1話「 殺人処方箋 」

Prescription : Murder / 1968

記念すべき第1作 殺人処方箋

殺人処方箋 は刑事コロンボの第1作目ですが、この1話はTV映画版、2話「死者の身代金」はパイロット版に位置付けられます。刑事コロンボがシリーズ化されるのは3話「構想の死角」からです。アメリカでの放送当時は「殺人処方箋」というテレビ番組であって、「刑事コロンボ」というテレビ番組ではないのだ!と思われます。

オープニングのタイトルバックが凄い!

かつて「舞台劇として演じられた作品」を、TV用に再アレンジして制作されたパイロット版だということです。冒頭の番組名やキャストのクレジットのデザインにはびっくりしました。時代性を物語っていますね~。音楽は有名な作曲家「デイヴ・グルーシン」によるものです。それに比べ、3話「構想の死角」からはお馴染みの「右揃え・黄色のゴシック系書体(注)」という、刑事コロンボシリーズ独特のオープニング画面が定着するようです。

若々しいコロンボ

殺人処方箋 ピーターフォークピーターフォークは当時41歳。その後のコロンボ警部のトレードマークになる、レインコートもヨレヨレとまでは言えず、髪型もボサボサではないです。それでも後期の作品(新・刑事コロンボを含め)よりも、しっかりしたキャラクター性を感じられました。

少々冷酷に映ったか…

嫌気がさすような執拗な捜査、細かい矛盾を逃さない着眼点、さらには犯人を罠にかける「落とし」のテクニック。それらがふんだんに盛込まれています。少し冷酷な印象も残り、後の作品ではドジで人間臭い、愛されるキャラクターに傾いていったのかと思われます。それでも見逃せないのはラストシーン…強烈です。
また、ジョーンの供述をとろうとして、ポケットのペンを探すが見つからず、捜査員に借りている仕草が滑稽です。
→ コロンボはよく「筆記用具を忘れる」件

主犯と共犯の動機の温度差

その後のコロンボ作品にも数回採用されている「共犯モノ」、初回からそうだったのですね。共犯者の「口封じ」は各話とも重要なポイントになり、第二殺人の被害者になるケースも多いのですが、この「殺人処方箋」のコロンボは共犯者の弱さに目をつけ解決の切り札にしました。コロンボ警部の凄さは、「主犯」と「共犯」の「動機の温度差」を共犯者に示唆し、「主犯者に利用された」という背景を引き出していることです。

殺人処方箋 ジーン・バリー主犯の精神科医レイ・フレミングは共犯のジョーンに対し、ヘマしないように細心の注意を払っていますが、これは「二人の未来のための殺害計画」ではなく、実際に利を追求しているのはフレミングのみで、ジョーンは共犯者として選ばれただけだということを、見る側に伝えています。

普通の刑事ドラマではないですよ~宣言

犯行後に、フレミングが電話の上に手袋を忘れそうで、忘れなかった演出。これは視聴者に「おっと、そんなに簡単にヒントは残しませんよ」と、語っています。また、コロンボ警部がジョーンを脅して落とそうとして「じゃ本部で供述をとりましょうね」の後、拒絶されるシーン。普通の刑事ドラマなら、これらが決め手になっちゃうところ「これくらいじゃ落ちませんよ」という、意気込みを感じました。

最初は強烈なほど「豪腕刑事」の素質があった

キャサリン・ジャスティス心が揺らぐ共犯者のジョーン・ハドソン(キャサリン・ジャスティス)に「あんたが殺したも同じだ」から「あんたを落としてあいつを逮捕する、これは約束します」の連続した台詞は、シリーズを通して最も語気を荒げたシーンの一つです。

可哀想なフレミング夫人

ニナ・フォックフレミング夫人のキャロル(ニナ・フォック)は、夫に愛想をつかしていました。夜遅く帰宅するレイを、自室でサングラス(夜なのに・家なのに)をかけて待っています(笑)しかし彼がアカプルコ旅行を計画していると弁明すると一転、機嫌が直ってはしゃいでいました。→映画「十戒」のニナ・フォック

地方検事のバート

ウィリアム・ウィンダムフレミングの友人で地方検事のバートは俳優ウィリアム・ウィンダム。この人は8話「死の方程式」でスタンフォード化学工業の副社長として再登場します。ラストの印象的なロープウェイのシーンにも立ち会った人ですね。

