60話「初夜に消えた花嫁」

No Time to Die / 1992

この作品は私のような古典的コロンボファンにとっては、許されざる類(たぐい)のお話なのですが、意外と高く評価する人も存在するのです。これは面白い現象です。

賛否両論あります

激しく賛否両論が出ます。酷評が多いのですが、この作品が好きだという意見も頂きます。例えば18話「毒のある花」、22話「第三の終章」など、比較的「賛否どっちも少ない」作品より話題になるみたいです。

何年かかろうと、深く分析したい作品

私のコロンボ作品の鑑賞回数としては、この「初夜に消えた花嫁」と「死を呼ぶジグソー」が最も少ないです。どうしても好きな作品を中心に記事を書きがちですが、この作品もいつか深く探求して記事を書き上げるつもりです。

監督:アラン・J・レビイ
原作:エド・マクベイン
脚本:ロバート・バン・スコイク

アンディ:トーマス・カラブロ(声:大塚芳忠)
メリッサ:ジョアンナ・ゴーイング(声:佐々木優子)
ストラッサー:ダニエル・マクドナルド(声:谷口節)

加筆:2020年8月18日

“60話「初夜に消えた花嫁」” への136件の返信

  1. アメリカでモデルやってるようなおねえちゃんが
    あんな強くもなさそうな男のメス一本でほぼ言いなりとか 萎えますわ

  2. 簡潔なぼろんこさんのストーリー解説に、思い入れの度合いが現れていて思わず笑ってしまいました。
    当時のアメリカでの評判はどうだったんでしょうか、やはり賛否あったのでしょうか。
    現在なら「ネット炎上」するくらいの。

  3. いつもと違う犯人との駆け引きがないストーリーや、甥っ子が出てくる掟破り、最後の射殺シーンは実はさほど気にならなくて。動機とか犯人側のストーリーがなかったのがモヤモヤするなと。
    せめて「あー!あの場面のあいつが!」みたいな伏線回収で犯人がわかるみたいなのでもよかったかな。射殺した後にコロンボが「ところで、あんたどなた?」って聞いてそうな、ストーリーにも絡んでこない単なるサイコの犯行というのはがっかりしました。
    動機も結局分からなかったし…「メリッサ!俺と一緒に死んでくれ!」くらいはっきり言ってくれた方が観てる側としても状況は呑み込めたのですが。

  4. 劇場版だったとは知りませんでした。道理で、いつもの地道な追い詰め捜査は陰を潜めチーム捜査のダイナミックなイメージが目立つ作品でした。時間との闘いも手に汗握る展開でしたし、解決まで僅か半日!?いつにないアップテンポでラストは犯人射殺、太古の昔からコロンボさんを愛する身としては異色の回で納得できないかと思いきや…。面白かったです。いつもは孤軍奮闘のコロンボさんですが、チームメンバーとして、どのように仕事をしているのか?部下への思いやりある態度や、上司との交渉、もちろんいつもの、目撃者への粘り強い聴き取りなど違う顔が見られて良かったです。ただ、毎回だとコロンボらしさが失われてしまうので、たまの息抜きとしてなら…。

  5. オープニングのクレジットでマクベインの名前が出た時点で毛色の違う予感がしましたが・・・。
    プロットは良いと思うんですよ。殺人以外の捜査も出来るんだな、さすがコロンボ。
    番外篇としては認めます。
    でも親族は出さない不文律は守って欲しかった。それとやっぱりラストがダメ。受け入れられません。ここまでやるとコロンボではないです。
    もう少し考慮して欲しかったです。

  6. 個人的にはコロンボがいつもの犯人との駆け引きだけでなく、ひらめきと地道な捜査を厭わない堅実さを併せ持つ、極めて優秀なベテラン刑事であることが見られる本作の様な作品が1作ぐらいあってよかったと思います。冒頭の親代わりの愛情と警察ジョークの混じったスピーチも好きです。

  7. 刑事コロンボに限らず、長く続くドラマでは時々毛色の変わったエピソードが作られることがあるようです。(スタートレックでもお遊び的なエピソードが時々あります)制作スタッフもストレスがたまってくるんでしょうか。息抜き作品と思えば、これはこれでありかなと思います。
    賛否両論があるというのは、昨今よく言われる「多様性」というところでしょうか。

    ちなみに、「♪彼はいいやつ・・・」の歌はスタートレックでも時々出てきますが、共通のスタッフでもいるんでしょうか。

    1. あの歌は “For He’s a Jolly Good Fellow(彼はいいやつ)” というタイトルで、大人も子どもも知っている定番のお祝いソングなんです。結婚式に限らず、誕生日や昇進祝い、スポーツの表彰パーティーなど、主役を祝う時に誰からともなく歌い始めることが多いんですよ~。
      ギネスブックの「世界で最も歌われている英語の歌ベスト3」の2位ににランクインしているそうです。1はハッピーバースデートゥーユー、3位は蛍の光。なぜか日本では2位のこの曲だけ知名度が低いですね。

  8. エンド・クレジットに「原作 エド・マクベイン」と出て納得です。警察の組織捜査を描いているのは黒沢明の「天国と地獄」を見るようでした。物語としては面白いですが、やはりコロンボで取り上げる意味はないですね。「二つの顔」や「さらば提督」みたいに純粋な倒叙物とは言えない名作もありますので、倒叙形式でなければ認めないとは言いませんが、犯人と対峙してじわじわと追い詰めていくというコロンボの個性を殺してまでやる話ではないでしょう。またコロンボを主役に据えた都合上、彼の活躍ばかりが際立つスーパーヒーローとしなければならず、チーム捜査という原作の醍醐味も殺した中途半端な作品になったと思います。コロンボ抜きでもっと丁寧に作ってもらいたかったですね。

