ジャック・キャシディ

Jack Cassidy[1927年3月5日 – 1976年12月12日]
3話「構想の死角」ミステリー作家:ケン・フランクリン
22話「第三の終章」出版社社長:ライリー・グリーンリーフ
36話「魔術師の幻想」大魔術師:サンティーニ

どの役柄も自信家で傲慢

3話「構想の死角」と22話「第三の終章」では、それぞれ作家と出版社社長という似通った職業で登場します。いずれも自らの才能ではなく、他人(両者とも殺害される被害者)の力に頼って生きていながら、自信満々という人柄でした。それに対し、36話「魔術師の幻想」では、特異稀なる奇術の才能を持ちながら、過去を暴かれたことにより犯行に至るというものでした。

憎たらしいダンディぶり

他の多くのゲストスターとも共通しますが、このジャック・キャシディとジョージ・ハミルトン、そしてロバート・ヴォーンの3人は、別格にダンディでした。他の二人が、少し柔らかいトーンなのに対し、ジャック・キャシディは憎らしい雰囲気も併せ持っていました。

早くして亡くなった名優

1976年に36話「魔術師の幻想」に出演後、自宅の火災により亡くなったそうです。そのためテレビや映画の出演作品も決して多くはなく、「刑事コロンボファンに最も愛された」俳優さんだったと言っても良いでしょう。

映画「アイガー・サンクション」

マイルズ・メロー1975年公開の映画「アイガー・サンクション」(監督・主演:クリント・イーストウッド)に出演しています。かつて戦場でヘムロック(イーストウッド)を裏切った「マイルズ・メロー」という男の役で、未見の方はぜひ見てほしいお薦めの映画です。

TVドラマ「奥様は魔女」

ディンスデールほぼ同時代のTVドラマ「奥様は魔女」シーズン6-26話「いとしのセリーナ」には、プレイボーイな紳士「ディンスデール」の役で登場しています。このエピソードではラリー役の「デヴィッド・ホワイト」とのツーショットも見られ、コロンボファンにとっては必見とも言えます。その他シーズン5-2話「百年前にもどっちゃった」にも出演しているようです。(未見)

 
加筆:2023年12月17日

“ジャック・キャシディ” への5件の返信

  1. お孫さん、ケティ・キャシディについて投稿があったので補足として。
    あのパートリッジファミリーで有名なデヴィッド・キャシディ(ケティの父親)、Da Doo Ron Ronのヒット曲を持つショーン・キャシディというふたりの息子もエンターテイメント界で成功しています(二人は異母兄弟)。

  2. 『ゴシップガール』を観ていたら
    ジャック•キャシディの孫、
    ケティ•キャシディが出てて
    目元がビックリするほど
    ジャックに似ていて、
    またまた
    コロンボ観てしまってます。
    週末の朝ごはんwithコロンボ鑑賞は
    いつも幸せを感じます♪♪♪

  3. 先日、テレビ東京の午後ロードで放送された「アイガー・サンクション」というクリント・イーストウッド主演の映画を観ました。
    昔、観たことはあったのですが、ジャック・キャシディが脇役で出演していたのを思い出して、もう一度どんな感じだったか、観たくなったのです。

    ここでも彼は悪役で、過去にイーストウッドを敵に売った卑怯な裏切り者、しかもゲイという設定でした。日本語の吹き替えが、美川憲一さんを思わせるおネエ言葉(笑)
    出番も少ないし、つまりカッコいいところは全部イーストウッドに持っていかれた感じは否めません。

    しかし決して割のいい配役では無いにも関わらず、非常に個性的でインパクトがありました。イーストウッドに負けない存在感でした。

    この映画は、一般的に高評価を受けていない(登山シーンは素晴らしいです)ようですが、キャシディファンとしては貴重な一本です。

    英語版のWikipediaによると、実生活の彼は2度の離婚をし、バイセクシュアルで、晩年はアルコール依存症に苦しんでいたそうです。
    「刑事コロンボ」で輝いたその才能、早世してしまったのが本当に残念ですね。

    1. シーズン1〜7までを繰り返し観ている最中ですが、ジャック・キャシディは3回もゲストで出演してますし、どれもハズレが無かったですね。ユーモアがあり愛嬌もありコロンボの犯人としては、貴重な役者でした。火事で若くして亡くなったのが本当に残念でした。

    2. この映画mテレビで見たことあります。ジャック・キャシディが出てたんですね。

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