- 「ぼろんこの傑作選」に選ばれています。
- 「人気投票では2位」「忘れられたスター」も肉薄!
- 2021 NHK あなたが選ぶ!思い出のコロンボ[第2位]
- 2011 AXNミステリー 人気ランキング[第8位]
- 特集記事「マシュー・コレクション」
- デイル・キングストン「メルセデス・ベンツ・300B・アデナウアー」
- トレーシー・オコーナー「フォルクスワーゲン・ビートル・タイプ1・コンバーチブル」
ぼろんこの考える「傑作コロンボ作品:二枚のドガの絵」
犯人の誘いに乗って、最大のチャンスをモノにする。
コロンボ警部はデイルから自宅の鍵を渡された時が最大のチャンスだと見切っていました。その時のデイル宅には、全く証拠が無いとデイル自身が教えているようなものです。しかも、コロンボが捜査した直後が、絵を持ち帰るもっとも安全なタイミングであると考えたのでしょう。しかし、コロンボ警部が部屋で寝ていたのは誤算でした。それにしても…デイルはうかつでした…トレーシー殺害後、絵をもう一度「包装紙にくるんで」持ち帰るべきだったですね。
犯人が自分から行動を起こすように誘導。
ラストシーンは圧巻です。
コロンボ警部はエドナの屋敷に登場する場面から、ずっとポケットに両手を突っ込んでいますね。しかも、犯人をトン死状態に追い込む会話術(指紋の割出しのくだり)も抜群です。そして、手を広げてみせるあの顔とポーズ。ピーターフォーク以外の俳優では決まらない、まさに完璧なラストです。俯瞰(ふかん)気味の静止画もきれいでしたね。
ちょっとした疑問、意味の無い行動?
作品冒頭の殺害現場を演出する場面では、デイル・キングストンは飾られた絵画や家具を荒らしますが、これは全く意味のない行動だと思いませんか?絵画を盗難する行為と結びつきませんし、あんなことをすれば物音がするので誰かに気付かれる危険が非常に高くなります。殺害時間帯に「近辺に誰もいない」ことを確認済みであったとしても、理解に苦しみますね。ましてやエドナを真犯人に想定しているのであれば…言うまでもありませんね。
ロス・マーティンの演技力に乾杯!
デイル・キングストンという人物。
デイルは美術評論家として成功をおさめますが、少し屈折した性格に描かれています。あまり幸せな幼少期を過ごしていない設定で、言葉遣いや素行は決して上品ではありません。業界でも煙たがられていました。
犯人の心理をよく表現している
「コロンボを敵視する」「記憶力が良い」「説明が上手」
デイルはこの3点を備え持っていました。自分にやましい部分がなければ必要以上にコロンボを敵視しません。人の記憶は曖昧で時間の経緯などをなかなか覚えていないもの。自分に容疑がかからない方向の状況説明をぺらぺらとしゃべること。これらは全ては、コロンボが容疑を深める行動なのです。
コロンボ警部はそんなデイルに対し、ラストシーンで「キミ」と呼んでいます。おろかな濡れ衣工作に奔走したデイル。すべてお見通しのコロンボ。二人のパワーバランスが完全に逆転している表現です。
特殊メイクなしでも、魅力的な演技。
ロザンナ・ホフマン
ロザンナ・ホフマンには新シリーズでも会える。
新シリーズの53話「かみさんよ、安らかに」で、ロザンナ・ホフマンさんに再会できます。家を買いに来るお客さんご夫妻の奥さま役です。ぜひご確認ください。また彼女は実生活で、刑事コロンボ作品の原作家「リチャード・レヴィンソン」の奥様でありました。
場面転換にナイスプレー
殺害計画の中に「自分の口封じ」も含まれているとは気づかないトレーシー・オコーナーは、マリブ山中で殺されてしまいます。その殺害シーンは、岩を持って襲いかかるデイルに恐怖する彼女の表情から、「キャ〜」という絶叫もに聞こえる「(デイルが帰宅する)クルマのタイヤ音」で場面転換しています。見事な手法ですね〜。
画廊の女主人マチルダ
画家のサム・フランクリン
ヌードモデルのクリス
ドン・アメチー
捜査一課のワイラー課長
画廊のご婦人
トレーシーの大家さん
原題は「フレーミングにふさわしい」
原題の「Suitable for Framing 」は直訳「フレーミングにふさわしい」ですが、エキサイト翻訳では「二枚のドガの絵」と出ました。凄いですね、コロンボの作品名が辞書登録されているようです。他にもこのような例が多くありました。
ロス・マーティンとピーターフォーク
ロス・マーティンはポーランド出身の舞台俳優で1920年生まれ。ピーター・フォーク(1927年生まれ)よりも7歳年上でかつてはピーターフォークの演技の師匠であったそうです。16話「断たれた音」のローレンス・ハーヴェイが監督・主演の映画「脱走計画」にも出演したそうです。その他、警部マクロードやチャーリーズ・エンジェルにも出ているようです。
ドガについて勉強しよう
一枚のドガの絵
一枚の絵画が、二箇所に展示
リアル二枚のドガの絵
サム・フランクリンの画廊は [La Cienega Blvd.]ラ・シェネガ通りにあるそうです。ちなみにルディ・マシューズ邸は[Pineview 417]パイン・ビューにあるそうです。
監督:ハイ・アヴァーバック
脚本:ジャクソン・ギリス
音楽:ビリー・ゴールデンバーグ
デイル・キングストン:ロス・マーティン(声:西沢利明)
エドナ・マシューズ:キム・ハンター(声:関弘子)
ルディ・マシューズ:ロバート・シェイン
トレーシー・オコーナー:ロザンナ・ホフマン(声:杉山佳寿子)
フランク・シンプソン:ドン・アメチー(声:八奈見乗児)
マチルダ・フランクリン:ジョアン・ショーリー(声:麻生美代子)
サム・フランクリン:ヴィック・テイバック(声:西尾徳)
ヌードモデルのクリス:キャサリン・ダーク
ワイラー課長:バーニー・フィリップス(声:たてかべ和也)
ガードマン:レイ・ケロッグ
駐車番:デニス・ラッカー
画廊のご婦人:サンドラ・ゴールド
画廊の老婦人:レオダ・リチャーズ
画廊の紳士:ミッキー・ゴールデン
エバンス執事:カート・コンウェイ(声:矢田稔)
大家のマーサ:メアリー・ウィックス
庭師:レイ・バラッド
加筆:2024年2月11日
ロス・マーティンはピーター・フォークの師匠だそうですが、トレイシーをじっと見つめ、一瞬後に濃厚なキス。こんな演技指導をしていたのかな? なんて笑って見たりもしますが、結末でのドギマギを見事に表す表情、特に目の動き。さすがです。
そのデイルと濃厚なキスを交わすトレイシー。演ずるロザンナ・ハフマンは5年半前に没。デイルに殺される直前、青いセーターの胸元にポッチンがふたつ(笑)! ブラジャーの線は浮き出ているからノーブラではありませんが、当時、アメリカの下着の生地はゴワゴワで肌触りがよくなかったようなので、恐らくは胸の形をよくするために、乳房の下方を支えるだけでカップは付いていなかったのでしょう。
全然関係ない話ですが、アメリカのトレイシーといえば、トレイシー・ローズが超有名。年齢詐称がばれてポルノ界を追放されたようですが、18歳未満の児童ポルノなのに、いまだに日本ではトレイシー・ローズのヌードが堂々と売買されている。18歳未満に見えないのだろうけど・・・
で、本作ではアルコールを飲みながら絵を描いたり、タバコを吸ったりする美学生(とっくに三十路を過ぎている!!)トレイシーよりも、殺害現場の実況見分に実験のために呼び出された婦人警官のサリーの方がとってもタイプです。小柄でスリムで可愛いし、吹き替えの声質もまたとても好きなので。実験が終わったらコロンボが「サリーを送っておくれ」と言っていますけど、婦警でも深夜の女の一人歩きは危険だったのかな?
