Swan Song / 1974
犯人役にカントリー歌手として有名な「ジョニー・キャッシュ」を起用。さすがの存在感です。しかしその犯人であるカントリー歌手トミー・ブラウンよりも、被害者である妻のエドナ(アイダ・ルピノ)の方が悪人であるため、彼に同情するよいう声も上がっています。*ジョニー・キャッシュ:ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガーで「21位」(2008年)
爽快なラストシーン
ラストシーンでは、「自分が犯人でございます」と犯人自身に行動させるパターン、例えば[9話「パイルD-3の壁」25話「権力の墓穴」など多数]で締められ、とても楽しめる作品だと思います。また、犯行を認めた犯人へ同情する場面も、作品の人気を高めています。
音楽家魂を感じます‥
歌手トミー・ブラウンが「自分のギターは助かるようにセスナに載せなかった」ことはちょっとしたポイントです。義弟のルークに「ギターは荷物としてではなく、バスの座席に置くよう」指示しています。楽器というのは世界に同じものが二つと無いんですよね。チェロ演奏家のヨー・ヨー・マさんも楽器は一人分の交通費を支払い、隣の席に置くそうです。
命がけの殺人トリックを敢行
今回の殺害計画は、自家用セスナを墜落させるという大技です。自分の命の保証も無いという、かなりリスキーな手段です。しかも、同乗していたコーラスガールのメアリーアン(ボニー・ヴァン・ダイク)も一緒に殺してしまいます。口封じの意味もあるでしょうが、こりゃ罪が重いです。落下して足を骨折したトミーが証拠を隠し、転げ回ってでも墜落現場に到達するシーンは見せ場です。
テーマ曲は「I saw the light」
トミーは「I saw the light〜 I saw the light〜」と歌います。このブログの訪問者さんの書き込みがヒントで気づきました。トミーはラストシーンで、コロンボ警部の車のヘッドライトに照らされます。まさに「I saw the light〜私は光を見た」なのでしょうね!流石です。(加筆:2013年9月24日)
悪妻役はアイダ・ルピノ
被害者のエドナ夫人は8話
「死の方程式」でバックナー社長夫人を演じる
「アイダ・ルピノ」。犯人のトミー・ブラウンは、飛行機の整備士のジェフに「レンタカーを使っていいよ」と優しく接します、それを邪魔しようとするエドナ夫人。この夫妻の関係をかいま見る瞬間でした。
懲りない女好き‥
妻からまるで強制労働のようにライブステージを押し付けられ、しかもギャラのすべてを十字軍に寄付。逆らえば過去を暴くと脅迫されるという始末。それでもトミーは妻を殺害した後、懲りずに新しいコーラスガールのティナ(ジャニット・バルドウィン)に手を出そうとしてます。ティナはあまり乗り気でない雰囲気ですが、そこを強引に迫る様には、悪人というより動物的なパワーを感じました。
ヴィトー・スコッティ
本題とはあまり関係ない葬式のシーンでは葬儀屋グリンデル役で刑事コロンボシリーズに何度も出演した脇役の名優
「ヴィトー・スコッティ」が出演しています。事件解決とは結びつかないシーンで、NHKの初回放送ではカットされたようです。
ビル・マッキーニー
エドナ夫人の弟でトミーとは犬猿の仲であるルーク・バスケットは俳優ビル・マッキーニー。日本語吹き替えは伊武雅之(
伊武雅刀)さん。カウボーイハットが似合います。短気で乱暴な性格も、ウイリアムソン氏のキャラと通じました。
J.J.ストリンガーはソレル・ブーク
またこれは嬉しい発見だったのですが、後半に登場するレコード会社プロデューサーJ.J.ストリンガー(大きな丸形のサングラスの人)は40話
「殺しの序曲」で拳銃で撃たれて死ぬバーティ役の
「ソレル・ブーク」でした。
パングボーンは重要人物
セスナ墜落事故の捜査班の指揮をとる専門家のパングボーン氏は「ジョン・デナー」。37話
「さらば提督」のオーティス・スワンソン(提督)を演じている重要人物です。ダンディで存在感がありますね、やはり只者ではありません。
墜落現場のカメラマン
同じく墜落現場でコロンボに文句を言うカメラマンは「マイケル・エドワード・ラリー」。有名なエキストラ俳優「
マイク・ラリー」の息子さんなのでした!この息子ラリーは何と、27話
「逆転の構図」のラストシーンに立ち会う警官と同一人物。その他、もう一回出演しています。
セスナ空港のエンジニア・ジェフ
トミー・ブラウンが利用するセスナ機の空港(ベーカーズフィールド)で働くエンジニアのジェフは、俳優ダグラス・ダークソン。音楽が好きでトミーのファンということもあり、とても生き生きと描かれています。
ミシンのおばちゃん
メイホフ大佐
トミー・ブラウンの軍隊時代の上官のメイホフ大佐は俳優ジョン・ランドルフ。多くの作品に出演しているようで今後の調査の対象です。
二人にバルビタールを飲ませたことが命取りになったか?
ブログ読者さんからのご意見を検証しました。隙をついて飛行機から飛び降りれば「バルビタール:睡眠効果のある薬物」は不要だったと。積み込んだはずの魔法瓶が見つからない疑惑、死体を解剖され大量のバルビタールが検出された疑惑。コロンボはこの「バルビタールと関係のありそうな魔法瓶」を、草の根を分けてでも探すという作戦を匂わせて、犯人を捕獲しました。
どこかで見た!この魔法瓶とは…
しかも…このトミーの魔法瓶は、22話「第三の終章」でグリーンリーフが取り調べを受ける警察で使われていたものと同一でした!おそらくアラジン(Aladdin)社製のブラックダイアモンドと呼ばれる商品です。
→刑事コロンボと魔法瓶
礼拝(れいはい or らいはい)について
これもブログ読者さんからのご意見をもとに調査しました。劇中に出てくる礼拝(らいはい)という表現について、仏教においてのみ「らいはい」、それ以外は「れいはい」と発音するようです。ですので厳密には間違って使われています。(加筆:2017年12月22日)
大草原の小さな家
ゲストスターのジョニー・キャッシュは
大草原の小さな家「にせの牧師さん」の牧師役で出演しています。お金目当てに村人を騙すという‥こちらも「うさん臭い」キャラクターで、ハマり役です。
これは、すごい発見ですが!
