ロバート・ヴォーンは、私的には必ず「ヴ(うにてんてん)」で表記したいです。理由はわかりませんが。刑事コロンボ出演の前に「0011ナポレオン・ソロ」というテレビドラマの主人公を演じており、大好きでよく見ておりました。
刑事コロンボではやはり29話「歌声の消えた海」のヘイドン・ダンジガーがハマリ役で、もう一つの出演作37話「さらば提督」のチャーリー・クレイ役は、少し満足度が欠けました。いずれにしても、個性的な外見を持った二枚目俳優で、ちょうど「ジョージ・ハミルトン」と並ぶような良い俳優だと思います。
映画出演など
子供の頃に0011ナポレオン・ソロで好きになり、ロバート・ヴォーンが出る映画も見ました。「荒野の七人」や「タワーリング・インフェルノ」など、テレビの洋画劇場ですが。「荒野の七人」はユル・ブリンナー、スティーブ・マックイーン、チャールズ・ブロンソン、ジェームズ・コバーン。「タワーリング・インフェルノ」はスティーブ・マックイーン、ポール・ニューマン、ウィリアム・ホールデン、フェイ・ダナウェイなど豪華なキャストに埋もれ気味ではありましたが、必死になってヴォーンを応援していました。
日本語吹き替え
映画やテレビドラマでの日本語吹き替えは、もっぱら「矢島正明」さんが担当することが多かったようですが、ことコロンボ作品については、「西沢利明」さんが担当されました。
『華麗なるペテン師たち』というBBC制作のTVドラマがあるのですが、
原題『Hustle』全8シーズン48話(2004~2012年)
ロバート・ヴォーンがメインキャストの1人として全話にレギュラー出演しています。
NHKBSや、AXNでも放送されていました。
5人の凄腕詐欺師たちがチームを組んで、強欲な金持ちから大金を巻き上げるという痛快なストーリーで、ヴォーンは5人の中で最も経験豊富な重鎮的な役柄を演じています。何事にも動じない風格と茶目っ気のある老紳士を演じるヴォーンを堪能できます。緻密に練られた脚本と、スタイリッシュな演出、実力派揃いの役者陣で非常に満足度の高い作品です。
コロンボとの共通点も多いです。
・一話完結で、どれを最初に見ても楽しめる
・毎回イギリスの大物俳優がターゲットとしてゲスト出演する
・ターゲットをいかに騙すのかという過程を愉しむ
・ターゲットだけでなく、最後に視聴者を欺く仕掛けもある
・イギリスらしいユーモアが随所に散りばめられた良質なコメディ
・何度見ても飽きない
私が初めてヴォーンを知ったのはこの作品だったのですが、後で彼がコロンボに出ていることを知りとても驚きました。「あぁ、あの豪華客船の話か!」と。実はコロンボの方が先に何度も見ていたのですが、同じ人でも年齢がちがうと気づかないことも多々あり、発見した時は嬉しくなりました。私にとってコロンボは”過去との出会い”でもあり、他にも”発見”する俳優や声優が大勢いて楽しいです。
すごく返事が遅くなり恐縮です。
「華麗なるペテン師たち」は、テレビでチラ見した気がします。
機会があったら、きちんと観てみますね。
BSでブリットを見ました。70年代当時スティーブマックイーンの枕詞のようになっていた映画でしたが今回初めて見ました。面白かった!有名なカーチェイスも。恥ずかしながらブレット(弾丸)の意味だと思っていましたが、ブリットで刑事の名前だったんですね。それからコロンボファンにはおなじみのロバートヴォーンが敵役?の上院議員役で出ていい味を出してています。さらにさらに、ガレスコさんに利用されたかわいそうなダシュラー役の「ドン・ゴードン」も結構重要な役で出ていましたね。タワーリングインフェルノの時よりも重要でマックィーンと絡んでいました。ブリットの役職はルーテナントで警部補、コロンボと同じでした(笑)。
ボーンだと骨みたいだし、メジャーリーガーにもモー・ヴォーンとかグレッグ・ヴォーンといった選手がいましたので、当然「ヴ」ですね。
私はコロンボ以外では「ブリット」でしか見たことが無いのですが、全く違う雰囲気で、重要な役をクールにこなしていておどろきました。
とてもいい俳優さんです。いつかナポレオンソロも見てみたいですね。
今、ちようど「ブリット(1968)」を観ていて、彼を発見!嬉しくなりました!
オープニングがスタイリッシュで、音楽もおしゃれです。
ロバート・ヴォーン、すばらしい俳優でしたね。
ぼろんこさんもナポソロファンでしたか! 私も大好きです。
コロンボと同じように吹替がとても合っていたので、吹替版でぜひまた見たいのですが、コロンボと違ってナポソロは動画配信でもDVDでも見ることができません。
市販品で入手できる吹替版は、ソロとイリヤのコンビが15年後に1度だけ復活した0011ナポレオン・ソロ2というDVDだけだと思います。私が死ぬまでにどこかで見る機会があるとよいなと思っています。
ぼろんこ様
私もヴォーンを応援しながら「荒野の七人」や「タワーリング・インフェルノ」を見ていたので、うれしくなりました。
ご存じかもしれませんが、「0011ナポレオン・ソロ2」のDVDで音声を日本語コメンタリーにすると、矢島正明さんのトークが聞けます。TVシリーズのナポソロ収録当時の思い出、野沢那智さんのことなど聞けます。
ヴォーンは口を空けて一拍間をとってから話し始めるときがあり、それにだまされて口を空けてすぐに話し始めるとNGになっちゃうという話には、「ああ、あのクセね!」と思いました。