吹き替えの声質が突然変わる

日本語版の吹き替えの声が変わっている箇所

コロンボの日本語版でたまに「おや声が変だぞ、別人のように聞こえる…」という疑問をお感じになった時、それは確かに声優が変わっている箇所です。これは当時の日本のテレビの放送時間の枠に作品が収まりきらなかったので、重要でない場面をカットして、放送する部分のみを吹き替えたためです。その後DVD化やノーカット放送を機会に、声優が亡くなったなどの理由で別の声優さんがその部分のみ新たに吹き替えたのです。
コロンボの日本語版を注意深く見ますとその「重要でないと判断されたシーン」がわかります、これも面白い発見となります。

あなたのこと、褒めてましたよ

「さっき誰々さんにお会いしましたが、あなたのこと、褒めてましたよ」
この台詞は刑事コロンボの作品中、コロンボ警部や口達者な犯人役がよく口にする台詞です。これはおそらく、警戒心を持った相手の心を開かせるための巧妙な褒め言葉と思われます。やはり人間というもの「褒められて気を悪くする人はいない」ということでしょう。
それにひきかえラストシーンなどで犯行を暴かれた犯人の悪態に対し、「あまたの才能は認めます、でもその他はてんでいけません」(参照:美食の報酬)と、人格否定するのも見逃せません。多くの場合、コロンボ警部は殺意の種類により、同情したり、怒ったりすることがあると思われ、犯人が自分の犯行を突き止めたコロンボに対し「いっそ、この刑事を殺してしまえ」と短絡的解決方策に走った場合「人格否定」の発言が見られる気がします。
 
 

殺された人々の罪…も。

犯人を脅迫して「返り討ち」

刑事コロンボシリーズでは新旧に関わらず、犯人の弱みにつけ込んで脅迫したことで、殺されてしまう人々が後を絶ちませんでしたね。
24話「白鳥の歌」エドナ夫人
29話「歌声の消えた海」歌手ロザンナ・ウェルズ
34話「仮面の男」諜報部員ジェロニモ
36話「魔術師の幻想」ジェローム社長
38話「ルーサン警部の犯罪」女性プロデューサー クレア・デイリー
47話「狂ったシナリオ」旧友レニー・フィッシャー
49話「迷子の兵隊」キーガン曹長
52話「完全犯罪の誤算」ステイプリン
57話「犯罪警報」テレビ番組司会者クラーク
61話「死者のギャンブル」ギャンブラーのハロルド
67話「復讐を抱いて眠れ」芸能レポーターベリティ
と、ここまでは犯人に金銭を要求したり、犯人の破滅を目論んで返り討ちにあった人々。第1被害者ながら、自分にも非があるケースで「悪人」に分類されるべき被害者。この中で最も悪人なのは「ジェローム社長」と「クレア・デイリー」。犯人をまるで「金づる」のように扱っています。
 
14話「偶像のレクイエム」秘書ジーン・デービスは、自分では「犯人の殺人を知っている」ことを何かに利用しようとは思いませんでしたが、結婚したい相手が「ゴシップ記事作家ジェリー・パークス」だったことが命取りでした。

共犯者の「裏切り」

5話「ホリスター将軍のコレクション」ダットン大佐
6話「二枚のドガの絵」美術学生トレーシー・オコーナー
11話「悪の温室」トニー・グッドウィン
22話「第三の終章」殺し屋エディ・ケイン
27話「逆転の構図」前科者アルビン・ダシュラー
31話「5時30分の目撃者」ナディア・ドナー
33話「ハッサン・サラーの反逆」総領事館員ハビブ
39話「黄金のバックル」警備員ミルトン・シェイファー
51話「だまされたコロンボ」女社長ダイアン
このうちエディ・ケインのみが純粋な意味での殺人の共犯(あるいは実行犯)で、他の方々は犯人に利用されていたり、殺人計画とは知らずにだまさていたケースが多いです。ダットン大佐は、ビジネス上の不正という意味でホリスター将軍の共犯者。

犯人の悪事を知ったのが「命とり」

4話「指輪の爪あと」ケニカット夫人
15話「溶ける糸」手術助手シャロン
21話「意識の下の映像」ノリス社長
23話「愛情の計算」ニコルソン博士
26話「自縛の紐」ジーン・スタッフォード
40話「殺しの序曲」バーティ・ヘイスティング
42話「美食の報酬」レストラン主人ビットリオ
46話「汚れた超能力」マックス・ダイソン
50話「殺意のキャンバス」前妻ルイーズ
この方たちは、悪人ではありません。むしろ正義感が強い人が多く、それが故に命を落とします。

犯人の殺人を知り脅迫し、口を封じられる…

13話「ロンドンの傘」執事タナー
18話「毒のある花」秘書シャーリー
21話「意識の下の映像」映写技師ロジャー・ホワイト
上記の方々は、第2被害者。みんな悪人とまでは言いきれないけれど、人の弱みに付け込んで罰が当たったのです。

