スタッツ・ブラックホーク

Stutz Blackhawk

スタッツ・ブラックホークはポンティアック・グランプリをイタリアの工房へ輸送し、職人の手作りで生産された超高級車です。エルビス・プレスリー、ポール・マッカートニー、フランク・シナトラ、サミー・デイヴィスJr、モハメド・アリ、ビリー・ジョエル、エルトン・ジョン、アル・パチーノ 等々数多くの有名人が所有したことでも知られています。

32話「忘れられたスター」のネッド・ダイヤモンドがスタッツ・ブラックホークに乗ってやってきます。ウィラー邸の窓越しに見えるアングルが最高ですね!なんとも気品のあるフロントフェイスです。

ネッド・ダイヤモンドのスタッツ・ブラックホーク32

42話「美食の報酬」のポール・ジェラードもこれに乗っています。夜のシーンで暗く数秒しか映りませんが、その勇姿はかなりカッコ良いです。その全貌はぜひネットで画像検索してみてください。
[Stutz Blackhawk]

ポール・ジェラードのスタッツ・ブラックホークポール・ジェラードのスタッツ・ブラックホーク42a42b

*記事は書きかけ・研究中です。誤りや気付き等はコメント欄にお書きください。
投稿:2024年1月13日

ロールス・ロイスとベントレー

Rolls Royce

ロールス・ロイスとベントレーは設計を共有する姉妹車で、運転手に運転させるのがロールス・ロイス、自分で運転するのがベントレーというコンセプトの違いがあると言われます。しかしコロンボに登場するロールス・ロイスにはそのパターンは当てはまりません。

10話「黒のエチュード」のベネディクト家のロールス・ロイスは、1959年式シルバー・クラウドIIというモデルで丸目2灯のヘッドライトがエレガントな印象を出しています。

ベネディクト家のロールス・ロイス10

一方4話「指輪の爪あと」のアーサー・ケニカットと19話「別れのワイン」のエイドリアン・カッシーニのロールス・ロイスは、シルバー・シャドーIというモデル(1966・67年式)で丸目4灯のヘッドライトです。ちなみに(4)は他の車内から覗き見しているシーンです。エイドリアンのナンバープレートは「CARSINI」とされているのも印象に残っています。
アーサー・ケニカットのロールス・ロイスエイドリアン・カッシーニのロールス・ロイス419
26話「自縛の紐」のマイロ・ジャナスの赤いロールス・ロイスもエイドリアン等と同様シルバー・シャドーIということです。
一方の27話「逆転の構図」のポール・ガレスコのロールス・ロイスは、1962年式シルバー・クラウドIIIでこちらも丸目4灯になってます。
マイロ・ジャナスのロールス・ロイスポール・ガレスコのロールス・ロイス2627
41話「死者のメッセージ」のアビゲイル・ミッチェルのロールス・ロイスは「コーニッシュ(Corniche)」と呼ばれるモデルで、彼女の車はドロップヘッド・クーペ(オープンカー)です。ボディもシートも鮮やかなブルーでとても印象に残りました。
そして44話「攻撃命令」のエリック・メイスンのロールス・ロイスは、1962年式シルバー・クラウドIIIで、ポール・ガレスコと同モデルです。シルバー・クラウドはリアフェンダーが盛り上がっているのが特徴で、スポーティな印象を受けます。
アビゲイル・ミッチェルのロールス・ロイスエリック・メイスンのロールス・ロイス4144
新シリーズとなり47話「狂ったシナリオ」の若き天才監督アレックス・ブレイディは(彼に似合わず)ロールス・ロイス「コーニッシュ」(オープンカー)に乗っています。58話「影なき殺人者」のマーシー・エドワーズは1981年式のロールス・ロイス・シルバー・スパーで、名前入りナンバープレートでした。
アレックス・ブレイディのロールス・ロイスマーシー・エドワーズのロールス・ロイス4758
そして59話「大当たりの死」のレオン・ラマーはアレックス・ブレイディと色違いのほぼ同モデルです。こっちはバッチリ似合っていますね。そして61話「死者のギャンブル」のビッグ・フレッドの「STALLION1」もレオン・ラマーとそっくりのロールス・ロイス「コーニッシュ」(オープンカー)でした。ご存知の通り爆薬で吹き飛ばされました。
レオン・ラマーのロールス・ロイスビッグ・フレッドのロールス・ロイス5961

