7話「もう一つの鍵」

Lady in Waiting / 1971
リチャード・アンダーソン高圧的な兄を殺害する妹。という恐ろしいシナリオ。被害者は広告代理店の社長にして大富豪のブライス・チャドウィック(リチャード・アンダーソン)。犯人はその妹のベス・チャドウィック。前半のシーンでは、このベスが、それほど「悪人」とは感じさせない。質素で美しい女性だと感じ、悪人はむしろ兄のブライスではないかと錯覚します。

ベス・チャドウィックが美しく(実は醜く)変貌してゆく

スーザン・クラークその印象が逆転するのは、事件を知って駆けつけた二人の母親がベスをひっぱたくシーンだと感じました。この時の彼女(スーザン・クラーク)のいでたちが、本編で最高に美しく表現されているように見えました。私が質素な女性を好むというだけなのかも知れませんが…。
スーザン・クラーク独裁者(兄)が不在になった後のベスは、派手な洋服を買いあさったり、スポーツカーを手に入れたり、あげくに会社社長の座について、経営権を我がものにしようと企みます。それに比例するように、彼女は醜くなってゆくように描かれています。

もう一度最初から見返せば、なるほど冒頭近くに庭で朝食を食べるシーンでも、どこか歪んだ心をもった女性の表情が見え隠れしてますね。

時代性を感じる映像処理

意外な展開となったのは「画面が揺れているような描写」のシーンで、最初に見た時には「睡眠薬か麻薬かで、精神が普通でない表現」なのかと、勘違いしました。実際には「こうなる予定」を表現していたのでしょうね。初期の作品(特に第1シーズンまで)には、このような「頑張った映像処理」が多く登場します。テレビドラマの特殊効果に限界のあった時代の産物でしょう。

決め手はピーターの記憶力…ではなくベスの性格?

事件解決シーンでは「婚約者のピーターが、犯行の時の鮮明な記憶を語った」こととなりますが、実際には犯人特定の証拠とは言いきれず、その後のベスの行動「コロンボを銃で撃ってしまえ」というアクションが決め手となりました。これもベスの性格を見抜いたコロンボの切り札だったと言えます。びとつ間違えれば、撃たれて死んでしまうのですが。

これがひっかかるんです、「ピーター」の人間像。

レスリー・ニールセンひとつ腑に落ちないのは、婚約者のピーター・ハミルトンがそれほど「野心家」に描かれていないという点。むしろ正直で不正を好まない人物だった気がします。逆に妹のベスはかなりの野心家で、兄の殺害は婚約を反対されていることが動機ではなく、地位と富を一気に手に入れ、派手に暮らしたいという願望が強かったことがわかります。今となっては遅いのですが、彼女がピーターと結婚していれば、夫が妻を上手く操縦できたような気も…。この婚約者ピーターは後の作品34話「仮面の男」でジェロニモとしても登場する「レスリー・ニールセン」です。

裸の銃を持つ男

レスリー・ニールセンレスリー・ニールセンはコメディ映画「裸の銃を持つ男」(三部作・1988-1994年)の主役を演じていることは有名です。2023年にこの映画がテレビで放送され、私も観ることができました。レスリー・ニールセンが演じるのは、間抜けな警部補フランク・ドレビン。「警部補でフランク」ってコロンボへのオマージュでしょうね。

大草原の小さな家のオルソンさん

リチャード・ブル兄のブライスが撃たれて死んだことで、妹のベスを聴取する刑事の一人(裸眼の方)は、な、何と!同時代の人気ドラマ「大草原の小さな家」のオルソンさん(演:リチャード・ブル)でした!コメンテーターさんからの質問があり、調べたら分かった次第です。本当に嬉しい発見でした!オルソン役はこれより3年以上後のことでしょうが、本作の刑事は若く見えますね!カツラ使用かな?

フレッド・ドレイパーを見逃すな

フレッド・ドレイパーチャドウィック家のお母上が到着する場面に出てくるタクシーの運転手は、お馴染みの「フレッド・ドレイパー」です。コロンボを家の召使いと決めつけて代金を請求し、おつりを持っていないと「新米だね」と、さらに見下すのは、笑えました。

この3人の事務所が同じビルに!

刑事コロンボに登場のビル2話「死者の身代金」のレスリー・ウィリアムズ弁護士事務所、7話「もう一つの鍵」のチャドイック宣伝広告社、19話「別れのワイン」のステインさんの事務所はすべてこのビルの中にあります。

LOS ANGELES COUNTY COURTHOUSE

裁判所また、裁判の開かれる「LOS ANGELES COUNTY COURTHOUSE」も「死者の身代金」のレスリー・ウィリアムズの裁判所と同じ場所です。(映像アングルは異なります。)

ちょい役でお馴染みのフランク・エメット・バクスター

フランク・エメット・バクスター広告代理店の会議室で、ベスに逆らってクビになりそうになる重役は、38話「ルーサン警部の犯罪」でもテレビ局の撮影所所長として出てくる「フランク・エメット・バクスター」です。どちらも同じようなキャラクターで、はまり役です。

美容室の受付係はバーバラ・ローデス

バーバラ・ローデスコロンボの葉巻を預かり汚そうに扱う美容室の受付係は、バーバラ・ローデス。短いシーンですが印象に残ります。このバーバラ・ローデスは後の34話「仮面の男」で遊園地の女性カメラマン「ジョイス」を演じます。

ブティックの店員はキャサリン・ダーク

キャサリン・ダークベスが派手な服を買うブティックの店員は女優キャサリン・ダーク。この人は、6話「二枚のドガの絵」で画家サム・フランクリンのヌードモデルを務めていた女優さんです。

監督:ノーマン・ロイド
脚本:スティーブン・ボチコ

ベス・チャドウィック:スーザン・クラーク(声:小沢紗季子)
ピーター・ハミルトン:レスリー・ニールセン(声:柴田昌宏)
ブライス・チャドウィックリチャード・アンダーソン(声:小林恭治)
チャドウィック夫人:ジェシー・ロイス・ランディス(声:鈴木光枝)
美容室の受付係:バーバラ・ローデス
美容室の荷物運び:マイク・ラリー
ブティックの店員:キャサリン・ダーク

加筆:2023年6月24日

“7話「もう一つの鍵」” への118件の返信

  1. ぼろんこ様

    いつも刑事コロンボを楽しんだ後はまた、こちらを拝読し楽しませて頂いております。

    個人的にはあまり好きな作品では無いのですがもう一度しっかり結末まで見ようと思い、視聴しました。

    やはり、最後のピーターの回想だけであっさりとベスが落ちてしまう所がガッカリさせられる所です。
    コロンボの独特の水戸黄門的な手法もないのでそれも消化不良でした。

    とは言え、全体にピーターのいつも公平な立場から考えられる紳士的なそして温かい人柄(を演じるレスリーニールセンの人柄)も含めて完全に嫌いとは言えない作品でもあります。

    美容院のシーンや当時のファッションを堪能出来る事も魅力のひとつ。

    更に終盤ピーターとコロンボが語り合うバーで流れる音楽が、何種類かあるコロンボの劇中曲をソロピアノでアレンジした物を流していますよね。それも魅力のひとつです。
    (余談になりますが、これはいつかトランスクライブして弾きたいと思っています。)

  2.  今回、NHK-BSでもなく、所有しているBlu-ray全集でもなく、格安中古で新たに手に入れた2012年ごろ生産されたDVDで鑑賞してみました。銀河さんの声の差し替えがまだ無い版かと期待したのですが、既に現在では不適切な表現になったのではないかと想像される場面で、ひとつだけ差し替え箇所がありました。しかし、それよりも強調しておきたいのは、リマスターされていない古臭くフィルム傷も無修正箇所が多いDVD画質でありながら、昔、ブラウン管テレビで観ていた記憶がはっきり蘇る懐かしい色調の映像であること。これを観てしまうと、NHK-BSも所有するBlu-rayも圧倒的にくっきりはっきり鮮やかで綺麗になったのに、嘘くさく感じてくるから不思議なものです。
     それと、原語と、日本語吹き替えに英語に対する字幕を出した映像で2回観たのですが、三者三様、これ程までに表現が違っていていいのか?と、改めて疑問に思いました。
    二点気が付いた点を・・・。
    1.ベスが兄を殺す前に殺害計画のシミュレーションを想い描き、例の画面が揺れているシーンの最後、
    日本語吹き替えだと、刑事の想定質問のナレーション演出のところですが、
    知らない刑事の声:「・・・あなたに罪はありませんよ、少しも・・・少しも・・・少しも・・・・・・」に続き、何故かここだけコロンボの英語の肉声:「mistake… mistake… mistake…」3回で、で次のシーンに移りますが、
    原語だと、
    コロンボの声:「A terrible mistake… mistake… mistake… mistake… mistake… mistake.. mistake…」で次の場面に移ります。
     それが重要だったと気付くのは、ラストシーン。ピーター・ハミルトンの証言により、ベルの音より先に銃声が聞こえた新事実がわかり、あれは計画殺人だったと追及された追い詰められたベスが、思わず、
    「Peter is mistaken.」(ピーターの思い違いよ)
    と苦しい言い訳を自らしてしまうのが、皮肉で見事な「mistake」のロング・パスで伏線回収になっていることが、はっきり理解できます。こういう面白さは日本語吹き替えだと味わえません。
    2.日本語吹き替えで、
    ベスの母親:「あなたときたら、女のくせにやることが乱暴だし、考えが足りないんだから」
    のところ、原語では、
    ベスの母親:「Oh, you were always so impossible, always. Blundering, making mistakes, causing trouble wherever you were.」
    であり、「女のくせに」といった、今ではポリコレ上問題になる表現は見当たりません。こういうケースが、昔の日本語吹き替えでは多い気がします。
     最後に、婚約者のピーター・ハミルトンが「いい人」で、それほど「野心家」に描かれていないのに、兄が婚約を反対したのは、家柄や宗教の違いなど、別な理由が裏にあったのではないかという気がしてきました。
     というわけで、全体的には興味深く、まだまだ研究したくなる、好きな作品でした。

