- 犯人役ゲストスター「パトリック・マッグーハン」特集記事。
- 「クレーマー刑事」特集記事。
- オスカー・フィンチ「BMW・735i」
政界入りを目論む弁護士オスカー・フィンチが自分の過去の汚点を知るステイプリンを殺害。フィンチは下院議員ポール・マッキーを支援し将来の司法長官を目指すが、無名時代にマッキーと共に犯した「証拠書類隠滅」をネタにステイプリンより脅迫されて犯行に至ります。
パトリック・マクグーハンが登場
犯人役のパトリック・マクグーハンはコロンボ作品中、最も重要だとも言えるゲスト俳優。異常な程時間にシビアな犯人フィンチが、日本人には理解し難い下ネタジョークに大笑いしたり、タイヤを鳴らして急発進したりする場面はこっけい。このフィンチの最大の欠点が「つまみ食い」であるというのも、かなり計算された笑いどころだと感じます。
殺しの場面に血を使わないコロンボシリーズだったが…一滴だけ
殺人シーンの描き方は緊張感が漂うものでした。けど、撃たれた後に血が一滴?は若干違和感があります。それでもフィンチの工作シーンや、殺害後オフィスに戻って濡れた髪を乾かす仕草など、良く描かれていました。
新シリーズ中では最高ランクの作品
音楽の使い方も好きでした。冒頭のシーンの「デキシーランドジャズ」は印象的ですし、撃たれた時の効果音的な音楽も絶妙でした。エンディングの「命取りでした」というコロンボの言葉で画面が固まる場面など、新・刑事コロンボの作品の中ではとても良いの出来だと言えます。
オスカー・フィンチの人物像は、強烈!
吹き替えは俳優の久米明さん。やはり流石です。選挙に勝利した祝賀ムードの中でコロンボ警部に「濡れちゃったズボン」と大声で指摘され、「失望したよ、キミ」という台詞を吐くあたり、最高潮です。また「下ネタジョーク」でアイリッシュのジョークは聞きたくないと答えるフィンチ氏。パトリック・マクグーハンはおそらくアイリッシュ系ではないでしょうか?自分はこの手の話には詳しくないので、勉強する必要がありそうです。
マッキー議員
フランク・ステイプリン
モントゴメリー候補
アーサー・ヒル
クレーマー刑事出演作品
選挙参謀のティム
オスカー・フィンチの秘書ルイーズ
邦題「完全犯罪の誤算」について
「完全犯罪の誤算」という邦題は原題「Agenda for Murder(殺人の計画?)」とかけ離れますが惜しいですね~。フィンチ氏の「忙しさ」を表現すると思われる「Agenda」にこだわった題名が欲しかったと悔やまれます。
監督:パトリック・マクグーハン
脚本:ジェフリー・ブルーム
オスカー・フィンチ:パトリック・マクグーハン(声:久米明)
ポール・マッキー議員:デニス・アーント(声:黒沢良)
フランク・ステイプリン:ルイス・ゾリック(声:小松方正)
モントゴメリー候補:アーサー・ヒル
秘書ルイーズ:アン・ヘイニー
フィンチ夫人:アン・ヘイニー
ティム・ヘインズ:スタンリー・カメル
トビー・リット:スティーブン・フォード
レベッカ・クリスティ:アニー・スチュワート
ダイアン:キャロル・バービー
クレーマー刑事:ブルース・カービー
加筆:2024年8月29日
こんばんは。
フィンチという名前に関してクリーニング屋が鳥の名前を挙げてふざけるシーンがありますが、コロンボが犯人を追い詰めるシーンのパーティのBGMが「バイバイ・ブラックバード」です。当選の祝賀パーティでは普通は演奏しない失恋ソング、不吉な鳥の歌です。面白い。
リアル「スタインメッツ」!(笑)
日本の選挙制度に当てはめれると上院が参議院、下院が衆議院。衆議院議員のほうが偉そうで上みたいに見えるので自分は逆だと勘違いしていました。
選挙制度の件は仰せの通りなんですが、米国では、歴代大統領のほとんどが上院議員の出身者で(例外はリンカーンとフォードぐらいか? 未確認なので間違っていたら御免なさい)、他方、日本では、おそらく解散権の問題から、参議院議員で首相になった人はいないということろが確かに紛らわしいですよね。
20話の犯人は本作と違い、上院議員を目指していました。
×ことろが ◯ところが
Agenda for Murder
しいて邦題をつけるなら殺人予定表でしょうね。もちろん選挙が絡んでいるのでこのAgendaは政治公約とかけていると思いますが、多忙な弁護士の分刻みのスケジュールを考えると「殺人予定表」でいかがでしょう。
放送を見て気づいたのですが、犯人が撃った後、拳銃を床に置くときに撃鉄が起きていません。犯人は暴発を恐れて無意識に起きていた撃鉄を戻してしまったのか?この点は自殺としたら大きな矛盾点ですね。
犯人がひとかじりしたチーズをトレーに戻したことに疑問を持たれた人もいますが、パルミジャーノ・レッジャーノは味と香りが強いのでお酒なしには全部食べ切れなかったのかもしれませんね。
人に思いっきりかみついた大きな歯形なら証拠能力はあると思いますが、歯三本分くらいの跡で証拠となるのか?と疑問点はありますが、そこはドラマということで。
推理の本筋については皆さまがさまざま書いておられるので、英語シロートの私が関心が向いた言語にまつわる点をいくつか。