コロンボ警部の刑事哲学が見えてくる

また第1話で既に、コロンボ警部の「刑事哲学」とも思える言葉を聞くことができました。それは「いくら犯人が頭が良かったとしても、殺人については素人である。しかし自分にとってコロシは仕事。たいへんな修練を積んでいるわけです…。」というもの。た、確かに。コロンボ警部の捜査手法はそうした経験に裏付けされた、「匂いを感じて動く」のような部分が大きいのです。
ずっと後の作品40話「殺しの序曲」で、オリバー・ブラントに語る場面や、44話「攻撃命令」での言葉遊びも似たような趣で興味深いです。

計画通りにはことが運ばない

この作品を何度も見返しますと、やはり「予期せぬことが起こる」ということを、細かく描いています。キャロルが死んでいなかった、ジョーンが頻繁に電話や訪問して来ちゃう、警部が約束より早く来るなど。その度に犯行がバレるかも…とハラハラします。

飛行機の機内での夫婦喧嘩

お芝居ですので、かなり声を張り上げてやってましたね。でも声が本物のキャロル奥様とは全然違う気が…。最初から少し無理のある計画だったとも言えますね。夫婦喧嘩なんて恥ずかしいことなので、周囲に聞こえないように‥小声ですべきだった。それでも喧嘩が原因で、キャロルが飛行機を降りたことにできそう。

レイ・フレミングのマンションの風景は「絵」

レイ・フレミングのマンションの窓から見える風景は完璧に「絵」です。古い時代のテレビドラマや映画の笑えるワンシーンですね。フレミングが妻を殺害した後、窓ガラスを割って強盗の仕業に見せかけるシーンで、風景に自分の影が映っています。その他にもアカプルコの釣りのシーンも、もちろん海(背景)とガッツリ合成していますよね。

ジョーン・ハドソン邸は「スタール邸」

ジョーン・ハドソン邸は、有名な「スタール邸」で自称「大部屋女優」のハドソンさんにしては、とてつもない豪邸です。「構想の死角」ケン・フランクリン邸「アリバイのダイヤル」のエリック・ワーグナー邸は、よく確認してみましたら、別の豪邸でした。

容疑者を張り込む刑事

これは2021年の新・気づきです。以前ゲストさんから「容疑者を張り込め(尾行すれ)ば、少なくとも第二殺人は起きない」とのご指摘をいただきました。確かに!その通りなんです。でも第1作では、刑事2人にジョーン・ハドソンを尾行させ、夜は自宅に張り込んでいました。

スペクタクル映画「十戒」

十戒のニナ・フォックスペクタクルとは「壮観」などの意味がありますが「十戒」はコロンボファンにとって正にスペクタクル!主役のモーセを川で拾って育てる王妃ビシア役にこの「ニナ・フォック」、モーセの敵役となるラメセス2世の妃ネフレテリ役に14話「偶像のレクイエム」の「アン・バクスター」、そして悪徳な総督バッカ役に18話「毒のある花」のラング社長「ビンセント・プライス」。少なくともこの3人が共演しているのです。

トミーの自供

アンソニー・ジェームストミー(アンソニー・ジェームス)の自供は決定的なシーンではないが、場面転換としては効果的です。コロンボが本件の捜査から外されるまでの経緯として、気分が入れ替わって気持ちよいですね。

タイトル文字など

注:2話「死者の身代金」は1話と比較し、今後シリーズ化されたデザインかなりに近いものになっていますが、文字は白色でエクステンデッド・ブラック(横長で極太)書体ではありません。なかなか気づきにくいことですが、新シリーズからは、文字が右揃えではなく、センター揃えに統一されています。

舞台版「殺人処方箋」について

本作(パイロット版「殺人処方箋」)より6年前の1962年に、トーマス・ミッチェル主演の舞台版「殺人処方箋」が上演されています。2021年の7月にひょんなことから、このお芝居の日本初上演を実際に見ることができました。詳しくは舞台版「殺人処方箋」をご覧ください。

ジョーン・ハドソン邸

監督:リチャード・アーヴィング
脚本:リチャード・レヴィンソン&ウィリアム・リンク
音楽:デイヴ・グルーシン

レイ・フレミング:ジーン・バリー(声:若山弦蔵)
ジョーン・ハドソン:キャサリン・ジャスティス
キャロル・フレミング:ニナ・フォック
バート:ウィリアム・ウィンダム

