
悪人マイロに、コロンボ警部が激怒!


ほのぼの笑えるシーン

ルイス・レーシー

大草原の小さな家


エド・マクレディ

少し納得しかねるシーンなど…
コロンボは病院で子どもとお母さんの会話を見た時に「自縛の紐」のトリックを暴きますが、「そうか、わかった!」的な描き方であまり好きではありません。もう少しさり気ない演出をしてくれたらな~って思いました。決め手の他に「着替えを知っているのは犯人である証拠」だと力説する場面は、かなり迫力あるシーンです。よく聞かないと意味が分かりませんが、それでも論理の筋立てや話し口調など、犯人を「落とす」パワーは並々ならぬものを感じました。
邦題「自縛の紐」考察
タイトル「自縛の紐」は、上手い邦題だと思いますが「決め手のまんま」。これも15話「溶ける糸」との共通点です。最初にこの作品を見た当時は小学生だったでしょうか、「自爆」だと思っていました。原題はAn Exercise in Fatalityで直訳は「死の中のエクササイズ」と出ました。他でも詳しく語りますが、コロンボシリーズの邦題には「△△の☆☆」というスタイルがたいへん多く、△△の部分にこのような普通に使われない名詞「自縛」を用いたことは、興味深いですね。
少し寂しげな表情が印象的な秘書ジェシカ

怒りながらも、犯人を追い込んでゆく?
以前『美しいコロンボ劇にはなっていません。美しく感じないもっと大きな理由は「激怒するコロンボ警部」です。』と書きましたが、そうでもなかったです。もう一度見直すと『怒りながらも、犯人を追い込んでゆく』ように感じました。『スタッフォード夫人の緊急入院』で怒ったことも、不要なシチュエーションとまで言えませんね。また、冒頭からコロンボ警部は不機嫌な雰囲気で登場しているのも面白い(早朝に呼び出されてとのこと)です、このような登場シーンは多いですね。
清掃員のマーフィ

秘密組織が毒を盛った?

口笛で、THIS OLD MAN♪
また、コロンボ警部が海岸を歩くシーンでは、ピーターフォークの「THIS OLD MAN」自身の鼻歌が吹き替え無しで披露されています。
→「THIS OLD MAN」について

マイロ・ジャナスはLA北西部のマリブビーチに住んでいて、なんとご近所に「指輪の爪あと」の探偵のブリマー邸もあります。ジェシカがビキニで登場したり、マイロが海岸でトレーニングしたりで、とても印象に残ります。

