- 「愛犬ドッグ」が初登場。
- ピーター・フォークの親友「ジョン・カサヴェテス」の出演作。
- ベネディクトはラストで「証言の時には‥」は言っていない(英語版)。
- アレックス・ベネディクト「ジャガーXK-E」 「ロールス・ロイス・シルバー・クラウドII」
2つのバージョンについて
75分と96分バージョンの違いについて
オーケストラの指揮者を演じたジョン・カサヴェテス
ベネディクトはイタリア系
完全犯罪とはほど遠い凡ミス
ジェニファーから離婚を迫られていたことが動機。ベネディクトはジェニファーの死を自殺に見せかけますが、現場で証拠品の「花」を落としてしまうという、推理作品で最低のミスを犯し、それが決め手となり逮捕されます。しかも、それを映像手法上で分かりやすく見せていて、最も重要なシーンを見逃させない工夫が施されています。おそらくこの作品、「決め手」を分かりやすく設定したことで、ドラマの側面を引き出しているのではないでしょうか。
サングラスに花が映るシーン [96mv]
一流の芸術家は色を好む?
芸術の世界で成功を収めているが、それに満足できず全てを失うリスクを知りつつ浮気に走るベネディクト。仕事での成功も、権力者の娘と結婚したことで得たもので、純粋な成功とは言い難い。ベートーヴェンやブラームスが色を好んだエピソードを楽しそうに語りますが事実はそれ程とも思えず、彼は「自分が色を好んでいる」ことを暗に肯定しているようにも見えます。ベートーヴェンは確かに女性を好んだようです。ブラームスはもう少し堅物な印象。両者とも生涯独身を通していて、ベネディクトのような既婚者の浮気性とは結びつきません。
一見、潔く逮捕されたように映るが‥
「ラストは潔い犯人」という意見も多くいただきますが、私はその反対の印象も持ちました。有罪を認めながらも妻ジャニスに「証言の時には、僕が愛していたことを思い出して」と、囁いています。夫が愛人を殺害した‥というショッキングな事実を突きつけられた直後に、その夫が裏切った妻に「裁判で自分に有利に働く証言」を求めているのです。その後の「チャオ!」までの言葉は確かに、潔く聞こえますが。最後にコロンボ警部が「フランク、もう一度回してよ。今のコンサート」という言葉で画面は止まりますが、後味の悪さを拭い去りたいような気分もしました。
なおこの「証言の時には、僕が愛していたことを思い出して」というセリフは英語版には無いとの情報をいただきました。ですので本来の作品は、日本語版より綺麗なエンディングだったのだと思われます。(加筆:2021年12月7日)
被害者について語る刑事 [96mv]
後任の刑事?は、マイラー刑事
美人ピアニスト、ジェニファー・ウェルズ
ジェニファー・ウェルズが最初に弾いていたピアノ曲
YouTube「ピアノ練習曲(エチュード)」ピアニストのジェニファー・ウェルズが夜のコンサートの指慣らしに弾いていたピアノ曲をパソコン演奏で再現しました。音楽もお好きな方は、こちらもご覧ください。(*ご注意:YouTubeへのリンクは音が出ます!)
ブログ・コメンテーターさんからの情報でこの曲は「バッハ Bach:平均律第1巻第15番ト長調 BWV860」であると判明しました。またこの曲は「練習曲(エチュード)ではない」と書いておりましたが、「練習曲」として分類されることが多いそうです。大変失礼いたしました。(加筆訂正:2021年11月26日)
ジェニファーが死ぬ直前に弾いたもう一つのピアノ曲
アレックスのリクエストでジェニファーが死ぬ直前に弾いた‥最後の曲「ショパン練習曲作品25-1(エオリアン・ハープ)」。10年以上ブログを書いていて、これを見逃していたのは本当に罪深いです…。今反省しながら所有している音源ポリーニの1972年の演奏を聴いています。(加筆:2021年11月25日)
妻ジャニス役ブライス・ダナーが印象的
娘はオスカー女優「グウィネス・パルトロー」。
ジャニスとカレンがお揃い
ベートーヴェン 交響曲第6番「田園」の第4楽章
冒頭のベネディクト邸内やがコンサートで彼が指揮する交響曲は、ベートーヴェン 交響曲第6番「田園」の第4楽章。この交響曲はベートーヴェンが唯一自分で「田園」と名付けた標題音楽的作品で、第4楽章は激しい雷雨・嵐の様子を表現しています。
→ 劇中で使われた印象的なクラシック音楽
モーツァルト「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」第4楽章
もう1曲はモーツァルトのセレナーデ「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」の第4楽章。この2曲の演奏会であればかなり「ベタ」な演奏曲目ですが、本作ではともに「最もポピュラーな楽章」ではない楽章を採用していて、興味深いです。ちなみに両曲とも「第1楽章が最も有名」。
ピアニストが活躍する曲は?何だったのか…
ピアニストのジェニファー・ウェルズがドタキャンした…コンサートの本来の演奏予定曲目を大胆予想してみました。お遊び的な予想ですので、間違いかもしれません。
ベートーヴェン ピアノ協奏曲 第5番「皇帝」
根拠はジェニファーが来れなくなった時ベネディクトは、「ベートーヴェンなら稽古済みだ(ベートーヴェンをピアノ無しの曲に差し替える)」と言っていること。そしてこの日のコンサートは「ベネディクト指揮 若者のための週末コンサート」であったこと。ベートーヴェンの有名なピアノ曲といえば「皇帝」でしょうね。
野外音楽ホール:ハリウッドボウルが舞台
犯人の職業がオーケストラの指揮者ということで、映像が華やかですね。そしてドラマの舞台がハリウッドボウルという美しい野外音楽ホールを中心に展開していること。このシチュエーションのパワーは大きいと思います。
→ハリウッドボウルの場所(PC)
コロンボ警部が演奏していた曲
コンサート会場で独りピアノを演奏していたコロンボ警部はベネディクトから「チョップスティック(曲名)は何十年ぶりに見た」と言われました。素人でも両手の人差し指だけで演奏できるのを、少し馬鹿にされた感じでした。チョップスティックとは「お箸(はし)」で、まるでお箸で弾いているような曲という意味です。
その後で、タイプライターの矛盾の指摘から始まり、修理に出した車の走行距離が15km増えた件に触れ、正式に他殺(殺し)事件として担当することになったと、切り返したのはスカッとしました。この話の流れだと警察は完全に「犯人=ベネディクト」と決めつけている感じですよね。
全編に流れる素敵な音楽
クラシック音楽を扱ったエピソードで、BGMもピアノ中心のクラシカルな曲でした。この「黒のエチュード」からスタートした「第2シーズン」。音楽監督を「ハル・ムーニー」が担当することになり、雰囲気が変わりました。私は大好きです。
→第2~第3シーズンの作品で使われるピアノBGM
第2~第3シーズンの不思議なピアノ曲
YouTube「不思議なピアノ曲」刑事コロンボの第2~第3シーズン「黒のエチュード」「偶像のレクイエム」「絶たれた音」「毒のある花」などで多用された「不思議な雰囲気を持ったピアノ曲」を再現しています。音楽もお好きな方は、こちらもご覧ください。(*ご注意:YouTubeへのリンクは音が出ます!)
あのビートルズもコンサートを行ったハリウッドボウル
そのシーンもハリウッドボウルで撮影されていますが、このハリウッドボウルは私の大好きなビートルズ(イギリスのロックバンド)が1964年と1965年にライブコンサートをしていて、その様子は「The Beatles At The Hollywood Bowl」として当時ビートルズ唯一の公式ライブアルバムとして発表されています。
トランペットのポール・リフキン
LAのジャズの店と、ロンドンの蝋人形館が同一!
10話「黒のエチュード」で容疑をかけられるポールが演奏するLAのジャズの店と、13話「ロンドンの傘」の蝋人形館は同じ場所です。大胆な演出ですよね!(ブログゲストさんの発見でした)
ベンソン獣医
パット・モリタ [96mv]
コロンボ警部の年収が判明 [96mv]
アレックス・ベネディクト邸での会話、コロンボ警部の年収は自身が「1万1000ドル」であると口にしています。1972年当時の1ドルを約305円としますと、約335万円。そして消費者物価指数などを加味すると…600万円弱。という感じでしょうか。同情するほどの薄給ではありません。容疑者の方々がとてもセレブですので、差を感じますが。
→コロンボ警部の年収
もう一人の東洋系使用人。
楽団のビリー・ジョーンズ
新聞社のエベレットがワイン屋のオヤジ! [96mv]
新聞社のダーキーはドッグの校長先生 [96mv]
また2話「死者の身代金」の捜査員としても出演していますが、この役は印象が薄いです。
修理工場のマイク
詳しくはコロンボマップ「ハリウッドボウルから修理工場」をご覧ください。
修理工場向かいのスタジオは閉店か?
コロンボが修理工場を訪れるシーンで、ベネディクトが居た時と去った後では状況が一変!まずコロンボ警部がよそよそしく再登場します。クラシックカーの置いてあった場所がかなり手前に変わっていて、道路沿いに警部のプジョーが出現。そして道向かいの「レコーディング・スタジオ」が閉店し、別の店に変わっています。(ブログゲストさんの発見でした)
交響楽団の理事長は大女優。
ポールを吊るし上げる理事会の女性。
もう一人の女性理事はケンの家の家政婦
メガネの男性理事
ショパンはインコではない!
