- 「ぼろんこの名作選」に選ばれています。
- 2021 NHK あなたが選ぶ!思い出のコロンボ[第9位]
- 2011 AXNミステリー 人気ランキング[第9位]
- 俳優「ロバート・ヴォーン」の出演作品。
お馴染みの俳優、ロバート・ヴォーンが登場。
人の弱みに付け込むことは「命取り」
動機は自分の浮気相手から脅迫されたというもの。今回の犯人ダンジガー氏は、コロンボシリーズの犯人の中でも抜群の「セレブ度」ではない感じ。苦労して中古車販売会社を育ててきた印象です。だから、それを失うことをとても恐れたし、脅迫には屈しないという感情も出たのでしょう。人の弱みに付け込むことは「命取り」に なりかねませんね。18話「毒のある花」21話「意識の下の映像」でも、犯人を脅迫した人が、返り討ちにあってますね。
今回のテーマが「船旅での殺人事件」ということで、まぁ壮大なスケールの中で娯楽性もたっぷりの推理モノテレビ番組~みたいになりがちですが、そんなことそっちのけで「最高傑作クラス」の充実感がありました。コロンボ夫人はアカプルコまでの客船内で一度も登場しません。しかもコロンボ警部はいつも通りのレインコート姿。この設定は疑問を持たずに受け入れるべし…ですね。
濡れ衣工作はほとんどの場合、命取りになっちゃう
29作品目ということで、コロンボ警部の貫禄具合もちょうど良い感じです。医務室で「鳥のはね」を発見したことが、ダンジガーを容疑者として絞ることの決定的な理由ですが、その他にも犯人を被害者のバンドのメンバーロイドに見せかけたい「工作」が、すべてコロンボの「引っかかり」の対象になってしまうという皮肉。
コロンボ作品で犯人が「被害者の自殺にみせかける」「第三者に濡れ衣を着せる」という行動を起こすと、ほとんど「命取り」になります。この作品では顕著ですね。
どんどん手袋が減っちゃいますよね(笑)
事件解決の道筋は大疑問。ダンジガーはコロンボ警部から「犯人は医務室から使い捨てのゴム手袋を拝借して犯行に使った。それは数を数えたから確かだ。」と、説明されているのに、同じ場所から「決め手の証拠を作るための手袋」を、もう一回拝借して濡れ衣工作をした。
ダンジガー役の声優さん
ヘイドン・ダンジガーの声を演じたのは「西沢利明」さんで、刑事物や時代劇で活躍された俳優さんです。今回は少し声が「裏返りそう」になる場面があり、それも私は好きです。(笑)ロバート・ヴォーンの吹き替えは西沢さんの他、矢島正明さんも担われています。
ダンジガー夫人は手袋を忘れた…
鼻歌で犯人を追いつめる珍しいシーン。
ラストシーンでは、コロンボ警部の得意技「犯人の行動から『自分が犯人でございます』と本人に言わせる」という、最もスカっとする手法が見られます。しかも、警部は鼻歌で例の「THIS OLD MAN」を歌いながら、犯人ダンジガーを追いつめます。この時の表情が最高ですね。実際のピーターフォークの鼻歌では「ダンジガーさ~ん♪」は、確認できませんでした。
客船パーサーのワトキンズ
奥様は魔女の「ドクター・ボンベイ」
ギボンズ船長
スーザン・ダマンテ
ロイド・ハリントンはエリック・ワグナー(笑)
ロザンナ・ウエルズ
バンマスのアーティ
ダンジガーの非常階段のテーマ
監督:ベン・ギャザラ
脚本:ウィリアム・ドリスキル
ヘイドン・ダンジガー:ロバート・ヴォーン(声:西沢利明)
ロイド・ハリントン:ディーン・ストックウェル(声:上田忠好)
客船パーサーのワトキンズ:バーナード・フォックス(声:西田昭市)
看護婦メリッサ:スーザン・ダマンテ(声:沢田敏子)
医師フランク・ピアース:ロバート・ダグラス(声:塩見竜介)
ロザンナ・ウエルズ:プーピー・ボッカー(声:中村晃子)
アーティ・ポデル:ピーター・マローニー(声:肝付兼太)
シルビア・ダンジガー:ジェーン・グリア(声:寺島伸枝)
ギボンズ船長:パトリック・マクニー(声:柳生博)
ウエイター:マイク・ラリー
加筆:2022年8月13日
富山敬さんが声をあててた、チョイ役のマジシャンってウィリアム・カットですかね?なんか、似てるような気がしたんですが
いつもと違う舞台設定で、コロンボの孤軍奮闘ぶり(犯人捜しで頼ってきたはずの船長も非協力的)も含めて楽しめました。
・余計な偽装、強引な持論・推理展開(犯行について振られても知らぬ存ぜぬで黙っていればいいものを…)はコロンボの疑惑を強める。
・濡れ衣を着せられたロイドの手提げ金庫に入っていた保険証書、会社名はRoyd’sでロイドの綴りはLloyd、実在の有名な保険会社はLloyd’s。もじった?