一つはコメントでも話題になっていた人種系ジョーク。どの辺がユダヤ系を皮肉っているのか全然見ているだけではわからなかったのですが、このコメント欄は本当にありがたいです。私は割礼説に一票ですね。商売人魂説もわかりますが、あえて下ネタと言っているのならやはり前者でしょうねー。こういう感覚は東洋人にはさっぱりですので、とても興味深いです。マッグーハンは嫌がるでしょうが、アイリッシュ系も聞いてみたかった気がします。
そういえばMacと言えばスコットランド系だと思っていたので、アイリッシュ系にもあるというのは知りませんでした。こちらもこの欄に感謝です。
それから犯人の姓 Finchについて。聞き込みでクリーニング業者が、no finnch, no sparrow, no robin, no lark… Mrs.Bird ならいたよ?とジョークをいうくだりは大好きです。科学好きでもある私にとって、フィンチと言えばダーウィンが研究したガラパゴスフィンチ。鳥の苗字っていろいろあるんですね。
続いて訪れるクリーニング店の店長。コロンボがお店に聞き込みに入ると割と訝しがられるか嫌がられるかされがちですが、この人は随分好意的?いややはり慇懃なのか? Sirをつけること怠りなく、多分すごく丁寧な話し方なのでしょうが、店員がスーツを洗っちゃって言い争ってるところは結構なまってる?これは何語?店員の顔つきや話し方はイタリアっぽいような、店主の怒鳴り声が濁った発音はドイツ語?それともフランス語の”r”?西海岸では昔よく日系人がクリーニング店をやっていたようですし、移民が経営しているイメージはありますね。そういう弱い立場の人だと、警察権力に恩は売っておきたかったのかな、などと考えてみたりもしました。
こんな人種のるつぼのアメリカ社会のドラマだからこそ、の楽しみ方ができるのも『刑事コロンボ』の面白さです。
日本で放送される前から評価が高く、こちらのブログでも人気が高い作品なんですが・・・
僕は正直ハマらなかったです。自分は新シリーズの中でも最低ランクに位置づけています。
マクグハーンには文句はないんですが、何より脚本や設定が面白くない上にミステリー性も少ない。ハッサン・サラーの反逆を観た時の残念感とすごく似てました。日本放送前からコロンボファンの方の高評価を読んでいたのでハードルが上がっていたのもあるのかもしれません。別れのワインを「格調高い美しい作品、ただミステリーとしてはイマイチ。コロンボファン以外にはおすすめしない」と評価されていた方がいましたが本作もそんな話ではないかと思います。
シリーズ男マクグーハンとピーター・フォークの息の合った遣り取り。犯人像もこの位大物でないと「コロンボ」の世界の大時代的優雅さ、痛快さ、が出ませんね。
ガムのカスに残った歯形から、というのは日本テレビの水曜ロードショーの水野晴朗さんの解説では「ちょっと無理がある」ということでしたが、ピーター・フォークが実際に警察雑誌で見つけてずっとこれを使うことを狙っていたとか。劇中でコロンボが警察雑誌を実際に見せるのは「本当の話です」と何としても訴えたかったようですねw。
細かい事ですが、35m40s頃にまだ名前を知らないはずの段階で日本語訳では「コロンボ警部」と呼んでます。英語音声では「lieutenant」のみでした。
何で食べかけのチーズ、皿に戻すかね。
客がそんなことしたら「勘弁してくれよ~」って思うわ~。
被害者から電話かかってきた直ぐ後に犯行してるし。。。
詰めが甘すぎ。
最初の事情聴取では自分からペラペラ喋って、
そりゃ、コロンボもフィンチに会ったその日に「こいつ犯人やん」って思うよね。
初めまして。
現在、ハワイで放映中なので、懐かしく楽しみながら観ています。
その度に、こちらのサイトで復習(笑)しています。
私は、マッキー議員がコロンボ夫人宛てにサインをする時、「で、お名前は?」と聞いているのに、「コロンボ夫人(原語ではMrs.Columbo)」と言って、終ぞファーストネームが謎なことに笑ってしまいました。
皆さんのコメントも読んで、更に理解を深めています。
お邪魔しました。
コロンボのファーストネーム、
カミさんのファーストネーム、
これらを明かしていない。
そして、愛犬には名前がないなど。
とても面白いですね。
本作は、重箱の隅をつついたりしなければ、非常に上質な正統的「刑事コロンボ」でした。旧シリーズ20話「野望の果て」と同等か、むしろ本作のほうが穴が少なく好きなくらいです。俳優としての他に、監督としてのマクグーハンの安定した手腕も一段と評価されたことでしょう。
しかし、新シリーズのその後の展開を思うと、そのことが良かったのかどうか。
いや、今回はそんな先のことまで考えないでおきましょう。単純に「刑事コロンボ」として、非常にいい作品でした。
ただし、かっちり纏まりすぎて、それ以上の意外性や新鮮な魅力はそれほど感じませんでした。ひよっとして、マクグーハン自身もそのことに気付いて自己批判したのでしょうか。シリーズを定跡形から突き放す必要性を、逆に意識し過ぎてしまったのかと勘繰りたくなりました。その意味では、今後のマクグーハンを考察する上で極めて重要な作品です。
