- 「ぼろんこの名作選」に選ばれています。
- 2021 NHK あなたが選ぶ!思い出のコロンボ[第9位]
- 2011 AXNミステリー 人気ランキング[第9位]
- 俳優「ロバート・ヴォーン」の出演作品。
お馴染みの俳優、ロバート・ヴォーンが登場。

人の弱みに付け込むことは「命取り」
動機は自分の浮気相手から脅迫されたというもの。今回の犯人ダンジガー氏は、コロンボシリーズの犯人の中でも抜群の「セレブ度」ではない感じ。苦労して中古車販売会社を育ててきた印象です。だから、それを失うことをとても恐れたし、脅迫には屈しないという感情も出たのでしょう。人の弱みに付け込むことは「命取り」に なりかねませんね。18話「毒のある花」21話「意識の下の映像」でも、犯人を脅迫した人が、返り討ちにあってますね。
今回のテーマが「船旅での殺人事件」ということで、まぁ壮大なスケールの中で娯楽性もたっぷりの推理モノテレビ番組~みたいになりがちですが、そんなことそっちのけで「最高傑作クラス」の充実感がありました。コロンボ夫人はアカプルコまでの客船内で一度も登場しません。しかもコロンボ警部はいつも通りのレインコート姿。この設定は疑問を持たずに受け入れるべし…ですね。
濡れ衣工作はほとんどの場合、命取りになっちゃう
29作品目ということで、コロンボ警部の貫禄具合もちょうど良い感じです。医務室で「鳥のはね」を発見したことが、ダンジガーを容疑者として絞ることの決定的な理由ですが、その他にも犯人を被害者のバンドのメンバーロイドに見せかけたい「工作」が、すべてコロンボの「引っかかり」の対象になってしまうという皮肉。
コロンボ作品で犯人が「被害者の自殺にみせかける」「第三者に濡れ衣を着せる」という行動を起こすと、ほとんど「命取り」になります。この作品では顕著ですね。
どんどん手袋が減っちゃいますよね(笑)
事件解決の道筋は大疑問。ダンジガーはコロンボ警部から「犯人は医務室から使い捨てのゴム手袋を拝借して犯行に使った。それは数を数えたから確かだ。」と、説明されているのに、同じ場所から「決め手の証拠を作るための手袋」を、もう一回拝借して濡れ衣工作をした。
ダンジガー役の声優さん
ヘイドン・ダンジガーの声を演じたのは「西沢利明」さんで、刑事物や時代劇で活躍された俳優さんです。今回は少し声が「裏返りそう」になる場面があり、それも私は好きです。(笑)ロバート・ヴォーンの吹き替えは西沢さんの他、矢島正明さんも担われています。
ダンジガー夫人は手袋を忘れた…

鼻歌で犯人を追いつめる珍しいシーン。
ラストシーンでは、コロンボ警部の得意技「犯人の行動から『自分が犯人でございます』と本人に言わせる」という、最もスカっとする手法が見られます。しかも、警部は鼻歌で例の「THIS OLD MAN」を歌いながら、犯人ダンジガーを追いつめます。この時の表情が最高ですね。実際のピーターフォークの鼻歌では「ダンジガーさ~ん♪」は、確認できませんでした。
客船パーサーのワトキンズ

奥様は魔女の「ドクター・ボンベイ」

ギボンズ船長

スーザン・ダマンテ

ロイド・ハリントンはエリック・ワグナー(笑)
ロザンナ・ウエルズ

バンマスのアーティ

ダンジガーの非常階段のテーマ
監督:ベン・ギャザラ
脚本:ウィリアム・ドリスキル
ヘイドン・ダンジガー:ロバート・ヴォーン(声:西沢利明)
ロイド・ハリントン:ディーン・ストックウェル(声:上田忠好)
客船パーサーのワトキンズ:バーナード・フォックス(声:西田昭市)
看護婦メリッサ:スーザン・ダマンテ(声:沢田敏子)
医師フランク・ピアース:ロバート・ダグラス(声:塩見竜介)
ロザンナ・ウエルズ:プーピー・ボッカー(声:中村晃子)
アーティ・ポデル:ピーター・マローニー(声:肝付兼太)
シルビア・ダンジガー:ジェーン・グリア(声:寺島伸枝)
ギボンズ船長:パトリック・マクニー(声:柳生博)
ウエイター:マイク・ラリー
加筆:2022年8月13日
コロンボのカミさんがお腹がすいてしまい
が飾られています いつも あ これ可愛いなあとお買い物したくなります
