刑事コロンボと作曲家パトリック・ウィリアムズ

作曲家パトリック・ウィリアムズ

パトリック・ウィリアムズは刑事コロンボの9作品の音楽を担当されたそうです。特に刑事コロンボ第7シーズンと新・刑事コロンボ第8シーズンに集中しています。

41話「死者のメッセージ」
43話「秒読みの殺人」
44話「攻撃命令」
45話「策謀の結末」
47話「狂ったシナリオ」
48話「幻の娼婦」
50話「殺意のキャンバス」
55話「マリブビーチ殺人事件」
60話「初夜に消えた花嫁」

刑事コロンボ第7シーズン

41話「死者のメッセージ」は、犯人役のルース・ゴードン(アビゲイル・ミッチェル)の存在が、作品全体の雰囲気を作り出しています。そこで見逃せないのが「劇中に流れるクラシック調の音楽」です。作品の全編に音楽が使用されていて、作品の格調を高めています。ややもすると、少しメロドラマ風なのですが、アビゲイル・ミッチェルのキャラクターにはピッタリはまっていて、素敵でした。
また、43話「秒読みの殺人」では、「死者のメッセージ」と同じ音楽が使われている箇所があります。BGMに関してはやはり、同一シーズン内で(特に)同じ雰囲気を醸す傾向にあるようですね。45話「策謀の結末」ではアイリッシュ風の旋律が繰り返し流れ、物語の品格をぐっと引き上げています。

新・刑事コロンボ第8シーズン

47話「狂ったシナリオ」、48話「幻の娼婦」などの音楽もパトリック・ウィリアムズが担当しています。どの作品も、音楽がとても印象に残りますね。この中では特に「狂ったシナリオ」の音楽は好きです。

アビゲール・ミッチェルのテーマ

「アビゲイル・ミッチェルのテーマ」をパソコン演奏で再現しています。この作品が持つ「上品さ」はそのBGMの音楽性も大きく影響していると感じます。「アビゲイル・ミッチェルのテーマ」とは、私が名付けた呼び名です。音楽もお好きな方は、こちらもご覧ください。(*ご注意:YouTubeへのリンクは音が出ます!)

加筆:2021年9月10日

刑事ぼろんこチャンネル

“刑事コロンボと作曲家パトリック・ウィリアムズ” への3件の返信

  1. 犯人逮捕の最後の対決場面が、コロンボ作品の中で一番緊張して怖い作品です。試行錯誤で黒い箱を重ねて最後に↑にたどり着くシーンは、観ていて緊張最高潮に達します。
    その前の、もうすぐ出帆、のとき、弁護士や女性秘書はアビゲールの逮捕を既に確信しているんですね。
    優秀な弁護士の「金庫から死体が出た時にはいつでもどうぞ」のセリフと言い方、雰囲気が、あの作品の肝にも思えます。あー吹き替え版は素晴らしい、声優さんも素晴らしい!、なにより、額田やえこさんは、神です。

  2. るてなんとさん、コメントありがとうございます。
    42話「美食の報酬」はイタリア系の音楽ですもんね~。
    それ以外の作品は…
    41話「死者のメッセージ」
    43話「秒読みの殺人」
    44話「攻撃命令」
    45話「策謀の結末」
    の4作品ですね。
    納得です~。素敵な音楽で大好きなのです~、ありがとうございます。

  3. 音楽担当は、パトリック・ウィリアムズという方で、この人は、グラミー賞を2度受賞された凄腕の音楽家だそうです。
    パトリックが音楽を担当した作品は、第7シリーズの「美食の報酬」を除く4作品、新シリーズでも、第7シリーズを製作として率いたリチャード・アラン・シモンズ氏に誘われ、数本で音楽を担当しています。
    新シリーズで一番引き込まれたのは、「幻の娼婦」で使われた音楽です。幻想的な、それでいてどこか物悲しいメロディーがあの作品を彩っていたと思います。

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