    1.  このところ、遅まきながらtempus fugit 様に見習って、まず海外の英文で書かれた熱烈なコロンボ・ファンのブログを読み始めていますが、いやあ、面白いです!
       特に、ハンドルネームで寄せられた英文のコメントが、日本人に多い感想もあれば、日本人の感覚には無いところも多く、私のように英語が苦手な者にとっても、英文記事本文より短くてすぐ読めますし、学ぶところも多いです。
       サンプルとして、本作について、2019年にハンドルネームで投稿された、そんな英文のコメントの中の一本を、日本語に訳してみましたので、ご紹介します。予め申しておきますが、とても勉強になった反面、私の発想とは異なるところも多いです。

      《 7話「もう一つの鍵」は、ブログ本文記事(前述海外のブログ)で挙げられている理由から、『刑事コロンボ』シリーズの名作群に匹敵するものでしょう。しかし、目に余るプロット上の穴があり、私はどうしても評価を下げてしまいます・・・。

      まず、兄が倒れた床に血痕がないのはなぜか? 何しろ彼女は彼を3回も撃っています。また、死体を引きずったところに血痕がないのはなぜか? 犯人の彼女が部屋で片付ける時間がゼロであったことを考えると、益々疑問です。

      さらに、アメリカの刑事はいつから、真夜中に市民の住居に自由に進入し、寝室で容疑者と対峙することが許されるようになったのでしょうか。警官は家に入る前にノックをして、自分の存在を宣言し、住人がドアまで来るのを待たなくてはなりません。これを 『ノック・アンド・アナウンス』( “knock-and-announce” rule)といいます。そうしないと、警察はどんな家にも勝手に入ることが可能となり、住民がセックスをしたり、お風呂に入ったり、トイレに行ったりするところを自由に見ることができてしまいます。

      また、刑事は裁判で容疑者が無罪となった後も事件を追求し続けるのでしょうか? お金をもらってでも嫌がらせを続けるのか、それとも暇なときにでもやるのでしょうか。

      加えて、クライマックスでコロンボは大きなリスクを背負うことになるのでは? なにしろ、この犯人の女性は、ちょっと(よく言えば)「反社会性パーソナリティ障害」で、冷酷に人を殺すことも厭わないということが証明されているのです。確かに新シリーズ初回の46話「汚れた超能力」(1989)でもコロンボは同じような危険を冒していますが、あの時はもっとコロンボも年齢を重ね、容疑者の性格についても何十年もの経験に基づく自分の結論に究極まで自信を深めていましたし、また、「ギロチン」で間違って死んでしまったとしても、「もう充分だ、60代まで充実した人生を送ることが出来た」と観念することが出来たかも知れませんが、ここでは、まだそうはいかないでしょう。
      7話「もう一つの鍵」は確かに面白いエピソードですが、C+/Bー以上の評価をつけるには露骨なプロット上の問題が多すぎます。》

    2. おお、DVDをお持ちなのですか。
      お尋ねしたいのですが、コロンボが支払わされたタクシー代をチャドウィック夫人に要求するやり取り、英語だとどう言ってます? 吹き替えだと電車賃がどうのという不自然な単語がありましたよね? 当時のロスに電車など存在せず、だからコロンボ含め誰もが自家用車かタクシーで移動してたのに。
      前回放映時には英語で観ていたのですが、私の耳じゃ聴き取れなかった。次の放映を待つより、DVDをお持ちの方に尋ねたほうが早そうなので、ここでお尋ねさせていただきます。

      1.  お尋ねの件ですが、こうなっています。
        『日本語吹替』
        コロンボ :「ええっと、さっきタクシーに払った11ドルですが・・・」
        ベスの母親:「ご名刺置いてって、すぐお送りするわ」
        コロンボ :「いや、帰りの電車賃が・・・」
        ベスの母親:「ああ、それじゃあ」
        (ベスの母親が紙幣で11ドルをコロンボに渡す)
        コロンボ : 「恐れ入ります」
        ベスの母親:「どういたしまして」
        《英語字幕》
        コロンボ :「Uh, listen,about that 11 dollars,ma’am,uh… 」
        ベスの母親:「If you leave me your card, I’ll send a check.」
        コロンボ :「I’m all out of cards.」
        ベスの母親:「Here.」
        (ベスの母親が紙幣で11ドルをコロンボに渡す)
        コロンボ :「Thank you very much.」
        ベスの母親:「Thank you Lieutemant.」
        〔日本語字幕〕
        コロンボ: 「11ドルですが・・・」
        ベスの母親:「送金するわ、名刺を」
        コロンボ: 「切らしてて」
        (ベスの母親が紙幣で11ドルをコロンボに渡す)
        コロンボ: 「どうも」
        ベスの母親:「ありがとう」
         おっしゃるように、日本語吹替で「帰りの電車賃」というのは、明らかにおかしいですね。
         反対に、ヴォロージャ・ウリヤノフ 様にご教示を賜りたいのですが、「card」を「名刺」と訳してもよいのでしょうか?
         米英ではセールスマン以外「名刺」は、あまり一般的に使わず、ましてや、あの時代、アメリカの警察関係者が「名刺」なんて、そう軽々しく渡すはずがないと思うのですが、どうでしょう?

        1. ありがとうございます。長年の疑問がやっと解けました。
          やはり「電車賃」なんて言ってなかったんですね。訳者はいったいどこから発想したのやら。
          和英辞典で調べると、名刺はbusiness cardだそうですが、確かにコロンボは身分証を見せることはあっても名刺を渡す場面はなかったはず。私もアメリカの警官とは全く縁がないので、あっちの警官がどうするのかは知りませんが、日本の警官なら名刺を置いていくことはありますね。
          文脈を考えても、ここのcardは名刺としか考えられませんね。クレジットカードであるはずがない。どこから「電車賃」が出てきたのか、却って謎が深まりました。

          1. ヴォロージャ・ウリヤノフ様
            YC-30様
            横からお邪魔して失礼します。
            カナダ育ちマレーシア人の友人に聞いてみたのですが、やはりbusiness cardのことじゃないかな?と言っていました。
            もしかしたら、またコロンボのうっかりを強調して話を面白くするために電車賃がないなんて訳したのかな?なんて思いましたが…

          2. ヴォロージャ・ウリヤノフ 様
            アイス 様
             ご教示いただきありがとうございます。
             「電車賃」は、ロスに電車が走っていないのをうっかりした翻訳者のミスでしょうね。もし舞台がサンフランシスコだったら、まだ、ぎりぎり許されるかも知れませんね(笑)。
             「card」は、やはり「business carⅾ」なんですね。コロンボが名刺を渡すシーンなんて見たことありませんし、当時、ロスの一般市民の間に、どの程度「名刺」という概念が普遍的に有ったかも個人的には疑問でして、『刑事コロンボ』に限らず、当時のアメリカのドラマや映画で、名刺を渡したり交換したりする場面を見た記憶は少ないですから、近過去の時代考証を探るのは難しいものだと、ここでも感じました。案外、ハリウッドなどの芸能界では、名刺を渡す慣習が一般人よりも早くから普及し、こうした台詞に、制作関係者は違和感が無かったのかなとも想像します。
             ニューヨーク市警では2018年から、「知る権利法」の一環として、警官による職務質問や所持品検査を住民に求める場合、警官が名刺(business carⅾ)を渡すことを義務化する制度を、逮捕や召喚命令などの場合を除き実施していて、名刺には警官の氏名、職位や警官バッジ番号(shield number) などが記載されているそうです。
             警官が、必要な場合にもかかわらず名刺を渡すのを拒否した場合、住民は、ニューヨーク市民間苦情審査委員会(NYC Civilian Complaint Review Board) に苦情を申し立てることが出来るとのこと。
            (ニューヨーク市の公式ウェブサイトより確認) 
             ロス市警関連のサイトでは、同様な情報は確認出来ませんでしたので、ここでもアメリカという国の地域差の大きさを実感しました。

            1. 私服刑事はビジネスカード(名刺)を持っていて目撃者や事件関係者に渡して「何か思い出したらその番号に電話ください」と言っているシーンをアメリカの刑事ドラマで見たことが複数回あります。私服刑事は担当する事件が決まっているので情報を集めようとするのです。制服警官が名刺を渡すのを義務化したのは行動責任の点からですね。

    3. 仁科雅之様

      こんばんは!また移って来ました。
      >日本語吹き替えで、
      ベスの母親:「あなたときたら、女のくせにやることが乱暴だし、考えが足りないんだから」
      のところ、原語では、
      ベスの母親:「Oh, you were always so impossible, always. Blundering, making mistakes, causing trouble wherever you were.」
      であり、「女のくせに」といった、今ではポリコレ上問題になる表現は見当たりません。こういうケースが、昔の日本語吹き替えでは多い気がします。

      私はこの作品を字幕で見たことがないので興味深く読ませていただきました!

