声優さんと日本語吹き替え

素晴らしい声優さんたち

他の洋画作品は別として、刑事コロンボシリーズは字幕より日本語吹き替えの方が好まれる傾向が強いようです。その最大の貢献者は、何と言ってもピーター・フォークの声を担当した小池朝雄さん。ピーター・フォーク=小池さんというイメージを定着させました。
その他にもジャック・キャシディ=田口計さん、ロバート・カルプ=梅野泰靖さんなど、犯人役ゲストスターのイメージにぴったりでした。

日本語吹き替えの面白さと時代性

一言(いちごん)もありません

コロンボ警部も犯人も使う時があります。これは相手の指摘に対し完敗を認める発言ですが、その相手を「気分よくさせる」効果をもたらしています。行き過ぎた行動などで相手に不快感を与えた場合に「一言もありません」と返答しその場をおさめます。

然様(左様)。

「さよう」と読みます。犯人や関係者で、比較的年配の人、厳格な性格の人が使います。何かを尋ねられた際に「然様=はいそうです」と短く答えるのですが、これには「もちろんだ、それで?」という切り返しの疑問の意味も含まれています。

犯人の丁寧語が美しい。

特に女性の言葉遣いに、美しさを感じます。現在の日本人は女性でも男性のような言葉遣いをする方が増えていますが、こうして70年代のドラマを見ると、多くの女性が美しい言葉を使っいて、知性の高さを感じさせます。

逆手(ぎゃくて)に取る。

コロンボ作品で数回、この「逆手に取る」が出できます。私は「さかて」ではないか?と疑問を持ち、調べたところ「ぎゃくて」が正確のようです。しかし最近は私のように「さかて」と読む人が多いらしく、こちらも間違いではないという見解になったようです。

“声優さんと日本語吹き替え” への15件の返信

  1. ぼろんこさん突然失礼いたします。
    小学生のころからのコロンボファンで、結婚したら奥さんのことを「うちのかみさん」と呼ぼうと心に決め、実行した者でございます。
    吹替えに当たっては、やはり初代の小池朝雄さんが心に残ります。
    額田やえ子さんの台本も当時有名になりましたが、小池さんは台本とは別に「ようござんすか」とかの江戸弁?を使うようにしている、と生前のインタビューで語っていたことを思い出します。
    小池さんがお亡くなりになった後、民放で新作が放映されたときにはじめて石田さんの吹き替えになったと記憶していますが、解説の水野晴夫さんが「違和感なかったでしょう!」とコメントしていたように、小池さんの後任にかなりTV局側は気を使ったんだと思います。
    ピーター・フォークの地声を初めて聞いたとき(’76年の「名探偵登場」。サム・スペードをパロった役でしたがコロンボにしか見えませんでした。)声が高いことにびっくりしたものです。小池さんの役作りがあってこそのはまり役なんだと痛感します。

  2. 『悪の温室』について
    今回は小池朝雄版でしたが
    二代目コロンボ吹き替えの石田太郎さんが1~45作(小池朝雄版)のなかで 新たに石田さんが吹き替えをした作品が3つあって その中の一つだそうですね。
    …日本テレビで放映するときには (小池朝雄吹き替え版)は使われなかったみたいです。
    ●石田さんが他に吹き替えした2作品は26作め『自縛の紐』、45作『策謀の結末』です

    それと昨夜放送の『アリバイのダイヤル』
    逆手(ぎゃくて)言ってましたねコロンボさん、おお言ってる言ってると思ってしまいました(笑)

    1. 「逆手」の読みには、「逆」を音読みにする「ギャクテ」と、訓読みにする「サカテ」があります。このうち、「相手の出方を逆手に取る」などのように、ひゆ的な使い方をする場合は「ギャクテ」と読むのが従来の一般的な読み方で、辞書類の多くも「ギャクテ」の読みを採っています。しかし、NHKが平成2年(1990年)3月に首都圏在住の16歳以上の人たちを対象に行った調査では、「相手の出方を逆手に取る」を「サカテ」と読むと答えた人が7割以上に達し、その後の調査でも「サカテ」と読む人が増える傾向にあります。

      このため、「逆手」の読みについて、放送では次のようにしています。

      「相手の出方を逆手に取る」
      ①ギャクテ ②サカテ

      このほかの「逆手」は、次のように使い分ける。
      (1)柔道などの場合「逆手を取る」・・・ギャクテ
      (2)短刀・刀を「逆手に握る・持つ」・・・サカテ
      (3)体操の鉄棒の「逆手車輪」・・・サカテ

      (『ことばのハンドブック』P49参照)

