コロンボ警部の愛車プジョー・403

ボロボロの愛車は1959年式のプジョー・403コンバーチブル

セレブな犯人たちは、こぞってこの車を「ボロ車」と見下しますが、コロンボ警部はこれを「外車」だと自慢気に話すことが多く、その反面カミさんの車は「どーってことない車」と過小評価します。
“コロンボ警部の愛車プジョー・403” の続きを読む

4話「指輪の爪あと」

Death Lends a Hand / 1971

刑事コロンボらしさが確立した初期の傑作「指輪の爪あと」

作品として素晴らしいです。成功を収めた探偵社の社長ブリマー「ロバート・カルプ」のキャラクターも印象的。成功者が調子に乗りすぎて足を踏み外して一気に転落するというシナリオも、コロンボ作品らしくて好きです。「計画殺人ではない」という点ではイレギュラー的な展開を見せます。
“4話「指輪の爪あと」” の続きを読む

20話「野望の果て」

Candidate for Crime / 1973

動機は十分と言えそう。

ケン・スウォフォード上院議員候補ヘイワード氏が自分の選挙参謀ハリー・ストーン(ケン・スウォフォード)を殺害します。被害者ストーンはヘイワードの不倫の秘密を知っており「愛人と別れるように」命令したことが直接要因となっています。動機はそれだけではないのでしょう。脇役であるはずの選挙参謀が主人公である上院議員候補に対し「自分の操り人形になれ」とばかりの横柄な態度を見せています。

“20話「野望の果て」” の続きを読む

27話「逆転の構図」

Negative Reaction / 1974

傑作の一つ「逆転の構図」

ディック・ヴァン・ダイク著名な写真家ポール・ガレスコ(ディック・ヴァン・ダイク)が口うるさい妻を殺害し、誘拐殺人に見せかけるというお話です。この作品、「ポール・ガレスコ」という犯人の名前が非常に印象的で、小学生時代に見た頃から、コロンボシリーズ中、最も好きな作品として心に残っていました。そしてNHK BSの再放送で数十年ぶりに再会しました。色褪せていません、傑作のひとつだと思います。

“27話「逆転の構図」” の続きを読む

34話「仮面の男」

Identity Crisis / 1975

パトリック・マクグーハン

パトリック・マクグーハン28話「祝砲の挽歌」に続き、パトリック・マクグーハンが犯人:ネルソン・ブレナー役で再登場しました。この後の新シリーズでも登場しますが、この作品「仮面の男」での顔が最もマクグーハン本人らしいかもしれません。このブレナーが運転する「シトロエンSM」もカッコいいですよね。

“34話「仮面の男」” の続きを読む

37話「さらば提督」

Last Salute to the Commodore / 1976

完全に倒叙でない刑事コロンボ作品です。私のような保守的な刑事コロンボファンの場合、受け入れ難いのですが、普通に考えれば面白い作品なのだと思えます。
“37話「さらば提督」” の続きを読む

39話「黄金のバックル」

Old Fashioned Murder / 1976

美術館の館長ルース・リットンが、大切にしている博物館の売却を企む理事(弟)のエドワード・リットンを、警備員ミルトン・シェイファーとの同時発射の相撃ちに見せかけて殺害します。

ジョイス・ヴァン・パタンが可愛い

ジョイス・ヴァン・パタン女系ファミリーを楽しく描いた作品です。女性らしさを捨てた犯人ルース・リットン[ジョイス・ヴァン・パタン]が、かえって美しく感じられる作品でした。ジョイス・ヴァン・パタンは27話「逆転の構図」にもシスター役として出演しています。

“39話「黄金のバックル」” の続きを読む

43話「秒読みの殺人」

Make Me a Perfect Murder / 1978
ローレンス・ラッキンビルテレビ局の女性プロデューサー:ケイ・フリーストン(トリッシュ・バン・ディーバー)は、支社長であり恋人でもあるマーク(ローレンス・ラッキンビル)を殺害。果たして殺すほどの憎しみがあったのか?
マークの出世に対する嫉妬はありますね。さらにマーク(あるいは社)からの自分への評価が思いのほか低いことを思い知ったからか。それで殺人‥とは短絡的すぎるかな。

“43話「秒読みの殺人」” の続きを読む

49話「迷子の兵隊」

Grand deceptions / 1989

犯人が悪人なだけに、殺害動機は十分!

ロバート・フォックスワースこれは初回放送時に見ています!国防関連財団の幹部ブレイリー大佐(ロバート・フォックスワース)が部下のキーガン曹長を殺害。殺害動機は十分でブレイリー大佐が財団を利用し私腹を肥やしていたり、名誉会長であるパジェット将軍の妻との愛人関係を暴露すると脅迫されたためです。

“49話「迷子の兵隊」” の続きを読む