・他の方も書いていますが、看護婦メリッサのスーザンさんがとっても綺麗ですね。煙草を吸っているのがもったいない。同じ看護婦で「溶ける糸」のアンフランシスさんも素敵だったが、同じぐらい素敵な方。
・犯行現場で気分が悪くなったコロンボ、医務室へ行ってさあ回復できるかと思った矢先、仏さんが追っかけてくる格好になり、コロンボの顔がまた曇る(笑)。
・他の回でも思うのですが、犯行現場から外に出た瞬間とか、気を付けているとはいえ、たまたま通りがかった人に見つかったらどうするんだ、といつもハラハラしますが、そうはならないお約束なのでしょうね。
・コロンボとダンジガーが輪投げする場面、途中で吹き替えが銀河万丈さんに変わりますが、その間カットされていたとすると、コロンボが「チャンピオン間違いなしかな」と言ったところからすぐ、コロンボとダンジガーが二人きりで話す場面になりますね。少しつながりが不自然な気もします。
・終盤、メキシコの曲が流れる場面(コロンボが焦げ茶のアロハで登場)は、「アホの坂田」の出だしを思い浮かべてしまう。メキシコの民謡を引用しているそうなので当然といえば当然ですが。
・アレルギーの人もいるから病室では羽根枕を使わないという説明だったが、それなら看護婦の喫煙もやめさせた方がいいのでは(笑)
メリッサさん、確かに「いかにもハリウッドな」美女。
ですが、ヤニ臭い手で血圧計られたり、お薬飲まされたら、患者はたまったもんじゃないっスね(笑)
輪投げの場面と言えば、コロンボが海に輪投げを落として困っていたら、ダンジガーがまだ沢山あるからというようなことを言っていたのは、例のゴム手袋を彷彿とさせ、「犯人間違いなしかな」に置き換えられるような気がしました。
それにしてもダンジガーは、常連とはいえ、客船の構造から備蓄のストックまでよくご存知で(笑)
詳しい解説・ご意見、とても楽しく拝読いたしました〜。ありがとうございます。
医務室で羽根を見つけた時も、そうでしたが
ダンジガー夫人への聞き込みで「裏切ったらお払い箱よ」の証言を
得た時も表情が変わりましたよね。
コロンボは動機重視ですからね。
今回の舞台は洋上、豪華客船の中、開放感があっていいですねえ。
で、殺人事件発生。
気になるのは
非番で乗船してるコロンボさん、捜査していいの?
船長も捜査を依頼していいの?
船内に捜査する乗務員いないの?
依頼した割には捜査に非協力的な船長、
「これは殺人事件なんですよ」とはコロンボさん強く言えないの?
今だったら所轄の捜査官がヘリで飛んでくるんでしょうか?
何せ50年前の時代背景ですから、ぴんと来ない部分はありますが、
中古自動車屋さんは自由にカギを作れるとか、
病院では羽毛の枕は使わないとか
ボート、シップ、フェリーの違い?
いろんなことがわかって、お得な作品でもありました。
奥さーん、出て来てよ!
貴方は何歳のお方でしょうかね?(笑)
いや、年齢とか関係無しにテレビや映画ってものに突っ込みを入れるとは野暮なお人ですね。
そういうことを言い出したら、そもそも殺人犯罪の殆どはこのドラマのような富裕層と思われる人間ではなく普通の庶民が圧倒的に多いのですよ。
それこそ私も野暮ったい事を言いましたね。
ああ、良かった。今回は過去に見た記憶が一番薄い作品でしたので楽しめました。いつもコロンボが眠そうに鑑識に指図しているだけなのが今回は鉛筆の芯を削ったり写真の手配をしたり全部自分でやるところがカッコ良かったです。
ラストが「あなた完璧でしたね。アタシがこの船に乗っていたこと以外は。何しろウチのカミさんがクジを当てちまったもんで…」とでもなるのかと勝手に想像していたら違い、出てこないカミさんを探しに行きましたね。
ところで先週は特に小池さんの声が笑うセールスマン調になって気になりましたが皆さんはいかがでしたでしょう。
ヒゲダンスの志村けん似のロイドさん。
ロザンナさんに振られて「もしお前が海に落ちたら、浮き輪じゃなく錨⚓を投げてやる!」
なんともプロレス文学的な、捨てゼリフ。
もしかして、翻訳者は額田さんでも、戸田奈津子さんでもなく、梶原一騎だったのかも(笑)
再見でしたが、今回一番驚いたのは、ロイドさんと「アリバイのダイヤル」の被害者の役者さんが同じ、というところでした。
日本語タイトルは原題よりいいな。
ダンジガー夫人のシルビアさん。
旦那が心臓発作で倒れたというのに、お見舞いにも来ないなんて。
もし「あたしが付きっ切りで看病しますわ」と切り出したら、殺人計画もオジャンになったのに。
ダンジガーさん、そこまで夫婦仲が冷え切ってる、と見切っての犯行だったのでしょうか?
そこまでは、劇中では描かれていなかったですね!
もしシルビアさんが付き添いを申し出たとしても、ダンジガーさんがあの眼力で「大丈夫だよ、看護婦さん(メリッサさん)がいるしね。」と追い返したに違いありません(笑)
シルビアさんは、ジェーン・グリアでしたね。
ジェーン・グリアといえばファムファタールです!相変わらずの美しさ。
アイダ・ルピノもファムファタールだったのにすごい変わり様に驚いた!ふふふ。
ジェーン・グリアさん、アイダ・ルピノさん、ググってお若い頃の画像を見てビックリ。特に「死の方程式」「白鳥の歌」のアイダ・ルピノさんの変貌ぶりは衝撃でした(笑)知らなかったです~
コロンボって、戦前戦後に活躍していた女優さんが脇役でひょっこり出ていることがあるので、こういった嬉しい発見がありますね。
なるほど、おっしゃる通り。
羽から犯人を推測したのは見事ですが法廷では証拠として採用されないですよね、これ。
羽の出自なんて証明出来る訳ないですし、実際事件とは無関係かも知れませんし。
その後薬の包装を発見したり脈拍や血圧のデータを掴んだりするのは地道ながら流石です。
そして最後の手袋ですが、罠に嵌めたという点では大成功なのですが、殺人のトリックがネタバレしたとか犯人しか知らない筈のことが露見した訳ではないんですよね。
コロンボ自身分かっていた様に本番の殺人とは無関係な手袋ですから、ダンジガー氏が「濡れ衣を着せようとしてやったって?違う違う!あんた(コロンボ)があんまり手袋に拘っていたからからかってやったんだよ。悪かったな、あっはっは」と釈明すれば譴責ものではありますが言い逃れ出来ちゃいそうな気がします。
ボロンコさんへ
ブログ楽しく拝読させていただいています。コロンボ作品に奥行きと深みが増し、大変感謝致しております。
嬉しいお言葉、ありがとうございます!!