それに対しマイロ・ジャナス健康クラブはLA中心よりやや北側の「チャット・ワース(チャッツ・ワース)」にあります。

さらに、マイロがアリバイ工作に利用した「カーターの店」はLA東部のパサデナ地区にあり、マイロの自宅から反対方向に位置します。この距離感はいかにもマイロがアリバイを主張したくなるほど遠いです。
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事件解決の決め手(2020年9月加筆)
この一連の会話が重要だと思うのです。
マイロ:「電話でスタッフォードは、もうトレーニングシャツに着替えたから、30分ばかり(トレーニング)やってから、帰宅する」と確かに言ったんだ。
コロンボ:「そりゃ無茶ですな、そんなはずないです。」
その後の実演で「運動靴は第三者(犯人と断定)が履かせた」と実証しました。マイロもそれを認めています。
そして、その後の会話‥
マイロ:「靴を履かせたのが僕だっていう、証拠は何一つ上がっていないじゃないか!」
コロンボ:「アンタしかいないんだ。自分で認めてるでしょ?」
ここまでは、良い。
私は‥次の決め台詞が混乱の原因となっていると確信します。
コロンボ:「スタッフォードさんを第三者が最後に見たのは7時半で、その時は背広だった。翌朝死体が発見された時は、運動着を着ていた。その間、誰も彼を見ていない。ところがアンタは、前の晩午後9時に、いいかね、アンタ1人だけがあの人が着替えたのを知ってたんだ。あの時間アリバイのあるはずのアンタが、何故そのことを知っているんです?」「完全なアリバイを作ろうとしたんだが、そのアリバイが命取りでしたね。」
この際、反則かもしれませんが、ぼろんこがこの台詞を自分なりに書き直してみましょう。
マイロ:「靴を履かせたのが僕だっていう、証拠は何一つ上がっていないじゃないか!」
コロンボ:「アンタなんです。自分で認めてるでしょ?」
コロンボ:「犯人に履かされた運動靴、運動着も犯人が着せたんですよねぇ、よござんすね?マイロさん。それでは、9時過ぎに『運動着に着替えた』と電話してきたのは、一体誰でしょう?着替えたことを知っているのは、犯人だけ、そりゃあアンタですよ。」
ぼろんこ:「ニセ電話のスタッフォードの会話」と「自縛の運動靴の実証実験」。この2つだけで、マイロを犯人だと決定づけられたはずです。考えてみてください‥自分で着替えていないということは、気絶か、眠らされていたか、死んでいたか、どれかでしょう?それを、元気に自分で着替えました‥と電話してきた人が犯人なのです。
解決編がスッキリしなかった状況
しつこいコロンボに対しマイロが苛立ち、スタッフォード夫人が病院に担ぎ込まれ、コロンボも激怒(マイロの図太さに切れた)。このヒートした流れのまま、マイロの事務所で解決編をむかえます。この流れは劇的なのですが、結果的に混乱を招いています。(マイロが病院と、翌朝の事務所の服装が同じことも良くないです)
そして頭に血が上ったコロンボが、決定打ではない「力説」をするので、混乱したのです。
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監督:バーナード・L・コワルスキー
脚本:ピーター・S・フィッシャー
原案:ラリー・コーエン
マイロ・ジャナス:ロバート・コンラッド
ジェシカ・コンロイ:グレッチェン・コルベルト
ジーン・スタッフォード:フィリップ・ブランズ
ルース・スタッフォード:コリン・ウィルコックス
アル・マーフィ:ジュード・フェアズ
ルイス・レーシー:ダレル・ツワーリング
受付嬢:スーザン・ジャコビー
警備員:エド・マクレディ
*作品のエンディングに関して:賛否の激しい解釈については記載を削除しましたが、2020年のBS一挙再放送で議論が再燃したため、加筆しました。
加筆:2020年9月29日
誘いを断るためにトレーニングウェアに着替えた、とスタッフォードが嘘をついた可能性があるので、電話での発言は証拠にならないと思います。その後、第三者がトレーニング中の事故死に見せかける殺人を行っていたとしたら、誤認逮捕ですね。
