サリー・ケラーマン

今日、自宅アトリエの書棚を整理していたら「スタートレック(宇宙大作戦)」のDVDが出て来た。何気なく見てみた。「光るめだま」という話で、登場するデイナー博士がどっかで見た人?と思ったら‥
67話「復讐を抱いて眠れ」のサリー・ケラーマンでした!すごく嬉しかったです。1937年生まれなので、この作品公開時(1966年)は29歳。しかし、さすが刑事コロンボシリーズには良い俳優さんが出ていますね。

 

ジョアンナ・キャメロン

Joanna Cameron
27話「逆転の構図」でポール・ガレスコの助手ローナ・マクグラスを演じました。大きな帽子をかぶってガレスコ夫人の葬儀に参列している場面が印象的です。8話「死の方程式」のロディ・マクドウォールと「課外教授」という映画で共演しているそうです。スラっとスタイルの良い感じの女優さんです。

ジェームズ・グレゴリー

バックナー社長

8話「死の方程式」バックナー社長はジェームズ・グレゴリー。威厳がありそうで、どこか優しさも兼ね備えている感じ。とても存在感があるキャラクターでした。

リゾコーチ

12話「アリバイのダイヤル」で、フットボールチーム「ロケット」のリゾコーチを演じたのも、ジェームズ・グレゴリー。エリックの死を悼む会話などが印象に残っています。

宇宙大作戦(スタートレック)

ジェームズ・グレゴリージェームズ・グレゴリーは刑事コロンボシリーズ以外にも「宇宙大作戦(スタートレック)」の「悪魔島から来た狂人」でアダム博士や、映画「続 猿の惑星」のアーサス将軍役としても活躍した俳優さんです。

スーザン・ダマンテ

29話「歌声の消えた海」で、看護婦メリッサを演じました。さりげない優しさが演技に出ていました。死体の検査をする場面では少し緊張した表情でしたね。

特に男性のコロンボファンから人気が高いキャラクターです。ブログぼろんこでは「スーザン・ダマンテ・ショウ」と記載しておりましたが、一般的となった「スーザン・ダマンテ」に書き換えました。(加筆:2020年10月)

映画「アドベンチャー・ファミリー(1977〜)」にも出演していて、むしろそっちの方が有名だと思われます。子供の頃に見たような気もするのですが…機会があったらもう一度見てみたいです。

ソレル・ブーク(Sorrell Booke)

ソレル・ブークは、独特の風貌が可愛い雰囲気を醸す俳優さんです。24話「白鳥の歌」で、レコード会社プロデューサーJ.J.ストリンガーを演じています。
40話「殺しの序曲」の被害者・バーティ・ヘイスティングでは弱気な性格ながら、犯人オリバー・ブラントに「一矢報いる」べく勇気を振り絞りますが、あっさり殺されます。撃たれて床に倒れる演技も抜群に可愛かったです。

加筆:2023年2月3日

ダイアン・ターレイ・トラヴィス

登場回数8回を誇るエキストラ女優

多数のコロンボ作品にちょい役で登場している女優さんを発見しました。ほぼエキストラのような扱いですが、たいへん興味深いです。

10話「黒のエチュード」では、楽団員ポールを吊るし上げる理事会のシーン。向かって右側に座るメガネの女性がダイアン・ターレイ・トラヴィス。おそらくこれが初登場だと思われます。
14話「偶像のレクイエム」ではパークスが車に跳ねられた後、コロンボがTクラブ会員を探す場面。パトカーの前で警官から聴取されている女性がダイアン・ターレイ・トラヴィス。
18話「毒のある花」では、ビューティー・マーク社で美容体操を教えるインストラクターがダイアン・ターレイ・トラヴィス。コロンボ警部が愛車プジョーに乗ってやってくるシーンです。
20話「野望の果て」では、ヘイワード夫人ビクトリアの誕生日会にいる友人のひとりがダイアン・ターレイ・トラヴィス。大きめに映っていますので比較的確認しやすいです。
21話「意識の下の映像」では、後半でケプル博士が2回目の上映会(コロンボにやられちゃう会)をする際に、客席に座っているのがダイアン・ターレイ・トラヴィス。
23話「愛情の計算」では、人工頭脳学調査研究所の女性研究員がダイアン・ターレイ・トラヴィス。短いが台詞もしゃべっています。これが最も目立つ配役だったと思います。
25話「権力の墓穴」では、ハルプリンが毎週通うクラブにいます。ハルプリンとコードウェルの二人がバーに移動する際に近くに立っている女性。これは探すのに苦労しました。
59話「大当たりの死」では、ナンシーが勤めるランジェリー店で買い物をする女性。その前の出演が1974年で今回が1991年。17年のブランクがあり、風貌が一変し同一人物とは気づきませんが、クレジットされています。