以前、某発泡酒が発売された時、TVCM曲で「ヴォラーレ」を聞いた私は真っ先にこの「歌声の消えた海」を思い出しました。
今回の犯人、中古車販売店の経営者という設定ですが、例え高級車の専門ディーラーだとしても他の犯人と比べ、ややハイソ度が落ちるのが気になります。合鍵作製機を使い慣れているという設定だからでしょうか? 因みに犯人のハイソ度が落ちる場合、奥様が資産家なのは、、「権力の墓穴」(あちらは犯人が公務員)も同様でしたね。
今回、初見でしたのでいつもと違う雰囲気で楽しめました。アロハシャツが似合ってましたね。
ロザンナの声は中村晃子さんだったと最後のクレジットで知りました。アクが強めの色っぽい歌手という役が、中村さんのイメージと合ってるなと思いました。volareを中村さんの歌声でも聴いてみたかったです。
ぼろんこさんの記事「ダンジガー夫人は手袋を忘れた…」の項、夫人の名前はシルビアではなかったかと思います。間違えてたらすみません。
当コメント、重複してしまいました。申し訳ありません。
そうですね!中村晃子さん。雰囲気がピッタリですね、後で本記事に加筆いたします!
あらためて、コロンボさん、階段のシーンでは
フットワークの良さには関心します(笑)
以前に観てとても印象深かった回です。
コロンボが領収書を「受け取り」って言いますよね。
なんとなく流れで分かるけど、母に「受け取りってなに?」ってきいたなあ~
ちょうどヒッチコックの白黒ドラマでアル中の夫が妻を殺しちゃうのを見たばかりで
そこでも受け取りって言ってたから。
「ロンドンの傘」では黒い傘を「こうもり」って言っていました。
今の人たち、ナウなヤングは受け取りわかるかな・・・!?
たった今、BS視聴終わりました。
いやぁ、お見事…。
いつもと違い、鑑識や部下の刑事たちがいない中、たった一人で捜査しなければならないコロンボ警部。
でも、誰にも邪魔されず心なしかイキイキとしているような?
医務室で羽根を見つけた時の鋭さ、昔ながらの捜査方法を披露するコロンボの刑事としての手腕、いつものよれよれコートを脱いだ珍しい私服姿、コロンボが仕掛ける罠、それにまんまとはまってしまう犯人、最後の自白…王道ですね。
青い海、青い空、そして、美しい看護婦のメリッサさん。シリーズ屈指の美人さんではないかと思います。
何から何まで楽しめました。
ゴム手袋を脱ぐときに指紋がズレるのでは?というかすかな疑問も湧きますが、おいておきましょう。
船上という舞台設定で、シリーズ番外編的な感じもしますが、名作にはちがいありません。
素晴らしい作品、ごちそうさまでした!
何回観ても楽しい回です。
今回は、ところどころ吹き替えの声優さんが変わっているのに気がつきました。前は気付かなかったから、カットされていた部分なんでしょうね。ノーカット版に合わせて後からアテレコし直したんだろうなぁ。
などと考えながら今回も楽しく視聴終了!
思えば、こういう、あるいはもっと凄い?世界周遊客船で新型コロナウイルス感染者がでて、その日本政府の対応の無様さ、から始まったようなもんでした。あれはまだ、ここで大事にすると2020東京オリ・パラに差し支えるから、と政府や東京都も振り切った感染症対策をためらったんでしょうね・・・今観ると目の前のドラマよりそんな過去のリアルばかり思いだす。
こうして観るとこのエピソードのコロンボは完全に「探偵」です。普段から刑事というより探偵みたいなもんですがw。そこがポイントですね。洋上の密室で様々な制約を課せられたことで天眼鏡を駆使する古典的な私立探偵像、スタッフが一番やりたかったのはそこかなw。
今時の「コロンボ」視聴者にはロバート・ボーンもすっかり過去の人のようですね。日本でもお馴染みの同時代の二十世紀の米国スターだったのに、なんか寂しい。
ゴム手袋の指紋に関しては日本テレビ放映時代例によってw水野晴朗氏が着脱の際、こすれたりしてうまく取れないんじゃないかと「解説」してくれましたが、まあ本音言うと余計なお世話でしたね(苦笑)。
さて、間もなく放映開始ですが、コロナウイルス禍による巣ごもり生活下で観る、あるいは「GO TOトラベル」キャンペーン下で観る、というべきか? 豪華客船上オールロケの旅ミステリはどんな風に映るかな?。
コロンボ唯一の密室殺人エピソードでアガサ・クリスティを彷彿とさせます。犯人とコロンボ
が狭い階段と客室を何度も往復するシーンは密室ならではの醍醐味です。叶わぬ夢となりましたが列車ミステリーがコロンボシリーズにあったらどんな作品になったか想像が膨らみます。
病室で枕の羽を見つけた時のコロンボの目つきが鋭くなって顔つきが変わったのがかっこよかったです。
冒頭の病室のドア前に羽がなくても犯人を特定できる展開だったらすごかった
一か所だけ。コロンボさん(ていうか小池さん)「ダンジガーさん」じゃなくて「ダジンガーさん」と言ってます。
人の名前をちゃんと憶えないオッサンあるある? 楽しい(笑)
これは面白い発見ですね。
豪華客船という閉じた空間でしたが、テンポのよい構成と陽気なブラジル音楽も相まって大変楽しめました。同じ閉じた空間の「祝砲の挽歌」が終始重々しい雰囲気だったのとは対照的でした。ロバートボーンの顔力が強く、さすがに主演をはれる俳優はオーラが違うと感じました。コロンボの奥さんが居るのに、一向に映らないところは、「桐島、部活やめるってよ」的で面白いです。
追記です。船内でのライブでのお客さんの反応があまりに自然なんですが、どうやって撮影したのか興味あります。特にシンガーにいじられてる客を振り向いて笑ってるおじさん、演技とは思えません。
