ロゴだらけの会社。

CNCテレビ局

43話「秒読みの殺人」のCNCという名前のテレビ放送局には、社内中にそのロゴが貼られています。私ぼろんこのグラフィック・デザイナー目線で記事を投稿します。

天下のCNC！

コロンボ警部の言葉で「天下のCNC」「大テレビジョン」というようなセリフも登場しますが、ニューヨークに本社を持つ架空のテレビ局のロサンゼルス支社がその舞台。一般の視聴者さんならさほど気にならないかもしれませんが、この会社は異常とも言えるCI（コーポレート・アイデンティティ）を展開しています。

デザイン完成度の高いロゴ

円の中にCNCの文字をあしらったシンボルマークがけっこう綺麗ですよね。美術スタッフさんの作品かな。黒いビルにゴールドで燦然と輝いています。そして屋内にもところ狭しと、このロゴが登場します。至るところに笑。しかもフロアによっては、床は派手なレッド、壁面やデスクはイエローと白（43c）でぎっしりロゴで埋め尽くされています。廊下にも並んでいる（43d）笑。

研究の過程ですごい発見！

画像43aはケイがマークを殺害する日の朝の出社前の社屋。そのはずなのに、ガラスにコロンボ警部のプジョーが映り込んでいました！くどくどと何回も見返していますと、見つかりますよね笑。

権威ある一流企業

でもこの派手なCIは不思議とストーリーの邪魔にはなっていません。むしろ作品の雰囲気と合致しています。ケイが求めた成功‥それは巨大な力を持った組織だからこそ、輝きを増すもの。

後に「KRVA 3（57話「犯罪警報」）」というテレビ局も登場しますが、こちらは、もう少しこじんまりした地方局のような印象です。
　
投稿：2025年11月24日（本記事は書きかけです）