隣の女の子オードリー
監督:ニコラス・コラサント
脚本:スティーブン・ボチコ
音楽:ディック・デ・ベネディクティス
アレックス・ベネディクト:ジョン・カサヴェテス(声:阪脩)
ジャニス・ベネディクト:ブライス・ダナー(声:寺田路恵)
ジェニファー・ウエルズ:アンジャネット・カマー(声:有馬瑞香)
リジー・フィールディング:マーナ・ロイ(声:麻生美代子)
ビリー・ジョーンズ:ジェームス・マッキーチン(声:笹岡繁蔵)
ポール・リフキン:ジェームズ・オルソン(声:野島昭生)
オードリー:ドーン・フレーム(声:冨永みーな)
刑事:ヘンリー・ベックマン
マイラー刑事:ルー・ノヴァ
ベンソン獣医:マイケル・フォックス(声:今西正男)
新聞社ダーキー:チャールズ・マコーレイ
新聞社エベレット:ジョージ・ゲインズ
ベネディクト家の使用人:パット・モリタ、ビクター・トヨタ
修理工マイク・アレクサンダー:ドン・ナイト
修理工フランク:マイク・ラリー
理事:ダイアン・ターレイ・トラヴィス
理事:エリザベス・ハロワー
理事:リチャード・ソンダーガード
レストラン客:キャスリン・ジャンセン
大幅に加筆:2021年12月7日
少し加筆:2024年11月5日
連投お許し下さい。
オーケストラの理事長?オーナー?の女性の英語がとても聞き取りやすく風貌とも相まってサッチャー首相が話しているような感じでした。 一語一語はっきり発音していて音の脱落や連結による変化があまりないようでした。彼女の年(年代による英語の変化?)によるものか階級差(上流階級はイギリス英語風に話す?)、あるいは地域差(東部か西部か?)なのでしょうか? この辺お詳しい方、ご教示願います。
今回は殺人の動機も分かり易く、犯人が落ちる場面も納得で何より女優さんが美しく素晴らしい出来です。決定的な「はてな?」場面もないように感じました。それでもいくつか疑問点が湧いてきました。
タイプライターを持ち込んでSを打ち込みずれを指摘しますが、これが本当に証拠の遺書なら「証拠品に上書きする」なんて許されるんでしょうか? 前の指紋を採る場面で「紙は動かさないで」と言っているので本物のようですが。また指紋を採ったなら被害者の指紋がないことが(彼女は触れていない)分かったはずです。何故ないのか? は他殺の有力な証拠になります。
死因はガス中毒なんでしょうが、そうなると被害者は頭を殴られても生きていて呼吸を続けたことになります。レンジの前に転がされていた被害者は微動だにせず息もないようでした。私には殴られた時点で既に死んでいるように見えました。そうなると検視結果は「脳損傷」で自殺ではなく他殺は決定的です。 いつもながらコロンボは死因や証拠を曖昧にして話を進めるので、厳密な科学捜査(DNA鑑定、血液分析)が当たり前の今の時代からみると
面白くもあり、甘くもありです。犯人の動機や心理的焦りをうまく操って自供に追い込む捜査手法は流石ですが・・・・・・・。
私は、アレックスの人柄の良さで、この作品が好きなのですが、どうも皆さんが彼への非難ばかりなので、少し弁護を。
まず、皆さんが彼のモデルがムーティだ、バーンスタインだ、と言うぐらいの堂々とした指揮者らしい格好良さがあります。
また、終盤のオケの理事会にわざわざ乗り込み、疑惑を掛けられたポールを弁護する義侠心を持っています。
何より、潔く罪を認めた後、コロンボを皮肉なしに賞賛し、握手して讃え、妻には指揮棒を立てて別れを告げ、ビデオルームの技師にも挨拶して去って行くのは、シリーズ屈指のエンディングだと思います。
よって、皆さんが言うように地位を失うまい、と小心でスノッブではありますが、彼の本質は、ダンディで親切、いい奴だと思うのですが、いかがでしょう。
おっしゃる通りかもしれません。
こうした名作ドラマに、一々突っ込みを入れながら見るのもいいですが、先ずは懐かしくもカッコいいエンターテイメントとして楽しむ方が大切ですね。
突っ込み入れ出したら、4Kリマスターで放送中の「ウルトラセブン」などは、コロンボの一万倍くらい突っ込みどころ満載ですが、やはり子供のころカッコいいなあと憧れておりましたし、懐かしいので思わず観てしまいます。
>彼の本質は、ダンディで親切、いい奴
と感じることができるのは、名優ジョン・カサヴェテスの魅力によるところも大きいでしょうね。彼もまた、惜しくも59歳の若さで亡くなっているのですねぇ。
懐かしい役者、当時の世相や空気、価値観、街の景色などを、タイムトラベルしたように味わえるのが、「刑事コロンボ」をはじめとする懐かしい名作ドラマの味わい深いところですね。
機会があれば、ロケ地の今を聖地巡礼してみたいですね。
50年前のアメリカの豊かさにいつも溜息が出ます。車の大きさや御殿のような大邸宅。だからこそ上流階級と対峙するコロンボのよれよれコートとポンコツ車との対比が際立ちます。庶民コロンボを応援したくなるのは判官贔屓だけではなく羨望の裏返しもあるかもしれませんね。
人はどんなに才能があって社会的に成功しても、裕福になって良き伴侶に恵まれても、人柄が良くても、幸せになれるとは限らない、そのことを「刑事コロンボ」はあの時代にいち早く忠告してくれていたような気がします。
改めて気付きましたが、68話「奪われた旋律」での映画音楽の巨匠フィンドレー・クロフォードのあっさり罪を認める潔さの源流は、「黒のエチュード」での指揮者アレックスだったんですね!
確かにそうですね。
社会的成功が大きければ大きいほど、それを失うかもしれない事態に遭遇した時に、自己保身のために殺人さえ冒してしまう。自分は他者より優れていると自負していて、完全犯罪が出来ると勘違いしてしまう。
コロンボが事件を解決し、「それは違うでしょ」と本当に大切なものは何か、犯人に気づきの機会を与える。
犯罪の裏側に潜む人間の本性、エゴイズムを描いている点も、このシリーズの面白いところですね。
指揮者アレックスは、妻の母親の庇護を失ったらやっていけないようなら、所詮小者であり、大した指揮者ではなかったとういことになるのではないでしょうか?
現実世界では、愛人が沢山いた世界的名指揮者は昔から数多くいましたし(実名は出しません)、むしろ「芸の肥やし」くらいに考える人のほうが一流の芸術家や芸能人なら普通のような気がします。もっとも今なら「Me Too」で訴えられる覚悟もしておく必要があるでしょうが。
むしろ、妻の浮気を殺人の動機にしたほうが、個人的にはしっくりきます。グスタフ・マーラーの晩年などを参考にしながら・・・。
私がアレックスの立場なら、とりあえず愛人を殺すより、妻と妻の母親に土下座して謝ります。それで許してもらえないなら、もう仕方がないけれど、妻の母親は、人生経験が豊富なんだから、娘がアレックスとの結婚を決めた時から、芸術家や芸能人とはそうした「色を好む人種」なんだっていう覚悟もしておくべきだったかも。
愛人のピアニストの方も、アレックスに殺されないように、指揮者をそこまで追い詰めずに、もっと上手くしたたかに立ち回らなきゃ! ですね。
名ピアニストのマルタ・アルゲリッチは、3回離婚して3人子供がいて、みんな父親が違うくらいなので(みんなアルゲリッチが引き取って育てた)、厳しいことを言うようですが、妻の母親理事長がコンチェルトでのピアノの下手さをほのめかしたように、愛人も、ピアニストとしてはプロ根性が座っていない、二流、三流に過ぎなかったということでしょう。
トランペット奏者のポールも女流ピアニストに振られたくらいでヤケになっているようでは小者。それにしても、芸術家や芸能人や有名人は、愛人、薬、酒のどれかに溺れる人がじつに多いですなあ(笑)。ご立派なことをいう、アレックスの妻の母親理事長も、少なくとも酒に溺れていた時期があったみたいですしなあ。
もっとも、コロンボの愛犬はドラマの設定上では「芸術犬」でも「芸能犬」でも「有名犬」でもないので、池で溺れていたのは誤訳か意訳のようですなあ。
「黒のエチュード」96分版は、小池 朝雄さんのコロンボ吹替え声優としての最後の仕事。その2年後に残念ながら54歳の若さでお亡くなりになりましたね。
コロンボ吹替え声優以前は、「仁義なき戦い」シリーズとか、「異常性愛記録 ハレンチ」「徳川いれずみ師 責め地獄」「江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間 」等々、人間の持つ狂気やダークサイドな部分を受け持つ常連名役者でしたが、そうした役での経験を積み重ねたからこそ、それが「芸の肥やし」となり、極めて魅力的で説得力あるコロンボ声優になったのでしょうね。
そういえば、かのシャーロック・ホームズも、コカインに溺れていましたっけ。
横レス失礼します。
照る民さん
まさか、全然関係ないこちらの「ブログ刑事ぼろんこ」でもお会いするとは想像だにしておりませんでした!
さては、こちらのブログの「隠れ大ファン」でしたか!
さすがです。
音頭丸殿 さん
奇遇ですね!
ところで、シリーズ初期ではあんなにクラシック音楽が好きだったコロンボが、新シリ-ズ68話「奪われた旋律」では、ピアノも指一本でしか弾けなくなっているわ、音楽についての知識がとんでもなくド素人になっているわで、クラヲタにとっては寂しい限りに変貌していましたね。
照る民さん、文章を修正してあります。
私はそれほどでもありませんが、クラシック愛好家です。
ぼろんこ様
誤字訂正ありがとうございます。
今後もこの素晴らしいブログの益々のご発展を楽しみにいたしております。
クラシック音楽ネタでも、読者の皆様のコメントを含め大変な気付きと勉強をさせていただいており、とても感謝いたしております。
コロンボをNHKで見始めて、まだ二巡目の新人です(笑)
いつも見終わってからこちらで時代背景や車や音楽などなど復習して楽しんでいます。
フネさんの声優さんがよく出てるなあって思うのですが気のせいでしょうか?
若輩者なので、時代的にわからないことがあり過ぎて。。
今回はタイプライターについて何十回見ても何故被害者が打ち直したとわかるのか?それで何故自殺じゃないとわかるのかまーったくわかりません
。・゜・(ノД`)・゜・。
どうかどなたか解説していただけないでしょうか?
ジョンカサベテスの映画は大好きでほとんど観ました!!
ピーターフォークのこんなアバンギャルドな存在が観れるなんてって感激しました。(*^ω^*)
コメントありがとうございます!