缶詰買ってメキシコに行こう! あてちゃうとこがさすがコロンボのカミさんですね
船内のshopの前でバッタリ タンジガンさんにコロンボは尋ねます ルームサービスはしてくれるんでしょうか そのシーンで2人のすぐ横の右手の柱に 黄色いタータンチェックのショール
アカプルコに行くのにこんなショールも売ってるんですね
アーティとロイドが、ロザンナの話をしている時に同席している女性が、看護婦のメリッサなのか、メチャクチャ似ている別の女性かについて、我が家では意見が割れています。メリッサ本人という理由は、別人であってもこんなに似た人が、似た服装で同じ汽船に乗ってるわけがない、両人とも左胸にバッジがついている、髪留めが両人とも黒。
別人ではという理由は、髪のボリューム感が違う、左右の生え際の感じが違う、メリッサ本人は髪にウェーブがかかっている、髪留めの位置がやや違う、「今に来るからねーさー」と話ぶりがややべらんメー調、同じような服(制服?)だけど白すぎる。メリッサに抱いたイメージを壊したくないだけかもしれませんが・・・・
どなたか正解ご存知ありませんかー。
船内に看護婦は一人なので、
両方ともメリッサ役だと思いますが、
女優がスーザン・ダマンテのそっくりさんかも
というご意見でしょうか?
私の考えでは女優も同じでしょう。
・左手に同じ腕時計と指輪
・英語版の声
・よーく見ますと、左目の脇にかすかな傷跡
です。
ぼろんこさん
英語版が同じ声とのことなら、メリッサで間違いないですね!
ありがとうございます
こんばんは
ぼろんこさん 2025年に一旦このブログを閉じて 今までの約10,000にも及ぶコメントをまとめて新たに開設なさると
さみしいですが 変わらず応援またファンでおります さて わたしもコロンボはどの作品も甲乙つけがたくこれが一番好きってなかなか決められないくらいどれも大好きで 何回も観てしまいます 初めてぼろんこさんにコメントし始めたころ ロンドンの傘も大好きですと書きました ロンドンの傘はなんといってもコロンボの可愛さがどっぱり詰まっているから好きです また今回の歌声の消えた海もそんな雰囲気から大好きです 犯人の側からしても今回ほど コロンボが犯人をひとあわもふたあわもふかせて もてあそんでしまったような もてあそばれやられまくられた犯人はダンジガーさんが一番ではないでしょうか ダンジガーさんはコロンボの話す通りのことを次々とこなし そおしてバー
で2人でぴったりと!寄り添って話すシーンは コロンボが茶色
のアロハシャツを着ているシーン もうコロンボを見つめる視線は恍惚として熱い恋人をみる眼差しのようでおかしくっておかしくて 殺人を犯した悪者なんですが ダンジガーさんなんて愛らしい犯人なんでしょうか アロハシャツといえば 茶色のアロハシャツで登場したコロンボは船上のパーティでうろうろ なんとその時履いている靴がいつものはげかかった酷い茶色の紐履ではなく 黒のデッキシューズみたいな綺麗な靴を履いているんです メキシコにゆくのにコート姿はいつもと同じでしたが カミさんが旅行カバンに新しい黒い靴を入れてきてくれたんでしょうか
船上パーティ
でお披露目したのかなあとか想像してしまいました また小さな事を積み重ねるコロンボにあやかり わたしも小さな発見は ラスト ゴム手袋の指紋を調べているときです コロンボは船長さんが手袋を発見してくれましたと言いますが 消火栓のホースに巻きこまれていた手袋を発見するのは 船長でなくパーサーさんでした と今日観ていたら気づきました コロンボこれからもまだまだ新発見がありそうで
たまらないです
来月は新年度4月を迎えますから そろそろなのでしょうか お休みのあいだは少し いやだいぶ
りこちゃん、こんにちは。
2025年に一旦このブログを閉じて>
ブログは閉じません。(私の死後も続くようにしたいくらい笑)
一旦、コメント機能を閉じようと思っていましたが、
コロンボの再放送が続くなか、
「初めまして」の方もでますので、それも
実行するかどうか、迷っています。
ぼろんこさん こんにちは
