね。これは時代性もあるのかな~と思います。現在のようにデジタル処理できないですしね。
唐突に失礼します。コロンボは忘れた頃に再放映を見るたび、新しい発見がある多様さと、イジリ甲斐のあるルーズさにあると思っています(タイトな作品ってその時は高い評価を受けてもそれでおしまいになるもんです。笑)。
最近では(笑)第5シーズンは、男には殺人罪のリスクよりも大事な「面子」「立場」「プライド」などがある。故に「殺人の確証」ができなくても、観念せざるを得ない時がある、という状況設定を苦心した処が面白い、完成度というよりも、意欲作ぞろいだと思いました。故にドラマの結論は「男ってホントにバカ」(オイオイ)。失礼しました。
再登場俳優はこのほかに、造船所のウェイン・テイラー所長を演じたジョシュア・ブライアントがいます。
ブライアントは、リチャード・カイリーが犯人を演じた「権力の墓穴」で検視官を演じています。
コロンボ警部に犯人であるハルプリン次長の妻の遺体から石鹸の成分が検出されたことを報告する人です。
この話をブルーレイで見たとき、「この検視官の人は、どこかで見たことがある」と思い、ライナーノーツを確認したところ、ジョシュア・ブライアントと書かれていたのです。
ちなみに吹き替えは「権力の墓穴」が寺島幹夫さんで、こちらは鈴木泰明さんです。
るてなんとさん、書き込みありがとうございます。この作品に1票加えます~。
古畑任三郎「今、甦る死」は最高傑作とのレビューもありました!見てみたいです。
犯人はロバート・ヴォーンかと思いきや、途中で殺されてしまうというこの設定は、見ていて「まさか」と思いました。
完全に「倒叙」でないというこの設定は、後の「古畑任三郎ファイナル」のエピソード・「今、甦る死」の原型ともいえるかもしれません。
刑事だけでなく、視聴者をも「騙す」というパトリック・マクグーハン氏の演出には脱帽です。
屋根の上の牛さま、こんにちは。初期45作の中で最もいらいらしてるかもしれません。警部は何回か禁煙(節煙)にチャレンジしてます。確か「自縛の紐」でも、ニコチン切れで、キレている場面がありますね(笑)
ぼろんこさん、こんにちは、先日AXNで放映したので観てみました。この作品は私今回初めて観たのですが、はっきり言ってガッカリしました。煙草を控えてるせいでイラついてるのかコロンボの態度があまりに慣れ慣れしすぎるのが不愉快だったからです。せっかくロバートヴォーンが出てるのに残念、最後に全員を集めて上から目線で謎解きをするシーンにも失望。これは私個人の感想ですが、小池朝雄の吹替、どうなのかな、と思う時がよくあるんです。残念ながら字幕なしでは理解できないので、言語モードで見られないのが残念、それでは又。