 
 

Bentley

先述のようにベントレーはオーナーが自分で運転するのがコンセプトとされるそうですが、ウィラー家では執事レイモンドが運転します。ご主人が高齢になったということもあるでしょう。

さて32話「忘れられたスター」執事レイモンドが運転するのは1955年式のベントレーSIだということです。暗くて見づらいのですが観音開きの4ドアで後部座席のドアを前から開けやすいタイプです。ボディがブルーとホワイトのツートンカラーに塗装されたり、後部にフェンダーカバーが付いていたりして特別仕様のようです。

ウィラー家のロールス・ロイス32

一方11話「悪の温室」のジャービス・グッドウィンのベントレーは1959年式のS2で2ドア仕様。でもこの車をよく見ますと、ボディの右側前タイヤの近くが凹んでいる(画像中の矢印)ように思えます。お金持ちでもちょっとだけ貧祖な印象を受けませんか?
ジャービス・グッドウィンのベントレージャービス・グッドウィンのベントレー11a11b

13話「ロンドンの傘」のサー・ロジャーのベントレーは1960年式のS2だということです。本場英国の大金持ちの老紳士に似合う車種ですね。

サー・ロジャーのベントレー13

Bentley Turbo R

68話「奪われた旋律」のフィンドレー・クロフォードが運転するベントレーはターボ・Rだということです。コロンボ警部の「のろのろ運転」にイラッと来ちゃった時の車ですね。

フィンドレー・クロフォードのベントレー68

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投稿:2024年1月13日

メルセデス・ベンツ

Mercedes Benz

メルセデス・ベンツはドイツを代表する高級車ブランドです。刑事コロンボでも多くの犯人たちが所有しています。

6話「二枚のドガの絵」のデイル・キングストンが乗るのはメルセデス・ベンツ・300B・アデナウアーです。1955年式だということで私がイメージする70年代風のメルセデス・ベンツとは異なる風貌です。

デイル・キングストンのメルセデス・ベンツデイル・キングストンのメルセデス・ベンツ6a6b
3話「構想の死角」のケン・フランクリン、9話「パイルD-3の壁」のエリオット・マーカム。この2台のそっくりなメルセデス・ベンツ(シルバー、2ドア、コンバーチブル)、(3)は1968年式、(10)は1969年式で同車ではないそうです。(真偽は調査中です)
ケンフランクリンのメルセデス・ベンツエリオット・マーカムのメルセデス・ベンツ310

15話「溶ける糸」のバリー・メイフィールド医師もメルセデス・ベンツを所有しています。これも1968年式らしいのですが別モデルで4ドアの硬い屋根となっています。60年代後半のメルセデス・ベンツはこうした「縦並び」のヘッドライトです。

メイフィールド医師のメルセデス・ベンツ15

30話「ビデオテープの証言」ハロルド・ヴァンウィック、31話「5時30分の目撃者」のマーク・コリアーは共に1972年式の450SL。ですが(30)はコンバーチブル、(31手前)はクーペ(硬い屋根)です。450SLは二人乗りのスポーティなモデルで、ボーデン博士のシボレー・モンテカルロ(31奥)と比較するとその小ささがわかります。
ハロルド・ヴァンウィックのメルセデス・ベンツマーク・コリアーのメルセデス・ベンツ3031
37話「さらば提督」チャーリー・クレイのメルセデス・ベンツ、43話「秒読みの殺人」のケイ・フリーストンにプレゼントされたメルセデス・ベンツは共に1975年式の450SLで2ドアです。
チャーリー・クレイのメルセデス・ベンツケイ・フリーストンのメルセデス・ベンツ3743

40話「殺しの序曲」のオリバー・ブラントのメルセデス・ベンツは1974年式350SEで4ドアです。70年代のメルセデス・ベンツに乗った犯人は大金持ちという雰囲気ではありません。