犯人の殺人を知り脅迫するが、命を取られなかった人も

41話「死者のメッセージ」秘書ベロニカ
58話「影なき殺人者」秘書トリッシュ
※11話「悪の温室」のおバカちゃん秘書は、犯人を取り違えているので除外です。

コロンボはよく「筆記用具を忘れる」件

1話「殺人処方箋」では、例のスタール邸で共犯のジョーンの供述をとるラストシーン。
 
2話「死者の身代金」では、空港で飲み物代金が支払えず、ウエイトレスにサインをするシーン。いずれも最後の場面で「コロンボが筆記用具を忘れて、借りている」のです。これは、コロンボのイメージを「やはり…どこか抜けている」憎めないキャラクターとして印象づけたかったのでしょう。
 
4話「指輪の爪あと」でブリマーから受領書を受け取るためのサインを書かせる際に、筆記用具を忘れています。
 
19話「別れのワイン」でエイドリアンのワイン仲間から立派な鉛筆を借りる。そのまま持ち帰りそうになり、返すよう求められました。
 
23話「愛情の計算」すぐに鉛筆を失くす癖があるので、これからはテープに録音すると宣言しました。
 
24話「白鳥の歌」でトミーの供述をとる際に鉛筆が見つからず「暗記しとこう」と言うが、直後にポケットから見つかりました。
 
16話「断たれた音」では、それらとは逆に記憶力抜群のクレイトンがボールペンを忘れ、それをコロンボが本人に届けます。
 
加筆:2017年12月22日 その他にも印象的な「筆記用具を忘れる」シーンが多数あり今後加筆します。

刑事コロンボの劇中音楽

初期はジャズやフュージョン系の音楽が多い

初期の刑事コロンボの劇中のBGMは「ジャズやフュージョン系」が多用されています。音楽担当にはビッグネームも含まれ、音楽と映像が一体化して刑事コロンボの世界を作り出しています。

デイヴ・グルーシン

1話「殺人処方箋」のタイトルバックのBGMは「デイヴ・グルーシン」です。何かすごい物語が始まる…そんな予感がしますよね。デイヴ・グルーシンはかなり有名な音楽家であり、グラミー賞10回、アカデミー賞も1回受賞しています。
1話「殺人処方箋」

ギル・メレ

「ギル・メレ」は第1シーズンの4作品を担当しています。特に素敵なのが8話「死の方程式」です。ギル・メレの音楽がこの作品のテイストを作っていると言っても良いでしょう。4話「指輪の爪あと」でケニカット夫人の死体を捨てに行くシーンもギル・メレで、印象深いです。9話「パイルD-3の壁」も音楽:ギル・メレのクレジットがありますが、これはエンディングだけ4話「指輪の爪あと」の音楽を流用しているように思えます。
4話「指輪の爪あと」
5話「ホリスター将軍のコレクション」
8話
「死の方程式」
9話「パイルD-3の壁」

ビリー・ゴールデンバーグ

ビリー・ゴールデンバーグが音楽を担当した、2話「死者の身代金」のセスナシーンやエンディングと、15話「溶ける糸」のメイフィールド邸でのパーティのBGMは、メロディーが同じです。70年代っぽいポップなサウンドなので、聞いてみてください。

また、6話「二枚のドガの絵」の後半家宅捜索が行われるエドナ・マシューズ邸に車で到着するシーンと、7話「もう一つの鍵」でユージン美容室に向かう車のシーンも同じBGMです。

2話「死者の身代金」
3話「構想の死角」
6話「二枚のドガの絵」
7話「もう一つの鍵」
15話「溶ける糸」
22話「第三の終章」

ディック・デ・ベネディクティス

ディック・デ・ベネティクティス(作曲家)は多くの第2シーズン以降の音楽を担当しています。黒のエチュードでは「Music Score」と、大きくクレジットされています。ぼろんこが気になっていた「不思議なピアノ曲」もおそらく、このディック・デ・ベネティクティスによるものです。

10話「黒のエチュード」
12話「アリバイのダイヤル」
13話「ロンドンの傘」
16話「断たれた音」
17話「二つの顔」
18話「毒のある花」
19話「別れのワイン」
20話「野望の果て」
21話「意識の下の映像」
23話「愛情の計算」
24話「白鳥の歌」
25話「権力の墓穴」
26話「自縛の紐」
29話「歌声の消えた海」
39話「黄金のバックル」

ベルナルド・セガール

第4シーズンからはベルナルド・セガールが多用されました。

27話「逆転の構図」
28話「祝砲の挽歌」
30話「ビデオテープの証言」
31話「5時30分の目撃者」
33話「ハッサン・サラーの反逆」
34話「仮面の男」
35話「闘牛士の栄光」
36話「魔術師の幻想」
37話「さらば提督」
38話「ルーサン警部の犯罪」

パトリック・ウィリアムズ

41話「死者のメッセージ」以降の音楽を担当しているのはパトリック・ウィリアムズです。
→詳しくは、「刑事コロンボと作曲家パトリック・ウィリアムズ」をお読みください。

