コロンボの家族・親戚

両親

イタリア系移民(ピーターフォークはイタリア系ではない)
19話「別れのワイン」父親は闇ビールのトラックの運転手だと。

兄弟(5人または6人兄弟)

・姉 60話「初夜に消えた花嫁」で名をメアリーだと。
・妹
・弟 13話「ロンドンの傘」弟がボーイスカウトで派手な制服が大好き。
43話「秒読みの殺人」腰のクリニックに通っていた。

妻(カミさん)

愛妻家で、度々話題にのぼる。
第12話「アリバイのダイヤル」で「普段から怒りっぽい女」だと。
53話「かみさんよ、安らかに」で上手くはないがピアノを演奏すると言っています。(おそらく本当ではない)

子供

・子供がいるように聞こえる発言がある。
第12話「アリバイのダイヤル」で「アイスクリーム屋が飯前に回ってきて、子供の食欲を無くさせる」と。
第19話「別れのワイン」で「子守が見つかればカミさんも連れて行く」と。
第23話「愛情の計算」で「カミさんは子供たちと郷へ遊びに行った」と言っています。
53話「かみさんよ、安らかに」で子供はいないと言っているが、これは信憑性が低いかもしれません。

義兄

9話「パイルD-3の壁」義理の兄が二流の弁護士。

義弟のジョージ

14話「偶像のレクイエム」ノーラ・チャンドラーと電話でしゃべっています。
18話「毒のある花」メキシコの旅行写真を見て生涯最高のスライドだ…と喜びました。
29話「歌声の消えた海」義理の弟が車の修理工場をしていると。

義妹(リタ)

4話「指輪の爪あと」で、海岸沿いに住みたいと。
53話「かみさんよ、安らかに」でピアノ上に写真が置いてあり、大写しになりました。

いとこのラルフ

2話「死者の身代金」話しっぷり、頭の回転がよく、男前。同じいとこでどうもこんなに違うのか?と比較されたと。

アルバニーのまたいとこ

16話「断たれた音」チェスの名人「クレイトン」を世界一の棋士だと尊敬していたと。

18話「毒のある花」に出てきます。
40話「殺しの序曲」会計士志望で勉強中だとか。
43話「秒読みの殺人」15歳でステレオを売り払って8ミリ映画を作る。憧れの人はコッポラだそう。
45話「策謀の結末」刺繍コンクールで2等賞、ウエイトリフティングで優勝したそう。
49話「迷子の兵隊」では南北戦争同好会。
サンディエゴの水族館に勤務。

アンディ刑事…60話「初夜に消えた花嫁」によるとコロンボの姉の息子だそう。

叔父

21話「意識の下の映像」叔父貴(おじき)がサンディーマスで不動産屋を始めて大当たり、その前はスクールバスの運転手だと。
21話「自縛の紐」ジーン叔父が訪れる予定だと。

女房のいとこ

22話「第三の終章」バレーで板金の仕事をしているそう。

書きかけ記事:2020年7月4日

コロンボ警部の年齢

コロンボ警部(俳優ピーター・フォーク1926年生まれ)の実年齢と、共演者の年齢を比較してまとめてみると、意外と面白いのではないかと気付きました。下記はその一例です。
● 1話「殺人処方箋」ジーン・バリー:49歳 コロンボ:41歳
● 2話「死者の身代金」リー・グラント:44歳 コロンボ:45歳
● 4話「指輪の爪あと」ロバート・カルプ:41歳 コロンボ:45歳
● 7話「もう一つの鍵」スーザン・クラーク:31歳 コロンボ:45歳
● 8話「死の方程式」ロディ・マクドウォール:43歳 コロンボ:45歳
● 13話「ロンドンの傘」リチャード・ベイスハート:58歳 オナー・ブラックマン:45歳 コロンボ:46歳
● 15話「溶ける糸」レナード・ニモイ:42歳 コロンボ:47歳
● 19話「別れのワイン」ドナルド・プレザンス:54歳 ジュリー・ハリス:48歳 コロンボ:47歳
● 25話「権力の墓穴」リチャード・カイリー:51歳 コロンボ:47歳
● 28話「祝砲の挽歌」パトリック・マクグーハン:46歳 コロンボ:48歳
● 32話「忘れられたスター」ジャネット・リー:48歳 コロンボ:49歳
● 33話「ハッサン・サラーの反逆」ヘクター・エリゾンド:39歳 コロンボ:49歳
● 38話「ルーサン警部の犯罪」ウィリアム・シャトナー:45歳 コロンボ:50歳
● 40話「殺しの序曲」セオドア・ビケル:53歳 コロンボ:51歳
● 41話「死者のメッセージ」ルース・ゴードン:81歳 コロンボ:51歳
● 43話「秒読みの殺人」トリッシュ・ヴァン・ディヴァー:32歳 コロンボ:51歳
● 47話「狂ったシナリオ」フィッシャー・スティーブンス:26歳 コロンボ:63歳
● 56話「殺人講義」スティーヴン・キャフリー:31歳 G・ゲイリー・ハーシュバーガー:26歳 コロンボ:64歳
● 59話「大当たりの死」リップ・トーン:60歳 ジェイミー・ローズ:32歳 コロンボ:65歳
● 69話「虚飾のオープニング・ナイト」マシュー・リス:29歳 コロンボ:77歳
などとなりました。誕生日の誤差などは計算外です。
こう見てみますと、やはり初期作品は「ゲスト・スター」とクレジットされるのに相応しい顔ぶれ・年齢で、すでにテレビや映画で成功をおさめ、有名になっている俳優さんをコロンボと対決させるという、番組の主旨が読み取れます。年齢もほぼピーターフォークと似通っていますね。