加筆:2021年9月18日

刑事コロンボマップ

“1話「 殺人処方箋 」” への156件の返信

    1. 家政婦のシャーロットさんが、翌日の10時に来ると言っていました。
      おそらく彼女が第一発見者です。

  1. 綴りを間違えた。
    CHANTILLYでした。
    アメリカにもCHANTILLY&MONACOって都市があるそうです。
    アメリカには文化がないですものねえ。

  2. ピーター・フォークさんが若いですねえ。
    さらさらの髪の毛なんて初めて見ました。
    NEW YORK WASHINGTON DC 行ってみようと思います。
    アメリカに行ったことがないんです。
    CHANTITYで馬を飼ってみようと思います。
    印象に残る都市ですか?
    PARISですよ。
    コロナが収まったらPARISに住みたいなあと思っています。

  3. 古畑任三郎は刑事コロンボをモチーフにして作られたそうです。
    日本版刑事コロンボって感じです。
    犯人役が有名人ばかりです。

  4. うーん、最後の自供場面は
    「彼女が死んだと思わされて、刑事に対するその場しのぎで言っただけ。本心じゃない」
    という言い訳が、彼女に対しても通用しそうだし、刑事裁判でも弁護士に
    「あんな捜査手法、違法以外の何なんだ」
    と言わせれば済んじゃいそうな。

    ・・・お約束を私、理解してないですね。

  5. はじめまして
    今回初めてきちんとコロンボを見ました。
    気になったことがあって検索したらこのブログを見つけました。
    コロンボ愛を感じますね。
    私が気になったのは、最後の愛人を使った罠です。
    撮影所であんだけがんばったのにコロっと医師を罠にはめるのに同意するでしょうか。
    深夜の電話でもそれほど動揺してなかったので、辻褄が合わないと感じました。

    1. えびわんさん>初めまして。
      私の考えですが「医師を罠にはめるのに同意」したわけでは
      ないと思います。おそらく「レイの愛を確かめたかった」のです。
      コロンボは彼女に、こう持ちかけた。
      「フレミング先生は、決してあなたを愛しちゃいない。
      これはお金が目当ての殺人計画ですよ。嘘だと思うんだったら、
      ひとつ試してみませんか?」

  6. 前回の再放送は途中から見始めたので、今回の再放送スタートで初めて第一話から見ることができてうれしいです。
    子どもの頃、コロンボシリーズは殆ど見てまして、前回の再放送でもたいていのエピソードは見覚えがあったのですが、この殺人処方箋は初めて見た気がします。
    なので、まだ見てないエピソードがあるんでしょうね。
    これからが楽しみです。

    殺人処方箋、まだ正式にシリーズ化されてないこともあって、まだコロンボのキャラが固まってないところが興味深い。操作方法がちょっと強引な感じもありますが、コロンボ自体まだ若いので、そういう時期もあった、ってことで納得はできると思います。

  7. これまで、このサイトを楽しませていただいていました。
    初めて投稿します。
    コロンボは子供の頃から好きな番組でしたが、いつも「あ、始まっている」という感じで、今回ようやく「殺人処方箋」を視ることができました。
    パイロット版ということでオープニングもシリーズとは異なるのですね。
    ロールシャッハテストがモチーフなのでしょうか。ちょっとおどろおどろしい感じにもなっていて、内容と合わせているなあと思いました。

    ところで、強盗に見せかけるためにベランダへのガラスを割っていましたが、最上階のベランダは外からの侵入路になりうるのでしょうか。

    1. まったく同感です。子供の頃から大好きなコロンボ。何度も何度も再放送を見てるんですけど、いつも放映に気づいたときには何週間も過ぎていて…やっと第一話をしっかり見ることができました。シリーズ化前とあってコロンボが若いだけでなくきちんとしてる。髪もビシッとしてるしコートもよれてない。コロンボの頼りなさの裏に潜む鋭さはシリーズが進むに従って構築されていったんですね。

  8. 毎週土曜日に放送していたポワロシリーズが終わったと思ったら、またコロンボシリーズなのですね。で、あらためて見ていて気づいたんですけど、35分13秒あたりにでてくる黒人看護師さん。あの女性は本当に黒人だったのでしょうか。
    昔は白人女性を黒く塗って映画に出演させたと聞いたことがあります。それだったのかも。正面をむいてないので、見間違いの可能性もありますけど。
    そうやって意識して見ると、出演している役者も白人だらけのような気がします。こういうところでも時代を感じますね……