運動靴とトレーニングウエアへの着替えが他人によって成された、と決定づけられれば、着替えを知っているマイロが犯人だと断定できますね。靴ひもが逆に結ばれていた事は十分その証拠になるのでは、と思います。
マイロが主張出来る可能性があるとすれば、実行犯は別にいて自分は共犯者、そいつがかけてきた電話をスタッフォードからの電話だと思わせた、という事でしょうか?それだとわざわざマイロがアリバイ作りをする必要はないですよね。初めから家でパーティーに参加してればよいだけですから。
靴はスタッフォードの死後に他人が履かせた、それが分かった時点でマイロのアリバイ作りが犯行の告白に変わってしまった、という何とも皮肉の効いた素晴らしい結末だったと思います。コロンボ作品としてというよりはミステリーとして個人的にとても好きな作品です。
ぼろんこさん初めまして。
録画で見たのですがエンディングの意味がやはり分からず、すぐにここへ駆け付けました。
そして、理解出来ました!
ちょっと簡単に述べますね。
靴紐のくだりは他殺だったことの証明。ここは暖かく受け入れるとしましょう。要するに、着替えた時点ではスタッフォードは死んでいた、ということをコロンボが証明してみせた。
対して、マイロの証言は電話口で「もうトレーニングシャツに着替えた」というものだった。
つまり、死んでいるはずのスタッフォードと電話をした、ということになり原題の「死者のトレーニング」にもつながってくる。
虚偽の証言であることは明らかであり、後は署までご同行願います、てことなんですがどうでしょう?
邦題の方も非常に含蓄があって良いのですが、ラストシーンを理解する上では原題の方が分かりやすかったかも知れませんね。
私は「トレーニングウェアに着替えた事を知っていた」事よりも、「中華を食べてから筋トレ」、「いつもよりはるかに重いバーベルでベンチプレス」、「床に茶色の靴ワックスの跡」の不自然さを追求して欲しかったですね。
キーポイントとなった、スニーカーの紐もちょっとピンと来ない。
普通はスニーカーに紐を通してから履きますが、その時、つま先を手前にするのか、踵を手前にするのかで、結び方は逆転します。つま先を手前にすれば今回の「他人が履かせたヤリ方」になります。自分で結んだとしても。
また、紐の組み方は様々です。(裏側で交差した方が足にフィットするとか)
まあ、野暮はこのくらいにしておきます。
私はつま先を手前にして、靴の紐を縛ったことは一度もありません(笑)
スニーカーの紐の結び方は、革靴と同じであるべきでしょうね〜。
蛇足ながらさん>ズバリ、その通りだと思います。
今ごろすみませんが、(謎解きの意味が分からず)今日まで何度も繰り返し放送を見ていました。もしやどなたかが書いていらっしゃるのではと思い、検索してこの投稿にたどり着き、ようやく少し納得できました。
確かに、「アリバイのあるはずのあんたが〜」のくだりがよろしくなかったかも。
いずれにせよ、ありがとうございます〜!
ラストわかりにくいですね。
吹き替えを3回見て、翻訳が悪いのでは?と英語音声で3回見ましたが
犯人が反論をやめるほどの、決定的なこと言ったかな?と、よくわかりませんでした。
でもここの皆さんのご意見をみてちょっとだけわかったような気がします。
ありがたいサイトです。
コロンボは余韻がなくエンディングに入るので、え?え?となりがち。
じゃあ、わたしはどうすれば逃げ切れたんですか。
いやいや、もちろんこのような大それた事件を起こさなければ良かった、それが一番、それは重々承知しています。
ただ邪悪な心は誰にでもあり、犯人が極端に悪賢い場合もなくはありません。その場合の対処を考える、という意味で考えてもらいたいのです。
では。わたしが「被害者はこれからエクササイズをする。今から着替える」という内容の電話だった、と言っていたらどうだったでしょう?
…。そうですか、それでも疑われるのは時間の問題なんですか。
エクササイズ中の事故ではなく、事故を偽装した殺人である事は明らかになっている。
電話で偽装したことも明らかになっている。
なぜ電話で偽装したのかを問われる。また、電話が偽装なら、死亡推定時刻の範囲は広がり、その時刻にわたしのアリバイはない。
…。