加筆:2021年9月17日(この記事は書きかけです)

刑事ぼろんこチャンネル

第2~第3シーズンの不思議なピアノ曲

ディック・デ・ベネディクティス

ディック・デ・ベネティクティス(作曲家)は多くの第2シーズン以降の音楽を担当しています。ぼろんこが気になっていたこの「不思議なピアノ曲」もおそらく、このディック・デ・ベネティクティスによるものです。(2021年10月加筆)

10話「黒のエチュードで多用されています。ベネティクトが犯行現場に向かうシーン、自殺した後にジェニファーの家から出るシーンなど。

14話「偶像のレクイエム」でノーラ・チャンドラーとコロンボ警部が警部のプジョーで駐車場に到着するシーンで使用。コロンボの愛車がいつになく汚く「わざと」汚したようにも見える…が。このシーンでの使われ方は重要でない気がします。

18話「毒のある花」でも多用されています。この作品では頻繁にこの「ピアノ曲」が背景に流れて、作品自体に独特の不思議な雰囲気を持たせています。

16話「断たれた音」のラストシーンは印象的。この場合は話が終結して回想シーンと制作スタッフのクレジットが入った後に1回のみこのフレーズが流れ、とってつけたようなエンディング音で締められています。とても効果的です。

不思議なピアノ曲

追記:2020年10月16日

刑事ぼろんこチャンネル

コロンボ警部の鼻歌や口笛「THIS OLD MAN」

コロンボ警部の鼻歌や口笛の音楽は「THIS OLD MAN」という曲でした。マザーグースの数え歌らしいです。ずっと前から気になっていて、今日インターネットで本気で調べたら、分かりました。

刑事コロンボの作品中では、コロンボ警部の意思(または無意識)で、鼻歌や口笛で登場します。もっとも印象的な場面の一つとして29話「歌声の消えた海」のラストシーン、犯人のヘイドン・ダンジガー(ロバート・ヴォーン)に指紋の採取を迫る際に鼻歌で「♪ダンジガーさ~ん」と語りかけます。まんまと自分の策にはまった犯人を目の前にして、嬉しくてついつい悪のりしていますね。

19話「別れのワイン」でカッシーニ・ワイナリーから被害者リックの恋人の家に電話する時にかなり名調子(ビブラートをつけている)で口笛を吹くシーン。イタリア系のくせに「音痴」だと自己分析するコロンボ警部ですが決して音痴ではありませんでした。

26話「自縛の紐」で犯人マイロ・ジャナスの家の近くの海岸を歩くシーンでは、吹き替え版でもピーターフォーク自身の生歌の「THIS OLD MAN」を確認できます。

37話「さらば提督」のラストシーンでこの「THIS OLD MAN」が初めて「印象的に使用された」と思われます。が、メインメロディが間違っています!

41話「死者のメッセージ」で、犯人アビゲイル・ミッチェルの自宅のリビングで「無断で」ピアノ演奏します。その後庭に出た後も口笛を吹いています。かなりご機嫌な様子でした。

42話「美食の報酬」では、レストランで行われた授賞式のシーンで、料理が運び込まれるBGMとしてこの「THIS OLD MAN」が流れます。場面を可愛らしく演出するのに便利だったと考えられます。

52話「完全犯罪の誤算」では、選挙運動の華やかなイメージを演出する「デキシーランド・ジャズ」とともに、この「THIS OLD MAN」もBGMとして多用されています。

67話「復讐を抱いて眠れ」写真からドロテア・ペイジの家をつきとめるまでのシーンで、オーケストラアレンジされたBGMが流れます。

68話「奪われた旋律」(日本語吹き替え版)のラストシーンでは、このメロディーで「おもちゃで遊ぼう」と歌っています。この場面での使われ方は、少しわざとらしさも感じられますが。

刑事コロンボの劇中の音楽

エピソードに沿った音楽

「THIS OLD MAN」に限らず、刑事コロンボの作品は新旧を問わず劇中に流れる音楽も聞き逃せません。作品ごとに音楽の種類や質も異なり、その作品の特長をより際立たせています。場面の緊張感を引き立たせる曲や、アクションに合わせた効果音的な音楽も素晴らしいです。また、その作品のシチュエーションにあった曲を繰り返し流すこともあります。新・刑事コロンボの49話「迷子の兵隊」などはその代表でしょうか。52話「完全犯罪の誤算」では「デキシーランドジャズ」を用い、選挙活動の華やかな雰囲気を巧みに表現しています。

新シリーズではオープニングにPOPS音楽を使用

オープニングシーンに使用される音楽も時代によって変化していて、新・刑事コロンボの時代には流行のポップスがドド~ンと流されることが多くなりました。
51話「だまされたコロンボ」、56話「殺人講義」など。

