Patrick McGoohan
[1928年3月19日 – 2009年1月13日]
28話「祝砲の挽歌」陸軍幼年学校校長:ラムフォード大佐
34話「仮面の男」 国際謀報部員:ネルソン・ブレナー
37話「さらば提督」(演出のみ)
52話「完全犯罪の誤算」 弁護士:オスカー・フィンチ
67話「復讐を抱いて眠れ」 葬儀会社社長:エリック・プリンス
68話「奪われた旋律」(演出・脚本のみ)
[1928年3月19日 – 2009年1月13日]
28話「祝砲の挽歌」陸軍幼年学校校長:ラムフォード大佐
34話「仮面の男」 国際謀報部員:ネルソン・ブレナー
37話「さらば提督」(演出のみ)
52話「完全犯罪の誤算」 弁護士:オスカー・フィンチ
67話「復讐を抱いて眠れ」 葬儀会社社長:エリック・プリンス
68話「奪われた旋律」(演出・脚本のみ)
28話「祝砲の挽歌」
28話「祝砲の挽歌」では、犯人役の私立ヘインズ陸軍幼年学校の校長ラムフォード大佐を好演。毅然とした風貌、自分の生き様を信じながらも殺人を犯す「化石的模範人物」を演じています。この作品では、規律に厳しく生きる組織の長が、その厳しさが故に自分の犯罪を暴かれるという矛盾を美しく描いています。34話「仮面の男」
34話「仮面の男」では、国際謀報部員:ネルソン・ブレナー役。祝砲の挽歌で「軍服に帽子姿」だったため、こちらの方がマクグーハンの素顔がよく分かる作品と言えます。自宅で麻雀セットを披露するシーンでコロンボ警部から「ギャンブルはお好きで?」と質問され「他に何がある」と答えたのは印象的でした。52話「完全犯罪の誤算」
一方52話「完全犯罪の誤算」では、野望に満ちた犯人「弁護士オスカー・フィンチ」役。祝砲の挽歌が1976年製作、この作品が1990年ということで14年の隔たりがありますが、どちらも秀逸です。一人の俳優がいかに、作品の中で存在感を発揮するのかを再考せざるを得ません。このオスカー・フィンチなる人物、異常な程の合理主義者。Mr.タイムイズマネーとも言える、秒刻みの多忙な中、自らの過去の汚点を消し去るべく、殺人を犯します。成功者の典型とも映るこの弁護士が、その風貌から「無能な人物」とも感じるコロンボ警部に、完全犯罪の盲点を暴かれるのです。67話「復讐を抱いて眠れ」
67話「復讐を抱いて眠れ」は殺人のトリックには少し甘さを感じますが、マクグーハンの存在感、演技には引き込まれるものがあります。犯行の準備・工作の演技に引き込まれる…
マクグーハンの演技の見どころは、犯罪を隠蔽するためにせっせと工作する時の仕草、表情。まるでそれを楽しんでいるかのようにも見えるし、強がっているようにも見えます。「復讐を抱いて眠れ」でのハリウッドで葬儀屋の社長エリック・プリンスは、「祝砲の挽歌」のラムフォード大佐「完全犯罪の誤算」の弁護士オスカー・フィンチより、若干キャラクター性を抑え気味でしたが、遺体を担いで入れ替えるシーンなど、十分にマクグーハンを堪能できる作品でした。一家総出でコロンボに出演
長女の「キャサリン・マクグーハン」は「復讐を抱いて眠れ」で葬儀屋の秘書役で出演。次女の「アン・マクグーハン」は「奪われた旋律」でガブリエルが転落死するその瞬間に居合わせたご婦人役で出演。
映画「アルカトラズからの脱出」
2024年に大好きな映画「アルカトラズからの脱出」の再視聴に成功。久々に刑務所長役のパトリック・マクグーハンを拝むことができました。1979年に公開された作品ということで50歳少し過ぎた頃でしょう。主演のクリント・イーストウッドはその2歳くらい若い。お二人ともかっこいいです!