エドナとメアリーアンの葬儀が行われた教会は、36話
「魔術師の幻想」のジェロームの店(少なくともその外観)と同じです!これはブログのゲストさんがコメントで教えてくれました。すごい発見です。
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ロケ地
セスナ機墜落の調査現場:Nichols Canyon Road(PC)
監督:ニコラス・コラサント
脚本:デビッド・レイフェル
音楽:ディック・デ・ベネディクティス
トミー・ブラウン:ジョニー・キャッシュ(声:外山高士)
妻エドナ:アイダ・ルピノ(声:麻生美代子)
メアリ・アン:ボニー・ヴァン・ダイク
ルーク・バスケット:ビル・マッキーニー(声:伊武雅之)
ローランド・パングボーン(航空局):ジョン・デナー(声:小林修)
ベネット(航空局員):リチャード・ケイン
事故現場カメラマン:マイケル・エドワード・ラリー
J.J.ストリンガー:ソレル・ブーク
葬儀屋グリンデル:ヴィトー・スコッティ
ティナ:ジャニット・バルドウィン
大佐:ジョン・ランドルフ
ジェフ整備士:ダグラス・ダークソン
フランク整備士:ジェファーソン・キビー
パイロットの警官:トム・マクファデン
ミシンのおばちゃん:ルシール・メレディス
コンサート主催者:ハリー・ハーヴェイ
コンサートの会計係:マイク・ラリー
加筆:2023年9月17日
本作がお好きな方で、ジョニー・キャッシュの半生を描いた、ホアキン・フェニックス主演の映画、「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」(2005)を未見の方は、一見をお勧めしたいです。ジョニー・キャッシュが何倍も好きになること請け合いです。
キャッシュ仕様の黒いアコースティックギター「Martin D-35」は、いかにも音が良さそうだしカッコいいですよね。あのギター、「開運!なんでも鑑定団」に出品されたら、一体どのくらいの高値が付くでしょう(笑)。
同じく共感路線の「別れのワイン」と比較して、殺害方法のリアリティーは置いておくとして、女性の敵という点から、今回の方が現代からの視点では犯人への共感は得られにくいでしょうね。しかし、コロンボお得意の逆トリックを封印(空振り?)して逮捕に結びつけたところは、個人的に高評価でした。
今回、特に重要な役割を果たす歌「I saw the light」ですが、この選曲、ご指摘にあるような「私は光を見た」という伏線が歌詞に含まれているにしても、神を称え祈りを捧げる、いかにも宗教色の濃い歌で、確かに感動的ではありますが、カルト教団の「搾取」からの逃避が殺人動機になったお話に相応しい歌とは、個人的には思えませんでした。民主党支持者でアウトロー志向だったキャッシュの数々の名曲の中に、もっと今回にぴったりな使える歌が他になかったのでしょうか? 誤解を恐れず譬えれば、「Let It Be」的な方向性の歌詞のほうが、説得力が倍増したのではないでしょうか? 保守層の視聴者が離反して、コロンボファン層のストライクゾーンを狭めるかもしれませんが・・・。
コロンボと犯人トミーの、朝鮮戦争出征中の懐かしそうな遠い想い出話を聞いていて、2022年になっても、その朝鮮戦争は単に仮の停戦合意をしているだけで、まだ全然終結していないことや、1970年代よりも現在の方が国際情勢の一段の悪化に伴い南北境界線(38度線)も緊張を増していると考え併せると、またまた暗澹たる思いになってしまいます。
あっ、もうひとつだけいいですか? うちのカミさん、韓ドラ「愛の不時着」のファンでしてね。「白鳥の歌」でトミーの飛行機からの降下着地の場面を観て、ユン・セリを想い出したって言ってました。「両方とも、偶然にしても、あまりにも都合良すぎる」、ともね。では失礼します。
コロンボが飛行機嫌いや高所恐怖症になったのは、軍用機で出征した朝鮮戦争の体験がトラウマになっていた可能性がありますね。
はじめまして、スカパーで先月、久しぶりにコロンボを観ていたら、10代の息子がいたく気に入り、その後、録画したものを毎回見ています。
いつも見終わった後は、こちらのサイトを訪れ記事を読ませて頂いております。
さて、「白鳥の歌」を見ての感想を書きます。特に殺人の場面の周辺です。
まず初めに書きますが、このシリーズは「事件を解くプロセスのスリル」や「人間の心理」みたいなところにテーマがある「お話し」ですから、以下書くことに意味があるとは思えませんし、さほど気にする必要はないと思うのですが一応書いてみました。
まず、余談ながら、私は、小型自家用機のラインセスを持っています。
その経験や知識からして今回の殺人方法には無理があります。
1.飛んでいる飛行機のドアはあんなに簡単には開きません。厳密には開きますが、パラシュートを持って飛び降りることができるほど「全開」にするのは容易ではありません。
※訓練していた時、飛行機のロックが壊れていてドアが開いたことがありましたが、薄く開いた程度でした。風圧で押し返されますので、空いていることにすぐには気が付かなかったくらいでした。もちろん、シートベルトをしてますので、特に怖いという事もなく、普通に閉めなおしました(笑)。
2.飛行機の速度などを計算した場合、パラシュートで降りたとして、そんなに近くに着地することはほぼ不可能。
ジョニ―・キャッシュが操縦していた飛行機は、セスナ172か182だと思われますが、キロで換算すると200キロくらいで飛びます。
新幹線よりは遅いですが、それでも早いです。
ちなみに失速ギリギリで飛んでも、あのあたりに機種ですと120キロとか140キロ以下にすると失速して墜落します。
3.セスナ172や182は車輪が引き込み式ではないので、飛び出したら車輪に当たる可能性がある(胴体の下ではなく、胴体から側面に伸びているので)。もっとも勢いよく飛び出したら当たらないかもしれませんが。
4.これはパイロット視点というわけではありませんが、夜間のパラシュート降下は訓練された軍人でも難易度高い気がします。
着地地点でパラシュートを枯れ木に隠蔽していましたが、そんな樹木が生い茂っているところに無事に降りられるとは思えません(笑)。
これは本論とは関係ありませんが、小型機の内部では、通常、ヘッドセットで会話をします。
これは機種にもよりますがセスナ172の場合、大声で会話すればぎりぎり聞こえますが、もう少しエンジンが大きくなるとヘッドセット無しでの会話が難しくなります。
今回、ヘッドセットは使っていませんでした。まぁ、ドラマでそれを再現する意味はあまりないと思いますが。
飛び降りるまでの間からしばらく飛ぶか?
これは気流が安定していれば、しばらくは飛んでいると思います。
ただ、当日は天候悪そうでしたので、どの程度まっすぐ飛ぶかはわかりません。
仮にオートパイロットが搭載されていたら、まっすぐ飛ぶと思いますが、そのような状態にあったなら事故調査の段階でチェックされるかと思います。
余談ながら、Bakersfield Airportは行ったことがありませんが、アメリカで訓練していたころ、ぼろんこさんがリンクを貼っている辺りの上空は飛んだことがあります。
最後に余談ついでに、日本では小型自家用機を習慣としてセスナと呼びますが、セスナとは会社の名前です。BMWとかベンツとかと同じです。小型機で他に有名な会社としてはビーチクラフト、パイパーとかいろいろあります。
日本では小型プロペラ機イコールセスナということになってしまっていますが、セスナ社にはビジネスジェットもあります。
たまに「セスナの免許をお持ちなんですね」と聞かれることがあるのですが「セスナの免許」というのはありません。
これ、もうどうしようもないくらい一般化してますので、いまさらどうしようもないのですが、小ネタとして(笑)。
ということで、パイロット目線で書いてみました。
ただ、飛行機好きの私としては面白かったです。小型機を取り上げてもらえるだけでうれしいので(笑)。
ちなみに、私は音楽好きでギタリストでもあります。カントリーはそれほど聞きませんし、ジョニー・キャッシュのファンではありませんが、その点でも面白かったです。
いつも素晴らしい記事をありがとうございます。これからもコロンボを観た後はサイトにお邪魔しますので!
R.Mさん>パイロット目線のご感想、さっそく読ませていただきました。私自身は小型自家用機(日本では総称セスナ機)の運転の経験など微塵もないのですが、まるで運転できるかのような、気分を味わえました。
今回のような小型自家用機の墜落、溶ける糸の問題、逆転の構図のネガの件など、専門的に見るとかなり無理があるエピソードもありますね。それを考慮してもなお、コロンボが好きな方々が大勢いますこと、嬉しいかぎりです。
ところで、「swan song」を「白鳥の歌」と直訳してしまうとなんか平凡な印象になりますが、web上の英和辞典でさえ「swan song」には「生前最後の作品」という意味があると大きく書かれています。なんでも、白鳥は死の間際にこの上なく美しい声で鳴く、という伝承が西洋にはあるんだとか。それを転じて、「最終作」「絶筆」「最高傑作」みたいな意味が、音楽家に限らず文豪なんかにもあるんだそうです。
トミーは歌手ですから「最後の絶唱」とでも訳すべきでしょうか。
「swan song」という不吉な題名から考えると、トミーはもう死ぬまで歌手活動ができなかったと考えるべきでしょう。カリフォルニア州は今も死刑制度が存続していると聞きます。わざわざ落下傘まで用意して楽器は別送にして睡眠薬を飲ませて、という周到な計画犯行ですから、第1級殺人罪であることは間違いない。陪審員は有罪無罪しか判定しません(そもそも無罪を争う場合しか陪審員は招集されない)し、有罪の場合の量刑は判事の専権事項です。腕利きの弁護士をかき集められるほどトミーにお金があると思えます?