じゃあ、わたしは電話の偽装をしなければ良かったんでしょうか。
…。ダメですか。それは明らかにアリバイがない。しかも、捜査段階のアリバイ証言は信用できないものなんですか。一度コロンボさんの追求はかわしたつもりなんですが、あれでもアリバイがあることにはなりませんか。そう言えばそうですか。
…。
動機も見つけられたしなあ。
バーベルをもう少し軽い物にして、それが喉に落ちたことにする、というのは? これなら事故ということにはなりませんか? そして、電話の偽装もしなかったら?
…。
アリバイはないし、動機もあるし、方法も警察に説明できてしまいますが、これだと証拠不十分で逃げられそうですか?
茶色い靴墨に関しては、着替える前にオーナーが茶色の靴でウロウロしただけ、と主張すればいいのでは?
靴紐に関しては、オーナーには人に結んでもらったような向きの結び方を自分でする癖があった、と主張すればいいのでは?
…。
では、わたしには完全犯罪ができるチャンスがあったわけなんですね。
嬉しいのかそうでないのか。正直微妙なところですね。
わたしはもう選びようがないですが、完全犯罪をしようと思えばそれをすることもできたわけですね。
疑惑の人として、周囲の人に疑われながら、自分だけが知っている罪深い秘密を抱えながら、一生を過ごす。内面的にはとても不幸なのでしょう。
こうやって反省の機会を与えられただけ、わたしの方が幸せなのかも知れません。
完全犯罪。
完全な犯罪。
恐ろしい響きです。
え? 警察は、オーナーの別の靴の紐の結び方をチェックした? 自宅には12足の靴があり、そのすべてが運動靴ではなく革靴の結び方になっていた?
さらに、殺害当時ジムは出入り口以外すべて鍵がかかっていて、出入り口の鍵を持っていて、動機があってアリバイがない者はわたしだけだった?
…。
やはり悪いことはするもんじゃないですな。
あぁ、そうですね。
「電話に関して偽装しない」、「靴紐の結び方に関しては革靴と同じになるように注意する」、「バーベルは重さに気を付けて選ぶ」、少なくともこの3つはポイントだったようです。
要は警察に事故だと結論づけさせれば、わたしは逮捕されることはもちろん、社会的に罰せられることもないはずです。
バーベルに関しては、わたしは被害者と格闘した。実はわたしは被害者のことはかなりあっけなく死なせることができました。力の差があることを感じました。だから、もっと軽いバーベルにしなくては、と偽装工作の段階で気付くこともできたはずです。
人を殺したばかりの興奮状態で、そのことに気付く余裕を失っていたようです。
靴紐の結び方に関しては、コロンボさんに指摘されるまで全く気付きませんでした。
つまりわたしに関しては、完全犯罪を行うことはひょっとして出来たかも知れない、ただ靴紐のことはどうしても気付かないので、完全犯罪をやりたくてもできなかった、ということになります。
負け惜しみのように聞こえるかも知れませんが、わたしは完全な犯罪などできなくてよかった、と今では心からそう思っています。
私もBS放送の録画を見て最後のシーンで???となったクチです。
このページを見つけさらに何回か録画を見直してようやく自分なりに納得出来ました。
これコロンボのセリフが悪いんですよ。
「アリバイのあるはずのアンタが、何故そのこと(着替え)を知っているんです?」
これだけなら別に矛盾しませんよね、これで視聴者が混乱したのだと思います。
「被害者は死後偽装工作で着替えさせられたのです、その被害者に着替えたことを知らせる電話が出来る訳ありません。つまりその電話もまた偽装工作であり発信者が存在しない以上受信者が犯人ということになります。余計な工作が命取りになりましたね」
とかであればまだ分かりやすいかな、と考えました。
そうなんです!
マイロが受けた電話は「死者からの電話」だったということになるのです。
ぼろんこさん返信ありがとうございます。
視聴者が混乱した理由がもう一つ分かったような気がします、それはアリバイという言葉です。
マイロ氏は電話以外にもパーカー・モータースに行っていたというアリバイを主張しています(かなり説得力の低いものですが)。