それから、サムのヌードモデルのクリス。「あんたも絵描きかい?」って吹き替えには幻滅ですが、サムのパーティにも出ていて、やはり小柄でスリムなので、好き! ポーズしているヌード姿が見たかった!! 『ポアロ』ではヌードモデルを堂々と映していますけど、アメリカはうるさいのかな? 週刊誌のヘアヌードを「ポルノ」といって、飛行機から締め出しましたし。
同じくサムのパーティで「この絵が8,000(だったかな?)ドル?」と言って女房から「うちの旦那にケチつけると承知しないわよ」(かな?)なんて言われている小柄な老婆(?)は、『奥さまは魔女』でサマンサ宅の向かいでいつも様子を窺っているグラディス(シリーズ途中から登場)役のSandra Gould。特徴のある顔で一度見たら忘れられない。まぁグラディスは途中降板したAlice Pearceの方が面白かったけど。
ゴッチャンさんへ
トレイシー・ローズは全然関係なくないですよ。
66話「殺意の斬れ味」に出てくる弁護士の名前がトレイシー・ローズです。
初めて見た時、耳を疑いました。(笑)
どなたかご指摘されているかもしれませんが、デイルが画商のパーティに参加している間、「展覧会の絵」もどきの音楽がかかっていました。
また、コロンボは独特の吹替えが素晴らしく元々はこれを聞いてファンになりましたが、今は英語プラス日本語字幕で観ています。吹替とは異なるコロンボのシャープさ、スマートさを毎回感じています。今回はこれに加えて厳しさが感じられる回でした。途中からデイルを犯人と確信してから会話での対応が厳しく変わってきているように感じました。傑作ですね!
「展覧会の絵」もどきの音楽。
確かにそうです、笑えます。
コロナ禍で二年目の再放映、今回は私らしくない感想がひらめきました(笑)。
「コロンボ」のほとんどは、リアルに考えちゃうと犯人の立証には至らない、というツッコミに、いや「コロンボ」の魅力はリアリズムじゃない「いじりがい」だとか強弁するのが私でしたが、名作といわれる本作も同様ではないか、ラストシーンはあざやかですが、2件の殺人事件の犯人の立証に結び付くでしょうか?殺人事件に便乗した、漁夫の利目当ての財産狙い、のみの立証ではないか?
そこで、初期の試みとして、この「詐術的」とでも称すべき構成が上手く成功したので、以後、このパターンが「コロンボ」として定着した、そういう意味での「コロンボ」シリーズ記念碑的エピソードではなかったか?
以上、まあ戯言、論理遊戯、屁理屈でした(笑)。
2話の「死者の身代金」でも凶器の銃は発見されていないし、レスリーの手に硝煙反応?があったわけでもない。要するに直接証拠は何もないのにコロンボの追求に犯人が罪を認めてしまう・・・・・・これが刑事コロンボの醍醐味ですね。数々の証拠から最も犯人らしい人物を特定する。しつこいぐらいに訪れ質問し相手の矛盾をつき、「あんたが犯人だとあたし知ってるよ」とほのめかす。犯人ならこうするでしょうと犯人を前にして推理を語る。
それらで捜査が迫っていると追い詰められた犯人は自ら証拠隠滅やおかしな行動を取ってしまう。犯人に行動を仕向け、そこで網を張っていたコロンボはえさに食いつくまで待つ。犯人は見事にコロンボの読み通りに食いついてご用となる。この過程が何とも面白く良く出来ている。 やはり刑事物では出色ですね。
頭が良いと自負しているエリート達が、たたき上げで?風采の上がらない刑事に頭の良さで負けてしまう。ここに多くの人はカタルシスを覚える。「いや!お見事」と喝采となる。
刑事コロンボの放映に気づいたのが昨年の「もう一つの鍵」でした。以来一度も欠かさずに観てきたので、今回の「二枚のドガの絵」で全作視聴を成し遂げてホッとしています。次回からは細かいところまで注意して観るマニアの一人になれそうです。
「別れの曲」を弾いている人のキャラクターが分からないまま、いきなり撃たれるという始まりが衝撃的です。その後、中間部の動きが何度もBGMとして繰り返されるのは、回想シーンのない刑事コロンボの被害者の生前の人物像を色々と想像させるためでしょうか?
原題の「Flaming」は額縁に入れるという意味と「嵌められる」を掛けていますが、日本語の「嵌める」は「Flame」の直訳からきているのでしょうか?私が「Frame」という単語を覚えたのは、The Bandの「I shall be released」(ボブ・ディラン作)の歌詞からでした。「Just crying out that he was framed」。歌詞カードに訳がなかったのですが、無実の罪で拘束された男が、嵌められたんだと叫んでいるという意味は辞書を引かなくても判ったのでした。
ドガの絵と言えば、2009年のGWにパリへ旅行に出かけてオルセー美術館を見学した時に、美大生らしい若い女性が許可症を傍らにドガの絵の模写に励んでいるのを目撃しました。踊り子の油彩画だったと思います。ルノワール、セザンヌ、ブラック、ブラマンクと思しき絵が並んでいるけれど、なんでドガだったのだろうと作者の美術センスに興味が沸きます。
電気毛布を掛けたのは、体温を保って死亡推定時刻を遅らせるためで、検視官は見事に騙されて11時、それも誤差5分以内とまで断言しています。デイル氏がパーティー会場に11時にいたアリバイを作るため時刻を聞いています。コロンボさんは証人に聞いて確かめているのですが、アリバイ崩しを考えた場面はありません。トレーシーさんが片付けた電気毛布は、どこに行ったのでしょう?見つかれば、マシューズ氏の血痕が付着していてアリバイ工作も明らかになりそうです。視聴者に、この証拠はどこへ?と疑問を残させて、後は何とかなったんだろうと思わせて、ちょっと優越感も持たせるのも刑事コロンボの余韻なのかもしれません。
原題が持つ意味については面白いですね。
複数の日本語文献で知りましたが、今回の「二枚のドガの絵」の制作中の仮タイトルは「THE CRIMSON-FRAME」で、こちらは、crimson flame (真紅の炎)の洒落で、訳せば、「血塗られた額縁」「血塗られた罠」といった感じになるのだそうですね。
ドガの絵を盗んだ理由が分かりません。どなたかお教えください。
1.窃盗犯が一番高い絵を盗みに邸宅に侵入したと思わせるためですか?
すると絵画の闇市場があって盗んだ絵は高く好事家に売れるのですか?
デイルは一番好きな作品と言っているから、それが理由では?