フネさんの声優「麻生美代子」さんは4回くらい出てきます。
それとタイプライターの不可解ですよね。
アレックスはすでに印字してある便箋*を持って
ジェニファーの家に向かいます。
彼女を殺害した後、タイプライターにその便箋を挟み、
彼女の遺書に見せかけた。
でも、その便箋の位置(左右)が、ほんの1mmほどずれていた**ため
彼女がタイプしたそのままが残っていたわけではなく、
誰か***がすでに印字された便箋を、挟んだ可能性が高い。
ということです。
* アレックスが以前にジェニファーの家で印字して準備したと思われる。
** タイプライターは、天地方向に1行単位で紙送りをし、
左右は1文字単位で移動するはず、1mmずれることはない。
*** もちもん彼女自身が、一旦印字した便箋を外して、もう一回機械に
差し込んだかもしれないが、加筆はされておらず、行動としては不自然。
あれは私も意味不明です。
「ジェニファー・ウェルズ
人生は生きるに価しません」
くらいの短い文章なら犯行後にその場で打てばいいだけなのに、何で犯行前に愛人の部屋で打ったものを、一旦持って帰っちゃうんでしょう。そりゃあ、最初と紙の位置ずれますよ。
思わず「あんたバカぁ?」って叫んじゃいました((+_+))
事前に文字打ち済の偽遺書を使うのなら、机の上に置いておけばいいだけなのに、なんでそれをまたわざわざタイプタイターに挟むなんて面倒くさいことをしたんでしょうね。
決定的証拠が初めから視聴者に提示されると言う珍しい構成。
オードリー証言のフェイントには参った。
見終わっての後味のよさは、犯人が最後にコロンボをキチンと賞賛するからでしょうね。こんなに爽やかに脱帽する犯人がいたとは。
証拠について、
①妻の致命的証言は、真実を語る義務によるだけでは物足りない。くちごもる妻に「夫君はコンサート直前まで彼女の部屋にいたって事です」と一押しして怒りの炎をつけて欲しかった。
②死体発見の最初の現場写真で落ちた花が写っているものを提示すれば妻の証言も不要かと。
ジェニファーさん殺害の直後、庭で犬と遊んでいるオードリーに見られていなかったんですね。前に見たことがあり結末を覚えていたので、決定的な証言にはならないことを知ってはいましたが、ハラハラしました。サングラスに映るカーネーションの印象が強烈ですが、ひっくり返される伏線もありです。オードリーに目撃されてしまったトランペット奏者が容疑者にならず犯人に庇われたのは幸いです。
ジョン・カサヴェテスについて言及されている方が少ないですが、彼は俳優としてより監督としてのほうが有名ですよね。インデペンデント映画の伝説的存在です。妻のジーナ・ローランズは超有名ですが、息子ニックも監督になりましたね(父が偉大すぎて大変そう)。
30話「ビデオテープの証言」にも書いていますが、映画「きみに読む物語」の監督はニック・カサヴェテスで、ジーナ・ローランズも出演しています。ジョンの「インデペンデント映画」は、見たことがないのですが、知り合いに大ファンがいて、偉大さは話聞いています。
ニックの監督作『シーズソーラブリー』はジョンの遺したシナリオで、ジョンを敬愛するショーン・ペン主演。『レオン』はもろ『グロリア』だし、『レオン』に出てるゲイリー・オールドマンの監督作『ニルバイマウス』はジョンをお手本にしてるとオールドマンが公言してます。『オールアバウトマイマザー』も『オープニングナイト』に影響されていそう…すみません、きっとお知り合いから聞かされてますよね。コロンボから逸れまくり…。フォークとは、ジョンの監督作での関わり以外にも、『マイキー&ミッキー』という作品でがっつり共演してます。ニックは作家性を感じられない作風で、父の真似はしたくないのか、出来ないのか…。
ウェルズのエチュードはバッハのbwv860ですね
312号室さん、ありがとうございます!
おそらくどなたの言及もないと思うので私の仮説をコメントさせていただきますが、Etude in Black というタイトルはホームズの A Study In Scarlet に着想を得たというよりも、ガーシュインの Rhapsody in Blue を匂わせたものではないでしょうか。タイトルの構造的に「曲の形式 in 色彩」という点でも、劇中でジャズが使われている点でも符合します。また、そこから指揮者のアレックスのモデルはレナード・バーンスタインじゃなかろうかって気もするんです。みなさん、いかがでしょうか。
私も以前、ヘビースモーカーであること、映画音楽を振っていることなどからバーンスタインがモデルじゃないの?と投稿したことがありますが、バーンスタインはあんなに指揮がへたくそじゃない!レニーに失礼だ!と怒られたことがありました(笑い)。
ブライス・ダナー・・・。
映画ミート・ザ・ペアレンツの母役と同一人物と思えない。若い頃は娘と似てる
演奏クラブとロンドンの傘の部屋が同じだと気づくのがスゴイですね・・
そしてお母さん役のマーナ・ロイも気品があって相変わらず美しく昔とちっとも変わってなくてね。
お早うございます。
ちょっとびっくりしたことが。
犯人の妻ジャニスの運転する高級車ロールスロイスのルームミラーについてです。
ルームミラーって上からぶら下がってるのが普通だと思ってましたが、1950年代後半から1960年代半ばに製造されたロールスロイスだそうで、映像でのロールスロイスには、車のダッシュボードの上に床から上にルームミラーが生えてましたね。
見たことがないので驚きました。
●まさこさんとのやり取りで(間違い探し)(笑)をしてて 気が付いたんですが、そうでなければ見過ごしていたかもしれません。
…あんなところに置いてあって後ろ 見えるんでしょうか?でも見えたんでしょうね
【原題解釈】
Etude in Black
直訳すると、「黒い練習曲」。
ホームズのA Study in Scarletを意識した題名だと思います。ちなみに、study(英語)=étude(仏語)で、研究、習作(絵画だったら)、練習曲(音楽だったら)という複数の意味があります。
黒色の練習曲、黒い服=タキシードを着た練習曲。アレックスは所詮練習曲程度の人間だったということなのかもしれません。深読みし過ぎですかね。
南加フィル? という所詮は地方フィルの専属指揮者って事ですかね。
お家の外見はホワイトハウス、内装はヴェルサイユ宮殿、おクルマはジャガーと、趣味、メチャクチャです(笑)
きっとそうなんですよ。皆さんがモデルと考えられたような世界的な大指揮者ではないんじゃないんかと。そもそも何人なんですかね。イタリア人?ヨーロッパからアメリカに来たと言っていましたよね。
差し出がましいですが。
恐らくはロスアンジェルスフィルハーモニックオーケストラがモデルだと思います。アメリカではメジャーなオーケストラです。日本ではあまり知られていませんが。昨年か一昨年来日してジョンウィリアムズのスターウォーズかなんかを演奏していったように覚えています。でもこの犯人役の役者は指揮が下手です。第一、音楽とシンクロしていない。もう少し練習すべきでしたね。ある意味ではルックスと世渡りだけで理事長と娘さんに気に入られてポジションを得た感が出ていたと言えるかもしれません。
一本調子で振り過ぎですよね(笑)
ベートーヴェンの田園の4楽章「嵐」の低弦部は雷の描写ですが、十六分音符の細かい音符の連続の難所がクッキリと聞き取れるので、ソリスト級の奏者が揃っていると思いました。実際の指揮者/オーケストラが誰/どこなのか知りたいです。モーツァルトの方も音符を刻みながら伴奏する第2ヴァイオリン以下の動きが正確ですが、音楽がウィーン風ではなくてスポーツ的な感じがしたところが、犯人の下手な指揮とマッチしてたかもしれません。
70年代、来日公演に接したことがありますが、昔のズビン・メータ指揮ロス・フィルは、似たようなところがありました。
当時のロス・フィルのトランペットの首席はトマス・スティーブンスで、「スターウォーズ」のテーマのカッコいいトランペットを決めていますが、ポールのモデルではないですね。あと田園の「嵐」に一か所トランペットのハイトーンが鳴り響くところ、今回のドラマ中でも確認できますが、もしかしたらロス・フィルの名手の音を聞いたのかも知れません。
まったく同感です。
一方で、寅さん相棒コロンボファンさんがおっしゃる、
「田園の4楽章「嵐」の低弦部は雷の描写ですが、十六分音符の細かい音符の連続の難所がクッキリと聞き取れる」
というところなどは、80年代初頭のジュリーニ指揮ロス・フィルのレコード(今でもCDで容易に入手可能)でも感じられます。あのころのロス・フィルの弦の特徴だったような気がします。
でも、あのような特質のオーケストラ・サウンドで、コロンボやカミさんが購入し愛聴したという、ヨハン・シュトラウスのワルツ集は聴きたくないですね。かの名ソプラノ、エリーザベト・シュヴァルツコップが「無人島に持っていく1枚」として選んだのが、ライナー指揮シカゴSOによるヨハン・シュトラウスのレコードだったというエピソーどを想い出しましたが、あれとも違いそうですし、・・・ここ、何のサイトでしたっけ(爆)。
イタリア系指揮者というドラマの設定から考えれば、後にロサンジェルス・フィルハーモニックの音楽監督になったカルロ・マリア・ジュリーニとか、リッカルド・ムーティも、モデルにしていたかも知れませんね。
しかし、モーツァルトのアイネ・クライネ・ナハトムジーク第4楽章で、あの力み過ぎなオーバーアクションの指揮ぶりには、さすがに失笑してしまいますね。あの曲、極論すれば指揮者はいらないくらいですから。
それより、ヒトラーが映っているドキュメンタリー映像、ショスタコーヴィチ風な音楽を指揮している場面がありましたが、あれはドラマのオリジナル楽曲なのでしょうか? ずっと気になっています。
すみません、あまり英語には詳しくないのですが、興味はあります。「黒のエチュード」の解釈も気になります。
Etude in BlackのEtudeは、殺害された時に、ジェニファーが弾いていた曲がショパンの練習曲だったからというのも関係していると思います。
しかしEtudeは「研究」という意味もあります。
in blackですが、辞書で見ると「黒衣の」という意味がまず出てきますね。黒衣がタキシードのことか?それとも喪に服すということなのか?