刑事コロンボのプロファイル

名前

フランク・コロンボが定説です。

生まれ

アメリカ合衆国ニューヨークのチャイナタウン付近だそう。ルーツはイタリア系だそうです。また5話の「ホリスター将軍」からは「コロンブス」の子孫と言われました。コロンブスと聞くとポルトガルのイメージが強いのですが、イタリアのジェノバ生まれが定説のようです。

家族・親戚

→コロンボの家族・親戚をご覧ください。

少年期

イタズラ好き、ギャング映画好きです。

青年期

朝鮮戦争に炊事当番として従軍しました。

職歴

警察官としてニューヨークの12分署に配属、
1958年よりロサンゼルス警察に配属、殺人課、警部補。
実際にロス市警には、刑事部に強盗殺人課が存在します。

身長

168cm(体重は時とともに変化したでしょう)

愛車プジョー403

「プジョー403」をご覧ください。

愛犬ドッグ

「愛犬ドッグ」をご覧ください。

好き嫌い

→コロンボ警部の好き嫌いをご覧ください。

病気

胆のう結石の経験がある。
むち打ち症。
喉を痛めたり枯らしたり、胃腸の調子が悪かったり、比較的健康を害していることが多いです。

コロンボ警部のモデル

ドストエフスキーの小説「罪と罰」の判事ポルフィーリィが、刑事コロンボのキャラクター設定のモデルとなっている。と、ウィリアム・リンクは語っています。

書きかけ記事:2021年9月4日

コロンボ警部の愛車プジョー・403

ボロボロの愛車は1959年式のプジョー・403コンバーチブル

セレブな犯人たちは、こぞってこの車を「ボロ車」と見下しますが、コロンボ警部はこれを「外車」だと自慢気に話すことが多く、その反面カミさんの車は「どーってことない車」と過小評価します。

3話「構想の死角」でのプジョー・403コンバーチブル、まだポンコツの印象はありません。しかし4話「指輪の爪あと」では早くも不審車と見なされ、白バイに止められました。警部だとわかると事件現場まで先導してもらっています。初期作品のプジョー・403のキャンバスは濃いグレーだとはっきり分かります。

指輪指輪の爪あとのプジョー・403指輪指輪の爪あとのプジョー・40334

7話「もう一つの鍵」ではキャンバストップを開け、ピーター(レスリー・ニールセン)とハンバーガーを食べました。10話「黒のエチュード」では修理工に「うちは外車専門(プジョーも外車なのに)なんでね‥」と修理を渋られています。

もう一つの鍵の爪あとのプジョー・403黒のエチュードのプジョー・403710

12話「アリバイのダイヤル」で空港に駆けつけたプジョー・403。14話「偶像のレクイエム」では、大女優:ノーラ・チャンドラーがこの車に同乗したのことは奇跡かもしれません。この頃のボディの汚れ具合は尋常ではありません。演出上わざと汚しているのだと思います。(笑)

アリバイのダイヤルのプジョー・403偶像のレクイエムのプジョー・4031214

16話「絶たれた音」ではクレイトン氏を誘って、そよ風を浴びながら市内をドライブしました。レストランに到着した場面では、車の左後方の様子を見ることができます。18話「毒のある花」では、美容体操の女性に囲まれました。かなり高い位置からの車の様子です。