すると自分で所蔵しておくためですね。別れた奥さんは遺産相続した絵を博物館や公的施設に寄付するつもりでいた。自分の手元に置いておくためにあれだけは欲しかった。 なるほどよく分かりました。有り難うございます。
最後の落ちは「へえ~」と唸りました。 手袋した手を出したときは「流石コロンボ」と脱帽でした。 これからも楽しみです。
私の妄想推理としまして。
デイルは最初からエドナを真犯人に仕立てるつもりだった。
エドナはドガの絵を買った本人だから、価値をよく知っていたはず。
エドナが逮捕され絵が戻って来れば、デイルの手に渡る。
たぶんこれを見るのは3度目だと思いますが、とても面白かったです。最初に見たのが小学生の時で、そのずっと後で、サン・サーンスの動物の謝肉祭で「水族館」を初めて聞いた時に、あ、これコロンボの曲?と思ったのを覚えています。
そして、再放送を1度見て、今回3度目。ラストシーンのすっきり感がハンパない!ずっと「断たれた音」が好きでしたが、気が変わって、2枚のドガの絵に一票入れさせてください。
こんにちは 初めてコメント差し上げます
今年5月ごろの「犯罪警報」の再放送から見始めました。
今まで見た刑事コロンボのなかでは「死を呼ぶジグソー」がダントツで好きなのですが、今回の「二枚のドガの絵」のように女性が共犯者の作品も気に入って何度も見ています。
今作や「殺人処方箋」、「虚飾のオープニングナイト」などで出てくる女性共犯者の「私どうしても不安で寂しくて電話しちゃった……」的なセリフがなぜか気に入ってしまっていて。主犯の立場になって「ちょっとくらい我慢しようよ……」と思う反面、いじらしくて好きなんですよね。
同時にピーター・フォークの「カミさん」はじめ強かな女性共犯者たちもとても魅力的ですが。
質問です。
女性の登場人物がかなりいい味を出しているコロンボシリーズですが、女性が主犯のエピソードはどんなものがあるんでしょうか。
「死者の身代金」と「恋におちたコロンボ」くらいしか思い当たらなくて……他にもありましたら教えていただけると幸いです。
こちらのサイトのコロンボについての解説には「へぇ〜!」となるばかりです。いち推理ものとして気楽に楽しもう思っていたのですが、背景知識や出演俳優について学びながら、より深く見ていくのも面白いものですね。
女が主犯というと、『もう一つの鍵』『ロンドンの傘』『偶像のレクイエム』『毒のある花』『忘れられたスター』『黄金のバックル』
『死者のメッセージ』『秒読みの殺人』が旧シリーズであります。もっとも主犯といっても、計画殺人から傷害致死までいろいろですが。
ぼろんこさんコンニチハ。「二枚のドガの絵」を観ました。「コロンボ」と「猿の惑星」が繋がっていたとは驚きでした。「モチ」というセリフに私はノズタルジーを感じました。コロンボが落語家さんみたいに「アタシ」と言ったり「奴さん」といった言い回しをするのも好きです。
nikoさん、コメントこっちに移動しました。
「コロンボ」は「猿の惑星」「大草原の小さな家」「宇宙大作戦」など、同時代の映画やテレビドラマとけっこう繋がっています。
デイルが警察に見せつけるため置いた包装紙をコロンボは鑑識の指紋採取に回しますが、
この時点で自分の指紋が包装紙側についていない事も確認したのでしょうね。
完全勝利を確信した所から一気に転落する際の口調の変化が絶品であり
西沢利明氏が犯人吹き替えの常連として買われるのも解る…。
西沢氏はBS再放送される様々な時代劇の悪役としても、よく見かけます。
幼少期には宇宙刑事三部作の上官役で正義のオジサンかと思っておりましたが、
これ自体、「主役級俳優が犯人役」なコロンボの設定をひっくり返したものかも。
三作目に「(女刑事の)アニーにおまかせ」という挿入歌が使われましたが、
レビンソン&リンクが脚本を担当した「(女探偵の)ハニーにおまかせ」が元ネタ。
ハニー役だったアン・フランシスは再来週の「死の方程式」に出演ですね。
初めてのコメントです。
ボロンコブログを見つけたときは
ほんとにびっくりしました!
ボロンコさんすごいなぁと。
まさにコロンボ愛ですね。
刑事コロンボ、何回も再放送されていますが、
毎回楽しんでいます。こちらのブログでいろいろなことを知ることができてうれしいです。
みなさん詳しいですね。
あの時代のアメリカの家や街並み、車、ファッション、レストランやバー…あと流れている音楽なども楽しみのひとつです。
これからもよろしくお願いします。
ドリーさん、ありがとうございます。
見てくださる方や、コメントを下さる方がいて、
盛り上がっています、ほんと感謝しております。
ぼろんこさん、こんにちは。今回のコロンボの解決がかなり運まかせかと感じてしまいます。そもそも、デイル宅であの絵と確信してたなら無理やり奪えば、この絵はなんだ!となりますし。今回の流れで行くとしても、トレイシーとデイルの関係はもっと聞き込めばわかるはずで、トレイシーが絵につい触ってしまい指紋がつき、何で彼女の指紋が?となり、デイルは、僕のためにか、、とか言って犯人は彼女となる、とか。エドナは、絵を全て寄贈すると言い出しデイルは、再び殺人へとか。あるいは、トレイシーは、モテてましたから、第三者を絡めてトレイシー宅で絵を見つけて触って、、、とか。でも、こんなんじゃ1話で終わりそうもないし、どうもカタルシスに欠けますね。
W.Hさん、コメントありがとうございます。
確かにどの話も「かなり運まかせ」かもしれませんね(笑)
ドラマとして、スカッと決着させる。という観点で、
今回の展開はとても面白かったと思います。
ぼろんこさんご推薦の「ドガの二枚の絵」
期待に違わぬ面白さ、特にラストシーン、その終わり方が見事でした
冒頭、「別れの曲」を弾きながら射殺されたマシューズ氏
その始まり方もラストに劣らず印象的なものでした
文化、伝統、を愛し、それにお金を費やす人が
その金欲しさに殺される
コロンボの一つのパターンかもしれませんね
シリーズ中の傑作ですね。何度見てもいい。
犯人の気障さ、憎々しさ、悪質さは傑出しています。それだけにラストのどんでん返しの痛快さが際立ちます。指紋のトリック(警察側だから逆トリック?)はこの作品と「ノーウッドの建築業者」と双璧だと思います。
品評会のシーン、バックミュージックは展覧会の絵でした。常に新たな発見があります。
先週の「ホームズの冒険」の再放送、を見ましたね。
ばれてしまいました(笑)。
いえ、いえ、私も両方見ましたが、「指紋つながり」に気づきませんでした。
お見事です。
こんばんは、翻訳家をしている者です。
さきほど「二枚のドガの絵」を見て、あの世紀の名訳「うちのかみさん」が(おそらく)初めて出てきたのを確認しました。あのセリフを考案したのは翻訳家の額田やえ子さんだと聞いていたので、今回から額田訳なのかなとエンドクレジットをチェックしていたら、初期作品を翻訳なさった飯嶋永昭さんがクレジットされていました。
ウィキペディアにはあのセリフは額田さんが考えたものと明記されており、その情報とは矛盾するわけですが、可能性として考えられるのは、
・日本語版製作順は今回の放送順とは異なり、この作品は実は後から翻訳された。
・今回の「うちのかみさん」のシーンは後吹き替えによるもので、実は銀河万丈さんの声だった
です。浅学なファンの私には知識に限界があるし、正直小池さんと銀河さんの声、聞き分けられません。
超コロンボ通とお見受けするぼろんこさんが何かご存じないかと思って質問させていただきました。長々と失礼しました。
どらさんこんにちは!
「かみさん」だけなら初回から出てますね。
「うちのかみさん」は初登場ですか!
テレビ局のシーンですね、少し前までは銀河さんですが、
「うちのかみさん」の声は確かに小池さん(初回放送時)ですので、
飯嶋さんの仕事だと考えられ、
額田やえ子さんの「独創」というのは、間違いかもしれませんね。
ツイッターに同じようなことをつぶやいていたら、素晴らしいお答えをいただいて問題が解決したので、リンクを貼っておきますね。ありがとうございました。
https://twitter.com/fishcurry1963/status/1453382663432073225
ぼろんこ様、こんばんは。
つい先程まで、夕方の再放送を観ていました。
ぼろんこ様の言及通り、「二枚のドガの絵」は傑作でとても面白かったです。
最後のシーンで、犯人の子供みたいな抵抗につい笑ってしまいました…w
本作のデイルを私は、シリーズ中一番見苦しい犯人と位置づけています。もちろん最後の「お前が今、指紋をつけたんだ」もそうなんですが、「エドナの無実を証明するために」エドナの
家を家宅捜索するって、無理がありまくりです。弁護士もよく承諾したな~と初見のとき、違和感ありまくりだったのが今でも印象に残ってます。
トレーシーの下宿先のおばさん
コロンボにアルバムを見せながらウダウダと説明するシーン。
いつもは犯人がコロンボからこんな感じでイライラさせられているわけで。
エドナの吹き替えの声が好き。
この作品と別れのワインがとても素敵な作品ですね。莫大なコレクションをおじさんが別れた妻に残すとしって、彼女に罪を着せるようにして亡きものにする。女性犯人とわざと証拠を女学生を使って残す。頭が良いけど、コロンボはもっと素晴らしいです。ラストが何回見ても印象的
殺されたマシューズおじさんの家に飾ってあった横長の絵(赤い屋根の白い家と木が描かれている)は「殺人処方箋」のフレミング先生のクリニックの待合室に掛かっていた絵と同じもののようです。コロンボの登場人物には裕福な人が多いですから、彼らの間で高価な絵が売買されているのでしょう。「構想の死角」でジムのオフィスに掛かっていたメルヴィル夫人の肖像画もシグマクラブの手に渡ったようですし。
この作品はコロンボ全作品中、「犯人のコロンボに対する態度が辛辣になる
までの早さ」が最速記録であると認識しております。ピーター・フォークの盟友ロス・マーティンの憎々しさも絶品ですし、なんといってもあのラスト!