ところでアリバイとは狭義ではそこに居なかったことの証明です(日本語でも不在証明ですしね:広義では犯罪に関わっていないことの証明)、なので単にアリバイと言われたらパーカー・モータースに行ったという方を思い浮かべてしまうのではないかと。
それでコロンボの言うアリバイを誤解して混乱した人が結構居たのではないでしょうか。
BS 4K再放送の「自縛の紐」見ましたし、ポロンコさんのブログも読んだけどやっぱりスッキリしない。結局、自作自演電話をマイロが認めたのでなければ、犯人しか知り得ない被害者のトレーニングウェアへの着替えをマイロのみが知っていたということにはならないんじゃないか?と思いました。マイロは電話の自作自演を認めていないし、切り取ったテープをマイロが持っているのをコロンボが押さえたわけでもない。「なんで、被害者の着替えの事知ってたんですか!?」と問われたら、「(別にいるであろう着替えさせた)犯人からの電話で知ったんですよ?」で、少なくともその場は言い抜けられるんじゃないかと思いました。コロンボの推理は筋が通ってますけど、その犯人とマイロの同定が不完全なんですよね、どうしても。 それはそれとして、被害者のおじさんの声がバカボンのパパで懐かしかったです。
自作自演電話とは、録音テープをつないで工作したものですが、それはジェシカに「スタッフォードからかかってきた」と思わせるためのものです。
しかしマイロは、「スタッフォード自身と会話し、彼がすでに着替えたと言った」と断言しています。でもスタッフォードは殺人犯人が着替えさせた。もう着替えてから電話してきているので、死んだ後だということになります。
マイロは「これからトレーニングシャツに着替えて、30分ばかりトレーニングする」と言ったと証言すれば、ぎりぎりセーフでした。
長年もやもやしてた最後のシーン、こないだの放送でやっと理解できました。
靴ひもを結んだ者=ウエアを着せ替えた=犯人 というわけですね。
わかった、わかったと喜びながらここに来たらぼろんこさんが
わかりやすくコロンボの発言を直してくださってた。
ホントですよ、後出しじゃありません。WW
これからもわかりやすい解説お願します。
原題は「死者のトレーニング」とでもします。
邦題は「自縛の紐」ですね。
やはりこの点につきると思います。
本日仕事そっちのけで、半日がかりで再検証し、スカッとしない解決編を、スカッとさせてみました。どうでしょうか?納得できますかね?
本文記事への追記をお読みください。
ぼろんこさん、お忙しいところ解決へ向けた加筆ありがとうございます!
なかなか難しいですが、被害者が死んで着替えれない以上、着替えたことを知っているマイロが犯人になるということでしょうか?
だけどそうするとマイロ以外が電話してきた別の犯人がいると仮定すれば、マイロの証言も嘘とは言えないですね。
一度は納得したつもりでしたが、やはり決定的な証拠では無いのかな。
どなたかがコメントされたかもしれませんが、マイロが一芝居打った時間帯に外からの電話が無かったことを確定させて嘘の証言をしたことを自白させたら良いのでは〜と思いました。
今回も勉強になりました(笑)
気づきました、これは違います。
マイロはスタッフォードと電話で話したはずです。
すでに息絶えている、スタッフォード、と話したと言っているのです。
それは不可能です。
ぼろんこさん、ご苦労様です。労作ですよ!
> 仕事そっちのけで
わかるなぁ、その気持ち。
このセリフ回しであれば、いわゆる「コロンボ的」決め手になってますね。
本作の評価も上がるのではと感じました。この解決に一票です。
もう少し頑張ったら、合格点に届くかもしれませんね。
後日、皆さんのご意見を参考に、バージョンアップしたいと思います。
私も決め手に関しては懐疑派です。
さて、マイロの手の火傷の件が良く判らなかったのですが、
見直したら、スタッフォード氏との揉みあいでコーヒーが零れたのか、
スタッフォード氏が零して手を振り払おうとしたのか、していたのですね。
このシーンで「アチッ」とかいうセリフが有れば判り易かったですよね。
それがコロンボの「私もコーヒーで火傷・・」の皮肉に繋がるのですね。
2020年、これ何回も見ているうちに大疑問。