  9. 昨日からコロンボがスタートしましたね〜毎週土曜日ということで、待ち遠しいですが、週一回の楽しみが増えました。
    週一回ということは、放送が終わるまでに1年以上かかるということ?!
    昨年夏のAXNミステリーは一挙放送でしたが、これはこれでゆっくりコロンボを味わえますね!昨年録画できてなかった分をしっかり撮るぞー
    またぼろんこさんのこのサイトが盛り上がりますね!どうぞよろしくお願いします!

  10. ジーン・バリーの吹き替えは若山弦蔵ですが、途中で違う人が吹き返し、また若山氏に戻っています。Wikipediaを見たら「第1話ゲストスター声優」の箇所に、若山弦蔵(麦人)と出ていました。途中で変わった声優が麦人だったと言うことでしょうか。この理由を知っていたら教えて下さい。

    1. ふむ、テレビ放映時にカットされた場面の録り直しなのだろうが、小池氏のように声優さんが亡くなっていたり引退していれば別人で吹き替えるのだろうが、若山氏が引退されたかどうか分かりませんね。
      はっきり答えられずかたじけない。

    2. チャチャ猫さん>
      ジミー頁のおっしゃる通り、NHKの初回放送枠には全編が収まらなかっため、
      あらかじめ「重要でないシーン」をカットした上で、
      吹き替え録音が行われました。
      その後、ノーカットで放送できるようになった際に、
      すでに小池朝雄さんが亡くなっていたりして、
      別の俳優さんが担当しました。
      若山弦蔵さんは、つい最近までご存命でしたので、
      ジーン・バリーの不足分を補えたかもしれませんが、
      いっそのこと、全員声が違う…なんてこともあるようです。

  11. スペクタクル映画「十戒」には「ビデオテープの証言」で殺されたマーサ・スコットも出てますかね?

    1. 出演してますね。
      IMDb見るまでもなく、日本語wikiに載ってましたよ。
      「ベンハー」にも出てます。

      1. ジミー頁さん ありがとうございます。
        ってことは、ぼろんこさんの指摘(ふふふ、大袈裟)の3人に加えて4人目ですね。
        これ以上揃った映画ってないかもですね。

        1. ナツコさん>
          嬉しい情報、ありがとうございます。
          「ビデオテープの証言」放送までに
          肉眼で確かめた上、加筆させていただきます。

  12. 刑事コロンボに出てくるジョーン役の女優さんって美人で歯並びがとっても綺麗です。
    利用されたのは可哀想です。
    フランス版刑事シリーズも見てみたいです。
    衣装はCHANELですか?

  13. 初めまして!いつも楽しく拝見しております。
    金曜ロードショーでコロンボを観て育った世代です。BSプレミアムで、また土曜日の放映が始まり嬉しいです。万歳!
    第一話のコロンボが若くて笑ってしまいます。トレンチコートも着用していませんね。執拗な性質は出ていますが、キャラクターの方向性はまだ定まっていなかったのかな?葉巻と鉛筆忘れのキャラはこのころからなんですね。

    1. ちょっとやり方や態度が後の作品と比べて強引ですよね。
      あと、髪の毛が短い。というかこ綺麗ですね!

  14. やっぱりコロンボ、面白いです!フレミング博士の傲慢ぶりも何とも言えませんね。利用された愛人が怒るのは当然ですが、確かにちょっとこの解決はいただけないかもしれません。

  15. 第1話今回が初見でした。
    オープニング~BGMと007を彷彿としちゃいました、そのせいかミステリーものと言うよりスパイものとかスリラー的な印象を強く受けました。
    終盤、上からのお達しを無視出来ちゃうんですね。しかし、あの捜査手法はダーティー過ぎてあまり好きじゃありません。

    1. 私もそう思いました。共犯者からおとすというやり方がキビシイなと…。

      最初フレミング夫人が死んでないと聞いた時のフレミング氏の表情、意識が戻ったと聞いた時の表情、誰が見ても怪しいですよね(笑)