観終わった後にいつも皆さんの感想を見るのが楽しみです。弁護士名をあえてフィンチにしたのは「アラバマ物語」の意味もあるのではと思いました。
アラバマ物語には、25話「権力の墓穴」のマーガレット・ハルプリン「ローズマリー・マーフィ」や、26話「自縛の紐」のルース・スタッフォード「コリン・ウィルコックス」、それに8話「死の方程式」のローガン副社長「ウィリアム・ウィンダム」なんかも出演していますね。
歯形がちゃんと証拠として通用するんですよ、というシーンの説明はちょっとくどかったですね。今だったら歯形よりもチーズの唾液のDNAで比較するところでしょう。でも久々にコロンボっぽい作品だなあと思いました。
このエピソードは面白かった。旧シリーズの香りがします。
・パトマクさんが監督のせいか、「祝砲の挽歌」を意識したのかな?と思わせる場面がありました。
拳銃弾を分解する場面:「祝砲」で砲弾の中身を入れ替える場面を思い出しました。今回は小さい弾なので「祝砲」の時ほど汗はかいていなかったようですが。
葉巻の灰をトイレに流す場面:「祝砲」で、抜き取った弾薬をシンクで流す場面を思い出しました。
・番組オープニングの2コマ目は本作のものだったんですね。
例の工作シーンは、祝砲の挽歌と同じくらい大好きです。
また、雨に濡れてしまうパトリック・マクグーハンも印象的。
頭を乾かす仕草なども、流石、かっこいいです。
今回コロンボが実に楽しそうに捜査してましたね。親友でもあるマクグーハンとの丁々発止のやりとりが、小気味良く、名優2人の演技は圧巻です。フィンチに銃を差し出して意見を伺うとこなど、フォーク半笑い気味では?
原点回帰してくれた作品に浸りながら、改めてコロンボの矜持を感じます。遮二無二に駆けづりまわり、真実を追求する。犯罪を断固として見過ごさない。薄給であろうと、風采をバカにされようと。
架空の人物だとしても、そこに1人の人間が信念を持って生きてる様にちょっと熱くなりました。
フィンチは初対面の時こそプジョーを「くず鉄」呼ばわりしますが、その後はコロンボの有能さを見抜き、敬意を払ってくれています。途中で「失望したよ、君」と評価を下げるセリフも出ますが、これは「形勢逆転」の表現です。その辺も、すごく楽しめる作品ですね。
歯形よりまずチーズの指紋調べるのでは?
確かに(笑)
例のジョークの部分、海外の掲示板等で解説されているのをいくつか探してみました。
「ユダヤ人の女性が道を歩いていると、向こうから露出狂の男が近づいてきた。すれ違いざま男はコートをめくって見せつけた。女性の反応は『ろくな裏地じゃないわね』」
これは、「ユダヤ人は金に細かく商売上手」というステレオタイプの認識がベースにあるエスニックジョーク。コートのみを売り物として見ており、その中身には興味がない(その価値もない)という部分を笑うもののようです。個人的には、意味が分かってもヒステリカルに笑うほど面白いとは感じませんでした(^-^;
なお割礼についてのコメントも確かに数点見かけましたが、概ね上記の認識で理解されているようです。
山葵さん、なるほどね〜の解釈です!
「ユダヤ人=金に細かく商売上手」に気づくと深みがあるし、
それでも「クダラナイ」ジョークであり、とっても面白く感じられます。。
温厚な解釈をいただきありがとうございます。私は割礼ネタだとはなから信じちゃいました。洋の東西を問わず、コートネタはあるのですね。
フィンチ→つまみ食いの示唆、なるほど〜と思いました。
私もチーズの歯型が証拠とされたのが唐突に思えましたが、コロンボのセリフにあったフロリダの連続殺人犯テッド・バンディが、このドラマ放映の前年に死刑執行されています。全米に注目されたテッドの裁判では、被害者の体についた噛み跡とテッドの歯型が一致し有力な物的証拠となったんですよね。その影響もあるのかなぁと思いました。
そのような時代考証、面白いです、ありがとうございます。
コメント有りましたが、旧シリーズの
雰囲気のする作品ですね。
クレーマー刑事も連投でしたし、
概ね満足のいく出来でした。
久米明さんは流石ですね。
新シリーズは個性派、大物声優が
続きますね。
旧シリーズでは「佐野浅夫」さんで、キャラクターは「堅物」。
今回は「久米明」さんで「ユニーク」「せっかち」な感じ。
私はどちらも大好きです〜。
同感です。
佐野さんやって欲しかったとも
思いましたが、マクグーハンも歳を重ねてますし、石田さんとの新たな
組み合わせを狙ったのかなとも
思い返しました。
正解だったと思います。
はじめまして!
パトリック・マクグーハン演じるフィンチ弁護士の秘書役のアン・ヘイニーさん、この7年後には「ライアーライアー」でさらに魅力的な弁護士秘書を演じてますね♪
唐突ですみません💦
秘書役のアン・ヘイニー情報、ありがとうございます。
後日写真入りで加筆いたします。
アン・ヘイニー情報をさっそく反映して頂いて、ありがとうございます!