部屋の中(または心の中)で「っっしやぁぁぁぁーー!!!!!!!」
と咆哮された方々多いのではないでしょうか。やっぱりこのパターンのラストが最高です
やはり最後の〆の場面は、インパクトがあって記憶に残りますね。
この作品を最初にみたのは小学生だったけど、さっき見終わった時と感動の度合いが全く一緒なんです。
今、時間に余裕があってコロンボさん観てるんですけど、「2枚のドガの絵」「ロンドンの傘」「死者のメッセージ」はストーリー、登場人物、背景の雰囲気、どれも優れていて何度観ても飽きないです。
少しの時間、小学生の私にタイムスリップできる大好きな作品です。
素敵です。
コロンボ刑事が共演して恋に落ちた作品が
6作品あるんですね、後のシーラ婦人、『美食の報酬』『影なき殺人者』『殺意のキャンパス』『死を呼ぶジズソー』『殺意の切れ味』などなど、、、
興味深々ですねー
絵描きサムが不機嫌だったのは、出展したピンクサボテンを、客が「客間のバスルームに合うのがほしい」と要望し、裸婦を描き足すことになったから、だったのですね。何回も何回も見た話なのに、ようやく気づきました。
デイル氏が画廊を訪問した場面では、氏が時刻の話題に導くべく腕時計を覗く都度、画廊の女主人がデイル氏の左手首をつかんで展開を2度も遮る様子がおかしかったです。
裸婦を描き足す>そうなんですね!すごい観察力!
サムと女性客とがピンクサボテンをはさんで会話してて、サボテンだけなんです。それにやっと気づいた次第。話の展開上は些末なことながら、のどのつっかえがやっと取れました。
そうやって絵に注目してみると、サムが描き足す裸婦の髪が短くて、モデル通りに描いてないんだなーと。
パーティ会場での最後の場面で、シャンパンを飲みながら、「彼の作品は難解そのものでしてね、何かということが掴めるのはサインだけなんですよ」と周囲を笑わせる場面。よく見ると、テーブルには、デイル、サム、女主人に加えて、女性客、あとで裸婦のモデルになる女性がいます。この場面で、ピンクサボテンに裸婦を書き足す、ということが決まったのではないかと想像します。
鋭い視線です!
けっこう大写しになっているのに、
初めて気づきました。
パーティのシーンの冒頭近くでも、
小さく写っていますよ。
偽の証拠をでっち上げてコロンボを納得させようと(無駄な努力を)してドツボにはまるパターンの中でもダントツでピカイチの作品と思います。初めて観た時の大きな感動はいまだに忘れられません。
似たようなパターンでコロンボの罠にまんまとハマってしまう哀れな犯人は他にも居ますね。「野望の果て」のネルソン、「権力の墓穴」のコロンボの上司マーク、「歌声の消えた海」のダンジガー。。。 「あぁやめときゃ良かった」と目眩がするほど後悔してるはずで、よくその場に立ってられるなぁと気の毒にさせ思えてしまいます。もし自分が犯人だったら気を失って倒れそうになると思います。決め手となる偽の証拠の ”デザイン” とラストシーンの爽快さは、この二枚のドガの絵が最高だと思いますが、犯人の狼狽ぶりのランキングとしては個人的に 「野望の果て」のネルソンが一番印象的です。 一切の反応すら出来ずに、うんうんとただ静かに頷くだけで 「頭が真っ白 目の前真っ暗」の虚ろな表情がとてもリアルに演じられてると思います。
ちょっと脱線気味のコメントで失礼しました。。。
そんな感じですよ。コロンボ警部は、相手が動くのを利用します。
行動、言い訳、証拠隠滅・捏造。
コロンボ警部は初動操作で、大雑把に状況を掴み、
その後は、関係者〜容疑者から、さらに手がかりを引き出します。
その時、エサにかかってくる対象者がいて、それが大抵怪しい人です。
怪しい人は、自らどんどんヒントを与えてくれます。
その操作手法が‥やっぱすごいのです。
コロンボを見ると、アタシ必ずここに来るんですよ。書き込みするのは初めてなんですがね…。『二枚のドガの絵』で好きなシーンがあってねえ。デイルがパーティー会場で奥様達をウンチクトークでガンガン笑わせているところがホントに好きでねえ。『ただモノをゴロゴロと置くだけなら、3つの子供でもできますからね!』→これで周囲は大爆笑ですよ。毎回、ナニが面白いのかまったくわかりませんがね、とりあえずアタシもここで『ダーッハッハッハ!!』と笑ってるんですよ。カミサン、不思議そうな顔してましてね。ナニがそんなに面白いんだって。いや、アタシもわかんないんですけどね…。あともう一つだけ。やっぱりラストシーンのキレは随一じゃないかと思うんですよね。では、また。
人間万歳!
エドナさんは車に鍵をかけないんですかね。デイルが駐車場で絵をエドナさんの車に入れたみたいでしたが、ロックされていたら、どうするつもりだったのかなと疑問です。鍵をかけない習慣の人はいなでしょう。
まったくご指摘の通り!物騒なアメリカですからね。あのくらいのサイズならデイル自身が大きめのカバンに入れてエドナ邸に持ち込むこともできたかもしれません。
令状を取ってない人の訪問も勝手上がり込んで
勝手に居残ってるのも、面白いですよね(笑)
初めてコメントさせていただきます。
コロンボを見るたびに、ボクは出てくるクルマに惹かれます。
今回はデイル氏のベンツがカッコいい。如何にもクラシカルな貫禄がありますが、当時はまだ現役だったんでしょうかね。
またエドナ夫人のアメリカ車はデカくて豪華。ちなみに「小柄っぽいエドナ夫人、車幅を把握できているのかしら?」と心配になりました!?
この回のあのベンツは、1955年型のようです。
http://www.imcdb.org/vehicle_93997-Mercedes-Benz-300-b-W186011-1955.html
https://en.wikipedia.org/wiki/Mercedes-Benz_W186
つまりコロンボの59年型プジョーより、古いんです。
エドナの車は1971年型リンカーン・コンチネンタル。当時の最新型高級車ですね。
http://www.imcdb.org/vehicle_94004-Lincoln-Continental-1971.html
エドナは金があるが、デイルはそんなに金はない。でも見栄を張りたいから派手な車に乗ってる。こういう設定でしょうか?
子供の頃はそんな注意が行きませんが、大人になって観ると、犯人やその関係者の豪華な高級車、コロンボのボロい小型車、その中間のパトカーや背景車、の対比が強烈なんですね。第1次石油危機以前だからアメ車がみんなでかい! しかも日本車なんかさっぱり走ってない! さらに、当時のロサンゼルスは極端に公共交通が貧弱(路面電車は全廃され、地下鉄は未開通。バスだけ辛うじて存在)で、誰もが自家用車を運転して移動していた、自家用車を運転できない人には極端に不便な街だった、だから飲酒運転にものすごく寛容だった(おそらく大気汚染もひどかった)ということまで知った上で観ると、当時の社会の歪みなんかもよくわかります。
書き込めなかったのでhttpが入ってるとハネられるのかと思い、hを飛ばしてもう一度書き込んだのがこの下です。
ぼろんこ様。上の方は(そしてこれ自体も)削除して下さって結構です。ほとんど同じ内容でしかもやや冗長ですから。
もし勘違いでなければ、黒澤作品の天国と地獄で、後半、運転手の青木さんが進一君を連れて犯人のアジト探しに出かけるとき、借り出したのがこれに近い年式のベンツだったと思います。
すみません、そうなんです。
URLを貼るいたずらが多いので、ご迷惑をおかけします。
デイルの車は1955年型、エドナの車は1971年型リンカーン・コンチネンタルだそうです。
ttps://www.imcdb.org/movie_66934-Columbo–Suitable-for-Framing.html
子供の目では気づきませんが、大人の目で観ると、犯人やその関係者の高級車とコロンボのボロい小型車、その中間のパトカーや背景車の対比が強烈なんですね。第1次石油危機以前だからアメ車がみんなでかい! さらに、当時のロサンゼルスは公共交通が極端に貧弱で、誰も彼もが自家用車を運転して移動していた、自家用車を運転できない人には極端に不便な街だった、だから飲酒運転にひどく寛容で、おそらく大気汚染もひどかった、という社会の歪みもまた、コロンボシリーズの意外な見所です。
はじめまして。
クルマにお詳しそうなので、お聞きします。
ずっと気になってたんですが、コロンボのプジョー。
フロント窓枠にダブルクリップみたいのがたくさん並んでますが、あれ、何なんですかね?