絶たれた音のプジョー・403毒のある花のプジョー・4031618

19話「別れのワイン」で、レストランのドアボーイに「ここまで走り込んだ車は珍しいですよね」と話しかけられ「15万キロ走っているからね。汝の車を愛せ、されば車も良く走る」と答えた直後に、全くエンジンがかかりません。22話「第三の終章」でも、レストランのドアボーイから「この車は盗まれない」として駐車場への移動を拒否されました。

別れのワインのプジョー・403第三の終章のプジョー・4031922

20話「野望の果て」では検問に引っかかり、ワイパーなどの整備不良を指摘されました。修理に出したガソリンスタンドでは「これだけイカれてちゃね」と高額な修理代:約25,000円を請求されました。写真の2台を比較しますと、キャンバスの色がベージュに見えたり濃いグレーに見えたりしますが、ボディの凹みで同車だと確認できます。

別れのワインのプジョー・403第三の終章のプジョー・4032020

25話「権力の墓穴」で、コールドウェルの妻の交際相手から、何と約28,000円で下取りに出さないか?と誘われました。そう言えば、この回のプジョー・403は絶不調でしたね。

権力の墓穴のプジョー・403権力の墓穴のプジョー・4032525

27話「逆転の構図」の殺人現場の廃車場で「車を捨てにきた人」だと勘違いされました。砂煙を立てた直後だということもあり、より一層ポンコツに見えますね。

逆転の構図のプジョー・403逆転の構図のプジョー・4032727

「逆転の構図」後半で試験官ウイークリーがこの車に乗りますが、ドアがなかなか開きません。また、この頃までのプジョー・403のダッシュボードには、クリップ金具のような装飾が付いています。「これは一体何なのか?」いつか結論を出したいです。→プジョー・403コンバーチブルのダッシュボード

プジョー・403のダッシュボードプジョー・403のダッシュボード2027

28話「祝砲の挽歌」ではフロント側を、30話「ビデオテープの証言」では右サイドのプジョー・403の勇姿をはっきり確認できます。

祝砲の挽歌のプジョー・403ビデオテープの証のプジョー・4032830

32話「忘れられたスター」では左側のピラー(フロントガラスの支柱)や、左ドアの凹み・傷を見て取れます。

忘れられたスターのプジョー・403忘れられたスターのプジョー・4033232

34話「仮面の男」ではガゾリンスタンドでの給油シーンも登場します。この時リアバンパーがかなり凹んでいることがわかります。

仮面の男のプジョー・403仮面の男のプジョー・4033434

下の写真を見てください。4話「指輪の爪あと」、23話「愛情の計算」当時と比較しますと、リアバンパーの牙のようなパーツは欠落し、いかに損傷が進んだかが分かります。

指輪の爪あとのプジョー・403愛情の計算のプジョー・403423

35話「闘牛士の栄光」のメキシコではガッチャンこ、交通事故を起こしました。傷の位置を検証しますと、これはメキシコロケ用の車ではなく、これまでのプジョー・403と同車です。その後の36話「ルーサン警部の犯罪」では、大破していないフロントグリルを確認できます。

闘牛士の栄光のプジョー・403ルーサン警部の犯罪のプジョー・4033536

37話「さらば提督」でも、キャンバスをオープンした状態を見ることができます。その後、39話「黄金のバックル」では、パトカーに追突してしまいました。これが原因でナンバープレートが破損したのだと思われます。

さらば提督のプジョー・403黄金のバックルのプジョー・4033739

40話「殺しの序曲」シグマクラブ前の場面、左側のキャンバスに黒いテープで補強しています。この直後、他の車に激突しそうになりました。41話「死者のメッセージ」ではまだ2灯のヘッドライトが健在です。この車は39話のプジョー・403と異なる可能性があります。左ドアのへこみ方が違います。左前のホイールキャップもありません。

殺しの序曲のプジョー・403死者のメッセージのプジョー・4034041

43話「秒読みの殺人」の冒頭でまたまた、楽しく鼻歌を歌いながら運転中に事故を起こしました。そしてこのプジョー・403のダッシュボードには、クリップ金具のような装飾は無くなっています。

秒読みの殺人のプジョー・403秒読みの殺人のプジョー・4034343

44話「攻撃命令」や45話「策謀の結滅」にかけて、左側のヘッドライトとフロントバンパーの「牙」のようなパーツ「が無くなっています。ナンバープレートもさらに傾き、何とかぶら下がっている状態です。これはもう公道を走行は許されないでしょう(笑)

