刑事コロンボ2作品に出演
12話「アリバイのダイヤル」の被害者:エリック・ワーグナー社長。あまり顔が大写しになることは少ないのですが、後述のロイド・ハリントンとは一味違う若き御曹司を演じています。
29話「歌声の消えた海」の無実の容疑者で、ピアノマンのロイド・ハリントン役は良かったです。捜査の過程でヘイドン・ダンジガーの写真を見せられ「この人が犯人ですか?」とコロンボ警部に尋ねる場面は印象に残っています。
映画「エアフォース・ワン」
ハリソンフォード主演の映画「エアフォース・ワン」にも出演しており、66話「殺意の斬れ味」で女性弁護士「トレーシー・ローズ」を演じた「ドナ・ブロック」と共演しているようです。詳しくは、後日加筆します。
加筆:2021年8月27日
「パリ、テキサス」のヴィム・ヴェンダース監督はこの映画でカンヌ映画祭のパルムドールを受賞しています。この作品中のディーン・ストックウェルは素晴らしい演技(大袈裟でなく、さりとて控えめ一辺倒でもなく、でも、周りを輝かせる)で、重要な役を創り上げていると思います。
もしかするとヴェンダース監督は、コロンボ警部や犯人を支える役として素晴らしかったコロンボ12話及び29話のストックウェルの演技を知って、いつか映画の大事な要素を担える役者としてオファーしたいと考えていたのかもしれません。そんな空想してしまうほどに「12話」、「29話」、「パリ、テキサス」のストックウェルは同一線上にあって素敵です。
そしてヴェンダース監督は「パリ、テキサス」の撮影後、2本のドキュメンタリーを経て「ベルリン・天使の詩」を撮影しますが、こちらの映画にピーター・フォークが出演しています。とても不思議な雰囲気の役どころとして出演していて、ヴェンダース監督が世界中のコロンボファンに根付く意識のようなものを映像に救い上げて、ピーター・フォークに演じてもらっているようにも思えます。
「パリ、テキサス」に続く「ベルリン・天使の詩」のことを思うと(両映画ともに大好きなので。)、ディーン・ストックウェルが大事な橋渡しをしてくれています。氏の演技と存在が世界の名作に繋げてくれています。コロンボファンとしては。
ロードムービーの傑作、ヴィム・ヴェンダース監督『パリ,テキサス』(1984)を先日DVDを見ていたら、主人公(ハリー・ディーン・スタントン)の弟役で準主役、あれ?どこかで見た俳優だけど、と思ったらディーン・ストックウェルでした(今まで気がつかなかった)。
コロンボに出演してから10年位経過し、なかなか渋い演技で好感が持てます。音楽がライ・クーダー、表題は「テキサス州にあるパリ」の意です。
音楽としてのライ・クーダー「パリ、テキサス」は大好きです!でも映画はまだ見たことがなく、今後ぜ見ますね〜。
12話と19話ではキャラクターもそうですが、体格や身こなしまで、まるで違いますね。プロだなー。