幌の止め具?とも思いましたが、あの位置には止めないだろうし?
フロントガラスの露とか曇り対策の、電熱ヒーターじゃないか? と推測します。
別に私はカーマニアじゃありませんよ。
Internet Movie Car Databaseのサイトだって、つい先月初めて存在を知ったぐらいですので。
失礼しました。
なるほど。ヒーター、もしくはデフロスターですか。
むき出しだと、ちょっと危なさそうですね。
ありがとうございました。
デフロスターだろうと推測しましたが、昨夜の「野望の果て」でハイウェイパトロールに停められる場面で、どうもフロントガラスから離れているように見えました。
プジョー403の画像をいろいろ検索すると、例の劇用車以外の同型車はどこもあんな部品はつけていません。
デフロスターじゃないのかも?
ダッシュボード上に置いた物が落ちないようにするための柵でしょうか?
私もデフロスターの電熱線説に一票を投じます。参考までの話ですが、TVの鉄道番組を見ていたら、昔の高速鉄道の車両で、運転席の運転手の前の部分だけに防弾ガラスを挟めるクリップのようなものが付いていました。事故時に運転手を守るための装置だそうです。
もし、小田急のSE車こと3000型だとしたら、冗談じゃなく、防弾ガラスのホルダーでした。時速たかが120㌔程度の時代でしたが、万が一全面ガラスに何かが当たって割れた時、運転士を保護しようというので取り付けたものです。
後日、曲面ガラスでも合わせガラスの強化ガラスが廉価に製造できるようになってからは防弾ガラスは外されたようですが。
bad.Ⅳh-95様
そうです、小田急3000型のことです。
ありがとうございました。
冗談みたいな話し、昭和28~29年頃、電気機関車前面に鷲だか鷹が衝突して、運転台の窓ガラスを突き破っちゃった話があるそうです。機関士さんも軽いけがをしたようですが、突っ込んだ猛禽も翼を傷め、機関車の所属する機関区で保護され、そのまま居ついちゃったらしいです。
私の場合、各エピソードに登場する車がゲストスターの人柄を反映しているような気がして、そんな部分にも注意して見ています。
「二枚のドガの絵」で、エドナ夫人が車を動かしているシーンは、ちょっとおっかなびっくりという感じでしたが、その後に男性が自宅のポーチへ着けるシーンでは無駄のない動きをしていると思いました。
他に、「死の方程式」ではFerrari365GTB/4が出てきますが、スタンフォード氏が本当に下駄代わりに乗り回しているようで感心しました。
解説ありがとうございます!
読み取れない部分まで判り、面白さが深まりました。
ショパンの「別れの曲」をピアノで弾く、というと
1991年のフジテレビドラマ「101回目のプロポーズ」か、この作品ですね
あ、匿名で投稿してしまいました
コロンボを観ていると吹き替えのセリフと英語字幕を比べて興味を引かれ「???」となり、つい調べてしまうことがよくあります。そのおかげで何度も止めて観ることになりやたらと時間がかかります。 この「二枚のドガの絵」でも気になる言い回しがありました。 終盤でエドナが -殺害された元夫との最近の関係- をコロンボから質問され 「焼け木杭に火がついたってもんじゃないんです」 と応えるシーンがあり英語で “Rudy and I weren’t starting to sing Septermber song or anything like that…” となっていました。
September song?? ググってみると、そのタイトルの歌が実際に存在し1938年に上演されたブロードウェイ ミュージカルで使われていたこと、そしてまた Bing Crosby, Frank Sinatra, Wlater Huston らその他いろんな人々によって(いくつかの異なるバージョンで)歌われていることも分かりました。
歌の導入部分から前半は若き日の頃の恋のやりとりを、その後時の流れに触れ、 エンディングは ”And these few precious days I’ll spend with you. These precious days I’ll spend with you” で締めくくられます。 歌詞の流れから察するに 「今残されたわずかな大切な時間を君とまた過ごしたい」 のような感じだと思います。 なので 「焼け木杭に火がついた」 というセリフになったのでしょう。ご興味のある方は YouTube でどうぞ。とてもロマンチックな曲です。結構沢山の動画がありますが私は Frank Sinatra の1962バージョンが好きです。
今回はエドナのこのセリフが、未知の興味深い英語表現に出逢わせてくれました。今現在の若い世代でも果たしてこの September song を引用した表現をするものかどうかはわかりませんが。。。とにかくコロンボは色々と私の好奇心をかきたててくれるのです。本当に感謝、感謝です。
長々と書いてしまいましたが「そんなのとっくに知ってるよ」的な情報だったら、どうぞご容赦ください。
勉強させていただきました。この英語表現、もっと突っ込んで調べてみたいと思います。
ところで、フランク・シナトラがゲスト出演したディーン・マーチンのショーにコロンボ警部補が招待されていましたよ。
https://www.youtube.com/watch?v=3_UN2S8SasY
遅れての返事すみません
コロンボがゲスト出演、、凄い感動しました
懐かしすぎます
NHK・BSでの再放送を一作観るつど、こちらをのぞかせていただいてます。
「ドガの絵」、前に観てから何十年かな・・・なんとオチをすっかり忘れてました。
「指紋、はて?」とぼんやりしてたら、いきなりストンと腑に落ち、あっけにとられてるうちに終るというすばらしいひとときがもう一度! もの忘れに感謝~(笑)
今回うまいなと思ったのは、画学生トレーシーが殺される直前、どれどれと2枚の絵を見つつつ、「素敵な絵ね~」「何でこんな風に描けないのかな?」という、もしやドガ知らない!?レベルの無邪気なセリフ。デイルがテレビで語っていた「デッサンもあやふやな」いまどきの画家っていうのも暗に彼女を指してる…と犯人の残酷さが際立ちました。
たしかに彼女の絵、残念ながらどれもデッサンの賜物って感じではなかったですねえ。
コーデリアさん、ありがとうございます。
実は私も絵を描きます。ですので、ドガの絵画にも少しの思い入れがあります。
今回のテーマで、コロンボ警部は美に対する意識が低いため、
デイルさんにご享受うけたまわるのですが、実は絵の評価は結構難しいです。
ドガのデッサン画って一般人が見て、感動できるかどうか?
ってことです。ですので邦題「二枚のドガの絵」で、
私ぼろんこは刑事コロンボに、酔ってしまいます。
そして「猿の惑星」のコーネリアス(ロディー・マクドウォール)は「死の方程式」で犯人を演じます。
ごめんなさい追伸です。
「奥様は魔女」から大事な人を忘れていました。
ぼろんこ様も書かれていますが、2代目ダーリンのディック・サージェントが〈華麗なる罠〉でポーカーやってますよね!
大家さんは天使のラブソングに出演されていますね。
はじめましてぼろんこ様、いつも楽しく拝見させていただいております。
さて今回気づいたのですが、デイルが犯行後アリバイ作りの為に行ったパーティーで、主催者の画家夫妻と客と4人で会話する場面がありますが、この客は「奥様は魔女」の隣家のグラディスさん(サンドラ・ゴールド)だと思います。
他に「奥様は魔女」からはサマンサの父親役のモーリス・エヴァンスが《忘れられたスター》の執事役で出ていますよね。そしてモーリス・エヴァンスと言えば「猿の惑星」のザイアス博士で、「猿の惑星」のジーラ博士は今回エドナ夫人を演じているキム・ハンターということになります。
こんな事を考えているだけでも「刑事コロンボ」は楽しいですね!
「奥様は魔女」の隣家のグラディスさん>ですか!情報ありがとうございます。
「仮面の男」のCIAのコリガン部長も、楽しめますね!
