1話「殺人処方箋」では、例のスタール邸で共犯のジョーンの供述をとるラストシーン。
2話「死者の身代金」では、空港で飲み物代金が支払えず、ウエイトレスにサインをするシーン。いずれも最後の場面で「コロンボが筆記用具を忘れて、借りている」のです。これは、コロンボのイメージを「やはり…どこか抜けている」憎めないキャラクターとして印象づけたかったのでしょう。
4話「指輪の爪あと」でブリマーから受領書を受け取るためのサインを書かせる際に、筆記用具を忘れています。
19話「別れのワイン」でエイドリアンのワイン仲間から立派な鉛筆を借りる。そのまま持ち帰りそうになり、返すよう求められました。
23話「愛情の計算」すぐに鉛筆を失くす癖があるので、これからはテープに録音すると宣言しました。
24話「白鳥の歌」でトミーの供述をとる際に鉛筆が見つからず「暗記しとこう」と言うが、直後にポケットから見つかりました。
16話「断たれた音」では、それらとは逆に記憶力抜群のクレイトンがボールペンを忘れ、それをコロンボが本人に届けます。
加筆:2017年12月22日 その他にも印象的な「筆記用具を忘れる」シーンが多数あり今後加筆します。
今更ですが、この件(笑)、コロンボの日本テレビ水曜ロードショー枠で放映時期、尺の短いエピソードの回で解説の水野晴朗さんが、このシーンを特集して、コロンボは筆記用具その他の貸し手を探し回りながら「現場」の様々な「声」つまり情報を収拾している(=視聴者にも伝えている)と指摘していたことがありました。
突出した才能を持っていると、欠落している部分もある。
のようなキャラ作り。それが愛される要素かな〜と分析しています。
「別れのワイン」でも真新しい長い鉛筆を自分で出していますね(笑)
別れのワインでは、エイドリアンの仲間の会社での事情聴取の時に高そうな
筆記具を借ります。さらに、それを返さずに持って帰ろうとして注意されて
います。これに限らず、コロンボの頭の中はシングルタスクであり、
一つの事が頭を支配してしまうと他の事が全く注意散漫となってしまいます。
他、「犯罪現場でのつまみ食い特集」もお願いします。
「断たれた音」では犯人から借りたペンで試し書きをして、被害者の残した遺書と同じペンでは…という流れが好きでした。
私もJAMESさんの犯人を油断させる作戦、に一票です。
マッチ(ライター)を忘れる件も今後研究いたします(笑)
エピソードは忘れましたが、マッチも自分で出しているシーンは何回かありますね。
私がこの可能性があると最初に感じたのは「白鳥の歌」の時です。
このエピソードでも鉛筆を借りようとして「ない」「ありました」というやりとりがありました。
加えて、カセットテープを出そうとするとき、最初にテープが入っているポケットに手を突っ込んだのに、反対のポケットを探し、「どこかな?」とやっています。
カチャカチャ音が鳴ってるのに(笑)。
そしてジョニー・キャッシュの鬱陶しそうな顔のカットが挟まれます。
このシーンを見ると、ちゃんと持っているのにとぼけた振りをしているように見えませんか(笑)?
JAMESさん、初めまして!「ありました」は、とっても興味深いです。今後の研究対象にしますね。筆記用具に限らず、ライター(マッチ)も持っていないことが多いです。
初めまして、ぼろんこさん。
コロンボの筆記具を忘れるというシーン。
私はコロンボが相手を油断させるための作戦なのでは…と思っております。
相手に邪険にされた時や持っていないと言われたシーンでは「ありました」と自分の物を出しているので、ひょっとしたら…と。
ウェイトレスや店員には単に出すのを面倒がっている感じですかね。