Now You See Him / 1976
ジャック・キャシディ
大魔術師のサンティーニは、自分の隠された過去をネタに恐喝する魔術クラブのオーナーを殺害。サンティーニ役は、刑事コロンボの犯人役の巨匠
「ジャック・キャシディ」が三度目の登場です。過去の作品、3話
「構想の死角」、22話
「第三の終章」と比べても、今回はもっとも良い味を出していたように思えました。
魔術王サンティーニ
ジャック・キャシディの手品の腕前がなかなかのモノです。場面がつなげてある箇所もありますし、仕掛けが見えそうになっているシーンも確かにありますが、それにしてもお見事。スターとしての風格が漂うサンティーニ。ユーモアもたっぷりで、ジャック・キャシディのハマり役だたっと言えます。
娘のデラはシンシア・サイクス
サンティーニの魔術のアシスアントで娘のデラは女優「シンシア・サイクス」。パッと目をひくような美女で、コロンボファンの男性陣に人気のようです。
ボブ・ディシー
強力な脇役として、ウイルソン刑事
「ボブ・ディシー」も再登場しました。11話
「悪の温室」とほぼ同じテイストで、抜群の存在感でした。刑事役としてこのように、印象深く配置されることは稀で、やはり別格ということでしょう。
文明の利器が決め手になるパターン。
リボン式タイプライターが証拠になりました。これは犯人の大きな見落としですが、最新式なので気づかなかったか‥。また、小さなスピーカーから聴こえる声を実際の人間の声と間違えるだろうか?とか、いくつかの疑問が残りましたが、とても楽しめる作品に仕上がっています。
裏方のジョージ
ジェロームの店でアナウンスなど裏方で活躍するジョージは俳優:レドモンド・グリーソン。サンティーニに「ジェロームさんを消しちゃってください」とジョークを言う男性です。彼は31話
「5時30分の目撃者」でマーク・コリアーの友人(ホームパーティの一人)です。
ロバート・ロジア
ブランドフォード役のロバート・ロジアも、素敵でした。大忙しの厨房で「おふくろが来てキスしても気付きませんぜ」は金言。ラストシーンの直前ではサンティーニが殺人犯人だと知らされていたのでしょう、少し冷ややかな態度でした。
悪人オーナーのジェローム
暖炉で薪を炊き、顔にびっしょり汗をかきながら、食事をしながら、サンティーニを恐喝するジェローム。なかなかのど悪人のようで、店の従業員たちからも嫌われています。演じるネヘミア・パーソフはイスラエル出身の俳優というのも隠し味か。
気のいいやつ、サッカリー
お店の従業員、サッカリー役はジョージ・スパーダコス。魔術王サンティーニとも仲の良い彼は、この後の40話
「殺しの序曲」でシグマクラブ員のワグナー役でも出演しています。
手品ショップの店主
その他、意外と効いていた役者さんが、手品ショップの店主「セイヤー・デヴィッド:Thayer David」。吹き替えの声優さんの良さもありますが、良い味でした。
警察署の研究員
ロス市警の署内で鍵や凶器の拳銃などについて分析して語るおじさんは、俳優:ロバート・ギボンズ。どっかで見たことある?そうそう、9話
「パイルD-3の壁」で長蛇の列ができた役所のオヤジさんです!
大草原の小さな家
このロバート・ギボンズは、テレビドラマ
「大草原の小さな家」のシーズン3の7話「春の別れ(後編)*」で、駅員役を演じています。ちょっとした端役なのですが、良い味を出しています。*他の回でも駅員役を演じています。
ビクター・イゼイ
「若い人はせっかちだ」とかコロンボに説教する鍵屋の主人は、
ビクター・イゼイ。この人は26話
「自縛の紐」でスタッフォードの死因について語る検死官と同一人物なんです!両者とも、なかなか良い味を出してくれていますよ。それと38話
「ルーサン警部の犯罪」では、ややこしいですが劇中劇の犯人役で出ています。
伝説のちょい役俳優「マイク・ラリー」
刑事コロンボシリーズに何十回もちょい役で出演している
「マイク・ラリー」。今回は「マイケル・ラリー」として出演しています。サンティーニの友人で、元ヨーロッパ随一の綱渡りの名人の老人の役です。
レストランでサンティーニに誘われる女性
レストランでサンティーニに巡業の新しい助手に誘われる女性(ミス・マッカーシー)は、女優キャサラン・スキレン。プロフィールを調べますと、この人は女優だけでなく近年はドラマ「AVA」のプロデューサーなどでも活躍しているようです。
ハッ、ホッ という奇妙な台詞
サンティーニのショウを見に来たコロンボ警部は、こっそり控え室に忍び込み水槽の幻想の仕掛けを見破ります。その場面で「あの手錠外しはお見事でした、流石、名人ですな~ハッ」という、妙な台詞がありますが、これは英語バージョンも同じでした。
ブログのゲストさんのお話:「英語の表現としては、さほど奇妙なものではありません」とのことでした。参考にさせて頂きます。
新調されたコートが、何とも…
新調されたコロンボのコートが滑稽。まるで銀河鉄道999に出てくる、車掌さんのようにも見えました。この1回きりで、またもとのヨレヨレのコートに戻りますが、素晴らしい味付けだと感心します。
マジックショーのライト夫妻
1回目のマジックショーの舞台に登場するお客さんの男性は俳優
「ゲーリー・ライト」です。サンティーニから「ライト夫妻に拍手をどうぞ」と本名で紹介されていますね。ゲーリー・ライトは今計7回目の刑事コロンボ出演で、有終の美を飾りました。
ジェロームの秘書
このショーが始まる前に、>ジェロームに金庫を渡しながら「今夜も大入りですか?」と話しかける秘書は、ドロシー・デルス。この金髪女性は38話
「ルーサン警部の犯罪」で、コロンボ警部が映り込んじゃうシーンのスタッフです。
ほんの些細な発見ですが‥
ラストでサンティーニを連行する際に、肩に手をかけ睨まれる警察官は、俳優ベンジー・バンクロフト。この人‥印象薄いのですが、17話
「断たれた音」のチェスの試合の立会人の一人です。向かって左に座っている男性。また13話
「ロンドンの傘」の芝居の打ち上げパーティにも居ます(笑)
どうでも良いような発見ですが‥
さらにどうでも良い発見ですが、ジェロームの店のウエイターの一人は俳優
ボブ・ホークスで、名作19話
「別れのワイン」のバーで「先週の火曜に雨が降らなかったか?」と尋ねられ「さぁ覚えていないね」と答える男性のお客さんです。
これは、すごい発見ですが!