さすがぼろんこ様、良く見ていらっしゃいますね。
「仮面の男」のCIAのコリガン部長、「奥様は魔女」のとぼけた味のラリーと違ってシリアスな役どころでしたね。
「奥様は魔女」なら、ドクター・ ボンベイ(バーナード・フォックス)が「ロンドンの傘」と「歌声の消えた海」に出ていますよ。新コロンボ「華麗なる罠」にはダーリン本人(ディック・サージェント)も出てきますけどね。
邦題がいいですね、「二枚のドガの絵」。
原題は「Suitable for framing」framingが濡れ衣を着せるという意味があると過去にコメントをされている方がいました。「濡れ衣を着せるのにちょうど良い(人)」という感じでしょうか。日本語にするとちょっと変な感じがするし、邦題の方が断然品格があると思います。
英語から日本語に翻訳する際に、より日本語としてしっくりとくる言葉を翻訳家の方は選んでいますよね。私は英語は字幕付きでないと理解できませんが、それでもBlu-rayで日英両方のモードでそれぞれ観て、ニュアンスの違いを楽しんでます。
コロンボの執拗な捜査に大抵の犯人は苛立ってきて、キレ始めます。
今回のデイルもこんな話し方をしていたら、ボクは犯人ですよと言わんばかり。
それが見ていて面白いんですけど。
69エピソードの中でも、デイルは選り抜きの悪党、共感を呼ぶ余地は全くありません。
ふてぶてしいまでの悪人を演じきったロス・マーティンに拍手です。もう1回くらい別のエピソードにも出演してくれていたら、きっと面白いものが出来たでしょう。
「二枚のドガの絵」‥きれいな邦題ですね。
二枚は、あまり意味がないけど好きですし、
私はドガという固有名詞を使ったのが好きです。
ロス・マーティン>そうなんですよね、1回キリの出演になりましたが、自分としては最高に好きな犯人の一人です。
今回も最高に楽しませていただきました。
冒頭でマシューズ氏のコレクションが紹介されていきますが、作品の系統がバラバラで、本当に絵画を愛好していたかどうか怪しい感じがします。
しかしこの親戚筋の美術評論家、本当に最低な男です。
再見して懐かしい顔を発見。
キングストンのRoss Martinは、TVトワイライトゾーンで見覚えがありましたが、もう一人。
捜査関係者を演じていたBarney Phillipsも同シリーズで火星人の役をやっていたのを思い出しました。
【原題解釈】
Suitable for Framing
直訳すると、「(「サイズが)額縁にぴったり」。
絵とか写真に使われる常套句のようです。
frame up (日本語でもフレームアップと言います)は人を罪に陥れようとすることなので、デイルがエドナにしようとしたことと合いますね。
冒頭でコロンボがデイルに「からっぽで放り出されていたふたつの額縁(元々ドガの絵が入っていた)と残っている絵がどれも合わない」というシーンがありますので、そことも引っ掛けてあるのでしょう。
(誤)直訳すると、「(「サイズが)額縁にぴったり」。
(正)直訳すると、「(絵や写真などのサイズが)額縁にぴったり」。
こんばんは
たった今NHKのBSで観ながらですw
おそらく10回近く観てますし、ノベライゼーションも読んでますので目新しいことはないんですが、やっぱりこまごま見ていて楽しい。
オチも判った上でいろいろな伏線を確認しながら場面を追う面白さもありますね。
他の方も書いてるけど(wiki英語版で読んで初めて知りました)、美術学生のオコーナーを演じた女優、ロザンナ・ホフマンはリチャード・レビンソンの奥さんだったんですね!!
はじめまして
といいましても 実は初めて拝読したのは…何年前だったろう…(^^?
ふだんは映画やドラマについて他人評や解説とかあまり読まない+コメントやメッセージを送ったりしないんですが ぼろんこさんのサイトはコロンボ愛がスゴく感じられて、子供の頃から何度も観ているこのシリーズはもうそんな主義?を越えてしまって…💨
また再放映が始まりましたね!
子供の頃、いつの間にかよく観ていて…両親の誕生日プレゼントとして(二人の誕生日の中間日に)贈ってた内の一つがこの「二枚のドガの絵」のビデオで(懐)、大人になってからは帰省する度に自分が一番観てる という…(笑)
子供の頃からなぜか 若くて容姿端麗だけの主役にはあまり興味わかないせいかコロンボ作品は、主役は勿論(笑)、個性豊かな脇役にも惹き付けられてしまい…この作品もエドナ婦人(キム・ハンター)やあのコロンボさんをも辟易させる大家のおばさんとか(←お名前 失念💨以前 拝見した頃は写真入りで紹介されてた気がしましたが…;)
常時 上から目線なキングストンとの立場が逆転していきながら最後の悪あがきに有無を言わせないような静止画+更に間髪入れずテロップまで入ってしまうダメ押しのラストが爽快!!
かなり以前にも「構想の死角」を観たあと興奮?!して長くなりすぎて自粛したんですが今回はつい…;
何度も観ている割に知識も技術的なことも何も知らなくて ただ好きなだけなんですが💨
今後もお気に入りの作品を観たあとについコメントしそうで…気を付けます(笑)
長々と失礼しました。
そうおっしゃらず、これからもどしどし、コメントをお書きください。
この「刑事ぼろんこ」の特徴は、私以外の様々な方々のご意見を読めることだと思います。
今日もリアタイ視聴でした。いつもいう事ですが70年代初期、アメリカ高級住宅街は車はデカいなあ。やはり第一シーズンは、色々な演出を試みて意欲的ですね。故にへそ曲がりな私(笑)には、この作品はツッコみどころが少なくて印象が強くないのかもしれません(笑)。「コロンボ」としては、まとまりが良すぎて、他のエピソードより古典的に観える(オイオイ)。
むしろ面白いのは構成や謎解きよりも、快調なテンポの展開の中に全編まんべんなく配置された、ユーモアですね。今観ても十分笑える。ラストのコロンボの手袋も笑わせる鮮やかさ。
快調なテンポ>ですね、それも好きです。
初めてコメントするミステリーファンです。本日、AXNミステリーでコロンボ特集があり、私の時間の全てをその視聴に費やしましたが、非常に充実した1日となりました。まだ放送は続いていますが(笑)
それにしても、どの話もすばらしいですが、この脚本は特に傑作と感じました。最初の殺人の場面から、一気に惹き付けられる構成。徐々に明らかになる、犯人の人間像と有能感からくる驕り、そしてそれを見逃さずに虎視眈々と罠を仕掛けるコロンボ。そして一瞬かつスマート過ぎるラストシーンは美しく圧巻です。
説明すぎるような描写なく、それでいてしっかりした流れ。序盤の物取りの犯行に見せかける必要があったのかは、私も些か府に落ちませんでしたが、実は犯人が緻密なようで、行き当たりばったりで、辻褄合わせにただただ懸命だったのではとも感じました。
それにしても、こちらの『ぼろんこ』様のサイト。素晴らしくて感動しました。コロンボを見たあとに、その感動を分かち合えるような友に出会ったような気持ちです。
もう一度、コロンボに向き合い作品をたのしみ、ボロンコでその余韻に浸らせて頂きたいと思います。
「コロンボを見たあとに、その感動を分かち合えるような友に出会ったような気持ち」は、最高の賛辞に値します。私もそのような友に出会いたいために、このブログを書いているのですから。
初めて書き込みするコロンボファンです。
ラスト辺りでエドナ宅に愛車プジョーで乗りつけるロングショット。室内でのやりとり。あくまでコロンボの手許を映さないカメラワーク(演出)。で、ラストのコロンボの決めポーズ。鮮やか。
大好きなエピソードだけれども。
犯人が余計なことをし過ぎるというか間抜けすぎて…。ラストのオロオロぶりもコロンボの犯人らしくないなぁ…と笑っちゃう。
しかし愛すべき作品です。
そうですね、私もこの作品を激しく愛しています(笑)
今年序盤の人気ランキングでも対決モノのトップでしたね。
すこし残念なのが明快な返答を用意しているデイルに対する
コロンボのツッコミが当時、カットされていたので吹き替えが変わる所。
>絵をもう一度「包装紙にくるんで」持ち帰るべきだった
これはデイルのミスとして脚本も熟知してますね。
包装紙を証拠として叔母の家の庭から発見させた時に
コロンボはこれの指紋も調べさせており、
自分は絵に直に触った確信を得ている。
エドナに罪を被せることが、間違いだったかもね。
ぼろんこ さま
「死の方程式」に続いて、読ませていただきましたが、私もこの「二枚のドガの絵」が、コロンボの中で1番だと思います。テンポもよく、各俳優たちの演技も素晴らしく、最後の指紋採取からのやりとりやカメラワーク、もう言うことなしです。コロンボがデールに対して、前は、「あんた」と呼んでいたのに、最後「キミ」と呼んでいる、というご指摘、なーるほどと思いました。コロンボシリーズでは、原語もよく練られていましたが、日本語吹き替えの翻訳も、よく考えられていますよね。ロス・マーティンは、米国TVでは主に悪役でゲスト出演が多かったですが、私の見た限り、このコロンボでの演技がやはり最高だと思います。(というか、ここまでの演技が必要とされる大役がそれほど無かったみたい。) 最後のシーンは勿論ですが、持ってけ、と差し出した自宅の鍵をコロンボが遠慮なく受け取ってしまったときの表情とか、コロンボがエドナを疑っていないので拍子抜けしているときの表情なども素晴らしい。ご指摘のとおり、本エピソードでは、犯人の屈折した生育背景や性格が、他のエピソードより詳しく伝わってくる点でも、物語として深みがあると思います。
BS録画を見ました。もちろん何度も何度も見た作品ですが、改めて気づいたのは、エンディングのロス・マーチンの演技力ですね。
あの慌てっぷり、オタオタ感が見事に名場面を完成させているのです。視聴者もビックリの手袋に加えて、フォークの演技指導までしていたマーチンさんさすがの名プレイですよ。
エンディングで大逆転は権力の墓穴も最高ですね。僕的にはこの両作品が2トップです。
ちなみに一番好きな映画はスティングですわはは。
ボケツと読んでますか?はかあなですか?私はボケツですか、
ぼけつですね。はかあなを掘るとは言わないでしょうから。
NHKの20作見た中ではこれが一番ですね。
オチもそうですが物語のテンポや劇中出てくる人の会話(画廊、エレナ、トレーシーの大家、植木屋と警官)も楽しいですし無駄なシーンがないなと思います。
弁護士はエレナの家を捜索させるために
警察へ電話をした際、「デイルがどうも怪しい。」というような旨を伝えていたかが気になるところです。
ボロンコさん。いつもありがとうございます!ボロンコさんのコロンボ熱最高です!私はドガは一番のお気に入りでビデオに録画してラストシーンは今でも見ます。(2番目は魔術師の幻想。ウィルソンとのホームズ、ワトソン感がグット!)