おっちょこちょいのわたし 勘違いしてました ごめんなさい 良かったあ ブログ刑事コロンボは永遠
️です
ずっーと応援してます
あ わたしからの一票はぜひロンドンの傘
でお願いしたいです

ぼろんこさん こんにちは
出航してまもなく 船長が
汽船が
進路268 そして船員が リピートして進路268と唱えます そして全速全進 そして全速全進と応えて重舵を取る船員が長袖から一瞬にして半袖の別の船員に切り替わってましたー オープニングまもなくでーす
あ それから 今回はハッキリコロンボが嘘をつきますね わたしはコロンボが好きすぎて ついコロンボは嘘なんてつかない とかコロンボを良くみてしまいます 犯人が追い込まれて わたしを犯人と思っているんでしょうみたいなことを言うと とんでもない そんな思ってもみません なんてよく言いますが 歌声の消えた海では 死体が医務室に運ばれてきたとき ドアの入り口に羽
をみつけていたコロンボは誰が医務室のベッドで休んでいるかみてみたくなり そっと入ります ベッドにいた犯人であるダンジガーさんに 誰もいないと思ったもので!と ハッキリ嘘を言った瞬間でした

その直前に看護師さんに患者さんが中にいると聞いていたばかりなのに あんなにハッキリ嘘をつくこともあるんですね
NHK・BS放送版で、被害者の遺体が収容されたドクターの部屋でコロンボとドクターが会話をしている場面ですが、コロンボが「彼女の知り合いで頭文字がLの人物がいれば…」と言ってる最中に、「グウァ」という不自然な声(雑音?)が聞こえると同時にギボンヌ船長の足音が聞こえ、船長が「本社と連絡したがやはり内密にということだった」というシーンがあります。この不自然な声は音声上のバグか雑音かなにかでしょうか。けっこう大きな音なのではじめは船長が咳払いでもしてるのかと思いましたが何度聞いても違和感があり結論が出ません。
ご存じの方いらっしゃればよろしくお願いいたします。
こんにちは あの音は ギボンヌ船長の荒い息遣いだと思いました 2回聴いてみました やはりそう聴こえました
コメントありがとうございます。確かにイライラしている船長の息遣いかもしれませんね。
コロンボ警部がよく口にする「ウチのカミさん(コロンボ夫人)」はNBCで「ミセスコロンボ」として制作されますが、本家のユニバーサルからコロンボ夫人とミセスコロンボは同一人物ではないと否定されてしまい2シーズンのみで打ち切りとなったようです。しかも前記の事情によりミセスコロンボのタイトルが使えたのは第一シーズンのみだったようです。因みにこの時ミセスコロンボを演じたのは当時23歳であったケイト・マルグルーです。後にスター・トレック ボエジャーのUSSボエジャー艦長キャスリン・ジェインウェイを演じた女優です。
ミセスコロンボは見ていませんが、一回見てみたいです。
船も海もあまり好きではありませんが、上空から「でっかいボート」を映すときに流れる壮大な音楽がお気に入りです。あの管楽器は何かな? トロンボーンかしら?
いろいろと突っ込みどころのある作品でしょうが、一番の疑問は、ダンジガーはマスターキーをどこに持っていたのか? 女だったらアレ(ヨーロッパの艶笑話にあります)だけど・・・
Poupée Bocar の Poupée はフランス語では「人形」、France Gall の「Poupée de cire, poupée de son」って有名な曲があります。恐喝はするし、吹き替えのしゃべり方はあばずれだから、人形のイメージはありませんが、ウェストが細くて、なかなか素晴らしいスタイルでした。ただ、死体では、体をよじったために、脇の贅肉が目立ってしまって残念でした。
コロンボシリーズの中で、この28話29話の傑作の流れがいいですねー
マジシャン役の富山敬さん(ヤマトの古代進など)も懐かしい
メリッサ(看護師)がダンジガーに水の入ったコップを渡す時「はい」と言って差し出すのもいい(吹き替えだけ)
ロイドの錨を投げてやるさ発言の前に、ピアノ弾きとロイド、メリッサの3人がテーブル囲んで座ってるんですね、普段から仲良いのかな?