攻撃命令のプジョー・403策謀の結滅のプジョー・4034445

*この記事は書きかけです。

52話「完全犯罪の誤算」のオスカー・フィンチから「鉄クズ」だと呼ばれました。

57話「犯罪警報」のウェイド・アンダースから「昨日や今日の痛みじゃない」と言われました。また彼のベンツと接触事故を起こしています。

63話「4時02分の銃声」のフィールディング・チェイス邸でバックファイアーを連発しました。

など、逸話は数えきれません。(気付くたびに加筆します)

加筆:2021年2月18日

コロンボ警部の年収

ゲストさんから「コロンボ警部」の年収に関するご質問をいただきました。少し調べてみましょう。
10話「黒のエチュード」の1シーンで、ジョン・カサヴェテス演じる「アレックス・ベネディクト」宅での会話、コロンボ警部の年収は自身が「1万1000ドル」であると口にしています。
1972年当時の1ドルを約305円としますと、約335万円。そして消費者物価指数などを加味すると…600万円弱。という感じでしょうか。同情するほどの薄給ではありません。容疑者の方々がとてもセレブですので、差を感じますが。

葉巻と喫煙

コロンボ警部のトレードマークの一つと言えるのがこの「葉巻」でしょう。自分でも「安葉巻」と呼ぶことがあり、高級品は好み(買え)ません。一般的に葉巻というと茶色のイメージがありますが、コロンボ警部愛用の葉巻は「グリーンラッパー」少し緑がかっています。情報によると「マチネ」という銘柄のカナダ産の安い葉巻らしいです。

葉巻に関するエピソードは多数

8話「死の方程式」では、殺害トリックとして葉巻が登場します。66話「殺意の斬れ味」でも重要な証拠として扱われます。

また、葉巻の灰の捨て場に苦労するシーンや、禁煙エリアでの対応などもユーモアに描かれています。禁煙に関するエピソードも面白いですね。

コロンボ警部がよくマッチを忘れる件

コロンボ警部は筆記用具とマッチを人から借りることが多いですね。

1話)フレミングの診察室でライターを借りる。
2話)レスリーの家でマッチを借りようとする。後半レスリーの事務所でライターを拝借。
3話)後半でジムの奥さんにマッチを借りる。
4話)殺害現場でマッチを借りる。ブリマーの事務所でライターを借りる。
5話)前半・ホリスター将軍の家でライターを借りる。バートの店でマッチを借りる。
6話)弁護士の部屋で勝手にライターを借り、持ち帰りそうになる。
10話)ジャズの店でマッチを借りる。

書きかけ記事:2017年12月30日

コロンボ警部の好き嫌い

好きな食べ物・飲み物・嗜好など

コロンボ警部のトレードマークとも言える葉巻は、葉巻と喫煙…の記事をお読みください。

チリ(メキシコ料理チリコンカン)

2話「死者の身代金
「バーニーズビーナリー」にて、初めてチリを食べているシーンが登場します。シェフはティモシー・ケリーで、会話からもコロンボがこの店の常連であることがわかります。クラッカーを散らしてかけて食べるのが通(つう)だそうで、実際に食べると確かに美味しいです。チリコンカンはぼろんこ家でも度々夕食のメニューとなっています。

5話「ホリスター将軍のコレクション
シェフは2話と同じティモシー・ケリーですが、窓に貼られた店名文字(逆版)で推測しますと「バートの店」だと分かります。ティモシー・ケリーは刑事コロンボに3回登場する重要な俳優さんです。

12話「悪の温室
この回はバートの店ではなく、別のシェフのお店でチリを食べます。この店でも常連のようで、2日連続でチリを注文。同じメニューに飽きたようで「豆抜き」を頼んでいます。クラッカーは添えていません。

22話「第三の終章
高級レストラン「チェイソンズ」でお店のメニューには無いのに、チリを注文しました。この時、ケチャップ、クラッカー、塩を要求しています。会計では6ドル(1800円)を支払っています。

53話「かみさんよ、安らかに
久々に登場したチリを食するシーンでした。馴染みの店だという設定ですが、ひいきのシェフ「ラモン」が辞めてしまい、ドイツ系のシェフ「ハインリッヒ」のチリを食べてがっかり。食べずに店を出ました。

