1位「別れのワイン」

19話「別れのワイン」ドナルド・プレザンス【165票】

刑事コロンボの作品として圧倒的な支持を得たのは、やはり「別れのワイン」でした。サンプル数を増やしても1位の座は他の作品に譲らない、そんなパワーを感じます。この作品は刑事コロンボのコアなファンからも、そうでない方からも、幅広く愛されていると思います。

2位「二枚のドガの絵」3位「忘れられたスター」

2位 6話「二枚のドガの絵」ロス・マーティン【136票】

スカッとした結末では思わず「上手い」と、声が出そうな完成度。犯人役ロス・マーティンの憎たらしさ加減も絶妙。私も大好きな作品なのですが人気では1位の「別れのワイン」には及びません。

 
3位 32話「忘れられたスター」ジャネット・リー【129票】

「忘れられたスター」を好きだと答えた人は「何と言っても…」と言う言葉を添えたくなるようです。コロンボ的には型破りなエンディングですが、それもこの作品の大きな魅力となっているようです。

2位と3位は、肉薄しています。当初は「二枚のドガの絵」がダントツ2位でしたが、「忘れられたスター」が激しく票を伸ばしています。

加筆:2024年9月27日

4位~6位

4位 28話「祝砲の挽歌」パトリック・マクグーハン【98票】

パトリック・マクグーハン(関与作品)の最高傑作だと断言します。この作品を格別だと評する人も数多く、何度見ても飽きない作風です。

5位 15話「溶ける糸」レナード・ニモイ【94票】

スター・トレックTOS(宇宙大作戦)のミスター・スポックで有名なレナード・ニモイ主演。スポック人気も重なって多数の支持を獲得しています。犯人の冷酷さもトップクラス。もちろん作品としての魅力も傑作級。

6位 27話「逆転の構図」ディック・バン・ダイク【88票】

解決編が強引だというご意見はごもっとも‥としても、刑事コロンボ黄金期の代表作の一つでしょう。犯人、妻、助手、部下の刑事、証人、その他脇役‥などなど俳優陣のユニークさも作品に花を添えています。

更新:2024年9月27日

7位~10位

7位 29話「歌声の消えた海」ロバート・ヴォーン【74票】
 
8位 13話「ロンドンの傘」R・ベイスハート / O・ブラックマン【68票】
 
9位 40話「殺しの序曲」セオドア・ビケル【59票】
 
10位 25話「権力の墓穴」リチャード・カイリー【58票】
 
7位~10位はデッドヒートです。どれも人気が高く、順位が激しく入れ替わる傾向にあります。
 
更新:2021年8月20日

11位~20位

11位 1話「殺人処方箋」ジーン・バリー【48票】
  
12位 41話「死者のメッセージ」ルース・ゴードン【47票】

13位 36話「魔術師の幻想」ジャック・キャシディ【46票】
 
14位 43話「秒読みの殺人」トリッシュ・ヴァン・ディヴァー【42票】

15位 3話「構想の死角」ジャック・キャシディ【41票】
  
16位 4話「指輪の爪あと」ロバート・カルプ【40票】

17位 24話「白鳥の歌」ジョニー・キャッシュ【38票】
 
18位 9話「パイルD-3の壁」パトリック・オニール【37票】
 
19位 45話「策謀の結末」クライヴ・レヴィル【34票】

20位 20話「野望の果て」ジャッキー・クーパー【31票】
 
更新:2024年9月27日

21位以下

26話「自縛の紐」ロバート・コンラッド【27票】
21話「意識の下の映像」ロバート・カルプ【25票】
30話「ビデオテープの証言」オスカー・ウェルナー【23票】
34話「仮面の男」パトリック・マクグーハン【21票】
2話「死者の身代金」リー・グラント【20票】
8話「死の方程式」ロディ・マクドウォール【20票】
60話「初夜に消えた花嫁」【20票】
51話「だまされたコロンボ」イアン・ブキャナン【19票】
59話「大当たりの死」リップ・トーン / ジェイミー・ローズ【19票】
42話「美食の報酬」ルイ・ジュールダン【18票】
33話「ハッサン・サラーの反逆」ヘクター・エリゾンド【18票】
62話「恋におちたコロンボ」フェイ・ダナウェイ【18票】
50話「殺意のキャンバス」パトリック・ボーショー【18票】
39話「黄金のバックル」ジョイス・ヴァン・パタン【18票】
37話「さらば提督」【17票】
52話「完全犯罪の誤算」パトリック・マクグーハン【17票】
44話「攻撃命令」ニコール・ウィリアムソン【16票】
56話「殺人講義」S・キャフリー/G・ハーシュバーガー【16票】
53話「かみさんよ、安らかに」ヘレン・シェイバー【16票】
10話「黒のエチュード」ジョン・カサヴェテス【15票】
17話「二つの顔」マーティン・ランドー【15票】
22話「第三の終章」ジャック・キャシディ【15票】
31話「5時30分の目撃者」ジョージ・ハミルトン【15票】
23話「愛情の計算」ホセ・フェラー【13票】
12話「アリバイのダイヤル」ロバート・カルプ【12票】
47話「狂ったシナリオ」フィッシャー・スティーブンス【12票】
54話「華麗なる罠」ジェームズ・リード【11票】
11話「悪の温室」レイ・ミランド【10票】
16話「断たれた音」ローレンス・ハーヴェイ【10票】
63話「4時02分の銃声」ウィリアム・シャトナー【10票】
14話「偶像のレクイエム」アン・バクスター【9票】
35話「闘牛士の栄光」リカルド・モンタルバン【9票】
5話「ホリスター将軍のコレクション」エディ・アルバート【8票】
57話「犯罪警報」ジョージ・ハミルトン【8票】
49話「迷子の兵隊」ロバート・フォックスワース【7票】
67話「復讐を抱いて眠れ」パトリック・マクグーハン【7票】
58話「影なき殺人者」ダブニー・コールマン【6票】
64話「死を呼ぶジグソー」【5票】
66話「殺意の斬れ味」デビッド・ラッシェ【5票】
38話「ルーサン警部の犯罪」ウィリアム・シャトナー【4票】
18話「毒のある花」ヴェラ・マイルズ【4票】
46話「汚れた超能力」アンソニー・アンドリュース【4票】
48話「幻の娼婦」リンゼイ・クルーズ【4票】
55話「マリブビーチ殺人事件」アンドリュー・スティーブンス【4票】
61話「死者のギャンブル」G・エビガン / D・デイリー【4票】
7話「もう一つの鍵」スーザン・クラーク【2票】
68話「奪われた旋律」ビリー・コノリー【1票】
65話「奇妙な助っ人」ジョージ・ウェント【1票】
69話「虚飾のオープニング・ナイト」マシュー・リス【1票】
 