今回出てくるジェロームの店(少なくともその外観)は、24話
「白鳥の歌」で、エドナとメアリーアンの葬儀が行われた教会と同じです!これはブログのゲストさんがコメントで教えてくれました。すごい発見です。
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監督:ハーヴェイ・ハート
脚本:マイケル・スローン
グレート・サンティーニ:ジャック・キャシディ(声:田口計)
デラ(サンティーニの娘):シンシア・サイクス
フレデリック・ウィルソン刑事:ボブ・ディシー(声:野本礼三)
ジェシー・ジェローム:ネヘミア・パーソフ(声:立川勇三)
ハリー・ブランドフォード:ロバート・ロジア(声:草薙幸二郎)
サッカリー:ジョージ・スパーダコス
裏方のジョージ:レドモンド・グリーソン
歌手のダニー:パトリック・カリトン
Mr.ライトライト:ゲーリー・ライト
手品ショップの店主:セイヤー・デヴィッド
警察署の研究員:ロバート・ギボンズ
ジェロームの秘書:ドロシー・デルス
ミス・マッカーシー:キャサラン・スキレン
ラシター:ビクター・イゼイ
マイケル・ラリー:マイク・ラリー
ウエイター:ジョン・フランシス
ウエイター:ボブ・ホークス
巡査:ベンジー・バンクロフト
店の客:レオダ・リチャーズ
店の客:トニー・レーガン
加筆:2024年8月29日
この回の放送を最初に見たのは学生時代でした。中学生の頃ちょっと手品をかじったことがあって、手品をやるものの心得として絶対に種明かしをしないこと!ということを厳しく言われました。この回では水槽の幻想、数あてなど種明かししちゃって手品を仕事にしている人たちからクレームが来なかったのかなと心配しちゃいました。当時引田天功の大脱出などよくテレビでやってたので「これだったのか!」と思いました。
ネヘミア・パーソフのwikipedia記事が事実だとすれば、コロンボ出演者の最高齢記録かもしれません。
逆に若くして亡くなったのは誰でしょうか。例えば「ハッサン・サラーの反逆」のサル・ミネオは享年37ですね。
・ジャック・キャシディのスライハンド、ドラマだから仕掛けは当然あるでしょうが、それを感じさせないぐらい秀逸でした。中盤は、殺人が起こったことなど忘れかけるぐらいでした。
・ジャック・キャシディはwikipediaによれば母がドイツ系、最初の妻イヴリン・ウォードもアイルランド系およびドイツ系だそうで、少なからずドイツと縁があるようです。
・ジェローム役のネヘミア・パーソフは、これまたwikipediaによれば101歳でまだご在命だそうです。驚き。
・凶器は38口径のS&Wリボルバーとのことでしたが、リボルバーの銃口にサプレッサーをつけても消音効果はほとんど無いのでは?自動拳銃にしていれば、とも思いますが、そうすると「ありふれた」という設定が薄まるからかな。
初めまして。毎週再放送のあとにこちらを楽しく拝見しております。
冒頭ジャック・キャシディの解説で、22話「第三の終章」が誤って21話にリンクされているようです。
タイプの文句「今こそ~」は何か出典があるのでは、と思い調べましたが答えにたどり着けませんでした。ウィルソン刑事、教養もありますね。
今週も楽しみにしております。
ユウキQさま、初めまして〜
リンクミス、修正いたしました。見つけてくださってありがとうございます。
「今こそ~」については、再調査をしてみます。
コロンボのテーマ曲も「シャレード」も良く耳にしていた曲なのに、同じマンシーニの作と知らなかった自分に呆れています。「シャレード」のような超有名な他作品のテーマ曲を、何故わざわざ何度も劇中で使うのか、不思議に思ってたんです。同じ作者だということで合点がいきました。
それね、2晩目は「酒とバラの日々」あたりでもよかったのにね。
こんにちわ。サンティー二の楽屋での会話で「ほっ!」というセリフをコロンボが言いますが・・・あれは、どう解釈したらいいのか、ちょっとわからなかったです。
サンティー二って、『鬼滅の刃』の煉獄杏寿郎に似てません?
本記事でもふれておりますが、
*
ブログのゲストさんのお話:「英語の表現としては、さほど奇妙なものではありません」とのことでした。
*
でも、何か不思議な感じしますよね(笑)
ジャック・キャシディ三役を全て吹き替えたのは田口計氏ですね。
1969年の特撮ドラマ「怪奇大作戦」にて元手品師の怪盗キングアラジン役。
(関連書籍には割と掲載されている話)
水中壁抜けに失敗して引退、世間の注目を集めたくて犯罪を行うが
海辺の波音が観客の拍手に聞こえると言って潜り続けて最後は水圧に押しつぶされる。
保身が動機のサンティーニより共感度は高かったでしょうか。
タイプライターはIBM製でしたね。ゴルフボールタイプと呼ばれたみたいで、
日本では見掛けなかったと思います。子供時代に実家に有ったのはブラザー製の
手動のインクリボンタイプでした。さんざん遊んだけど、ちっとも上達しなかった。
今でも人差し指で打ってます(笑)。ウイルソン刑事は見事にブラインドタッチしてますが、
欧米人は誰でも出来るようでは無く、映画・ドラマ等でも人差し指打ちの人を良く観ます
ね。
カートリッジの活字跡から文面を読み取ったわけです。インクリボンだと読み取れないですね。
節約のために巻き戻して繰り返し使用したのを覚えています。
印字用のカートリッジは初期のワープロ専用機やプリンタにも有りましたね。
捜査ではないですが、テープを引っ張りだして読み取った事が有ります。
結構大変ですよ。テープがあふれちゃって。なぜやったのか?