コーヒー

15話「溶ける糸」では、早朝の殺害現場に呼び出され眠そうにしていて、開口一番「コーヒー無い?」部下に要求しています。22話「第三の終章」では被害者のマロリーさんの冷めたコーヒーを持ってくるよう要求しています。第2シーズンから第4シーズンにかけて、コーヒー入りの魔法瓶を携帯しています。コーヒーではないのですが、41話「死者のメッセージ」では紅茶を飲む時に、砂糖をなんと3つも入れています。

ゆで卵

早朝に呼び出されることが多いため、朝食代わりに「ゆで卵」をポケットに入れています。15話「溶ける糸」では現場の遺留品(実は凶器)で無象座に殻を割りました。18話「毒のある花」でも捜査現場にゆで卵を持参。塩を忘れて被害者カールのキッチンで調達しました。新シリーズの62話「恋に落ちたコロンボ」でも殺害現場で部下に「ゆで卵とコーヒー(ジュースも)」を所望しています。

ボウリング

エピソードの中でボウリングが好きだと公言しています。20話「野望の果て」では土曜のボウリング祭りに間に合うようにスポーツジャケットを新調しようとしました。

ゴルフが上手

コロンボは運動が苦手と自評しますが、俳優ピーター・フォークは運動神経がかなり良いと言えます。4話「指輪の爪あと」では、レッスンプロである「ケン・アーチャー」に、その腕前を見せつけています。ネットで調べてみますと、ピーター・フォークは実際に「ハンディ14台」まで到達したという記載もあり、かなりの腕前です。
そして「ピーター・フォーク」以前にコロンボ役の候補であったとされる「ビング・クロスビー」はさらにゴルフ通で、何と「ハンディ0(プロ同様)」。彼は「好きなゴルフが出来なくなる」という理由で、コロンボ役を断ったと言われています。

ビリヤードが得意

ビリヤードは数話で「得意」な様子を見せています。2話「死者の身代金」では「バーニーズビーナリー」で得意のビリヤードの腕前を披露しています。5話「ホリスター将軍のコレクション」ではバートの店にて、玉突きを誘われるが断っています。また、11話「悪の温室」ではジャービス・グッドウィン邸に置いてあったビリヤード台を使わせてもらってます。本人曰く「腕が衰えた」そうです。44話「攻撃命令」でもエリック・メイスン邸でビリヤードをしています。やはりかなりの腕前です。

クラシック音楽

クラシック音楽が好きだということです。9話「パイルD-3の壁」ではエリオット・マーカムと話が弾んでいますし、10話「黒のエチュード」ではシュトラウスのワルツ集を持っているそうです。40話「殺しの序曲」でもチャイコフスキーを聴いています。

48話「幻の娼婦」ではホルンの演奏を披露していますが、これは少し過度な演出かな?と思えました。その割には、68話「奪われた旋律」ではフィンドレー・クロフォードがかけたチャイコフスキーには無関心でした。

西部劇とギャング映画

映画のジャンルは西部劇やギャング映画が好きです。19話「別れのワイン」で秘書のカレンと「アラン・ラッド」の話で盛り上がっています。32話「忘れられたスター」ではミュージカルよりもギャング映画が好きだと言っており、好きな俳優はエドワード・G・ロビンソン、ハンフリー・ボガードなどの名前を挙げています。

料理

料理は上手な時と下手な時があります。3話「構想の死角」では、被害者ジムの妻ジョアンナのためにオムレツを作っていますが、得意というわけでもなさそう。17話「二つの顔」で料理番組に出演。これも慣れた手つきではありませんでした。しかし料理シーンで最も有名なのは「美食の報酬」で、この時はプロ顔負けの腕前を披露しました。

愛犬ドッグのページをお読みください。犬は好きなようです。

高所恐怖症?

2話「死者の身代金」では、飛行機は子供の頃から大好きだと答えています。ただし着陸後はフラフラ。そして8話「死の方程式」では「ロープウェイ」が大の苦手なようでした。24話「白鳥の歌」でもセスナ機に乗りますが、着陸後は「死者の身代金」の時よりさらに大きなダメージを受けていました。新シリーズの47話「狂ったシナリオ」や、55話「マリブビーチ殺人事件」ではクレーン台に乗りますが、高所が苦手な描写はありませんでした。

拳銃

拳銃は普段携帯しておらず、苦手だと断言できます。4話「指輪の爪あと」で初めて拳銃を持っていないことが明らかになっています。29話「歌声の消えた海」や30話「ビデオテープの証言」でも、発砲が苦手である描写が出てきます。32話「忘れられたスター」では10年近くも射撃テストを受けていないことが署内で問題になりました。