自首するだろうと確信していたなら、コロンボは犯人を放っておくほうが良かった。トミーが自ら警察署に出頭するのと、必死の証拠隠滅工作現場を警察官に押さえられるのとでは、判事の印象が違いすぎて、最高刑を受ける可能性が高まりますから。
西田敏行氏が「アウトレイジ2」完成時に、いつも好人物の役ばかり演じていたのでいつか極悪非道な役もやってみたかった、と語っていましたが、ジョニー・キャッシュ氏も「あの大人気番組に犯人役で出られる? やるなら極悪非道な役を」とでも思ったのでしょうか?
なるほどね〜
「最終作」「絶筆」「最高傑作」、勉強になりますし、深いですね〜。
久しぶりに鑑賞しました。
なんとなくですが、事件現場での一幕がとても好きです。最初は訝しげな眼差しだったパングボーン氏が、コロンボの鋭い観察眼を目の当たりにする。メモを使う共通点が見つかり、同僚だと助かる、という所まで敬意を深める。。。小さな人間関係の変化ですが、個人的には何故だかホッとするシーンでした。
パングボーン氏は後半のパラシュートの
場面でもう一回出てきますね。
この時には、コロンボ警部の手腕を
かなり認めていて、敬意を評している
ようにも感じられました。
コロンボを認めたパングボーンが、ニコっと口角を上げるところも好きです。
ヴィトースコッティって、俳優の金田明夫さんに似てませんか?吹き替えの声の調子が似てるからかも知れませんが、昨夜のAXNミステリー見ながら思いました。
吹き替えの声の調子>確かに似ていますかね(笑)
こんにちは。
私がこの作品を初めて観た時、トミーとメアリーアンの関係については、トミーの女好きを利用して、エドナ夫人がメアリーアンを使って所謂「美人局」を行なったと解釈しました。
「未成年者を州外に連れ出し、親子と偽ってモーテルに宿泊し関係をもたせる」という犯罪を犯させることにより、トミーをがんじがらめにして彼の収益を全て十字軍礼拝堂の資金に費やす。というエドナ夫人の筋書きにトミーはまんまと引っかかってしまったと。
トミーは女好きではありますが、16歳の少女を強姦するほど卑劣なキャラクターではないと思っています。でないとストーリーや登場人物の人間性に違和感を覚えますし、トミーがそんなに卑劣な人間なら「コロンボは人を見る目が無い刑事」ということになってしまうのではないか・・・私はそう思っています。
同感です。私も当時そのような印象を持ちました。トミーは引っかかったんだろうと。
アーティさん
コメントありがとうございます。
トミーの犯した過去の行為については愚かではありますが、決して卑劣な人間ではないと思っています。
エンジニアのジェフへの優しい接し方についても、
「キミがせっかく整備してくれたのに、俺はこれからこの飛行機を墜落させるんだ」
という申し訳なさを感じました。
人を陥れ、傷つけ、利用してまでも宗教にのめり込むエドナ夫人もまた、愚かで哀れな人間だなと思いました。
ピコさん
確かにこのエピソードでのトミーこと、ジョニー・キャッシュの人物設定は微妙ですね。未成年者への性犯罪はあまりにも罪深くないか?コロンボはそのことを知っていた上で、トミーに理解を示していたのか?
メリーアンのことは、エドナが仕組んだことなのかどうかは定かではありませんが、そう考えるとすっきりしますね。
あとは番組の尺の問題で、そこまで描く時間が無かったのかもしれません。
ぼろんこさんがブログ内で紹介されていますが、もしジョニー・キャッシュにご興味がありましたら、「大草原の小さな家」シーズン3の「にせの牧師さん」をご覧ください。
ここでも,”ちょい悪オヤジ”を好演しています。実生活での奥さまと夫婦役で共演していて、素晴らしい歌声も披露しています。
個人的には、こちらでのジョニーの方が断然好きです。
まさこさん
コメントありがとうございます。
カントリーウエスタンというジャンルは好きなのですが、詳しくはないもので、ジョニーキャッシュのことも存じませんでした。コロンボで初めてその存在を知り、「Walk the Line」にも興味を持ちました。「大草原の小さな家」も機会があれば観てみようと思います。
トミーの人物設定は微妙ですが、決め手はラストシーンのコロンボのセリフだと思います。「こんな歌を歌える人に悪い人はいませんよ。」ということはコロンボにはトミーの人間性、犯罪に至る苦しさが理解できていたのだろうと思います。(非常に計画性のある殺人ではありますが)私はトミーに同情的でした。美人局説は考えられますよね。ラストシーンのコロンボのセリフはリアルタイムで最初に見た当時から感動的でしたし今でもシリーズの中でも大好きなシーンの一つです。新シリーズにこのようなシーンがないことが少し残念です。
アーティーさん
殺人は悪いことですが、この事件は私もトミーに同情してしまいます。
計画殺人ではありますけど、トミーはギャラを50/50にしてほしいと最後の望みをかけてエドナ夫人に交渉し、それさえも受け入れなかったエドナ夫人の冷酷さに失望し、決行の意志がかたまってしまったのでしょう。
これはあくまでも私の想像ですが、エドナ夫人はトミーが服役していた時に何らかのきっかけでトミーの才能に気づき、トミーをスターダムに押し上げて自身の野望を満たすためだけにトミーの出所を手助けし、利用したのではないかと感じました。有名になれば保身の気持ちも大きくなるでしょうから、それも見越してトミーが逆らえないようなスキャンダルをでっちあげたのではないか・・・。
エドナ夫人のあまりにも冷酷なふるまいを観ていると、そう感じずにはいられませんでした。
この話、見るたびに思うんですが、劇中の歌手トミー・ブラウンは、こんな新興宗教の教団歌みたいな歌ばかり歌っていて、何であんな絶大な人気なんでしょうね?エドナの態度から察するに、教団と離れた独立した歌手活動はやってなさそうなんですけど…
コロンボのDVDセットを買って4周めに入りましたが、この作品もよくできているなぁ、と改めて思いました。レンタカーもキーワードに使っていたのですね。序盤にキャッシュと奥さんの言い合いの中で「俺は売れてきたのにいつまでも自分の車もなくレンタカーなのかよ!」「あんたにはレンタカーがお似合いよ。マイカーだとすぐ女の子を引っ掛けて連れ込んじゃうからね。」とか何とかいうシーンがありました。そして最後にコロンボを撒こうと空港に行き、実際に飛行機に乗ってしまうシーンがありましたが、コロンボに必ず引き返してくるだろうと確信を抱かさせたのが、空港のチェックで引っ掛かった札付きのレンタカーのキーでした。何か殺された奥さんの執念が思われて私にとっては新たな発見で面白かったです。
ジョニー・キャッシュの体を張った演技が光る作品です。パラシュートで降下してから山を転げ落ちるなどコロンボの犯人の中では最も肉体労働だったのではないでしょうか(笑)
私も初めこの犯人に対して嫌悪感を持つことはあっても、共感は出来ませんでした。少女に対する性犯罪者という設定ですから。しかし、ここまでリアル感を出したジョニー・キャッシュ、俳優として成功だったと言えるでしょうね。
こんなリスキーな、ともすると自分のイメージを損なう可能性がある役を、何故彼は引き受けたのでしょうか?