  9. 本編を見ながら頭の片隅で「嗚呼、きっと旧派がぼろんこブログでこの作品を叩いてるんだろうなぁ…」なんてことを思い浮かべておりました。

    殺人事件ではなく誘拐事件を捜査するコロンボ

    いつもと違う展開ながらも犯人特定までに至るコロンボの鋭い勘とひらめきはお見事でしたし、花嫁が無事に助かるのかハラハラさせる緊張感と、多くの警察官の協力のもとに行われた地道な捜査はテンポがよく非常に見応えがありました。

    久々に引っ張り出してきたけど、やっぱり使うことはなかったねとばかりにピストルを引っ込めるコロンボの表情も良かったです。

  10. 私はストーリーは別として この作品の冒頭部分における場面で
    花嫁花婿の二人が幸せそうにダンスをしているのを
    自身の昔を懐かしそうに思い出している あの目と表情がとても好きです。

  11. 私はこの作品は好きになれません。
    なんかコロンボはいつもの調子でないと。

  12. 「初夜に消えた花嫁」思いのほかおもしろかったです。サイコサスペンス、ホラー要素あり、それでいてスピード感もありました。おもしろかったけど・・・これ、コロンボでやらんでも、とは思いました。まあ、でもコロンボでやるからおもしろいってのもあるかも。

  13. アンディはドラマ、メルローズプレイスで見慣れた顔で
    当時はじめて有料のWOWOWに加入して見てたドラマでした
    コロンボの出番が少なかったね
    甥っ子って、もしかしてコロンボの身内初登場??

  14. なぜかこのエピソードに縁がなく、今回が初見でした。異色の作品ではあるものの、コロンボの仕事に対する執念は、従来通り健在ですし、部下への配慮など優しさも感じられて、引き込まれました。
    お顔に特徴のある車の目撃者ビル役の俳優は、「殺意のキャンバス」にも出演されていましたね。
    残り9話となり寂しくなりますが、大切に観賞したいと思います。

    1. ひさびさに見ました殆ど話を忘れてたので楽しめました。
      誘拐じゃ死刑は無いだろうし、異常者だと医療刑務所で社会復帰したらまた怖いなあとも。
      なので射殺で良かったなあ、と、非人道的な感想が出たのはどうかご容赦を。
      他の方々が書かれてるように、普段のコロンボの勤務ぶりが分かって、また、ソロプレイでなく警察組織の得意技(誘拐のプロ、情報屋、馴染みの鑑識、地道なカンドリなど)を上手く駆使できる組織人ぶりも分かって興味深かったでした。
      (最初はこいつが犯人?とか思ってた)カメラマンさんなどへの懐の入り具合、効率化のためのホワイトペンの入手なども。

       「いま、何時だい?」で、月曜12:37というキャプションが出て、というリズムの良さ=犯人射殺という厳しいシチュのエンディングのところに、サスペンス映画仕立ての日付時刻表示が、クスッとさせる落ちになったのも好感で、後味の良さもありました。(エド・マクベイン原作とは思わなかった=字幕でびっくり)(まあ、考えてみれば警察官だらけで警察小説っぽいですね。「太陽にほえろ」でリメイクされてそうです。)

       まったく番組フォーマット的には「刑事コロンボ」ではない仕立てですが、職業人コロンボの普段の言動や部下・上司の理解、そしてスケボーでころんだ(笑)シカゴ在住の母親を見舞う奥さんの話や、コロンボの姉がメアリで両親が亡くなった甥っ子の親代わりで(油断をさそうためでない・普段着の)家庭人ぶりなど、コロンボ外伝としては相応しいシチュだったのかも。「ロンドンの傘」同様に、劇場版、ってかんじですね。

      あとは新婦の両親役の役者さんも良いし(声も麻生美代子さんだしお父さん役も既視感あるなあ)、若さが目立つ新郎(芳忠さん)もいいし、コロンボの小粋なダンスステップも見れて、見どころ多くて、なんかお買い得感高い作品かなと。
       まあ、無理やり、ボロコートとボロプジョーを出したのがお約束なのかな、とも。礼服にあのコートはないでしょう(笑)。

      1. こんばんは。
        私も同じ意見ですね。こういうコロンボもありかと。
        普段は殺人事件をじっくり捜査する警部ですが、今回は「誘拐」というただでさえ畑違いな事件に加え、被害者の命の危機、おいや病弱な花嫁の母など周囲の気遣いなど、3重苦も4重苦もある状態で、持ち前の推理欲で奮闘する警部の姿は新鮮でした。正直、「警部で大丈夫なのかよ」と思わせておいて、序盤で犯人の逃走経路を特定するあたりは「おー!!」という感じでしたね。
        といって、目撃者を探し出して丹念に付き合って手がかりを引き出す粘りや、カメラマンさんから白鉛筆をねだるとか、もったいないからと言って夜食をつまむとか、いきなり車を降りて編集部へ直行とか、いつものコロンボ節は健在で、混乱して煙草を求めたおいに葉巻を出すくだりはニヤリとしましたね。
        定石破りという指摘もありますが、「策謀の結末」みたいにタイムリミットものや「さらば提督」みたいな変則技もありましたので、これも許容範囲かなという感じです。

  15. 「初夜に消えた花嫁」、想像より遥かに面白かったです。身内のこととなったら、いつものコロンボの動きが3倍速?実力を見せつけられました。犯人は狙撃されましたが、後腐れなくラストはあれで良かったと思います。
    やれやれな感じのエンディングまで、息つく間もなかったです。

  16. このエピソードも初見。まず和製のタイトルが嫌い。原題は好き。死んでる暇がない?
    いつになくぼろんこさんのコメントが少ないなと思っていたのですが本編を見て理由がよくわかりました。これは「刑事コロンボ」シリーズではありません!断言します。ご批判は覚悟の上です。番外編くらいの位置づけならば許してあげます。
    新シリーズになってマンネリ感から抜け出すモガキが新シリーズをダメにしていますね。
    ここまで批判はしましたが、ドラマ自体は緊張感をもってドキドキしながら見ちゃいました。正直に言って面白かったのは事実です。刑事コロンボの甥とLAPDの同僚達の活躍は見事でした。コロンボの捜査の指揮ぶりも面白かった。新シリーズはこの線で行けばよかったのかもしれないと思いました。コロンボはルーテナントから出世して部下の若い刑事たちを指導監督する中で独自の嗅覚と粘りで犯人を追い詰める。形式はあくまでも倒叙法。
    最後は課長を説得したコロンボが単独で乗り込んでいって犯人を説得して解決かと思っていたらあっという間に射殺してしまいました、これもダメ。犯人は逮捕しないと。
    そもそも誘拐事件はFBIなのではありませんか?LAPDが捜査してもいいのかな。

