葉巻と喫煙

コロンボ警部がよくマッチを忘れる件

1話)フレミングの診察室でライターを借りる。
2話)レスリーの家でマッチを借りようとする。後半レスリーの事務所でライター拝借。
3話)後半でジムの奥さんにマッチを借りる。
4話)殺害現場でマッチを借りる。ブリマーの事務所でライター。
5話)前半・ホリスター将軍の家でライターを借りる。バートの店でマッチを借りる。
6話)弁護士の部屋で勝手にライターを借り、持ち帰りそうになる。
8話)ジャズの店でマッチを借りる。
書きかけ記事:207年12月30日

円形の花壇がある海辺の豪邸

ブログ訪問者さんから情報を得て、検証してみました。
37話「さらば提督」のチャーリー・クレイ邸と、55話「マリブビーチ殺人事件」のテレサ・ゴーレン邸は同じでした。

クレイ邸テレサ邸

左:チャーリー・クレイ邸 右:テレサ・ゴーレン邸

周囲が車寄せの道に囲まれた円形の花壇が印象的な豪邸です。マリブビーチというロサンゼルス中心から西の方向に位置します。おそらく近くには「マイロ・ジャナス」「ブリマー」「マックス・バーシーニ」「フィールディング・チェイス」などの有名人が住んでいました。実在の「ピーター・フォーク」の家も近かったようです。
 

刑事コロンボのプロファイル

名前

フランク・コロンボ(が定説)ホリスター将軍からはコロンブスの子孫と言われた。

生まれ

アメリカ合衆国ニューヨークのチャイナタウン付近

家族・親戚

→コロンボの家族・親戚をご覧ください。

少年期

イタズラ好き、ギャング映画好き

青年期

朝鮮戦争に炊事当番として従軍

職歴

警察官としてニューヨークの12分署に配属、
1958年よりロサンゼルス警察に配属
殺人課、警部補。

身長

168cm(体重は時とともに変化したでしょう)

愛車

→コロンボ警部の愛車をご覧ください。

愛犬

名前はない。犬種はバセットハウンド。
ブログ読者さんから、10話「黒のエチュード」で「池(pound)でおぼれていた」のが出会いだと訳されているが、本当は「犬の収容所(pound)でもらって来た」のが、正解ではないか?との説を頂きました。

好き嫌い

→コロンボ警部の好き嫌いをご覧ください。

病気

胆のう結石の経験がある。
むち打ち症。
 
書きかけ記事:207年12月30日

刑務所に入ればゆっくり休めるんではありませんこと?

11話「悪の温室」キャシー・グッドウィン
夫殺しの容疑(濡れ衣)をかけられた妻キャシーが警察本部に連行される途中に、ジャービス・グッドウィン邸に呼び戻されて…
コロンボ警部「奥さん今晩は。お疲れでしょう、とにかく…おかけください」
キャシー「いいえ結構、私立ってます。(どうせ)刑務所に入ればゆっくり休めるんではありませんこと?」
 
と、皮肉を添えてさらりと応えた。
 

コロンボの家族・親戚

両親

イタリア系移民(ピーターフォークはイタリア系ではない)
19話「別れのワイン」父親は闇ビールのトラックの運転手。

兄弟(5人または6人兄弟)

・姉 60話「初夜に消えた花嫁」で名をメアリーだと。
・妹
・弟 13話「ロンドンの傘」弟がボーイスカウトで派手な制服が大好き。
43話「秒読みの殺人」腰のクリニックに通っていた。

妻(カミさん)

愛妻家で、度々話題にのぼる。詳しくは今後執筆予定。

子ども

・子供はいないと言っていることもある。
・子供がいるように聞こえる発言もあるが決定的ではない。

義兄

9話「パイルD-3の壁」義理の兄が二流の弁護士。

義弟のジョージ

14話「偶像のレクイエム」ノーラ・チャンドラーと電話でしゃべる。
18話「毒のある花」メキシコの旅行写真を見て生涯最高のスライドだ…と喜んだ。
29話「歌声の消えた海」義理の弟が車の修理工場をしている。