しかし犯罪にまつわる表現でもブラックはよく聞かれます。
そこでコロンポさんのおっしゃっているホームズの「緋色の研究」です。
「黒の研究」つまりコロンボが殺人という犯罪をいつも研究していることを暗に指しているのでは?と、思いましたが如何でしょうか。
少なくとも、ホームズがワトソンに向かってA Study in Scarletという言葉を使ったときは「(緋色の)研究」でなく「(緋色の)習作」の意味で言っています。ホームズが、A Study in ScarletをA Little Art Jargonと称していることからもそれは明らかです。「緋色の研究」という邦題が定着してしまったので意外かもしれませんが、それが事実です。作品の題名としては「緋色の研究」が相応しいという主張があるのもまた事実で、「緋色の習作」を否定し切れないように、「緋色の研究」も否定し切れません。
study(英語)=étude(仏語)を、ホームズは習作(絵画)、コロンボは練習曲(音楽)の意味で用いたのではないかと私個人は思います。
コロンポさん
A study が絵画の「習作」という意味があるんですね。
タイトルをホームズに掛けているのであれば、英語のままA study in blackでも良さそうなものですが、ここは音楽つながりで、敢えてetudeを使ったのでしょう。
様々な類推が出来るだけに、邦題を「黒のエチュード」としたのは正解ですね。
とりがみの兄貴さん
1970年代で確かにあの人事は異例の大抜擢なのかもしれないですね。
また刑事コロンボの全69エピソードを通じて、犯人役としてアフリカ系、アジア系の俳優さん、女優さんが呼ばれることは無かったですよね。
(常に脇役)
21世紀の今だったら、もしかしたら違っていたかもしれないなぁと想像したりします。
ええ。ただ、アイリッシュは犯人になってます。
私の一番好きな「策謀の結末」。
日本人には中々ピン!と来ませんが、アメリカ社会におけるアイリッシュの扱いは、アフリカ系、アジア系、南米系よりもある意味、根が深く、難しい。
この話は来年くらいに「策謀の結末」がオンエアされた辺りで、またお願いします(笑)
了解しました。楽しみにしています(笑)
「黒」というと、かなりセンシティブ内容になりますが、アレックスの相棒の黒人男性。ストーリー以外の部分で、彼に重要な役割があったかと思います。
初めて観た時(今でもそうですが)、黒人男性がオーケストラの中枢人物に設定されていて、かなりビックリしました。
正直、違和感があったと同時に、米国のオケは何てリベラルなんだろうとも思いました。
しかし、後になって考えてみると、あれは黒人民権運動に対するハリウッドの対応、リベラルを主張するプロパガンダの意味もあったのかと。
ハリウッドボウルを鑑賞できたのがボーナスポイントですね。
クラヲタには選曲も含めて楽しめましたね。
それと、コロンボが走行距離を修理工場で確認する場面が欲しかったですね。
省略する必然性が無いですよね。
それと、事件当日はピアノ協奏曲がプログラムに含まれていたと思うのですが、
中止になったとか曲目変更が有ったとか、クラヲタとしては説明が欲しいです。
「黒のエチュード」は75分版、96分版の2つのバージョンが存在します。
その理由について、心夏さんからの投稿(2020年6月4日)によりますと、膨らむ制作費に対応するためCMを入れる必要があり、その尺に合わせるために後からシーンを追加したことによるものだそうです。
よって日本テレビで放送(1983.08.03)されて以降、テレビで観られるのはこの96分版となっています。
NHKで初放送された(1973.09.03)75分版は幻の作品となっていましたが、Blu-rayコンプリートボックスを発売する際に、日本で初DVD化の際に字幕版で収録された75分版にカセットテープ録音のNHK版音声を合わせて「復刻版」として制作。特典映像として収録されています。
また、「特命」希望さんからの投稿によるとデアゴスティーニからも予約特典としてこの75分版のDVDがついていたそうです。
あらためて、旧版と新版の比較をしてみました。過去にいくつかの投稿がありましたので、それらとまた新たに発見した相違点を挙げたいと思います。見落としがある場合はご容赦ください。
【新版にあり旧版に無いシーン】
①アレックスがジェニファーを殺害する前の会話シーンの一部
旧版には「今夜は何だか変よ。」といったやりとりが無く、やや短めになっています。
②コロンボが他の刑事と「自殺は嫌だね。」と会話しているシーン
旧版ではドッグが吠えているシーンから始まります。
③犯人のサングラスに現場に落とした花が映り込むシーン
旧版では普通の黒いサングラスが映るのみです。
④コロンボがアレックスの邸宅を訪問して、収入などの話をするシーン
⑤車の修理工場で、コロンボが自分の車の調子をみてもらうシーン
旧版では、アレックスにコロンボが聞きこみをするシーンのみです。
⑥ジャニスと母親がレストランでランチをしているシーン
【旧版と新版で翻訳の表現が変わっていたシーン】
これはたくさんありました。時代と共に表現も変えていく必要があったのでしょうね。
過去に投稿があったものだけ、ご紹介します。
●コロンボとオードリーの会話シーン
ショパン?
旧版「鳥よ、あのオウム。」
新版「鳥よ、あのボタンインコ。」
(犬の名前)ファイドってのはどうだろ?
旧版「呆れた、バッカみたい。」
新版「うわっ、ダサいの。信じらんないよ。」
あらためて見比べてみると、75分版でもストーリーの流れは追えますし、違和感無く観ることが出来ます。
ネットなどで見ると、新版96分版は後から追加したシーンのために、やや冗長で話のテンポが悪くなったという意見もありました。
個人的には、75分版は高画質処理されていないのでぼやけた画像、また翻訳も時代を感じさせる表現が散見されたので、新版96分版の方が好きです。追加シーンについても、絶対必要ではなくとも無駄とも思えず、むしろ丁寧にストーリーを描いている印象を受けました。
もし機会がありましたら、ぜひ旧版もご覧になってください。何か新たな発見があると思います。
まさこさん
早速の検証ありがとうございますo(*⌒―⌒*)o
チェックしながら見る時間がなかったのでレス遅くなりました。
● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
【新版にあり旧版に無いシーン】
の中で
②コロンボが他の刑事と「自殺は嫌だね。」と会話しているシーン
④コロンボがアレックスの邸宅を訪問して、収入などの話をするシーン
⑤車の修理工場で、コロンボが自分の車の調子をみてもらうシーン
⑥ジャニスと母親がレストランでランチをしているシーン
● ● ● ● ● ● ●
はたぶん後から足して撮影したシーンですよね。
この中で
⑤は改めて指摘してくださったあとから見ると違いがわかって感動します。
●ジャニス運転の車が自動車工場に入ってきたところで 、コロンボのプジョーがフェンス越しに左側に見えてなければならないのが 居ません。
●これは アレックスが愛車によって帰り際にもプジョーがないのが、確認出来ます。
●そして足したシーン(コロンボ考え込みポーズ~)から 修理工に頼んでみてもらうため フェンス越しに道路に歩いていくと何故かプジョーが(笑)
●それだけではなくて フェンス越しの道路の向こうの建物もリニューアルされちゃってます。(旧)正面のレコーディングスタジオの看板がある→(足したシーン)自動車運転してると見える道路に突き出た形の看板が付いてます。
●(旧)リニューアルされてる道路向こうの建物のガラスにところに雨戸?みたいなので みんな閉店してる感じ→(足したシーン)雨戸なくなって硝子窓になってる。
●(旧)リニューアルされてる道路向こうの建物の後ろに 生い茂った樹木が見える→(足したシーン)伐採されてしまったのか 樹木はなくなってます
スッキリした青空がみえます(笑)
時間がたって撮影しなおそうとして 条件が変わってると大変ですね
間違い探ししてるみたいで楽しかったです。ありがとうございました
心夏さん
素晴らしい観察眼(^^;
⑤の背景までは気がつきませんでした!なるほど、シーンの始めの方はプジョーの影も形も無い(笑)
実は比較と言っても、ディスクが1枚しか無いため、新版を見てある程度流れを頭に入れて、旧版を見るしかありません。
ディスクが2枚あれば、テレビとパソコン画面2つ並べて同時に再生「ここでストップ!」と出来るのにね。「ビデオテープの証言」のコロンボみたいに(笑)
旧版の映像持ってる方は、既に知ってる〜という方も多いでしょうね。でも自分なりに発見する過程が楽しかったです。
こちらこそ楽しませていただきました。ありがとうございます。
読み応えあるコメント、ありがとうございます。
まさこさん、心夏さん>
一年越しになりましたが、お二人の調査に基づき、親記事を大幅に加筆いたしました。ありがとうございます。
ぼろんこさん
本文に編入してくださって有難うございます(^^)心夏さんとのやり取りから始まったこの調査、やっていて楽しかったです。心夏さんの検証のおかげで、より細かいところの違いも分かりました。
音楽が好きなせいもあるかもしれませんが、このエピソードなんど観ても面白いです。
好きな人のためにピアノを弾いている時に後ろから灰皿で殴られるなんて、結構残酷ですけどね。カサベテスの迫真の演技も素晴らしいと思います。
ツッコミどころ満載(笑)の愛すべきこのエピソードに一票お願いします!
このエピソードに2票入れます!
理事長の緑のセーラー服!
AKBでも着こなせないでしょうねえ(笑)
似合っていますよね(笑)
その前の赤い水玉の服も似合っています。
理事長を演じたマーナ・ロイって、伝説の女優さんなんですね。サイレント時代から活躍していた、ハリウッドの黎明期を支えた女優さんと言っても過言ではないでしょう。
1905年生まれ、映画界に入るきっかけは、飾ってあった彼女の写真が、ルドルフ・ヴァレンチノ(!)の目に留まって、彼の映画のスクリーン・テストを受けることになったことだそうです。その後MGM社の看板女優の1人として活躍。
1991年にはアカデミー名誉賞を受賞されています。
そんな大物があの緑のセーラー服を着てくれた!彼女のサービス精神もさることながら、刑事コロンボって凄い(笑)
へえ!
凄い経歴の方なんですね。
グレタ・ガルボと同い年だ。
ある意味、ガルボよりハリウッドに貢献してるかも知れませんね。
この話の決め手は犯人が言い逃れをしようとしたように弱いですが、
そもそも不倫したこと自体を奥さんや義母に隠したかったのが動機だから、
奥さんに「花は付けなかった」と言われた時点で終わりですからね。
恐らく仮に裁判を乗り切っても一生音楽界に戻る事ができないでしょうね。
ドラマ的には中々深みがある一方で対決ものとしてはやはり弱いですね。
走行距離を件は状況証拠とはいえそこそこ強力な指摘ですが、
それに対して笑って誤魔化すだけですからね。とても知能犯とは言えない。
アレックスに実力があったら、義母が理事長をしている交響楽団から離れても、ほかから引く手数多だったのではないでしょうか。要は、殺人など犯さなくとも、奥さんと別れて愛人と一緒になる選択肢もあったのではないかと。女性スキャンダルくらい吹き飛ばせたでしょうに。やはり、名ばかりのスター指揮者だったので自信がなかったのかしら。
サングラスにカーネーションが映ったり、
コロンボが年収を語る場面が長尺版の追加映像だそうです。
ケロンボさんが指摘した髪の長さが変わったのは、このため(笑。
サスペンスドラマとしてはアレックスの天才指揮者という設定が
「才能を愛する芸術家」の浮気原因どまりで殺人計画にスキルが活用されない所に
物足りなさを感じる方がいるでしょうか。むしろ美人で金持ち、夫はイケメン芸術家な
奥さんジャニスが夫の愛を得られないヒロインと見なした方が面白いかも。
しかし放映期間にインターバルとか、遺作とか、音楽関係とか夫婦がメインとか
今期朝ドラに色々と被ります。
「髪の長さ」面白いですよね。
長尺版の追加映像という裏話で、納得です。
特に訪問する意味のないシーンで、それも笑えます。
既出かも知れませんが、このエピソードを観ると古畑任三郎の「絶対音感殺人事件」を思い出します。共通点が複数あるので明らかなオマージュかと。
◎犯人は音楽家、被害者は楽器の奏者
◎犯人と被害者は愛人関係
◎凶器が灰皿
◎巻き添えをくって死ぬペット(古畑では熱帯魚、コロンボではオウム)
余談ですが、最近、朝日新聞で古畑任三郎の新作小説「一瞬の過ち」が掲載され、それをドラマ化するような話も出ていますね。
「出演者、スタッフなど、条件がそろえば、すぐにでも作りたいです!」(フジテレビのプロデューサー石原隆氏談)とのことですが、果たして?