この時は、実際に船会社を巻き込んでクルーズ客船を出してもらったらしいです。
つまり、夜のラウンジのシーンは、エキストラのお客さんたちが実際に盛り上がっている、ということのようで。
白鳥の歌のトミー・ブラウンのコンサートは、ジョニー・キャッシュのコンサートの映像をつなぎ合わせているようです。
bad.IVh-95様
解説いただきありがとうございました。やはり演技ではなかったんですね。すっきりしました。確かにジョニーキャッシュの演奏シーンは本編とは画質が違いました。遡ってすっきりしました。
なるほどね〜
NHKBSで放送されたベスト20をやっと未鑑賞分を見始めました。この作品は良かった。やはり最後自分から白状させる手法なのですが今回は早々と医務室に羽根が落ちているのをコロンボが見つける事でコロンボが早々に医務室にいる人が犯人と発見したと、我々視聴者は認識し、あとはどう肉付けをしていくか、というスリル感が大いに味わえた!さすがベスト10に入る作品だと膝をたたきました。難を言えば最後、犯人は手袋の事などほっとけばよかったのにね。
コロンボが操作の進展などを細かくダンジガーに教えているわけで、それを「コロンボがしかけた罠かもしれない…」と疑ってかかれば良かったのにね。
夫人と休暇でメキシコに向かうクルーズ船での事件で、実際にクルーズ船で撮影されたそうですね。鑑識など普段の捜査でコロンボが頼りにする援助がないなかで、 指紋検出法などコロンボがその昔習ったテクニックがいかんなく発揮されるのが楽しい趣向です。コロンボが医師からもらった手袋が、最後にコロンボの指紋とともに使われたとの説があるようですが、どうなのでしょう?
少しの不可解さは残りますが、作品としてのスケール感や、すっきり感が大好きです。
昨日BSを録画したものを溜まりに溜まってやっと昨日観ました。
(^O^)
あれだけの階段を登って、ましてや事前に薬物を吸って循環器を弱らせて担ぎ込まれたのであれば血圧は変動しますよね。あれは彼の想定外でしょう。
この血圧変動がボート?(笑)の船長が犯人はピアノマンと決めつけているのを説得して逆に味方にする材料としてはとてもわかりやすかったです。
それにしても、時刻といい、鍵や通路などの場所といい、かなり熟知。常連さんだからこそできた行動ですね。
そうか、常連さんだから歌手と不倫関係になったんですものね。
自分は後半のところでコロンボのカジュアルなシャツ、とてもかっこいいと思いました。やはりヨレヨレコートボサボサ頭は相手を油断させるための変装なんですね。
なるほど、楽しく読ませていただきました。船に殺人課の刑事が乗船していたことが不幸でしたね。
しかしなかなか愉快な作品だったな
せっかく洋上なんだから犯人は死体を海に捨てるべきだったな
まあ現実の犯人はほとんど死体を見つからないようにしてるだろうが
これを思うと殺人事件なんてのは氷山の一角であることがわかるな
結局オチも指紋か
豪華客船という設定はよかったのにな
墓穴を掘るにもほどがあるな
素手で手袋の細工をするかw
BS録画してたのをようやく見ました。もちろん何度も見た作品です。
最後まで動機が分からないまま捜査を進めたわけ
ですが、序盤に羽を見つけた瞬間から犯人と確信したのです。
最後にその羽のことを話してまとめる辺り、カッコいいですね。
他の方もコメされてますが、水野晴郎氏が、実際には手袋から指紋を採取するのはかなり難しいので、あれはコロンボの細工だろうと仰ってたのは覚えています。
後多くの方が書かれてますが、看護婦めちゃ美人ですね!タバコ吸ってなければもっといい…けどコロ登場女優の中ではトップ5には入るだろうなあ個人的にはですが。
動機が分からないまま捜査>確かにね。
今頃になって気づいたのですが、「ダンジガーさーん」(三谷幸喜も大好きなあのコロンボの鼻歌シーンは何度見ても笑えます)は手袋を消防ホースの隙間に隠すとき素手で触っていますよね。あれで手袋の外側にもダンジガーの指紋がはっきりと付いたのではないかと思いますが。
確かにね〜
今回、初見でしたのでいつもと違う雰囲気で楽しめました。アロハシャツが似合ってましたね。
ロザンナの声は中村晃子さんだったと最後のクレジットで知りました。アクが強めの色っぽい歌手という役が、中村さんのイメージと合ってるなと思いました。volareを中村さんの歌声でも聴いてみたかったです。
ぼろんこさんの記事「ダンジガー夫人は手袋を忘れた…」の項、夫人の名前はシルビアではなかったかと思います。間違えてたらすみません。
BSスペシャル投票第9位。ロザンナの唄やマジックショー、後半にはメキシコを意識した仮想行列、全編実際に洋上を航行する豪華客船ロケの贅沢感。やがて日本にも経済的繁栄を謳歌する時代がきて、こういうのを観光番組(笑)で私も観ることになる(苦笑)。近年では横浜大桟橋で実物を外から見ました(庶民はこんなもん)。意外とミステリープロットやコロンボの見つけたあざやかなワンポイントよりもこういう時代風俗を楽しむ番外編だったのかもしれない。
「血圧は、ゆっくり走ると下がるが、スピードがアップするにつれて上昇していく」のだそうです。
場所柄、落ちているはずがない羽毛が落ちていて、医務室には医者と看護婦の他に緊急の入院患者が1人。いち早くその入院患者に目をつけて事件を推理する展開には、いつものようなわざとらしさや無理もあまり感じられません。
さらに、脈拍と血圧の急激な変動や職業柄、合鍵作りはお手ののであること、心臓発作を起こす薬品のカプセルの発見等、犯人を示す証拠が続々。でもそれらはあくまで状況証拠で、起訴するに足る決定的証拠ではありません。