義妹(リタ)

4話「指輪の爪あと」で、海岸沿いに住みたいと。

いとこのラルフ

2話「死者の身代金」話しっぷり、頭の回転がよく、男前。同じいとこでどうもこんなに違うのか?と比較される。

アルバニーのまたいとこ

16話「断たれた音」チェスの名人「クレイトン」を世界一の棋士だと尊敬していた。

18話「毒のある花」に出てくる。
40話「殺しの序曲」会計士志望で勉強中。
43話「秒読みの殺人」15歳でステレオを売り払って8ミリ映画を作る。憧れの人はコッポラ。
45話「策謀の結末」刺繍コンクールで2等賞、ウエイトリフティングで優勝。
49話「迷子の兵隊」南北戦争同好会。
サンディエゴの水族館に勤務。
アンディ刑事…60話「初夜に消えた花嫁」によるとコロンボの姉の息子。

叔父

21話「意識の下の映像」叔父貴(おじき)がサンディーマスで不動産屋を始めて大当たり、その前はスクールバスの運転手。
21話「自縛の紐」ジーン叔父が訪れる予定。

女房のいとこ

22話「第三の終章」バレーで板金の仕事をしている。
書きかけ記事:207年12月30日

ウィリアムズ弁護士事務所とチャドイック宣伝広告社。

レスリー・ウィリアムズ弁護士事務所とチャドイック宣伝広告社は、同じビルにあります。(笑)2話「死者の身代金」のレスリー・ウィリアムズの弁護士事務所と、7話「もう一つの鍵」のベス・チャドイック宣伝広告社のビルは、写真のような高層ビルで同一です。エレベーターで会ったことあるかもね。

コロンボはよく「筆記用具を忘れる」件

1話「殺人処方箋」では、例のスタール邸で共犯のジョーンの供述をとるラストシーン。
 
2話「死者の身代金」では、空港で飲み物代金が支払えず、ウエイトレスにサインをするシーン。いずれも最後の場面で「コロンボが筆記用具を忘れて、借りている」のです。これは、コロンボのイメージを「やはり…どこか抜けている」憎めないキャラクターとして印象づけたかったのでしょう。
 
4話「指輪の爪あと」でブリマーから受領書を受け取るためのサインを書かせる際に、筆記用具を忘れています。
 
19話「別れのワイン」でエイドリアンのワイン仲間から立派な鉛筆を借りる。そのまま持ち帰りそうになり、返すよう求められました。
 
23話「愛情の計算」すぐに鉛筆を失くす癖があるので、これからはテープに録音すると宣言しました。
 
24話「白鳥の歌」でトミーの供述をとる際に鉛筆が見つからず「暗記しとこう」と言うが、直後にポケットから見つかりました。
 
16話「断たれた音」では、それらとは逆に記憶力抜群のクレイトンがボールペンを忘れ、それをコロンボが本人に届けます。
 
加筆:2017年12月22日 その他にも印象的な「筆記用具を忘れる」シーンが多数あり今後加筆します。

コロンボ警部の年収

ゲストさんから「コロンボ警部」の年収に関するご質問をいただきました。少し調べてみましょう。
10話「黒のエチュード」の1シーンで、ジョン・カサヴェテス演じる「アレックス・ベネディクト」宅での会話、コロンボ警部の年収は自身が「1万1000ドル」であると口にしています。
1972年当時の1ドルを約305円としますと、約335万円。そして消費者物価指数などを加味すると…600万円弱。という感じでしょうか。同情するほどの薄給ではありません。容疑者の方々がとてもセレブですので、差を感じますが。

別れのワインで「チチアンの赤」とは?

長年の聞き間違いが、2013年5月1日に解決いたしました。

おそらくチチアンにも、この美しい赤は出せなかったでしょう。もし試みたとしても、失敗したでしょう。という、名台詞で始まる19話「別れのワイン」。この「チチアン」とは?何を意味するかご存知ですか?