  17. ラストシーン、コロンボ達には中の状況は分からないし時間が経過することの危うさを考えたら速攻で踏み込むしかないかとも思いますがあれでは花嫁が殺されかねません、即興で犯人を玄関におびき出すとか無力化する対応が出来なかったのでしょうか?
    ストーリーは退屈こそしませんでしたが、犯人像の掘り下げが浅いこと(というより設定が適当な感じ)、トリックとか謎が推理によって解かれるといった要素が全くなくて淡々と捜査が進んでいくだけ(しかも救急車の方は判明しなくてもあまり問題なかったのでは…)この辺がコロンボらしくないとか(犯人以外)誰も死んでない以上に気になりました。

  18. 先程、BS放送を見終わりました。
    久しぶりに今回の作品を見ました。
    初めて今作品を観たときは違和感がありました。
    調べてみると、原作はエドマクベインの
    『87分署』シリーズだとありました。
    ラスト近くでコロンボ警部が拳銃を構えていた印象があったのですが、
    握っていただけでしたね。
    それでも今作品だけではないですか?
    コロンボ警部が拳銃を抜いているのを見たのは
    また、コロンボ作品で犯人が射殺されるような話は今作品だけではないでしょうか?

  19. 本日BSPで見ましたので、初めてコメントさせていただきます。

    今作ですが、私は結構楽しむことができました。
    いつもは目星がついている犯人との駆け引きですが、やはりそんな事件ばかりでもなく、
    いつもの論理的な思考をしつつ、真っ当な手順で操作を進めるコロンボさんの姿が新鮮でした。
    日常?の事件の刑事コロンボを見た気がします。

    そのうちぼろんこさんの感想記事が更新されること楽しみにしています。

  20. 以前見たはずですが、あまり記憶に無くて先程BSにて見終わりました。
    いつもと全く違うタッチで描かれ、まるで違う番組を見てるかの様でした。

    私的にはいつものコロンボが好きだなー

    最後のコロンボの表情とセリフ、あれにはどの様な意味があるのでしょうか?
    「なぜ犯人射殺しちゃったのー!ダメじゃない!あーあ。しょうがないなー、とりあえず今何時?」というのが私の解釈です^_^

    1. はじめまして、です。
      最後の場面、私もかえるちゃんと同じ解釈です。
      私もいつものコロンボが好きです。 でも「刑事コロンボ」としてではなく見れば、それなりに楽しめましたけど。

  21. このエピソードの評価が分かれるのは、刑事ドラマかミステリードラマかどうかより「コロンボ」であることを優先する(あたしのようなw)人や例えしょうもないシナリオでも「コロンボ」なら良しとする(私のようなw)人と、エド・マクベインの「87分署」シリーズという「ちゃんとした原作」を使ったドラマとして観て評価している人との違いですね。後者としてみれば下手な「コロンボ」より余程しっかりとした展開ですからね。でも「87分署」のファンなら本来の刑事達が出てこないのは不満かもしれない。

  22. はじめて投稿させていただきます。定年退職して2年、新旧コロンボのDVDを全作品購入して最初から順に見て、一作見終わるごとにぼろんこさんのブログを見てふりかえりをしております。
    旧シリーズの緻密さを味わい、新シリーズに入って作風がだいぶ変わったなと思いましたが、まあこれはこれでありかなと思っておりましたところに、この「初夜に消えた花嫁」を見て、私は大変感動しました。
    率直に「よかった!コロンボ警部カッコイイ!普段はちゃんと仕事してるじゃないか!」と思ったのです。
    私はコロンボ以外のピーター・フォークを見たことがありません。つまり私の中ではロス市警にコロンボという警部が実在し、実はアルバイトで俳優もやっていて、刑事コロンボという番組に出演しているという感覚なのです。それが今回は本職の仕事場を見せてくれました。いつものとぼけた感じや「すみませんもうひとつだけ」やレーズン&ピーナッツバターパンなどは全然無く、捜査開始時からテキパキと指示を出し、正攻法で捜査を進め、人員が足りなければ応援を頼み、やはり本当の事件の時はおんぼろプジョーではなくちゃんとした警察車両に乗り、必要とあらば自分の経験を活かして上司を説得し、何より拳銃を持って現場に乗り込んでいるのです。(撃ってないようですが)
    事件の解決の仕方もとてもスマートとは言えませんが現実はこんな感じなんだろうなと思いました。
    やはりあくまでも番外編ではありますが、深く印象にのこりました。
    次の作品「死者のギャンブル」ではまたいつもの刑事コロンボにもどっていました。

    1. なるほどね〜。そういう見方もあっていいですね。
      私も機会があったら、感想文をもう一回
      肯定的なものに書き直そうとも思っているのです。

  23. 面白かったので、ここを覗きにきました。
    「世界観好き」な人には評判悪いみたいですね。
    作品自体は捜査者としては面白かったです。コロンボをジーンハックマンに置き換えても成り立つようなストーリーでした。

    僕の大好きなドラマ、ERも生放送でドラマやってみたら、何も起きない1日があったりと、シリーズまたぎや、マンネリ打破でいろんなことやってました。
    コロンボもリアルタイムでやってたときは、ライバル番組やマンネリ打破でいろいろやってたのかもしれないですね。
    そんなこと知らない第三者はあれこれ批評できますが、ドラマの出来としてはとてもよく出来てたと思います。