私も「一瞬の過ち」を読んでドラマ化を切望する者のひとりですが、田村正和が引退してしまったので不可能です。唯一アニメ化という方法は残されていると思いました。
かわいがっていたペットを自殺の巻き添えにはしない、というコロンボの指摘は鋭いと思いました。いまも話題になっていますが、硫化水素自殺したと言われる方はペットの猫を表に出してから亡くなりました。
それから、アレックス・ベネディクトが修理工場から持ち出した愛車を車庫に戻せたのかどうかが気になります。おそらくできなかったでしょう。コロンボもその点を匂わせながらきちんと説明していませんが、結局、外に置きっ放しにしてコンサート会場に戻ったのですよね。お預かりしたお客様の高級外車が工場から持ち出されたことが分かれば騒ぎになってコロンボの耳にも入ったはずです。
コロンボがアレックス・ベネディクトの資産額にこだわった理由がわかりません。興味本位とも思えず。彼が大金持ちであることによって何を証明したかったのでしょうか。
その会話の中で「指揮者はそんなに稼げるのか」と暗に言っていたから、
奥さんのおかげで贅沢な暮らしをしているんだと指摘しているのかと。
(実際殺す前の愛人との会話でその趣旨の事が触れられている)
被害者に新しい男が出来たと証明されたのは終盤なので分かりにくいですが、
コロンボ刑事は最初から今回の事件は男絡みだと睨んでいたので、
アレックスが愛人の被害者を殺す十分な動機になると考えていたのでしょう。
なるほど。ありがとうございます。資金源の奥さん(実際には奥さんのお母さん)と別れられずに愛人を殺したのだと確信したということですね。「殺人処方箋」は逆パタンでした。
車庫への戻しの件と言い、この作品の説明不足感は否めません。
そもそも、ジャガーを持ち出せた事自体、奇跡的な幸運では?と思います。
「1日で直してれ」と注文されてる訳ですから、いくつかのエンジン部品が取り外されて、動けない状態になってる可能性が高いです。
もっとも、修理工さんは「また(メンドクサイのが)来たよ」とボヤいてましたから、手抜きチェックで何もしなかった可能性もありますが(笑)
奇跡ですよ、ホントに。しかも真昼間でしょ。あのシーンではらはらしましたもの、修理工場の人が現れやしないかって。もしかして休業日だったのでしょうか。
初めてコメントさせていただきます。先日のNHKBSでの再放送でこの回を拝見しました。(通算で二回目の視聴です)
その際に気になった点が一つあります。それは劇中でショパン(鳥)について言及された場面でコロンボと少女がともにオカメインコと言っていたことです。ショパンはインコではなくオウム(キバタン)です。(おそらくアオメキバタンだと思われます)
そうか!確かにね。
オカメインコなら目の下にオレンジ色があるはず!
女の子は「ボタンインコ」と言っていますね。
アレックスが犯行に及ぶ前にジェニファーにショパンを弾いてほしいと頼んで、彼女が選んだ曲は12の練習曲 作品25 第1番変イ長調『エオリアン・ハープ』。
昔、映画「愛と喝采の日々」のエンディングで初めて聴いたときは、なんて美しい曲なんだろうと感動しました。
ぼろんこさんも書かれていますが、クラシックでもベタな選曲をしていないところが、センスの良さを感じます。
しかし、ジェニファーの手元を見ると、本当に弾いているとは思えません(笑)それもご愛嬌、刑事コロンボらしさかもしれませんね。
あの場面でもし「別れの曲」を弾いていたら...
ベタと同時にゾッとしますね(笑)
いえ、別れたくないジェニファーは別れの曲は選ばないと思います(笑)
しかし、絶体絶命の選択肢を男性に突きつけたジェニファーにも誤算がありましたよね。
彼女の写真を見たコロンボが「青い瞳」と言っていたのがどうも引っ掛かって(よく見たらグレーっぽい緑?)Blu-rayを見直したら、bedroom eyes、日本語にすると色っぽい目とのこと。彼女はいわゆる男好きのするタイプだったということが伺えます。アレックスとしては、本当に一時の気の迷いだったのでしょうね。
「潤んだ瞳」ってトコですかね?
コロンボも見抜いてますね。
「なんでこんなにも恵まれた人が自殺するんだ?」
「さてね」
「男だよ」
この会話、いつ聞いてもゾクッとします。
今回初めての鑑賞です。
ハリウッドボールはコンサートは勿論ですが、クラシックカーのコンクールも行われたことがあると記憶しています。
全編に漂う豪華さは日本のドラマでは望めない水準のような気がします。
面白いと思ったのは、主人公や家族のライフスタイルが何となく英国趣味のように感じられて、馴染みの修理工場においてあるクルマも新旧ジャガー以外にライレー、MGと、適度にマニアックな雰囲気になっているところでした。
犯行の動機とか手口が主人公のイメージにそぐわない気がするのと、カーネーションのことで犯行を認めるに至った経緯がやや不満ではありましたが、それなりにリアルな印象もあります。
その上で全体に漂う優雅さは素晴らしいと思いますし、マーナ・ロイさんも懐かしく拝見しました。
本文中で私は、アレックスがイタリア系であると断言していますが。今更のように、なぜそう思ったか?あらためて再検証してみます。
チョップ・スティック。「七年目の浮気」で、あのマリリンも弾いてます。
アメリカ版「猫ふんじゃった」でしょうか? 楽しいです。
『黒のエチュード』でコロンボが『水戸黄門』になった(笑)
第2seriesの1作目
この作品でコロンボは完成したといって良いのではないでしょうか
●プジョーで登場(それが当たり前になって違和感がなくなった)
●トレンチコート=コロンボもみんなの意識に刷り込まれた
●カミさんが(犯人の)大ファンでして…というお決まりの台詞が聴ける(喜)
●ドッグも初登場(可愛い)
●美人女優がどこかで登場することが多い。(そしてコロンボさんはそんな美人に惹かれたり、どうにかなることが全くない(笑))
お決まりの約束事がほとんど登場して、見ていて『王道コロンボ』を見ている満足感で幸せになります。
そういった意味で、この『黒のエチュード』は名作だと思いました。
今夜も楽しませてもらいました。
素敵な夜をありがとう(*´ー`*)
ブライス・ダナーさんは美人
ここにコメントした他の方のコメントみると、人気ですね。
個人的には ブライス・ダナーさんはコロンボ作品で登場する女優さんでベストスリーに入る綺麗な人だと思いました。
テニスをしてるシーンで すでに撮影の時に妊娠していたようで、少しお腹ふっくらしてますがこの時お腹の中ですくすく育っていたのが (グウィネス・パルトロー)ですね
この作品だけの特別なエピソード
●『黒のエチュード』
は90分もの、120分もの(CM含めて)の長さの異なる2タイプ 作られた唯一の作品。
…膨らむ制作費に対応するために 長い120分ものも作ったそうです
●アメリカで放送(1972 9,17)する数日前にカナダで先行放送したそうで、カナダでは90分枠もの、アメリカでは120分枠ものが放送。結果シリーズで2バージョン存在する唯一の作品になったとのこと。
●NHK放送(初1973 9,30)では短いカナダ放送版で放映
●日本テレビで新たに放送するにあたって 長いアメリカ放送版だったので新しく収録し直した日が(1983 6,16)だそうで この120分枠『黒のエチュード』の収録が 小池朝雄さんのコロンボ作品での遺作になったそうです
●●●今回のNHK放送も、数年前のTBSで放送されたものも いずれも120分枠もので長尺作品のほうでした
ということで
NHK版(1973)/日本テレビ版(1983)
それぞれの吹き替えされた方の名前を書いておきます
●犯人、指揮者アレックス役ジョン・カサヴェテス(長谷川哲夫/新版:阪 脩)
●アレックスの妻ジャニス役ブライス・ダナー(赤川亜沙子/新版:寺田路恵)
●ジャニスの母リジー役マーナ・ロイ(新版:麻生美代子)
●犯人の家の使用人役パット・モリタ…ベストキッドの人(新版:加藤正之)
主なところだけですが 吹き替えで新版しかないのはデータとしてないだけなのか?、短尺版のときは登場しないので吹き替えなしなのかは 短いバージョン版はみたことないのでわかりません。
たくさん 投稿させてもらいました。ありがとうございます
1973年にNHKで放送された時は「ダサい」という言葉は未だなかったはず。そちらもあらためて見てみたいですね。実際には子供の頃に見ていますが。
吹き替えの富永みーなさん自体、まだ声優は始めてません。
あれは日テレ版の様ですね。
『特命』希望さん
とりがみの兄貴さん
今晩は。
この件に関しての投稿後に他の方もコメントしてましたが、
●管理人『ぼろんこ』さんが凄まじい演出と記事にしていた犯人のサングラスに現場に落としたお花が映り込むシーン
●パット・モリタさん演じる使用人がコロンボを屋敷に招き入れた直後のシーン
犯人の屋敷内でのコロンボと会ってる時のジョン・カサヴェテスさんの髪型(後ろの襟足が綺麗)がすきっきりとして短い
ここの辺りは 最初の90分枠では撮られず、120分枠版も制作することになって足されたシーンだそうです
●富永みーなさんは 120分枠版日本テレビ版で おませな少女オードリー役で出てますね…NHK版では誰がやってたんでしょうか。彼女に関するシーンがあったのかなかったのか?どうなんでしょうね。
観たことがないのでわかりません
レスありがとうございました
心夏さん、こんばんは。
Blu-rayには旧版(75分もの)が特典映像として収録されています。これは映像に発見できたカセットテープ録音のNHK版音声を合わせて復元したものだそうです。
解説本によると、オードリーは杉山佳寿子さんが、あと、ジャニスの母は本山可久子さんが吹替えをされています。
実はまだちゃんと観てません。ちらっと見たら、映像があまりキレイでなかったので…しかし追々新版との比較もしたいと思います。
ちなみに、殺人処方箋の旧版(NHK)の所在は、未だ不明とのことです。
ハイジかあ! なるほど。
時代的にアクビちゃんの貴家堂子さんかな?と思ってました。
まさこさん
今晩は。レスありがとうございますo(*⌒―⌒*)o
そうなんですね、購入すれば特典映像で観れるのかぁ……見てみたいけど、映像が綺麗でないとのことで 今のところ買いません(笑)
観ましたらここにレスしなくて良いので、新しく『黒のエチュード』ないに投稿してください楽しみにしてます。
とりがみの兄貴さんも凄いですね(ノ´∀`*)
声優さんの名前ですぐにアニメの代表作とかわかるわけですから。
素晴らしいです!
昔は「声の出演」でしたよね!
今のアイドル声優さんたちとは、隔世の感が....
