倒叙法への想い
「倒叙法」の作品とは…最初に犯人が分かってしまう。犯行手法もわかってしまう。それらが「何も知らないはずの刑事」により、明らかにされてしまう過程が面白いと思っています。
37話「さらば提督」
刑事コロンボ作品の基本コンセプトを「倒叙法」と考えると、これは死守して欲しかったですね。解決シーンでは、コロンボがポアロに見えてきました。最終回を意識した特別の作品だということで、構成の異色さもうなずけます。
脱マンネリが必要だったか
新シリーズでは、お色気や回想シーン…などが取り込まれた作品もできました。当時は視聴率などへの配慮もあり、いろいろ苦心したのでしょう。
48話「幻の娼婦」
これまでも女性の犯人は多く存在しますが、この題材は私、ちょっと嫌いです。刑事コロンボの「基本スタイル」は感じさせますが、多くのコロンボファンの支持は得られない作品かもしれません。何か別の女性ならではの職業、それで1つ作って欲しかったな〜って私感です。
53話「かみさんよ、安らかに」
いわゆる「かみさん」をストーリーのメインに持ち出したことが‥私にとっては少しつまらない。ストーリー展開は回想シーンに頼っていて、これも賛否両論出ます。でもこの作品、好きな人が結構いるようです。
55話「マリブビーチ殺人事件」
何とかして見る側を楽しませたい…という意気込みはわかるのですが、あまり好きになれません。凝り過ぎが生んだ消化不良とも言えますね。Murder in Malibu=マリブビーチ殺人事件というタイトルも、もう少しコロンボ的にして欲しかったな(笑)
58話「影なき殺人者」
「お面をつけて車を運転して欲しい」と、秘書にお願いしては怪しまれて当然。その共犯者ともいえる秘書から結婚を迫られることも、笑ってしまいます。しかしこの回は確かに「倒叙方」でして、その点は私の好きなカテゴリーだと思えます。
(作品の並びは古い順です)
加筆:2021年2月27日
激しく同感です!
私はかみさんよ、やすらかに53話は好きです、まあ後半のコロンボは、初めに比べて、ちょっとと思う所は、ありますが大好きさは、何度見ても
変わりません
コロンボの妻さんのご感想に、激しく同感です!