聞かないでください。若気の至りです(笑)。
この作品は、全く見覚えがなかったのですが、最後にサンティーニに手紙を燃やされた後、コロンボが「まだうんとこさあるから」といって次々に手紙のコピー?を出す場面は子供の頃に見おぼえがありました。サンティーニから視線を外したまま次々に手紙を出すポーズがいい意味で不自然で印象に残っていたのだと思います。そのあとの「完全犯罪? お気の毒ですが完全犯罪なんてものはないんだよ。」ってセリフもそっくりそのまま覚えてました。やっぱりエンディングのシーンの印象が子供心にも強かったってことでしょうね。自分の中では大傑作というところまではいかない作品なのですが、このエンディングのコロンボのシーンは傑作クラスだなあと思いました。
たいした発見ではないですが、犯行時にサンティーニの腕時計のアップがやたらと多かった気がして調べてみましたら、ジャガー・ルクルトというパリの高級時計でした。
ただ、当時北米ではルクルトとして発売されていたそうで、確かに文字盤にLeCoultreの文字があります。
ヨーロッパではJaeger-LeCoultreで販売されていたので、これはサンティーニがヨーロッパ時代に購入したのではなくアメリカに渡ってきて成功を収めた事を象徴しているのかなと思います。
かっちゃんさん、コメントありがとうございます。
腕時計の大写し、確認いたしました。確かに「LeCoultre」です!
しかもこの腕時計でなく、革バンドの四角い小ぶりな腕時計をしている時があります。楽屋でデラに小言をいうシーンを見てください。
基本的には普段着は「四角い小ぶり」魔術の時は「LeCoultre」でしょうね。時間を正確に知りたいから。
今更なコメントですみません。ジャガールクルトは今でも有名な高級時計ですが、アンテークウォッチ好きでも知らない人はいないスイスのメーカーです。サンティー二がしている時計は、メモボックスという当時のルクルトの人気モデルで機械式のアラームウォッチです。指定の時刻になると時計ケース内側を小さなハンマーが叩くことで、けたたましく時刻を知らせます。動力はゼンマイなので巻いておかないと鳴りません。
ぼろんこさんご指摘の通り革ベルトの角金も使ってる(さすがに時計がなにかまでは確認できなかったです)ので、コロンボが指摘した通り時間には気を使う魔術師サンティー二が主に仕事用として使っている設定でこの時計を選んだんだろうと考えると、かなりマニアックで興味深いです。
実はここに出てくる仕様によく似たメモボックスを20年ほど前に手に入れてそのまま所有しているので、見た時は心底ビックリしました。いまでもちゃんとアラームも鳴ります。
良いものが正しく評価されている結果だと思うんです。アンティーク時計って、本当に贅沢に作り込まれた製品なんですよね。アンティーク時計は、ここ20年ずっと人気があって、ブームが静かに続いている感じです。もっと言うと最近は、中古の機械式時計の値段が急に上がったのに、人気が衰えないので、ファンが定着したのでしょうね。
初めまして
いつも放送を見ながら拝見して参考にして楽しく見ております
今回初めて投稿したのは疑問があり教えて欲しいところがありました。
登場人物が細かく紹介されているのですが、後半レストランで新しい次のツァーの打ち合わせをしておりますが、相手の美女はどなたでしょうか?
また、細かい人物紹介があるのに何故抜けて欠けているのでしょうか?
不躾、基本的な疑問で申し訳ございませんが、分かる範囲で教えてください。
この女優さん「キャサラン・スキレン」については、本文に加筆いたしました。
これまで掲載していなかった理由は、なんとなく「はっきりしなかった」からです。名前の読みとか、他の仕事とか…ですね。今回少し調べてみました。画像も用意していましたので、早速掲載しております。
若いレディーを口説かせたら 、キャシディさんの右に出る者はいませんね
今回の4Kリマスターシリーズでは、最高の仕上がりですね。
当時の雰囲気を壊す事なく、画像が鮮明化。
とくにカーテンやスーツの質感が素晴らしい。
おニューのコートを着たコロンボは、なんだか「銀河鉄道999」の車掌さんみたいでした。
犯人役のジャック・キャシディ、私の世代ではデヴィッド・キャシディのお父さんと言う方がピンと来るかも、端正な風貌で独特の味がある俳優さんでしたね。
ナチスのSS狩りみたいな話でしたが制作1976年当時は戦後31年も経てまだナチスの残党追跡の最中だったのでしょうか、映画オデッサ・ファイルを思い出しました、2020年になって見返しても面白い刑事コロンボ最高です。
何回見ても見飽きないのがコロンボです!何なんでしょうかね(笑)
いい味出してるウィルソン刑事、タイプに詳しくて大活躍ですね。
コロンボさん、ウィルソン刑事に数を当てるゲームのタネを明かしたとき、”文鎮”と言っていた物の上に葉巻の灰をちょんちょん落としてましたね。文鎮にまで灰落とす!?と思ったけど、あれはどうやら灰皿ですね。
思い切りイタリア風の「サンティーニ」、前はイギリス風の「アーリントン、ケンジントン」、さらに前はドイツ訛りの言葉遣い。ということは人種的にはアーリア系なのかなジャック キャシディは。そうまでして隠したいナチの過去とは。
先の大戦では、人種差別で500万人もの虐殺被害を受けたユダヤ人にとって、アメリカの金融界や映画、音楽のエンターテインメント界で身を伸ばしてきた民族の叫びが、レビンソン&リンクを通じてじわじわと迫ってくる、と言うのはうがちすぎかな。
ウィルソン刑事の味のある演技、良いですね。
印象に残ります。
今更ながらの話しですが、「刑事コロンボ」シリーズが終わった後、「ミセスコロンボ」や「ミスケイト」をシリーズがありましたが、不評でした。
ボブディシーを主役にした「ウィルソン刑事」シリーズをやれば、面白いドラマが出来たのではないでしょうか。
コロンボとは違う捜査方法で犯人逮捕が期待出来ます。
今となっては、「視聴者の幻想」ですね。
ワトソン君と言われて、心なしか憮然とした顔してましたね(笑)
ピーター・フォークに感じが似た俳優を起用して、シリーズ再開! というのはファンの夢かも知れませんが、「コレじゃない」感が爆発して大コケする危険もあります。倒叙ミステリーをやりたいんだったら、全く別の主人公を設定して、全く別のシリーズにしたほうが安全です。もし当たらなかった場合、打ち切りにしやすいから。
しかし、「ヤング・コロンボ」だったら、別人の俳優を起用しても、そこまで違和感ないかも知れませんよ。ニューヨークで巡査になったばかりの、若き日のコロンボが主人公で。50年代という設定なら、文明の利器が乏しくても自然でしょ。50年代のアメ車をバンバン画面に出せますよ。コジャック”巡査”と共演してもおかしくない。
これも、「ファンの幻想」で終わりますかね。終わってほしくないなぁ。
ヤング・シャーロックならぬヤング・コロンボですか!良いですね。(意味合いは違いますが)
いかにして今の捜査方法を確立したか知りたいです!