ぼろんこ的には、
24話〜29話まで、6者連続ヒット。
また通して見ました。
最高傑作クラスの評価に異論はなく、
枕の羽根から犯人に気づくところや、最後の罠など、素晴らしいの一言ですが、
私も年を取ったのか、アラにも気づくようになりました。
ダンジガーさん、アホすぎでしょこれ。
看護婦にチェックされる直前に帰ってきておいて、うとうとしていたとか、
脈拍も血圧も数値が跳ね上がるって、気づけよ普通に。
美人看護婦さん、あんたもだ。
私なら、トイレに飛び込んで、
漏らしそうなんで走ったから、計測は10分後にしてくれ、とか言うと思う。
亜硝酸アミルも、水溶性のカプセルに移し替えなきゃ。
薬局でそういうクスリを買って、中身を掻き出せば済む話。
計画殺人なんだから。
最後も、ゴム手袋の内側に指紋が残るって、何故気づかない?
手袋を二枚盗って、重ねれば済むと思う。
内側のを海に捨て、外側のみ隠す。
でもまあ、それがあっても傑作評価は変わらないすね。
コロンボ作品って、全話に矛盾があるかも。
それで、いいのだ。
ロザンナ・ウェルズが戻って来ないのを、楽団のバンマスがロイドに聞いた後のシーンで、楽団が「イパネマの娘」を演奏します。
最後の方でダンジガーさんと、2人で話をするシーンでは、「サマーサンバ」が流れます。
どちらもボサノバの有名曲ですが、毒のある花でライバルの化粧品会社の社長とヴェラ・マイルズが丁々発止やりとりするシーンでも「イパネマの娘」が流れてます。
いいですね。
音楽については、また記事を作りたいと思います。ありがとうございます。
はじめまして。
音楽の記事楽しみに待ってます。
些細なことですが・・・
クルーズ客船の船内と云う設定ですが、階段・通路等は実際の船内でも各キャビンの室内はセットのようですね。医務室も業務用通路は実写でも寝室や処置室はセットのようで。
ロイドやロザンナの使っているキャビンですが、通路に並んだ入り口は2部屋ごとに通路から一段引き込まれており、出入り口の直上に通路とは別に照明がある、些かスマートな造りになっています。近接した扉同士の間に本来は隔壁があるはずですが、室内からのカットでは舷窓側から見て扉の右はバストイレユニット、左側が壁になっていて見事に矛盾しています。
恐らく彼らの使っている部屋は本来、エコノミーとかスタンダードなどお値打ちクラスのキャビンで、扉を開けると室内の廊下、それに面してバスユニットの出入り口、奥にベッドルームと云うビジネスホテル的な配置のはずです。そうでなければ近接した扉と室内配置が合わないわけで。
昔々の船ですが、戦前の鉄道省の各鉄道連絡船の一般配置図では上級船員には狭いながらも個室が用意され士官船員用食堂があるのに対し、 一般船員、本来の意味のクルー、部員は二段ベッドの並んだ大部屋とそれに隣接する部員食堂が勤務場所、という構造になっていました。
観光ホテル・旅館だと添乗員や運転士・バスガイド用の寝室が通常の客室の隙間のようなフロアに用意されているのと似ているかも、です。
あと2つ気になりました。
①ダンジガーという名字、他の回で聞いたことがあるような気がします。
②脅迫して殺される歌手は、ソフィアローレンにも、似ていますが、構想の死角の雑貨店の店主にも、雰囲気似てると思いました。脅迫するのも一緒ですしね。
①ダンジガーという名字
40話「殺しの序曲」のシグマクラブ支部長のジェイスン・ダンジガーさんだと思います。
ぼろんこ様ありがとうございます。
スッキリしました。
よく見ると、この上の方のブログの中に書いてますね。
ダンジガーというのは、初めて聞く名字と思いましたが、いやいやでもなんかちょっと前に聞いたような感じもするしと、頭に引っかかっていたのです。
週末に一話ずつ観てお気に入りのランキング作りながらあーでもない、こーでもないと言いながらカミさんと楽しんでます。