      「バーナード・フォックス」でやり取りさせていただいたなかで
      >ドラマ『アストリッドとラファエル 文書係の事件録』、ヒロインが自閉症であるというキャラクター設定は、多くの現代人がどこか琴線に触れる要素を内包しているのだと思いますし、私も例外ではありません。
       
      これを読ませていただいてこちらにワープしてきてしまったのですが、
      こちらのエピソードではべスが発達障害ではないかと書かれている方がいらっしゃって、成るほど!と思ったのと同時に、家族で多数決みたいな感じで彼女を追い詰める彼らもいかがなものかと感じたのを思い出しました。
      コロンボの犯人の中で彼女のように独立した職業がなく親に依存してるみたいな人は割と少ないので余計そう思ってしまったのですが、一方で精神科医とか弁護士とか社会的地位の高い人がものすごいゲス野郎だったり冷酷な悪女だったりするので…

      この間、発達障害のひとは空気が読めないので好かれないことが多い・理屈っぽい・文章に 、がやたら多い、というのを読んで、わたしじゃんと思い、意識して 、を減らしたりしていますが疲れてしまうのでまあいいや好かれなくて構わないし思うままに生きようと考えなおしたりしました。コロンボもかなりのマイペースですしね(!?)

      1. ちょっとわけが解らない文になってしまったので訂正します。
         コロンボの犯人の中で彼女のように独立した職業がなく親に依存してるみたいな人は割と少ないので余計そう思ってしまったのですが、一方で精神科医とか弁護士とか社会的地位の高い人がものすごいゲス野郎だったり冷酷な悪女だったりするので…

        コロンボの犯人には高い社会的地位を持つ者も多い中で、彼女(べス)は肉親の会社に勤めていることもあり発達障害と言われてああそうかもと思ってしまったのですが、一方でそれじゃあ高い社会的地位を持ってはいるけれど非常に反社会的なほかの犯人たちが彼女よりまっとうな人間でなんの障害もないかというと疑わしい気もします。
        追伸
        もちろん私は精神科医でも神経科医でもないので断定はできないですが、現実の例で言っても高名な役者さんがご両親を殺めたらしいとかほかいろいろわたしにはちょっとまともって何ですか混乱しますと感じるこの頃です。コロンボの登場を切に願います。

        1. YUKIゆき(アイス)様
           今日日(きょうび)はルッキズムが行き過ぎ、人の外面と内面の落差が恐ろしいですよね。現在が顕著になったのか、昔から既にそうであったのか知りませんが・・・。
           平均的で精神的にも健全で平凡な人など、この世に本当にいるのでしょうか?
           Twitterでもヤフコメでも、匿名で有名人を叩きまくるネットリンチを見ていると、じつはサイレント・マジョリティこそが叩かれる人よりも、よほど危険な狂気なのではないかと感じてしまいます。
           私は、シューマンのピアノ曲、たとえばシューマンの交響的練習曲が大好きですが、シューマンのいびつな狂気に自分の青春時代が蘇ります。クライスレリアーナにしてもそうですが、彼の曲はひたすら心の内面に語りかけ、他人を攻撃する狂気とは真逆です。
           お答えになり切れず、すみません。

          1. 追伸
             シューマンの、ショパンとは全然違う憎めない不器用さが、どこかコロンボに通じるなあと、最近個人的に感じているんですよ。これ以上、上手く言えませんが。
             だからといって、コロンボもシューマンも、普通ではなく天才には違いありません。 
             

          2. 仁科雅之様
            >Twitterでもヤフコメでも、匿名で有名人を叩きまくるネットリンチ

            これは本当に怖いと感じます。一人と一人の喧嘩ならともかく多数でやるというのがさらに卑怯だなと。

            ある学者さんの記事に「精神病の彼らは私たちの代わりに病んでくれてるともいえます。実は病んでいるのは常に社会の方なのかもしれません」とあり。なるほどと思ったことがありました。
            シューマンについてのご考察、興味深いです。ありがとうございます。
            シューマンとショパンについてはたくさん仁科様から聞きたいし書きたいのですが、あまり書くと叱られそうなので、またどこかして無理くりコロンボとこじつけて書かせていただきます!!

            ベスに同情した人はこちらのブログではあまりいないかもしれませんね。
            私は少し同情しました。この家とこのお母さんではおかしくもなるよなあ、と思ったので…

            1. YUKIゆき(アイス)様
              >この家とこのお母さんではおかしくもなるよなあ、と思ったので…
               同感です。
               でも、近頃「親ガチャ」という言葉が流行っていますが、あれは、親にとっては真に辛い言葉です。それに、親からすれば当然「子ガチャ」だってあると反論したくなるわけでして・・・。
               『刑事コロンボ』では子役の登場こそ少ないですが、「親ガチャ」「子ガチャ」がテーマの話は多く、そこは昔も今も変わらぬ、人の世に生まれてくれば自分では避けがたい悩みであり、多くの視聴者の共感を呼ぶところでしょうね。

              1. 仁科雅之様
                >近頃「親ガチャ」という言葉が流行っていますが、あれは、親にとっては真に辛い言葉です。それに、親からすれば当然「子ガチャ」だってあると反論したくなるわけでして・・・。

                生意気ですがきっと仁科様がそう思われるのではないかなとちょっと思って居ました(笑) 親ガチャって嫌な言葉ですよね。
                親子3人で犯罪を犯したらしい事案が騒がれていますね。
                これについて、ここまで親に愛されていろいろしてもらってうらやましいという半分本気のようなコメントを多数発見しました。実は私も一瞬少し共感してしまったのですが、ある程度大きくなったら親が全力で守ってくれようが見捨てられようが結局は自分の頑張りと人生の選択がすべてだと思います。もっともこれは私の感想です。(またしてもいまだに子の立場からの視点でしてすみません。)
                コロンボの犯人のセリフで、「「だから」殺した。」(吹き替え)というのが時々ありますけど、だからと思って突っ走るか思いとどまるかは自分次第ですもんね。
                また暗いテーマですみません。次回は明るいテーマを心がけます。

                1. 今回の私のコメントについて、
                  事件の全容や動機が明らかになっていない中で推測であれこれ書いて良くなかったなと書いてから一晩経ってちょっと考えなおしました。

                  コロンボのなかのゴシップ好きの人々や、うっかりものにならぬよう気を付けます。

                  1. YUKIゆき(アイス)様
                     お気遣い、ありがとうございます。
                     今回返信いただきました一連のコメントの主旨につき、納得、共感いたしております。
                     

  3. こんにちは。””in her shoes”という映画で盲目の元大学教授役のノーマンロイドさん、2021年にお亡くなりになられているのですが、この「もう一つの鍵」の監督さんでした。
    チャップリンと共演もなされている方だそうです。 ご冥福をお祈りいたします。

  4. ここには英語で御覧になっているファンの方も沢山居るようですのでちょっと教えて下さい。
     1.冒頭の兄と妹の朝食後の言い争いで兄が「お前はあいつに利用されているんだ」というところで「うちの名前やこの建物などの財産がなければ、あいつはお前など相手にしない」というところで「give you a second look」という表現が出てきます。この意味は美人とすれ違ったときなどにもう一度振り返って(すごい美人だ・・・・)見るという意味ですか?
      つまり、暗に「お前は美人じゃない」と兄が言っているのですか? その後に兄は決まりが悪そうに「ごめん」と謝っていますので。
     

    1. T.Kさま
      give a second lookという表現は「二度みる→一度でなく二度見るようによ~く見る(つまり判断、吟味する)」という意味になります。give a second thoughtという言い方もあり、こちらも同様に「じっくり考える」という意味になります。secondとかtwiceという表現は「二回」つまり「(さらっとでなく)しっかりと」という意味合いが加えられ、Godfatherでも確か(IIだったか?)マイケルが交渉の条件を誰かに伝えた後Think twice.(よく考えておけ。)と言っていたような記憶が(どこの場面だったかは忘れてしまいましたが。)

      ここは容姿の問題ではなく、兄の親心(兄心?)から、『お前に近寄ってくる男がおまえ自身の背負っているもの(家柄、財産、建物)があってこそ自分に興味を持っているということに自覚的になれ』という意味をこめてgive you a second look(自分でよく状況を判断してみなさい)と、自信満々の妹にきついお灸をすえたのでは?と思われます。

    2. 横から失礼します。Blu-rayの英語字幕を見て分かったことなのですが…

      ご質問のgive you a second look の前半部分は、Peter Hamilton would が入ります。「ピーターは君(ベス)をよく見ただろうか?」、つまり関心を持っただろうか?ということになると思います。
      有能で野心家のピーターが、資産の無いベスなど好きになるわけは無い(他にとびきり魅力があるわけでもないのにと暗に言っている)と兄は言ってしまい、ベスに酷いことを言ってゴメンと謝ったのでしょう。

      またこのシーンを見直すと、兄はピーターに会社を乗っ取られるのではないかと、すごく警戒していたのが分かります。
      ピーターは有能ですが、他人の会社を乗っ取るような人物ではありません。しかし、兄は経営者として、そのような有能で頭の切れる人物を自分の身内に置いておきたく無かったのでしょうね。

    3. T.K.さま
      まさこさま
      英語字幕!ありがとうございました!確かに、聴き取ってみると、give you a second lookの文の前半はPeter Hamilton would give you a second look. もう少しもどると、さらにその前半部分では、If your name wasn’t Chadwick, and you didn’t have all of this…(君がチャドウィック家でなかったら、それに〔ぐるり~と邸宅などを見渡し〕ここにあるすべてのものを持っていなかったとしたら)…と言っています。それで、問題の部分につながっていく、と言うわけですね。私は主語を取り違えていました。
      訂正しますと、ここはやはり容姿の問題ではなく、「チャドウィック家〔という利用価値の高い身の上〕でなければ、ピーターハミルトンは君のことをよくよく吟味して交際相手としただろうか〔いや、見向きもしなかっただろう〕」ということですね。
      英語をきちんと聞かなくちゃ!あとぼんやり把握でコメントしてしまい申し訳なかったな、と反省。おかげさまで勉強になりました!

