19話「別れのワイン」

Any Old Port in a Storm / 1973
ワイン醸造会社経営者のエイドリアン・カッシーニ(ドナルド・プレザンス)は、父の遺産を受け継ぎ、腹違いの弟リックはワイン醸造会社を受け継ぐ。しかし、弟リックは経営には無関心で、実質上の経営者である兄を差し置いて、大手(量販)酒造会社にワイナリーを売却することを告白。

兄弟の確執

ワインとワイン作りをこよなく愛する兄エイドリアンは逆上し、リックを殴打してしまう。兄は「金にしか興味の無い低能で下品な弟」とリックを見下し…、殺された弟リックは「飲めもしない程の高額ワインを買っている道楽者」と兄エイドリアンを変人扱い。この兄弟の対比も面白く描かれます。

作品としての品格を感じる「別れのワイン」

ストーリーは終止美しく展開しています。イタリア風のBGMを多用した他に、不規則に聞こえる「鐘のような音」がとても印象的で、特にエイドリアンの犯行隠避(いんぴ)の場面で多用されます。犯人のエイドリアンは決して悪人ではなく、怒りにまぎれて殺人を犯した。このまま罪を背負って「美しくない」余生を送るのも、喜ばしいことではないと感じています。その点では、後の作品28話「祝砲の挽歌」のラムフォード大佐の心情にも類似点を感じました。

ジュリー・ハリスは可憐

秘書のカレン(ジュリー・ハリス)は清楚で美しく描かれていました。そのカレンが話の後半で一転し、エイドリアンを脅迫するのは、とても面白い展開でした。「つまらない理由で結婚するカップルはいくらでもいる。」と、彼に結婚を迫るシーンは哲学的です。

リックの婚約者

名前はジョーン・ステーシー(ジョイス・ジルソン)。ですが本編で一度も名前が登場していない気がしませんか?彼女はお金が目当てではなく本当にリックを愛していた感じです。彼女が「家出捜索」を頼みに来たことで、事件発覚の前に、しかも殺人事件でもないのに、早い時間帯にコロンボが登場できています。

刑事コロンボをさらに楽しめる俳優

後半のレストランのシーンに登場します。このヴィトー・スコッティという脇役俳優さんの魅力を発見できたら、刑事コロンボの世界への入口を見つけたことと同じ意味ではないかと思います。

この俳優さんも良い!

ヴィトー・スコッティと一緒に叱られたワインをペチャペチャと飲み直すワイン係の男は「モンテ・ランディス」。この人も良い味を出しています。

リックの死亡原因を解説する専門家

バーで流れるテレビニュースでリックの死亡原因を解説する専門家は、15話「溶ける糸」に登場する刑事「ビクター・ミラン」という俳優さんに激似ですが、確認は取れていません。

話しかけるものの邪魔にされる

このテレビニュースを見ているシーンで、コロンボに話しかけるも無視される客は、ロバート・ドナー。会話はことごとく跳ね返されますが、天気について聞きかえされると、答えられませんでした。

ワイン屋のオヤジ

ほんの短いシーン、コロンボがワインの知識を学ぶために訪れたワイン屋のオヤジは「ジョージ・ゲインズ」。渋い演技を見せてくれています。彼は10話「黒のエチュード」の新聞社のエベレット役と同一人物です。

ワイナリー見学のガイド

カッシーニ酒造の見学のガイド役を演じるのはロバート・ドイル。一癖ありそうな表情が印象的で、とても楽しい演技を見せてくれました。カッシーニさんの厳しさに見合う報酬を得ているそうです(笑)

フランク・パグリアが可愛い

カッシーニ酒造で掃除をしているオヤジさんは、フランク・パグリア。熱弁を振るったわりには、リックさんは仕事一筋ってわけじゃないけど‥とトーンダウン。イタリア系の感じがとても可愛いです

ラストシーンも良い

「別れのワイン」と言う邦題の意味はラストシーンで見られます。コロンボとエイドリアンは車の中でワインを酌み交わします。エイドリアンはこれまでに収集したワインを全部ダメにして、海に捨てようとしました。犯行を自供し刑務所行きを覚悟する。これも俗世にさよならを言うような心境だったのでしょう。

YouTube「別れのワインのエンディングの曲」をパソコン演奏で再現しています。ワインやイタリアの雰囲気が漂う曲ですが、なぜか日本の大正ロマンにも通じる雰囲気がします。音楽もお好きな方は、こちらもご覧ください。(*ご注意:YouTubeへのリンクは音が出ます!)

「別れのワイン」は刑事コロンボシリーズの最高傑作か?

この「別れのワイン」という作品は、コロンボシリーズの中で最高傑作であるとの呼び声が高いです。作品評を集めたサイトでは、数多くの意見が交わされています。概ね「作品としての品格や味わい」において非常に評価が高く、多くの人の支持を集めています。犯人役のドナルド・プレザンスが醸す高貴な雰囲気も好印象で、他の作品と別格であるとも感じさせます。題材がワインであることも、この作品の風格を持ち上げています。様々な意味で、この作品は味わい深いのです。
→人気作品ランキング

もちろん、私の考える「刑事コロンボシリーズの醍醐味」は、味わい深いことだけに終始しません。4話「指輪の爪あと」6話「二枚のドガの絵」15話「溶ける糸」などに登場する「憎たらしいほど強烈な犯人像」も見逃せませんよね。

人気ランキングで不動の1位獲得。

「別れのワイン」はどのような人気ランキングでも、常に1位を獲得してしまうという、不動の人気を誇ります。犯人役のドナルド・プレザンスを筆頭に、素晴らしい俳優陣。王道的なテーマ「ワイン」を扱った点でも、それが有利に働いています。
 

おそらくチチアンにも、この美しい赤は出せなかったでしょう。

おそらくチチアンにも、この美しい赤は出せなかったでしょう。もし試みたとしても、失敗したでしょう。という、名台詞で始まる19話「別れのワイン」。チチアンはルネサンスのイタリア人画家だ。現在は「ティツィアーノ・ヴェチェッリオ」と呼ばれます。かつてはチチアン、ティシアンと呼ばれていたそうです。赤毛の女性を多く描いたことから、この場面で引用されたのだと思われます。
チチアン→ティツィアーノ・ヴェチェッリオ