    1. 原作はエド・マクベインの「命果てるまで」です。同じく「はめ絵」は「死を呼ぶジクソー」の原作になっています。
      コロンボだと思わなきゃ十分に面白い。

  24. 課長役の俳優さん、「特攻野郎Aチーム」のデッカー大佐役などでも知られるランス・レガルトではないでしょうか。

  25. 視聴率の為かどうかは知りませんが、話題性優先で、有名なエド・マクベイン氏に縋って迄こんな作品を放映する位なら、映像化されずに終わってしまった「幻のシナリオ」の「THE LAST OF THE REDCOATS」(ノベライズ版は、刑事コロンボ「歌う死体」(原題「THE LAST OF THE REDCOATS」)(二見文庫)(日本での初版発行日は1995年4月25日))を映像化して欲しかったです。訳者あとがきに拠ると、脚本を手渡されて翻訳に着手したのが3年前と書いてあるので、1992年には元の脚本が存在していた事になります。人気女性キャスター、シルヴィア・マッソーが伝説のロックシンガー、アンドリュー・ブラーデンを取材中にトラブルが生じ、アンドリューに殺されると思い込んで、誤って殺してしまう、というストーリーで、緻密な計画殺人ではないですが、自殺に見せ掛け、アリバイを作り、アンドリューの死を利用して特別番組を仕立てようと画策しますが、コロンボに追い詰められてしまいます。ラストシーンは感動して、何度読んでも涙が滲んでしまいます。コロンボ作品で感動して泣いたのは、これが初めてです。ピーター・フォークさんもお亡くなりになり、映像化が完全に不可能となった今となっては、とても貴重な作品です。是非御一読を。

    1. なるほど貴重な情報をありがとうございます。その本ぜひ読ませていただきます!

  26. はじめまして。いつもここで予習しつつコロンボを見てます。
    それでとうとうこの作品に行き着いたわけですが、結論から言うと面白かったです。
    普段と違い警察らしく始終チームを率いて動かす警部の姿、上司とのやりとりも普段以上に多く見られ且つ普段通り丁寧な捜査を行う警部が見られただけで満足でした(笑)
    問題のラストシーンですが犯人との舌戦で渋くキメてくれる警部がこの時ばかりは完全においてけぼりだったのはとても残念でした。犯人像も最後の最後までただの典型的異常者というのが…。
    が、最後に持っている銃を眺めた後に力の抜けたため息と共に今何時だい?と聞くシーンはツボに入りました。
    それまでの緊張感溢れる展開がいっきにほぐれ、エンディングの軽快なマーチが流れるところまでがとても愉快に思えましたね。
    ただし、見れば見るほど深みを増すコロンボシリーズという点では落第ですね。空いた時間にサクッと見るレベルの作品であって、集中して見ていると肩透かしを食らうのは間違いないと思います。

  27. ごめんなさい、
    お言葉を、返すようになってしまって、
    非常に恐縮だし、申し訳ないのですが、
    遅かれ早かれどなたかが、触れられる気がするので…
     
    コロンボが殺人を、未然に阻止する仕事を出来たお話し。
    と言うのは、過去にもあります。
     
    解釈がわかれるような物は、抜かすとしても、
    ※「溶ける糸」→ハイデマン博士
    ※「かみさんよ、安らかに」→うちのかみさん
    この二つは、犯人は完全に殺しにかかっていました。
    それをコロンボの判断と、行動で変えたわけですから、
    =殺人を未然に阻止する仕事を出来た
    と、言えると思います。
     
    特にハイデマン博士は、
    「もし死んだら、検死解剖を要求する!」
    →絶対に死なせないぞ!
    と言う意気込みで、正面から戦いました。
     
    ちなみに、
    >殺人を未然に阻止する
    に、コロンボ本人も含めるのなら、これは割とあり、
    「攻撃命令」「美食の報酬」は、まず確定。
    「かみさんよ、安らかに」も、コロンボ自身が、
    「あたしも殺そうとした」と言っており、
    劇中での扱われ方は、軽めでしたが、
    「もう一つの鍵」と「4時02分の銃声」も、
    犯人側に殺意はありました。
     
    まあ「初夜」の最後で、犯人を確保出来、
    「死者が一人も出ないお話し」になっていたら、
    これは確かに、他に無いでしょうが、
    犯人の方を射殺している(ように見える)わけですから、
    むしろ「犯人を殺して終わるコロンボ」の方が、
    後にも先にも無い、唯一のお話しで、
    後味が良いかといえば、意見はわかれると思います^^;
     
    そして、劇中時間限定で考えるのなら、
    「かみさんよ、安らかに」こそ、コロンボが、
    殺人を未然に阻止する仕事をした、お話しです。
     
    「かみさんよ、安らかに」は、
    葬儀(劇中リアルタイム)→回想→
    葬儀→回想→ の、繰り返しの構成で、
    始まった時点で、ビビアンのチャーリー殺害は、
    すでに終わっている、過去の事になっているからです。
     
    「かみさんよ、安らかに」は、
    始まってからは、誰も死なない一方、
    コロンボが「二つの殺人を未然に阻止したお話し」で、
    そう言う意味では、かなり変則的と思います。
    (とは言え、新では、
     この手の変化球、そこそこあるんですが…)
     
    「初夜」のヒロインが美しく、熱演もされていた点は、
    これはもちろん、私も異論ありません。
    アンディの好青年ぶりも、犯人の異常さぶりも、
    充分見ごたえあり、そこは良かったと思っています。