      1. T.Kさま
        のんきさま

        こちらこそ、勉強させて頂きました。
        のんきさまのsecond「しっかり〜する」というご説明、納得です。英語って熟語表現が多く、難しいですね〜。
        でもコロンボであのシーンで使われていたなぁと関連付ければ、覚えられそうです。ありがとうございました!

  5.  他の方も指摘されていますが、被害者が撃たれた場所や死体の位置が移されたことなど、今ほど科学捜査が進んでいない当時でもさすがにわかるでしょう。
     シリーズ全体を見ると、犯行の動機とか、たいした証拠もないのにすぐに降参してしまう犯人とか、物足りなさを感じることもありますが、人間の心理的な部分はどうにでも解釈できます。でも、銃で殺して血痕がないわけはないですし、特に今回は科学的(しかも初歩的)なことを軽視しすぎているような感じがします。ストーリー自体はおもしろいのに。まあ劇中のロス市警が無能ということなのかもしれませんが。

  6. 少し前から何度目かの全エピソード鑑賞をBOXセットで始めましたが、この「もうひとつの鍵」は、これまで持っていた印象からちょっと変わり、今回観たら、「けっこういい作品ではないか」と感じました。

    犯行をめぐっての弱さや粗っぽさは確かにありますし、また「地味だった女性が人が変わって派手になる」という描写や設定も、当時はまだ許されたとしても、今だったら問題視されて作れないのではないかとも思います。

    しかし、そうした設定の犯人ベスを演じたスーザン・クラークは、犯行後に表面的には美しく、しかし内面的には醜く変化していく女性を見事に描き出していたと感じました。

    また、ぼろんこさんが「野心家に見えず、ひっかかる」としているレスリー・ニールセンも、「財産目当てと周囲に見られているが、実はベスを本当に愛している」婚約者役をこれまた見事に演じていて、私には大いに「腑に落ちる」配役でした。

    もし美男子でキザっぽい俳優だったら、セリフがどうあれ「財産目当て」が本心のように感じてしまうでしょうし、また野心家に見える演技だったら、自己中心的で野心家に変わっていくベスの変貌ぶりが際立たなくなってしまうと思います。

    「実は心優しく、本心からベスを愛している」からこそベスの変化にとまどい、最終的に彼女の犯行の露見に手を貸すことになる恋人の痛々しさが伝わってくる演技を見せていました(ニールセンはその後の出演作から”コメディ俳優”という印象があるので、観ていて何となく笑いたくなってしまったのも確かですが・・・)。

    また、「画面が揺れている描写」は確かに時代を感じさせる処理ではありますが、「これからの予定」がわからないままだったら、いきなり犯行場面を見ても話の展開がよくわからないように思います。想定と違ったことが重なり、その対応をコロンボに突かれて自分の首を締めることになるので、ある意味で重要なシーンですね。こうした想定の描写、今だったらどうスマートに表現されるのでしょうね。

    1. 確かにね〜
      事件後のベスの変貌ぶりに
      一番がっかりしたのは
      ピーター・ハミルトンですね。

  7. 子供の頃見ていたコロンボが今でも好きで、再放送とこちらのサイトを楽しく拝見しています。
    最近の再放送を録画で見ていて、何人かの方が触れている一事不再理の件で気付いたことがありました。
    英語ではinquestと言っておりましたので、裁判ではなく死因審問という日本にはない制度のようで、査問会や検死法廷、検死審問などと訳されているもののようです。裁判所で弁護士や陪審員と共に死因を特定しますが、刑事や民事の責任を問う裁判とは異なるようです。
    それでも何らかの審理には違わない訳で、やはり一事不再理の対象になるのでは?と気になりましたので、調べてみましたところ、AVVOというアメリカのオンライン弁護士相談で2016年に同じような質問があり、弁護士からの回答が寄せられていました。そちらの回答によると、死因審問と殺人の裁判は別物として扱われるとのことで、一事不再理にはあたらないようです。
    刑事もの、法廷ものは好きですが、全く知らないことでしたし、アメリカにもまだコロンボファンがいて同じような疑問を持たれるのだなということが分かり、なんだか嬉しくなってこちらに書き込んでしまいました。
    これからも楽しく拝見させていただきたいと思います。

    1. 私もこの話を観終えて一事不再理が気になってました。
      お陰でスッキリしました。
      ありがとうございました。

  8. 愚兄賢弟ならぬ愚妹賢兄の物語で彼女の気持ちはよく分かります。妹の尻ぬぐいをいつもしてきた兄と奔放な妹。つきあっている男を否定され遂に怒りが爆発する。母親も兄を愛し妹は厄介者扱い。家族心理ものとして見るには面白い。
      ただ刑事コロンボシリーズは相手を追い詰める手段として犯人の動機とコロンボの引っかけに焦点を当てすぎるので証拠面が疎かになる。
      いつも不思議に思うのは「銃殺されたら血も飛ぶだろうし人体組織も弾ける。弾丸も壁に当たるだろう」ということ。つまり物的証拠をまき散らすことになり当然鑑識は様々な証拠を得る。この回では兄は窓ではなく扉の所にいたのだから扉周辺の床や壁、天井に多数の証拠が有るはずだ。当然、兄は窓ではなく部屋の入り口で銃撃されたことは明々白々となる。
     それに死体を窓まで引きずっても婚約者や警察が来たときには床の拭き取りや壁の掃除は時間的に不可能だったろう。 床の血痕は日本の鑑識なら必ず見つけるでしょう。引きずった跡も分かる。 鑑識がルミノール反応?やった時点で犯人は特定されその場で逮捕。その後の大陪審やコロンボの推理なども全く不要になる・・・・・・とならないから我々視聴者は楽しめるんですけどね。
     

  9.  今回は、このエピソードも「ベス」が主役のピカレスクロマン、として観た方がしっくりくる、と感じました。第一シーズンならではの試行錯誤中の悪品の一つですね。まだベスとその周囲人物の描き込みが足りない、という物足りなさが残る。
     コロンボのおんぼろプジョーも定型化?されていない。
     他に今回気になったのは、チャドウィック家のメイドと執事が二人共黒人だったということです。まだこういう配役を無造作に?やっていたのですね。

  10. ぼろんこ様の
    >ひとつ腑に落ちないのは、婚約者のピーター・ハミルトンがそれほど「野心家」に描かれていないという点。
    というご指摘ですが、狂気を孕んだ婚約者ベス・チャドウィック嬢の、無茶振りな迫力にタジタジになっていたのでは・・・。
    そんな印象を抱いたのは、最近、某高貴なかたの、そんな記者会見を見たからかもしれませんが・・・。

    1. 朝食のシーンで兄が妹に意見する場面、
      その台詞の数々があの御一家とまる被り⁇
      いつの世も恋は盲目?何でも一人で決められることの素晴らしさ?
      物事を俯瞰することの重要さを改めて痛感した場面でした。

  11. ぼろんこさんコンニチハ。犯人の母親役の吹き替え鈴木光枝さん。BSで放送中「マー姉ちゃん再放送」に出演していますね。吹き替えのお仕事もされていたんですね。

  12. レスリー・ニールセンと言えば「裸の銃を持つ男」を思い出す。その印象が強すぎて古典的なSF映画である「禁断の惑星」を観た時も変なコスチューム着てたり、娘に手を出したり、、マジでやってんの?となる。制作時期は禁断の惑星の方が全然先なんですが。
    あ、コロンボと関係ないですね。でもあのとぼけた顔を見るたびに思い出して、感情移入できないんです(笑)

  13. ピーターはあのとおりの普通の常識人なので兄は危険視していたのでは?と感じました。ベスのピーターに対する対応も兄の殺害後は兄のそれに近くなってきたのでは。ところでニールセンは当時はポセイドンアドベンチャーの俳優さんですが、わたしにはnaked gunsのおバカ俳優なのでギャップが埋められません。

  14. ベスの母親が貴賓があり立派な女優さんだなと思いましたが、この放送後すぐに亡くなっていたのですね。庭の手入れが謎解きに関係するケースは他の話でもありましたね。日系人の庭師が出てきたのがありました。

  15. 美容室でマイク・ラリー発見!
    コロンボが例の調子でベスに、「お手間取らせませんから」と迫っている背後で、
    インテリアの大きな壺を持って、チラッとカメラの方向を見て横切って行きました。
    後でDVDで確かめたところ、00:49:13近辺。

  16. 証拠の弱さなど、脚本の欠陥は皆さんと同様に感じましたので、別の事を。
    ゲスト以外の出演者はwikiによると

    レスリー・ニールセン(柴田昌宏)
    リチャード・アンダーソン(小林恭治)
    ジェシー・ロイス・ランディス(鈴木光枝)
    ジョエル・フエルリン(立壁和也)

    とあり、犯人の母親役のジェシー・ロイス・ランディスさん、これまたwikiによると

    1972年2月2日、コネチカット州ダンベリーにて癌により死去[1]。75歳だった。

    とあり、作品の米放送日1971.12.15のわずか一月半後にお亡くなりになっています。
    平手打ちや会議のシーンなど、癌末期にはとても見えません。
    ちなみにゲストのスーザン・クラークさんは1943年3月8日- (年齢 78歳)でご存命のようです。

  17. 最後の方のコロンボとレスリーニールセンが話をするバーのシーンのBGMが「死者の身代金」のラストでかかってた曲と似てるんですが、気のせいでしょうか?