初期作品 はBGMも素敵

それに比べ、音楽を効果的に使った初期作品はやはり素敵です(「別れのワイン」等)。淡々と流れる時間を楽しむことができる作品ですね。場面の切り替えなどに用いられる「メロディの無い効果音」も好きです。また、無音状態(台詞のないシーン)でも、心理描写を補助するような音が巧みに盛り込まれています。

同一シーズン内で同じBGMを多用

例えば第2シーズンの11話「悪の温室」と17話「二つの顔」、第7シーズンの41話「死者のメッセージ」と43話「秒読みの殺人」。これらの作品は、同じBGMを多用していて、それが作品の味となっています。「死者のメッセージ」と「秒読みの殺人」は監督がジェームズ・フローリーです。

最後から二番目の作品、新・コロンボ作品「68話:奪われた旋律」で、犯人の作曲家フィンドレー・クロフォードは弟子のガブリエルに音楽を直されます。題材の劇中「女性が刺されるシーン」での効果音、直される前は刑事コロンボの初期作品に登場しそうな雰囲気です。参照場面として「20話:野望の果て」で、上院議員候補ヘイワード氏が被害者ストーンの時計をわざと壊すシーン。奪われた旋律は、このような過去の作品をパロったものかもしれません。

劇中に使われた印象的なクラシック音楽

ベートーヴェン 交響曲第6番「田園」/モーツァルト アイネ・クライネ・ナハトムジーク
10話「黒のエチュード」のコンサートで実際に演奏された曲です。「田園」は第4楽章で激しい雷雨・嵐の場面、「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」も第4楽章。

バッハ 平均律第1巻第15番ト長調 BWV860
10話「黒のエチュード」でジェニファー・ウェルズが弾いていたピアノ曲です。タイトルに沿う「エチュード(練習曲)」でなかったのが残念。

ブラームス ピアノ協奏曲第2番
9話「パイルD-3の壁」で、犯人のエリオット・マーカムが事務所で思案中に聴いていた曲は第二楽章の半分あたり。

チャイコフスキー 幻想序曲「ロメオとジュリエット」
40話「殺しの序曲」で、犯人のオリバー・ブラントが殺害トリックで使用した曲です。

 
加筆:2021年11月23日

刑事ぼろんこチャンネル

バーニーの店「BARNEY’S BEANERY」

バーニーの店の概要

ネットで調べた英文を直訳し、理解できる範囲で独自に解釈したものです。間違っているかもしれませんので、ご注意ください。バーニーズ・ビーナリーは、ウェスト・ハリウッドに実在する有名なレストラン・バーです。1920年、曲名にもなった「ルート66」沿い現在のサンタモニカ・ブールバードにジョン・バーニー・アンソニーによって開店。開業当時より、芸術家、作家、音楽家、俳優などのひいきの店となりました。その中には、クラーク・ゲーブル、ジャック・ニコルソン、マーロン・ブランド、ジャニス・ジョプリン、ジム・モリソン(ドアーズ)など(その他多数)もいたそうです。
現在は、ウェスト・ハリウッド、バーバンク、サンタモニカ、ウエストウッドビレッジ、パサディナに5店舗あるそうです。お勧め料理の中にもちろん「チリ」もあるようで、直訳では「2番目にチリが美味しい店に」と出たので、何かのアンケートで全米でチリの美味しい店第2位に選ばれたのではないかと推測します。
公式サイト:http://barneysbeanery.com

2話「死者の身代金」に初登場

2話「死者の身代金」に初登場する時のシェフは「バート」でティモシー・ケリーが演じています。店内にビリヤード台の置いてある広いお店で、看板の形状では、ウエストハリウッドのお店と酷似していますが外観は異なり、同じ場所で改築したのか、別のお店かは不明。現在のお店にもビリヤード台が置いてあるようです。→参照

62話「恋に落ちたコロンボ」に初登場

62話「恋に落ちたコロンボ」では遂にオーナーであるはバーニー「ジョン・フィネガン」が登場。このお店はかなりの確率で「サンタモニカ店」であると思います。外観も内装も、良く似ています。→参照

65話「奇妙な助っ人」

65話「奇妙な助っ人」では一転して白いインテリアのお店。現在の店舗のイメージには似合わないもので、バーニーズ・ビーナリーではない気がします。しかしながら、バーニー役が板についたジョン・フィネガンと、ブリンドル刑事と名を変えたクレーマー刑事=ブルース・カービーとの楽しい会話も見られます。

66話「殺意の斬れ味」

66話「殺意の斬れ味」ではこのバーニーの店でのシーンが事件解決のポイントとなります。この時の店内の雰囲気も、現在のどの店舗とも合致しません。外観も実際には白い帯に濃い緑の縦じまではありません。

53話「かみさんよ、安らかに」

53話「かみさんよ、安らかに」では馴染みの店のシェフがメキシコ系の人からドイツ系(推測)に変わって、味が落ちたと嘆いています。これに懲りてバーニーの店に行くようになったとも考えられます。(写真は女主人のグラシエ:ラルー・スタンリー)