  28. 初めまして。
    ぼろんこ様のサイトを参考にさせて頂きつつコロンボを観ております。
    私も旧シリーズ派で、この60話は昨晩、CSで初めて観ました☆
    「名作」と言えるのかは置いておいて…
    この話が新旧を通じ他作品より秀でていると思えた所は…
    〈1〉ヒロイン(花嫁)がとても美しいところ(笑)
    〈2〉専ら「起きてしまった殺人」に対処してきたコロンボが、
    殺人を未然に阻止する仕事を出来た「唯一の」お話だった点。
    (「予防は治療に勝る」じゃないですが…)
     コロンボシリーズには「殺されても仕方がないんじゃ…」なんて
     言われてきた被害者らもいたりしますが、今回は本当に何の罪もない
     被害者を救出出来たという目出度い内容で、一視聴者として、精神衛生上、良かったです。
     「救出劇が好きならアクション物でも観れば良いでしょう」となるのでしょうが、
     「好きなコロンボシリーズの中でこそ、目出度い救出劇を
    一度や二度は観てみたい」という需要もあるかな~と。
     ですので、意義もそれなりにあったのかなと。

  29. 賛否両論あって良いのかな、って思います。ちなみに私は何度見ても「面白いとは思えない」派です(笑)

  30. この作品が好きな人は気にしないでいただきたいです。あくまでも個人的意見として、この作品に対する感想のいちサンプルとして、書き込ませていただきますが、私はつまらなさすぎました…。
    最初カメラマンが犯人なんだろうと思って見ていましたが、なんの振りもなかった人でしたし、
    オリジナリティーもなく、キャラクターに魅力もなく、スピンオフとしても評価できない作品だと思いました。

  31. 初めまして
    スーパー!ドラマTVで最近見ました。
    私はコロンボに特別な思い入れはないので、この作品も結構楽しめましたが・・・ここまで評価の低い作品だったとは(ちなみにジグソーパズルの回も楽しめました)。
    まぁ、初期作品から見続けていると(スーパー!ドラマTVでは何度も再放送されるので)、銃もあまり触らないコロンボが犯人を銃撃という展開はないのかもしれませんが、ちょっとしたカタルシスは味わえました(花嫁が可愛いので?)。

  32. 決して、お話し自体は、
    つまらないわけじゃないと思うんです。
     
    どうしても、苦言的になってしまい、
    この作品を好きな方には、申し訳ないのですが、
    ただ、
    「コロンボじゃなければ、良いんだけど…」
    としか、
    言いようが無い、お話しで、
    この脚本が、コロンボに回った事情、
    経緯、いきさつが気になります。
     
    「あのぅ… すいません、あと一つだけ」
    なんて、
    とても言ってられる、空気じゃなく、
    かつては、あれほど大事にしていた、
    キーワードの動機が、異常者の犯行のため、
    ほぼ不在・棚上げで、捜査だけ進むと言う、
    一番コロンボを、活かせないようなプロットの中で、
    なんとか主人公して、活躍しようとしている、
    コロンボが、けなげです☆
     
    でね、
    どうせ、ここまで、やるんだったら、
    もう、いっその事
    「コロンボ&マクロード・スペシャル!」
    にでも、してくれて
    ~静的聞き込み・全体指揮を、コロンボがして、
     荒っぽい聞き込み・アクションは、マクロードがして、
     最後の突入では、逃げた犯人を、
     アンディ&マクロードが、追いかけて大格闘!
     コロンボはメリッサのそばで、なだめている~
    とかなら、
    私だったら、もう少し素直に割り切って、
    【明らかな番外編・お祭り】として、
    楽しめたような、気がします^^;
     
    ウイルソン刑事&ブロードハーストの2ショットとか、
    楽しそうな絵に、なりそうな上、
    「本編じゃないスペシャル感」が出て、
    いつもより許容量持って、見れそうですし。
     
    クリフォード
    「どうだね、コロンボ君?
     君さえ良ければ、ニューヨークに来んかね?」
     
    コロンボ
    「あたしがぁ? 
     ニューヨーク市警本部にぃ?
     ご冗談でしょ! あたしなんて、とてもとても。
     
     それにね、あたしゃ、これでも、
     ロスが結構、気に入ってるんですよ。」
    みたいな。
     
    「コロンボ」と言う、タイトルで、
    どこまでの線は、守って欲しいのか?
    どの線なら、はみ出ても異色作としてOK、
    むしろ楽しめるのか?は、
    当然、人によって、違うと思います。
     
    こう言うコロンボがあっても、良いのでは無いか?
    と言う方の意見も、大切な一つの意見とは思います。
     
    ただ、それでも私なら、
    「犯人を射殺して終わるコロンボ」
    と言うのは、やはり賛成出来ません。
     
    その意味では、ジグソーもアレですが、
    こっちのほうが、よりアレと言うか…。
     
    旧作で唯一、逮捕ではない「忘れられたスター」は、
    ご存知のエンディングを、迎えました。
    新作で唯一、逮捕ではない「初夜に消えた花嫁」は、
    犯人を蜂の巣にして、即・エンディングです。
    殺人では無い事件で、警官隊と一緒に突入し、
    誘拐犯を撃ち殺すお話を、コロンボで見たい物でしょうか?
     
    見終わった後、いつものテーマ曲が流れ出し、
    内容と合ってない、違和感を感じている自分に、
    自分で驚いてしまった、コロンボなんです。

  33. kiloさん、コメントありがとうございます。おぉ高評価ですね、1票加えます。

  34. 初めてコメント差し上げます。BS-TBSで撮り溜めたコロンボ作品を週末にポツポツと見ている者です。いつも楽しく拝読させていただいております。但し、昔々に未見だった作品は、こちらの記事を開かないよう心掛け 笑 見た後の楽しみに読ませていただいております。所がどういうわけか、この作品は先に記事を読んでしまい、随分とネガティブな気分で本編を拝見しました。
    正直な所、仰られるほど悪くない、というよりも、ミステリー映画としたならば平均点以上に楽しませてくれたような、しかも女優さんは美人だったし 笑
    まあ、コロンボシリーズとしては異色ですが、こんなコロンボがあってもいいのでは、と思いました!!!