ワインへのウンチクも勉強になる

この作品はワインの知識が多く盛り込まれていて楽しめます。エイドリアンの友人たちが集まるシーンでは、ステイン(演:ロバート・エレンシュタイン)もワイングラスのフット・プレート(底の台)を持っています。これは手の体温でもワインが不味くなってしまうことへの配慮だと思われます。

ダナ・エルカーが可愛い

エイドリアンの友人でテキサスのファルコンさんを演じるのは、ダナ・エルカー。大切な筆記用具をコロンボに持ち逃げされそうになります。この人もなかなか印象深いキャラでした。歯に噛んだような表情がお茶目でしたね。

ワイン仲間のルイス

同じくワイン仲間のルイスを演じるは俳優「リジス・コーディック」。この人は次作の20話「野望の果て」で、ヘイワード護衛の指揮をとる偉い人(副局長・次長クラス)です。

事件現場でニックの車について語る警官

煙草をくわえたコロンボ警部に「火を着けましょうか?」と話しかけ「いや節煙中で、くわえてるだけ」と断られた。その直後にやはり吸いたくなった警部から「マッチ持ってる?」と聞かれて「いえ、持ってません」と応じている!噛み合ってない二人の会話が笑えます。この警官(ジョン・マッキャン)は後の45話「策謀の結末」で何と銃の密売人になっています。

バーで天気を尋ねられる客

バーで「先週の火曜に雨が降らなかったか?」と尋ねられ「さぁ覚えていないね」と答える男性のお客さんは「ボブ・ハークス」この眉毛の濃い俳優さん、ちょい役で何度もコロンボに出ている常連俳優です。

監督:レオ・ペン
脚本:スタンリー・ラルフ・ロス
原案:ラリー・コーエン
エイドリアン・カッシーニ:ドナルド・プレザンス
秘書カレン:ジュリー・ハリス
エンリコ・ジョセッピ・カッシーニ:ゲイリー・コンウェイ
ジョーン・ステーシー:ジョイス・ジルソン
レストランのマネージャー:ヴィトー・スコッティ
警官:ジョン・マッキャン
 

**********

犯行のトリックが分かり難いという意見もあります。

エイドリアンがニューヨークに発った時点で、殴打されたリックがまだ生きていた点などを見逃すと、全く意味がわからないので、犯行を暴くトリックとしては決して簡単なものでは無いですね。また、エイドリアンはワインのテイスティング(味見)においては、人並みはずれた能力を持っていて、ニューユークへの往路の機中で「このワインはマズい」という表情をしたのも見逃せません。

頭を殴打された弟リックはまだ生きていた

倒れたリックの様子を伺う兄エイドリアン。「即死してはいない…回復する可能性もある」と想像します。もし彼が一命を取り留めれば「ワイン工場の売却」「傷害罪あるいは殺人未遂」…きっと、全てを失うことでしょう。そこで「このままリックを確実に殺してまおう」と思い立ちます。

ニューヨーク滞在を1週間に延ばしアリバイを作る

頭部損傷で気を失っているリックをワイン貯蔵庫に閉じ込めます。手足を縛って身動きを封じ「空調設備(冷房と換気)を切り、工夫を施しリックが数日以内に確実に死ぬように工作した。ニューヨーク滞在期間を延ばしたことからも、リックが何日後に死ぬか?までは、想定できなかったと思う。「実際には2日以内に死亡」
頭部をカゴのようなもので覆い「さらに息苦しくする」
呼吸を満足に出来ないようにし(声を発することも抑える)、と思われる。そして死亡時期を遅らせる(息苦しくする、死後硬直を遅らせる効果もあったか…)」

リックの死体を海に投げ込み、スクーバダイビング中の事故に見せかける

これにより、エイドリアンは自分のニューヨーク滞在中に、リックが事故死したと思わせた。が、コロンボ警部により様々な矛盾を見抜かれることとなるのです。


**********

加筆:2020年7月23日

“19話「別れのワイン」” への204件の返信

  1. う~ん 以前にも同じような投稿をしている方がいらっしゃいましたが、
    ワイン貯蔵庫の冷房を切ることの必然性と、それが殺人の決め手になることの必然性にどうしても納得がいかず、だからなぜワインを高温でだめにしてしまったことが自供に至る決め手になったのか、モヤモヤしたものが残ってしまいます。
    殺人に至るまでのシーン(実際に死亡したのはいつか、倉庫内で窒息死させていた、など)をもう少し丁寧に描く必要があったのでは?と思ってしまいます。

  2. ぼろんこさん、はじめまして。
    この作品、コンビニの安いワイン&チーズと一緒に楽しみました。エイドリアン役のドナルド・プレザンスは『ミクロの決死圏』の印象が強かったので、このワインコレクター役とのギャップを大いに楽しめました。カレン役のジュリー・ハリスは、初めてこの作品を観たとき『エデンの東』のアブラだと直ぐに分かりました。エデン・・でも最後はキャルに心寄せていく女性を演じていましたが、エイドリアンに接近する場面でちょっとだけオーバーラップしました。最後のシーン、二人ともノーシートベルト、おまけにコロンボは飲酒運転、ご愛敬というやつでしょうか(笑)。

  3. エイドリアンが崖っぷちで酸化したワインを処分しているところをコロンボに見つかるラストシーンについて。

    少しずつこっそりとワインを処分していけば、コロンボに見つからずに済んでいたでしょう。
    だいたいワインボトルを海に捨てるのは環境に良くないです。ボトルはリサイクルしなくちゃ(笑)

    そしてカレンと結婚すれば、完全犯罪の成立でした。彼女が結婚を迫ったことを、一種のゆすりと受け取ったのは無理もないですが、彼女がそれほどの悪女とは私には思えませんでした。むしろ、不器用な愛の告白だったような気がします。タイミングとしては最悪でしたが。

    以上タラレバの世界です。しかしエイドリアンのあの短気な性格を考慮すると、やっぱりあのラストに行き着くんでしょうね。

  4. ワインにはまったく詳しくないのですけど、何度も出てくるクラレットというワインが妙に引っかかりました。なぜかビスケットという言葉とセットに思い浮かぶんですよね。確認するとあの名探偵が活躍する小説にでてきていました。(*彼の好物がトーカイという貴腐ワインだというのは有名なのですけどね。)
    クラレットは推理ドラマの定番ワインなのかもとちょっと思ったりもしました。