マイロは、スタッフォードが熱々のコーヒーケトルを持っている時に、
わざわざ攻撃を開始!
もう一瞬待って、ケトルを置いた時に襲うべき。
ケトルの湯気見てませんでした。その前にオーナーがケトルからカップに少し注いですぐゴクゴク飲んだので、てっきり熱くないんだと。
もうオーナー以外誰もいない時間帯に、オーナーがヒーターの電源を切り、カフェイン摂ってもう少し確認作業する気か、とも思っていました。
直前に「お前は破滅する」と言われて頭に来ていたのも気付かなかった一因かも知れません。
いつも楽しく拝見しております。
私もエンディングを観て理解出来なかったので、「ヤベ、重要シーンを見逃してしまったか!?」と思いましたが、ここで議論になるくらい、決定的ではないということで、安心しました。
あと、言い逃れについては、まだ指摘されていない点で、バーベルが重かったから、犯人はマッチョ(←昭和な表現)云々とありましたが、
「私に罪を着せるために、真犯人が後から重りを付けた」と言えばOKですよね?
真犯人が後から重りを付けた>これ、読んでたら、じわっと笑えてきました!
皆さんの意見を参考にしながら注意して観ていますが、今回はどうもすっきりしない感じです。
色々考えましたが、やはり直接犯行を証明できるようなものはないように思います。
マイロという男、潔く犯行を認めるようなタイプではなさそうだし、そもそも関連会社を使った利益の圧縮は税法上何も問題ないことが専門家の監査で明らかになっています。
※トライコン工業社で紙にプリントした内容を見たらレーシーさんの役職は税務担当顧問弁護士のようです。
結局、犯行の動機としては利益配分で不明朗があり、共同出資者の内部告発を恐れたというところでしょうか。
これって、つい最近問題になったジャパンラ※フの事例を連想してしまって、妙に生々しい感じがしております。
ざんぱの様
ぼったくり納品は契約上やむを得ないし法律には触れないとしても、トンネル会社を使った海外送金は法律違反で告発されるとまずいので犯行に及んだということでしょうか。
こんにちは。
海外送金も含めて、取り引きの実態が不明瞭な行為で圧縮した利益と正味との差額をどこかへ隠している(≒脱税)疑いによって、話がこじれているような感じがしました。
子会社からサプリやらスポーツ用品、什器類の調達を行い、それを支払う際に請求額を水増しさせるのは完全にアウトですね。
このマイロ氏、相当なやり手のようですが、残念なのは出資者へのケアがお粗末だったように思われる部分でしょうか。
もし告発されたら過去のすべてを洗い出されて完全に破滅する可能性が高そうです。
この回のコロンボは小学生の時に見た記憶が残っていました。
小学生の時に実際に靴紐をつま先を手前にして結んだ記憶があります。
結び目だけよーく見てもわからないなあと子供の私は思ったような。
でもこのトリック(からくり)は推理小説では定番なような気がします。
70年代の懐かしい、コンピューターやテープ留守電、専用紙のドットプリンター、そういえばうちの留守電は小型テープを巻き戻してセットしてたなあ。半沢直樹の最終回のあとで見たので時代を感じました。
小学生当時、秘書の水着姿にドキドキした記憶はないんですよね。カットされていたのかな。
この「自縛の紐」の解決編では、「決定的ではない」との意見が多いように思います。かつて私は本記事で「決定的ではない」と結論付けていましたが、論争に発展しそうだったので、一旦削除しました。
2020年のBS一挙再放送を見た方から、やはり「解決編がスッキリしない」との多くの感想をいただき、もう一度再検証することにいたしました。後日、本記事に加筆します。
私も超がつく久しぶりに見て、「決定的な証拠がない」派です。
矛盾は確かに提示されているのですが…
ぜひ「削除された部分も読んで見たい」 派になりました(笑)
(改定版でOK!)
本文に加筆しました、読んでみてください!
マイロの毛量と体つきに70年代のモテる男感を感じて、秘書の気持ちで堪能しました。コロンボに見つからなきゃ、あと少しで幸せな高飛びができた!!
何となく「600万ドルの男」リー・メジャースっぽいですよね(笑)