      でもそういう展開にハラハラドキドキする過程は楽しかった!それに、若山弦蔵さんの声!レガシーですね。

  16. こんにちは久しぶりに投稿させていただきます。最近はまっているのが米粒写経が刑事コロンボについての動画があるのですが何度みても面白く飽きない!!
    もう視聴済みの方もおられるでしょうがまだの方はお薦めします。

  17. 始まりの場面、結婚10周年パーティーで「私は誰でしょう」のような人物当ての余興をしています。
    フレミングが出したのは「Bで始まる有名人」らしく、客はアービング・バーリン、ベルリオーズ、ブラームス、バーンスタイン、リジー・ボーデン、サー・ウイリアム・ブラックストン等答えますがいずれも否。
    正解はジョゼフ・ブラウアーと言う誰も知らない名前。
    犯人の人物像を窺わせるエピソードとして興味深いですね。
    日本語吹き替えでは、日本人には馴染みが薄いと気遣ったのか、アービング・バーリン以外は作曲家、政治家、エッセイスト、殺人犯となっていました。
    訳者の苦労はうかがえますが、余興の答えとしては外れていますね。
    また乾杯に先立って友人のゴードンが「10周年を心からお悔やみして」とジョークを言ってます。この2人の運命を暗示しているようで面白いです。

    1. あのパーティー場面で、招待客は全員白人でバーテンとメイドだけが有色人種でした。
      現実はそうであっても、今なら人種バランスにも注意した演出になるのでしょうが…
      50年も経つとやはり状況設定も近頃とは異なりますね。

      1. 文字訂正いたしました。
        詳しくご覧になっていて、感服いたします。
        コロンボに登場する日本人はほとんどが使用人のような役ですね。
        まぁでも、経済的に成功した在米の日本人も大勢いたでしょう、
        コロンボに登場していないけれど。

    2. 「ジーン・バリーとエイモス・バークが出て来ないぞ」と視聴者に思わせようという趣向だったのかも。(エイモス・バークはジーン・バリーの当たり役)

  18. 声優つながりでいうと吹き替えの俳優さん、水戸黄門や必殺シリーズでの悪役で出演されてた方が吹き替え担当されてるケースが多いですね。佐野浅雄さん
    西沢利明さん田口計さん草薙幸二郎さん外山高士さん、犯人以外でも横森久さん等キリがないです。

      1. 声優さんでなく敢えてベテラン俳優さんを起用するNHKの「拘り」ですよねえ。NHKアニメの名探偵ポアロが里見浩太朗、ミスマープルが八千草薫の吹き替えだったときはぶっ飛びました。

  19. このドラマの吹き替え版に関してやはり一番の聴きどころは
    小池朝雄さんの声ですね。
    小池さんの声が聴きたくてコロンボを観てる、みたいなところはあります。時代劇の悪役のイメージとは違う小池さんの声は本当に素晴らしい。

    1. 79年には映画『蘇える金狼』に悪徳企業の幹部役で出ているんですよね。コロンボで人気があった時期です。主人公松田優作にボコボコにやられちゃうんで、コロンボファンは見ていて忍びなかった。

      1. 役員の中でも下っ端で、ピストルで朝倉(松田優作)殺しを命ぜられます。
        でも、安全装置を外さないで撃ったので発砲せず、朝倉に逆襲される、と。
        ピストル下手まで真似しなくて良いのに(笑)

        1. いやいや、79年ごろの小池さんといえば、「Gメン’75」第204話の城西警察署長でしょう。もう黒岩部長刑事は西部署に転勤してしまったのか、徳吉刑事は既に私立探偵を開業してしまっているのか、頼れる部下がいなかったと見えて、陰謀に嵌められて一時はピストル自殺をやりかけるという強烈な役ですが、今その演技を観ると、どうもコロンボと声の調子が違う。コロンボの演技はわざわざ声を作っていたというのは本当のようですね。

          1. 小池さん、結構、地味目な風貌なのに、「仁義なき戦い」、「徳川いれずみ師・責め地獄」なんて、スゴイ存在感ですよね。

            1. 小池朝雄に目を付けたNHKは慧眼ですね。一方で、ピーターフォークの高めの声とは合わないという趣旨の記事を読んだ記憶があります。クリスティの翻訳で有名な詩人の田村隆一さんだったかなあ。