    1. 「クラレット」はアメリカ独特の呼称ですね。カベルネ・ソーヴィニオン種(*)を主体としたボルドー型の赤ワイン。
      加州ですとナパ・ヴァレーの「オーパス・ワン」が有名です。
      他にもブルゴーニュを「バーガンディ」と呼んでいたりして、面白いです。
      ******************
      *劇中では「カベニ・ソーヴィニオン」と言ってます。当時、まだまだ日本ではワインは普及しておらず、ましてや葡萄の品種など、未知の世界だったのでしょうね。

  5. コロンボの犯人は様々な「ミス」を犯したり、「墓穴を掘ったり」しますね。その「墓穴の掘方」が、「人技とは思えません」なところも、本作の魅力ではないかと思ったりもします。あの場合、プライド高きワインのプロたる犯人には、あれは指摘せざる終えなかったのでしょう。

  6. この事件は父親の遺言が発端になっていますね。
    ワイナリーを発展させた父親は兄弟2人の性格から、兄にワイナリーを弟に金をやるのが当座は良い。しかし先では兄エイドリアンは経営破綻し弟リックは一文無しになるのではと考えたのでしょう。
    ワイナリー継続のために、金に敏感な弟にワイナリーの経営状況を把握させ、ワイン愛の強い兄にワイン造りをさせる事を図ったのでしょう。
    ところがリックがワイナリー売却を言い出した、とっさにエイドリアンが犯行に及んだわけです。
    旅行前で時間の余裕がなくワイン庫にリックを隠した。空調を切ったのは口封じをするためでしょうね。
    結果的に名酒をダメにしたのは、記録的な高温になるとは思わなかっただろうし、ワイナリーと名酒を天秤にかけてワイナリーを選んだということですね。
    なぜならワイン愛好家の最高の夢は自分の所有するワイナリーで自分好みのワインを作ることですから。

  7. こんにちは、お邪魔します。
    「別れのワイン」
    ・犯人がコロンボを邪険にしない
    ・比較的、コロンボの喫煙シーンが少ない(煙をまき散らさない)
    この二つの理由で、
    他の作品で少なからず感じる苦痛、不快を感じずに観れる作品でした。
    この作品がコロンボシリーズの中で一番人気というのは、
    そういう理由もあるのではないでしょうか?

    1. 小屋たぬきさん、コメントありがとうございます。
      そうですね〜おっしゃること、わかります。
      この作品は何十回も見ています、それでも飽きませんね。

  8. 単純にどこがこの犯行の証拠となったのでしょうか?よく分かりませんでした。カレンが嘘をついたこと?恐縮ですがご教示下さい。

    1. 犯行の証拠にはなりません。なにしろ、ワインの劣化なんて、素人どころか高級レストランのワイン係でさえわからないほど微妙な違い。犯人がシラを切りまくる余地はまだ充分にあった。
      ただし、自分が生涯をかけて愛したワイナリーを守るための犯行だったのに、そのせいでワインコレクションをみんなダメにした(といっても、それがわかる人間なんか他にほとんどいないんですが。あのワイン仲間ならわかるのか?)という絶望感から、犯人はコロンボの軍門に下ったのです。自首に近い。カレンの求婚は駄目押し。
      あんな派手なスポーツカーが何日も放置してあっても気づかれないほど人が寄り付かない場所なら、なんで死亡推定日がわかる程度で遺体(それも海中の!)が発見されるんだとか、逆に言うと「私は数日前にここを散歩したがあんなスポーツカーなんかなかった。あったら記憶に残るはず」と証言する人はいないのか、とか、この回は本当にミステリー的なアラが多すぎます。

      1. 早速の投稿ありがとうございます。成る程と思い、気持ちがスッキリしました。
        しかしこの作品が人気投票1位というのはあまりピンときません。
        また、投稿させて頂きます。本当にありがとうございました。

    2. 同じく、なんです。
      どこが決め手になったのでしょう。
      コロンボのドラマは最後にいつも胸がスッとするのですが、この回は
      証拠がわからないのでモヤモヤしたままです。

  9. はじめましての質問です。ワイン蔵からコロンボがワインを拝借ということですが、あのダボダボコートのポケットに入れてバイバイしたのでしょうか⁈何回か巻き戻してみたのですが、ワインの気配を感じられませんでした。

    1. 確かに。2回目以降の視聴者は、誰もがあそこで注視したはずです。どう見ても、中に瓶を入れていない。
      ここも、減点対象ですね。2回目以降の視聴者が「ああ、確かに!」とわかるようにしておかないと。「溶ける糸」のハリーがちゃんと左手で喫煙していたのとえらい違い。
      もしかしたら、試しにコートに瓶を入れてみたら、あまりにもバレバレになってしまったので、やむなく外して撮影したのでしょうか? それにしたって、小さい瓶を使って、注視すればわかる程度の膨らみを作るとか、方法はあったように思えますけどね。

      1. あの時ですか。
        あたしゃあの時久しぶりにホルスターを付けましたよ。
        もしエイドリアンさんにふくらみを見られても、刑事だから銃を隠し持っているんだな、と思われたんじゃあないでしょうか。
        ええ、もちろんホルスターにはワインだけ入れていました。銃は持ち歩かない主義なんです。…

  10. こんにちは。
    初めてコメントさせていただきます。
    BSでコロンボシリーズが再放送されているのを知って、久しぶり(多分、数十年ぶり?)に鑑賞している50過ぎの男性です。
    私は車が好きなので、作中に登場するスポーツカーを見るのも楽しみのひとつでして、今回出てきたフェラーリ も目が釘付けになりました。調べてみると、330GTSという100台しか製造されてない車のようで、最近オークションで2億円で落札されたとか!こんな超貴重な車に折畳み自転車を入れ、しかもバンッと蓋を閉めるとは!!あのシーンを何度も巻き戻しては、あっ当たりそう、ダメ押しにもう一回トランク押すのかー、とヒヤヒヤでした。
    それと、海辺でトランクを締めるときに、つっかい棒が効いてて、音はしないんですがガチャガチャやってる感があり、これまたヒヤヒヤでした。
    それだけ犯行時の焦りが伝わってくるんですが、心臓には良くありません。
    YouTubeでこの車種を調べると、カルフォルニアの博物館にある綺麗な1台が登場し、ホイール含めて番組の物とそっくりでしたので、もしかしたらコロンボで使用されたものかも?と観察してしまいました。ちなみに、YouTubeへの英語の書込みに「僕は同じ車をコロンボの別れのワインでいつも見てるよ」というものがあり、海外でも根強いコロンボファンの車好きがいるもんだなぁ、とだんだん脱線していった次第です。
    ひょんなことからこのサイトにたどり着きましたが、見所が大変参考になります。ありがとうございます。