  18. 婚約者のピーターさん、映画「ポセイドン・アドベンチャー」でも船長役で出演してますね。
    いかにも「温厚な紳士」。
    ゆえに「仮面の男」のジェロニモはハマってない感じもします。
    ピーター、「パイルD3」の犯人、「秒読みの殺人」のTV局社長。
    全員同一人物だと思ってました。

    1. ポセイドンアドヴェンチャー、NHKBSでやってましたね。レスリーニールセン、ポセイドン号の船長でかっこよかったのにすぐ死んじゃいました(行方不明?)それからびっくりしたのですが、「死の方程式」の犯人スタンフォード化学のジュニアも出ていましたね。ロディ・マクドウォールさん。髪型や服装が全くその時と違うので気づきにくかったのですが、エイカーズという船員の役で出ていました。ジーンハックマンに脱出ルートを教えた後すぐに死んじゃいました。

  19. 初期のコロンボはほとんど見ているつもりでしたが、あまり印象に残っていない作品です。もしかして今回はじめて見たのかもしれません。
    ストーリーやトリックはいまいちでしたが、犯人役のスーザン・クラークがスレンダーできれいでした。70年代の最先端といった感じの露出の多いファッションもすてきでした。私としてはそれだけで満足できる作品のひとつになりました。

    1. そうでうすね、この時代の女性のファッションはかなり派手なものが多く、見てみて楽しくなります。

  20. 一事不再理の話が出ていますので、その点についてコメントさせていただきます。
    この作品に出てくるのはおそらく裁判ではなく大陪審でしょう。起訴するかどうかを決める仕組み。
    起訴するかどうかは有罪とするに足る証拠が提出されているかで判断するようです。
    日本では起訴するかどうかは基本的に検察が判断しますが、アメリカではそこも一般市民が介入する仕組みになってるようです。(GHQは日本にも大陪審制度を導入させようとしましたが、日本側が抵抗し、妥協案として検察審査会制度が作られたそうです)
    で、この大陪審については一事不再理は適用されないようです。
    ですので、コロンボが新たな証拠を揃えて手続きを取れば、再び大陪審が開かれ、起訴、裁判、という流れになるのでしょう。
    皆さんのおっしゃっているとおり、十分な証拠と言えるかどうかは、まだ怪しい気もしますが。

    もうひとつだけ。
    皆さんベスが無能と決めつけていらっしゃいますが、ベスの方針で会社がダメになるかどうかはわからないと思います。制作側も無能であると臭わせるために作ったシーンなのは確かでしょうが、案外あんな感じの経営があたったりするかもしれませんよ。

    1. あれって大陪審ですか?
      確か大陪審は23人、小陪審は12人のはずですが、23人もいましたか?

      ただ、小陪審だとすると、検事の主張を被告人は否定して無罪主張したことになり、当局はベスの主張に納得している、という話の流れから考えて不自然になりますね。

      1. いつも思いますが、コロンボファンは本当に
        頭脳明晰ですねー
        素晴らしくおもいます

      2. 深夜のハイな気分にまかせて知ったかぶりのコメントをしてしまい、恥ずかしくなってその後の皆様のコメントの確認ができないでいました。
        今日勇気をだして再度覗かせていただいたところ、案の定ヴォロージャ・ウリヤノフさんのご指摘があり、後悔を新たにしたのですが、念の為ウィキペディアで調べたところ、次のような記述がありました。
        「連邦では、大陪審の陪審員の人数は最小16人、最大23人とされており、そのうち少なくとも12人が賛同しなければ、起訴状を発付することはできない。州では、連邦と同様のところもあるが、陪審員の人数をこれより少なくし、その3分の2あるいは4分の3といった特別多数決を必要としているところが多い。」
        ということですので、陪審員の人数については、大陪審だとしても問題はないのではないでしょうか?
        ただし、十分な知識があってコメントしたわけではなく、制作側が簡単に(一事不再理問題という)欠点を指摘されるようなシナリオは作らないだろう、という推測と、裁判であれば一年とか二年とか、時間がかかりそうに思うのだけど、それほど時間が経過している描写がないこと、の二点に基づいた不確かな推測に過ぎません。
        間違っている可能性は大いにありますので、その場合はご容赦の程をおねがいします。
        前回に引き続き長々としたコメントですみません。
        ぼろんこさんには、大変素敵な場を提供してくださって、感謝しております。コロンボの放送を見るたびに、必ず拝見しています。

        1. cさんコメントありがとうございます。
          ブログ(日記感覚)で書き始めたものを、10年前に作品順に書きなおしたのが、この刑事ぼろんこの始まりです。最初はゲストからのコメントは受けていませんでした。今ではこうして、広くコメントを書けるようになっています。

          みなさんから、たくさんのコメントをいただきます。自分よりもコロンボについて詳しい方々も多いほどです。私は大陪審についても詳しくなく‥お返事できずすみません。でも勉強になります。ありがとうございます。

  21. これまであまりコメントが増えなかった話なのですが、
    この2020年の再放送で、語らいの場になりましたこと、
    それが嬉しいと思います。

  22. 決め手が弱いのは、いかんともしがたいですよね。
    見どころは、ベスとピーターの印象(善悪)が入れ替わるところだと感じました。
    ブライスと夫人によるベスの評価が、後に行くほど納得できるところとか。
    やはり作品ごとの違いを出すための構成なのですね。
    そういう心理劇としてみると、なかなかの作品かなと思いました。

  23. 撃たれた場所に血が流れているはず
    その点に触れないのが一番おかしい
    夢想ストーリー通りの展開にして、ガラスの破片の落ち方から不審を抱く、という話の方が自然では?

  24. 様々なコメントが出ていますが私の感想です。
    米国の裁判で無罪が確定した被告を、婚約者の記憶を基にした証言だけで果たして有罪にできるかどうか?

    同族会社の中で、社長の兄から意思決定のすべてを束縛されてきた妹が、兄に殺したいほどの憎悪を感じていたという流れはわかります。
    しかしコロンボ氏の行動については、腕利きの弁護士ならコロンボ氏の方こそ不法侵入及び不当逮捕で致命傷になったかもしれません。

    この女性、3回発砲してすべて相手の心臓付近へ命中させているのも、もしカーテン越しの射撃ならコロンボは変に思うのではと考えましたが、その点は何も触れていません。
    ※カーテンには貫通した痕跡がなかったようですが、仮にカーテン越しでなければ、兄の顔を見てから3回発砲したことになります。

    銃が氾濫している社会の中で起きてしまった、親族間の不幸な事故。
    その点にのみ絞って鑑賞すればいいのかもしれませんが、ゲストが特に美人というわけでもないし、自分勝手で品格にも欠ける人物像という感じで、何人かの方が書いておられた某家具屋さんの社長を私も連想しました(苦笑)。

  25.  全作品通しって良いですね〜
    このエピソードも自分からは見直さないので。裁判シーンのあった事はすっかり忘れていました。
     「一事不再理」問題はありますが、陪審員も登場させての法廷シーンを撮りたかったのかな、と。アメリカのドラマで法廷モノは人気ジャンルですよね。
    当時、他にどんな作品があったのかな。
     この際ですからシリーズ中に法廷シーンが何度出てくるかカウントしてみましょうか。「死者の身代金」では犯人の職業の描写として早速出てきましたね。

  26. 初めてコメントします。子供の頃、よく父と観ていたのを思い出します。但し今はその頃のように勧善懲悪ではない別のカタルシスを求めているのが現状の様です。
    そのためコロンボ警部の容疑者を追い詰めていく活躍よりも違うところで愉しんでいます。
    今回の作品はというと、何故か痛快な気持ちで一気に観れました。コロンボ警部にこれだけ失礼千万に答える容疑者は今までいませんでしたから!コロンボもタジタジで初めて可哀想だなと思いました。
    主役のコロンボは有能な刑事というのは判るのですが、図々しさやしつこさと少し不潔っぽいところが相まって敬遠したい人物とみなしてしまい、つい容疑者の方を応援したくなってしまいます。今回はベスに批判されている警部を観ていると胸がスカッとしてしまいました。(この様な感想で失礼千万です)
    ですが、最後に容疑者を落とすところは、今までの反動なのかすっきりとします。コロンボ警部、批判にも負けず頑張りました!流石ロス警察のエースです。

    1. 私も小学生のころ父が見始めたので一緒に見ているうちにハマりました。コロンボのある日(土曜日でしたかね)は夕食を早めに済ませて、家族でドラマに見入っていたのを思い出します。

      1. 返信ありがとうございます。
        そうそう土曜日の午後でした!あのエンディングのテーマ曲は忘れられません。名曲ですね!
        ベス役のスーザン・クラークさん(主様参考)は今で言うとジュリア・ロバーツに似ていますね。でも憂いが足りないなかと思ったりします。同情を引くタイプではないと。
        思わずビックリしたのは美容室に入った場面です!赤い床にピンク色の壁‼️(極彩色)

  27. 翻訳家がまだ飯嶋永昭さんで、額田やえ子さんではないので、コロンボは「カミさん」でなく「女房」と言い、犯人を「あんた」でなく「きみ」と呼びますね。コロンボの台詞にそれ以外にも違いが見受けられて面白いです。

  28. 【原題解釈】
    Lady in Waiting
    直訳すると、「侍る女」。
    抑圧的なお兄さんに「仕えている」ベスが、お兄さんの帰宅を「待ち受けている」ということなのでしょう。