初投稿だった事もあって、嬉しくてついお礼の返信してしまいました。
無駄な返信をお許し下さい💦
この前の回が「だまされたコロンボ」という目を覆うばかりの新シリーズ駄作だったので、久々の旧作の良さがでてました。やはりこの路線で行って欲しかったです。
冒頭の知事室のシーン。知事の秘書(選挙参謀?)のティム役は、スタンリー・カメルさんですね。名探偵モンクのクローガー先生が当たり役でした。モンクのシーズン7の途中で亡くなって、クローガー先生は引退したことになったような記憶。。。
無数の映画・テレビに助演されたようですね。
ぼろんこ”様こんにちは。以前、刑事コロンボの劇中音楽についてのコメントを一度書かせて戴いたものです。
いつも有料動画で“コロンボ”を観た後は必ずこちらのサイトを楽しく拝読しています。(何回も観るのでその都度何回もサイトを訪問します。)
“ちゃわん”様
そうなんです。私も“刑事コロンボ”の他は“名探偵モンク”が好きで、若き日のスタンリー・カメルを見つけた時は大変嬉しく思いました。
特にスタンリー・カメル氏はドラマ撮影期間中に亡くなられたので。
その後の“モンク”の主治医役は
“刑事コロンボ第33話『ハッサン・ハラーの反逆』犯人役の“ヘクター・エリゾンド”氏でしたね。こちらも若き日に小賢しい犯人役を演じてらしたのが“モンク”の主治医の精神カウンセラーで温厚で頼れる方を演じてらしたので感慨深いものがありました。
Piano様
モンクの新しい主治医が、ハッサン・サラーだったなんて、
全く知りませんでした。興味深いことを教えてもらって、得した気分になりました。有難うございます。
「モンク」つながりのお話も、たいへん興味深いです。いつか調べて書き足しますね!
名探偵モンク好きの方も結構いらっしゃるので こちらに書きます。
2023年にMr. Monk ’ s Last Caseが撮られて12 月8日から米Peacock から配信だそうです。
モンク以外の主要メンバーも続投のようです。
写真を見たら、ややふっくらしたディッシャーくん以外はモンクもストットルマイヤー警部もナタリー(あいかわらずキレイで可愛い!)も そんなに変わっていなくて。
Dr.ベル役のヘクター・エリゾンド(86才)さんの名前もキャストに上がっていました。
Peacock 配信だと 日本で見るのに工夫が必要みたいですが
14年ぶりの復活、楽しみです。
「完全犯罪の誤算」のスタンリー・カーメルさんのDr が「エイドリアン~」て優しく呼びかけるのが好きでした。
歯型かー
でも前歯の真ん中で噛んでたよね。カーブは2本ぶんだった
デンタル写真は犬歯から奥の4本ぐらいのもの
捨てるガムを口から出す時に、最後に噛んだのが前歯なのはありうるだろうけどさ
今だったら、チーズの断面のDNA採取ってことになるんかしら
コロンボが犯人に突きつける証拠のチーズは、皿に置いたのとは形が違うように見えますなぁ
私も真似して‥。
歯型かー
(笑)
この作品は「決め手」がもっと鋭かったら、最高傑作なのにって、
「言うは易く行うは難し」ですね。
新シリーズのうちでは、旧シリーズに趣向が近い作品ですね。地位のあるやり手の大物が、過去の汚点をネタに脅されて逆襲する、それも計画的な完全犯罪!のつもりが、細かい矛盾点を残してしまい、どんどん追及されてついに御用、という王道中の王道。前回は王道を「コキャッ」と外し過ぎたので、今回は王道回帰する、という目論見でしょうか? もしそうなら、大成功だと思います。視聴者アンケートの上位は旧作が独占しますが、本作は入ってもいいんじゃないかな。
旧作と趣向が近いとはいえ、観ていて気になったのは、カット割りが細かくなってること。コロンボシリーズに限らず、昔の映画はやや離れた位置からじっくり長回しする傾向が強いのに対し、時代が下るほどやたら頻繁にカメラを切り替えるようになる。空中戦かカーチェイスでもやってるならまだしも、室内で会話してるだけの場面でさえ無闇矢鱈にパチパチカメラを切り替える監督が近頃多すぎ。ミステリー映画なんですから、アクション映画みたいな編集をするなよ、と私は言いたい。
あれで決め手なんだろうか。
「悪かった。嘘をついていた。当夜現場に行ったのは認める。故人からは刑事弁護を頼まれたのだが、絶対に無罪にしろと無理を言うので、断ったのだ。夫人へのファックスは、私という敏腕弁護士を雇えそうだから気分が高揚していたのだろう。だが、断られたので、急転直下気分の変調が大きすぎて、自殺してしまったんだろう。マッキー氏に嘘の証言を頼んでまで関係を否定したのは、故人が自殺したと知って、おかしな疑いを受けたくなかったからだ」
こう言い張ればまだ通用したんじゃないかな〜。それとも、マッキー氏の過去も嗅ぎつけられて、ふたりで政権入りするという夢が潰えたと悟って、観念しちゃったのかな〜。犯人の最後が潔いというのも、コロンボシリーズの王道ですね。
あと、犯行後に銃をいじる場面、撃鉄が上がったり下がったりしてるように見えましたが、製作陣のミスでしょうかね。やはり銃は回転式が一番だ。
ウリヤノフさん、いつもありがとうございます。