ディアゴスティーニでもコロンボを全巻予約すると特典として付けていましたよ。
左右幅がすごく細長くなりました。
この回は大変面白く観ることが出来ました。今回はコロンボ警部がいつもよりノリノリで何処にでも顔を出して楽しそうです。
犯人役のジョン・カサヴェテスがピーター・フォークの親友という指摘がありましたが、その影響なんでしょうか。それから奥様役の人は美人で思慮深いところが好感持てますね。
放送を観てブログで皆さんの感想を確認できるので楽しみができました。出来るだけ観続けようと思います。
リアルタイムで見た2作目だったかな。母がこの指揮者はカラヤンがモデルだわね、と言っていたのを思い出します。今見直すとむしろバーンスタインだなと思いました。たばこスパスパ、映画音楽を入れたり。当時も思いましたが指揮の稽古をもっとした方が良かったなあ。
バーンスタイン、似てるかも。
そうすると、ジェニファーはマルタ・アルゲリッチ
ラッパのポールはフレディ・ハバートでしょうか?
(風貌というより音楽的に)
アルゲリッチは大分でみたことあります。
指揮者のモデルはいないと思います。高級車を乗り回すところはカラヤン、タバコスパスパと情熱的な指揮ぶりはバーンスタインかも知れないけれど、指揮ぶりがお粗末でモデルに失礼です。「結婚できない男」の阿部寛や「のだめカンタービレ」の玉木宏の方がはるかに上です。奥さんの実家が有力者というのなら、小澤征爾さんの最初の奥さんが財閥のお嬢さん(しかもピアニスト)でしたが、離婚してモデルさんと再婚しました。アメリカのクラシック界は、今回の内容と同じく有力者の理事が牛耳っていますが、スキャンダルはザラなのでそれが原因で失脚したことは聞いたことがありません。アレックスさんは離婚が命取りになるくらいの小物だったのかもしれません。
皆さん巣ごもり生活の所為か、コメントが盛り上がってますねw。コロンボが何の治療受けてんのかと思ったら、犬だったw。てことはあの人獣医か、と笑わせる。コロンボの相棒w、dog登場。ジャニス役のブライス・ダナーの大きく見開いた澄んだ青い眼の美しさ、ジェニファーの隣人、オードリー嬢もいい味出してますねえ。インコのショパンもインパクトありました。アレックス家の変な日系使用人wが後々の「ベスト・キッド」の空手の師匠ミヤギでしたね。直情的なトランペットのポールさんも頑張ってました。トリックは古臭くなっても、「コロンボ」の登場役者は老若男女、人でなし(犬・鳥w)問わずいい演技、いい見せ場を魅せますねえ。これは時代を経ても色あせない。
小笠原功雄さまへ
インコのショパンという名前、面白いですね。
インコのこと書いてくださって鳥好きとしては反応してしまいました。
でもボタンインコと訳されてて驚きました。
思わず英語で聞きなおしてみましたが、「Cockatoo」と言っていました。
オウムの一種なんです。見た目も全然違います。
鳥も犠牲になってしまったのが悲しかったです。
はじめまして!
こちらのサイトを参考にU-Nextでコロンボを見ています。残念ながら英語&日本語字幕なので、小池朝雄さんなどの声は聞けません(笑)。
感想については他の方が書いていらっしゃるのと同感ですので、それ以外の点を。
この作品の冒頭で犯人のベネディクトが真っ白なピアノを弾いてますが、押し下げた鍵盤が戻りきらず凹んだままなのを見て「あちゃー」と思ってしまいました。ドラマの本筋には関係ありませんが、いくらなんでも音楽のプロなのにピアノのメンテナンス悪すぎでしょう(笑)。
押し下げた鍵盤>面白い発見です。
今更ですが、題名はシャーロック・ホームズへのオマージュでしょうか。
原題では、そうでもない気がします。
はげじいさん様の仰る通り、ホームズのA Study in Scarletを意識した題名だと思います。ちなみに、study(英語)=étude(仏語)で、研究、習作(絵画だったら)、練習曲(音楽だったら)という複数の意味があります。文脈から察するに、ホームズは「習作」の意味で使っていたと思われます。
ついでに申しますと、コロンボの「カミさんよ安らかに」はホームズの「瀕死の探偵」を意識した作品だと考えられます。
初めまして。「黒のエチュード」何度も観ています。そのわりには、今頃気が付いたことなのですが、本番前、「ジェニファー・ウェールズがまだ来ないんだ。」と言いながら楽屋(?)に入ってくる男性は、「秒読みの殺人」のウォルター役のジェームズ・マクイーチンですね。両作品とも何度も見ているのに、私はどうして気が付かなかったのでしょう。。。吹き替えの方は、おそらく別人の方の声のように感じました。これからも、お邪魔させていただきます。
本当ですね「James McEachin」!これは、とても嬉しい情報です!ありがとうございます。
本記事へ、追記しました。
犯人の奥様役の女優さん、Xファイルの映画版でFBIの査問会で遅刻したモルダーをバッサリ切り捨てて退出させるキリッとしたお姉さま役で出ておられますね
お歳を召されてもとてもキレイです
そうですか!
黒のエチュードは、舞台も出演者も(犯人の指揮者も、指揮者の奥さんも)美しく洗練されいている。あの美しい奥さんは、グウィネス・パルトロウの実のお母さまでいらっしゃる、あぁすごいなぁ。
「人間はさ、寿命まで生きるべきだよ」というコロンボのセリフが心に刻み込まれ、
生きることが辛いと感じるときでも、私は自分を鼓舞してなんとかやってこられたのです。だからこの作品にも、とても感謝しています。
良いこと言いますね〜
コメント再読しております。素晴らしいお言葉、ありがたいです。
本当に感銘致しました
演ずる人にも・・色んな苦境があったであろうと・・・
はじめまして、ブログ楽しく拝見しております。
本作には駄作だという評価もありますが、コンサートシーンのクロス・カッティング(複数の場面を同時進行させ、緊迫感を盛り上げる演出)や、ハリウッド・ボウルでの犯人とコロンボの丁々発止のやり取りなど、見所はかなり多く、特に犯人の狡猾さや小心さを的確に表現したジョン・カサヴェテスの演技は必見だと思います。
犯行現場にコサージュの花を落とす初歩的ミスを批判する意見が多いようですが、犯人は捜査陣に気付かれずに、いったんは証拠の花を回収できているわけでして、そこは織り込み済みのサスペンス要素として演出されています。スパイ大作戦で、作戦遂行中に邪魔が入る演出のようなものでしょう。
むしろ、無事回収したはずの花が、再び思わぬ形で結局犯人の首を絞める点が面白いわけでしょう。花の有無を確認する方法も、今は当たり前でも、当時はまだ珍しかった(記録メディアが高価なため、消去されるのが普通だった)もので、時代の経過によって古びてしまったのは残念なことですが、当時は意外性をうまく印象づけることができていたのではないかと思います。
むしろ本当に残念なのは、コロンボが犯人の邸宅を訪問するシーンだけ、ジョン・カサヴェテスの頭髪が短いことです。あれだけは、何か事情があったのだとしか思えません。
そんなに雑な作品ではなく、むしろ演技や演出に非常に見所の多い、印象的な1本だと思います。
ちなみに、調べてみたところ、コロンボがたどたどしく弾いている曲は、「チョップスティック」というれっきとした曲名の、19世紀に作曲された子供用の練習曲だそうです。犯人のベネディクトも子供の頃に弾いていた、懐かしいね…というニュアンスが入っており、一方的にコロンボのピアノの腕前を馬鹿にしているだけ、という訳ではなさそうです。
工事ケロンボさん、こんにちは。
「チョップスティック」のお話は、勉強になりました!
後日、本文に加筆いたします、ありがとうございます。
ぼろんこさん、お忙しい中お返事ありがとうございます。ぼろんこさんのブログはとても楽しく充実していて、読者にとても親切な、素晴らしい内容だと思います!
私も最近のNHK-BSの人気投票をきっかけに、昔見たエピソードや、見ていないエピソードを楽しみに見始めました。ぼろんこさんのブログが最高の作品ガイドになってくれています!
亡くなった親父が、土曜日のNHKの放送を楽しみにしていたのを思い出します。
ピアノ曲の曲名は「チョップスティックス」と複数形でしたね! 訂正させてください。予測変換であわてて入力したら、単数形になってしまいました。YouTubeなどに「演奏してみた」の動画もけっこうあるようです。
犯人も、この曲を無心に弾いていた幼年時代から遠く隔たった今、功成り名遂げて高名な芸術家になったものの、殺人を犯して堕落してしまった。
それに引きかえ、犯人を追う立場のコロンボは、自分の腕前を恥じるでもなく、童心に返って無心にピアノを叩いている。それを見る犯人の心に浮かぶ、下手なコロンボへの軽蔑やら、反対の嫉妬やら後悔やら…を表すのに、あの曲がちょうどよかったのですかね。
これからも楽しみにブログを拝見します! ありがとうございました!
コメントを再読しておりました。至らぬ点、本投稿を書き換えいたします。
https://fact-web.com/columbon/?p=73&cpage=3#comment-29174
これで行けるかな?ダメだったらご免なさい
巨炎さんの投稿で ケロンボさんの投稿を読み返し、見逃してました。
●ジョン・カサヴェテスさんの髪型が短いのは このシーンが最初はなくて、スタンダード版制作(未放送段階)後に 長尺版も制作することになったために 足して撮影したシーンであるためです。
上記で行けなければ、黒のエチュードの中の投稿探してみてください。
愛犬の登場作品です。あたかもコロンボが予防接種を受けるかと見せておいて、実は獣医であった診療室でのテレビが重要な役目を果たします。作品的にはアレックスがカーネーションを現場で拾うところをコロンボに見られた時点で勝負がついてしまったのは残念でした。そんな中で、夫を愛しながら、疑念を払い切れないジャニス役を好演したブライス・ダナーの複雑な表情と青い目が印象的でした。愛人の電話番号を暗記していた夫を見た瞬間に見せた当惑が、結局は最後のシーンでアレックスの運命を決定づける証言に結びついたように見えました。
バルトローじゃなくって、パルトローでした。
こんにちは。
コロンボを見た時にいつもお世話になってます。
正妻のブライスダナーさんはグゥイネスバルトローのお母さんです。
若い時のお母さんはやっぱり似てますね。
ほんとですね!「グウィネス・パルトロー」さんすごい女優さんですね。
確かに1970年代初頭と言えば、日本ではやっとカラーテレビが普及し出した時代。一回放送されれば、それで終わり。今のように、Blu-ray、DVDで、家庭でも繰り返し観られる時代が来るなんて制作者側も想定していなかったでしょう。
刑事コロンボは、いま見てもあまり古臭さを感じない、むしろ今よりもアメリカの豊かさを感じられてしまうのは、驚きです。
そうなんです。初回放送時は、部屋を暗くして、画面を凝視して見たものです。
確かにこの話はミステリー的にはかなり弱いと思いますけど、
シーズン1が人気があったとは今後長寿シリーズになるとは限らなかったので、
この話が刑事コロンボの超入門編みたいな感じなのは悪くない趣向なのかなと思います。
(今までの話じゃ忘れたフリして拾うみたいな演出してたのだから物足りないのは分かる)
元々の脚本の様に奥さんが素朴で美形ではない設定だったので本当に単純な話を狙ってたみたいですしね。
>元々の脚本の様に奥さんが素朴で美形ではない設定だったので本当に単純な話を狙ってたみたいですしね。
「ジャニス」、「ジェニファー」と、役名を似せたのも意図的なんですかね?