チチアンはルネサンスのイタリア人画家だ。

現在は「ティツィアーノ・ヴェチェッリオ」と呼ばれます。かつてはチチアン、ティシアンと呼ばれていたそうです。赤毛の女性を多く描いたことから、この場面で引用されたのだと思われます。

→19話「別れのワイン」
チチアン→ティツィアーノ・ヴェチェッリオ(wiki)

廊下に色ラインが描いてある病院

31話「5時30分の目撃者」で、コリアー先生が勤める大学病院の廊下に「色ライン」が描いてあって、目的地までのガイドになっていたのは印象的でしたね。でもこの病院は、次のエピソード32話「忘れられたスター」の外科医ランズバーグ先生の病院と同じでした!

外科医ランズバーグ医師の病院コリアー医師が勤める大学病院

左:ランズバーグ先生の病院 右:コリアー先生の大学病院

32話「忘れられたスター」を見ていて「この廊下のラインは…もしや」と思い、31話「5時30分の目撃者」を見直してみたら…こりゃ怪しいぞ〜、かなり怪しい。で、決め手は「廊下の照明灯」左写真の左手前の円筒形の照明灯、右写真の赤いドアの奥の照明灯も円筒形で、同じメーカーのものだと判る。でも壁の雰囲気が違います。これは「5時30分の目撃者」の受付嬢が「コリアー先生は、ブルーの線に沿って新館です」と案内していることから、ランズバーグ先生の方は、本館(少し落ち着いた雰囲気)ではないかと、推察します。
この病院は「ペパーダイン大学」が舞台になっているとのことです。となると、「コリアー先生が勤める大学病院」「ランズバーグ先生の病院」「殺人講義の大学」がすべて同じ場所ということになります。
加筆:2014年1月22日
 

ほにゃらら の ほにゃらら

「ほにゃらら の ほにゃらら」はまるで往年のテレビクイズ番組「ぴったしカン・カン」を思い出させますね(笑)ここでは刑事コロンボのエピソードタイトルについてまとめてみました。「別れのワイン」「逆転の構図」「祝砲の挽歌」「美食の報酬」「迷子の兵隊」など、エピソードの内容とタイトルが奇麗に結びついたものは特にカッコ良いな〜と思います。

1)純粋に「普通名詞」の「普通名詞」【22/69】

4話「指輪の爪あと」
10話「黒のエチュード」
11話「悪の温室」
14話「偶像のレクイエム」
17話「二つの顔」
19話「別れのワイン」
20話「野望の果て」
22話「第三の終章」
23話「愛情の計算」
24話「白鳥の歌」
25話「権力の墓穴」
26話「自縛の紐」
27話「逆転の構図」
28話「祝砲の挽歌」
34話「仮面の男」
35話「闘牛士の栄光」
36話「魔術師の幻想」
39話「黄金のバックル」
42話「美食の報酬」
45話「策謀の結末」
48話「幻の娼婦」
49話「迷子の兵隊」
※爪あと、秒読み、斬れ味などは容認。二つ、第三等の数字も容認。

2)「死・殺」などミステリー用語が含まれてしまうもの【10/69】

2話「死者の身代金」
3話「構想の死角」
8話「死の方程式」
12話「アリバイのダイヤル」
40話「殺しの序曲」
41話「死者のメッセージ」
43話「秒読みの殺人」
50話「殺意のキャンバス」
61話「死者のギャンブル」
66話「殺意の斬れ味」

3)「固有名詞」が含まれてしまうもの【7/69】

5話「ホリスター将軍のコレクション」
9話「パイルD-3の壁」
13話「ロンドンの傘」
31話「5時30分の目撃者」(時刻も固有に近い)
33話「ハッサン・サラーの反逆」
38話「ルーサン警部の犯罪」
63話「4時02分の銃声」(時刻も固有に近い)

4)説明が追加されてしまったもの【9/69】

6話「二枚のドガの絵」(二枚の)
7話「もう一つの鍵」(もう)
18話「毒のある花」(ある)
21話「意識の下の映像」(下の)
29話「歌声の消えた海」(消えた)
30話「ビデオテープの証言」(ビデオ+テープ)
52話「完全犯罪の誤算」(完全+犯罪)
59話「大当たりの死」(大)
69話「虚飾のオープニング・ナイト」(オープニング+ナイト)
 