    1. ころんぽさま

      【原題解釈】
      私もこの題名気になっていたのですが、調べてみると、
      in waitingで「位や権力などの次の順番を待つ」と言う意味もあるようです。ころんぽさん言われている通り父親が存命中は父に、兄の代になってからは兄に「仕える」ことを強いられ、また、自分の思いを遂げるために犯行に及ぶ際、またストーリーの終盤ではコロンボを寝室で待ち受けてあわや殺害?のような場面でもじわじわとその時を「待つ」シーンが重なり、ダブル、トリプルでwaitingと言う言葉の意味が重なっているように見えます。

      そして追加しますと、その「待つ」時はじっくりと時を過ごし、用意周到に時を重ねたのかもしれませんが、いざ自分の手中に状況が転がり込み、思いが成就されたあとのふるまいがとても未熟に感じられます。抑圧されて過ごした期間の重圧から解き放たれ、自由になりすぎて、また兄を殺害したことからバランスを崩してしまった狂気じみた精神状態は皆さんが「内面の醜さ」と表現されている部分、私も病的な気味の悪さを感じました。母親も重役会議メンバーも狂気じみた変貌ぶりに気づいているのかいないのか?恋人のハミルトンですらベスの病んでいる状態にやや愛想をつかしている様子。孤独な人生だったんですね。でもその孤独のうちに次の順番を待ちながらずっと夢想しつづけていた方が彼女にとっては幸せでしたね、という作品なのかなと思います。

  29. いつも拝見させております。
    人気がない作品だったんですね。
    それでなのか初めて観ました。突っ込みどころ満載の内容でした。また、強盗だと思ったら打ち殺して良い、恐ろしい国です。三発も撃ってますね、恐ろしいです。
    疑われる内容が多すぎでした。
    ・執事に兄との対立をしっかり見られています。
    ・望まれない関係であった事は、婚約者もあっさり認めています。
    ・兄は鉢に置いた鍵で入れた訳で、あえて深夜に妹の部屋に来る必要はなかった。
    ・朝の兄との会話の中に、一族ではないかの様な発言があったが回収されていない。
    ・コロンボの奥さんが検視写真とか見られるのか?
    ・綺麗な電球は立派な状況証拠ではなかったのか、渡してはいけない
    ・ほとぼりが覚めるまで、兄を撃ったショックで立ち直れない芝居は出来なかったのか?
    ・最後の追い詰めでも、決定的謎解きでは無い。できれば事前に空包にしておいて、コロンボに向かって引鉄を引かせるまで追い詰めるべき
    ・洗面所に1人で入らせて良いのか、カミソリ等で自殺を図る事も考えられる
    ・そもそも婚約者は良い人でしたが、もっと遊び人でないと、会社を経営する優秀な兄が反対する理由に説得力が無い
    など、なかなか楽しめる作品でした。

  30. お邪魔します。
    この作品、確定判決が出た事件を再度審理できないという一事不再理は問題にならないんでしようか?

    1. その通り、無罪判決が確定した被告人は、例えその後で新証拠が見つかっても二度と起訴されません。再審は、被告人が有利になるものだけ可。無罪確定者を同じ容疑で有罪にするのは禁止です。アメリカでは検事控訴も禁止です。
      関係者の雇った私立探偵ならともかく、警察官のコロンボが無罪確定者をしつこくつけまわすのもおかしな話。だってもう起訴できないんだから。
      この回、犯人の企んだ完全犯罪計画がコロンボの追及で次々ボロが出て来る、それも論理的に、という展開は見事なのですが、「一事不再理をどうするんだ?」という問題、あと「最後の決め手が弱すぎ(ピーターが勘違いしてるだけだろ、で居直られたら水掛け論になるだけ)」という重大な欠点があるんですね。せめてベスが最後コロンボに発砲していれば、殺人未遂の現行犯になりますが、夜中に無断で屋敷に侵入してる点を考えると、それもどうか。警官隊がいるとコロンボは言いますが、画面には最後まで出て来ないのも、モヤモヤ感を募らせます。
      もしも、ピーターが単独で現れてベスを責める、そこで激昂したベスがピーターに発砲、囲んでいたコロンボたちが殺人未遂の現行犯でベスを逮捕、実は執事の協力で弾丸は空砲にすり替えられていた、というラストならどれだけ良かったか!
      なるほど、この回、評価が低いわけです。

      1. 全く同感です。 ピーターの勘違いであっさり退けることも可能です。 「二つの顔」の犯行の際に起きた停電時間の長さ(クリフォード家のお手伝いさん「ペック夫人」の証言)と並んでラストの”決め手”が極めて弱い作品ですね。

        1. コロンボの犯人って人殺しには違いないけど、それ以外の点ではどこか一流じゃないですか。精神科医、弁護士、推理作家、経営者、軍人、美術評論家など上級国民。でも、ベス(エリザベスの愛称だと思いますが)は何でもないんですよね。金持ちではあるけれど、勘違いなバカ女。犯人に魅力を感じられないのは大きいと思います。

        2. 歴代水準の名犯人なら、「ピーターの勘違いだろ」以外にも、こう言い抜けるでしょうね。
          「この屋敷はすごく広いから、警報ベルが鳴り出してもピーターはすぐに気づかなかったのだ。ピーターは夜中に直談判に駆けつけてきたのだから気も高ぶっていただろう。そこに銃声という強烈な音がして、異常に気づく。 ”今のは何だ? 銃声か?”で耳を澄まして、そこで初めて警報ベルが鳴っていることに気づいたんだろ」
          それにしても、この後どうなってしまうのか心配です。ピーターがチャドウィック家の養子に迎えられて社長就任か、それとも失意のピーターは名を変えてCIA入りしてしまったのか。その前に航海士に転職してなかったか?
          「野望の果て」事件のあの紳士服店は、もしかしてチャドウィック社の一部門だったのでしょうか?

      2. おっしゃるとおりですね。ベスが殺人未遂で起訴という形が唯一の解決?かも、、、
        それにしても、
        アメリカでは過失致死は無罪の扱いなのでしょうか?この回の法解釈は疑問がいっぱいでした(苦笑)

      3. 「刑事コロンボ」としては低評価だけど、これだけ盛り上がれるってことは、実は意外に人気エピソードなのかも(笑)
        あまりこのサイトのお邪魔にならないように”1エピソード1コメント”って決めているけど、今回だけは許してね。
        で、一応、自分のブログには多少の考察を書いてみたんだけど。フツーのオッサンの日記に興味のある方は、”suna8’s”で検索してみて(我田引水で申し訳ない)。

    2. 今日は。
      一事不再理になるのかどうか、よくわからないんですよね、個人的な感想なんですが。

      ①コロンボのNHK紹介では査問会にて過失の決定…殺人ではないという陪審員による評決……一般的な裁判と違うの??
      ②評決が出たのが事件から一週間とある。これって殺人事件起きてから早すぎるような……

      過失ではなくて 殺人事件
      そして正式な裁判でなくて査問会

      この辺りに 一事不再理にならなかったような気がします

      脚本もそこはつめて話作ってると思うんです。
      アメリカに住んでて というその当時の人々なら疑問に感じたのか感じなかったのかどうなんでしょうか

      内容は面白かった。

      兄妹揃って 妹の恋人の良さを見抜けなかった、というところが悲しかったですね。最後のコロンボの窓辺で犯人を待ってる時の表情そのものでした

      1. ミステリーファンならきっと引っかかる『一事不再理』トラップ。しかもコロンボはアメリカのカルフォルニア州ロスアンゼルスでのドラマ。州ごとに解釈が異なったりで、日本の刑法などでは推し量れない独特の世界の物語。査問会、陪審員、とか不思議な用語で戸惑うばかり。実際、ネットで米国刑法や判例とかいろいろ検索してみたけどよく分からない。
        犯人は前半で「死亡事件」に対して「過失による」と判決を受けているが、これって”過失致死”ではないのか(つまり有罪?)。本来なら”正当防衛”のような話も出そうだが、そのあたりは英語のセリフを解析しないとはっきりしない。
        まあ、いずれにしてもいつものように状況証拠を次々に犯人に提示して追い詰める手法はコロンボ風。ただ、最後の詰めが甘いのは確か。決定的な証拠は何もない。しかもコロンボは不法侵入っぽい。きっと、彼女を”落とす”ことで、自己満足感を得るためだけにアポなし訪問したのではないだろうか?
        (今回は斜めな目線モード)

        1. いやあ、本件に限らず実はどの事件もかなり危なっかしい。
          数多くの事件を解決したのにコロンボが警部補のままで出世できないのは、公判を維持できないから、即ち裁判で有罪にできないから、というリアルな意見もあるくらいで。

          1. たしかに、違法収集証拠(=トリック)が多くて公判でほとんど証拠提出できないものばかり。
            まあ、野暮な現実から離れて純粋なドラマとして楽しみましょうってことでしょうか。

    3. よくわかりませんが、私は勝手に、初めに判決されていたのは「正当防衛にしてもやりすぎじゃないか→そのシチュエーションじゃ間違ってもしょうがないよね」という内容だったので、計画的に行われた殺人であれば別問題になるのかな、と解釈しておりました。

  31. 面白かったです!
    「君は兄さんに似てきたんじゃないか」という言葉に、ベスの兄の人格を垣間見た気がしました。母親が少し語ったベスと兄の関係からは、お兄さんは真面目でベスが問題児なんだろうと思っていましたが、この一言に『何らかの抑圧を受けて育った人間は、本人に自覚なく(形は違っても)同じことをしてしまう』という隠れたドラマを感じました。
    今回一番感動したのは、後半のコロンボの、ピーターに本心を打ち明ける場面でした!コロンボを『凄い』と思うところは、いろいろな関係者に‟付きまとい”をしながら、その心理変化を見逃さず、誰に、いつ、どう喰いつくかを的確に判断していくところです。
    あと、どんなにうっとおしがられてもヘコまないところ!