しかも犯人は、他に犯人をでっち上げるという作戦が半ば成功しかかっていたのですから、1〜2日の間、コロンボの追及作戦にだんまりを決め込むか適当にあしらっておけば船がメキシコについて万事めでたしとなったのにね。
しかしそうなっては話が終わらないし、また犯人でっち上げにだめ押しをしようと小細工を重ねて、ついにはコロンボの術策にはまってあえなく御用というお約束のパターンですが、いつものようなイヤミ感やわざとらしさがさほどないように思います。自分勝手な4段階評価では、当然Aにランクされます。ロバート.ボーン、中学の頃「ナポレオン.ソロ」って興味なかったけど、顔と名前は知ってます。船長さん役、「世にも不思議な物語」の「タイタニックの巻」に旦那役で出てますね。前にも書いたけど看護婦さん役、素敵ですね。この優の殺され役のほうが良かったんじゃないですかね。あんな狐みたいな女のどこが良くてバンドマンが惚れるのかわかりません。
被害者のロザンナ・ウエルズさんも、お客さまをひきつけるようなような歌手で、魅力的な人だと思いますよ。
看護婦さんが素敵ですね。今回、最初の方でバンドの連中とおしゃべりしてるシーンに気が付きました。何回も観てるのに今ごろ気が付つくとはね。わりとさばけた看護婦さんだったんですね。コロンボ作品の中では一番素敵な女性ですね。
刑事コロンボ歌声の消えた海プーピーボッカーは他に出ている作品は?今はなにをしているのかな。役名歌手 ロザンナウエルズ
刑事コロンボ歌声が消えた海 ロザンナウエルズ 女優プーピーボッカー他なにに出ていますか?
コロンボ研究本によると、コロンボは手術用の手袋を拝借していたはずです。恐らくラストに使われたのは、その手袋でしょう。コロンボは予め手袋をひっくり返して、自分の指紋を付けたのです。つまり、本当はやってはいけない証拠の捏造です。^_^
そうと気付かないダンジガーさん~♪はあっさり自白してしまった訳です。当然裁判だときつくなりますが、鉛筆の粉で指紋を取ると、「大事な証拠が台無しになる」ので、捏造も判定出来なくなるのではないかと。
コロンボシリーズのほとんどは、チートで容疑者を追い詰めるシーンがおおいです。野暮な言い方だと、デュープロセス違反で証拠却下されて公判維持できない捜査手法ばかりです。しかしそれも裁判前の捜査時点で、一流セレブ(ただし法律は素人)相手に自分から自白させる醍醐味があるでしょう。
惜しむらくは、ピーターフォーク生前中に法律専門家の弁護士が犯人の回を作ってほしかったです。(でも、これだと刑事モノでなく法廷モノになってしまうかな?)
「歌声の消えた海」ではメキシカンハットダンスの陽気なシーンが、事件のドロドロさと対照的で好きでした。
yamatoさん、ありがとうございます。
船長役のパトリック・マクニー氏
更新時に加筆しますね!
こんばんは、はじめまして。関西在住の青二才yamato(24歳)ともうします。
刑事コロンボも0011・ナポレオンソロも親父から教えてもらいました。どちらも60年代から始まった海外ドラマの代表格です。小池朝雄さん(コロンボ警部)、野沢那智さん(イリヤ・クリヤキン)も実に素晴らしいキャスティングでした。ロバート・ヴォーン氏も大好きで「荒野の七人」も「スーパーマン3・電子の要塞」も何度も観てます。ちなみに僕は彼と同じ誕生日です。
ところでコロンボ警部ではありませんが一つ気になることがありました。それは本編のキャスティングに船長役のパトリック・マクニー氏の名前が無かったことです。パトリック・マクニー氏と言えばドラマ「おしゃれマル秘探偵」や「007・美しき獲物たち」などが有名ですがことにロバート・ヴォーン氏とはテレビ映画「0011・ナポレオンソロ2」で共演されていることからも加筆すべきなのではと…しかし僕のような若輩者がしゃしゃり出てきてのぶしつけなコメントにお気を悪くされたらすいません。暑い時期ですので熱中症などにはお気をつけて下さいませ。どうも失礼いたしました。
二度目のコメント、失礼します。
実は恥ずかしながら一番最初に観たときは手袋をめぐる流れに少し頭が混乱してしまいました。ここでぼくなりに整理してみます。
はじめ、ダンジガーは革手袋で犯行を行う計画だったが、妻が荷造りし忘れてしまった。
→仕方なく、医務室から拝借したゴム手袋で代用。犯行後、ゴム手袋がずっと手許にあってはまずいのであまり深く考えず海に捨てる。拳銃はロイドを陥れるためにわざと残す。
→船員でもバンドのメンバーでもない自分は疑われるはずはない、と考えていたが、落ちていた羽毛をきっかけにコロンボに目を付けられる。
→さらに、拳銃は見つかったのに手袋がないという致命的な矛盾を突かれる。
→じわじわと証拠を集めたコロンボはダンジガーに、管理されていたゴム手袋がひとつ足りないことを伝え、「ロイドが犯人ならば彼が盗んだはずだ」と吹き込む。
→ダンジガーはその罠に飛びつき、再度手袋を盗んで証拠を捏造する。
→そして、手袋に付いた指紋が決定的証拠となり逮捕。
こんなところでしょうか。どこか間違えていたら、教えていただけると幸いです。
もうひとつ。rayさんのコメントから興味をもってもう一度鑑賞してみると、その緊密さを再確認できました。クライマックス、ダンジガーが船の避難訓練ですぐ見つかるように手袋をホースの間に隠しておくくだりもそうですが、硝煙反応をでっちあげるために船内のマジック・ショーで使われた銃を利用する点など、本当に無駄のない造りです。
はじめまして。
丁度昨日BSで再放送していましたが、最後のかかっていたメキシコの曲のタイトルがわかる方いらっしゃいますか?