Wikipediaによると、彼はシンガーソングライターとしての名声の裏には、常に軽犯罪や薬物等の黒い噂が付きまとっていたようです。そんな彼だからこそ、囚人に対するシンパシィがあったのでしょう。刑務所での無料コンサートを催すなどの活動をしています。
犯罪を犯すことは悪いこと、しかしエドナのようにそれをネタに脅して、そのお金で宗教施設を建てようとするエセ宗教家はもっと罪深い。前科のある人をが更正するためには、社会全体の暖かい目が必要なんだ、というジョニーからのメッセージが込められているような気がします。
心がスカッとするような、名コメント。ありがとうございます。
ぼろんこさんにそう言って頂けて、恐縮です(^-^;
この白鳥の歌も何度見たことでしょう。
いつも聞き取れないのですが、
「特製チリの肉」は何肉とおっしゃていますか。
何度再生しても聞き取れなくて気になっています。
こんばんは。
“Squirrel meet”と聞こえました。
(リス肉は)私は食べたことがないのですが、果たしてどんな味なんでしょうね(^^)
ざんぱの さま
教えてくださりありがとうございます。
録画を確認してくださったのですね。
リス肉ですか。
リス肉は美味しいそうです。
木の実を食べているからお肉も臭くないそうです。
リス
コロンボも一瞬、顔が曇りましたもの。
私もRoseさんと同じで初めは何の肉か聞き取れませんでしたが繰り返し聞き「リス」と分かりました。
絶品のチリコンカンがリス肉と知らされた時のあのコロンボの表情が良いですね。
アメリカの某コロンボ・ファンのサイトのコメント欄に、ハンドルネームで、こんなやり取りを見付けました。
(ハンドルネーム〝B〟)
《 私はこのエピソードを何度も見ましたが、まだリス肉のチリを試したことはありません。私のお気に入りのエピソードのひとつ、42話「美食の報酬」の台詞から引用すると、「気にするな」(“Don’t bother”)ということですね 》
(ハンドルネーム〝A〟)
《〝B〟さん、お願いですから、そんなマネはしないでください! 私は、かつてリス肉を試してみましたが、嫌いでした。 南部では珍味だそうですし、リスの脳みそを食べるのが好きな人もいます。 コロンボがその表情をしたのには理由があり、それが好きだったからではありません。私は、古き良き時代の狼肉ブランドのチリにこだわってます…ふふふ 》
う~む、リスであろうと狼であろうと、私はチリにそんな肉を入れられるのは御免です(笑)。
訂正
「ウルフ・ブランド」を「狼肉」と誤訳してしまいました。お恥ずかしい限りですが、訂正しお詫びいたします。
『チリコンカルネ』というサイトには、
《テキサス州ニューブラウンフェルズ出身で、後にサンアントニオ出身のウィリー・ゲブハルトは、1908年に最初の缶詰チリを生産しました。テキサス州コルシカナ近くのランチャー・ライマン・デイビスは、1895年にウルフ・ブランド・チリを開発しました。テキサス風唐辛子。1880 年代に、経験豊富な調理師と協力して、赤身の牛肉とレンダリングされた牛肉のスエットの塊をベースにした非常にスパイスの効いたチリの製造を開始し、鍋ごとに地元のカフェに販売しました。
1921 年、デイビスは彼の製品の缶詰を始め、ペットのオオカミであるカイザービルにちなんで名付けました。ウルフ ブランドの缶詰チリは、世界の他の地域を旅行したり公演したりするときに常にケースを持っていたウィル ロジャースのお気に入りでした。カントリー歌手のアーネスト・タブはとてもファンだったので、テキサスのあるホテルは彼の訪問のためにウルフ・ブランドの供給を維持していました. Gebhardt と Wolf の両ブランドは現在、ConAgra Foods, Inc.が所有しています。缶詰チリのもう 1 つの主要メーカー、Hormel は、七面鳥またはベジタリアンの品種で、豆入りまたは豆なしのチリを自社の名前や Stagg などの他のブランドで販売しています。》
とあります。
また、調べますと、リス肉を入れたチリも、アメリカでは近年まで、そんなに特別でもなく、比較的一般的だったようですね。
お肉=meatでした。
すみません、アップしてから気がつきました。
失礼しました。
りすの肉をつかつているんだ
エドナの弟吹き替えは、伊武まさとうさんです
このエピソードは印象に残っております。
皆さんの感想も参考になるものばかりで納得です。
トミーの過去の汚点は永久に消えませんが、だからといってエドナの搾取が100%肯定されるとも思えない。
ワルにも三分の理で、人生をやり直したいという気持ちがあったのでしょうか。
もう一度刑務所から人生やり直しというわけですが、ラストの余韻は悪くない作品だったと思います。
生きているうちに、もう一度刑務所から出られそうですかね(笑)
友人にジョニー・キャッシュファンがいるので、今回の放送のことを話したところ、「ジョニーの命日は9/12だから、ベストのタイミングの放送だね」と言ってました。
そうなんですね。彼の音楽はあまり聞きませんが、コロンボに出てくれたおかげて、とっても好きになってます。
いつも、映像を見て、ここのコメントを見させてもらってから
もう一度見ています。
何度見ても名作です。
パイルD-3の壁と似た終わり方で大好きな作品です。
今回も何点か面白いシーンを見つけました。
ライブ終了後、ファンが楽屋に押しかけますが、それを
エドナ夫人が追い返したとき、ファンの一人が「〇〇はばぁ」
とののしってますね。ますます悪女ぶりが強調されるシーン
でした。
それと、コロンボが軍隊に出向き、トミー・ブラウンの従軍時
代の話を聞きに行きますが、その際に電話を借りてかけるシー
ン。受話器にフックみたいな肩に引っ掛けられるような道具が
ついてますね。これなら電話を掛けながら両手が使えます。
今となっては、使うことのない道具ですが。全て、軍隊は合理
的だなぁと思いましたね。
なるほど、細かい着眼点で面白いですね。
次回、また見るのが楽しみになってきました。
私も猫まんまさんに同感です。
名作とか、犯人に同情するという感想をお持ちの方には申し訳ないのですが、私にはそうは思えませんでした。
性犯罪、しかも未成年者に対する、はダメですよ。話中には他にも少女に色目を使うシーンが複数あり、気持ち悪くて仕方ありませんでした。
あと、ラストでコロンボが、あなたは自首すると思ってました(=いい人だから)といったセリフがありましたが、そんな描写はありましたでしょうか?
被害者のメアリーアンは確かに美少女ですが、その感情のない、無機質な表情が気になりました。
トミーの性的志向の犠牲となり、金のためにエドナに利用され、もはや感情も殺されたような…挙げ句に口封じに殺されてしまう。可哀想すぎますよ。同情すべきは彼女に、ではないでしょうか。
趣のあるラストは、大スタージョニー・キャッシュへの配慮、との見方のようですが、そんな大スターになぜロリコンの性犯罪者の役をあてたのか、理解に苦しみます。イメージ悪すぎないですか。
アメリカでは、日本よりもずっと性犯罪に厳しく、しかも低年齢者に対するものは下等中の下等。刑務所で他の受刑者に知られたらリンチされ死に至ることも珍しくないと聞いたことがあります。(看守も黙認らしい)
時代が違うんですかね。。
命懸けの殺人、コロンボのキレキレの捜査、脇役も個性的、コロンボのまいたエサにかからなかったか?と最後までコロンボをハラハラさせる展開など、確かに面白いのですが。。
トミーの犯した罪が詐欺とか泥棒とか交通事故のもみ消しとかだったら良かったのに、、残念です。
ファンの方にはごめんなさい。この作品にはマイナス一票を投じさせて頂きたいと思います。
メアリ・アンの同意のもと‥とまでは言いませんが、トミーの言うなりになってしまった感じなのかな。トミーのキャラクター性として「女好き」という設定がありますね。私にはメアリ・アンを利用してトミーを脅迫するエドナ夫人も、かなりの悪だと思えます。「過去は消せないなら、二人を消してしまえ!」という恐ろしいシナリオです。まぁしかし、ドラマ作品として楽しみましょう〜。
「過去は消せないなら、二人を消してしまえ!」は、トミーのセリフのつもり。
犯人に同情されている方が多いのですね。16才の少女をレイプして口封じに殺した事をお忘れかと。自分にとってはコロンボシリーズ中最も不愉快な犯人です。どんなに素晴らしい音楽の才能を持っていても赦されることではないでしょう
同じ感想をお持ちの方がいらして安心しました。
許せませんよね。
もし、コロンボが真実を知っていたら、ラストは同じような優しい態度ではなかったかもしれない、と思います。
そういえば、コロンボは気づいていたのでしょうか? 夫人が握っていたという、犯人の弱みとは何だったのかを具体的に。劇中で、コロンボがそれを具体的に知る場面ありましたっけ?