 
 加筆:2021年8月22日

ウィリアムズ弁護士事務所とチャドイック宣伝広告社。

レスリー・ウィリアムズ弁護士事務所とチャドイック宣伝広告社は、同じビルにあります。(笑)2話「死者の身代金」のレスリー・ウィリアムズの弁護士事務所と、7話「もう一つの鍵」のベス・チャドイック宣伝広告社のビルは、写真のような高層ビルで同一です。エレベーターで会ったことあるかもね。

廊下に色ラインが描いてある病院

31話「5時30分の目撃者」で、コリアー先生が勤める大学病院の廊下に「色ライン」が描いてあって、目的地までのガイドになっていたのは印象的でしたね。でもこの病院は、次のエピソード32話「忘れられたスター」の外科医ランズバーグ先生の病院と同じでした!

外科医ランズバーグ医師の病院コリアー医師が勤める大学病院3231

左:ランズバーグ先生の病院 右:コリアー先生の大学病院

32話「忘れられたスター」を見ていて「この廊下のラインは…もしや」と思い、31話「5時30分の目撃者」を見直してみたら…こりゃ怪しいぞ〜、かなり怪しい。で、決め手は「廊下の照明灯」左写真の左手前の円筒形の照明灯、右写真の赤いドアの奥の照明灯も円筒形で、同じメーカーのものだと判る。でも壁の雰囲気が違います。これは「5時30分の目撃者」の受付嬢が「コリアー先生は、ブルーの線に沿って新館です」と案内していることから、ランズバーグ先生の方は、本館(少し落ち着いた雰囲気)ではないかと、推察します。
この病院は「ペパーダイン大学」が舞台になっているとのことです。となると、「コリアー先生が勤める大学病院」「ランズバーグ先生の病院」「殺人講義の大学」がすべて同じ場所ということになります。

関連記事「同じ照明器具

画像更新:2023年12月30日

円形の花壇がある海辺の豪邸

ブログ訪問者さんから情報を得て、検証してみました。
37話「さらば提督」のチャーリー・クレイ邸と、55話「マリブビーチ殺人事件」のテレサ・ゴーレン邸は同じでした。

クレイ邸テレサ邸

左:チャーリー・クレイ邸 右:テレサ・ゴーレン邸

周囲が車寄せの道に囲まれた円形の花壇が印象的な豪邸です。マリブビーチというロサンゼルス中心から西の方向に位置します。おそらく近くには「マイロ・ジャナス」「ブリマー」「マックス・バーシーニ」「フィールディング・チェイス」などの有名人が住んでいました。実在の「ピーター・フォーク」の家も近かったようです。
 

コロンボ警部の愛車プジョー・403

ボロボロの愛車は1959年式のプジョー・403コンバーチブル

セレブな犯人たちは、こぞってこの車を「ボロ車」と見下しますが、コロンボ警部はこれを「外車」だと自慢気に話すことが多く、その反面カミさんの車は「どーってことない車」と過小評価します。

3話「構想の死角」でのプジョー・403コンバーチブル、まだポンコツの印象はありません。しかし4話「指輪の爪あと」では早くも不審車と見なされ、白バイに止められました。警部だとわかると事件現場まで先導してもらっています。初期作品のプジョー・403のキャンバスは濃いグレーだとはっきり分かります。

指輪指輪の爪あとのプジョー・403指輪指輪の爪あとのプジョー・40334

7話「もう一つの鍵」ではキャンバストップを開け、ピーター(レスリー・ニールセン)とハンバーガーを食べました。10話「黒のエチュード」では修理工に「うちは外車専門(プジョーも外車なのに)なんでね‥」と修理を渋られています。

もう一つの鍵の爪あとのプジョー・403黒のエチュードのプジョー・403710

12話「アリバイのダイヤル」で空港に駆けつけたプジョー・403。14話「偶像のレクイエム」では、大女優:ノーラ・チャンドラーがこの車に同乗したのことは奇跡かもしれません。この頃のボディの汚れ具合は尋常ではありません。演出上わざと汚しているのだと思います。(笑)

アリバイのダイヤルのプジョー・403偶像のレクイエムのプジョー・4031214

16話「絶たれた音」ではクレイトン氏を誘って、そよ風を浴びながら市内をドライブしました。レストランに到着した場面では、車の左後方の様子を見ることができます。18話「毒のある花」では、美容体操の女性に囲まれました。かなり高い位置からの車の様子です。

絶たれた音のプジョー・403毒のある花のプジョー・4031618

19話「別れのワイン」で、レストランのドアボーイに「ここまで走り込んだ車は珍しいですよね」と話しかけられ「15万キロ走っているからね。汝の車を愛せ、されば車も良く走る」と答えた直後に、全くエンジンがかかりません。22話「第三の終章」でも、レストランのドアボーイから「この車は盗まれない」として駐車場への移動を拒否されました。