コロンボは確か朝鮮戦争にも参戦したということですから、その辺りから始めて…AXMやFOXが企画してくれないだろうか。
むしろ80年代(半ば)のコロンボでいいのでは。
この間日本で出たコロンボ本の「殺しのワイン」、あれは実にいい出来でした。
すいません、「殺意のワイン」でした。
ジャック・キャシディが出演した3エピソードのうち、この「魔術師の幻想」がいちばん彼の魅力が存分に引き出されていると思います。何度観ても、彼のマジシャンぶりに魅了されてしまいます。
サンティーニがマジックを披露するシーンは、本当のマジシャン?というくらい手つきや振る舞いが見事だと思いました。観客もリアルに驚いたり喜んだり、会場のとても華やいだ雰囲気が伝わってきます。
そして前座のヘンリー・マンシーニの楽曲「シャレード」。何とも粋な選曲!会場も落ち着いたとっても良い雰囲気で、自分も観客の一人になった気分で楽しめました。
最後の決め手であるタイプライターのリボンですが、決定的な証拠になるとは思えません。しかし、元ナチの親衛隊という経歴が公になってしまった時点で全てを失ったも同じ、これ以上逃げる意味も無かったということなんですかね…こういう戦争による特殊な経歴を持った人も、今は高齢化によりかなり少なくなっているでしょう。
残念ながらこの作品の後ほどなく、ジャック・キャシディは不慮の死を遂げてしまいました。しかし彼のサンティーニはコロンボファンの心の中に強烈に印象づけられ、永遠に生き続けるに違いありません。
ナチ親衛隊の経歴があっては、特に当時は弾圧されたでしょうから、殺人の動機としては同情してしまいました。
ジャック・キャシディのマジシャン振りは格好良かったですね!今回は完全に主役を喰っていたと思います。
雷豆富さん
サンティーニもある意味戦争に翻弄された一人ですよね。
ジェロームは悪人ですが、もしかしたら彼はユダヤ系で、搾取していたのは彼なりの復讐だったのかもしれないとも思いました。
サンティーニ(ジャック・キャシディ)は格好良かったです!所作がこんなにエレガントな俳優さん、他に思い当たりません。
再コメント失礼!
ほんとに仰る通りだと思います‼︎
それにしても演じたこの年齢で亡くなるとはジャック・キャシディ若過ぎますね。
亡くなってなければ4回目のトップゲストスターもあったのではないでしょうか。
カセットテープに録音したものを何度も聞いていたので、「シャレード」のメロディーとともに印象に残っている作品です。90分枠で製作されたものですが、見たところ吹替の声が変わるところはなかったようです。初回放送当時もノーカットだったのでしょうか。
犯人もワル、被害者もワル、ただし罪を人になすりつけることはしない、なぜなら俺のマジックを見破れるものはいないからだという構成は、悪人ながらいっそすがすがしいというべきでしょうか。
紙袋に入れて持ち歩く「ケーキ」ってどんなものでしょうか。ドーナツみたいなものですかね。
ウィルソン刑事の見事なブラインドタッチ、コロンボにほめられてニッコニコなのも楽しいところです。
あと、いくらなんでも厨房狭すぎ(笑)
サンティーニの時計、ジャガー・ルクルトでしたね!(欲しいけどお金ない)
ところであのあと、ナチ親衛隊としては裁かれるんでしょうか
その前にアメリカの刑務所に入ったら、どうなるのか
それともコロンボは黙っててあげるのかな・・??
殺人は証明できてないように思うし、タイプの紙でない紙?の証拠の書類も
燃やしてしまっていたし。
今回は観終わったら直ぐブログを覗きたくなったし、コメントしたくなるストーリーでした。
犯罪の動機、シチュエーションは以前の白鳥の歌の犯人とかなり似ています。
あのときの犯人以上にジャック・キャシディ演じるグレート・サンティーニは憎みきれません。戦争という大きな渦に巻き込まれると末端にいる人達はどうにもならないことはあると思います。それでも加担した事実は曲げられませんが。
コロンボの最後のセリフ、日本語の頼むよ!にはむっとしてしまいました(笑)
本日も楽しみました。
時節柄サンティーニがトランプ氏に見えてしまい、フロアのマネージャーさんがシャルル・デュトアさん(指揮者)に見えてしまいました。
以上、私の幻想でした。
シャルル・デュトワ 賛成!