映画「ブレイブハート」
パトリック・マクグーハンは映画「ブレイブハート」のエドワード1世役も大好き。とてもハマり役でした。
・パトリック・マクグーハンは身長188cmと、かなりの大柄。
加筆:2024年9月5日
Patrick McGoohanはwikiによればアイルランド系なので、弁護士フィンチをしてコロンボに対して「Irish jokeは勘弁」と言わしめたのは理解できます。
https://en.m.wikipedia.org/wiki/Patrick_McGoohan
(他方、直前のJewish jokeが完全に理解できたかは自信ありません。)
いずれにせよ、mc…はIrish, Scottish によくある姓で、ゲール語の「息子」(Mac)です:例えばMcDonald’s。
パトリックマクグーハンの額の広さ、眼光の鋭さ、近寄り難い威圧的な風貌です。
大昔、秘密情報員ジョンドレイク役がわたしの最初の出会いでした。コロンボ以外で
話題と作品といえば、アルカトラズ島の冷酷な刑務所長役はピッタリ、脱獄を企てる
IQの大きいクリントウッドとの知恵比べハラハラどきどきしたものでした。
本編では、空砲にボロ切れを突っ込んで暴発させて事故死を装うとは。残酷です。
刑事コロンボに関する素晴らしいサイト、どうもありがとうございます。
ゲストスターも0011ナポレオンソロ、スタートレック、華麗な探偵ピートアンドマック
などテレビドラマでおなじみの名優が多数出演し、そのテイストの違いに新たな魅力を感じたりします。
パトリックマクグーハンはプリズナーNo6での不条理な筋書きの中での怪演に、心惹かれるものがありコロンボの中でも出演作は注目していました 。
プリズナーNo6はネットにたまたま上がっていたのを一通り見ただけですが、なかなか再見の機会がありません。が、今見るとブルーレイなどもあるようで購入意欲が湧いてきました。不気味な雰囲気は一見の価値ありです。
チラ裏失礼しました。
柚木様、bad.IVh-95様、ぼろんこ様
警部マクロード「コロラド大追跡」、原題は”Colorado cattle caper”です。ジョンは保安官補デューイ コッブ役、ドラマ中で「彼はコロラドにいるだろう」”I guess he’d rather be in Colorado”を、ギターを弾きながら歌っています。人気絶頂期のジョン、演技もうまい。YouTubeで原題で検索すると英語版全編が見られますよ。また、是非44:20 あたりでマクロードとデューイが出向いた敵陣の酒場シーンに登場する女性二人のうち、ジョンに絡んでくる方の金髪女優に注目してぶっとんでください。「チャーリーズエンジェル」で大ブレイクする数年前のファラ フォーセット メジャースです。
チャーリーズエンジェルも、よく見ましたね。
マクグーハン出演のエピソードは、ほかのエピソードに比べ美女の登場が少ないように思います。
女性自体、全く登場しないわけではないですが、重要な役どころがほぼ全員男性のような気がします。
これも彼のこだわりなのかなあ、と思ってます。
なるほど、言われればそうですね。私の場合、何と言っても「祝砲の挽歌」が好きです。これも男性出演者が圧倒的に多いですものね。
コロンボファンです。DVDで何度も同じストーリーを見ても飽きないです。物語に入り込んで安らぎをも感じています。ところでコロンボシリーズの中に歌手のジョンデンバーが出ていた作品があります。コロラドあたりの風景の中、ギターを弾いていた場面が思い浮かびます。確か保安官の役だったと思います。ご存知でしたら題名を教えていただきたく存じます。
横レス失礼します。
ミステリー・ムービーシリーズですが、ジョン・デンバーが出ていたのは警部マクロードシリーズのいずれかのエピソードだった気がします。
警部マクロードシリーズでしたか。失礼しました。マクロードの吹き替え確か先日亡くなった宍戸錠さんだった気がするのですが(当時小学生だったもんで、確信はありません)有り難うございました。
マクロード警部は確かに宍戸錠さんが当てていましたね。
どういう番組か覚えていないのですが、NHKの特番でカウボーイハットに皮ジャケット姿の宍戸錠さん演じるマクロード警部が乱入してくる演出があった記憶があります。
確か、ジョン・デンバーは音楽好きな保安官助手の役で、他管轄に乱入して保安官を激怒させてしまい、鉄格子付きの客間に案内されたマクロード警部がブツブツ文句垂れているのを横目に、ギター演奏を披露していたと思います。
このシーン、見たことあります確か。
クリフォード部長が好きでした。
J・D・キャノンです。
ブレイブハート「Braveheart」をテレビで見ました。エドワード1世を演じるパトリック・マクグーハン、すごく良かったです。