別れのワインのプジョー・403第三の終章のプジョー・4031922

20話「野望の果て」では検問に引っかかり、ワイパーなどの整備不良を指摘されました。修理に出したガソリンスタンドでは「これだけイカれてちゃね」と高額な修理代:約25,000円を請求されました。写真の2台を比較しますと、キャンバスの色がベージュに見えたり濃いグレーに見えたりしますが、ボディの凹みで同車だと確認できます。

別れのワインのプジョー・403第三の終章のプジョー・4032020

25話「権力の墓穴」で、コールドウェルの妻の交際相手から、何と約28,000円で下取りに出さないか?と誘われました。そう言えば、この回のプジョー・403は絶不調でしたね。

権力の墓穴のプジョー・403権力の墓穴のプジョー・4032525

27話「逆転の構図」の殺人現場の廃車場で「車を捨てにきた人」だと勘違いされました。砂煙を立てた直後だということもあり、より一層ポンコツに見えますね。

逆転の構図のプジョー・403逆転の構図のプジョー・4032727

「逆転の構図」後半で試験官ウイークリーがこの車に乗りますが、ドアがなかなか開きません。また、この頃までのプジョー・403のダッシュボードには、クリップ金具のような装飾が付いています。「これは一体何なのか?」いつか結論を出したいです。→プジョー・403コンバーチブルのダッシュボード

プジョー・403のダッシュボードプジョー・403のダッシュボード2027

28話「祝砲の挽歌」ではフロント側を、30話「ビデオテープの証言」では右サイドのプジョー・403の勇姿をはっきり確認できます。

祝砲の挽歌のプジョー・403ビデオテープの証のプジョー・4032830

32話「忘れられたスター」では左側のピラー(フロントガラスの支柱)や、左ドアの凹み・傷を見て取れます。

忘れられたスターのプジョー・403忘れられたスターのプジョー・4033232

34話「仮面の男」ではガゾリンスタンドでの給油シーンも登場します。この時リアバンパーがかなり凹んでいることがわかります。

仮面の男のプジョー・403仮面の男のプジョー・4033434

下の写真を見てください。4話「指輪の爪あと」、23話「愛情の計算」当時と比較しますと、リアバンパーの牙のようなパーツは欠落し、いかに損傷が進んだかが分かります。

指輪の爪あとのプジョー・403愛情の計算のプジョー・403423

35話「闘牛士の栄光」のメキシコではガッチャンこ、交通事故を起こしました。傷の位置を検証しますと、これはメキシコロケ用の車ではなく、これまでのプジョー・403と同車です。その後の36話「ルーサン警部の犯罪」では、大破していないフロントグリルを確認できます。

闘牛士の栄光のプジョー・403ルーサン警部の犯罪のプジョー・4033536

37話「さらば提督」でも、キャンバスをオープンした状態を見ることができます。その後、39話「黄金のバックル」では、パトカーに追突してしまいました。これが原因でナンバープレートが破損したのだと思われます。

さらば提督のプジョー・403黄金のバックルのプジョー・4033739

40話「殺しの序曲」シグマクラブ前の場面、左側のキャンバスに黒いテープで補強しています。この直後、他の車に激突しそうになりました。41話「死者のメッセージ」ではまだ2灯のヘッドライトが健在です。この車は39話のプジョー・403と異なる可能性があります。左ドアのへこみ方が違います。左前のホイールキャップもありません。

殺しの序曲のプジョー・403死者のメッセージのプジョー・4034041

43話「秒読みの殺人」の冒頭でまたまた、楽しく鼻歌を歌いながら運転中に事故を起こしました。そしてこのプジョー・403のダッシュボードには、クリップ金具のような装飾は無くなっています。

秒読みの殺人のプジョー・403秒読みの殺人のプジョー・4034343

44話「攻撃命令」や45話「策謀の結滅」にかけて、左側のヘッドライトとフロントバンパーの「牙」のようなパーツ「が無くなっています。ナンバープレートもさらに傾き、何とかぶら下がっている状態です。これはもう公道を走行は許されないでしょう(笑)

攻撃命令のプジョー・403策謀の結滅のプジョー・4034445

*この記事は書きかけです。

52話「完全犯罪の誤算」のオスカー・フィンチから「鉄クズ」だと呼ばれました。

57話「犯罪警報」のウェイド・アンダースから「昨日や今日の痛みじゃない」と言われました。また彼のベンツと接触事故を起こしています。

63話「4時02分の銃声」のフィールディング・チェイス邸でバックファイアーを連発しました。

など、逸話は数えきれません。(気付くたびに加筆します)

加筆:2021年2月18日

主演:ピーター・フォーク

刑事コロンボのオープニングで毎回表示される
「PETER FALK」「AS」「COLUMBO」
ピーター・フォークという俳優は、数々のテレビドラマや映画に出演していますが、コロンボという架空の刑事をあたかも実在の人物のように生きた人であったと思います。
イタリア系で葉巻好き、家族を愛し、仕事に生きる。そんなコロンボですが、ピーター・フォーク本人はロシア系の父とポーランド系の母との間に生まれたそうです。コロンボ役に親しんだ私はてっきりイタリア系の人だと信じ込んでいました。