「視聴者アンケートの上位は旧作が独占しますが、本作は入ってもいいんじゃないかな」は、同感でして。今年中に、ぼろんこ独自の作品ランキングを発表しようと計画中です。
カット割りについては、なるほどね。そのようにも感じます。他の作品でも、ぱっと場面が切り替わるような時があり、気になりますね。
30年位前にリアルタイムで観ていた時は、犯人役の弁護士が、旧シリーズの民間陸軍学校の校長役と同じ俳優だとは知らずにいました。
ボロンコ、良いですね。予備知識を得られますから。
毎週水曜日の前日にボロンコを読んでから、コロンボを観ています。
私も本作の初見時、冒頭クレジットを見損ないまして‥。
初老の紳士だが、すごくかっこ良い。
只者じゃないな、この俳優って思いながら見ていて、
最後に「パトリック・マクグーハン!だった」って叫びました(笑)
年はとったんだけど確かに、16年後のラムフォード大佐なのだと。
こういうの、めっちゃ楽しいです。
冒頭でコロンボが
つまみぐいするチーズ、字幕では、レザノ、となっていましたが、パルミジャーノ・レッジャーノ(伊: parmigiano reggiano)、イタリア北部内陸のパルミジアナ県とレッジーナ県で作られるチーズ
です。日本では100g600円くらいですが、ピンキリでしょう。よくイタリア料理レストランでパスタにかけるパルメザンチーズはアメリカか日本製で本場ものとは雲泥の差です。
チーズ情報、ありがとうございます。こういう情報、本当に楽しく読ませていただきます。
新シリーズにあっては落ち着いた雰囲気で楽しめました。
途中マッキーの部屋でアンティークの椅子を勧められ困惑するコロンボ。
第41話の有名なアビゲイルのとき椅子を壊してしまったエピソードのオマージュに製作サイド(またはピーターフォーク)のユーモアを感じました。
アビゲイルの椅子のオマージュ>そうだと思います!
改めて観るとさすがにシリーズ男、マクグーハン監督権主演。「コロンボ」をよく知り尽くしているだけに、新コロンボの中では「コロンボらしい」エピソードになっていますね。ユダヤジョークの是非は私が知ったかぶりするには手に余りますが(笑)。
音楽は賑やかでコメディですが、その喧騒の中でタイトでハードなドラマが展開する対照が演出されて、ここまでの「新」のようにコロンボが見慣れぬ世界で遊んでいるようには見えません、と思います。
アジェンダ。
管直人総理の頃、流行りましたね。
「政策一覧」とか「選挙公約一覧」みたいな意味でしょうけど、我々の仕事では単に「資料の目次」です(笑)
「殺しのアジェンダ」。今ならしっくり来ますが、1990年当時の日本では「何それ?」でしょうね。
おせっかいながら、わかり難い下ネタジョークの簡単な解説を。あのジョークは英語で鑑賞し、少し考えればフィンチやコロンボ同様、爆笑が止まらなくなります。 ジョークの中でユダヤ系のご婦人が見たものは、「露出狂」ご自慢の”lining”だったということがその落ちです。
”lining”とは「裏地」という意味ですが、その語源は”line”です。そして”line”には「線」という意味もあります。つまり「露出狂」にとって「自慢の一物」であったものは、ご婦人にとっては単なる「裏地」であり「線」でしかなかったということなのです。
この反応にはさすがの「露出狂」も「一本取られた」と思ったことでしょうね。
解説を読ませて頂いてなお、よくわからないのですが、とても楽しく読ませていただきました。こういったコメント、本当に嬉しく存じます。
コロンボのジョークを検索していて、偶然立ち寄らせていただきました。
「一本の線」と解しても可笑しいですが、文字通り「裏地」としても笑えるのではないでしょうか。
「あらまあ、もしかしてこれが裏地とかいうもの?」
露出狂が出てくるあたりから完全にシモネタですが、このユダヤ人のご婦人が見た「裏地」は、割礼をするユダヤ男には無い皮だったというオチで、
「あらまあ、スカートを穿いてらっしゃるのね」みたいに訳したら、日本語のジョークとしては多少通じやすくなると思うのですが、どうでしょう。
先日吹き替えを見た時、『裏地』の何が面白いのかイマイチ分からなかったのですが、お陰さまで理解出来ました。ありがとうございます。
Vさん>フィンチ=つまみ食い ってのはすごいです。
ツァバールさん>その場から離れる で笑いました。
チリコンカンさん>未完の政策 は素敵です。
みなさんに敬意を表し、2票追加します。
私もこの邦題については、違和感ありありの一人です(^^;。
「今一歩だけに惜しかったねぇ」とか「ツメが甘かったねえ」といった犯人にかけたくなるような感想の「完全犯罪の誤算は、この作品に限らず、コロンボ作品全般に言えるわけで、敢えてこの作品に持ち出すまでも無いという印象を受けます。
この作品が選挙をテーマに扱っていることと強いて言えば「Agenda」そのものが政治用語であること、「殺人の」や「殺意の」は他の作品でも使われていることなどから、「(完全犯罪まであと一歩だった感を加えて)未完の政策」なんてのは、どうでしょうねぇ(^^;。
殺人事件っぽくないか(^^ゞ。
失礼しました。