    2. 小池氏=コロンボのイメージを利用した逆転現象が
      1982年正月SPドラマ「天国と地獄の美女」(原作:江戸川乱歩)。
      大富豪と瓜二つの貧乏な男(伊東四朗二役)のすり替えを
      後者の不倫相手を演じる小池氏が計画する。当初から無理のある計画、
      後から生じてくる想定外の事態に再三、弱腰になる男をコロンボがたきつけ、
      執念深く冷徹に犯行を重ねているような錯覚を覚えてしまいます。
      特に最初の誘拐が失敗して富豪の左目を傷つけてしまった時には、
      「片目ぐらい、どうってことないだろう」と嘯き替え玉の左目を潰す!
      また、この一件による義眼がキーアイテムになる等、ピーター・フォークが
      片目義眼の俳優であった事を意識していたと思われます。

  20. 初めまして、初投稿させていただきます。小生、中学生くらいから刑事コロンボを観ているものです。私自身の好みは脚本の秀逸さや俳優さん達の名演に加えて声優さんの名演にも酔っている者です。日本人の声って特徴のある人が多いような気がします。

  21. ぼろんこさんのコメントのとおり、刑事哲学~「いくら犯人が頭が良かったとしても、殺人については素人である。しかし自分にとってコロシは仕事。たいへんな修練を積んでいるわけです…。」というもの・・・・
    コロンボの仕事に取り組む姿勢をうかがい知る重要なものですね。
    たいへん共感しており、何度観ても惚れ惚れします。

    ハドソン宅のシーンに出てくる効果音(文字ではうまく形容できませんが)の狙いが解るとウレシイところです。

      1. コロンボ(小池朝雄さん版)大好きです!その中で、別れのワイン・忘れられたスター・殺人処方箋が特に好きな作品です♪何度見てもまったく飽きない。声優陣がまた堪らないですね。

    1. 毎日毎日、仕事終わりの22時にコロンボに会えるの楽しみに
      してる。。。。自分が滑稽です
      あの、コロンボの目の鋭さがたまりません。

  22. もしもジョーンからの電話でフレミングが「すいませんが私はフレミングです!フランクリンではございません!」と間違い電話にしておけば犯行は大成功だったのかも知れない?
    しかし彼は頻繁にコロンボが自宅や職場に来るとは夢想だにしなかった?!

  23. 「道化のふりをしている」と指摘されるシーン。犯人のハイレベルさを感じさせる演出でした。

  24. 被害者の意識が戻るかどうかでヤキモキする辺り、古畑の「矛盾だらけの死体」を思わせますね。

  25. 【原題解釈】
    Prescription:Murder
    直訳すると、「処方=殺人」。
    おなじみの「Mission:Impossible(任務名=不可能)」と原題の構造は一緒。
    フレミング医師にとって、採れる措置(処方)は夫人を殺すことしかなかったという意味ですかね。

      1. いつもお世話になっております。
        録画した刑事コロンボを吹き替えで見た後、こちらの内容を参考にして英語+字幕で観る、その後部分的にスロー再生というのが習慣になっています。
        さて、この殺人処方箋という日本語のタイトル、実にストレートで良い題名だと思っています。

        早速、英語の:(コロン)の使い方も復習しましたが、Prescription:Murderということは(処方箋 ⇒ 妻を殺害)お~怖い。
        フレミング氏は自分にこのような処方箋を与えたわけですね。

        この「殺人処方箋」、精悍なコロンボ氏の姿が実に新鮮でした。

        ついでに、TVシリーズから大好きだった「スパイ大作戦”Mission:Impossible”」も意味としては、「任務:実行不可能」ということですね。
        「お早うフェルプス君、失敗しても知らないけど今回も頑張ってね」という雰囲気、よくわかりました。
        あらためてワクワクしてきます。

  26. またまた再放送ですね。またまた見ます。
    第一作目、奥さんが亡くなる直前の最後の言葉は
    「ご主人の名前」でした。
    「レイ」…(に殺された…)と続くのだったでしょうね。
    ダイイング・メッセージ!