1960年に最初の結婚をし、2女をもうけながらも1976年に離婚、刑事コロンボ38話「ルーサン警部の犯罪」で共演した「シーラ・ダニーズ」(シェラ・デニス、シーラ・ダネーズ)と再婚しています。妻となったダネーズはその後も数回にわたり、刑事コロンボシリーズに出演しています。
また、6話「二枚のドガの絵」のロス・マーティンはかつての演技の師匠、10話「黒のエチュード」のジョン・カサヴェテスや、脇役で活躍したヴァル・アヴェリーなどとは公私にわたる友人関係で、気に入った仲間と作り上げてきたライフワーク=刑事コロンボだったと言えるでしょう。

それぞれの作品は、制作年代とピーター・フォークの実年齢、または見る側の年齢を比較してみると面白い見方が出来ます。私は2010年4月現在46歳ですが、子供の頃に見ていた「コロンボ警部」は丁度今の私くらいの年齢だったと思われます。
あまり映画などには興味を持たない私ですが、生涯を通じ最高に好きな俳優は誰か?という質問をされれば間違いなくピーター・フォークであると答えます。

加筆:2014年2月27日

刑事コロンボのプロファイル

名前

フランク・コロンボが定説です。

生まれ

アメリカ合衆国ニューヨークのチャイナタウン付近だそう。ルーツはイタリア系だそうです。また5話の「ホリスター将軍」からは「コロンブス」の子孫と言われました。コロンブスと聞くとポルトガルのイメージが強いのですが、イタリアのジェノバ生まれが定説のようです。

家族・親戚

→コロンボの家族・親戚をご覧ください。

少年期

イタズラ好き、ギャング映画好きです。

青年期

朝鮮戦争に炊事当番として従軍しました。

職歴

警察官としてニューヨークの12分署に配属、
1958年よりロサンゼルス警察に配属、殺人課、警部補。
実際にロス市警には、刑事部に強盗殺人課が存在します。

身長

168cm(体重は時とともに変化したでしょう)

愛車プジョー403

「プジョー403」をご覧ください。

愛犬ドッグ

「愛犬ドッグ」をご覧ください。

好き嫌い

→コロンボ警部の好き嫌いをご覧ください。

病気

胆のう結石の経験がある。
むち打ち症。
喉を痛めたり枯らしたり、胃腸の調子が悪かったり、比較的健康を害していることが多いです。

コロンボ警部のモデル

ドストエフスキーの小説「罪と罰」の判事ポルフィーリィが、刑事コロンボのキャラクター設定のモデルとなっている。と、ウィリアム・リンクは語っています。

書きかけ記事:2021年9月4日

葉巻と喫煙

コロンボ警部のトレードマークの一つと言えるのがこの「葉巻」でしょう。自分でも「安葉巻」と呼ぶことがあり、高級品は好み(買え)ません。一般的に葉巻というと茶色のイメージがありますが、コロンボ警部愛用の葉巻は「グリーンラッパー」少し緑がかっています。情報によると「マチネ」という銘柄のカナダ産の安い葉巻らしいです。

葉巻に関するエピソードは多数

8話「死の方程式」では、殺害トリックとして葉巻が登場します。66話「殺意の斬れ味」でも重要な証拠として扱われます。

また、葉巻の灰の捨て場に苦労するシーンや、禁煙エリアでの対応などもユーモアに描かれています。禁煙に関するエピソードも面白いですね。

コロンボ警部がよくマッチを忘れる件

コロンボ警部は筆記用具とマッチを人から借りることが多いですね。

1話)フレミングの診察室でライターを借りる。
2話)レスリーの家でマッチを借りようとする。後半レスリーの事務所でライターを拝借。
3話)後半でジムの奥さんにマッチを借りる。
4話)殺害現場でマッチを借りる。ブリマーの事務所でライターを借りる。
5話)前半・ホリスター将軍の家でライターを借りる。バートの店でマッチを借りる。
6話)弁護士の部屋で勝手にライターを借り、持ち帰りそうになる。
10話)ジャズの店でマッチを借りる。

書きかけ記事:2017年12月30日

コロンボの家族・親戚

両親

イタリア系移民(ピーターフォークはイタリア系ではない)
19話「別れのワイン」父親は闇ビールのトラックの運転手だと。

兄弟(5人または6人兄弟)

・姉 60話「初夜に消えた花嫁」で名をメアリーだと。
・妹
・弟 13話「ロンドンの傘」弟がボーイスカウトで派手な制服が大好き。
43話「秒読みの殺人」腰のクリニックに通っていた。

妻(カミさん)

愛妻家で、度々話題にのぼる。
第12話「アリバイのダイヤル」で「普段から怒りっぽい女」だと。
53話「かみさんよ、安らかに」で上手くはないがピアノを演奏すると言っています。(おそらく本当ではない)