最後のクレジットの時もかかっているのですが、トランペットが旋律の速い曲です。
ネットで調べても出てこないし、どなたかおわかりになりましたらご教授お願いします。
今、仕事で丁度この曲と向き合っているので、原曲が知りたくて。
流星さん、ありがとうございました!すっきりしました。
コロンボの奥さんは一体何をしたんでしょうね(笑)
久しぶりにこのサイトに来ます。
ドロンコさん、初めまして,ご質問の件ですが、
字幕では「カミさんが何か、時々ハメを外すことがあるから」となってます。吹き替えは「あれ遊び好きでねぇ時々調子に乗り過ぎるんですよ」ですね。 この作品は指紋のトリックに重点を置いてますね。犯人が犯行のあと病室に戻る時に階段で乗務員とすれ違うのですが顔を隠す為に何か飲み物や軽食の乗った盆を上に持って行くが手袋はしていない、あの盆の裏には指紋がベッタリ!
何故客の指紋がここに・・?あのお盆が何故?上の階に??、ここは描いてないが誰も気づかなかったでしょうね、それから血圧と脈拍の変化の
着眼点は面白いが、運動の後は脈拍は上がるが血圧は逆に下がるのですけど、
はじめまして。
子供の頃好きだった刑事コロンボを、最近cs放送で見直しだしました。このサイトのおかげでより楽しめています。
ひとつ教えていただきたいことがあります。船長がコロンボの部屋に捜査を頼みに行った時のコロンボの返事が面白かった記憶があるのですが、具体的なセリフが思い出せません。
確か、船長が奥さんにクレームを言いに来たと勘違いして、「かみさんはしゃいじゃうタチでね~」みたいな内容だったと思います。
いきなりで申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。
精密に練られたハズの犯行の手口と、犯行後の工作なのに、すべてウラ目ウラ目
に出続けるという、犯人にとっては、とても可哀そうなストーリーになった。
医療用の手袋一組無かった件。
なぜコロンボは、医療用の手袋を注目したのかが、最初分からなかった。
よく考えると、ダンジガーは、水着で担ぎ込まれたので、手袋を持っている
ことが出来なかったためだ。尤も、手袋にこだわる必要などないという途中の
会話もあった。そういうイレギュラーな筋書きよりも「犯行は手袋着用で!」
という常識的な行動を犯人の心理として起こすものだということを、コロンボ
は熟知していた。もう一歩踏み込むと、拳銃は事前に部屋に隠しておいたの
だから、同時点で手袋も隠しておくべきだった。ゴルフ用じゃなくてもね。
間の抜けた犯人だったな。
ダンジガー夫人への質問などカットされている。吹き替えの違いで分かる。
これには、夫婦関係など重要な内容も含まれている。
もし、刑事コロンボというドラマが、単なるミステリードラマであれば、
事件解決に直接結びつかないシーンなどは、カットされても良いだろう。
わたしは、単なるミステリードラマだとは思ってない。
だから、トリックが巧妙だとか、コロンボの事件解決への捜査がユニーク
などといったミステリー性の内容だけでは評価してはならない。
あくまで動機を主軸とした人間ドラマであるべきだ。
注視されている医療用手袋なのに、一組ならず二組まで盗み取るとは、
見た目に似合わず、間の抜けた犯人だな。
最後、鼻歌を歌いながら発見された手袋を確認するコロンボのウキウキ感は、
よく分かりますよ。自分が仕組んだワナが、ずばり的中したのだから。
でも、なんだかなあ~、そんな感じでいられると、安物のミステリーに
成り下がった感じ・・・メッチャ幻滅する。
みなさんコメントありがとうございます。私もこの作品は大好き中の、大好きです。この作品に2票追加します。
コロンボがカミさんとのクルーズ旅行中に殺人事件に遭遇するという設定が遊び心満点で、かつその華やかな舞台を100パーセント活かしきったシナリオが見事です。
まず医務室の床に落ちていた羽毛からダンジガーに目を付け、偽の心臓発作を起こしたこと、アリバイが成立しないこと、マスターキーが入手できたこと、といった事実をつなげて疑いを濃くしていく過程がしっかり描かれています。
ぼくは最初観たときは、ダンジガーのキャラクターが弱いと思っていましたが、繰り返してみるうちに気にならなくなりました。庶民階級から努力で身を立てた苦労人で、やたらエリート風を吹かせたりはしないという点がシリーズでは珍しいだけだと思います。ロバート・ヴォーン氏も恰好いいですしね。
ラストも、コロンボのしつこさに耐えかねて自ら墓穴を掘ってしまうというこのシリーズらしい秀逸なものです。硝煙反応でなく指紋を証拠にする、というのが盲点を突いていて面白いです。
大好きな回です。内容は勿論ですが、小池朝雄さんの名吹き替えが冴え渡る回でもあります。
『カミさんが当てたんですよ。缶詰買ってメキシコ行こうってやつで・・・。』
実際は
“My wife won this trip.It was a raffle for the Holy Name Society.”