フィンチは本当に頭のいい人間です。もっと周到に計画すればバレない犯行もできたんでは、と思いました。
今まで見てきた多くの話から犯人へのアドバイスを考えてみました。
1.手の込んだトリック殺人はやめるべし。
(かえって手がかりを与える)
2.自宅、被害者宅での犯行はやめるべし。
(屋外の方が証拠を残しにくい)
3.証拠品(銃など)の捨て場所をよく考えよ。
(x現場近くのごみ捨て場 xエレベーターの天井)
4.コロンボに「どうしてこうなってたんでしょうね~」と顔を見上げながら聞かれても、得意になって都合のよさそうなことをしゃべらない。「いや、まったくわかりません」と言っておく。
5.コロンボに「じゃ、これで帰ります」と言われたら走ってその場から離れる。
(第2、第3の質問から逃げる)
6.小芝居にひっかかって自白しないこと。
(あくまでシラを切れば逃げられるかも)
7.余計なことをしないこと。
(生徒が密造酒を作っているのを見かけても見ぬふりで)
ついでに、殺されないためのアドバイスも
相手をゆするときは相手に殺される状況を考えて手を打っておく。(これで今までに何人殺されたことか・・・)
しかし
これらを守ったら「刑事コロンボ」が作れなくなくなります。(笑)
改めて読み返し、面白いです。
「いや、まったくわかりません」と言っておくに限りますね。
はじめまして。
マクグーハンの鋭い眼光は四作品のどれでも際立っていましたが、特に「仮面の男」は、コロンボ最大の難敵にして好敵手といえるかと思います。
ちなみに「フィンチ」とはアトリ科の小鳥で、日本にも多く生息していますが、「つまみ食い」=ついばむことが命取りになったこのストーリーのラストを暗示しているのでしょう。
フィンチは、ステイプリンとの電話の途中で完全犯罪による殺害を決意する。
そのプランの準備に要する時間を算定し、電話の途中で訪問時間の変更まで
やってのけた。電話の後で、数秒の間、沈思黙考していた。頭の中では、
目まぐるしく回転していたのだ。この数秒で、完全犯罪のリスク算定と
安全プラン立案の間を行き来し練り終えた。そして行動あるのみ。
フィンチの裁判における弁護風景を観てみたかった。
「死者の身代金」のレスリーや「影なき殺人者」クライトンの弁護と
比較してみるのも興味深い。
同じ風貌、葬儀屋のプリンスさん。「復讐を抱いて眠れ」は、
突発衝動的犯行だったので、顔には動揺の色が濃く出ていた。
今回は周到な計画で完全犯罪を目指していたので、落ち着いていました。
フィンチは、ステイプリンからの電話の途中で割り込み電話=キャッチフォン
があったと言ったが、その通話記録は調べたのか?。また手抜きか?。
もし調べていたら、ウソの一角が崩れたのにね。
自殺ではあり得ないステイプリンによるジョークのファックス。
名作「忘れられたスター」でヘンリーが死ぬ間際に読んでいた他愛もない
本と同じ。双方、自殺する前ではあり得ないことだった。
マッキー議員を巻き込むことまで、フィンチの当初のプランにあった
とは驚きだ。最悪時のスベリ止めという方が正解かな。そうは言っても、
追い詰められた末のねつ造アリバイの追加公表というべきか。
共犯ではないが、マッキー議員も一枚絡んできた。
コロンボの最も得意とするシチュエーションが2つも揃った!。
こうなると、もう、煮るか焼くか?コロンボの料理を待つだけだ。
ここは、チーズの噛み痕に頼るのではなく、いつもの反間計を用いた方が
おもしろく展開したはず。マッキー議員が当夜どこに居たのかもあわせて
捜査すべきでした。それが明確になれば、フィンチとマッキー議員による
ウソも明らかだ。それをマッキー議員に突き付け慌てふためかせて、
証言を引き出して逮捕すべきでした。
そもそもの殺害動機には、自己の栄達を妨げる過去を封印したいという
想いが強くありました。そこを突いての逮捕であれば、動機と直接ひも付き、
唐突感は無くなるはずで、興味深いエンディングになるはずだった。
それが、チーズの噛み痕ですか。なんというか・・・。
チーズの噛み痕が逮捕の理由だが、それはステイプリン宅へ行ったことを
認めれば済む話でしょう。もちろん隠していたことは怪しさ満点です。
だが公表していたら、必ず疑われるので、それを恐れて隠したと言えば
良いだけ。つまりステイプリン宅へ行って、その要求をハッキリ断った
ので、ステイプリンは自殺したのだと言い張れば逃げおおせるのです。
それはさておき、、
フィンチもコロンボと同じで、ところ構わずつまみ食いのクセがある。
それが命取りでしたね。
今BSで見終わりましたが、同感です。分刻みで行動してるマッキーの当夜の記録を調べれば一発で終わり。たまたま噛み跡のあるチーズを現場に残したなんて偶然に過ぎ、決め手として爽快感がない。もっと犯行手法そのものでアリバイを壊して欲しかったです。
例えば、葉巻の香りをマッキーと会っていた偽証に使っているが、彼はもう数週間前に禁煙しているので、
コ
「じゃあこの葉巻ですね、今吸ってみてください」
マ
「ゴホゴホッ」
コ
「皆さんご覧になりましたね、今も吸っているというかたがなぜ咳き込むんでしょう?