自説(笑)第五シーズンは「自供せざるを得ない状況」を設定、その第五弾?今回も殺人罪で逮捕された方がまし、というのは、本当の前歴がばれたら時効なしの国際手配ですからね。詳しいことは知りませんが逃げられはしない筈。
新調のレインコートで現れたのが楽しい。
今回の相棒ウィルソン刑事が再び、だけでなくてwすっかり忘れてましたが一場面だけ「ドッグ」もいたのね(笑)。
手錠の鍵開けのシーンの駆け引きもさすが名優同士、キャシディのクールな表情に対しピーターフォークが満面の笑みにウインクまでしていました(笑)。
コロンボの最後のセリフ「お気の毒ですが完全犯罪なんてものはないんだよ」は名言だと思います。他にも名言はありますがこれは強く印象に残っています。
最近の外出自粛で前に買ったdvdコロンボを再鑑賞してます。何度見てもいいですね。
36話は個人的には期待外れでした。
最後のシーンで、リボンの印字から動機を提示しても犯人が「殺人の証拠がない」と突っぱねて、その後にトドメの証拠や根拠が出て終わりだったらスカッとしたかもです。
(遠隔音声会話は物的証拠じゃなく可能性を提示しただけでしたし、、)
サンティーニがコロンボからワシントンのファーストネームを聞かれて、吹替えでは、米大統領にかけて”ジョージ”とこたえていました。英語では”マーサ”と答えていたので、調べるとジョージワシントン大統領夫人の名前でした。例えるなら安倍なにさんですか?と聞かれて、”昭恵です”と女性の名前で答えたようなもので、コロンボを相当コケにしたことになりますね。
やたら汗をかくオーナーだと思っていたら、汗が解決の糸口。それに気がつくのが、愛着のレインコートを取りに戻る途中。汗をかいた職員が冷水機で水分補給するリアリティ。奥さんからのプレゼントの気に入っていないコートの前振りと絡めて、よく出来たシナリオだなと感心しました。
こんばんは。
>「おふくろが来てキスしても気付きませんぜ」
ロバート・ロジア。
「愛と青春の旅だち」では主人公(リチャード・ギア)の父親(元水兵。売春婦に溺れる生活破綻者。)役。
「オーバー・ザ・トップ」では主人公(スタローン)の義父(上流階級)役。
いろいろな役を演じる役者さん。いいですねー!
はじめまして。
手品ショップの店主を演じた人。
どこかで見た人だと思ったら、シルベスター・スタローンの「ロッキー」でプロモーターを演じた人なんですね。すごく印象に残る役者さんです。
残念ながら「ロッキー」の2年後に51歳の若さで逝去・・・。
手品ショップの店主、いいですよね〜。
この人と、別れのワインの「ワインの専門家」も、大好きですよ。
名優ジャック・キャシディ最後の犯人役で、ほぼ遺作といってもよい本作では、 彼の気品、誇り、カリスマ性、そしてプロの手品師さながらの器用さが遺憾無く発揮されました 。結末のタイプライターの弱さがあまり気にならないほど彼の名演が光ります。最高の見せ場は、コロンボが舞台に上がって、サンティーニに手錠をかけてチャレンジするのに対し、見事に答えてみせるシーンかと思いました。ウィルソンとコロンボのかけあいや新しいコートを気に入らないコロンボなど楽しい場面が多いです。
おっしゃる通りですね。その時代ならではの「文明の利器」が犯人特定の決めてになったとして、それは当然のプロットですものね。後日、本文に加筆修正したいと思っています。
これ好きです。
数当てゲームの種明かしには思わず「ああそうか」と声を出してしまいました。
サンティニの魔術も素晴らしい。
ただ娘可愛そうです。いい子なのにあの歌手と上手くやるしかないよなあ。
ありがとうございます、人気投票に1票追加します。
まぁ古畑のあの話は「倒叙ものとトリック当ての両立」が肝であって、全く違う内容ですから。
それはそうと僕もこの話はシリーズでもトップクラスで大好きな話ですね。
トリックが華やかで凝ってますし、ウィルソン刑事との掛け合いが楽しいですもの。
あと最後のコロンボの犯人に対しての言葉はシリーズでも屈指の名言であると同時に、
タイトルの意味合いを180℃ひっくり返す秀逸なものだと思います。
本作は異色作の多い5シーズンにしては非常にシンプルな対決モノの形式ですが、
その一方でやはりコロンボっぽくない「理論的な」作品となっています。
例えばシリーズお約束の「どこでコロンボは犯人を怪しんだのか」という件はいつもの「犯人の不自然な言動(行動)」では無く、
死体の向きから鍵に着想して犯人を推測し、犯人の「魔術師のプライド」を逆手に使って立証する形なので、
他の方の感想見てますと「なんでコロンボが怪しんだのか分からなかった」という意見をちらほら見かけますし、
「動機の解明=犯人にとっての致命傷=決め手」という構図は前話に通じますので、その辺りもう~んとなる人が多いみたいですね。
容疑者の推定時期については、研究課題とさせてください。
この作品、ぼろんこブログの人気ランキングでは13位でした。やはり人気の高い作品ですね。古畑任三郎の類似作品もかつて見たような記憶があります。また、見てみたいです。
これが放映された年にジャック・キャシディは亡くなったのね
49才は悲しい
ぼろんこさん いつも管理ありがとーございます
魔術師の幻想
見るたびに サンティーニ役のジャック・キャシディ 渋くてカッコいいですね
日本で初放送された時には 寝タバコによる火災が原因で 49才で亡くなられていたとのことで
不慮の事故でなくなられてなければ あと何回か コロンボシリーズに登場してたのでは…
残念です もっと見てみたかった俳優さん
あと サンティーニの娘の恋人ダニーの歌う『シャレード』は良い曲ですね
他の皆さんも述べてるように ヘンリー・マンシーニの作曲
それから
カインさんもコメントしてましたが
三谷幸喜の『古畑任三郎』secondシーズンで
山城新伍の父 松たか子の娘(娘は山城新伍が父だと知らない)でほぼおんなじような話がありました
マジシャンズ・セレクトによって殺人を犯すとこがちょっと違うけど ほとんど模倣
これも好きな話でしたが
それでもパクり過ぎるのでは(笑)と思うくらい
それだけ 『魔術師の幻想』が良い出来なんでしょうね
ぼろんこさん、こんにちは。
今回はコロンボさんのコートが新調されてましたが「見たくない」の台詞には思わず笑ってしまいました。
スーツもパープルカラー、👔はドット調のグリーン。🚘もいつものガタガタ感もなくおしゃれでしたね。散髪もしたとの事(笑)
後の三谷幸喜による古畑任三郎の山城新伍、松たか子の回のマジシャンズセレクトのモデルになってたのを思い出しました。
最後のコロンボさんの
「 頼むよ 」
にはグッと来ました。
あの「頼むよ」の本当の意味をご存知ですか?