車の運転

車の運転は苦手と言う時もあるが、実はかなり上手。特に新シリーズのはじめ2〜3作は運転が荒いです。「愛車プジョー・403」の記事もお読みください。

船酔い

船酔いをします。5話「ホリスター将軍のコレクション」や29話「歌声の消えた海」で、船が苦手な様子が出ています。

イタリア語

42話「美食の報酬」ではイタリア人同等にイタリア語を喋ります。しかし65話「奇妙な助っ人」では、喋れない様子でした。

歌は決して下手ではない

歌うことは、イタリア系の割には下手だと明言(19話「別れのワイン」)しますが、口笛などは上手だったりします。43話「秒読みの殺人」では、運転中に気分よく歌っていて、追突事故を起こしています。

エピソードのテーマに沿った趣向

好きなものは、そのエピソードの犯人役の職業などにより目まぐるしく変わります。12話「アリバイのダイヤル」ではフットボールに夢中ですし、27話「逆転の構図」ではカメラに挑戦しています。また「愛情の計算」で「コンピュータがテーマ」になっていることから?「メモ代わりにレコーダーに録音」しているのは滑稽です。

書きかけ記事:2021年8月22日

コロンボ警部の言葉遣い

アタシャねぇ

ほとんどのエピソードで「上流階層」の犯人を扱うので、丁寧な言葉遣いを心がけていますが、初期の作品では「アンタ」「キミ」などとセレブを乱暴に呼ぶこともあります。また、自分のことは「ワタシ」ではなく「アタシ」と呼ぶことが多く、語気を荒げた時は「アタシャねぇ」に変形します。
これに対し、同僚の刑事などには少し上から目線の口調が多くなったりして、それなりの威厳を保つ場合もありますし、犯人以外の登場人物には丁寧語は使いません。

労働者階級的な言葉遣い

警察の同僚や労働者たちの口調として「△△です」が「△△でさぁ」「☆☆なんでさぁ」と訛る傾向があるのも面白いです。これらの口調が似合う俳優として「ティモシー・ケリー」が挙げられます。
7話「もう一つの鍵」では犯人ベス・チャドウィックの母親の愛犬「エンリコ」を「ワン公」と呼んで叱られています。

業界用語

また警察の業界用語?として、良くコロンボ警部が口にするのは「被害者=ホトケさん」「犯人=ホシ」「有罪=クロ、無罪=シロ」「刑務所=ムショ」など「事件=ヤマ」など。

よござんすか

「よござんすか」は、コロンボ警部が連発する言葉です。日本の時代劇では賭博の壷振りの台詞「よござんすか?よござんすね?」が思い浮かびますね(笑)いわゆる富裕層の「ざーます言葉」とはニュアンスが異なり、江戸の芸者や下町職人が使った江戸弁の「〜ざんす」に由来すると思われます。

喧し屋(やかましや)

形式通りの捜査を好み、報告書の提出をせかす上司をコロンボ警部は「喧し屋(やかましや)」だと表現しています。小言や理屈を多く言う人「うるさがた」も同じような意味です。

奴さん(やっこさん)

奴(やっこ)さん。コロンボ警部に限らず、「あいつ」「やつ」の軽称として使われます。現代ではあまり使われなくなりましたが、哀愁を感じる言葉ですね。

一言もありません

一言は「いちごん」と読みます。ひとことも弁解できない、弁明する余地がない時に使います。

加筆:2021年8月17日
 

主演:ピーター・フォーク

刑事コロンボのオープニングで毎回表示される
「PETER FALK」「AS」「COLUMBO」
ピーター・フォークという俳優は、数々のテレビドラマや映画に出演していますが、コロンボという架空の刑事をあたかも実在の人物のように生きた人であったと思います。
イタリア系で葉巻好き、家族を愛し、仕事に生きる。そんなコロンボですが、ピーター・フォーク本人はロシア系の父とポーランド系の母との間に生まれたそうです。コロンボ役に親しんだ私はてっきりイタリア系の人だと信じ込んでいました。

1960年に最初の結婚をし、2女をもうけながらも1976年に離婚、刑事コロンボ38話「ルーサン警部の犯罪」で共演した「シーラ・ダニーズ」(シェラ・デニス、シーラ・ダネーズ)と再婚しています。妻となったダネーズはその後も数回にわたり、刑事コロンボシリーズに出演しています。
また、6話「二枚のドガの絵」のロス・マーティンはかつての演技の師匠、10話「黒のエチュード」のジョン・カサヴェテスや、脇役で活躍したヴァル・アヴェリーなどとは公私にわたる友人関係で、気に入った仲間と作り上げてきたライフワーク=刑事コロンボだったと言えるでしょう。