あなたはずっと吸ってないんです、一昨夜もね。もう一口どうぞ」
マ
「ゴホッ…だからバレるって言ったのに」
の方が気分よいと思いました。
ぼろんこさん、初めまして。私も小学生の頃、家族と観て以来のコロンボファンのひとりです。現在放映中のエピソード毎に、ぼろんこさんのブログで勉強させていただいております。
ところで昨日の完全犯罪の誤算で、マッキー議員の部屋でアンティークの椅子に座りながら、以前知り合いのご婦人の所で座って壊したとコロンボ警部が話されていました。このご婦人はアビゲイル ミッチェルのことなのでしょうか?死者のメッセージでは、壊しはしなかったものの相当ギコギコ音をたてていたのが印象的でしたので、もしやと思った次第です。
新シリーズにあっては落ち着いた雰囲気で楽しめました。
途中マッキーの部屋でアンティークの椅子を勧められ困惑するコロンボ。
第41話の有名なアビゲイルのとき椅子を壊してしまった?エピソードのオマージュに私も製作サイド(またはピーターフォーク)のユーモアを感じました。
ぼろんこエースさんも同じように感じていらして嬉しいです。こういった粋な計らいも、コロンボファンにとって楽しみのひとつですね。
「祝砲の挽歌」「仮面の男」「復讐を抱いて眠れ」
そして「完全犯罪の誤算」どれもこれも、ホント面白くありません。
長年かけて積み上げてきた地位や名誉を一瞬で失うのに、
なぜ悲壮感が無いのか?。全く理解不能。
この犯人が反省しているならまだしも、その色は全くなし。
大根役者!。
状況証拠の積み上げは状況証拠に過ぎず、犯人は動揺すらしない。
結局、ガムの噛み痕という、それまでの状況証拠や流れとは脈絡のない
唐突な決め手にガッカリした。これは、ルーサン警部の犯罪で、
空砲の弾の指紋を証拠にした唐突な終わり方と同じでした。
マクグーハンのキャラですかね?、いつも全然動揺しませんね。
そのあたり、いつも面白くありません。
議員(共犯ではないが)を落とし味方に引き入れ犯人を落とすという、
殺人処方箋や大当たりの死、殺意の斬れ味などで行った反間の計を
使って追いつめて、ガムの噛み痕はオマケ程度にすれば良かった。
ガムの噛み痕は単発証拠である。しかし議員を犯人逮捕に関係づけると
いうのは、犯行動機の根底にある自己栄達と直接的に繋がるので、
唐突感は無くなるだろう。
タップおばさん、この作品のマクグーハン良いですね。
スタンさん、そうなんです!それが惜しいですね。
最後は思わず「えーっ!!!!」と声が出てしまいました(笑) コロンボ得意の去り際の質問を無効化してみせたり、普通の犯人と違ってアリバイの偽装を暴かれてもギブアップしなかったりと期待させといて、最後に歴代で一、二を争う凡ミスですからね。名犯人にして迷犯人と呼んでいいのではないでしょうか。
久米明さんの吹き替え>私も大好きです!
パトリック・マクグーハンの名演技と上質な演出が作品の質を高めています。
ところどころ印象的なシーンはあるものの、全体的に地味な感じ。
ただ、久米明さんの吹き替えは名人芸。
森さん、良かったですね~。
WATSON.Tさん、貴重なコメントありがとうございます。早速書店で取り寄せを頼んできました。デイアノステイーニは発売当初はあってもだんだん少なくなつてしまうので。これでコロンボ全部制覇となります!ぼろんこさんのコラムを読むと、こんなにコロンボファンがいる事に、何十年経つても色あせない凄いドラマなんだと思うし、同士にカンパーイ!です。
もし手っ取り早く第69話御覧になりたいのでしたらディアゴスティーニのファイルマガジン買ってはいかがでしょう。
ちょうど第69話出たばかりで入手しやすいと思います。
吹替はテレビ放送で使用されたものとBlu-rayボックス用の新吹替の2種類収録されています。
ぼろんこさん、早速初投稿にお返事ありがとうございます。69話はNHKでやってくれる事を待ってますね。コロンボおたくの私は、暇さえあれば繰り返し見てます。そうすると細かい事がいろいろみえてきます。ところで1番好きなのはどれですか?やはり初期の作品でしょうか。私は『構想の死角』『二枚のドガの絵』『黒のエチュード』なんか大好きです。それにしても、殺人現場でタバコなんて、今では考えられませんね。でも大好きでやめられませんわ!