加筆:2020年8月16日

ティシャ・スターリング

Tisha Sterling

20話「野望の果て」で上院議員候補ヘイワード氏の妻の秘書リンダ・ジョンソンを演じました。ヘイワードを頑に信じる清楚な女性を好演しています。放送当時の彼女は29才、お相手のジャッキー・クーパーは52才。

映画「八月の鯨」

ベティ・デイヴィス主演の映画「八月の鯨(1987)」に母親で女優の「アン・サザーン」の若き日を演じる役で出演しているそうです。この映画には18話「毒のある花」のラング社長役の「ビンセント・プライス」が出演しています。

トリシア・オニール

Tricia O’Neil
44話「攻撃命令」で犬の訓練士コーコランを演じのはトリシア・オニール。詳細は不明ですが映画「タイタニック(1997)」にも出演しているようです。
「攻撃命令」は「悪の温室」と並んで、比較的不気味な雰囲気を醸す作品なのですが、キム・キャトラルと、このトリシア・オニールがまさに花を添えている気がします。

バーバラ・ローデス

Barbara Rhoades
7話「もう一つの鍵」美容室の受付係で少しだけ出ている女優さんです。コロンボの吸いかけの葉巻を預かり、汚そうにつまみ持つシーンが印象的。
34話「仮面の男」遊園地の女性カメラマン「ジョイス」の役は印象に残りました。あっけらかんとした性格で、コロンボ警部の捜査の手助けをしてくれました。楽しいシーンでしたね。

ハーヴェイ・ゴールド

Harvey Gold
27話「逆転の構図」ハリー・ルイス
32話「忘れられたスター」アンダーソン検死官
33話「ハッサン・サラーの反逆」検死官

ハーヴェイ・ゴールドは2作品で「検死官」を演じていて、ヒゲの有無こそあれ両者とも「アンダーソン検死官」と呼んで良いと思います。27話「逆転の構図」では重要な役どころ「カメラ店の店主:ハリー・ルイス」を演じています。
日本語の吹き替えは「野本礼三」さんで、ウイルソン刑事(ボブ・ディシー)の声と同じですので、アンダーソン検死官を探してみてください。野本礼三さんは「ドカベンの徳川監督」としても知られます。

ヴァル・アヴェリー

Val Avery
中でも特に25話「権力の墓穴」での前科者アーティ・ジェサップはとても重要な役柄でした。警察権力を毛嫌いするがゆえに、コロンボ警部の捜査に協力し、犯人のハルプリン次長(リチャード・カイリー)を追いつめました。

5話「ホリスター将軍のコレクション」貸ヨット屋のオヤジ
12話「アリバイのダイヤル」盗聴器をしかけた探偵ラルフ・ダブス
25話「権力の墓穴」前科者アーティ・ジェサップ
34話「仮面の男」「シンドバッド」のオーナーローウィ

バーナード・フォックス(Bernard Fox)

13話「ロンドンの傘」29話「歌声の消えた海」
イギリス出身の俳優さんで、13話「ロンドンの傘」ロンドン警視庁(スコットランドヤード)のダーク刑事部長を、29話「歌声の消えた海」で客船のパーサー:ワトキンス役で出演しています。「ボートではなく汽船で…」が口癖の人ですね。出演した2作のコロンボ作品では、どちらもストーリー展開に重要な役柄を演じています。ユーモアに満ちた大柄の俳優で、存在感もありますね。映画タイタニックにも出演しているそうですが、詳細は未確認。

TVドラマ「奥様は魔女」

刑事コロンボとほぼ同時代のTVドラマ「奥様は魔女」では、魔女専門の医者である「ドクター・ボンベイ」を演じています。

加筆:2024年8月20日

フレッド・ドレイパー(Fred Draper)

7話「もう一つの鍵」でベスの母親を乗せてきたタクシーの運転手を演じています。チャドウィック家に到着する場面で、コロンボをチャドウィック家の召使いと決めつけて代金を請求し、おつりを持っていないと「新米だね」と見下しています。
18話「毒のある花」のマーチソン博士役は特に印象的でした。写真のように、比較的困った顔で登場することが多いです。
27話「逆転の構図」ではガレスコ夫人殺害現場の農家で登場します。髭を生やした鑑識の男性がフレッド・ドレイパー。顔をよく見ないと彼だと気づきません。
31話「5時30分の目撃者」では目の不自由な目撃者(?)の弟、デビッド・モリスを演じています。これも印象に残るシーンですね。
37話「さらば提督」ではかなり重要な役どころスワニー・スワンソンを演じています。犯人役と言って良いのですが、ゲストスターはロバート・ヴォーンとクレジットされていて、ドレイパーは「その他の出演」の扱いでした。
38話「ルーサン警部の犯罪」のジョセフという端役の俳優。テレビ局の収録シーン、わざとらしいセリフ回しでNGをもらっちゃう人です。