  35. 元々コロンボは倒叙形式あってのものだろと思っていたので癇に障る発言になったかもしれません。
    しかし倒叙形式抜きにしても、コロンボでさえあまり目立っていないような気がして結局は別作品でやってくれという気持ちになるんです。

  36. ももりんさん、コメントありがとうございます。
     
    コロンボが愛されるがゆえ、作品への厳しいご意見も多いのでしょう。好きもあれば、嫌いもある。
     
    天国のピーターフォークはきっと…このようにブログに書かれた感想文を読んでは、くすくす笑っている気がします。

  37. こういう作品があっても別にいいじゃん。
    なんでそんなに「許さない」的になれるんだろ。
    心が狭い。コロンボファンって嫌い。

  38. “これはコロンボではない”という前提で改めて見てみると・・・
    “主役”である花嫁が道端ジェシカ似の美人で意外と画が持つ
    ・・・良いところを探そうと思って再生ボタンを押すと以上の1点が見つかりました

  39. シリーズとして認めたくない最低の作品
    タイムリミットが迫る中で犯人の場所へと辿り着けるのかというスリルを味わえる・・・というとそうでもない。
    犯人探しもダラダラと写真を見て「こいつじゃないこいつじゃない」って探すだけで間延びしてる。

  40. 初めまして!私もBS-TBSで放送中のこのシリーズを毎日録画して懐かしさに浸っているコロンボファンの一人ですが、この作品は初見で、22日放送の本作を見終わった後なんだか違和感を感じて、パソコンで他の皆さんがどう思っているのか知りたくて検索かけたらココに辿り着きました。が、予想通り辛口の感想が多いですね、
    確かにいつもの展開とはことごとく異なるストーリーで、コレをコロンボでやらなくても・・・と皆さんが思われるのも無理はありませんが、私は駄作だとは思いません。まさかコロンボシリーズで手に汗握るとは思ってませんでしたから(笑)
    まぁ、たまには番狂わせも必要なのかな~という感じでイイ刺激になったと同時に、安心して見られる旧シリーズの完成度の高さを再認識させてくれた作品でした。

  41.  昨日BS-TBSにて放送。87分署シリーズの翻案という事でちょっとキザな台詞の応酬。それを額田やえ子さんが訳出したテンポや質感は『コロンボ』ではなく『ジェシカおばさんの事件簿』の風情を感じました。冒頭のパーティ場面なんて声色のアンサンブル、歌のほんわかした雰囲気まで『ジェシカ』っぽくて森光子さんが喋りそうな台詞も随所に在りました。
     新シリーズ常連の佐々木優子さんがまたまた美味しい。左近允ディレクターはまた奥様に声を掛けたわけか。不人気作、実際imdbのアンケートでは最低点をマークしているけれど、楽しめる視点も皆無ではありません。
     ドストエフスキイ「罪と罰」の予審判事のように金や地位を手に思い上がった殺人者をバッサリ斬る所が『コロンボ』の醍醐味。左近允ディレクターは「コロンボ=水戸黄門」説を掲げていました。
     当話は’92年制作ですがこの2年後O.J.シンプソン事件が発生。そこで証拠の管理に“捏造”、査定能力の低さや根強く根深く存在する人種差別意識が露呈した上、シンプソンは巨額で10人も辣腕弁護士を雇い無罪を勝ち取ってしまった。その後もアメリカでは戦争に連れて行った人達、わが国だって命に関わる事件事故を起こし、或いは防ぐ努力を怠った者達が逃げ回り、裁く事も賠償を求める事も出来ない事例が大小多々あり、現実世界のコロンボの不在を痛感させられる。実際当作はコロンボシリーズの頼もしさが減退し作り難さを非常に感じさせますね。日本で『相棒』シリーズが長寿化し最近NHK-BSで放送中の『刑事フォイル』が人気を得るのも、いずれも“思い上がった殺人者をバッサリ斬る”共通点を考慮すれば納得出来る話です。それはもしかしたら「理解し難いシリアルキラーが野放しになっている」というセキュリティ意識の表れや「理由はどうあれ人を殺せば死刑」という話をみんなが観たがっている隠れた世相の裏返しかも知れなくて。
     おまけです。
     ♪♪彼はイイ安田~(×2)
     ♪♪みんな醤油~(×2)
     聞き書き間違いかも知れなイヒヒヒ。
     この歌(For He’s a Jolly Good Fellow)がアメリカのドラマで歌われる場面は珍しく無いのですが、曲自体は元々フランスの行進曲。何故フランスの行進曲がアメリカで市民権を得たかという経緯については独立戦争を思い出せば分かると思います。

  42. これを観て思ったことは、コロンボが異常で、こっちの方が普通だということ。
    何故、コロンボが異常かと言えば、事件発生時は大勢で取りかかるものの、
    すぐにコロンボの単独捜査になってしまうところです。また、著名人・成功者・
    金持ちしか相手にしないところ。その他、探せば異常な部分は見つかるでしょう。
    コロンボでは、コロンボの本質と犯人との対決をデフォルメし極端に前面へ出して
    いくために、他の余計な部分を大幅に削ぎ落としていきます。
    その中には、普通削いではならないものも含まれてしまいますが、
    それがコロンボなんだと気付かされました。尤も、これは言わずもがなです。
    その前提に立つと、これは「刑事コロンボ」ではありません。
    ピーターフォーク主演の刑事ドラマであり、たまたま「刑事コロンボ」と
    環境設定が似ているだけです。
    なので「刑事コロンボ」としての評価はできません。
    感想としては、
    ・嫁さんがきれいだなあ
    ・コロンボと呼ばれる主演の踊りがひょうきんだなあ
    「刑事コロンボ」であるならば、以下の条件を満たしてほしい。
    ・殺人事件を取り扱う。
    ・アクションを見世物にしない。
    ・犯人は巧妙で知的な完全犯罪を狙う著名人、金持ちである。
    ・犯人は最初に分かっていることが望ましい。回りくどいストーリーでは
     時間の関係上、複雑で矛盾のある内容になる傾向がある。
    ・殺害動機に同情できるか、全く同情できない。動機は、すべての起点、
     コロンボの最も重視する着眼点になるので、曖昧であってはならない。
    ・完全犯罪のためのトリックが巧妙で隙が無い。
    ・コロンボの捜査進捗に唐突感が無く、小さな状況証拠を積み上げていって
     犯罪の全体像を鮮明に描き出せている。つまり、動機、チャンス、方法の
     3要素が揃っている。
    ・追いつめられた犯人が焦りを伴ってくること。追加証拠ねつ造による自爆は
     無くても良い。
    ・3要素に加えて決定的証拠を暴きだして、それが裁判でも勝てる内容である。
    ・最後、犯人との間で深い信頼関係を結ぶか、又はそうでないことがハッキリして
     いる。深い信頼関係を結べる場合は、他の条件が多少疎かになっても構わない。
    ・全体としてメリハリがあって、切れ味鋭い筋肉質の内容である。
    ・コロンボの本質とは異なる余計な演出が無い。