森さまコメントありがとうございます。69話「虚飾のオープニング・ナイト」または「殺意のナイトクラブ」ですね。NHK BSでも再放送していました。私はケーブルテレビの契約もしているので、AXNミステリーでも見た気がします。DVDで見られるんじゃないかと…思います。私は持っていないのですが(笑)
コロンボの最後の作品ですので、ぜひ楽しんでください~。
コロンボを見る時はいつもこのコラムを読んでます。何しろ毎日見ても飽きないコロンボ…パトリックマクグーハンには参りますね。祝砲の挽歌から仮面の男、そしてこれ、三回とも別人のようで、びっくりさせてくれます!私は殆ど見たのですが第69話だけが手に入りません。どうしたら見られるのでしょうか?どなたか教えて下さい。
Mc(Mac)は~さんの息子という意味だったそうですね。この場合はグーハンの息子という感じが由来でしょうね。アイルランド語、スコットランド・ゲール語だということです。英語では~SONが有名で、ジャクソン、ジョンソン、ボブソン、ハリソン、アンダーソンなど、いっぱいあります!
マクグーハンという名前はアイリッシュですよね。
マクドナルドとか、Mcで始まる名前はアイリッシュでしょう。
屋根の上の牛さま。コメントありがとうございます。「食べかけたチーズ」ですね、確かに不用意です。「新コロンボ作品」の中では好きな方で、ま~多めにみちゃってます(笑)
一見(いちげん)さま。コメントありがとうございます。「FAX」の台詞はこの作品ですね~。技術の進歩は目覚ましいですね。いまや、メールやSNSが出来て、FAXはほとんど使わなくなりました。
この作品でしたでしょうか?
コロンボが「FAX」に驚いていたのは。
時代を感じさせられましたが、FAXってそんなに遅かったですかね。それでいて「ああ、ファクシミリ、それでFAX」などと納得していたのが逆に私を混乱させました。
カミさんが家庭用のコンピューターを使ってたのはすんなり受け入れられましたけど。
ぼろんこさんこんにちは、先日初投稿させていただいた者です。先ほど1回投稿したのですが、うまく行かなかったようで、ダブっていたら失礼。先日BSで放送されて、録画して観たのですが、初めて観た際にも思った疑問で、あれほどキレるフィンチが、現場に自分が食べかけたチーズを残していくものでしょうか?、どう思われますか、マクグーハンは祝砲の挽歌が印象的ですが、スリムになってますよね、それでは又。
ぼろんこさん、こんにちは、先日初投稿させていただいた者です。この作品先日BSで放送されて録画して見たのですが、確か初めて観た時も疑問に思った点で、あれほどキレるフィンチが、自分が食べかけたチーズを現場に残していくものでしょうか?どう思われますか、マクグーハンは「祝砲の挽歌」が印象的なんですが、スリムになってますよね、それでは又。
『ブレイブハート』ですね!カッコいいです。
「コロンボとラムフォードが執務室で1対1」、「仮面の男のラスト」の現語版、いつか絶対見ます!コロンボに登場するマクグーハンは、毎回違う顔を見せてくれて、魅力的ですよね~。
楽しいマクグーハン情報、ありがとうございました!
ちあみに、今夜は仕事で「半徹」でしたぁ。
レスありがとうございます。
実のところ子供の頃見た『祝砲の挽歌』でマクグーハンに出会ったのですが当時は名前まで分かりませんでした。その後中学校の映画観賞会で『ブレイブハート』を見た際に名前が分かって本当に嬉しく思いました。
マクグーハンの出演作では原語と吹き替えが違っている箇所が結構あります。『祝砲の挽歌』のコロンボとラムフォードが執務室で1対1になる場面や『仮面の男』のラストは1度原語で御覧になることをおすすめします。とりわけ前者は御存知と思いますがファンがぜひコロンボに聞きたい質問がラムフォードから飛び出しますから。
WATSON,Tさん、コメントありがとうございます。
私も今回、このブログでコロンボについて語ろうと思ったきっかけは、「パトリック・マクグーハン」でした。「祝砲の挽歌」と「完全犯罪の誤算」が特に好きです。
マクグーハンはアイリッシュですよね。劇中でアイリッシュ・ジョークは好みでない…という台詞があるのが、かえってユニークです。私は日本語吹き替えで見ていますが、「アクセントとセリフ回しは独特」なのですね!勉強になります~。
初めまして。楽しく拝見させて頂いてます。
私は「刑事コロンボ」でパトリック・マクグーハンに出会い、ファンになりました。
既にご存じとは思いますがマクグーハンはアイリッシュです。アイルランド人の両親のもとにニューヨークで生まれ、間もなく家族と一緒にアイルランドへ渡ってその後はイングランドで育ちました。
マクグーハンのアクセントとセリフ回しは独特でフォークのそれとのコントラストが際立ちます。この点が彼が複数回犯人役に起用された理由の一つです。
ピーター・フォークの自伝によれば『完全犯罪の誤算』の「決め手」は制作の数年前フォーク自身が医者の待合室で読んだ警察関係の雑誌に載っていた記事に基づくものだそうです。
『完全犯罪の誤算』の脚本に物足りなさを感じたフォークは雑誌記事を思い出し、これを盛り込めないかマクグーハンに意見を求めました。マクグーハンはフォークの提案に同意し自ら筆をとって脚本をリライト、現場と事務所の証拠を結び付ける「決め手」に仕立てたということです。フォークは文中でマクグーハンの才能を絶賛してます。
長々失礼しました。