今日ビデオで久しぶりにみたら、監督がベンギャザラと画面に出てました。たまたま前日に映画レマゲン鉄橋を見ていて、これに出ている米兵役もベンギャザラでした。同一人物か、どなたかご存知でしょうか。ベンギャザラのwikiを見てもコロンボで監督やったとは書いてませんでした。もし同一人物だとすると、映画レマゲン鉄橋にはドイツ軍役として、ロバート・ボーンが出ていますので、なんたることかという感じですね。
そうです、俳優のベン・ギャザラ(Ben Gazzara)同一人物で間違いありません。IMDbで調べると、「刑事コロンボ」で2エピソード監督していることが出てきます。日本語のWikipediaでは俳優としての作品歴しか出てきませんが、彼は他にも『ネーム・オブ・ザ・ゲーム』などのTVシリーズもいくつか監督しています。
むじなさん、ありがとうございました
IMDbって、知りませんでした。
教えて頂き、ありがとうございます
吹き替えで「ダイジンガーさん」と言った箇所がありましたね。
コロンボが医務室で脈と血圧を測定してもらうシーンです。
ダンジガーさん〜♪
ダンジガーさん〜♪
この作品は、被害者の女優の声量に感心したことを覚えています。
少し嫌らしい言い方ですが、
俳優の演技が拙いと、私はその後数年何も見る気が起こらなくなります。
でも、この作品は、単なる船旅の歌うたいがとんでもない声量。
歌った直後に殺されて退場するわけですが。
さすがハリウッドスターだな、としか言いようがありません。
原題 Troubled Waters
直訳すれば「難局、特に意見の相違や問題が多い場合」「荒れた海(通常はwater)」。
犯人が直面していた状況と船旅が舞台になっていることをかけているのですね。
コロンボと全く関係ないが
Troubled Watersと聞くと
サイモン&ガーファンクルの「明日に架ける橋」(原題:Bridge over Troubled Water)を思い出す
プーピーボッカーさんが演じるロザンナウェルズさんはロバートボーンさん演じる中古車会社の社長さんが好きだったんでしょう。脅迫はいけないです。私はロザンナウェルズさんは悪いとは思わない。
私事ながら、リットン博物館のテーマなどを時折ピアノで弾いて楽しんでいますが、
ふと思いついて、劇中でロザンナさんが歌う名曲ヴォラーレもピアノで弾いてみました。やはりこの曲は歌がないと華やかさに欠けますね。
殺人事件のテーマ曲でないですものね。
歌とピアノとオケの掛け合いで盛り上がる明るい曲を歌った後に殺されるロザンナ。ロザンナの死がこの歌の後なので当然ですが、この歌の前後では船の雰囲気がまるで変ったような感じです。
ロザンナに振られた挙句濡れ衣まで着せられたロイドは、まるでライトの当たらない隅っこのピアノを、それでも楽しそうに弾いていましたね。
ロザンナは気の毒ですが、正直で気の良いロイドにしておけばよかったのに、
そうしたら、楽しくまたヴォラーレを歌って、自分も楽しくて皆も楽しませることができたのになあ・・・と感じ入ってしまいました。
黒のエチュードでも、トランペット奏者が降られた挙句濡れ衣を着せられそうになっていましたね。
薄給ミュージシャンの男性諸君、富や名声を振りかざすおんなたらし男に負けるな!
・・・と強く思いました。
刑事コロンボプーピーボッカーの情報が気になります。他は何に出ていたのかな経歴がわからない女優さんです。
>実際のピーターフォークの鼻歌では「ダンジガーさ~ん♪」は、確認できませんでした。
私も以前気になってオリジナル確認しましたが、「ミスタ~ ダンジガ~ ♪」と歌の続きのように拍子をつけて言って(歌って?)いました。
日本語吹き替えもそれに倣って言い回したんだなー、と思った記憶があります。
病院には羽毛枕はないというのが好きなところです。一言で言うとあれで全部わかってしまいました。
今回改めて観て思ったのは、夏のバカンス、の筈なのになぜコロンボは、いつもの格好をしているの?。冒頭、船に駆け込む際には、わざわざ、暑苦しくも、いつものトレントコートまで着込んでいます。船上ではさすがにコートは来ていませんが、汗が染みるスーツ姿でだらしなく、最初からアロハ来ていればいいじゃないですか(笑)。