    1. 本当に車王ですね~
      大変勉強になりました
      ちなみに・・・私は『サニーカルフォルニア』を大事に
      乗ってます(笑)

    2. フェラーリ、ジャガー、ロールス・ロイス、そしてモーガン。
      旧シリーズの犯人の皆さんは、素敵なクルマに乗ってますね。
      翻って新シリーズは
      ベンツ、ビーエム、レクサス、挙句の果てにピックアップトラック...
      別にいいッスけど

      1. そうなんですか!
        もっと勉強してみます。
        しかしピックアップトラックとは、、、アクション映画みたいですね。

  11. とても味わい深い作品ですよね。
    犯人が憎たらしくない作品の代表格か、と。
    2枚のドガの絵は対極ですね(^^;

  12. 夢にまでみた再放送~
    エイドリアンは後に刑期を全うしたならば
    穏やかな人生をワインと共に過ごして欲しい
    やはり・・断トツ人気ナンバーワンです
    10回は観てるはずなのに・・・
    ぼろんこ仲間入りしてからの作品は別もののようです
    ありがとうございます

    1. 大丈夫です。きっと大脱走してくれるでしょう。
      なにしろ、ジェームズ・ボンドやタイガー田中の追跡を振り切った猛者ですよ!

  13. 【原題解釈】
    Any Old Port in a Storm
    直訳すると(Oldがなければ)、「苦し紛れ」。
    「原題解釈」、長らくご無沙汰していましたが、復活です。
    Any Port in a Stormは慣用句で、「苦し紛れ、急場しのぎ」。
    Port(港)とPort(ポートワイン)の引っ掛けです。
    たしかに、死体の後始末は「その場しのぎ」でしたね。
    お蔭で高価なワインは全滅です。
    嵐ではなかったものも、降雨も決め手になりました。

    1. 慣用句とストーリーをかけた原題、遊び心がありますね。とても興味深く読みました。
      興味持ちついでにstormに”嵐”以外にどんな意味があるか調べてみたら、急襲という意味もありますね。エイドリアンが知らなかった現地での雨や猛暑、といった天候上の意味にもとれるし、急襲(咄嗟の殺害)の意味にもとれるのかな、なんて思いました。考えすぎかな?
      遊び心のある原題と、情緒がある邦題、両方ともに素晴らしいですね。

  14. とても好きな作品です。
    タイトルは忘れましたが、ゴルゴ13にも、恐らくここから着想を得たであろう、ワインに取り憑かれた主人公が登場する作品がありました。

    1. 「誇り高き葡萄酒」(1990 94巻収録)ですね。
      ある日本人が金にあかして、大変貴重なワインを競り落とす。
      そのシャトーのオーナーは「日本人にこのワインを味わう資格はない」と、偽物とすり替える。
      しかし日本人はこともあろうに、ワイン通のVIP達の前でこの偽ワインを振る舞おうとする。
      このままではシャトーの面目まる潰れ。
      困ったオーナーは....以下、ネタバレ自粛

  15. はじめまして。
    初めてこの作品を観た時は、エイドリアンがワイン蔵に戻った時にリックが籠を頭にかぶって横たわっていたのが怖くて、印象に残りました。よほど怖かったらしく、レストランでのマネージャーとワイン係のコントのような楽しいシーンは全く記憶から消えていて、今回、こんな楽しいシーンがあったのか、と初見のように笑いました。数回巻き戻して笑いました。
    そして、エイドリアンがワインを海に捨てに来たシーン、自分の確かな舌が自分の首を絞めたのだと気づき、「自縄自縛ですな、まったく」と言う時の表情が演技に見えなくて、泣けました。ここも数回巻き戻して泣きました。
    コロンボがちょっと加害者に敬意を表したり、同情を寄せるようなこういう作品、やっぱりいいな、と思いました。

  16. 犯人のかたの声、質問のシーンで
    「なんです?」って台詞のとこ
    違うかたの吹き替えの声に思いました

  17. エイドリアン役の人は映画『大脱走』にも出てましたね、目の色が青というより水色っぽくて印象的でした。天気が雨の日にダイビングするのは変というコロンボの小さな引っ掛かりが納得でした。

    1. 1963年「大脱走」書類偽装屋コリン・ブライスですね。だいぶ見てないので見なくては。
      また、秘書役のジュリー・ハリスは1955年「エデンの東」のジェームズ・ディーンのお相手だったとは。役20年後の姿でした。これも見なくては。俳優陣がいいいですね。

      1. NHK-BSで放送されたエデンの東を録画、再見して若いころのジュリー・ハリスさんとお会いできましたが、別れのワインでエイドリアンに取り引きを迫る五十路を間近にした彼女、色々な意味で印象的でした。

  18. はじめてコメントさせていただきます

    人気作だけあってみなさん色々な所に注目しているようですが、私は警察署にいるコロンボが印象的でした

    コロンボの職場たる署内の描写って意外と少ないですよね(捜査で出歩いてばかりだから?)