加筆:2020年12月1日

マリエット・ハートレイ


Mariette Hartley 1940年6月21日生まれ
22話「第三の終章」で秘書アイリーン、41話「死者のメッセージ」では秘書ベロニカを演じました。どちらも知性に富んだ女性の役で深く印象に残りました。

スター・トレック「宇宙大作戦」

ぼろんこも大好きなSFドラマ、スター・トレック「宇宙大作戦」の「タイムマシンの危機」というお話で、ザラベスという女性の役で出ています。ぜひもう一度見てみたいです。

大草原の小さな家「父さんの秘密」

大草原の小さな家のシーズン2・19話「父さんの秘密」(1976年)。魅力的な未亡人「エリザベス・サーモンド」役でマリエット・ハートレイを見ることができます。コロンボ作品「死者のメッセージ」の1年ほど前だと思われ、ほぼ同年齢。美しく優しい女性として描かれています。2020年の4K再放送でこれを見られたことは、とても嬉しいことです。

加筆:2020年11月9日

フランク・エメット・バクスター

Frank Emmett Baxter
ついに明らかになりました。7話「もう一つの鍵」でベス・チャドウィックから「自分の方針に逆らうなら再就職を考えなさい」と脅される役員。38話「ルーサン警部の犯罪」でウォードのギャラについて議論をしているテレビ局の役員。

クラフトシアターに出演

クラフトシアターとはアメリカNBCのテレビ番組。この番組にフランク・エメット・バクスターが出演していたという情報があります。(詳細は未確認)

マイケル・フォックス

Michael Fox
獣医ドクター・ベンソン役で、コロンボ警部の「愛犬ドッグ(バセットハウンド)」の主治医。どちらの作品とも「愛犬ドッグ」の診察場面に登場します。その話のテーマ「10話:クラシック音楽」「16話:チェス(バックギャモンではなくチェッカー)」を取り入れたシチュエーションでコロンボ警部と楽しい会話を聞かせてくれます。日本語版では台詞の言い回しがとてもユニークで、印象に残る声優さんです。

10話「黒のエチュード」
16話「断たれた音」
この獣医ドクター・ベンソンは、初期の刑事コロンボ作品で、愛すべきキャラクターの一人であることを、誰もが認めるでしょう。

加筆:2021年3月5日

ルシール・メレディス

Lucille Meredith
コロンボファンの方より教えていただいた情報ですが、24話「白鳥の歌」で「ミシンのおばちゃん」の役で良い味を出している女優さん「ルシール・メレディス(Lucille Meredith)」は、第20話「野望の果て」でヘイワード夫人の親友「ルーシー」と同一人物です。

AXNミステリーの解説によりますと、ルシール・メレディスは白鳥の歌の制作総指揮「ローランド・キビー」の奥様だということです。

野望の果てでは、ヘイワードの自宅での(びっくり)パーティで、「奥様に会うためにそんなに手数をかける‥」のセリフがルシール・メレディスさんです。

ダフィー警部

ジョン・フィネガン John Finnegan

18話「毒のある花」刑事(名前なし)
25話「権力の墓穴」ダフィー警部
18話「毒のある花」、25話「権力の墓穴」で登場するコロンボ警部の相棒ダフィー警部。複数回登場する同僚刑事としては、地位的にも高い方だと思われます。「権力の墓穴」では強盗事件担当の警部として、コロンボに鋭い助言もしています。(コロンボ「壁に当たっちゃってね」ダフィ「そりゃ、当たるだろうさ」の会話も面白い)

刑事引退後には、レストランの店主に転職?

後にコロンボ警部常連のお店「バーニーの店」のオーナーに転職します。(笑)バーニー氏については→ジョン・フィネガンに記事を書きます。

加筆:2020年8月2日

グローバー刑事・バーノン刑事

ロバート・カーンズ Robert Karnes

11話「悪の温室」:グローバー刑事
20話「野望の果て」:バーノン刑事
無口なタイプの刑事だが、相手の言葉に対してはちゃんと反応します。年齢の割には昇進していないと思われ、年下の同僚に使われる場面もあります。それが時として不満げな態度に映ることもありますが、根が正直なゆえの反応だと思われます。2度の出演で役名は違いますが、同一人物と思って良いです。

加筆:2010年4月24日