子供

・子供がいるように聞こえる発言がある。
第12話「アリバイのダイヤル」で「アイスクリーム屋が飯前に回ってきて、子供の食欲を無くさせる」と。
第19話「別れのワイン」で「子守が見つかればカミさんも連れて行く」と。
第23話「愛情の計算」で「カミさんは子供たちと郷へ遊びに行った」と言っています。
53話「かみさんよ、安らかに」で子供はいないと言っているが、これは信憑性が低いかもしれません。

義兄

9話「パイルD-3の壁」義理の兄が二流の弁護士。

義弟のジョージ

14話「偶像のレクイエム」ノーラ・チャンドラーと電話でしゃべっています。
18話「毒のある花」メキシコの旅行写真を見て生涯最高のスライドだ…と喜びました。
29話「歌声の消えた海」義理の弟が車の修理工場をしていると。

義妹(リタ)

4話「指輪の爪あと」で、海岸沿いに住みたいと。
53話「かみさんよ、安らかに」でピアノ上に写真が置いてあり、大写しになりました。

いとこのラルフ

2話「死者の身代金」話しっぷり、頭の回転がよく、男前。同じいとこでどうもこんなに違うのか?と比較されたと。

アルバニーのまたいとこ

16話「断たれた音」チェスの名人「クレイトン」を世界一の棋士だと尊敬していたと。

18話「毒のある花」に出てきます。
40話「殺しの序曲」会計士志望で勉強中だとか。
43話「秒読みの殺人」15歳でステレオを売り払って8ミリ映画を作る。憧れの人はコッポラだそう。
45話「策謀の結末」刺繍コンクールで2等賞、ウエイトリフティングで優勝したそう。
49話「迷子の兵隊」では南北戦争同好会。
サンディエゴの水族館に勤務。

アンディ刑事…60話「初夜に消えた花嫁」によるとコロンボの姉の息子だそう。

叔父

21話「意識の下の映像」叔父貴(おじき)がサンディーマスで不動産屋を始めて大当たり、その前はスクールバスの運転手だと。
21話「自縛の紐」ジーン叔父が訪れる予定だと。

女房のいとこ

22話「第三の終章」バレーで板金の仕事をしているそう。

書きかけ記事:2020年7月4日

コロンボ警部の年齢

コロンボ警部(俳優ピーター・フォーク1926年生まれ)の実年齢と、共演者の年齢を比較してまとめてみると、意外と面白いのではないかと気付きました。下記はその一例です。
● 1話「殺人処方箋」ジーン・バリー:49歳 コロンボ:41歳
● 2話「死者の身代金」リー・グラント:44歳 コロンボ:45歳
● 4話「指輪の爪あと」ロバート・カルプ:41歳 コロンボ:45歳
● 7話「もう一つの鍵」スーザン・クラーク:31歳 コロンボ:45歳
● 8話「死の方程式」ロディ・マクドウォール:43歳 コロンボ:45歳
● 13話「ロンドンの傘」リチャード・ベイスハート:58歳 オナー・ブラックマン:45歳 コロンボ:46歳
● 15話「溶ける糸」レナード・ニモイ:42歳 コロンボ:47歳
● 19話「別れのワイン」ドナルド・プレザンス:54歳 ジュリー・ハリス:48歳 コロンボ:47歳
● 25話「権力の墓穴」リチャード・カイリー:51歳 コロンボ:47歳
● 28話「祝砲の挽歌」パトリック・マクグーハン:46歳 コロンボ:48歳
● 32話「忘れられたスター」ジャネット・リー:48歳 コロンボ:49歳
● 33話「ハッサン・サラーの反逆」ヘクター・エリゾンド:39歳 コロンボ:49歳
● 38話「ルーサン警部の犯罪」ウィリアム・シャトナー:45歳 コロンボ:50歳
● 40話「殺しの序曲」セオドア・ビケル:53歳 コロンボ:51歳
● 41話「死者のメッセージ」ルース・ゴードン:81歳 コロンボ:51歳
● 43話「秒読みの殺人」トリッシュ・ヴァン・ディヴァー:32歳 コロンボ:51歳
● 47話「狂ったシナリオ」フィッシャー・スティーブンス:26歳 コロンボ:63歳
● 56話「殺人講義」スティーヴン・キャフリー:31歳 G・ゲイリー・ハーシュバーガー:26歳 コロンボ:64歳
● 59話「大当たりの死」リップ・トーン:60歳 ジェイミー・ローズ:32歳 コロンボ:65歳
● 69話「虚飾のオープニング・ナイト」マシュー・リス:29歳 コロンボ:77歳
などとなりました。誕生日の誤差などは計算外です。
こう見てみますと、やはり初期作品は「ゲスト・スター」とクレジットされるのに相応しい顔ぶれ・年齢で、すでにテレビや映画で成功をおさめ、有名になっている俳優さんをコロンボと対決させるという、番組の主旨が読み取れます。年齢もほぼピーターフォークと似通っていますね。