朝鮮戦争に出征していたが、実はそこで民間人虐殺事件を起こしていた、今大スターとして成功している自分がそれを公表されたら、逮捕はなくても重大なイメージダウンだ、だから言いなりになるしかなかった、という筋ならもっと自然だったでしょうかね。さらに、その事件の被害者を内心ではずっと悼んでいたとか、夫人殺害後に初めて手にしたギャラの一部を韓国赤十字に寄付してたとか、そういうシーンがあればキャッシュ氏のイメージダウンなんかにはなりそうもなかったでしょうね。
>16才の少女をレイプして口封じに殺した
すみません。悪妻のインパクトが先行して夫婦間の会話、聞き逃していました。
日本でも、これは不味すぎる…。
あからさまには言ってませんね。
「偽名を使って、親子としてモーテルに泊まった」と。
それだと書き方が悪すぎますよね。
16歳の時にモーテルに連れ込み関係を持った。その事をネタに妻と共に3年間に渡り強請ってきたので殺した。
ですね。
犯人に同情します。こんな妻は殺したくなります。本当に殺しては駄目だけど。
粗探しで恐縮ですが、自家用飛行機から飛び降りて、そのあと落ちた飛行機の近くまでたどり着くのは昼間でも不可能でしょう。夜で暗くかつ足を負傷する様に工作までしてますので、ちょっとなんぼ何でも。
コロンボの中で好きな作品ではあります。
もう少し緩めに搾取すれば、長持ちしたのでしょうが、エドナは野望があったために急ぎすぎました。
今回も面白い話でした。
犯人だけどアーティストで親密なキャラなトミーにコロンボがどう攻め、詰めよるか観ていて楽しかったです。会話を聴いていると本当は友人関係を築けるのではないかと思ってしまいました。
それはコロンボの芸だと言ってしまえばそうなのですが、ラストは犯行が確定してもトミーに友情を示してくれたのが良かったです。
基本的に成り上がりストーリーのありがちなパターンですが、奥さんはスターに上り詰めたトミーをもう少し解放させていれば、ビジネス的な関係にシフト出来たのではないかなと。(既に結婚生活は破綻しているので)
エドナさん、愛がないですね〜
ルーク役のビル・マッキニーも良い味出してましたよね。
特にコロンボにチリを勧めるシーン。伊武さんの声が良かったのかな。
ぼろんこさん、脇役俳優たちヘの追加どうですか。
本作はコロンボの引っ掛けが判りやすい脚本ですね。
判りやすすぎると、最後のキレ感が減るのかな、とも感じました。
伊武さんは、コロンボ作品で数々登場しますね、良いですね。
>エドナ夫人は8話「死の方程式」でバックナー社長夫人を演じるアイダ・ルピノ
あれ?どっかで見た人だなと思ったら納得(笑。吹き替えも同じかな?
トミーの女癖の悪さも何ですが弱みを握って資金荒稼ぎにこき使って神の御心に
恥じる気持ちが無い辺り、宗教が金や権力と結びついた腐敗の典型でしょうか。
子供時分にロードショーで観た時より犯人に共感しやすくなりましたし、
「別れのワイン」に続く共感路線でなおかつ、
「溶ける糸」的な土壇場の知恵比べが最後のアクセントになって楽しめました。
「全米一の礼拝堂を建てる」というエドナの野望なんて、まさに金銭欲・権力欲の顕われですな。
トミーのギャラを全部持ってちゃってますもんね。
トミーが大譲歩して「50%にしてくれ」(これでも相当酷い)と頼んでも、受け付けず。
江戸時代の遊郭かよ!(笑)
また、この憎々しい役にアイダ・ルピノさんがピッタリはまって。
ヴィトー・スコッティ が、登場するシーン、葬儀場は、36話「魔術師の幻想」の魔術クラブレストランでしたねぇ。初期の放送バージョンでは、カットされている場面で越えも後で吹き込んだものでしたねぇ。
楽しい情報、ありがとうございます。
さっそく確認してみますね!
似てるな〜とは、思ったことありますがね、
実際に比較したら、同じでした!
すごく嬉しいです。
やっぱこの話好きだわ~
リスクを取ってもあの奥さんじゃあ・・・ね
スタア☆ジョニーキャッシュがミシン?でパラシュート縫ってたのかと
想像してニヤニヤしちゃいました
ナンナンさん、、凄い想像力で、
大爆笑(笑)
いやあ、ここまでコロナウイルス禍「巣ごもり生活」効果、コメントがかつてない賑わいですな。
未成年者とのスキャンダルは今考えるとやはり米国ではキャリアの命取りでしょうね。こんな言い方したくないけど、日本程甘くはない。命がけのリスクを背負った動機としても十分だったかもしれない。睡眠薬を使ったのは、パラシュート装着の際にエドナに怪しまれて暴れられたらそれこそ心中のリスクがあったからかもしれません。
葬儀屋との会話ブラックユーモア満点。「パラシュート」ネタからのユーモア、縫製のおばさん好きです(笑)、とサスペンスがせめぎあう緊張感。
結構このエピソードは好きでした。ラストのコロンボのセリフが泣かせます。
私は犯人に同情しています。本当に嫌な奥さん。
ジョニーキャッシュはアメリカで当時はとても有名だったようです。
それにしてもミシンのおばちゃんは傑作ですね。
https://www.youtube.com/watch?v=64iYiNAYXZo
アーティさん、リンクがあって弾かれていいたようです。
最後の投稿に、URLを記載しておきました。
ありがとうございます。
一寸最近マウスの調子が良くなくてクリックが不調な時があります。
このエピソードは結構好きでした。
ラストのコロンボのセリフが泣かせます。
ジョニーキャッシュはアメリカで当時大スターでした。
https://www.youtube.com/watch?v=64iYiNAYXZo
このエピソードは結構好きでした。
ラストのコロンボのセリフが泣かせます。
ジョニーキャッシュはアメリカで当時大スターでした。
https://www.youtube.com/watch?v=64iYiNAYXZo
この作品のファンの方々を全て敵に回しそうですが、当初は動機もトリックも締めくくりも凡庸な印象しか持てませんでした。
また、 「l Saw The Light」も悪い曲じゃないのに作品中では多用するあまりにいささか耳障りな感がありました。
ところが先日「逆転の構図」のキーポイントであるサン・クエンティ刑務所でジョニー・キャッシュがライブをやっていたことでコメントしたところ”とりがみの兄貴“さんが情報を下さったりがありましてジョニー・キャッシュにシンパシーを感じたり当時の世相や芸能事情なども雰囲気を捉えられるようになりました。”とりがみの兄貴“さんに感謝です。(よかったら逆転の構図のコメントもご一読ください)
こういうことがきっかけで興味が湧いてくるのもアリなんだとつくづく思いました。
ホント、刑事も『因果な商売』ですが投稿者も『因果な商売』です。
なるほどー。楽しいコメントをありがとうございます。
珍しく原題と邦題が同じ話でした。自由を求めて、殺人まで犯してようやく人生の光が見えてきたところで、ぼろんこさんご指摘のヘッドライト光を見たというのは皮肉でしたね。ミシンおばちゃんや飛行機整備士など出演者のキャラが立っていて、面白かったですが、一番のボスキャラはジョニーキャッシュでした。彼の略歴を見ると、空軍入隊経験があつたり、薬物で捕まったりと配役に通じるものがありますし、本質は善人であるというオチも、まさにジョニーキャッシュのためのシナリオだったと思います。日本でリメイクするとしたら誰が適任か考えてみました。大御所、演歌のサブちゃん、ロックンローラーの永ちゃん、見た目から松崎しげる?結局どなたもあんなに女の子だけにモテるはずないので、結局、チャゲアスの飛鳥が適任かなと思いました。捕まっちゃいましたし、確かデビュー当時黒のアコギ弾いてたと思います。
コメントを楽しく再読しておりました。
ありがとうございます。
邦訳はいつ頃でしょうね
ちょっと気になりしたので
初めまして。
旧コロンボでさえ、まだ、未見のものも10作品以上あるんですが、今のところ、私は、白鳥の歌が、作品中で一番好きです。
なんか、犯人が憎めないし、ラストシーンのコロンボさんの
「これだけの歌を歌える人に悪い人はいません。」
あの一言、感動です。
仮に、私が犯人の立場だったら、泣いちゃうかも(笑い)?