対立する存在のようで、どちらも同じくアレックスのエゴの犠牲者と言う。
犯人のベネディクトが、コサージュを落としたことに気がつき、殺害現場に戻る場面について。
今拾いましたと言わんばかりに胸にコサージュをつけ直して、コロンボに見つかってしまうシーンは、思わず笑ってしまいました。
魅力的な犯人、美しくて健気な妻、ベートーベン、モーツァルト、ショパンの楽曲、せっかくいい要素が沢山あるのに、ちょっと残念です。
確かにこれは駄作と言ってもいいかもしれん
ゴッドファーザーにおけるヴィトー・コンティ氏の登場シーンはまさに「冒頭」ですね。
ドン・コルレオーネに対し娘を暴行された元カレに復讐を依頼するシーンです。
既に御存じかと思いますが念の為。尚、1st season TV放送当時、小生は小学1年生でした。
土曜の21:00、家族全員で食い入る様に見てましたね。Best of コロンボは昔も今も
「分かれのワイン」「祝砲の挽歌」で割れてます。(;’∀’)*人気投票に「白鳥の唄」が
出てこないのは?ですねぇ。。
蓑笠亭主人鋤谷九郎さん、興味深いコメントをありがとうございました。勉強になります!
ぼろんこさん初めまして。蓑笠亭主人鋤谷九郎(さりゅうていしゅじん すきやくろう)と申します。「刑事コロンボ」の素敵なブログ、楽しく拝読させていただいております。私もコロンボファンです。しかも、少し前にヤフオクで出品されていましたデアゴスティーニの新旧シリーズ全69巻+2巻を落札し、天にも昇る気分の今日この頃です。それにしても、「刑事コロンボ」は新旧共に面白いですね。(新シリーズには毀誉褒貶があるようですが、個人的には気に入っています。)
わたしは、高校で英語を教えるという職業柄、英語音声、英語字幕で鑑賞し、乏しい英語力を何とかしようとしています。それゆえ、このDVDシリーズは、趣味と実益を満たしてくれる「宝物」です。
そんな鑑賞をしていて気づいたことが。額賀子氏の翻訳には、誤訳が散見されるのです。
この「黒のエチュード」で、コロンボの相棒となる「ドッグ」が初登場すると思うのですが、吹き替え版では「池でおぼれていた」と言っています。しかしこれは完全な誤訳です。オリジナルでは「”pound”で見つけた」となっているのです。”pound”とは、野良犬や、迷い犬の収容所のことで、決して池ではないのです。どうしてこのような訳にしてしまったのか理解に苦しみます。(やっしーさんが感じられたように、爆笑を誘おうとしたのでしょうか…?)
また、「美食の報酬」では、オズ氏がコロンボに向かって「刑事というと、警視庁の方ですか」なんて間抜けなことを言っていますが、これは「警部補」と「中尉」の意味を持つ“lieutenant”をうまく訳しきれなかったからにほかなりません。
額賀氏は「うちのカミさん」というヒットを飛ばした翻訳家だけに、これらの誤訳は惜しいですね。
poundとpondを取り違えたのですね。ご指摘の額田やえ子さんに限らず、かつての翻訳は小説でもこの程度のものでした。レイモンド・チャンドラーのフィリップ・マーロウシリーズも実は抄訳で、最近になって漸く村上春樹さんが全訳したくらいです。その後、弁護士の古賀正義先生が書いた「推理小説の誤訳」が話題になったり、上智大学の別宮貞徳先生が「誤訳迷訳欠陥翻訳」などの書物や雑誌連載で警鐘を鳴らしたりして改善されてきたのです。
ちなみに、“lieutenant”ネタは「歌声の消えた海」の冒頭でもやり取りがありますよ。
ター坊さん>自動車修理工場のトイレ、今度注視します!
ねこさん>コメントありがとうございます。「ブライス・ダナー」さん、人気が高いですね。「ジェニファー・ウェルズ」は知りませんでした!勉強になります(笑)
本作品に1票
権力の墓穴に1票
加えておきます。
初めてお邪魔します。BSでの放送に合わせて録画したものを暇を見つけては楽しんでいます。このサイトは、結末を覚えているものは予習、おぼろげなのは復習で欠かさず拝見させていただいています。いつかコメントを書かせていただきたいなと思っていましたが、ブライス・ダナーが御綺麗だったので、このエピソードから。
一番好きな作品は「権力の墓穴」ですが・・。
ぼろんこ様のデータはもちろん、コメントを寄せている皆様の洞察や知識も凄く参考になりますね。
私も、グウィネス・パルトローに似てると思いましたし、テニスのシーンで意外にスタイルが良くないと思っていたら妊娠中との事で、またビックリ。本当にコロンボを何倍も楽しめるサイトですね。ちょっと長くなりましたが、今後も少しづつコメントを残したいと思います。
宜しくお願いします。
蛇足ですが、殺されたジェニファー・ウェルズ、別の作品でトレーシーローズが出てきたり、判る人には判る筋の女優さんの名前が出てくるのは偶然でしょうか?翻訳者の遊び心?
アレックスが自動車修理工場のトイレから忍び込む場面。壁が揺れていたり、天井がないのが見えてしまっていたりして、セットであることがまるわかり・・・。
犯人役のジョン・カサヴェテスは映画『ローズマリーの赤ちゃん』に出演しているが、同映画でアカデミー助演女優賞を受賞したルース・ゴードンも41話「死者のメッセージ」で犯人役を演じている。『ローズマリーの赤ちゃん』ではコロンボの犯人役が共演していたことになる。
BS-TBSで2回目の放送がありました。
ベートーヴェンとブラームスを例に挙げるとは。どちらも独身で生涯を終えたとはいえ、ブラームスは師匠の奥さん(クララ・シューマン)を崇拝し、その奥さんの末の子供は精神を病んだ実の夫ではなくブラームスとの間の子供だと言われ続けています。想いが公になっており恋文も残っているベートーヴェンと対比すると…??
たきさん。
やり取り中の声変わりは、当話の場合昭和58年日本テレビで放映された際にはカットされ小池朝雄さんが喋らなかった箇所を、世紀末のDVD発売に合わせ銀河万丈さんの代役で穴埋めしたという事です。小池さんは昭和60年に亡くなっているので穴埋めは不可能。二代目の石田太郎さんも故人です。今頃あっちでピーター・フォークと何か語りあっているでしょうか。額田さんの上品な通訳で。
小池さん、銀河さん、石田さんの声の違いが聞き分けられるようになると面白いですよ!ご本人の声をどれだけ変えてコロンボに合わせているか、アニメ作品で
敢えて言おう!カスであると!
と演説し
199X年…
と震えさせてくれた銀河さんが非常に“小池調”の再現に努めておられるのが判ります。犯人暦2回(笑)の野沢那智さんが山田康雄さんの没後クリント・イーストウッドの吹き替えに呼ばれた時にも山田さんに似せて欲しいとディレクターに頼まれたそうですが、持って生まれた声を他人に似せながらお芝居をやるというのはいかにも居心地が悪そうで、その不自然さを減らそう無くそうという創意工夫は、なかなかに感動的です。
ちなみに三人揃って受け持った俳優さんと役柄は、コロンボの他にはジーン・ハックマン演じるレックス・ルーサー(『スーパーマン』I,II)がありますね。
いつも本編を見た後訪問しています。
ひとつ気になったのですが・・
カット部分と思われるシーンの吹き替えが石田さんに代わってるのは良くありますがワンシーンのやり取り中に吹き替えが変わるのはどうしてでしょうか?