「これはお約束します」の罠

「これはお約束します」は少なくとも2回、コロンボ警部が口にしている言葉です。よく似たニュアンスを加えるとかなり数が増えるでしょう。犯人あるいは周囲の人物に「犯人の逮捕が近い」ことを予言し、犯人を追いつめるのです。
最初に登場するのは 1話「殺人処方箋」で共犯のジョーン・ハドソン女子に「あなたの弱さにつけ込んで徹底的に付きまとい自白させる、それで、主犯のフレミングを逮捕する」と、恫喝する際「これは約束します」と念を押しています。一見冴えない中年男風の刑事ですが、このような迫力で押されますと、たいていの人間は平常心で居られなくなるようです。
ズバリ、このような言葉の再登場は42話「美食の報酬」。被害者のビットリオを讃えるパーティのスピーチで、甥のマリオや参席者に対し「犯人を必ず逮捕する、これはお約束します」と予言。犯人のジェラードは「この際、コロンボを殺してしまえ…」と、新たな殺人動機を呼び起こされます。恐ろしいですね…。
 
コロンボ警部の常套手段として、犯人自らの行動により犯行を認めさせることがあります。それは警部が「自信喪失」を演じれば犯人は油断し、逆に「自信満々」を演じれば犯人は不安になる、どちらにしても決定的な証拠を自分で作り出すことになるのです。
 

バーニーの店「BARNEY’S BEANERY」

バーニーの店の概要

ネットで調べた英文を直訳し、理解できる範囲で独自に解釈したものです。間違っているかもしれませんので、ご注意ください。バーニーズ・ビーナリーは、ウェスト・ハリウッドに実在する有名なレストラン・バーです。1920年、曲名にもなった「ルート66」沿い現在のサンタモニカ・ブールバードにジョン・バーニー・アンソニーによって開店。開業当時より、芸術家、作家、音楽家、俳優などのひいきの店となりました。その中には、クラーク・ゲーブル、ジャック・ニコルソン、マーロン・ブランド、ジャニス・ジョプリン、ジム・モリソン(ドアーズ)など(その他多数)もいたそうです。
現在は、ウェスト・ハリウッド、バーバンク、サンタモニカ、ウエストウッドビレッジ、パサディナに5店舗あるそうです。お勧め料理の中にもちろん「チリ」もあるようで、直訳では「2番目にチリが美味しい店に」と出たので、何かのアンケートで全米でチリの美味しい店第2位に選ばれたのではないかと推測します。
公式サイト:http://barneysbeanery.com

2話「死者の身代金」に初登場

2話「死者の身代金」に初登場する時のシェフは「バート」でティモシー・ケリーが演じています。店内にビリヤード台の置いてある広いお店で、看板の形状では、ウエストハリウッドのお店と酷似していますが外観は異なり、同じ場所で改築したのか、別のお店かは不明。現在のお店にもビリヤード台が置いてあるようです。→参照

62話「恋に落ちたコロンボ」に初登場

62話「恋に落ちたコロンボ」では遂にオーナーであるはバーニー「ジョン・フィネガン」が登場。このお店はかなりの確率で「サンタモニカ店」であると思います。外観も内装も、良く似ています。→参照

65話「奇妙な助っ人」

65話「奇妙な助っ人」では一転して白いインテリアのお店。現在の店舗のイメージには似合わないもので、バーニーズ・ビーナリーではない気がします。しかしながら、バーニー役が板についたジョン・フィネガンと、ブリンドル 刑事と名を変えたクレーマー刑事=ブルース・カーヴィとの楽しい会話も見られます。

66話「殺意の斬れ味」

66話「殺意の斬れ味」ではこのバーニーの店でのシーンが事件解決のポイントとなります。この時の店内の雰囲気も、現在のどの店舗とも合致しません。。外観も実際には白い帯に濃い緑の縦じまではありません。