これは吹きましたwww
相手のロバート・ヴォーンの冴えない表情もおかしいです。こういうのがあってこそのコロンボですよね。やっぱ日本人は吹き替えで(小池さん以外考えられない)観たいですね^^
the Holy Name Societyなんて直訳しても日本人にはわかりませんよね。「偶像のレクイエム」に出てきた「シュライン(シュライナー)」とかもそうですね。
the Holy Name Society、ネットでちょっと見たら、カトリック教徒の慈善団体といった感じですかね。
そこの活動のくじ引きで、かみさんが旅行を当てたということですね。
「缶詰め買ってメキシコ行こう」という邦訳、今更ながら感心してしまいます。「くじが当たったから」よりインパクトありますし、ロバート・ボーンの冷たい反応も生きてきます。コロンボの庶民性を、日本人にも分かりやすく表してますね。
周囲がザワついているから、全体的に緊張感の薄い感じがします。
最後も、単純に指紋が証拠でした。
わたし的には、
・静かで背景のきれいなの中での神経戦と意表を突くどんでん返し
・コロンボと犯人とが互いを好きになる人情絡み
こういうストーリーが好きです。
こちらにもコメントありがとうございます。1票追加しました。こちらも放送を見てから詳しくお返事しますね。
今回、二回にわたって見返したけど、これは大傑作ですね。小学生のころに見た中でももっとも鮮明に覚えていた作品です。
印象に残ったのは船内という特殊環境や、ひとり鑑識やコロンボの珍しいアロハ姿や、ついにお目見えするかと思わせて結局出てこないカミさんなんかのためですが、やっぱり作品自体の質の高さが大きかったようです。
とにかく無駄がない。あらゆるエピソードがストーリーの上で二重の意味を持っているという感じです。医務室ではロザンナの歌がかすかに聞こえる設定とか。羽を見つけて病室の男がもっとも怪しいとにらんでからは、ドアを間違えたふりしてダンディガーと面識を作ったり、退院のときにそれを詫びて今後の協力を依頼するとか。試射の役を譲ったのは銃嫌いを視聴者にアピールするほかに、ダンディガーがどのくらい銃を扱い慣れているかを見たいという意図が読み取れます。
心理戦のシーンが乏しいように思ってたけれどよく見るとそんなことはありませんでした。犯人が途中からコロンボを疎ましく思うシーンがなかったというだけですね。コロンボが相手を油断させるために、ぎりぎりの段階までロイドの線を追っていると思わせたためでした。
手袋の中の指紋の件は、上で鋭い指摘があってその通りだと思います。しかし、実はあの手袋には外側にはっきりとダンディガーの指紋が残っているのです。手袋をホースの間に押し込んで隠すときに、なんと彼はそれをベタッと素手で行っています。ほかの点ではすべて慎重な人なのにねえ。コロンボは手袋の内側には触りまくってるけど外側は端っこしか触ってないので、正式な鑑定ではダンディガーの指紋はバッチリ検出されるでしょうね。クライマックスのシーンをぶち壊しにするような話なので、これは撮影現場での単純ミスだろうと思いますが(笑)。
もうひとつだけ細かい指摘ですが、ダンディガーの身柄だけ地元警察に送ってコロンボが気軽に下船してしまってよいものなのか疑問です。いったい誰が、警察に対して事情を説明するのか。船長がやるんでしょうか。
この作品には、歌手が歌う曲が二曲登場します。ひとつは殺されたロザンナが歌っていたヴォラーレ。有名な曲ですね。意味がわらかない人でもイタリア語のまま歌うととても楽しい曲です。こんなところにもコロンボシリーズのイタリア志向があらわれていますね。ただしロザンナは終わりの方だけ英語で歌っていますが。
もうひとつは、コロンボとダンディガーが他人に聞かれない場所で話をしたときに誰かが歌っていた「パリの騎士」です。1951年にフランスの偉大な歌姫であるエディット・ピアフが歌った曲ですが、すぐに英語版も含めてさまざまな人にカバーされました。ドラマ中の歌も英語詩です。シャンソンのファンとしては、程よくマニアックな選曲が嬉しいところです。
ドラマ中の設定としては、殺されたロザンナの穴を埋めなきゃならなくなった歌手が、急遽レパートリーの中から引っ張り出して真昼間に練習しているというところでしょうか。伴奏のピアノを弾いてる人も、拘束中のロイドの穴埋めでやはりリハーサルが必要だったろうなと考えると、何だか面白いです。
いつダンジガーが怪しいと目をつけたのか?
これがさっぱりわからないまま話が進んで行きましたが、
そこもしっかり最後には判明してスッキリし、
さすがはコロンボ!と感嘆したものです。
ラストの指紋採取シーン、コロンボの「ダンジガーさ~ん」と言うアレ。
多分台本には書かれていない、小池さんのアドリブだったんじゃないかと個人的には思っています。
ネオリチャードさん、大正解です。
いつも楽しく読ませて頂いています!
この回の、
パーサーさん?のトップの方でしょうか、
船長さんと共に警部と部屋の捜索をされている方、ですが・・・
コロンボ警部がロンドンへ視察に行った時にロンドンを案内してくださっていたお偉いさんでは!???
(最後に、「やったな!?」と言う方!)
それが気になりつつ、の視聴でしたw
そうお思います。
髭をはやしたまんまです。
Youtubeで水野晴郎さんが解説する金曜ロードショー「刑事コロンボ・歌声の消えた海」を見ることができました。テラオさんマリオさんありがとうございました。
マリオさん>水野晴郎さんも、そのように!懐かしいですね。
テラオさん>コロンボはダンジガーさんを崖っぷちまで追い込み、彼の潔さで負けを認めさせているのですね。
テラオさんの意見に同意です。
実際日本テレビの「金曜ロードショー」で本作が放映された際に、エンディングで水野晴郎さんが、
「実際にはゴム手袋を外す際に指紋が擦れたり、
拳銃を打つような緊張する作業をすると汗をかくため指紋が残るのは難しいらしいです。
これもコロンボお得意のトリックを仕掛けたのかもしれませんね~」って言ってましたw
重箱の隅をつつくようですが、現実的には、薄いゴム手袋をはめた手の指紋を採取するのは不可能ですね。手袋を外す際に転写された指紋が必ず乱れます。
そのため、最後の方のコロンボはゆっくりとした進行で相手を追い詰めて自白を導いてるような気がします。
コロンボ本人も「指紋がくっきりと残ってる」旨のことは、ハッタリだと認識してるのでしょう。結局犯人の指紋との照合をしてないのもそのためだと思います。
yassさん、「脇汗」には気づいていました!面白いですね。
本編とは脱線してしまいますが、皆様はコロンボの脇汗に気付かれましたでしょうか?