メッセージありがとうございます。本作に1票入れますね。
義理の弟、ルーもなかなか面白いキャラでした。
英語版で見ましたが、ジョニー・キャシュの演技は
なかなかでした。
一番の謎はパラシュートなんかどこにでもあるのに、わざわざ手作りとは。
またセスナ172の墜落地点の近くに降下できたとは。
魔法瓶はあの高度で投げれば粉々です。
またベーカーズフィールド空港のサインがありましたが、サンタモニカ空港から1時間の飛行の距離です。
同感です。
人気歌手であったというジョニー・キャッシュが犯人役で、オープニングで彼の実際のコンサートシーンが短く挿入されているようです。英語版エクスペディアの彼のサイトに彼が使っていた黒いギターの写真がありますが、エピソードに登場するのとそっくりです。それにしてもこれ以上ないというくらい思い切ったリスキーな殺害方法でした。最後は、指輪の爪痕やパイルD3の壁と似ていて新規な感じはないですが、コロンボが一人で待ち構えていたというのが違うのですね。
自分も死んでしまう危険がありますね。戦争を経験しているから…できたのかな。
「脳内再生が、止まらなくなります♪」に共感します(笑)
「らいはい」…そうなんですね。
細かいですが、吹替えだと礼拝堂をらいはいどうと言っているのが気になりますね。
仏教関連なららいはいで良いですが、
キリスト教関連なられいはいどうが正しいです。
作品自体は面白いです。
そのようですね。「れいはい」が正解のような気がします。
最後、絵的には、
指輪やパイルと、似てはいますが、
コロンボと二人だけって、言うところが
まさに、別れのワインに並ぶ、
名ラスト・シーンと思います♪
「パトカーは夕飯食いに、先に返しちゃった☆」
が、
普通に考えたら、この状況で、
「んな、バカな!?」的な、口実ですが、
(→あなたと一緒に帰るつもりだった。
→人殺しと二人っきりで危険を~ちっとも。)
白々しさ?がかえって、すがすがしく思えます。
この二人きりで、静かに話し、
虫の声がする場面が、何ともステキです^^
ジョニー・キャッシュに、気を使ったので、
綺麗な犯人像になったのでは無いか?
と言う、見方もあるとは思いますが、
それで作品が、悪くなってる
~綺麗事や、底が浅くなってる~
わけではないと思うし、
配慮で美しくなるなら、私はむしろ歓迎です。
今は「Johnny Cash I Saw The Light」で、
白鳥の歌バージョンの I Saw The Lightが、
すぐ見れますね♪
(検索候補で、
johnny cash i saw the light columbo
すら、出てきますし。)
普通に良い曲ですし、一度見ると当分、
私は、脳内再生が、止まらなくなります♪
いやー、刑事コロンボって、本当に良いなあ♪
あ、そ~ざ、ら~~~い♪
(ノ´▽`)ノ(ノ´▽`)ノ(ノ´▽`)ノ
あ、そ~ざ、ら~~~い♪
└(´▽`└)└(´▽`└)└(´▽`└)
素敵なコメント、ありがとうございます。「パトカーは夕飯食いに、先に返しちゃった」みたいな、普段的な台詞も効いていますね。
ナンナン様:
睡眠薬を飲ませたのは、
「ダイイングメッセージを残されて犯人がわかってしまうことに対するオソレ」と「知らない間に死なせてあげたいという犯人のやさしさ」とではないでしょうか。
昨日BSで観ました
なんか犯人が気の毒にも思えましたなあ
ところで、睡眠薬は飲ませなくても良かったんでは・・・?
黙らせなくても機体から脱出すればふたりは死んでしまうし
死体から睡眠薬の成分が出たら疑われるし
確かにね〜。私が思うに、自分(トミー)が死なない殺害計画だけに、他の二人が生き残ってしまう可能性もありますね。なので寝ている間に墜落する必要があったのかな。起きていたら、ばれちゃうね。
二度目のコメント、失礼します。
この作品も『仮面の男』と同様に、二回見てそのすばらしさに気が付きました。以前、トリックに問題があると指摘しました。しかし、外れたシートベルト、大事なギターを置いて行ったこと、睡眠薬入りのコーヒーなど、コロンボの鋭い着眼点が相変わらず冴えています。また、パラシュートの犯行を解明するに至る流れがとてもスムーズで、そこもまた緊密にできています。
人情味溢れるコロンボとトミーのラストのやりとりも味わいある余韻を残し、ファンが多いのも頷ける出来です。刑事コロンボはおそらく、トリックのディテールにこだわって観るべきではないのでしょう。本作はまさに、一個のドラマとして非常に上質であることを評価すべきなのだと思います。
そうなんです。コロンボは見るたびに、その人なりの評価が変わって良いと思います。
航空局パングボーン役のジョン・デナーは、「さらば提督」の提督(第一被害者)オーティス・スワンソン役の俳優さんだと思います。
ほんとですか?調べてみます。
その通りでした!