  32. たった今見終わりました。
    殺される兄は600万ドルの男、の上司、ゴールドマン部長を演じたリチャード・アンダーソン!家弓家正の声が目(耳)に浮かぶなあ。
    ちなみにレスリー・ニールセンは「仮面の男」でCIA時代の悪行を暴くぞと強請りに来て殺されるジェロニモ役も演じますが、そのCIAの上司は「奥様は魔女」でもサムの上司だったラリー、デヴィッド・ホワイトで…早くまた観たいなぁ

    1. 「奥様は魔女」でダーリンの上司だったラリー・テイトは広告会社マクマン&テイトの共同経営者でしたから、チャドイック宣伝広告社のライバルだったのですね。

  33. やはり全作放映というのはいいですね、「コロンボ」はベストセレクション以外のエピソードにこそいじりがい’(笑)がありますから。ブライス・チャドウィック役のリチャード・アンダーソンは、私のガキの頃の同時代体験は何といっても「600万ドルの男」「バイオニック・ジェミー」シリーズの主人公スティーブやジェミーの所属組織OSIの上司ゴールドマン部長です。
    完全犯罪を目論みつつもアクシデントで犯人にも展開が読めなくなる、という動的な展開はむしろ今日的だったかもしれない。それにしても「過失」の名目とはいえ自らはっきり「殺して見せる」ベスの大胆さはインパクトがありますねえ。愛のない家庭は嫌だけど今ではDVだのネグレクトだのもっとうんざりする家庭がリアルですねえ。時代はもっとわつくなったか・・・。
    それにしても次々着替えるおしゃれなベスはサスペンスミステリーの悪女の魅力を一気に開花させていき、改めて美しい。これも第一シーズンならではの試みの一つだったのではないでしょうか。

  34. ずっとO家具の女社長をイメージしながら
    見ていました。
    レスリーニールセンががめついのではなく
    むしろ逆でこの女の方が能力もないくせに出世したいのでニールセンを利用しようとしていたとはね。
    それを男が察した途端に愛が冷めてコロンボに全てを話すことになったのだと思う。
    独りよがりは良くないですね。

  35. ベスはただのおバカキャラなのか、それとも精神的に病んでしまってるのか判断が難しいところです。
    ただそれまでの家族関係をみると、ベスに同情の余地もあると思います。
    特に彼女の母親に大きな原因があるでしょう。兄のブラウスばかりを溺愛すべきではなかった。ベスの良いところを少しでも評価していれば、このような事件は起こらなかったかもしれません。

    この母親を演じた女優さん、どこかで見たことがあると思って調べたら、ジェシー・ロイス・ランディスという方で、イングリッドバーグマン主演の「さよならをもう一度」またヒッチコック監督の「北北西に進路を取れ」など他の有名な映画に出演されてました。アメリカの裕福な上流階級のご婦人を演じさせたら、ピカイチですね。

    1. ベスは病んでいる感じはしません。わがままな印象。ジェシー・ロイス・ランディスさんには、興味ありありです。

  36. この作品の女性犯人はシリーズ屈指のまぬけで、こんなイカれた妹に殺された兄は全く浮かばれないでしょう。だって、兄を殺すとき、ベッドでチョコレート(高級そうな)を食べてるんですよ!息を殺して標的を待っているときにチョコレート食べてるなんて、言語道断、あり得ない(それに、ベッドでチョコ食べたらベッド汚れる、この後ちゃんと歯を磨くのかしら、等々)、このシーンには、毎度不謹慎にも笑ってしまうのです。犯行後もあからさまに金遣い荒くなり、慎重さのかけらもなく、矛盾点を突かれてもうまく答えられず。それでも私はこの作品が子供の頃から結構好きなんです。この時代のファッション全体がよくわかって微笑ましいですし、やってはいけないこと?を、子供のときに教えられた気がします。

  37. これまでのコロンボにない犯人像で、人間の弱さ、人間臭さが前面に出ています。コロンボに対してぶちきれて、二度と現れるなと言い切った犯人は初めてです。不人気と聞きましたが、よい作品と思いました。コロンボがピーターを昼食に誘って、行ったのが、ドライブイン・タイプのファーストフード店で、庶民派刑事の真骨頂です。A and Wというレストランがこのように店員が食べ物を車の窓に運ぶスタイルだったと聞きましたが、今はA and Wは米国でもめっきり少なくなりました。それにしてもコロンボでは撃たれても出血しませんねえ。血が出ないのは、血痕が残らず、犯人には有利です。邦題はいつもながら秀逸。合鍵のせいでベスの計画が狂って逮捕につながりましたので、ピタッとはまる邦題です。

  38. お久し振りです。
    4月、5月とNHK-BSがクリント・イーストウッドの映画をいろいろやってくれていて、今まで見たことがなかった初期の作品もありましたが、1968年、イーストウッド38才のときの、変な邦題ですが、「マンハッタン無宿」を見て、この女の人、どこかで見た顔だと思って、コロンボさんのシリーズで、お兄さんを殺す妹をやった人だと気が付き、調べると、やっぱりそうでした。 こんなところでお会いするとは!
    「マンハッタン無宿」では、スーザン・クラークさんは、28才だったんですね。 どこかゴツゴツしていて、可愛い可愛いって感じではない人で、それで気が付いたなんて、ごめんなさい。 欧米の人が受ける感じとは違うのかも知れませんね。

  39. 人気ない作品なのですね!
    私は何度も見直すほど、実は好きだったりします。
    駐車場でのwaitressとのやりとりシーン。
    裁判で無罪確定後、コロンボがピーターにランチをごちそうする場面です。
    かしこまったガチ日本人としては、こんな程度でごちそうするになっちゃうん?という意外性が好き。
    バーガーを手渡されたピーターが、パンを開けて中身を見て、ちょっとがっがり表情見せ、全く手を付けないシーン。
    自分はこんなもの食べないよ~みたいな。
    ベス邸での消えた茶クッキーと同じく、このハンバーガーはどこに消えたのでしょうか?
    何となく、警部のプジョー車内に消えたような。。
    あと、ど派手な販売員のオレンジミニスカ制服も楽しい。
    こんな最先端な?サービスしてる日本のファーストフード、あるのでしょうかね?
    やはり機械でなんでも買える現代のサービスより、こういう方が好きです。
    ベスの、会議で社長就任披露でのセットアップも素敵です。帽子とセーターが対、スカートとコートもお対。こんな御揃い商法の洋服セット買う財力ももちろん、お見事です。着こなしが素晴らしいんですよ、changeしたばかりの髪型とgood match.
    Peter役のニールセンも渋くて、素敵。
    一つも悪役感がなくむしろ常識ある社会人。
    この人がだめだと決めつけた兄と母の方が、余程変人。
    地に足が付いています。
    その常識ある大人であるピーターと結婚されては、自分の地位も危ないと、兄は思ったのかな。
    兄も母も、ベスも一癖あるのが楽しいですね。
    母のせりふで面白いのが、なんといっても、あなた刑事に見えない、というシーン。
    刑事といってるのにすぐに信ぜず、身分証をじっくりみて確認するシーンも、上流女性の傲慢さが出ていて面白いです。
    この女優さんはヒッチコック「泥棒成金」に出てますね。

    1. レスリー・ニールセンと言えば、私の大好きなコメディ映画「裸の銃を持つ男」シリーズの警部補フランク・ドレビン役が有名。コロンボに彼が登場する度、なにかとんでもないことをしてくれるのではないかと期待してしまいます。本作では、ドレビン警部補とコロンボ警部補の共演です。ふたりとも職場は同じロス市警で、何とファーストネームが同じフランク!

  40. 人気薄の感があった本作日「もう一つの鍵」ですが、ここにきてみなさんの活発なご意見をいただき、嬉しい限りです。
     
    トレモニさん>「ここらで愚かしい犯人」!ですね。でも、計画通りに行かなかった…というきっかけの面白い展開でした。
     
    カープ男子さん>広島の方でしょうか?「ベスが可哀想」…同感です。
     
    なみちゃん>これからも、ぜひぜひご意見をお寄せください。お待ちしています。
    大先生>作品情報ありがとうございます!勉強になります。
     
    本作品に2票追加します。

  41. これも秀作ですね。ラストシーン、コロンボの表情が実にいい。役者ピーター・フォークの力量が存分に味わえます。レスリー・ニールセンとリチャード・アンダーソンはSF映画の古典「禁断の惑星」でも共演していて、こちらでもアンダーソン氏は死んでしまいます(笑)。「地上最強の美女バイオニック・ジェミー」のオスカー・ゴールドマン局長役がわしの印象に残っています。

  42. はじめまして(^_^)
    コロンボファンのアラフォー女です!
    コロンボ歴は一応15年くらい、BS放送でコロンボ熱が再発?し、こちらのサイトにたどり着きました。
    元々、かの三谷幸喜の古畑任三郎が好きだったんですが、あとからコロンボが元ネタと知り観始めました
    レンタルで借りられるものしかまだ観ておらず、7割くらいしか観てません(^-^;
    いつか制覇したいと思っておりましたところ、こちらのサイト発見!luckyです
    こちらのサイトをガイドブックにしながらゆっくりと制覇するのを今後のライフワークにできれば!とワクワクしております。サイト、ずっと続けてください
    ちなみに、コロンボは、刑事ドラマとしても大変おもしろいのですが、古きよきアメリカの時代考察も大好きなポイントです
    これからも遊びに来たいと思います(^_^)