それぞれの作品は、制作年代とピーター・フォークの実年齢、または見る側の年齢を比較してみると面白い見方が出来ます。私は2010年4月現在46歳ですが、子供の頃に見ていた「コロンボ警部」は丁度今の私くらいの年齢だったと思われます。
あまり映画などには興味を持たない私ですが、生涯を通じ最高に好きな俳優は誰か?という質問をされれば間違いなくピーター・フォークであると答えます。

加筆:2014年2月27日

廊下に色ラインが描いてある病院

31話「5時30分の目撃者」で、コリアー先生が勤める大学病院の廊下に「色ライン」が描いてあって、目的地までのガイドになっていたのは印象的でしたね。でもこの病院は、次のエピソード32話「忘れられたスター」の外科医ランズバーグ先生の病院と同じでした!

外科医ランズバーグ医師の病院コリアー医師が勤める大学病院3231

左:ランズバーグ先生の病院 右:コリアー先生の大学病院

32話「忘れられたスター」を見ていて「この廊下のラインは…もしや」と思い、31話「5時30分の目撃者」を見直してみたら…こりゃ怪しいぞ〜、かなり怪しい。で、決め手は「廊下の照明灯」左写真の左手前の円筒形の照明灯、右写真の赤いドアの奥の照明灯も円筒形で、同じメーカーのものだと判る。でも壁の雰囲気が違います。これは「5時30分の目撃者」の受付嬢が「コリアー先生は、ブルーの線に沿って新館です」と案内していることから、ランズバーグ先生の方は、本館(少し落ち着いた雰囲気)ではないかと、推察します。
この病院は「ペパーダイン大学」が舞台になっているとのことです。となると、「コリアー先生が勤める大学病院」「ランズバーグ先生の病院」「殺人講義の大学」がすべて同じ場所ということになります。

関連記事「同じ照明器具

画像更新:2023年12月30日

円形の花壇がある海辺の豪邸

ブログ訪問者さんから情報を得て、検証してみました。
37話「さらば提督」のチャーリー・クレイ邸と、55話「マリブビーチ殺人事件」のテレサ・ゴーレン邸は同じでした。

クレイ邸テレサ邸

左:チャーリー・クレイ邸 右:テレサ・ゴーレン邸

周囲が車寄せの道に囲まれた円形の花壇が印象的な豪邸です。マリブビーチというロサンゼルス中心から西の方向に位置します。おそらく近くには「マイロ・ジャナス」「ブリマー」「マックス・バーシーニ」「フィールディング・チェイス」などの有名人が住んでいました。実在の「ピーター・フォーク」の家も近かったようです。
 

リチャード・スタル

12話「アリバイのダイヤル」で、ハンロンのモントリオール行きの旅行の予約を調べに行った旅行会社の社員を演じています。こうして3役を同時に見ますと、この人は特徴があるためわかり易いですね。
18話「毒のある花」で、被害者カールが予約した旅行会社のボスを演じています。事件現場の玄関先で事情を聞かれるシーンです。
21話「意識の下の映像」では、ロス警察の拳銃弾道担当の研究員を演じました。捜査に行き詰まったコロンボ警部に最初冷たく接しますが、力になろうとすると逃げられてしまいます。

ジョージ・スカフ

33話「ハッサン・サラーの反逆」で、領事館に勤務するアラブ人「クーラ」を演じました。皆衣装が似ているので区別がつきにくいのですが、割と頻繁に登場するキャラクターです。
43話「秒読みの殺人」では、テレビ局の女上司ケイ・フリーストンに不満気な「しがないテレビ局のプロデューサー」を演じました。目元が印象的な俳優さんですが、この二人が同一だと発見した時には、本当に幸せでした(笑)

ジョイス・ジルソン

19話「別れのワイン」で、リックの婚約者を演じています。役名はジョーン・ステーシーですが本編で一度も名前が登場していない気がしませんか?彼女はお金が目当てではなく本当にリックを愛していた感じです。彼女が「家出捜索」を頼みに来たことで、事件発覚の前に、しかも殺人事件でもないのに、早い時間帯にコロンボが登場できています。

アイダ・ルピノ

8話「死の方程式」バックナー社長夫人、24話「白鳥の歌」被害者・エドナ夫人と、2回とも少し怖い奥さんの役で登場します。特に「白鳥の歌」エドナ夫人は鬼嫁と称して良いでしょう。