    机の上が思ったより散らかってないなとか、個室をあてがわれているのかなとか、プライベートが謎に包まれているコロンボの秘密をちょっとだけ見られたような気がする嬉しいシーンでした

  19. ぼろんこ様、皆さん、こんにちは。
    ダメ出しやトリビアも含めてとにかく見るたびにいろいろ気づく事があるのが刑事コロンボシリーズの魅力です。記憶の問題だけではなく自分の人生経験が作品の深みと相まっていくところが嬉しくもあります。ワインの味でここまでストーリーができ上がるのは少年時代にはありえません。極め付けは秘書がエイドリアンを「あなた」と呼ぶのを嫌がり始めた辺りからの二人のやり取りです。
    前作までは主人公の犯行に気づくとあっさり殺されてしまう周囲の人物が多かったのに比べて、カレンはエイドリアンの事を本当に愛していた、本当に結婚願望があったように演じられていて素晴らしかったです。
    それが後のエイドリアンの観念した後のセリフにも行きて来ます。
    今では女性団体からクレームが付きそうなセリフでしたので、私は少なくとも一人で見ていて良かった、と昨日は思いました(笑)

    その分視聴後の感想を誰かと語り合いたくなるので、このブログには本当に感謝しています。

    1. 僕もカレンの脅迫と言うより愛情ととりたいですね。それまでの流れからカレンのエゴととるのは合点がいかない。
      コロンボが言わなければ、エイドリアンに伝わらずスムーズに進んでいたのでは。
      ジュリー・ハリスを映画「エデンの東」以降、現役の姿を観れて嬉しかった。

  20. ◆カッシーニがレストランで「大富豪モーガンが」とエピソードを語りますが、金融財閥を作ったJP Morganのことですので、日本語なら「モルガン」と呼んだ方がいいと思います。
    ◆フェラーリのトランクにカッシーニが積んだ折り畳み式自転車、あの時代のアメリカにはあったのですね。
    ◆床の拭き掃除をしているオヤジさん、同じイタリア系なのにコロンボの態度はやけにあっさりしています。火曜日の天気が気になって、そこまで余裕がなかったのかしら。
    ◆被害者の愛車フェラーリ、巡査の1年分の年収で買えるのかしら。ホントかなあ。

  21. 大きな疑問があるのです。
    兄弟の父(銅像の人かな)は、
    エイドリアンにワイナリーを、
    リックにお金を、
    渡せば良かったのにと‥。
    そうしたら、リックがすぐに全財産を使い果たすからかな(笑)
    でも、ワインに興味がなく、経営に向かない弟に
    ワイナリーを渡すってのも、変ですよね?

    1. たしかに。どんな意図があって禍根が残るような相続をしたのでしょうね。興味深いテーマです。ただ、兄弟ともに経営に向かないと思いませんか。

  22. カッシーニにとってワインセラーは命より大事な宝物の置き場所。そんな聖地で弟をのたれ死にさせるとは。しかも空調まで切って。糞尿たれ流し、死臭、腐敗臭で悲惨な状況になってしまう事は容易に想像できたはず。自慢のワインは全て諦めたのか?もうすこし別の場所はなかったのか?よほど焦っていたのかな。

    1. 同感。大嫌いな弟の死体を置くには最も不適当な場所です。よほど冷静さを失っていたのでしょう。それにしても、ワインセラーのビンテージが一本も無くなって、カッシーニは生き甲斐を失ってしまったと思います。見るたびに辛くなります。

      1. コロンボ曰く(ぼろんこアレンジ)
        「誰しも、殺人なんて人生に一回きり。死体遺棄も、未経験。」
        この一回きりの「過ち」というか「悪事」が、バレないように
        必死で考えたのでしょう。
        エイドリアンが何度か見せた思案の表情が良いですね。

        1. ここへ来る自分の気持ち。「いぇね。わたしゃどうも細かいことが気になっちまいましてね。昨夜は寝られなかったんですよ。皆さんはどう思われます?ここがあってほんとよかったですよ。おかげでスッキリしました。ありがとうございました。」

  23. おはようございます。
    名作は時に奇跡を生む・・・と表現させてください。
    冒頭、エイドリアンがリックの持ち出した身売り話に激高した場面での台詞「あんなうがい薬なんか飲めるか!」という・・・。吉村大阪府知事からの突然注目を浴びたうがい薬ニュースと被るとは・・(笑)

    またこの作品はリアルを含めて4度目かな?
    味のある俳優さんばかりの中で何か日本人タレントに似ている(私だけの発見?^^)方を見つけましたよ^^

    リック→ますだ・おかだの岡田さん。
    ワイナリーの案内人→中川家礼二
    レストランのソムリエ→ワイルドワンズの鳥塚さん。

    それはそうと4度目で初めて気が付いたけどエイドリアンの声が途中で(声優置き換え?)されましたね^^
    名作ほど何度も見たくなり見るたびに新しい発見。
    素敵な作品でした。

    1. コロンボの声も銀河万丈にしばしば変わりますね(ワインセラー見学のシーンが顕著)。NHK放送時はカットされたシーンで小池朝雄が吹き替えていなかったんですね。

  24. 腹違いの兄弟の母はどんなだったんだろうと、一応作品でそのことは兄の口から語られておるではござるが・・特に背丈と体系が気になるのは 拙者だけ?

    1. 私も想像したのですが、最初の奥さまは、イギリス人で上流階級の方。ひょっとすると家同士の関係もあったのかな…。リックの母親は少なくとも2人目以降の奥さまで、若くですらっとした美人だったのでは。

      1. コロンボさんが、べビ―シッターを・・・
        自分の子供さんの子守なんでしょうか?
        教えてください

  25. はじめまして。
    NHK BSで初めてコロンボを楽しんでいます。
    「別れのワイン」でわからない点がありました。
    なぜカッシーニはワインセラーの空調を切る必要があったのでしょう? 手足を縛られた弟は、放置されれば早晩衰弱死(餓死?)するのでそのままで良かったのでは? 窒息死と言われていますが、ワインセラーはスイッチを切ると酸素の供給がストップするような構造なのでしょうか?
    もしそうだとすると、空調が切られた状態ではワインも劣化してしまうのでは。? ドラマでは、気温が高い日があってワインが劣化したことで悪事が暴かれますが、そもそもカッシーニのような完璧主義者がたとえ数日とはいえ、ワインセラーのスイッチを切るのは無理があるように思いました。
    教えていただけないでしょうか。

    1. こんにちは
      二枚のドガの絵でも出てきましたが、保管庫内を高温に(少なくとも常温以上に)して死後硬直が起こるのを遅らせて(腐敗も含めて実際にそうなるかはわかりませんが)死亡推定時刻をニューヨーク出発後へと偽装する考えがあったのではと想像します。
      他には、死臭が外部へ漏れないようにする意図もあったかもしれません。

      1. あの完璧主義のエイドリアンが何故貯蔵庫の空調を切ったのか?
        もし空調を切らなかったら…体力のある弟は自力で逃げだすか、助けを呼んでしまうかもしれないと思ったのでは?