1970年代の番組の吹き替え当時には、時代的に現在では不適切な表現や差別用語が含まれていて当然なはずなのに、現在刑事コロンボのNHKBS放送では、「現在では一部に配慮すべき表現がありますが、オリジナリティを尊重し、そのまま放送します」などとは表示されていません。
ということは、カット部分以外に、現在では不適切な表現を銀河万丈さんの声などで差し替えている場合もあるのではないでしょうか。
補足
この回の96分新版収録は1983年でしたか。
それでも、80年代当時のドラマや映画を観ると今より人権に対する配慮が希薄な時代でしたので、不適切な表現は茶飯事だったはずです。
1994年~の米ドラマ「フレンズ」を英語で鑑賞していてさえ、「今じゃこんなこと絶対言えないし、とてもじゃないけれど笑いは取れないよなあ、時代は変わったよね」と痛感してしまいます。
裁判では完全に言い逃れ可能ですね。まず有力な弁護士に依頼します。
たとえば、レスリーか刑事裁判では無敗の敏腕弁護士クライトン級のを。
そして、なによりアレックスは無罪だという強い意思を持つことです。
この男は、とにかく意思が弱過ぎます。
胸の花が決め手になったようですが、そんな薄っぺらい証拠など
どうにでもなります。演奏後に花は付けなかったかも分かりませんが、
事件の混乱で現場へ向かう車の中で付けたと言い直せば良いだけです。
現場に落ちていた花など誰も目撃してない訳ですから。
コロンボには、催眠術師か詐欺師の素質があるようです。
客観的に見て犯人を追い込んでもいないのに、犯人側では追い込まれた
気分になって、つい勇み足をしてしまうんです。その勇み足が逮捕の
決め手になってしまう。反省のない犯人には強い意志を持ってもらい
たいです。
妻ジャニスの目力はすごいですね。
・アレックスが目の前でジェニファー宅の電話番号を言ったとき
・アレックスが「さあ笑って」と言ったあと
・最後の場面全体
ポールが副業で練習していた場所は、ロンドンの傘で蝋人形が置いてあった
場所と同じでしたね。
最後のアレックスの歪みきった顔が印象的でした。
みなさんも書かれていますが、ぼくもアレックスよりむしろジャニスのほうがキーパーソンという印象を受けました。最後に証拠の映像を見せる際、アレックスだけでなくジャニスを同伴させたこともそれを象徴していると思います。彼女が証拠を認めなければ、彼は観念しなかったのではないでしょうか。
しかし、ジョン・カサヴェテス氏はいい男ですが、演じたアレックスはひどいやつですね。不倫の末に愛人を殺し、奥さんの優しさに付け込むなんて。
コロンボの年俸は、11,000ドルという場面があります。
黒のエチュードは、1972年放送であり、当時のドル円相場は約300円。
ということは、日本円では年俸330万円であった事が分かります。
1972年日本大卒の初任給が5万円くらいなので、
コロンボの年俸は、相当良かったということだろうか??。
にしては、刑事は安月給だというセリフは随所に出てきます。
最後の最後まで体裁を気にして反省しない往生際が極めて悪いです。
ただ証拠としては弱いですね。
花を付けたか付けなかったなどという曖昧な証拠ですよ。
ここでは、女は男のウソを見抜くという卓越した能力が
犯人にとどめを刺した。奥さんは夫の裏切りを許せなかった。
その空気の重さに負けたんだと思います。
kitoさん>召使い役=パット・モリタさんですね。知っていました、加筆しますね。
子煩悩さん>10作目にして初めて逮捕される際に「往生際が悪い」のかな?とも感じます。
BSTBSの放送で久しぶりに見ました。
皆さんおっしゃるように、初めからグダグダのアレックス氏は置いといて、奥さんの美しさが際立つ回ですよね。
思うに、夫を犯人と認めることは、自分を否定すること(金と地位のための政略結婚と認める)にもつながるので、それを認めなくない葛藤も見ものだと思います。(テニス場ではかなり苛ついてますよね。)
それこそコロンボよりも早く夫を怪しんでいましたが、最後の映写シーンまでそれを認めなかった。
愛でしょうか。
こんばんは。
最初のNHKオンエアから数えてもう何回見たのかなあ、と思うし、DVD全集も持っているのですが、オンエアを見つけるとついまた見ちゃいます (^^;
このエピソードは逮捕の決め手が弱くて、あまり好みではないのですが、こちらを拝見しているといろいろ話題豊富ですね。今回、召使い役が「ベストキッド」のパット・モリタだと気が付き、驚きました (^^)
タップおばさん>ブライス・ダナーさん、目が良いですね。
ピーター・フォークの自伝に、ジョン・カサヴェテスの名前はたくさん出てきます。
役者としても互いに尊敬しあう仲だったことが記され、興味深いです。
しかし、今作で一番光っていたのはブライス・ダナーだったように思います。
演技においても、その美しさにおいても。
やじろべえさん>コメントありがとうございます。犯人のアレックスは全体的に、用心深さに欠けますね(笑)被害者の電話番号を知っていることも、奥様に軽々と見破られていました。
パイルD3のついでに観ました。
全体を通して華やかなのと悲しい結末が印象的です。
アレックスが自動車修理工場に車を出す出す場面がありますね。後で忍び込むために、トイレの窓の鍵を開けておきますが、従業員に施錠される可能性は考えていない。計画的だけれども、なにか、用心が足りない。胸に付けていた【花】もしかり。でも犯人役としては、ハンサムですよね~。
殺害されたジェニファーも…。もちろん可哀想。犯人アレックスのタフさが…憎いですね。
夫に裏切れたジャニスが一番かわいそうですよ。
「黒のエチュード」に1票追加しました。
とっしーーさん>いつもコメントありがとうございます。1972年あたりの1ドルは「305円」くらいと考えますと約335万円。でも現在との貨幣価値の差を加味しますと、570万円となり、もうちょっと多くもらっても‥くらいですかね。
ジャニスの美人振り・・やはりGOODですな~~♪♪
ブロンドヘアーに、整った顔立ち、性格・・たまりません!!
奥さんにしたいです(笑)
それはそうと、コロンボの愛犬バセットハウンド
って言うんですね♪
ピーターフォークの愛犬らしく、名前はドッグと言うんだとか(笑)
いつか飼いたいです(ノ∀`*)
そして、質問なのですが、この話でコロンボの年収が出てきました。
1万1千ドルと言ってましたが、1972年のアメリカドルは300円くらいらしいんですよね。
となると・・
300万いかないかくらいでしょうか??
ひらりんさん、こちらこそ初めまして。妻ジャニスは哀愁に満ちています。お調子者のアレックスとは対象的でした。
初めまして、最近再放送で黒のエチュードを観てネット検索してたら、このページがヒットしました。すごい『コレクション』ですね^_^
これからもまたゆっくり読ませていただきます。
さて本編、シナリオとしては犯人の迂闊さが目に付くのですが、妻役のブライスダナーの美しさは特筆ですね~。
夫を信じたいけれども、信じられない最後の表情は、何ともやり切れない気持ちが上手く出ているような気がします。他の方もおっしゃってますが、推理やトリックよりもドラマですね~(^_^)
とっしーーさん、コメントありがとうございます。そうですね、今回おもしろいエピソードが結構出てきますよね!それに、私もこの「刑事コロンボ」は人生勉強のネタでもある…ということに共感します。
名作?と言われる黒のエチュード、今見終わりました~^^
相変わらず、美人が出ますね(笑)
ジェニスの表情、僕も素晴らしいと感じました!
アメリカ人離れした細かい機微とでも、言うのでしょうか?
あの随所の女性らしさ、女の勘とも言うべき表情はさすが俳優さんです(´ー`*)
面白かったのは、コロンボの愛犬との出会いのエピソードです(笑)始め、コロンボが注射されるのかと思ってましたが、まさか愛犬だったとは(笑)
しかも、犬が池で溺れた所を助けた・・(爆笑)
普通は逆じゃないかと思う話に、にんまりしてしまいました(ლ ^ิ౪^ิ)ლ
名前も決めてないってのと、呼んでも寝てばっかりとか、医者から覇気がないですなとか(笑)
コロンボのストーリーを見ていて、やはり犯罪は無理があるなと思いました。アリバイ作り、1つの証拠も残さないのは、不可能じゃないかなと・・
印象的だったのは、コロンボの「自殺は悲しいね~」と、「人間は、寿命まで生きるべきだよ」
って所ですね!
本当にその通りだと思うし、まあ他殺もいけないのですが、悲しさだけが残る最悪の結末ですね。
コロンボ、あのヨレヨレのコート、おとぼけたセリフについつい騙されがちですが・・癒されもしますが♪、素晴らしい哲学と、生の素晴らしさを
知っている人なんだな~と感じました(✧≖‿ゝ≖)
今の時代の推理ドラマも好きですけど、こういう一見地味だけど、何か大切なモノを教えてくれる、気づかせてくれる昔の作品、とても貴重だと思います。
はなさま、コメントありがとうございます。なるほど「妊娠中」にガッテンです。自宅でテニスをした後のシーンかな~。少し体型に違和感を感じた気がします。それと、もの凄いカタチのサングラスをしていたのも、笑えましたが。
はじめまして。
最近DVDシリーズを借りてきて、
ぼろんこさんのように解説してくださる方の記事を参考に
自分なりに突っ込みを入れながら楽しんでいます。
今回は、
整備工場のトイレ窓から忍び込んだらズボンが汚れそうとかシャッターに鍵はかけないのかとか、
オーブン前に転がした遺体の位置を直すのに無造作に引きずってスカートがめくれたとか、
いくら隣近所だからといって女の子が夜ひとりで現場付近をうろつくのはよくないでしょうとか、
てんこ盛りで、今ならあり得ない場面も多く面白いです。
タイプライターもビデオテープも電話も喫煙も、今ではレトロですね。
グウィネス・パルトローの生年が1972年だそうで、
静止画で改めて見たらブライス・ダナーは妊娠中みたいでした。
再度注目してみると、なるほど全身が映るときは衣装でうまくごまかしています。
女優のファッションや小道具類を確認したくてよく一時停止していますが、
製作者側にとっては当時は想定外の困った行動かもしれませんね。
tsgarpさん、コメントありがとうございます。
「資産家の不美人の妻」ですか(笑)なるほど。キャスト的にもう少しそれを強調したら、さらに良かったのでしょうかね?好みの問題ですが、被害者のジェニファー・ウェルズさんより妻のジャニスさんの方が美しく見えちゃいました(笑)
名、功、財、愛…など、人の欲望は多くのものを求めますが、何が最も大切なのか?よく考えるべきだ。と、考えさせられた…エピソードです。犯人アレックス・ベネディクトの「愛」は見せかけのもので、本物ではない。それを妻のジャニスは許さなかったと思います。
私もコロンボ大好きです!
実は、先日観なおしたばかりなんです、このエピソード。
妻を演じているブライス・ダナーって、
グウィネス・パルトローのお母さんなんですね。
グウィネスに似ている美人な女優さんだな~と
びっくりしたのですが似てて当然なわけです。
透明感があってすごく魅力的でした。
グウィネスよりも、美人ですよね。
当初のシナリオでは、
カサヴェテス演じる指揮者は、お金のために
資産家の不美人の妻をめとった、ことになっていたそうです。
ただ、実際に演じたのが、あれだけの美人さんだったので、
「どうして私なんかと結婚したの?」という台詞が
あんまり活きていないですよね。
トリック云々、という
エピソードではないですけど
好きな話のひとつです。
tsgarpさま
すみません!ほぼ10年越しの返信コメントですが・・・!
>当初のシナリオでは、
カサヴェテス演じる指揮者は、お金のために
資産家の不美人の妻をめとった、ことになっていたそうです。
なるほど!それは設定パターンとしてありそうです。
>ただ、実際に演じたのが、あれだけの美人さんだったので、
「どうして私なんかと結婚したの?」という台詞
私は美人であるのにも関わらず…「自分自身がこの人にとってなくてはならない女性なのかしら・・・?」と不安にさいなまれている様子がひしひしとわかるセリフのように感じられ、哀れみが増しました。夫の財政的なバックアップは自分の母親の財団が握っていて、いつでも夫は自分に紳士的に、保護者的に振舞ってはいるけれど、ふと気づいてしまう夫とピアニストの距離感(電話番号をそらで言える、とか)自分が愛されていることへの自信のなさが垣間見えます。さまざまな場面でジャニスからの夫への追求が弱腰に見え、『真実を知るのが怖くて決定打が打てない美しき妻』と『その弱腰に付け込んで適当なことを言ってごまかし続ける夫』の構図が見えるような気がします。
最後の場面は犯罪やジャニスを偽り続けてきたアレックスの真実の姿が白日の下にさらされ…いままでうまくすべての状況を(音楽の指揮をするように)自分の思うがままにコントロールしてきたけれど、すべてが崩壊した後ですら、カッコつけて、ごまかしながらイニシアチブ取ろうとしながら退場してゆく姿が本当に愚かで哀れだなぁ…と。
子供時代は事件解決にぐいぐい突き進むところが小気味よいとばかり思っていたようなきがするコロンボシリーズですが、今、大人(というにはとうが立ちすぎていますが)になってから見ると人間模様の描写の細かさ、リアルさにうなってしまいます。
(あと、女優さん達みんな素敵できれいだなぁ~と見るたびにハートを射抜かれています。ブライスダナー…グウィネスより可愛らしいかも、後光が差しています。)