登場回数8回を誇るエキストラ女優
多数のコロンボ作品にちょい役で登場している女優さんを発見しました。ほぼエキストラのような扱いですが、たいへん興味深いです。
10話「黒のエチュード」では、楽団員ポールを吊るし上げる理事会のシーン。向かって右側に座るメガネの女性がダイアン・ターレイ・トラヴィス。おそらくこれが初登場だと思われます。
14話「偶像のレクイエム」ではパークスが車に跳ねられた後、コロンボがTクラブ会員を探す場面。パトカーの前で警官から聴取されている女性がダイアン・ターレイ・トラヴィス。
18話「毒のある花」では、ビューティー・マーク社で美容体操を教えるインストラクターがダイアン・ターレイ・トラヴィス。コロンボ警部が愛車プジョーに乗ってやってくるシーンです。
20話「野望の果て」では、ヘイワード夫人ビクトリアの誕生日会にいる友人のひとりがダイアン・ターレイ・トラヴィス。大きめに映っていますので比較的確認しやすいです。
21話「意識の下の映像」では、後半でケプル博士が2回目の上映会(コロンボにやられちゃう会)をする際に、客席に座っているのがダイアン・ターレイ・トラヴィス。
23話「愛情の計算」では、人工頭脳学調査研究所の女性研究員がダイアン・ターレイ・トラヴィス。短いが台詞もしゃべっています。これが最も目立つ配役だったと思います。
25話「権力の墓穴」では、ハルプリンが毎週通うクラブにいます。ハルプリンとコードウェルの二人がバーに移動する際に近くに立っている女性。これは探すのに苦労しました。
59話「大当たりの死」では、ナンシーが勤めるランジェリー店で買い物をする女性。その前の出演が1974年で今回が1991年。17年のブランクがあり、風貌が一変し同一人物とは気づきませんが、クレジットされています。
加筆:2020年8月16日
ダイアン・ターレイ・トラヴィス(Dianne Turley Travis)さんが、『刑事コロンボ』シリーズに8回も出演されていたのも、こちらの記事で初めて知りました。どういう縁での出演なのか、確かに興味深いです。調べると、若いころブロードウェイでも活躍された、元々は実力派女優さんのようですね。
その彼女ですが、59話「大当たりの死」(1991)後、エディ・マーフィ主演の映画『ホワイトハウス狂騒曲』(1992)(おススメ!)の中で、汚職の罪で逮捕された大物議員ディック・ドッジの妻を演じていたのが最も印象に残っています。
私事で大変恐縮ですが、その『ホワイトハウス狂騒曲』と同年に公開された、アメリカ映画『ミスター・ベースボール(Mr. Baseball)』(1992)(おススメ!)の旧ナゴヤ球場ロケで、(中日ファンでは無いにもかかわらず)中日ドラゴンズ・ファン役として、私は生まれて初めてエキストラとして映画制作に参加し、後で確認したら、顔が豆粒以下ですが、ちゃんと映っていました。だから、私も、知る人ぞ知る「エキストラ俳優」の端くれだと勝手に自認しております(笑
ますます全然関係ないですけど、その時、中日の監督役だった高倉健さん、真にカッコよかったです!