53話「かみさんよ、安らかに」

53話「かみさんよ、安らかに」では馴染みの店のシェフがメキシコ系の人からドイツ系(推測)に変わって、味が落ちたと嘆いています。これに懲りてバーニーの店に行くようになったとも考えられます。

 
 

登場人物の名前での気付き

新シリーズで続く、良く似た名前

アレックス・ブレイディ【Bradey】47話「狂ったシナリオ」
フランク・ブレイリー【Brailie】49話「迷子の兵隊」
ショーン・ブラントリー【Brantley】51話「だまされたコロンボ」
フレディ・ブラウアー【Brower】59話「大当たりの死」
新シリーズでは「ブレ」「ブラ」から始まる似通った名前がよく登場します。それに比較し、旧シリーズでは…
マイロ・ジャナス 26話「自縛の紐」
ポール・ガレスコ 27話「逆転の構図」
アビゲイル・ミッチェル 41話「死者のメッセージ」
など、印象に残る役名が多かった気がしますね。

コロンボ警部の年齢

コロンボ警部(俳優ピーター・フォーク1926年生まれ)の実年齢と、共演者の年齢を比較してまとめてみると、意外と面白いのではないかと気付きました。下記はその一例です。
● 1話「殺人処方箋」ジーン・バリー:49歳 コロンボ:41歳
● 2話「死者の身代金」リー・グラント:44歳 コロンボ:45歳
● 4話「指輪の爪あと」ロバート・カルプ:41歳 コロンボ:45歳
● 7話「もう一つの鍵」スーザン・クラーク:31歳 コロンボ:45歳
● 8話「死の方程式」ロディ・マクドウォール:43歳 コロンボ:45歳
● 13話「ロンドンの傘」リチャード・ベイスハート:58歳 オナー・ブラックマン:45歳 コロンボ:46歳
● 15話「溶ける糸」レナード・ニモイ:42歳 コロンボ:47歳
● 19話「別れのワイン」ドナルド・プレザンス:54歳 ジュリー・ハリス:48歳 コロンボ:47歳
● 25話「権力の墓穴」リチャード・カイリー:51歳 コロンボ:47歳
● 28話「祝砲の挽歌」パトリック・マクグーハン:46歳 コロンボ:48歳
● 32話「忘れられたスター」ジャネット・リー:48歳 コロンボ:49歳
● 33話「ハッサン・サラーの反逆」ヘクター・エリゾンド:39歳 コロンボ:49歳
● 38話「ルーサン警部の犯罪」ウィリアム・シャトナー:45歳 コロンボ:50歳
● 40話「殺しの序曲」セオドア・ビケル:53歳 コロンボ:51歳
● 41話「死者のメッセージ」ルース・ゴードン:81歳 コロンボ:51歳
● 43話「秒読みの殺人」トリッシュ・ヴァン・ディヴァー:32歳 コロンボ:51歳
● 47話「狂ったシナリオ」フィッシャー・スティーブンス:26歳 コロンボ:63歳
● 56話「殺人講義」スティーヴン・キャフリー:31歳 G・ゲイリー・ハーシュバーガー:26歳 コロンボ:64歳
● 59話「大当たりの死」リップ・トーン:60歳 ジェイミー・ローズ:32歳 コロンボ:65歳
● 69話「虚飾のオープニング・ナイト」マシュー・リス:29歳 コロンボ:77歳
などとなりました。誕生日の誤差などは計算外です。
こう見てみますと、やはり初期作品は「ゲスト・スター」とクレジットされるのに相応しい顔ぶれ・年齢で、すでにテレビや映画で成功をおさめ、有名になっている俳優さんをコロンボと対決させるという、番組の主旨が読み取れます。年齢もほぼピーターフォークと似通っていますね。

声優さんと日本語吹き替え

素晴らしい声優さんたち

他の洋画作品は別として、刑事コロンボシリーズは字幕より日本語吹き替えの方が好まれる傾向が強いようです。その最大の貢献者は、何と言ってもピーター・フォークの声を担当した小池朝雄さん。ピーター・フォーク=小池さんというイメージを定着させました。
その他にもジャック・キャシディ=田口計さん、ロバート・カルプ=梅野泰靖さんなど、犯人役ゲストスターのイメージにぴったりでした。