  43. はじめまして。
    昨日、テレビで観ました。
    余り興味の無い作品でしたが、好きななりました。
    ベスが変貌し兄の性格に近づきますが経営者としては失格。
    目的だった婚約者も切り捨てる。
    なにかベスが可哀想に思えてきます。

  44. 完全犯罪を、構想の通りに仕上げて欲しかったですね。
    まあ、第一話からツワモノ揃いだったので、ここらで愚かしい犯人で、
    しかも犯罪の筋書きを失敗するという形にしたのかな?。
    ピーターは毒気のない善人のようだったし、張り合いがないね。
    愚かしい犯人は、最後まで愚かでした。

  45. どうもこの「もう一つの鍵」は、旧シリーズの中ではもっとも人気のない部類のエピソードのようで、原因のひとつにべスの魅力不足があるみたいです。確かに彼女の行動はどれも賢いとはいえませんし、自分の能力を過信しての暴走からいやな女と思われても仕方ありません。しかし、これも犯人像の新たなヴァリエーションと考えればそんなに悪くないとぼくは思います。
    それに途中まではコロンボの芝生や新聞、電球の推理もありしっかりツボを押さえています。あの腰砕けな解決がもう少しましならもっと評価も上がったのではないでしょうか。

  46. 初めて、このサイトを拝見しました。
    興味深く読ませて頂いております。
    時に
    一度裁判が終わっている事件を、別の罪状で逮捕起訴出来るものなのでしょうか…?
    故殺でも謀殺でもなく、事故死として裁判は結審してしまえば、同じ事件について裁くことは出来ないと思うのです。

  47. 裁判では勝てるのかな?。銃声とベルの順番だなんて。
    最後、銃で狙ったのは良くなかった。
    それが無かったら、裁判は微妙になった可能性もあるのでは?。
    残念ですね。

  48. タップおばさん>人気が低い作品ですね。でも見どころも多いです、もう一回見たいなと思います。

  49. 人間ドラマという印象が強く、ミステリー感が薄い。
    そこがどうにも好きになれない。
    ピーターの証言を証拠にするのも決定的なものではないですし

  50. HMMさん、コメントありがとうございます。深ーい読みですね!
     
    ピーターの性格はさておき、兄ブライスも母親も、ベスを愚かな娘だと決めてかかっていますね。彼女はそれを一発逆転すべく、大勝負に出たんだと思います。
     

  51. はじめまして。
    ピーターが正直者、という人物造形は大事なところでしたね。
    ベスは確かに殺人という間違いをしたけれども、
    ベスが(財産目当ての)おかしな男ばかり選ぶ、
    というのはあくまで兄と母の意見だということでしょうか。
    仮にピーターが伝聞通りの悪い男だったのを想像するとわかりますが、
    ベスは人を見る目がなく、人も殺してしまう、
    間違いばかりの人物になってしまうけれど、
    実際にはそうではないことで、
    うすっぺらくない人間関係が見えるようになっていますね。
    ただ、実は兄と母のいうとおりピーターはおそろしい野心家なのでは、
    と仮定して読み解くと別の面が見えてきます。
    最終的にピーターはベスにより副社長に格上げされて、
    しかも社長の席は空席になるわけですから……。
    ベスの裁判までは、ベスの恋人という立場を利用するため、
    ベスに不利な証言を隠していたけれど、
    自分の役職はすでに得られ、
    またベスが経験不足で無軌道な経営を始めたことから、
    ベスを有罪にする証言を提出することにしたのでは。
    つまり、正確な記憶力を持つ人が、
    銃声とベルのなる順序と、ベスの証言の矛盾に気づいていなかったのか?
    と考えると……?
    劇中には描かれていないことでただの想像なのですが、
    こういう形で想像をかきたてる作りになっているところが、
    このドラマの良質さの証明かもしれません。

  52. ぽこさん、コメントありがとうございます。鋭い洞察力…、楽しく拝読いたしました。兄:ブライスの言動は、確かに…普通じゃない気もします。私もそのように感じていました。
    「新車注文のタイミング」についても、見事なご意見です!もっと計画性を感じる脚本にする必要があったかも…ですね。

  53. はじめまして。少し前に、この作品を見ました。
    計画通りにいかなかったのに、いきなり発砲する犯人に吹き出しました。
    殺害されたお兄さんは、いい歳して結婚もせずに妹と二人暮らしということで、
    実は妹に歪な愛情(支配欲?)があったのかなぁと思っています。
    母親が妹には男を見る目が無いとナジっていましたが、
    実はそんな事なく、兄が片っ端から言い寄る男に難癖を付けてただけではないかと。
    今回の婚約者は、自社の優秀なナイスガイなのに、
    妹に向かって彼は野心家だと言ったり、果ては解雇まで仄めかす暴走ぶり。
    俺の妹でなければ選ばれてないとか酷い事を言うのは、
    妹に自分の所にしか居場所が無いと思わせるためかもしれません。
    そういう兄(と兄を信頼する母親)の元で抑圧されて育ってきたので、
    犯行後に枷が外れて変貌したのも無理もないのかも。
    犯行時間に婚約者が乗り込んでくるご都合主義も不満だし、
    謎解きも、それを覆す証拠も弱いのですが、
    ベスの過去の境遇を想像するのが割りと楽しい作品でした。
    ただ、納車に時間のかかる派手な新車はどのタイミングで買ったのかが
    ちょっとわかりませんね。
    お兄さんが死ぬことが随分前からわかっていたのでしょと
    コロンボは言わんばかりでした。
    でも、犯行日は、兄が婚約者への最後通牒したと妹に告げた日だと思うので、
    時間をかけて計画的に練られたものでは無いはずなのですが。

  54. とっしーーさん、いつも楽しいコメントありがとうございます。レスリー・ニールセンのもう一作の方は「仮面の男」ですね。
    確かに…今回の「もう一つの鍵」では、ベスとピーターの恋愛関係が…どうもしっくりきませんよね~(笑)

  55. ご無沙汰しています、ごぶサタデーなんちゃって!笑
    今、1話からの動画を見つけたので見ているのですが、う~ん面白い!(´ー`*)
    今回の7話では、レスリーニールセンの二枚目ぶりが目立っていたと思いました^^
    確かこの後の作品でも、レスリーは殺し屋で出ていたと思いますが、背がシュッとしてて顔だちも綺麗、そしてファッションセンスもさすがです♪
    今回の紳士っぽい役柄は、まさに鬼に金棒じゃないかと^^
    冒頭のベスのぼやけたシーンは、一瞬回想なのかなと思ったら未来イメージ(予定)だったのですね!ちょっとコンガラがりましたが(笑)
    僕には兄がそこまで高圧的には見えず、お母さんも言ってましたが、会社想いのシッカリさんなイメージでした~レスリーがベスの何目当てで
    近づいたかは不明ですが、彼の発言から見て、正直な恋愛をしている様な感じがしました^^
    終わり方ですが、本当にベスの家の周囲には警官がいたんでしょうか?
    色々と謎&コロンボの人を見極める能力が突出していた作品なのかな、と思いました♪

  56. トリンボさん、コメントありがとうございます。意識の下の映像で、アイスティの注ぎ方!今度、そこ見てみます(爆笑)

  57. ぼろんこさんの鋭い視点からの考察と細かい説明は本当に大変参考になります。
    今まで、それこそ30年以上も同じ作品を見続けていて、気づかなかったことがたくさんあり、あらためて、新鮮な発見に感動しています。同じ俳優がちがったキャラを演じているだけでこうも違うのかとも知りました。「二つの顔」で登場するペック夫人が「策謀の結末」で登場する財閥の女王様とは!! 
    また、私もこうした不自然なやり取りはなぜか記憶に残っています。例えばですが・・・
    「意識の下の映像」で映写技師とコロンボとの会話のシーン。「ああ、のど渇いた」「そうだ、アイスティありますよ」「ああ、うまい、もう一杯」そして、コロンボがお代わりを注いでもらってアイスティを飲むシーンがありますが、一回目も二回目も、映写技師ほとんどポットからアイスティ入れていない。ちよろちょろという感じ。あの辺、もう少しリアルにすればよかったななんて思っています。

  58. 森山薫子さんメッセージありがとうございます。「クッキー」の件は面白い発見ですね!こういうことを研究しておられるコロンボファンもいらっしゃるようですよ。
    その他にも「別れのワインで、コロンボが挙げた腕が、瞬時に逆になっている」とか「溶ける糸で、飲んだ水の量が元に戻っている」など。
    私は「同じ俳優さんが、何度も出ている」ことを発見し嬉しくて、細かいことを検証し始めました。とても楽しいです(笑)

  59. 何度見直してもわからない箇所があります。ベスの自宅に聞き取りに行ったコロンボは、彼女から茶色いクッキーをもらいます(33分28秒のあたり)。ところがそのクッキーは左手に見え隠れしているのですが、食べる形跡がありません。ずっとしゃべっているので食べる時間はないはず。でもいつの間にか手から消えたり現れたりするのです。そしてポケットに入れた様子もありません。結局コロンボはこのクッキーをどこに消したのでしょうか。サンティーニさんと知り合う前なので「消す技」は使えないはずです。
    こんな細かいことを検証して時間をつかっている私はバカでしょうか。

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