歌声の消えた海…久しぶりに見ました。
最後ゴム手袋の内側の指紋検出のシーンのセリフ
今回「ほうらあった」
かなり前「こういうのを証拠っていうんですよ」
だったと記憶してます。
「証拠ってのは、こういうのを言うんです」私も何かの回で聞き覚えが…
思いだしました。「美食の報酬」で、最期にコロンボの毒殺を目論む犯人が入れた毒入りのワイン(炭酸ガスを注入するオープナーにフグ毒を入れるというトリック)コロンボはそれを見越し自分と犯人のワイングラスを入れ替えて「毒入り」のワインが動かぬ「証拠」になってしまうという、「犯人の偽装工作が墓穴を掘る」コロンボあるある(コロンボの殺害を企てるまでの輩はそう多くない。『攻撃命令』とか。)の顛末のとき、でした。
実際に犯行時に使った手袋はどこいった?海に投げた拳銃はなんなん?投げたのは拳銃じゃなかった?それが手袋?結局のところよくわからん。音を小さくして字幕で見ると、全体が見えてないのでたくさん見逃していかんなぁ。
海に投げたのは、手袋です。拳銃は洗濯部屋の中から見つかっていますね。
鍵を作る機械も投げました。しかしプーピーボッカーの情報は全く出てきません。
偽装の手袋を消火栓ホースに隠す時しっかり素手で触ってるのは不注意過ぎるのでは?また犯行時といい偽装手袋入手的といい病室の出入りリスク大なのに運に頼り過ぎの気がします。マジシャンの銃の管理もずさんすぎる。
ダイイングメッセージと消えた手袋は、アガサクリスティのナイルに死すのオマージュでしょうかな?。
最近は録画を何度も見返し原語にもすぐ切り替えられてまた見直す、なんて芸当がすぐできてうれしいです(何度も言ってますが。)
この回、冒頭でカミさんとはぐれたコロンボがパーサーと船長(声は柳生博さんだな…)と会話し自分のことを「正確にはコロンボ警部でして(Actually,Lieutenant COLUMBO.) 」と言い、ギボンズ船長はすかさず「内密の捜査で?」と訊き返しますがここは”Navy man?”と言ってます。ご賢察の通りLieutenantが(アメリカ)海軍大尉を指す場合があるからです。ノベライズ版はちゃんとコロンボのセリフ「警部」に「ルテナン」とこの場合だけフリガナをつけ、カッコとじで「海軍大尉も意味する」と注釈しています。さすがに日本語吹き替えではセリフのみのやりとりでコレは無理(笑)でも「内密の捜査で?」はウマイかわし方(?)だと感心しました。
自分で補足します。
よくLieutenantを「中尉」と訳しているのを見聞きしますが
(名作:『陽気な中尉さん』でも 原題 “The Smiling Lieutenant” )
(米)海軍の場合、
中尉:Lieutenant Junior Grade 略称 LTJG
大尉:Lieutenant 略称 LT
少佐 : Lieutenant Commander 略称 LCDR
となります。米陸軍、海兵隊、空軍での中尉はすべて First Lieutenant(1LT)となっており、紛らわしいですがこのあたりで誤用とまではいかないですが中尉=Lieutenant、が通用する遠因であるような気がします。日本は尉官佐官将官すべて大中少で誰もが一瞬で上下が判るように「訳した」のは、ある意味上出来だったかもしれません。
近年、BSNHKで夜9時台や今4時台の番組にハマってます。
昔は面白いと思わず見てませんでした。 今は、とにかくストーリー、時代背景、音楽、服装、飲み物、俳優に興味が湧き一週間が待ち遠しいです。 ブログを拝見すると、かなりの見方、素直なご意見に感服しております。 読んでて思わずわらってしまいますと共に成程なぁ~と感動します。 ナポレオン・ソロのロバート・ボーンさんとプリズナー№6のパトリック・バクグーハンさんが子供の頃の好きな俳優さんです。 本当にカッコいいですよね。
コロンボ警部はいつも通りのレインコート姿と書かれていましたが、いつも着ているスーツ姿でレインコートは着ていないのではないでしょうか?