原音は「Officer!」なので、後ろに控えてる警官に「おい、こいつ連れて行け」って命じてるんですよ。コロンボは物腰が柔らかいので、翻訳もコジャックと違ってずいぶん穏やかになる。
多分、小池さんが台本を勘違いしたんでしょうね。あたかもサンティーニに「もうジタバタするな。潔くしろ」と言ってるかのように演技してる。でも、却って良い感じになったかも知れません。
BSスペシャルベスト第18位。第五シーズンの作品群は、他の作品のところに、以前書き込みましたが、動機に工夫をしていると思います。いずれも仮に証拠が不十分でもここで殺人犯として逮捕されないと、もっと恐ろしい目に合う、つまり逃げ場が亡くなるとか、誇りを失ってまで娑婆にいられない、もっと大事なものを失う(涙)etc.と想像されえます。
さて、久し振りの本作では、ジャック・キャシディのマジシャン振りがクローズアップからイリュージョンまで堂に行ってますねえ。また40余年前の作品でトリックは古臭くても動機が今でも生臭いところがある意味戦慄。あえて政治的なことをいうなら、いつまで過去の謝罪を繰り返さなければならないのか?という日本人は甘い。
ぼろんこさん、フォロワーのみなさん、こんばんは!初の書き込みです。
子供の頃、家族でいつも楽しみにしていた金曜ロードショー「刑事コロンボ」が懐しくて、最近、レンタルDVDを順番に借りています。このサイトの情報や、みなさんのコメントも一緒に見ているのですが、「魔術師の幻想」は本当にぐっとくる名シーン、名ゼリフが盛りだくさんですね!
わたしもウィルソン刑事ファンなので、『今こそ志ある者は来たり 力を貸せよかし(原文とは違うかもですが、名訳ですよね)』にとても感動しました。あと、タイプするときの表情もナイスでした(笑)
マジシャン件マジックのクリエイター!
素敵ですね、ありがとうございます。
師匠は「魔術師サンティーニ」も、感動!
素晴らしいサイトですね。現在ビールを飲みながら、ここのコメントを読みながら、お気に入りの作品を見ています。
この作品は思い出深い作品で、小学生のころこれを見て覚えたマジックで、今の自分があります。
私はアマチュアなのですがマジシャン件マジックのクリエイターです。
作中のアリバイに使うマジックの原理は
メンタルマジック(今風ではメンタリズム)
の重要な原理なのです。
覚えてすぐさま小学校でやって、いろいろと改良してレパートリーになって、もう40年以上も演じているマジックです。
私の師匠は何人かいますが、聞かれるといつも
魔術師サンティーニと答えています
みなさん、コメントありがとうございます。読破しました(笑)やはりこの作品も、人気が高いようです。4票追加します。また後日、コメントに対する検証をしっかりして、お返事あるいは、本文へ加筆いたします。
まずコロンボのいつもと違うピカピカコートで笑わせて、サンティーニとの舞台での手錠外しでウィングする。コミカルなコロンボも大好きですね
劇中で前座歌手が「シャレード」を歌ってますが、これはユニバーサルが製作した映画のテーマでヘンリー・マンシーニの作曲と知って、今更ながら身震いしてます。
歌詞の意味も、別作品の流用とは思えないぐらい、おっそろしいほど本作の筋にピッタリ! 最後の連行時のBGMにも、これ以上の曲は考えられない。少なくとも「This Old Man」じゃダメだ。
この「シャレード」の使い方も、本作の格を上げていますね。
この回は、私の一番のお気に入りです。
どこがいいって、
「犯人が大胆不敵なダンディ野郎」「被害者が悪辣で、同情の必要がない」「思い切り手の込んだ、完全犯罪志向の手口」「明らかな他殺。事故なんかに偽装しない」「無実の他人に罪を着せない」「中盤の、コロンボの挑発」「その挑発に悠然と応じる大胆不敵な犯人」「後半の攻防戦の見ごたえ(特に”ワシントン”)」「ウィルソン刑事大活躍」「マイケル・ラリー最大の活躍」「当時最新で、見落とすのもやむなしの証拠」「犯人の娘の悲恋(この後どうなっちゃうの?)」と、プラス要素が限りありません。それだけに、冒頭で拳銃を素手でいじって弾込めまでしてるのが惜しすぎる! あそこで手袋してりゃ完璧なのに! コロンボさん、よく後でルーサン警部挙げられたね!