日本語吹き替えの面白さと時代性

一言(いちごん)もありません

コロンボ警部も犯人も使う時があります。これは相手の指摘に対し完敗を認める発言ですが、その相手を「気分よくさせる」効果をもたらしています。行き過ぎた行動などで相手に不快感を与えた場合に「一言もありません」と返答しその場をおさめます。

然様(左様)。

「さよう」と読みます。犯人や関係者で、比較的年配の人、厳格な性格の人が使います。何かを尋ねられた際に「然様=はいそうです」と短く答えるのですが、これには「もちろんだ、それで?」という切り返しの疑問の意味も含まれています。

犯人の丁寧語が美しい。

特に女性の言葉遣いに、美しさを感じます。現在の日本人は女性でも男性のような言葉遣いをする方が増えていますが、こうして70年代のドラマを見ると、多くの女性が美しい言葉を使っいて、知性の高さを感じさせます。

逆手(ぎゃくて)に取る。

コロンボ作品で数回、この「逆手に取る」が出できます。私は「さかて」ではないか?と疑問を持ち、調べたところ「ぎゃくて」が正確のようです。しかし最近は私のように「さかて」と読む人が多いらしく、こちらも間違いではないという見解になったようです。

殺された人々の罪…も。

犯人を脅迫して「返り討ち」

刑事コロンボシリーズでは新旧に関わらず、犯人の弱みにつけ込んで脅迫したことで、殺されてしまう人々が後を絶ちませんでしたね。
24話「白鳥の歌」エドナ夫人
29話「歌声の消えた海」歌手ロザンナ・ウェルズ
34話「仮面の男」諜報部員ジェロニモ
36話「魔術師の幻想」ジェローム社長
38話「ルーサン警部の犯罪」女性プロデューサー クレア・デイリー
47話「狂ったシナリオ」旧友レニー・フィッシャー
49話「迷子の兵隊」キーガン曹長
52話「完全犯罪の誤算」ステイプリン
57話「犯罪警報」テレビ番組司会者クラーク
61話「死者のギャンブル」ギャンブラーのハロルド
67話「復讐を抱いて眠れ」芸能レポーターベリティ
と、ここまでは犯人に金銭を要求したり、犯人の破滅を目論んで返り討ちにあった人々。第1被害者ながら、自分にも非があるケースで「悪人」に分類されるべき被害者。この中で最も悪人なのは「ジェローム社長」と「クレア・デイリー」。犯人をまるで「金づる」のように扱っています。
 
14話「偶像のレクイエム」秘書ジーン・デービスは、自分では「犯人の殺人を知っている」ことを何かに利用しようとは思いませんでしたが、結婚したい相手が「ゴシップ記事作家ジェリー・パークス」だったことが命取りでした。

共犯者の「裏切り」

5話「ホリスター将軍のコレクション」ダットン大佐
6話「二枚のドガの絵」美術学生トレーシー・オコーナー
11話「悪の温室」トニー・グッドウィン
22話「第三の終章」殺し屋エディ・ケイン
27話「逆転の構図」前科者アルビン・ダシュラー
31話「5時30分の目撃者」ナディア・ドナー
33話「ハッサン・サラーの反逆」総領事館員ハビブ
39話「黄金のバックル」警備員ミルトン・シェイファー
51話「だまされたコロンボ」女社長ダイアン
このうちエディ・ケインのみが純粋な意味での殺人の共犯(あるいは実行犯)で、他の方々は犯人に利用されていたり、殺人計画とは知らずにだまさていたケースが多いです。ダットン大佐は、ビジネス上の不正という意味でホリスター将軍の共犯者。