ヴィトー・スコッティが、もう一つでした。
長めの意味のまとまったセリフを言わせると、破壊力が減少します。
わたし的に破壊力があったと思えるのは「別れのワイン」レストランマネージャ
「野望の果て」紳士服店マネージャの2本です。
表情、身振り、手振り、腰の回し方、セリフ、斜に構えたこういう感じが
コロンボとの会話でよりいっそう引き立ちます。
ヴィトー・スコッティ…確かにイマイチですかね。私は逆転の構図も好きですね。
よく考えると、これも完璧に言い逃れ可能。
パラシュートを持っていたのは、元軍人としての常日頃のたしなみ。
飛行機故障によって、不本意ではあるが自分だけ脱出した。
それを隠していたのは、スターである自分の評判を考えてのこと。
遺体から睡眠薬が検出されたのは関わりない。
暖房が故障したので、恐らく、2人は自らの判断で睡眠薬を飲んで
寒さを忘れたかったのだろう。
わざわざ山中へパラシュートを処分しに行ったのは、やはり最後まで
評判を考えて隠し通したかったから。
これで、あくまで事故だったと言い通せます。
子煩悩さん>そりゃ、なに「スター」だからですよ。…に思わず笑ってしまいました。楽しいコメントありがとうございます。
タップおばさん>ジョニー・キャッシュへのリスペクト作品。なるほど。やはりジョニーは存在感あります。
トレモニさん>この作品もまた、コロンボらしいと言う点で、僕は大好きです。
すぴっつさん>「パラシュートとセスナの落下地点」ですよね!実際には、相当離れちゃう気が…。
このエピソード、最初観たときはトリックが腑に落ちませんでした。パラシュートとセスナの落下地点はどう考えてももっと離れるものではないか、と。
しかし、宝島社の解説本を読んで考えが変わりました。このトリックは自分の命の保証もない決死の犯行にすることで、ふたり同時の殺人という本来ならつきまとう残忍なイメージを払拭するという狙いがある、と考察されていました。
トリックのディテールに問題があっても、それは単なる手落ちではなくちゃんとした狙いがあって使っているのだと考えを改めました。その点は「別れのワイン」も同様でしょう。
最後はいただけないとしても、流れとしては良かったと思います。
・完全犯罪の筋書きには隙がなく、専門家すら騙されている
・コロンボの捜査は的を射ており唐突感が無い
・犯人を追いつめていった事が、犯人の愚かな行為を生んでいる
・犯人との間で、人生観につての深い交流があった
・最後は、余人にできない信頼関係を結んだ
コロンボは短時間で完結させなければならないので、上記内容を満たすため
には時間配分が大事になってくると思う。
ただ、いつも同じような内容では飽きられるので、新シリーズのような
斬新な筋書きや演出もアリだとは思う。ただ、だからと言ってあまりにコロンボ
の本質を損ねるような筋書きや演出があっては困る。
コロンボは、犯罪の動機、チャンス、方法について捜査で詳らかにしていく。
この三要素は、必ず明確になっていなければならないが、これに加えて
決定的な動かぬ証拠が決め手としては必要だ。
まあ、時間の関係上、どれかが疎かになる場合も多い。
そういう場合は、犯人を精神的に追い詰めた結果、犯人が気持ち負けして
泥を吐くという結果にもっていくようだ。そういう時は裁判に不安がある。
「これほどの歌を~」というラストのコロンボのセリフ。
古畑任三郎におけるSMAP回、イチロー回と同じですね。
SMAP:本人に全く非がないことでメンバーを脅迫し、今なお苦しめている憎むべき脅迫者を殺害。
古畑に全てを見抜かれると恐れが出ると、リーダーは全ての罪を自分が被るための細工を行った。
イチロー:兄を強請る脅迫者を毒殺。それも下手をすれば自分が毒を飲むかも知れないという、あくまでも「フェア」な状況で殺人を遂行した。
これは古畑においても異例の描写です。
やったことが殺人とはいえ、美談のオンパレードなのはSMAP、イチローへのリスペクトの表れ。
「白鳥の歌」も要は、ジョニー・キャッシュへのリスペクト回ということでしょう。
同じ匂いを、フェイ・ダナウェイ出演の回「恋におちたコロンボ」でも感じますね。
マネージャーの圧政に苦しみ反旗を翻す大物歌手、という感じでしょうか。
しかし不思議ですね、稼ぎ手はトミーなわけですから普通は力関係逆になるんじゃないかと思うんですが。
女の一人や二人囲うぐらい大物芸能人の嗜みみたいなもんですから、世間がそれを知ろうがどうってことないし、とやかく言うなら教団の仕事しねえぞ、とすごんでもよさそうなものです。
出演のジョニーキャッシュの経歴をWIKIで見ると、この作品に出たころは、一線でキャリア20年超の大物(今でいう「レジェンド」ってやつでしょうか)でしたし、最後のコロンボのコメントも含めて、相当周りの配慮があった設定なんじゃないかと思います。
なんで、墜落機と同じところに墜落できるかって?なんで昔軍隊でちょっとかじった程度なのに無茶な自作パラシュートで骨折ぐらいで助かってるのかって?
そりゃ、なに「スター」だからですよ。
まとめてお返事します。
ジョニー・キャッシュ>歌声が良いです!
アイダ・ルピノ>殺されても仕方がないほどのクソババア(笑)
最後の「自首」発言の賛否両論。美しいシーンでファンも多いのだが…とてもそのような善人とは思えない、のもわかります。
これですよ、終わり方が不自然なのは。
いつかは自供しようと思っていただなんて、流れからはあり得へん。
ジョニー・キャッシュが悪人で終わるのは好ましくないという、
そういう事情ではないだろうか?。
なぜか一番心に残ったのが、コロンボの最後の言葉の、あなたは自首したんじゃないですかの旨のセリフです。気に入ってるシーンです
ジョニー・キャッシュ。
その歌声に惚れまして、彼の「アイ・ウォーク・ザ・ライン」をカラオケのレパートリーに加えました。
2度目の出演、アイダ・ルピノが印象的。
今回は、殺されても仕方がないほどのクソババアっぷりです。
サザエさんでは長年に渡り舟さんを演じた麻生美代子さんが悪妻を吹き替えるイメージがないので新鮮に感じました。
冒頭の歌唱シーンで、コーラスガール集に入っている図々しいこのババアなんなんだ?
と思いましたが、
わざわざここに紛れさせたのも、あえてでしょうね。
poipopさん、「朝メシ食いっぱぐれちまって…」「カミさんのは、どってことない車だから」どちらも、流石のご意見です。コロンボの人間臭さ…それが大きな魅力なのですね。
ジミー頁さんは、レッドツェッペリンがお好きなのでは?(笑)
なぜかものすごく真剣な顔でチリを食べるコロンボが、おかしいやら、かわいいやらで、とても印象に残っています。
いつも「朝メシ食いっぱぐれちまって…」とか言っては食べ物をせびるシーンが大好きです。
他にも、いつもは奥さんの尻にひかれているのを隠そうともしないのに、自分の車の優位性だけは主張したがるシーンなどがお気に入りです。
「カミさんのは、どってことない車だから」自分の車への愛情が感じられますね。このセリフが出てくると思わずニンマリしてしまいます。
ジョニーキャッシュすごい人ですね。ガースブルックス以前のアメリカナンバーワンのカントリー歌手でしょう。
そういえば今売れてるテイラー・スウィフトもカントリー歌手でしたね。
とか書いては見ましたが、カントリー歌手は全然知りません(笑)。オリビア・ニュートン-ジョンは最初はカントリー歌ってヒットしたけど、「カントリー?よくわかんなぁい」的発言をしてカントリー界から総スカンを喰らい、ポップスへと移行したと記憶しております。
あ、上の書き込みにあった「早回し」は確認したけど単におばさんの動きが速いだけですね。つうかほんの二、三秒のシーンで時間短縮もないでしょう(笑)
あ、ギターはエレキしかわかりませんがあの黒いアコギはいい音してましたね。
1票追加しました。24票で13位に浮上です。
とっしーーさん、疑問は尽きませんね〜それがコロンボの楽しさでもありますね。ラストシーン…かなり好きですね〜。虫の声もね〜なるほど。「誰にも後をつけられていなかった」「先に待っていたので」という感じの会話も好きです。全て見抜かれている…この人には、とてもかなわない。で、あのように素直な台詞に導かれたような気もします。
補足
ラストシーンで、季節は秋なのか不明ですが、
虫の声が聞こえてきます^^
今の季節にピッタリな作品ですし、なんか和風な感じもイイ感じです♪
ぜひ1票お願いしますm(__)m
いや~~この作品も、好きですなぁ~(笑)
なんでしょうか、最近は犯人に同情する事が多くなってきました。
それもコロンボ作品の1つの醍醐味かもしれません♪
今回は、エドナ夫人がかなりの悪党でしたよね(苦笑)
確かに美人(じゃなくても)メアリーアンを殺害したのはマズかったですね・・
もちろんエドナに関してもですが。
過去に未成年に手を出したり、殺人犯となってしまったトミーですが、ラストシーンでコロンボが言ったセリフ
「あなた、そんなに怖い人じゃありません。どちらにせよ、自主するつもりだったんでしょ?」
「これほどの唄を歌う人間に、悪い人はいない」
これはお酒を飲んだのもあるでしょうが、ウルッとしちゃいました(涙)
それはそうと、トミーとエドナは夫婦でメアリーアンは娘じゃないんですね?