    1. 初めまして。
      このシーンは好きですね。最期の言葉が良い様に?誤解される。
      ラディゲの「肉体の悪魔」のラストシーンを連想しました。

      少年と人妻が不倫し、人妻は少年の子を産み、少年と同じ名前を付ける。
      しかし、産後の肥立ちが悪く、人妻は亡くなる。
      最期の言葉は、少年の名前。
      旦那はこれを「自分の子供の名前を呼んだ」と誤解し、子供を幸せにする決心をする。

      なんとも苦い味わいがあります。

  27. ぼろんこ様
    初めてコメントします。
    殺人処方箋初めて観ました。
    今までテレビ放送でいくつか観てきたコロンボに比べて、荒々しく犯人を捲し立てる感じにびっくりしました。
    でも、「うちのカミさん」のくだりは一作目からあったんですね〜
    これから毎週水曜日が楽しみです。

    少し疑問に思った事があります。
    それは、犯人がマメに部屋の灯りを消す(あるいは消させる)シーンが三回もあり、この几帳面さが後々ボロを出すきっかけになるのでは?と思わせるような演出があったが、結局何も関係なかった点です。
    一回目は犯行後、燭台や銀食器などを鞄に詰め、洗面所に洗濯物袋を取りに行った後洗面室の電気を消すシーン。
    二回目は変装を終えたジョーンと部屋を出て行く時にジョーンに電気を消すように指示するシーン。
    この二つに関しては、夜中に物取り強盗が押し入って殺されたというシナリオなのだから、その犯人がご丁寧に電気を消して行くのは不自然なのです。
    三回目は、コロンボがフレミングのオフィスでバーボンを飲みながら架空の犯人像の話をした後、先に部屋を出るフレミングがコロンボに部屋の電気を消して出るように指示するシーン。
    もしかして、他のシナリオがあったのかもしれないな〜と思いました。
    ぼろんこ様はどう思われますか?

    1. かつさん、コメントありがとうございます。
      これから毎週水曜日が楽しみ!ですね〜私もです。
      さて、「マメに部屋の灯りを消す」の洞察、素晴らしいですね!
      確かにカチッカチッと、小気味よく電気を消すシーンがありました。
      窃盗犯が電気を消すという点は矛盾(無駄)かもしれませんが、
      留守中であることを継続するためには、電気を消した方が良いし
      犯人の心理になると、やはり消したくなるのが心情(犯行を隠したい)かも…。
       
      それとは別に、フレミングの自信満々の様子、完全犯罪が着々と進む様子などを
      リズミカルに描いているようにも映りました。それはそれで良い気がします。
       
      かつさんのコメントを読んで感心したことは、犯人の心理になって
      ドラマを見ていることです。
      刑事コロンボは倒叙法「最初から犯人がわかってしまう」もので、
      犯人を推理するより、むしろ犯人の気持ちになって「犯行がバレたくない」
      スリルを楽しむものだと思います。
       
      ぜひこれからも、刑事コロンボをお楽しみください。

    2. かつさん、ぼろんこさん今晩は。
      カミさんのお話があったのでお邪魔します。
      『黒のエチュード』のところで さっきコメント残したのですが
      NHKでの放映が1972 8,27に多分この『殺人処方箋』で始まって10年余り。そして日本テレビで1983年?からコロンボ作品を放送していくことになってときに、吹き替えし直した作品が『黒のエチュード』と『殺人処方箋』の2作品
      ●『殺人処方箋』の吹き替えの録り直しの理由は、初収録から11年経ってコロンボのイメージが変わってしまったことだそうです
      ●そして旧版(NHK)の時は飯嶋永昭訳
      ●新版(日本テレビ/DVD)は額田やえ子訳
      なので カミさんという言葉がこの『殺人処方箋』では聴けて 、そのあとの『死者の身代金』~『パイル-3の壁』までは 女房とか妻とか色々言い方が安定してない理由はそんなところから来ています(多分(笑))

      1. 因みに
        精神分析医レイ・フレミング役ジーン・バリーの吹き替えですが
        ●1972年NHK版は瑳川哲朗さん…大江戸捜査網の井坂十蔵役で人気を博していた頃収録
        ●1983年日本テレビ版は若山弦蔵さん…ジーン・バリーやショーン・コネリーの吹き替えが当たり役

        私は若山弦蔵バージョンしか観たことがないので、小池朝雄さんのコロンボも年期の入ったもののほうしか聴いたことがない。

        若いコロンボに違和感があるのは 見た目に反して小池さんの声が熟成コロンボだからかもしれません(笑)

        大好きな作品です
        コロンボはここから始まった

        1. なるほど!納得な情報、ありがとうございます。
          瑳川哲朗さん版、いいな〜。

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