親父もコロンボのドガが大好きでビデオ操作できないから、親父が『あの手袋のやつ見せて!』っていわれて何度も見せてます。
初めてコメント差し上げます。コロンボシリーズはとても好きでした。この作品で気になるのは、共犯者のトレーシーの髪の毛が殺された叔父さんの屋敷に落ちてなかったのかです。 使用人がきちんと掃除しているし、トレーシーは殺されてるので髪の毛勿論あるあずなんですけど。でも、ラストをはじめとても良くできた大好きな作品です。
ぼろんこさん、はじめまして
刑事コロンボの大ファンで
このブログも楽しく拝見させて頂いています
「二枚のドガの絵」は私の中でも1.2位を争う作品です
コロンボが犯人の家で寝てる(ふり)をしているシーンですが
コロンボはトレーシーの事件をあらかじめ知っていたのでしょうね
ストーリーの見せ方としては
コロンボが犯人とテレビスタジオで対峙したすぐ後に
トレーシーとの場面が流れるので
その日とか翌日とかと我々視聴者は思ってしまうのですが
実際は1.2週間は経っているのでしょう
時系列としては…
鍵を借りた直後に犯人の家を調べている
(その時すでにスケジュール表は確認している)
↓
トレーシーの死体が発見される
↓
身元を調べて美術学校の生徒だと知る
↓
以前犯人がどの美大で講義をしていたか知っている
(トレーシーの美大で講義をしているのは確認済み)
↓
共犯は「女性」とアタリをつけていたので
「絵」を持ち帰るのは今日かも知れないと考える
↓
あらかじめ警察の仲間に頃合いをみて電話をかけるように
頼んでおいて(犯人の反応を見るため)犯人の家に向かう
↓
案の定犯人は「絵」を持ち帰ってしまう
こんな流れだと思います
くどくど説明をしないのも刑事コロンボの魅力ですよね
稚拙な文章失礼致しました
これからもお互いに「刑事コロンボ」を楽しみましょう
ミステリー大好き人さん、コメントありがとうございます。
時系列も参考になります。次回は、これを頭におき見ることにします〜。
一緒に見ていた家内が、手提げバッグにやおら手を伸ばすシーンで「コロンボが指紋をつけた!」と言ってから、結末がどうなるかと気になっていたら案の定。推理小説好きの賢い家内には困ったものです。さておき、ロス・マーティンの演技はなんとも圧巻ですね。7ヶ国語を操るロスは、若くして亡くなったと聞きました。残念。コロンボがトレーシーの家主にアルバムを見せてもらうシーンは、本筋と無関係ですが、コロンボの上手をいく家主に笑いました。若い女が共犯という点では、第一話と類似点がありますが、最初から共犯者を片付ける予定だったデイルの極悪さが光ります。
奥さま、すごい!
初めまして。
AXNミステリーで初めて見ました。
ぼろんこさんの解説のお陰で分かりにくかった部分がスッキリしました。
裏話も楽しかったです。
こんばんわ、いつも楽しく読ませていただいています。トレーシー役のロザンナ・ホフマンさんは、コロンボの生みの親の一人、リチャード・レヴィンソンさんの奥様だったのですね。
ぼろんこさん。こんにちは。
DVDで刑事コロンボの作品は全部観ました。私の中では、「二枚のドガの絵」が最高傑作です。
コロンボ刑事の言動が、笑えますよね。
小学生の頃、テレビで初めて観たのも、この作品です。
最後のシーンは家族全員で爆笑した記憶があります。
私の父も、1番面白い作品だと言っておりました。
ぼろんこさんの解説も、かなり細かいところまで分析されていますね。
コロンボ愛が伝わってきます。
これからもブログ、読ませて頂きます。
昨日ひさびさに本作を見ました、最高です。
原題「Suitable for Framing」は2重の意味がありますね。
ボロンコさんがおっしゃるように額装にふさわしいという意味ですが英語では『Frame』というと『濡れ衣を着せる』という意味もあります。
なのでこのタイトルはFrameをその両方にも取れるということではまさに絶妙なタイトルと言えると思います。
コメントありがとうございます。私もイチオシの作品です。2票追加いたします。
二枚のドガの絵はエンディングが最高ですね。
実はこれ、小説だとまた違った表現がされていて、そこが良かったりします。
ネタばれになるので、決めの台詞は書きませんが、その瞬間がまさにコロンボって感じです。
小説通りの脚本で小池朝生の声でその台詞を聞いてみたかったです。
先日、久しぶりに本作を見ました。
子供の頃に一度見ていますが、最後に手袋をした両手をポケットから出すシーンだけが鮮明に記憶に残っていただけなので、懐かしく最後まで食い入るように見てしまいました。
あらためて見てみると、解決シーンまでの流れの中に様々な布石!?が置かれていたんだなあ、と感心させられましたよ。
※蛇足ですが、私はピアノを弾くので、冒頭でマシューズ氏が演奏していたのがショパンの『別れの曲』という事もあって、一気に引き込まれたのも事実です。
そして、作品中で最後まで何度も流されていたBGMは、その『別れの曲』の最高潮・最難度の部分を使ったものである点も、今回初めて気づきました。
本日確認しました。なんとちょうど2年前のコメントだったのですね(偶然です)
ショパンの別れの曲の「最高潮・最難度」の部分、デイル・キングストンがマシューズ氏の絵画展示を荒らすシーンなどで登場しますね。
トレーシー・オコーナー殺しの立証は、どうなってるんでしょうか?。
途中から全く忘れ去られてしまった感じがして、可哀そうです。
あのままでは、自白でもない限り、罪に問えなくなります。
デイルだったら、物証が無い限りはシラを切り通すでしょう。
ストーリーとしては財産目当ての犯行がメインなので、その立証さえ
できれば一件落着ではありますが、同じ人の命なので忘れないでほしい。
この作品に2票追加します。
初めてコメントします。
ぼろんこさんの考察楽しく拝見しています。私は現在30代で、幼少の頃は金曜ロードショー等で「刑事コロンボ」をたびたび放送していたと記憶しております。そんな幼い頃の記憶で最も鮮烈に覚えているのがラストのポケットから手を出すシーンでした。こういった思い出を共有出来るようなサイトに出会えてとても嬉しいです。今のところ全作品を一周して観終えました。一つ作品を観終える度にこちらで理解を深めております。二週目、三週目も補完のためにこちらを利用させていただきたいと思います。
追記:現在では地上波で放送しても数字を取れないコンテンツなのかなぁと思うと少し悲しいです。昔みたいに地上波で放送しないかな。テレビ持ってないですけど。
いきなりドーン!!、これで良いんです。
殺害動機なんて、コロンボが出てきてから何度も出てくるので、
こちらからすれば、コロンボ目線で観れるというものです。
これも通話履歴が引っかかります。
トレーシーからデイルへ何度も電話しているのに、なぜ通話履歴を
調べないんですか?。がっかりですね。
いや分かりますよ、そんなところで犯人が追い込まれてしまえば、
劇的な最後を曇らせてしまうからですけどね。なんだかなあ~。
デイルの憎たらしさはシリーズを通してみても出色ですね。ロス・マーティン氏や吹き替えの西沢氏の演技も素晴らしいものでした。