オリバー・ブラントのメルセデス・ベンツ40

53話「かみさんよ、安らかに」のビビアン・ドミートリーは1988年式の真っ赤なメルセデス・ベンツ560SL。57話「犯罪警報」のウェイド・アンダースのメルセデス・ベンツは1986年式560SECでクーペでヘッドタイトは角目、塗装は特注のスモークド・シルバー(本人談)です。
ビビアン・ドミートリーのメルセデス・ベンツウェイド・アンダースのメルセデス・ベンツ5357
58話「影なき殺人者」ヒュー・クライトンのメルセデス・ベンツ、63話「4時02分の銃声」のフィールディング・チェイスのメルセデス・ベンツ、共に1990年式の500SLでコンバーチブルです。
ヒュー・クライトンのメルセデス・ベンツフィールディング・チェイスのメルセデス・ベンツ5863

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投稿:2024年4月9日

BMW

BMW

BMW(ビー・エム・ダブリュー)はドイツの高級車メーカーです。ドイツ車と言えばメルセデス・ベンツの方が格上の印象がありますが、クルマ・ファンのぼろんことしてはBMWの方が好きです。

BMW 325i

50話「殺意のキャンバス」のマックス・バーシーニは1988年式のBMW325i・カブリオ(52a)に乗っていました。63話「4時02分の銃声」のビクトリア・チェイスは1992年式のBMW325iS・クーペに乗っていました。

マックス・バーシーニのBMWビクトリア・チェイスのBMW50a63

BMW 7Series

また50話「殺意のキャンバス」のバーシーニ家ではBMW325i・カブリオの他に、1988年式BMW・735i(50b)や1985年式ボルボ・760(50c)も所有している(ルイーズまたはベネッサも含み)ようです。ボルボ・760は別れた妻のルイーズとバーシーニの兼用だったのかもしれません。

バーシーニ家のBMWバーシーニ家のボルボ50b50c
48話「幻の娼婦」のジョーン・アレンビーも1988年式BMW・735iに乗っていました。一方52話「完全犯罪の誤算」ではせっかちなオスカー・フィンチは1989年式BMW・750をぶっ飛ばしていたのはとても印象的でした。
マックス・バーシーニのBMWオスカー・フィンチのBMW7504852
55話「マリブビーチ殺人事件」のジェス(テレサの姉)は1989年式BMW・750iLに、66話「殺意の斬れ味」セルツァーの弁護士トレーシー・ローズは1995年式BMW・740iLに乗っていました。
BMW740BMW7505566

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投稿:2024年2月11日

フォルクスワーゲン

Beetle

Volkswagen Beetle Type1 Convertible

6話「二枚のドガの絵」のトレーシー・オコーナーが乗っていたのは1966年式のフォルクスワーゲン・ビートル・タイプ1・コンバーチブルです。

トレーシー・オコーナーのフォルクスワーゲン・ビートル6

68話「奪われた旋律」のガブリエル・マッケンリーが乗っていたのも1972年式のフォルクスワーゲン・ビートル・タイプ1・コンバーチブルです。30年近く経った割には同タイプのモデルが現役で走っていまして、息の長さを感じます。

ガブリエル・マッケンリーのフォルクスワーゲン・ビートル68

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投稿:2024年1月13日

ジャガー

Jaguar

ジャガーはイギリスの高級車メーカーで、刑事コロンボにも数々の名車が登場します。

Jaguar XK-E

日本ではジャガー・Eタイプとも呼ばれ、美しいカーブ・シルエットを持つスポーツカーです。かの有名なエンツォ・フェラーリも「世界一美しい車」と賛辞を贈りました。コロンボでは10話「黒のエチュード」のアレックス・ベネディクトの愛車(美しいシルバー)、続く11話「悪の温室」ではトニー・グッドウィンが所有し、狂言誘拐の小細工として崖から突き落とされるイエローの車体も印象的です。

ジャガージャガー1011
14話「偶像のレクイエム」でジェリー・パークスのジャガー・Eタイプは炎上してしまいました。ぐっと時代は下って55話「マリブビーチ殺人事件」ではウェイン・ジェニングスが真っ赤なジャガー・Eタイプ・ロードスター(オープンカー)を乗り回していました。
ジャガージャガー1455

Jaguar XK120 Roadster

45話「策謀の結末」のジョー・デブリンの愛車は、ジャガー・XK120・ロードスター(オープンカー)です。1952年式ということで1961に登場したEタイプ(上記)よりクラシック感が強いです。

ジョー・デブリンのジャガー・XK120・ロードスター45

Jaguar XJ

13話「ロンドンの傘」のダーク刑事部長のジャガーは1973年式のXJ6・シリーズIでした。こちらは4ドアサルーンの高級車で一般的にジャガーと聞くとこのモデルが頭に浮かびます。