サンティーニが煙草をくゆらす場面が何度もありますが、この撮影終了直後の惨劇(本物のロス市警殺人課が臨場したんでしょうね、きっと)を知っていると、劇中設定をも上回る悲哀を感じます。
コロンボがサンティーニのマジックを観に行って、ウエイトレスへ注文する
とき、ウエイトレスは「いらっしゃいまし」と言った。
「いらっしゃいませ」とは言わない。なんでもないことだが、刑事コロンボ
においては、必ずと言ってよいほど最後は「せ」じゃなく「し」になる。
わたしの感覚では「せ」の方が普通に聞こえる。
「し」は、気取っているような感じがする。
例えば「ビデオテープの証言」で、新人受付嬢マーシーがハロルドへ言った。
その他、あらゆるシーンで、そうなっている気がする。ヘンな感じ。
わたしも「いらっしゃいまし」はコロンボでちょいちょい出るなと思ってました。でも多分「いらっしゃいまし」は「いらっしゃいませ」より日本語としてはくだけた表現だと思います。上流の場にはそぐわない。なので今回のシーンで「いらっしゃいまし」という訳はちょっと合わないかなと思いました。
プリンターリボンに動機が隠されていたというサプライズに、視聴者は
騙されています。これでは逮捕はできません。なぜなら、決定的証拠では
ないからです。「美食の報酬」と比較すれば、一目瞭然です。
「美食の報酬」では、コロンボから、動機、方法、チャンスについて詳らか
にされた後、ジェラードは「証拠が無い」と一蹴してしまうんですよ。
コロンボもそれを熟知していたので、決定打を用意していたのです。
つまり、サンティーニは、コロンボの幻想のワナに引っかかったのです。
コロンボは、催眠術師レベルの誘導術を心得ている。
犯人は別段追い込まれてもいないのに、勝手に追い込まれた気分になって、
つい勇み足や自白をしてしまうのだ。犯罪完全性が崩されていくと、犯人は
必要以上に追い込まれた錯覚に陥ってしまう。犯罪完全性が崩されていく事と
犯人側の容疑が固まることはイコールではない。
そこを、よくはき違えてしまうのだ。ったくコロンボは、たいした魔術師だ。
コロンボは容疑者の世界やある部分に心酔し、同じ世界に入っていって
同じステージで最後の対決をする。それも魅力だ。
私は最近知ったのですが、既にみなさんご存知かとは思いますがこちらではまだ
この件が挙がっていないので述べさせていただきます。
コロンボがレストランでサンティーニの元の名前を訊くシーンですが、
日本語吹き替え版では以下のようになっています。
コロンボ「せめてねえ、今の前の名前だけでも教えてくださいよ。アーリントンですか?それともケンジントン?」
サンティーニ「どっちでもない。ワシントンですよ」
コロンボ「それで、ファーストネームは?」
サンティーニ「ジョージ」
ご存知のようにサンティーニがアメリカの初代大統領であるジョージ・ワシントンと
名乗ることによってコロンボからの追及をはぐらかしているシーンですが、
本来の英語ではサンティーニはジョージではなく「Martha(マーサ)」と返答しています。
そこで調べるとマーサ・ワシントンはジョージ・ワシントン夫人とのことでした。
そのままでは日本における知名度の問題で理解されにくいということで
夫のジョージに変更されたのでしょうか。
本来は単に偉人の名前を挙げてはぐらかすだけでなく、さらに女性の名前を名乗ることで、
サンティーニのコロンボに対する嫌味が増していた(?)ことを改めて知りました。
今回も楽しく拝見しました。
しかし 『大魔術師のサンティーニ』がナチスの親衛隊とは、
ネタ元?本家??の『稀代の魔術師 フーディーニ』は ブタペスト出身のユダヤ人ですからね
スパイスが効きすぎな感じです。
まぁ 面白かったですが。
この作品に一票!
昔、NHKで見た時から好きな作品です。
やじろべえはサンティ-二については誇大妄想的な印象があります。(他の作品でもジャック・キャシディが演じる犯人役は誇大妄想な感じがします)
コロンボの率直な印象と対照的で、この二人の組み合わせに味わいを感じます。
犯行はかなり綿密に計画されて実行されましたが、タイプライターのリボンに犯行動機が残っているとは!!!
コロンボの粘り勝ち。
サンティ-ニ、痛たたた。
久しぶりのウィルソン刑事との捜査、コロンボの新しいコート、ステージ上での対決とファンサービスが満載で、観ていて最高に楽しい作品です。ぼろんこさんのおっしゃるとおり、タイプライターのリボンは大きな見落としですし、クライマックス前になってそれを唐突に発見するという流れは面白みを欠いているのも確かです。ただ、そこを差し引いても魔術王サンティーニの魅力、「悪の温室」の時より真剣にコロンボを尊敬するようになったウィルソン刑事の活躍など見どころが多く、個人的には傑作クラスの強力なエピソードです。
サンティーニがマイクとスピーカーなどをセットする場面がある。
マイクは細長い円筒形で、スピーカーは円形の平べったいものだろう。
しかし円形のものは、私にはクリスタルマイクに見える。
黒革ベルトの四角い文字盤の時計をA、
金属ベルトの丸い文字盤の時計をBと呼びます。
冒頭、楽屋で拳銃いじってる場面はA。支配人室でジェロームと話してる場面はB。また楽屋に降りてくるとA。犯行中はずっとB。犯行後、楽屋で移民局宛の手紙を焼き捨ててる場面はA。
さらに翌日、昼間コロンボに会う場面ではA。でも夜に楽屋でコロンボに会う場面はB。
時間が経っていて服も着替えているのならまだしも、支配人室と楽屋を行き来しただけで変わるのは尋常じゃありません。カメラにずいぶんわかりやすい角度で示していることから、これはキャシディ氏のうっかりではなく、視聴者に対する製作陣の故意のイタズラではないかと思われますが、皆様のご意見はいかがでしょう?