犯人が同情できない徹底した悪党であるだけに逆トリックの爽快さは別格です。
清々しくない犯人だった。
最後も自らの愚かさを露呈して反省も何もない。
最後を大別すると、反省するヤツとしないヤツがいますね。
もしも知名度抜群の名優だったら、反省するほうのストーリーに
するのでしょう。
たとえば、24白鳥の歌でのジョニー・キャッシュの終わり方は、
すごく不自然だった。「自首しようと思っていた」だなんて、
流れからはあり得ない。
タップおばさん>「トップ3に入る作品」に納得です。ロス・マーティンの「憎々しい」演技が冴えています。
自分の中でトップ3に入る作品です。
ロス・マーティンはかつてピーター・フォークに演技を指導しており、いわば師弟共演であるということはファンの間でも有名ですが、
両名とも素晴らしい演技でした。
このデイルという役はコロンボよりも年下と思われますが、
(コロンボがデイルに対して「君が~」と話していることから推察)
実際はマーティンのほうがフォークより5.6歳ほど年上。
フォークが老けてるのかマーティンが若々しいのか。
そんな目線で見ることもできて興味深かったです。
ソレアさん、はじめまして!すてきな文章をお寄せいただき、ありがとうございます。そうですか、最初は白黒テレビで!懐かしい時代ですね~。
私は当時小学生でして、学校では誰とも話が合いませんでした(笑)親戚の家にお邪魔した夜も「コロンボが見たい」とお願いして、その親戚家族全員で見た記憶もあります。
使われているクラシック音楽にもとても興味を抱いて、今でもよく聴いていますよ~。
初めてコメントいたします。偶然ブログを拝見しました。私は,小学生のころ,NHKで週末,夜9時からの放送(多分)を見ておりました。コロンボの鮮やかな推理と,犯人を追いつめる言動,見た事も無いような,アメリカの豪華な住宅やインテリア,出演者の素敵なドレスや,ファッションなどにワクワクしていました。当時は今の再放送の時のようなドラマの静止画でなく,抽象的な地味な背景とともに,テーマ音楽が流れていましたが,ぼろんこさんは覚えていらっしゃいますか?
二枚のドガの絵は白黒テレビで見ていましたのに,カラーの再放送を見ても全く違和感がありませんね。
ドラマの始まりに被害者が弾いている郷愁を誘う優しいメロディーは,ショパンのエチュード,「別れの曲」冒頭の部分なのですが,この後の展開部分では,不安を駆るような不協和音的なメロディーが続きます。実は最初に犯行が行われていくときのBGMとして,この展開部分がうまくアレンジされて使われているんですよね。
当時この音楽が,犯人のアリバイ作りの情景と合わさってとても印象に残っていました。私はピアノを習っていたので,後年,それがショパンの曲と知り,刑事コロンボに使われていた曲としてとても思い入れがありました。
他のお話にもクラシックがうまく使われていて,再度見直す楽しみにもなっています。
コロンボが,ずうずうしく絵の入っている手提げに手を突っ込むところが,とても印象的でしたね。偶然なのか,確信があったのか,,,。とにかくコロンボは見かけとは違い,とってもスマート!かっこいい!と子供心に憧れていました。
うろ覚えのお話も,このブログで思い出したり,とても参考にさせていただいています。有難うございます。
ぽちさん、温かいメッセージを頂き、ほんとうに感激です~。これからも、文章を増やしてゆこうと思います!
「刑事コロンボは永遠に不滅です」ね。久々に見ると、本当に感動しますよね!特にこの「二枚のドガの絵」は傑作ですもんね~。1票追加しておきますね。
「刑事コロンボ」を楽しみに見ていたのは、まだビデオがない小学生~中学生の頃でした。当時、文庫本サイズの刑事コロンボの小説が出ていて、その巻頭に少しだけドラマ場面のカラーページが入っていました。その小さな画像の荒いページを切り取り、小さな額に入れて大事に部屋に飾っていたのを懐かしく思い出します。
シリーズの中で、この「二枚のドガの絵」は私もトップに入る大好きな作品です。最後コロンボが手袋をはめた手をさっとポケットから出すシーンが本当に印象的で、やはりコロンボファンだった同級生とそのシーンのマネをして盛り上がった記憶があります。
旧シリーズも新シリーズも一通りは見ているのですが、最近十数年ぶり!?に改めてBS放送されているノーカット版を見て楽しんでいます。そんな時、このぼろんこさんのブログに出会った次第です。ぼろんこさんの刑事コロンボに対する愛情が伝わってきます。ストーリーから俳優さんに至るまでのぼろんこさんの様々な解説に「え、そうだったのか!!」と驚くこともしばしばで、今また昔見た時とは違った楽しみ方をさせて頂いております。
これからも放送のたび、お邪魔させて頂きますね。
ブロッコリーさん、書き込みありがとうございます。
「そうは問屋がおろさない」は、確かに名言です!爆笑しています。私は「人間万歳!」も大好きです。
ぼろんこ様
いつも楽しく拝見させて頂いております。
例によってbsプライムの放送を見てからやってきました。
この作品は今回で2度目の鑑賞ですが(初見は数年前にDVDでレンタルしました)、やはりあの「もちよ!」はみなさんツボなんですね。
個人的には「そうは問屋がおろさない」も大好きですね。
森山さま、コメントありがとうございます。私の稚拙な文章を、楽しみにして下さって、とても嬉しいです!
「ぼろんこ」は、最初はブログの日記の1カテゴリーとしてスタートし、あまりにコロンボの日記ばかりになったので、独立させました。そしてその後、作品の順番ごとにまとめ直しました。
まだまだ「コロンボを愛しきれていない(厳しい評価の)記事」も、残っているのですが、将来的には、どの作品からも「楽しめるポイント」を見つけて、肯定的な記事として書き直したい…というのが目標です。
ちなみに本作品「二枚のドガの絵」のラストシーン「コロンボが手を広げる場面」は、思わず「ウマイ!」と叫んでしまいますね。追いつめられたデイル・キングストンを哀れむような表情も素晴らしいですね!人気ランキングに1票追加しておきます。
コロンボが始まった頃は受験生でした。テレビは見られず、その後も再放送でたまに見る程度。ビデオもない時代でした。その後何十年も時間がたち、コロンボ全作品を見る!と決意した私はレンタルで借りはじめ、目下30作品見ました。このプロジェクトにあたり、ぼろんこさんのブログに行き当たりました。先ずぼろんこさんの文章を読んで概要をつかむ→実際のドラマを見る→ぼろんこさんの文章で再確認、という手順をとっています。わかりやすい説明でほんとに助かってます。見どころもよくわかるし。予習・復習させてもらってます。コロンボを心底愛しているぼろんこさんの書く、親切な文章にも好感をもっています(昨今のネット上の誹謗中傷、悪口に満ちた下品な文章を、つくづく嫌に思ってます)。
本作品のトレーシーのせりふ「モチよ」は私も大笑いしました。今の人は理解できず「餅よ、って何?」と思うでしょうね。最後、コロンボが手を広げる場面は圧巻でした。では。