  43. 学生時代の長期休みの深夜。寝付けないのでテレビをつけるとちょうどコロンボが始まっていた。
    この回は知らないやつだから見てみよう
    と思って見てみたが・・・
    「は!?何この終わり方!」
    と大疑問が頭を占め、イライラで全く寝られなかったのを思い出しました。
    それぐらいの超駄作。
    頭の狂った誘拐犯も最後まで意味不明で見せ場ゼロ。
    実にくだらない。

  44. 「新シリーズに駄作が多い」というのはいささか言い過ぎだったかもしれません。旧シリーズと比べての発言であり、不快に思われた方にはお詫びいたします。
    この作品はコロンボでやる必要性が全くないのに嫌いになれないのは、私が「87分署」シリーズも好きだからですね。

  45. Richeさん>コメントありがとうございます。「駄作の多い新シリーズの中で健闘している」と。コロンボ作品は、どれも人により好き嫌いがあって、それも良い部分だと思います。
    この「初夜に消えた花嫁」は賛否両論がある、代表的な作品ですが、賛否ともに少ない作品もあり、興味深いです(笑)

  46. このサイトには初めて投稿します、コロンボの大ファンです。
    初投稿がこの作品…しかし、他の作品の素晴らしさはすでに皆さんが書かれているので、特に書き込みしませんでした。
    そしてこの作品。私は「悪くない」と思います。駄作の多い新シリーズの中で健闘していると思います。
    確かにコロンボの基本スタイルからは外れているし、殺人事件じゃないし、犯人も最後は……だけど、嫌いになれない作品です。
    ただ、コロンボが重要な証拠を見つけるので、捜査班が別方面で行った不要で、もっとシェイプアップできたのでは…。90分ではなく、70分なら…とも思いますが。
    奥さんの頑張りには思わず「頑張れ!」と応援しましたよ。
    問題はあれですね。コロンボの基本スタイルは倒叙法の心理戦なので、何度でも鑑賞に堪えますが、このような作品は1回観たら、「もういいや」となることでしょうか。

  47. るてなんとさん>おっとっと「それともう一つ」というのが、コロンボらしくて嬉しいです~。

  48. るてなんとさんコメントありがとうございます。俳優ダニエル・マクドナルド…勉強になりました。早世されたのですね…。「ピーター・フォーク主演のサスペンスドラマ」として観る…は、全く同感いたします。そう思うと楽しく観られますね~。

  49. それともう一つ、この作品はエド・マクベインの作品である「87分署シリーズ」の一つ、「命果てるまで」が原作です。
    原作と違うのは、花嫁誘拐犯は母親を殺害されているのですが、原作は「強盗」でした。ドラマでは「父親」が殺害して、そのあと自殺したわけですから、バイオレンス過ぎと言っても過言ではないでしょう。
    そして犯人の最後も、原作では「撃たれるが、そのあと警察で取り調べを受ける」に対して・・・。
    やはり、「コロンボ」としてではなく、「ピーター・フォーク主演のサスペンスドラマ」として観るほうが賢明です。

  50. 花嫁誘拐犯のストラッサを演じたのは、ダニエル・マクドナルドという俳優です。46歳で脳腫瘍を患い、亡くなったそうです。兄で俳優のクリストファー・マクドナルドの誕生日が彼の命日です。
    若くして亡くなったと言えば、ローレンス・ハーヴェイやジャック・キャシディもそうですが、これからという矢先にこういう形で亡くなったのはさぞ無念だったと思います。
    しかし、ダニエルにしてみれば、コロンボであってコロンボではない作品に出演したわけですから、あまりいい経験にはならなかったのではと思うと、なんか気の毒にも思えてきます。(本人はそうは思ってないかもしれませんが・・・)

  51. ジミー頁(ペイジ)さん、とお読みしますか?素敵なネームですね~、私もファンですよ(笑)花嫁さん、確かに美人だった記憶があります!

  52. 異色は異色だけど、まあこんなのもありかなくらいで見てたかな。
    でもね、花嫁がすごくキレイだと思いませんか?

  53. ひぽぽさん、はじめまして~。コロンボ自身が、自分の魅力を見失ったような作品ですよね。最初にこの作品を見たとき、最後に「え~~~~~~~~~」と、叫んだことを思い出します。でも今では、これもコロンボの作品のひとつだと思っています~。

  54. ぼろんこさん
    はじめまして。コロンボのDVDをゆっくり見ながら、一話見るたびにぼろんこさんの紹介をよんでいます。
    駄作選に唯一あげられているこの作品、、、、どんなものかと思っていました。1話から順番にみている私としては「汚れた超能力」「影なき殺人者」がとても残念な作品でした。これらを上回る不出来というのは如何に!? と思っていましたが、想像を超えるものでした。
    「かみさんよ安らかに」のようになにか劇中劇なのではないか、そうであってほしいと願いつつ話はどんどん進んでしまいそのまま終了って。
    コロンボシリーズの全話制覇をするために避けてはとおれませんが、未終わった後のモヤモヤがっくり感はすごいですね。

  55. こねこさんコメントありがとうございます。しかしながらこの作品、反響は大きいようです。それも含めて、楽しんでいます(笑)

  56.  んー、そもそも殺人事件じゃないんですよね。いくら甥の花嫁が誘拐されたからって、殺人科の警部が陣頭指揮をとってるのは変だと思いました。
     それに犯人の動機、心情も描ききれていない、中途半端な印象を受けました。
     でも以下のやりとりは好きです。甥の回答が素晴らしい…
    「何か貴重品はなくなってない?」
    「世界一貴重な人以外はね!」
                  ……ごもっともです。

    1. もう1つありますよ。
      カメラマンの男が、花婿に、「介添え役はどこ?」と聞いた時、世界で2番目の美女のところにいるよ」
      勿論、1番は、メリッサ!