更新:2024年9月27日

あなたの好きなコロンボ作品に「1票」!

もしも、ご自分の好きな作品が上位にランクされていないコロンボファンの方がいらっしゃいましたら、この記事に「この作品に1票」とコメントを下さい。不定期にはなりますが、ランキングの更新を行います。
※この記事のみ「コメントを常時受付/表示」に設定いたしますが、不適切な書き込みなどは、管理者の独断により削除する場合がございます。
(2021年2月現在、他の記事も「コメントを常時受付/表示」としています。)

AXNミステリー「人気ランキング」

2011年9月16日より2日間あまり、CATVのチャンネル「AXNミステリー」の特番「俳優ピーター・フォーク追悼特集 連続50時間放送」が放送されました。その中で「刑事コロンボ人気ランキングBEST10」が発表され、17日の朝よりBEST10〜1の順に10作品が放送されました。凄い企画だったと思います、感心しました。
ぼろんこぼ独自調査(笑)によるランキングとは、違った結果になってますが、たいへん興味深いものです。みんさんの印象はいかがでしょう?
1位 19話「別れのワイン」ドナルド・プレザンス
2位 32話「忘れられたスター」ジャネット・リー
3位 1話「殺人処方箋」ジーン・バリー
4位 15話「溶ける糸」レナード・ニモイ
5位 28話「祝砲の挽歌」パトリック・マクグーハン
6位 13話「ロンドンの傘」R・ベイスハート / O・ブラックマン
7位 9話「パイルD-3の壁」パトリック・オニール
8位 6話「二枚のドガの絵」ロス・マーティン
9位 29話「歌声の消えた海」ロバート・ヴォーン
10位 4話「指輪の爪あと」ロバート・カルプ
ぼろんこの感想としてはまず、10位に滑り込んだ「指輪の爪あと」が大健闘してくれた!です。ぼろんこの独自調査では21位以下に低迷していまして、思ったより支持者が少ないのか?と、がっかりしていました。この作品は「二枚のドガの絵」に匹敵する初期の名作だと思っています。
また「ロンドンの傘」や「祝砲の挽歌」「歌声の消えた海」などは、シチュエーション設定において独特の雰囲気をもった作品で、やっぱり好きな方が多いのだな〜と改めて感じました。
3位に「殺人処方箋」が選ばれたことも、さすがマニアの方々の一票がこれに集まったのか。との印象です。
1位と2位は不動の人気を誇る2作品「別れのワイン」「忘れられたスター」。これらはコロンボの醍醐味には若干欠ける印象もありますが、単品としても十分楽しめるもので、多くのファンの心をつかんでいますね。
意外にも10選にもれた作品としては「権力の墓穴」「逆転の構図」「殺しの序曲」。これらに勝った「パイルD-3の壁」の人気の高さ。コロンボ作品は「層が厚い」と、感嘆しきりです。
ランク外の作品は、BEST10放送後「ピーター・S・フィッシャー作品集」の中で「権力の墓穴」を、ピーター・フォークの大ファンである小倉智昭氏が選ぶBEST3の一作品として「逆転の構図」が放送されるなど、コロンボファンには、大満足の50時間だったと言えます。
ちなみに小倉智昭氏のBEST3は「構想の死角」「逆転の構図」「白鳥の歌」でした。
50時間すべてを見ることは出来ませんで、断片的に楽しませていただきましたが、刑事コロンボファンの方々にとって、人生で一番楽しい日であったことでしょうね。