ウィルソン刑事が、(ちゅうえい)に見える
元ナチを突き出すと金になるんですか?。知りませんでした。
それもサンティーニが稼ぎだす以上に??。
シャレードのテーマの歌は、歌い方が甘くて印象に残りますね。
新しいコートは、わざと小さめのものを着ていますね。
動きにくくて当然ですね。
方法、チャンス、動機、この3要素で犯罪を確定できるというのが
いつも不思議な気がする。3要素が揃っても決定的証拠にはならない。
全部、推測を絡めたもので、有機的に繋がってない。
サンティーニが手を下したという証拠は、どこにあるのだろう?。
元ナチとして告発することによる報酬のため、というよりも、こいつもう俺のいうことを聞かねえな、そろそろ当局に告発してやる、という思いの方が強い気がしました。
方法、チャンス、動機、これだけでは確かに有罪にはできないと思いますが、逮捕はできるのかも知れません。相当容疑が濃いならば。
方法。最新式の錠を取り付けていて、ピッキングできるとしてもそれはごく限られた人にしか、そしてサンティーニは大勢の人の目の前でそれを解錠した。
チャンス。アリバイはありそうでなかった。当時の音響設備でそれができたのかどうか、そこには疑問はありますが。
動機。元ナチであることでゆすられていた。被害者はかなり皆に嫌われていましたが、ここまで大きな動機がある者は身近にはいません。
コロンボ一人の手柄でないのが惜しいと思ったりするのですが、決め手を導いてくれたのがハリキリボーイならなんだか許せますね(笑
宣戦布告するコロンボには痺れたし、サンティーニの対応も魔術師然とした態度だったのも印象的です。
ラストシーンはなんだかユニークでしたね~( ̄▽ ̄;)ウィルソン刑事とはなんだかんだでいいコンビだと思います。
タップおばさん>ジャック・キャシディ作品では、一番彼らしい役だった気がします。大好きです。
ジャック・キャシディの魅力が存分に楽しめる一作ですね。
コロンボが舞台でサンティーニに手錠外しを挑むシーンもそうですが、
サンティーニがマジックを披露しながら登場する際、笑顔を浮かべながらひときわ大きな拍手をしたりするシーンは、無邪気さ全開で面白かったです。
dogさん、コメントありがとうございます。「手品師のように手紙を出す」シーン!見ていて、気持ちがスカっとしましたね!
始めて、そして今頃コメントかかせていただきます。
このサイトは毎回拝見させてもらってます!
僕は最後のコロンボが手品師のように手紙を出すシーンが好きです。
愛嬌があり、皮肉めいた演出にとても印象に残りました。
たときちさん、コメントありがとうございます。ジェシー・ジェローム氏ですね。なかなかの悪人と見受けました。ちなみに私は、蕎麦を食べると寒くても汗が出ます(笑)
サンティーニの腕時計が、劇中では同日のはずなのにコロコロ変わるのはどういうわけなんでしょうか。丸いのになったり四角いのになったり(アップは丸いの)。撮影日程がすごく飛んでいて、間に他の仕事をさんざんやっていて、本人もどの時計付けていたか忘れていたのでしょうか?
クラブのオーナーが空輸したエビ食べるシーン、あんな汗だくなら暖炉消したらいいのに、って(^^)
とっしーーさん>「散髪したからねっ♪」が面白いでしょ。私もそう思います。こういう場合、やはり照れますよね~。それをコロンボらしく表現してくれました。
いや~面白かったですなぁ~~(´ー`*)
確かに「ハッ・ホッ」は意味不明です(笑)(笑)
サンティーニの手品、凄かったですよね!!やはり練習したのかな?
ハリキリボーイことウイルソン刑事の抜群の存在感、僕も大いに感じました♪♪
僕が好きな理由は、やはりコロンボを尊敬している事。
どこか小バカ・呆れている刑事仲間の中で、一人だけ本質を捉えている、コロンボの凄さを外見じゃなく、中身を見ている感じが
好感が持てるのです (´∀`)
捜査中も、コロンボのマイペース&不思議な観点を目のあたりにしても、怪訝な顔をあまりせず、
従順なのがまたGOODです!
やはり決め台詞は
「今こそ志ある者は来たり 力を貸せよ」
クゥ~~~~!!カッコイイ!!!
なんかウイルソン話になってきたので、本来に戻りますが(笑)、かみさんがくれた新品のコートはけっこうお似合いでしたし、冒頭の門番してた刑事に
「いつもと違うんで、ついお見逸れしました」
「散髪したからねっ♪」
ってのが吹いてしまいました(笑)
そこを言ったのではないのですがねァ ‘`,、’`,、(‘∀`) ‘`,、’`,、
後、コロンボが、随所でウイルソンを育てようとしているor可愛がっている感じがなんかホッコリしましたね~(´ー`*)
そるとさん、コメントありがとうございます。「新しいコート」のデザインが…凄いですよね。とても普段使えるようなものではありません。そんなユーモアもコロンボの魅力ですね!
初めまして。いつもコロンボを観終わった後に、このブログで今観た回の解説を見るのを楽しみにしています。
新しいコートがきつくて結局いつものヨレヨレコートを着るコロンボ、あと、ウィルソン刑事のタイプを打つ表情がGood!
初めまして・・何回観たことか でもやっぱり面白いよ! 最近改めて 観ましたが確かに不自然なシーンもあるかな?1976年と思えば 逆によくできてると 思いますよ
僕の中では・・名作です!
ササキさん、書き込みありがとうございます。「虚栄」ですね。奇しくも、ジャック・キャシディの「構想の死角」でも同じような結末でした。
観客の前で手錠を外して見せなければ、マジシャンのメンツが立たない。と言って外せばドアーのロックなどは簡単に外せると自分から言うようなもので、犯人は苦境に立たされる訳だが、結局外してしまう。マジシャンとしてのプライドがそうさせたのだろう。ここが一番おもしろかったなあ。のっぴきならぬ場面で二者択一を迫られたとき、虚栄の方をとってしまう人間の面白さだ。映画レ・ミゼラブルでもにたような場面があった。シャベール警部が見ている前で怪力を見せてしまうジャンバルジャンもこれとおんなじなんだ。
The Great Santiniさま、コメントありがとうございます。「奇妙」ではなかったのですね!私は英語表現などにはあまり詳しくないので、たいへん勉強になりました~。サンティーニが「訛る」台詞なども、面白いのでしょうね!きっと。
通りすがりのコロンボファンです。
すごく興味深いサイトであり、とても楽しく見させてもらっております^^
The Great Santiniの回ですが、この「奇妙」な言い回し、英語の表現としては、さほど奇妙なものではありません。
コロンボは素晴らしい手品を見て、驚きや感心の気持ちを持っています。ハッ!というのはそれらを表現する言葉です。マンガや日常生活でも使います。
記事の参考になれば幸いです。