        私は、エイドリアンは自分が犯した殺人を隠蔽するためのアリバイ作りをすることに集中してしまった結果、ワインのことを一瞬忘れてしまったのだと思います。それが結果、命取りになってしまいましたが。

        このエピソードで、ワインは温度とか、注ぎかたとかで状態が変化する生き物のように繊細なものなのだと知りました。

  26. ワイン好きとして、気になった点をいくつか
    1) 冒頭の「チチアン」や「極上のクラレット(ボルドー)」の色が鮮やか過ぎ。
     いわゆる、飲み頃のワインはもっと濁ったレンガ色になります。
     演出なのでしょうが、ちょっとガッカリ。
    2) 「極上のクラレット」をコーヒーフィルターの様な紙を使ってデカンテージュ。
     当時の作法なんですかね? ちょっとダサイ
    3) ガメイでコロンボをもてなしますが、ガメイはご存知ボジョレーヌーボーの品種。
     それこそ「マリノ酒造」で作ってる様なワイン。エイドリアンの趣味には合わなさそう。
    4) ワインの門外漢だったコロンボが、最後の海岸の頃にはすっかりワインヲタクになってるのが可笑しい。
     「2級品?52年のシャトー・イクイエム(ディケム)が?」
     ちなみに52年は葡萄が不作で、シャトー・ディケムはリリースされていません。
     ここら辺は脚本のシャレでしょうね。

    1. 私もグラス片手に久しぶりに楽しみました。
      確かに突っ込みどころはありますが、エイドリアンさんがワインを心から愛していることは充分伝わってきました。
      今更ですが、相続の際にもっと異母兄弟同士で話し合えばよかったのにと残念でした。

      1. 友人たちの反応からすると、遊び人ではあるものの、被害者も殺されなければいけないほどの悪いやつではなかったのではないかと。儲からない会社を売ろうとするのは経営者の判断として間違ってはいません。一方で、カッシーニは、コロンボがシンパシーを感じる(そのように見える)ような人ではない、ただの殺人犯だと思います。謀殺ではない(とコロンボは判断した?)のが唯一の救いですかね。この辺りのコロンボの感覚がいまひとつわかりません。単に相性の問題かもしれません。

    2. ワインにお詳しいようで羨ましいです。私はワインの知識もなく飲んでいます。
      1つ気になったのは、最後に車の中で飲んでいたワイン。いわゆる『フィアスコボトル』に入っていますが、米国サイトのコメントで「あのボトルは赤ワインだけだ」となっていて、白ワインが入っているのはおかしい、と書かれているのを見ました。まあ、事実がどうであれやっぱり演出でしょうけど、気になりますね。でも、もっと気になるのは、ワインに弱そうなコロンボが、飲んだあとプジョーを運転していることですけどね。

  27. エイドリアンさん、ワイン以外に興味のないワヲタと思いきや、イタリア系だけあって中々のスタイリストですね。
    スーツはマメに着替えるし、胸ポケットに花を挿したり。
    靴もフェラガモみたいですし。
    ただ、会社経営者としては、リックさんとドッコイドッコイかなあ。
    両社ともジャンルが違いますが、道楽者ですし。
    お父上の血なのかな(笑)

  28. 今回思ったのは、第3シリーズ第一話「毒のある花」平たく言えば前回に続いての衝動殺人なのに犯人のやることが全く違う。さすがに作り過ぎですわな(笑)。やっぱり何度観てもインディーズホラーからハリウッド大作まで仕事を選ばない名優ドナルド・プレザンスが圧倒的、とピーター・フォークの丁々発止、タイトなやり取りに、ジュリー・ハリスを初めとした、名優の競演が素晴らしい。なるほど夏のロスはカリフォルニア、は記録的な40度に上がったと思ったら雨の日の朝は15度もありか。あるいは、案外アイディアはワインからではなく記録的な気温の変化からかな?と当たらない想像をしておこう(笑)。

  29. 10年ぶりに無心になって、見ることができました。
    うっすら目に涙が浮かぶような感動です。
    ワイングラスを片手に、食い入るように見ました。
    最高でした!

  30. AXNで、久しぶりに見ました。コロンボは確かに、「それで有罪にはできないんじゃ」という話も多いですが、そのことは、作品の魅力を損ないませんよね。子供の頃、知的な雰囲気に魅了されました。今見ても色褪せないのがすごい。

  31. 味覚が鋭すぎるカッシーニが「ワインの酸化」に気づいてしまったことで、犯人だと証明してしまうのは、皮肉でした。
    「古畑任三郎」の「動機の鑑定」における犯人の追いつめ方は、この作品を意識したと思います。(捨て目がききすぎる春峯堂が「うずくまる」を記憶してしまった)
    後世の作品にも多大なる影響を及ぼしているコロンボ。やはりすごい作品だと思いました。

  32. 半世紀近く前の名作といわれる作品に対して余計な意見めいたコメントをしてしまい、大変失礼いたしました。

  33. 被害者の死因を窒息と考えるとスッキリしない。被害者は袋を被せられても2日間生きていたのだからその間呼吸は可能だったことになり死因は窒息ではない。暑くて死んだのだから熱中症による脱水が直接の死因。解剖の結果、死因は溺死ではなく脱水症による衰弱死と判明しているはずなのでそのことを視聴者にしっかりわからせておけば、最後の場面で視聴者はもっとスッキリ納得できたはず。

    1. 犯行時にエイドリアンが、様々なアイデアを思いつくシーン。
      死んだ日を遅くしたい。アリバイが欲しい。その一念ですね。

  34. この作品では、空調が効いていなかった理由が問題になっているわけですが、犯人の潔さにより、あっさりと解決してしまいますよね。
    コロンボは多くの事件(ほぼ全て)で犯人を罠に掛けていますが、この犯人も諦めがよく、スマートに、余韻を持たせて終わっているのが、作品の好印象につながっていると思います。

    1. 自分が大切にしていたワイン‥。
      それらがニック殺害のアリバイ工作で台無しになった。
      たかが、ワインだった。と気づいたのかな?