麻生美代子さん

日本語の吹き替えは「麻生美代子」さん=テレビアニメ・サザエさんの母さん「フネ」役(〜2015年)です。アイダ・ルピノのキャラクターにマッチしていて大好きでした。

加筆:2024年2月12日

アン・フランシス(Anne Francis)

8話「死の方程式」で秘書ビショップを演じました。ぼろんこの大好きな女優さんの一人です。0011ナポレオンソロ、スパイ大作戦、鬼警部アイアンサイド、チャーリーズ・エンジェルなどにも出ているそうです。口元のホクロが印象的です。2011年に他界されました。
15話「溶ける糸」被害者・手術助手のシャロンを演じました。2つのエピソードでの役柄(性格)は対照的でした。どちらも魅力的に役を演じていました。

 

ウイルソン刑事

ボブ・ディシー Bob Dishy

11話「悪の温室」
36話「魔術師の幻想」
ウイルソン刑事は11話「悪の温室」で、登場の場面から事件解決までコロンボ警部を補佐、あるいは捜査の指揮をとっていました。最新の科学捜査を得意分野とし、コロンボ警部から「ハリキリボーイ」と冷やかされています。36話「魔術師の幻想」にも登場します。

ウイルソン刑事のポジション

コロンボシリーズでは事件解決の流れに影響する刑事役の起用は珍しいのですが、このウイルソン刑事は特に印象に残る人で、他の刑事に比べて明らかに別格です。出演の同僚刑事の中で最もコロンボ警部を尊敬しています。先進メカに強いエリート刑事ですが、どこかピント外れで冴えないキャラクターに描かれています。これは、コツコツと足で情報を集めて矛盾点を探すという「コロンボ警部の捜査手法」を、かえって際立たせる役目も担っています。

日本語版吹き替えの声優は野本礼三さん。ウイルソン刑事のキャラクターにぴったりの言い回しでした、お見事です。野本さんはアンダーソン検死官などの俳優「ハーヴェイ・ゴールド」の声も担当されました。またアニメ「ドカベン」で徳川監督(徳川家康)の声を担当されたことでも知られます。

加筆:2017年12月22日

ウィルフリッド・ハイド=ホワイト(Wilfrid Hyde-White)

特に13話「ロンドンの傘」での執事「タナー」役が素晴らしかったです。台詞まわし(日本語吹き替え)も、回りくどくてとても面白かったです。コロンボ警部が傘のことを聞くために、夜中にサー・ロジャー邸を訪れた際、「寝てなかったでしょう?入っても良いですか?」と、強引に門の中に入る警部に「もう、お入りのようで」と答えるなど、ユーモアたっぷりでした。
一方37話「さらば提督」では弁護士の老紳士ケタリングを演じています。両者ともあまり扮装していないので、ほぼ同じイメージですね。

エド・マクレディ(Ed McCready)

26話「自縛の紐」
トライコン工業社の警備員。エレベーターの前に立っていて、コロンボ警部の喫煙に厳しく対応する男性です。この俳優さんが16年後の53話を皮切りに続々と新シリーズに出演されていることを発見しました。とても印象に残る俳優さんです。
53話「かみさんよ、安らかに」
割と後半の葬儀の場面で、かみさんの埋葬を延期することを伝えに来た同僚の刑事「ベニー」がエド・マクレディです。
59話「大当たりの死」
レオン・ラマーの宝石店の警備員。地味な役ですが店の入口に立っているので、何度も画面に写っています。ぜひ確認してみてください。
61話「死者のギャンブル」
後半に登場するカジノの従業員エド。ハロルドにポーカートーナメントの券の販売した男性です。その後捜査にも協力しています。なかなか印象に残るキャラクターです。
62話「恋に落ちたコロンボ」
初期捜査の際に「近くの住人が銃声を聞いた」と伝えにくる刑事です。
65話「奇妙な助っ人」
バーでネズミに驚き大騒ぎするご婦人を助ける男性です。ほとんど正面を向くことがないので、発見するのに苦労しました。

加筆:2020年12月1日

キム・キャトラル

Kim Cattrall

44話「攻撃命令」でメイスン博士と同居する若い女性:ジョアンナ・ニコルズを演じています。当時は21才という若さだった。キム・キャトラルはその後「ポリス・アカデミー」「セックス・アンド・ザ・シティ」のサマンサ・ジョーンズ役など数々の作品に出演し大成功しています。