      1. 練馬のかつての小学生さん
        今日は(  ̄ー ̄)ノ
        私もちょっと調べてみました。
        ●逆手(ぎゃくて)は『逆を取る』の同義語
        ◯日本国語大辞典(2版)によると
        逆手(ぎゃくて)に取る…の用例は1964年の安部公房が最初だそうで、だとすると、このコロンボで吹き替えされたときは言葉として使われるようになって10年足らずだったのですね。
        ●逆手(さかて)
        ◯宇治拾遺物語(13世紀)に 逆手(さかて)として使われているそうです。
        ただし、刀を反対に持つ という意味で使われているわけで おんなじ意味ではありません。
        ★★★…刀をさかてに持つ…普通は刀を握るとき 鍔(つば)に手の親指と人差し指が当たるようにしますが、さかては小指が鍔(つば)に当たるように持つ持ち方です。
        ●意味だけだと 逆手(ぎゃくて)にとるが正しいと考えるのが普通ですが、 NHKの世論調査によると2019年では92,2%の人が さかてに取る という使い方になっていて、(ぎゃくて)に取る という使い方は間違いだと思われてしまう、とのこと。

  3. BD全話を通しで見終わった勢いで東映アニメ「長靴をはいた猫」を本日観ました。
    魔王ルシファ役を小池朝雄さんが演じているのですが、彼こそが主役じゃないかと思うぐらいでした。
    宮崎アニメの特色として敵役となるオッさんが印象的となりますが、ルシファも実にいい味を出しています。
    主人公に対し絶対的な優位を見せつけながらいたぶるようにサディスティックな演技を見せ、中盤以降ピンチに追い込まれつつあるなかでだんだんと余裕をなくしていく心をセルの動きと声優の演技力で魅せていく。声優小池朝雄の魅力が十分味わえると思います。

    自動アニメではありますが、コロンボファン、小池ファンであれば本作「長靴をはいた猫」と同じく小池さんがシルバー船長(これが豚なんです)を演じた「どうぶつ宝島」を鑑賞されることをお勧めします

  4. ぼろんこさん今晩は
    いつもありがとうございますo(*⌒―⌒*)o
    ●声優に関してのコーナーがあるなら 『殺人処方箋』や『黒のエチュード』で吹き替えについて投稿しちゃいましたけど、こちらにすれば良かったかも…ここを見つけないで他で投稿した私がいけないのですが。
    ●『一言もありません』……これはとっても印象に残る小池さんの吹き替え台詞…好きです
    ●『逆手』…私も(さかて)だと思ってました。
    これって間違って読まれて使われてるうちに 大勢の人が使うことによって 正しくなる日本語の読み方の一例ですよね
    ●●ちょっと変化しちゃう例ですけど
    的を射る→的を得る
    一所懸命→一生懸命
    なんかは後者がほとんどです現在では。
    (イッショ→イッショウに聞こえる→一生かな→懸命になるんだから多分一生懸命…一所が使われなくなっていたためでしょうか)
    ●●●そういえば少し前に『清々しい』を(キヨキヨしい)と読んでた有名人がいて話題になりましたね。そのうち広がれば読み方がキヨキヨシイになるかも(笑)

    1. 最近ひどいのは、「真逆」です。「え!まさか!あの人が!」の「まさか」と読むのが正しいのに「正反対」という意味で使われています。NHKニュースや新聞記事にも出てくるので、もう後戻りできないと思っています。

      1. 「真逆」嫌ですねえ。
        似たような状況の言葉だと「こだわり」も苦手です。
        本来は「過去の失敗にこだわる」といったネガティブな言葉なのに、「素材にこだわる」「こだわりの職人技」みたいにポジティブに使われてしまって。
        コロンボさんは「アタシの悪いクセでして。つまんない事にこだわって夜も眠れなくなっちまうんですよ」と正しく?使われていて、安心します。

    1. それは日本で当時放送された時、放送時間枠に入りきらなかった作品が多かったため、一部のシーンをカットして吹き替えをしました。その後ノーカット版になった時、声優さんの事情で他の人に依頼したからです。

      1. 古いドラマの復刻でよくあるパターンですよね。
        最近というかまあ数年前ですけど、「ナイトライダー」の新録追加版では、主要キャストがそのまま新録されたんですが、明らかに声がお年を召しておられて結構厳しいものが…
        でもうちお一人は昨年亡くなられたので最後に頑張って下さったのだと思います。

  5. 「一言もありません。」
    この記事に辿り着きました。
    BSで放送された、忘れられたスターでした。
    コロンボは、きょうびの日本語の感覚からすると、一体今の台詞は英語で何て言ったんだろうと、とてもわくわくする様な翻訳が多くありますね。情緒を纏う日本語の多様さに驚き、また嬉しくなります。

  6. 題名は忘れたのですが、ある書籍で字幕での方法をリクエストが多かったので、字幕版を放映したところ、ピーター・フォークの声が荒々しく感じたらしくて、字幕での放送をいうリクエストが無くなったという事が書いてありましたけど。

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