  35. この作品では、空調が効いていなかった理由が問題になっているわけですが、犯人の潔さにより、あっさりと解決してしまいます。
    コロンボは多くの事件(ほぼ全て)で犯人を罠に掛けていますが、この犯人も諦めがよく、スマートに、余韻を持たせて終わっているのが、作品の好印象につながっていると思います。

  36. 雰囲気もよく、トリックや犯人と疑われる事象も良くできていると思うのですが、ダメになったワインを捨てにきたのが逮捕の決め手になるのがわかりませんでした。犯行してなくてもNYに行っている間に異常気象でワインが傷んだだけですし、犯行現場の岬に捨てに行く意味もないと思うのですが。何か見落としていますかね?

    1. すいません。自己返信ですが過去コメント見て大体納得しました。酸欠死と見せかけるために空調を切ったわけですね。普通は出張でもつけっぱなしにすると。ただ、なぜわざわざ岬に捨てに行ったのかまだ理解できてません。レストランでの騒ぎはあってもまだまだ言い逃れできる状況だったと思います。やはり結婚したくなかったから?

      1. そこら辺が、エイドリアンのオタク気質を表しているのだと思います。
        「完璧なワインでなければ保有する価値が無い」
        「少しでも状態の悪いワインは許せない。捨ててしまおう」
        という訳です。
        アイドルフィギュアを箱から出さずに大切に保管するオタクと一緒ですね(笑)

      2. レストランの後、エイドリアンは集めてきたワインが全部ダメになってしまったことを知ります。それが相当なショックで、まさに死ぬ思いの悔しさを味わったのでしょう。そこで海で待ち伏せしていたコロンボに出くわし、罪を認めたのだと思います。

        1. 最後の海岸でのシーンは良かったですね。エイドリアンとコロンボが一緒に歩きながらのセリフが特に気に入っています。
          「実をいうと重荷を下ろした気持ちなんです」
          「どうして?」
          「つまりですな。。カレンが真相を知ってそれを理由に結婚を迫ってきたんです。女の人はこうなると強いですな。。。。刑務所は結婚より自由かも知れませんな。」(苦笑い)
          いつもカミさんを気にしているコロンボは、ハンドルを握りながら心の中で激しく同意していることでしょう。
          で、さらに深堀りするなら”重荷を下ろした気持ち”は、長年大切にしてきたワインのコレクションも重荷だったのでは、と思うわけです。自分のミスとは言え大切なワインをすべて台無しにしてしまった瞬間は最悪の気分だったでしょうけど、その気持ちを少しずつ整理するために1本ずつ海に投げ捨てていたと、そう思いました。
          人生経験があればあるほど感動する度合いも大きくなる、そんな素晴らしいエピソードだと思います。

  37. 毎度本編から逸れたコメント申し訳ございません。

    「ちびまる子ちゃん」第10巻「プロ野球開幕‼︎の巻」にて、本作が登場します。テレビでコロンボを見ているまる子とおじいちゃんが、結末の分かる前に野球中継を見るのが生き甲斐の父ひろしにチャンネルを変えられてしまい、結局結末の分からなかったまる子は、翌日学校にてクラスメイトのまるおくんに結末を教えてもらうという内容で、こちらのエピソードはアニメ版でも放映されています。なお、アニメ版の方にはテレビ画面にコロンボとカッシーニの姿がしっかりと描かれています。

    その後もアニメ版ちびまる子ちゃんには度々コロンボの名前や姿が出てきていて、ちびまる子ちゃん自体作者のさくらももこさんの実体験を基に描かれた作品でもあるので、さくらももこさんもコロンボのファンだったのかもしれませんね。

    1. 楽しいコメントありがとうございます。まるで自分の思い出話のように読んでいます。
      私は「コロンボ鑑賞中はぜったいお風呂に入れないから、呼びに来ないでほしい」と母親に頼んでいましたよ。

      1. たくさんコメントしてしまったにも関わらず、1つずつにお返事いただきありがとうございました。主さんの思い出にすごくほっこりしています。ぼくが再放送を観ていたころは、DVD やハードディスクなどの録画機能が充実していましたが、コロンボだけは再放送とは言えリアルタイムで集中して見たかったので、誰にも邪魔されまいとおばあちゃんの家に行って鑑賞していたのを思い出しました。時代は違えど、みなさん考えることは一緒なのですね。

      2. 我が家ではNHKでコロンボのある日は夕食を早めに済ませて家族でテレビにかじりついていました。

  38. 犯人役のドナルド・プレザンスはミクロの決死圏に出演してます。村上春樹の1Q84にミクロの決死圏の記述がありYouTubeで見たらドナルド・プレザンスが映ってました。

  39. 今年の人。に選ばれるのは想定内だっただろうけど。そこまで頭が回る人にしては犯行は行き当たりばったり感が強いです。無理して後からつけたし感が強いです。まぁでも好きで見ちゃいますけど(笑)

  40. もう既出かもしれませんが。

    久しぶりに、ホールニューマンとレッドフォードのスティングを見ました。
    最後に出てくるFBI捜査官ポークは、どこかで観たぞと思ったら、「別れのワイン」
    に出てくる「テキサス出身のワイン嗜好家」の人でした。
    ダナ・エルカーさんとのことです。

  41. 父親がこれと、燃えよドラゴンを何度も何度も観ていた為、そんなに面白いのかとnhkbsp1位の放送を初めてちゃんと観ました。

    犯人が立ち過ぎていて驚きました。
    ありきたりかもですが、最後のセリフが秀逸でした。
    色々ありすぎて切羽詰まって、ワインを台無しにし、秘書からは脅されながらの求婚。。。途方に暮れ監獄に逃げ込んだと感じてしまいます。
    結婚って。。。

  42. クライマックス最後のシーン 海に面した崖でのワイン廃棄の場面で
    コロンボが急に死体遺棄の場所であるワイン倉庫のことを指して「金庫」というセリフがありました
    原語をあたってみるとvaultらしく、食料品や酒類の地下貯蔵庫の事のようです
    翻訳時に契約書や財産を保管する金庫と混同していたのでは?と推測します

        1. 翻訳は間違えていたり、敢えて意訳したりしています。弟が”I don’t think you have any choice.(兄貴に選択の余地はないね)”(訳では「わめいたって無駄だよ」)と言うと、兄は”I Do.(あるさ)”(訳では「そうはさせんぞ」)と言って弟の頭を殴りつける。 微妙に違いますよね。

  43. この事件は、状況証拠は揃っているが、決定的な証拠はでない。
    そこまで見据えておいて、犯人の自供を促すために、まだ遺体解剖結果が出ていない、あの時点で、店の店主にワインの勉強を教えを請うたのだとしたら…と考察すると、まさにコロンボに脱帽です。

    エイドリアンは、ワインを守るために、弟を手にかけたのに、結果大切にしていたワインをすべて失うことになってしまう。
    弟を殺害する事に頭がいっぱいになり、気候が変わり、ワインがダメになる可能性があることを、忘れてしまった。
    本当に彼が弟を殺した理由は、ワインが大切だったから…?