  57. コロンッボ様、山村様、のぶ様、コメントありがとうございます。今は再放送やDVDでいつでも作品が見られるようになりましたが、当時は「視聴率争い」「マンネリ打破」など、制作サイドにも難問が山積みだったのでしょう。「別れのワイン」の100回見たら、やはり少し飽きるので、101回目には「初夜に消えた花嫁」をみて、また元気を取り戻しましょう(笑)

  58. 昨日みました。
    正確にはピーターがでてた刑事っぽい映画をやっていたのでチャンネルをとめましたが、これが悪名高い『初夜に消えた花嫁』でしたか(笑)
    コロンボシリーズにいれる必要のまったくない作品でしたが、ま~こうゆうのもあるんでしょうね…。私は二度と観ませんが。

  59. 昨日初めて観ましたが
    単なる誘拐救出ドラマという印象でした。
    この作品の不評ぶりが理解できました。

  60. BS2で観ました
    花嫁のお母さんの吹替がサザエさんのフネさんというのが収穫でした。
    後は、無です

  61. Detoさん、通りすがりさん、書き込みありがとうございます。「番外編」と言い換えてもぴったりかもしれません。以前ネットで「初夜に消えた花嫁」が一番好きだという、コメントを見たことがあります。いろんな人がいますね~。それはそれで、良いと思います(笑)

  62. 6月に放送されるのですが…。
    とにかく怖いもの見たさで見ることにします。
    取りあえず、見てからもう一度書き込んでみます

  63. 「仕事しながらBGM代わりに流していて」ですね!私も同じような感じです。ですので割と「淡々と進行するお話」が好みです。
    今となっては駄作と評されますが、当時は視聴率との戦いもあったのでしょう。慢性的なアイデア不足に陥りマンネリ化を防ぐために、どんどん突飛な方向に流れていった印象です。
    10話~20話あたりで黄金期をむかえたので、それ以降はクオリティを維持する苦しみも大きかったのだろうと…察します。
    AXNミステリーも、早く一巡して初期作品に戻らないか…と期待する日々でございます。あと7週後ですかね(笑)

  64. 初めまして。
    突然ではありますが、全く同じ感想なので思わずコメントさせて頂きました。
    私は旧コロンボをそれこそ擦り切れるぐらい見ていて(仕事しながらBGM代わりに流していて)昔のコロンボを心から愛している一人として、この作品は嫌悪感さえ覚えました。
    最初、コロンボが年齢を感じさせないほど精力的に捜査をするくだりや、映画「サイコ」のような時系列を追っていくストーリー展開に惹かれましたが、少しずつ明かされる犯人像や結末に唖然。
    カミさんと一緒に見ていましたが、思わず怒りながら、「この作品は一生見ない」と叫んでしまいました。
    コロンボを生み出した二人の作家がこの作品を許したんでしょうか。
    珍しく原作がある作品であったり、時代背景なども昔と異なることは差し引いてもこれはコロンボのシリーズに入れるべきではありませんね。

  65. CRUNGEさま、書き込みありがとうございます。「初夜に消えた花嫁」…見てしまいましたか…笑。まぁ、地球人が火星人について語るような距離を感じるコロンボ作品ですね。
    私もAXNミステリーは毎週録画しておりまして、昨夜、
    「今週はなんだっけ?」と、最初の10秒見たところで、再生をやめました!
    あはは、でも、今夜、勇気を振り絞って、見てみますよ~~~!
    まだ消去していませんのでね~。

  66. 本日AXNミステリで見ました。「刑事コロンボの作品としては」間違いなく全69作の中の
    ダントツワースト1でしょうね。このストーリー
    を「刑事コロンボ」でやる必要性が全く感じられませんでした(原作がエド・マクベインとなっていたので87分署シリーズか何かが元ネタなのでしょうが)

    1. 母親に子供の頃からコロンボさんの再放送を叩き込まれた世代です。
      この回は子供ながらに「ん?」と思っていました。違和感が何なのか分からない、途中から「犯行が起こるのはいつ?」と待っていました。もう起きてるのですが殺人が起きてないので、私は「始まらない」と感じていたんです。
      完全犯罪を目論む、社会的地位のある人間の私利私欲まみれでもない。コロンボさんがアリバイを崩して「あなたを逮捕します」のラストでもない。で、人質救出で終わりの「変なコロンボさん」でした。

      大人になって感じたのは、
      脱・ワンパタでもない、どこにでもあるどこかの刑事物
      会話にしか出ないコロンボさんの身内登場(タブーやっちゃった)
      聞き込みで犯人絞り込みの、推理ものですらない
      犯人はストーカー、いつもの犯人につい気持ちがリンクしてコロンボさんに「また来た!」と、イライラする描写もないので、コロンボさんの特性が楽しめない
      銃不携帯の銃嫌いなコロンボさんが…(以下、タブー。まぁ、話によって高所恐怖症もあったりなかったりですが)

      結論「これ、コロンボさんじゃなくても、いいんじゃない?」でした
      いつもの心理作戦が見られなくて、ただ犯人からの接触待つだけ、デカが踏み込んで終わり
      古畑任三郎でもやったら怒られそうなのを、本家がやってしまうとは…

      こちらで評価が分かれてるとしって、いろいろな意見が読めて面白かったです。ありがとうございます!

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