こんな場所があったなんて嬉しいかぎりです。当方も何度も見返し不思議な点や気になった事を調べるのですが。ココに辿り着きました。
疑問な事は、コロンボが最後アロハに着替えてダンディガーを探している時、BGMで流れてる音楽が気になって、以前どこかで聞いた様な気がするのですが、ご存じの方教えていただけないでしょうか。
初めまして。
私はこの話、水曜だか金曜だかロードショーで見たのですが、
水野晴郎氏が終わった後の解説で
「詳しい人に聞きましたら、ゴム手袋の中に指紋は付くのだけど、
手袋を脱ぐときにズレてしまい、詳しいことは解らなくなるそうです」
と言ってまして、コロンボのハッタリだとしたら、
あんなに堂々とやるからには語られてない他の事件でも使っているのかな、と想像します。
自己レスです。
銃の名称と弾を誤って書いていました。正しくはエンフィールドNo.2 Mk.I*でした。
口径は.38口径で、使用弾薬は.380エンフィールド弾または.38S&W弾。
画面で見るとハンマーの指掛け部分のないデホーンドハンマーを装備しているので、後期型の*(スター)型と思われます。
コロンボの作品を鑑賞するたびにこのブログで楽しく振り返らさせていただいています。
久しぶりに見て思ったのですが、犯行前にダンジガ―が階段を駆け下りていくシーン、歌を挟んで二回あるのですが全く同じカットに見えます(一回撮った分の使い回し?)。
どうにも細かいことが気になる質ですので確認して見たくて……(笑)
リーフムーン さん>確認しました、同じですね笑。踊り場の全く同じ場所にワゴンが置いてありました。犯行後に昇っていくシーンは、2回別のようです。腕の位置が違いました。
殺人前からコロンボが出てくる作品でしたね。他にもこのパターンはあるのでしょうか?
鉛筆の芯削って指紋採取しているシーンは子供の頃のテレビ放映でみたなあ。
何気に、コロンボ観てると
見た事ないのに懐かしさ、や
雰囲気が楽しいんですよね。
ワイン飲みながら観たりすると。
最後に犯人がマジック用の拳銃を借用して、証拠の手袋をでっち上げようとして墓穴を掘るのですが、マジックで使う拳銃に実弾が入っていたとは・・・
いくら巧妙なトリックを使ったとしても、あの近距離で実弾が発射されれば、マジシャンは即死なのでは?(笑)
それとも、実際のマジックでは空砲を使っていて、実弾が入っていたのは、本編とは別のマジシャン殺人事件の為の細工だった?
コロンボによる新たな捜査が始まる?(笑)
楽しく鑑賞いたしました。
憧れの船旅ですが、うちのカミさんが酔いやすい体質なので実現は難しいのが残念。
劇中のVolareとかイパネマの娘等々、誰でも知ってるような選曲が設定にピッタリだったし、新しいお友達がすぐに沢山出来ることでしょう。
でも、食べて飲んで、プールでシェイプアップして、また食べて飲んで、合間にバカラかスロットやって、そんな生活してみたい。
ところで刑事コロンボは時々、妙にマニアックなところがあって不思議に思うことがあります。
今回、犯行に使用された凶器の弾丸が.38口径らしいということでしたが、発見された拳銃はクラシックなウェブリー・リボルバーです。
そこで、あれれ?ウェブリーの口径は.455の特殊なモノだったのでは?と思って調べてみると、.38口径のモデルも存在しておりました。
※ドラマではウェザビーと言ってますが、何か差しさわりでもあるのでしょうかね?
ロバート・ボーンの吹き替えが矢島さんだったらなお良かったけど、西沢さんの声も素敵です。コロンボ氏が孤軍奮闘の本作、人気ランキングが上位なのに納得しました(^^)
ところでついでにもう一つだけ、
エンディングで、も一回、アホの坂田を流すってのはダメかしら?
えっ???アホの坂田を流す?すみません・・・
意味がわからない
『ルート66』『サンセット77』
懐かしい~
刑事コロンボは一杯やりながら鑑賞することが多いのですが、当方の書き込みを不快に思われた方にはお詫びいたします。
ラテン音楽で”Jarabe Tapatio”というものがありまして、これに着想を得て作られたのが、坂田さんの行進曲だと言われております。
以後、注意いたします。
[ハラベ‥タパティーオ
]


凶器のリボルバーですが、あれは19世紀のウェブリーではなくて、20世紀になってからウェブリーを元に小型化したエンフィールドNo.2*ですね。口径は380ブリテッシュ(.38口径)ですから間違いないと思います。
これは想像ですが、19世紀の古典的ミステリーを思わせる客船での殺人事件のイメージを出すため、英国製の古い銃であるウェブリーを使いたかったけど、入手できなかったので比較的入手しやすいエンフィールドを使ったのかも知れません。作中でウェザビー(ウーズリー、とも聞き取れます)と呼んでいるのは商標の関係で、似た語感の名称をでっち上げたのかも。