    やはり人殺しなんて、どんな理由があっても、やってはいけない。大切なものを失ってしまうから。

    コロンボ警部にそう言われているようでした。

    1. リックを殴打してしまった時点では、目を覚ました彼に謝罪して許してもらう選択肢もあったはずですね。その時「いっそ、殺してしまえ…」と思い立ったエイドリアン。そのあたりの経過が淡々と描かれていて、引き込まれますね。

  44. ちょっとした違和感なんですね。エイドリアン、あなたがそれしますかっていう感じ。確かに、じわじわ殺害することで、アリバイ作りに成功し、海難事故に見せかけられそうになったのはしてやったりでしょうが、代わりに大事なワインをだめにする危険をおかした。稀な気温上昇で結果として博打に負けたのは運がなかったとしても、長年カリフォルニアに住んでいれば、決して想定外ではなかったはずで、だからこそ、いかにワインの管理に空調が重要かをコロンボにも説いていた。もっとも、ニューヨークに立つ日で時間がなく、他にオプションが無かったのは理解できます。エイドリアンの思いついたトリックがなければそもそもこの名作が成り立たないわけで、逆に感謝です。

    その昔、小学生の頃、本屋で「別れのワイン」を買った記憶があり、思い入れの深い作品です。

    1. 計画殺人ではなかったことが、大きなポイントだと思われます。かなり気が動転していて、思いつきで行動しているからですね。

  45. 別れのワインは、もう、何十回も観ましたが、その都度、感動するシーンが違います。
    何度見ても、カメラワークが素晴らしい。中でもワイン工場団体見学の最初シーンはずば抜けています。
    50代の今、カレンが興味深くて素晴らしい、私、カレンの味方です!
    ひっつめ秘書と、自宅でのくつろいだ姿とのギャップも面白く、
    恐ろしくもエイドリアンに結婚を迫る心境、若い頃には全然分からなかった、
    でも、今では、「おお、よくぞここまで言ったぞカレン!」と拍手したくなるのです。
    あのシーンは、男性にとっては、殺人より怖い、ぞーっとするシーンかも。。
    でも、「女って怖いのよ~」、と、もし息子がいて、一緒に見ていたら教えます。

    1. 面白い目線でのコメント、ありがとうございます。秘書カレンはとても魅力的に描かれていますね!私も大好きです。

  46. ドナルド・プレザンス好演による味わい深い気品と、コロンボとエイドリアンが高め合っていく敬意が、この作品に独特の品格をもたらしていて、日本でも米国でも人気が極めて高いのはうなずけます。ジュリー・ハリスが、単なる優秀な秘書から、それ以上の関係を迫る女を素晴らしく表現しています。高級レストランのシーンはコロンボの仕掛けた高度な罠であり、最高の見せ場ですが、同時にソムリエたちのコミカルな演技が面白いです。最後の「別れのワイン」のシーンは印象的で、コロンボが観念した犯人にこのような応対をしたことはこれまで無かったと思います。名作であるとは思うのですが、どうしても腑に落ちないのは、エイドリアンがなぜワイン倉の空調を切ったのか?誰よりもワインと自分のワイナリーを愛する彼が、他に弟を殺す方法がある(例えばもう一度殴打するなど)にもかかわらず、大切なワインの品質を保つのに常に空調が必要であることを知ってるにもかかわらず、なぜ?と思うと、どうしても引っかかります。

    1. ファンならしっかり内容観てくださいね。
      ・なぜ空調を切ったのか?
      →空調を切ることで換気も止まり、倉庫内部が酸欠になると考えたため。
      →まさかこの季節、そんな猛暑になるとはエイドリアンは夢にも予想しなかったから。

      ・なぜもう一度殴打し、殴殺しなかったのか?
      →空調を止めることで酸欠になり、即死ではなく一定時間後に死亡させることが出来、ニューヨーク旅行中の死であるとの時間的アリバイを成立させる為でしょう。 また酸欠による窒息死はスキューバの事故と見せかけるにはもってこいだったと思われる。

  47. NHK BSPで見直していたら、エイドリアンが飛行機内で赤ワインを飲むシーンで、顔をしかめる表情が一瞬映りました。
    おそらく、あまり美味しいとはいえないワインが供されたのかなと思うと微笑ましかったです。

  48. 今回NHK-BSで見ましたが面白かった~そして人気No,1も納得です。気品があり犯人&秘書の名演にも引き込まれました。私は古畑任三郎も好きなのですが「手が震えて…」は桃井かおりさんのレコードに針を下ろす件、そして、最後の「最高の誉め言葉です…」は菅原文太さんの「君に拳銃は必要ない」に応えた古畑警部補に繋がっている感じを持ちました。考え過ぎでしょうか? それはいいとして、やはり刑事コロンボは素晴らしい……今回の特集を通じて再認識しました!

  49. コロンボとエイドリアンがワインを飲むシーンで涙が出てきました。何回も観てわかりきってるのに
    エイドリアンは教養があって育ちがいいせいか言葉遣いが格式高いんですよね。もちろん訳の方が意識して言葉を選んだんでしょうけど。ワインを説明するときなんか詩を朗読してるよう
    “チャキチャキのスポーツマ”も初めて聞きました。他の作品でも最近(特に口語では)使わない言葉がたくさん出てきて…ブンヤ、人技、下記に申せる、憚りさまとかw
    ベスト20終わっちゃった…見終わるたびにここを読むのが楽しみでした。ありがとうございました
    …あーカレンはほんとにエイドリアンを愛してたのかな…?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿はできません。

どうぞ悪戯の書き込みはお控えください。
私の大切なものを壊さないでください。あなたにも、私にも大切なものがあるのです。
Don’t comment here in bad manner.
I hope you understand that this site is very important for me,
like you have your important things too. Thank you for your understanding.