エドナとアンがあまりに一緒にいるので、親子かと思ってました^^;
トミーの人柄、相槌も多く、けっこう優しいし、コロンボの操作や言動に関しても、他の犯人とは別で全く怒りませんでした。
やはり、歌手は心が綺麗な人が多いのかもしれませんね^^
(罪は別として・・今回は同情の余地もあります)
イイ味だしていたミシンおばさん、そしてヴィトーは「別れのワイン」の給仕長役、ソレルはバーティー、やはりそうでしたか(笑)
ソレル、前の役柄と違いやや強気でしたね!
P.S
しかしティナよりも、メアリーアンの方が断然イイ!!(笑)
素朴な疑問ですが、魔法瓶は結局どこに!?
かえたさま、コメントありがとうございます。「ミシンのおばちゃん」が早回し!ですか。気づきませんでした…。それは、たいへん面白い情報ですね!次回観る時に、かならずチェックします(笑)
「トミーはどう考えても自主するようには見えない」のは、確かにそうです。逃げ切れればそれが一番良いが、もしも犯行がバレて逮捕されたとしても、それは潔く受け入れよう…という心境にも感じます。コロンボに見抜かれた時、「あぁ、結局これで良かったかも…」という顔に見えました。
新シリーズでは、逮捕のシーンで犯人が暴れるような作品もあります。それは美しく見えませんものね~。
小学生の頃にNHKで放送していた『刑事コロンボ』にハマり、以来ずっとコロンボが放送されると必ず観ていたコロンボファンです。多分、ぼろんこさんと同世代です。
同じ作品を何度観ても、その都度新しい発見があるのがコロンボの魅力なんですが、そんな中、ずっと気になっていたシーンが、この『白鳥の歌』の「ミシンのおばちゃん」が布の在庫を探すために棚の扉を鍵で開ける部分。なぜかここだけ早回しのように動きが早くなるんですよね。最初はNHKの90分枠に押し込むための早回しだと思っていたのですが、最近BSプレミアムで放送中のノーカット版でも早回し。何か意味があるのでしょうか。ちなみに、DVDでも同じでした。
あまりに長い年月気になっていたので、思わず書き込みさせていただきました。
あと、やはりみなさんがおっしゃる通り、トミーはどう考えても自主するようには見えません。そして、あの暗い中でのパラシュート降下の位置など…。作品として私にとっては面白いと思うのですが(犯人への同情ランキング3位くらいです)、気になる部分が一番多い作品でした。
丁寧で興味深い内容のサイトですので、じっくりと読ませていただいています。面白い記事をありがとうございます。
yasさん書き込みありがとうございます。「いずれ自首する」ようには見えない…のは、確かにそんな雰囲気ですね。エドナ亡き後は、青春を謳歌しているようです。それでも徐々にコロンボに追いつめられてる感はあり、この先ずっと、逃げおおせるかというと、それほどの悪人でもない…。そんな印象です。
いつも本編を見た後で、こちらで楽しませていただいてます。私はギター屋なので、この回は特に楽しいですね。ガーデンパーティーに出てくるジョニーのバックバンドが持っている楽器なども興味深いです。
前からちょっと気になってたのは、ラストに至るまで「いずれ自首する」ようには見えないことです(笑)ちょっとジョニーに対して気を使った脚本のような。
ナイじぇじぇじぇリア人さん、かきこみありがとうございます。曲名は「I saw the light」です。そう言えばこの「I saw the light」エンディングシーンともつながりが…。
「白鳥の歌」での曲はわからないのですが、数十年たった今でも耳に残ってます。
PPMさん書き込みありがとうございます。「パラシュート落下地点」の疑問、たしかに…そう思います。この作品に限らず「よく考えたら、かなりリスキー、不自然」な展開がありますね~。
でもま~…何十年たっても、このようにファンが居て、再放送を見たり語り合ったりしているわけで、制作当時には、そこまで検証しなかったのでは?と、思ったりします。
この作品も、大好きで何回見ても飽きません~。
はじめまして。いつも楽しく拝読しています。
この作品、自分の行動で自分の犯罪を証明してしまうラストなどある意味、コロンボシリーズの王道をいく名作だと思うのですが、どうしても解せないのが、操縦桿を離した飛行機の予測困難な墜落ポイントにどうやってあれほど近くパラシュートで落下できたのかという点です。
パラシュート自体、手作りの簡易なものでそれほど着地点をコントロールできるような仕組みがあるとは思えませんし、犯人も元パラシュート隊員ではなくあくまでパラシュートの管理係ですからそれほど高度な操縦技術があるとも思えません。
仮に離れた場所に落下して移動したと仮定してみても(それらしき描写はなかったと思いますが)脚を骨折しているわけですから相当な時間を要すると思うのですが。。。
なるほど~勉強になります。39話「黄金のバックル」の後半でも「ジギタリスやキニジン」などの薬品名が出てきますね。最近AXNミステリーで再放送があったので、注意深く見ていました。
【フェノバルビタール】
良く出てきますね。私の眠剤にも含まれています。
致死量分飲むには約1ヶ月分イッキに内服する必要があります。
とてもドリンク類に混入させて死に至らせるには無理があります。
あと、内服してから眠くなるには少なくとも5分はかかります。静注でもしないかぎり・・・
また脱線・・・失礼しましたm(_ _)m
マクロードさま、お返事が大変遅くなりました!およそ1年前にコメントをくださっていましたね。「大草原の小さな家」は私も大好きで、よく見ておりました。私はオルソンのご主人が好きでした。
刑事ドロンコさま、なかなかグーなお名前ですね(笑)睡眠薬あるいはそれに似た薬品は、良く登場しますよね。「バルビタール」は何度も耳にした記憶があります。「致死量に相当する量の睡眠薬…」についてのご意見ですね~、私はちょっとノーマークでして、今後、研究課題にいたします!
今日は。白鳥の歌 のコメント皆さんの読んでます。
バルミタールは
テニス界の妖精と言われてた?マリアシャラポワが2015年まで大丈夫、2016年からダメよなのに使用してドーピング陽性になって2年出場停止になった成分ですね
バルビタールの間違いですね。
そしてシャラポワの摂取薬物は別でした…なんで勘違いしたのか。
すいません
これと前の投稿削除出来ましたらお願いいたします。
申し訳ありません
さすが名作のコロンボだけあって、ここまで研究なさってる方がいるもんだといつも感心して拝見しております。
ただ今回話に限らずいつも思うのですが、「致死量に相当する量の睡眠薬・・・」などとよく出てきます。
睡眠薬って、、いくら大量に飲んでも死なないもんなんですよ(笑)
ただ眠るだけです。必要以上の成分はただ排泄されるだけです。
40年くらい前の睡眠薬はあまり発達してなくて劇薬に相当する成分でも入っていたのかな?・・・とも思いました。
でも40年くらい前にカーペンターズ(兄)が睡眠薬依存症になった時のクスリの成分はいま私が飲んでる睡眠薬と同じ成分なんですよね~。医者が言ってました。
おっとと・・サイト賛辞のつもりが脱線・・・失礼しました。
素敵なサイトですね。
私も小学高学年~中学生にかけて見ていた口です。最近、DVDーBOXを手に入れて久しぶりに再会することができました。
「白鳥の歌」は昔から大好きな作品でした。DVDを購入して、真っ先に(それも2度も)見ました。ひとつはジョニー・キャッシュのファン、っていうこともありますが、ストーリーも好きです。
彼は、やはりNHKで放映していた「大草原の小さな家」でもゲスト出演し、にせ神父役でいい味出してました。