犯人の悪事を知ったのが「命とり」

4話「指輪の爪あと」ケニカット夫人
15話「溶ける糸」手術助手シャロン
21話「意識の下の映像」ノリス社長
23話「愛情の計算」ニコルソン博士
26話「自縛の紐」ジーン・スタッフォード
40話「殺しの序曲」バーティ・ヘイスティング
42話「美食の報酬」レストラン主人ビットリオ
46話「汚れた超能力」マックス・ダイソン
50話「殺意のキャンバス」前妻ルイーズ
この方たちは、悪人ではありません。むしろ正義感が強い人が多く、それが故に命を落とします。

犯人の殺人を知り脅迫し、口を封じられる…

13話「ロンドンの傘」執事タナー
18話「毒のある花」秘書シャーリー
21話「意識の下の映像」映写技師ロジャー・ホワイト
上記の方々は、第2被害者。みんな悪人とまでは言いきれないけれど、人の弱みに付け込んで罰が当たったのです。

犯人の殺人を知り脅迫するが、命を取られなかった人も

41話「死者のメッセージ」秘書ベロニカ
58話「影なき殺人者」秘書トリッシュ
※11話「悪の温室」のおバカちゃん秘書は、犯人を取り違えているので除外です。

成功者の転落劇に、女性の影が…

愛憎のもつれで殺害されてしまうケース…。

ジェニファー・ウェルズさん

10話「黒のエチュード」オーケストラ指揮者アレックス・ベネディクトの愛人でピアニストのジェニファー・ウェルズさん。アレックスに結婚を迫るが、その結果殺害されてしまいます。この愛憎劇がそのまま転落劇となっている典型的なケースです。

ロザンナ・ウェルズさん

29話「歌声の消えた海」中古車販売会社社長ヘイドン・ダンジガーの不倫相手で歌手のロザンナ・ウェルズさん。こちらは最初から恐喝目的で交際していて、逆に殺されてしまうケース。悪人がゆえに、同情の余地はありません。

ナディア・ドナーさん

31話「5時30分の目撃者」精神科医マーク・コリアーの愛人ナディア・ドナーさん。不倫を暴かれたコリアーは衝動的に夫を殺害。その後、口止め目的に愛人のナディアまでも殺されます。このエピソードは、犯人が何のために殺人を犯したか?がよく分かんなくなっちゃうケース。

愛人と別れたくなくて、殺害計画に至るケース。

リンダ・ジョンソンさん

20話「野望の果て」上院議員候補ネルソン・ヘイワードの妻の秘書リンダ・ジョンソンさん。これは分かり易いケース。選挙参謀ストーンから、別れることを求められたヘイワードは、彼を殺害。政治家生命よりも愛人を選んだという、まさに典型的な転落劇。

ローナ・マグラスさん

27話「逆転の構図」著名な写真家ポール・ガレスコの助手ローナ・マグラスさん。ガレスコは口うるさい妻フランシスを殺害し、余生を美人助手のローナと一緒に過ごそうと企て、見事に失敗。愛人のための殺害計画とまでは断言できない。

共犯者で事件に巻き込まれたケース。

ジョアン・ハドソンさん

1話「殺人処方箋」精神科医レイ・フレミングの愛人で共犯者のジョアン・ハドソン。妻を殺して財産を独り占めにしたいフレミングに利用されて、共犯者となりますが、そこをコロンボ警部につけ込まれて、計画は破綻しました。

トレーシー・オコーナーさん

6話「二枚のドガの絵」美術評論家デイル・キングストンの恋人で共犯者のトレーシー・オコーナー。殺害計画の中に「自分の殺害」も含まれているとも知らず、見事に殺されちゃいました。

新・刑事コロンボシリーズでは…

48話「幻の娼婦」女性心理学者ジョーン・アレンビーが恋人デービッドを殺害。
 
58話「影なき殺人者」敏腕弁護士ヒュー・クライトンが内縁の妻を殺害。
 
62話「恋におちたコロンボ」大金持ちの美女ローレン・ステイトンが婚約者ニックを殺害。
 
などがあります。何れも凝りすぎた趣向になっていて、名作はありません。これら以外にも、愛人もしくは恋人が殺人事件に関わるケースがありますが、お金目当てだったりするので除外しました。