船内のカフェラウンジでダンジガーとマスターキーとカーティスクリッパーの検討の際、両脇目一杯の脇汗(笑)演出なんですかね?
一度気付くと、どうしもうもなく気になります。
とっしーーさん、コメントありがとうございます。いつも楽しく拝読しております。良い意味で異色の作品ですよね~。コロンボの知恵が炸裂しています。1票追加してまますね~。
Gesundheitさん、お返事が書けておりませんでした。たいへん失礼しました。監督は「ベン・ギャザラ」が正解でした!本文を修正しました、ご指摘ありがとうございました~。
豪華客船での事件、いやー面白かったです!
鑑識も消炎反応も、自分1人でやらなくてはならない状況では、コロンボの「地力力」が試されますね!(^^)!
手袋・・確かにどんどん無くなってきます(笑)
一番最初の手がかりである羽から、ダンジガーを犯人に絞りますが、普通であれば怨恨の線とか
動機がある人を真っ先に調べる警察に対し、
コロンボの本質力は、アッパレの一言です♪♪
僕もどちらかと言えば、コロンボ視点ではありますが、最後までダンジガーから狙いを外さない辺りが、名警部の片鱗を見せていますね (´∀`)
さて、最後の証拠をうやむやにしようとした証拠が、返って命取りになる点、ミイラ取りがミイラになる的な表現で、良いでしょうか(笑)
あのまま、ダンジガーが何もしなければ、ロイドが犯人にされたのでしょうかね??
いやいや、コロンボが黙ってないと思いますが、
メキシコの管轄外だし・・
それにしても、鉛筆の芯を削って指紋採取する方法は、とても興味があります(笑)
やり方ですが、芯の粉を証拠のブツにつけ、それを紙につける感じでしょうか?
(ロイドの指紋採取のやり方)
こういう名探偵物、刑事物を見ると影響されてしまいます・・ァ ‘`,、’`,、(‘∀`) ‘`,、’`,、
余談ですが、看護婦さんお綺麗な方でしたね!!
よくダンジガーが色目を使わなかったなーと
感心してしまう程、お綺麗でした(ノ∀`*)
良く見てみると、指輪をはめていたので、人妻でしたが・・泣
冒頭からコロンボが間違っていた、汽船とボートのくだり、ラストのシーンは面白いです^^
ササキさん、書き込みありがとうございます。デッキでの夫人との会話ですね~。この部分は吹き替えが替わっていまして、カット部分だったようです。殺害動機に関わる重要なシーンなのにね~。
これは文句なく楽しめる。犯人がコロンボの罠に嵌って御用というパターンはほかにもあったなあ。犯人と妻との夫婦仲の描写が巧み。くどくど説明しなくとも「女として扱われるのはいいことよ。その点夫には満足だわ。でも裏切ったら・・お払い箱よ。」このセリフで際どい夫婦仲と殺人の動機までも描出している。心憎いまでだ。こういう気の利いた描写はコロンボドラマの魅力の一つでもある。
marrさん、ぼろんこです。ダンジガー夫人との会話。すでにダンジガーをホシだと睨んでいるコロンボが、殺人の動機をしぼるための聞き取りですね。コロンボは動機の有る無しを重要視しますね。
デッキでダンジガー夫人とコロンボが話すシーンが印象的です。
コロンボはダンジガーの事を浮気好きで、夫人はおとなしくそれを我慢していると思い込んでいるのか、「よくご主人の遊びを許してますね」などと話しかけます。ところが夫を支配し、独占欲が強く、自分を裏切ったら「お払い箱よ」と存外、夫人は激しい気性なのが分かり、コロンボはたじたじと後ずさりします。「お話しできてよかったです」。
DVDではコロンボの声が替わっていましたのでTV放映ではカットされていたようですが、ちょっとしたつなぎの場面のようですが、登場人物を掘り下げる、味わい深いシーンとなりました。
監督はフォークの盟友ベン・ギャザラではなかったでしょうか?ギャザラの犯人役も是非見てみたかった。。。
そういえばコロンボにはカサベテスファミリーの役者さんたちがちょいちょい出てますね(逆に「グロリア(1980)」とかカサベテス物にコロンボの常連役者さんがでてて)。
私はクレジットされていない端役の人たちについつい目が行ってしまいます。これも楽しみの一つです。このページColum Boroncoさんでもそういう人にスポットがあたっていて嬉しくなりました。
らいだーさん、コメントを頂きありがとうございました。
誰に読んで頂きたいわけでもなく、好き勝手にコロンボ論を書き綴っておりまして、コメントを頂いたのは始めてです。ありがたいことだと思っております~。
メリッサは、とても優しい看護婦に描かれていました。煙草を吸うという「イメージと合致しない」仕草は、時代性を反映しているものなのでしょうね~。
「美食の報酬」の秘書のイヴ役のシーラ・ダニーズは「若い!」の印象でした。日本語版の吹き替えの声も、若い女性風でしたね。刑事コロンボシリーズ、新・刑事コロンボシリーズを通じで、最も多く作品に出ているのが彼女ではないでしょうか。
「歌声の消えた海」の看護婦メリッサ役はスーザン・ショウという女優さんだったんですね。きれいな人だなーと気になっていました。判ってすっきりしました。
「美食の報酬」の秘書のイヴ役のシーラ・ダニーズがとてもきれいだと思ってこちらも気になっていた(笑)のですが彼女はピーターの奥さんになったらしいですね。
楽しいお話しありがとうございました。