ダーク刑事部長のジャガー13

 

54話「華麗なる罠」のウェズリー・コーマンは1989年式のジャガー・XJ-S。61話「死者のギャンブル」のドロレスは1992年式のジャガー・XJS。
ウェズリー・コーマンのジャガードロレスのジャガー5461
62話「恋に落ちたコロンボ」のローレン・ステイトンのジャガーは1989年式のXJ-Sというモデルで2ドアのコンバーチブル。一方67話「復讐を抱いて眠れ」のエリック・プリンスのジャガーは1995年式のX300で、「ロンドンの傘」から20年以上経っても伝統的なフォルムを維持しています。
ローレン・ステイトンのジャガーエリック・プリンスのジャガー6267

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投稿:2024年1月13日

シトロエンSM

Citroen SM

34話「仮面の男」でパトリック・マクグーハン演じるCIA幹部ネルソン・ブレナーがこの車を淡々と運転するシーンが登場し、息を呑むほどカッコ良いです。役柄上ベタベタのアメ車でも良かったという意見もありますが、私としてはシトロエンが大好きです。

ネルソン・ブレナーのシトロエン・SM34

ネルソン・ブレナーのシトロエンSMは1972年製の(US仕様)で、ヘッドライトは丸目4灯。本国(フランス)仕様は角目6灯でしかも可動式だということで、さらにカッコ良いです。その全貌はぜひネットで画像検索してみてください。
[Citroen SM]

ネルソン・ブレナーのシトロエン・SM34

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投稿:2024年1月13日

モーガン・プラス4

Morgan

モーガンはイギリスのスポーツカーブランドです。刑事コロンボでは13話「ロンドンの傘」のニコラス・フレイムの愛車「モーガン・プラス4」。鮮やかなレモンイエローの車体が犯行には極めて不利でしたが(笑)。狭い車内に夫婦仲良く座り込む絵が、なんとも可愛かったですね。

ニコラス・フレイムのモーガン・プラス413

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投稿:2024年1月13日

リンカーン

Lincoln Continental

リンカーンは自動車メーカーフォード・モーターの高級ブランドでです。大型ボディのアメ車でコロンボの歴代の犯人たちからも愛されました。

2話「死者の身代金」では夫婦揃ってリンカーン・コンチネンタルで、ここまでは仲が良かったのか?とも思わせます。妻のレスリー・ウィリアムズは1965年式74A(2a)、夫のポール・ウィリアムズは1971年式53A(2b)です。
妻のリンカーン(ホワイト)は観音開きの4ドアでしかもコンバーチブル。ケネディ大統領が暗殺された時のオープンカーによく似たモデルです。夫のリンカーン・コンチネンタルはリトラクタブル式のヘッドライト(2c)に進化したモデルです。

レスリー・ウィリアムズのリンカーン・コンチネンタルポール・ウィリアムズのリンカーン・コンチネンタル2a2b

(2c)は夜間ポール・ウィリアムズのリンカーン・コンチネンタル53A(1971年式)を運転するレスリー、(6)は昼間に同モデルの車を運転する6話「二枚のドガの絵」のエドナ・マシューズで、ヘッドライトが格納された様子が良くわかります。ナンバーこそ違いますが同車かもな〜なんて夢も広がりますね。二人とも小柄なので車が一段と巨大に感じます。

ブライス・チャドウィックのリンカーン・コンチネンタルエドナ・マシューズのリンカーン・コンチネンタル2c6
14話「偶像のレクイエム」のノーラ・チャンドラーが運転するのはレッドのリンカーン・コンチネンタル(14)は1972年式のマークIV(フォー)で、こちらもカッコ良い2ドアクーペです。38話「ルーサン警部の犯罪」のクレア・デイリーのホワイトのリンカーン・コンチネンタルは1976年式の53Bで4ドアサルーンです。
ノーラ・チャンドラーのリンカーン・コンチネンタルクレア・デイリーのリンカーン・コンチネンタル1438

Lincoln Continental Executive Limousine

リムジンとは後部座席の部分を延長した大型の乗用車を指します。お抱えの運転手を用い、広々の後部座席にお金持ちや要人が乗るというスタイルです。8話「死の方程式」のバックナー社長のリンカーン・コンチネンタル・エグゼクティブ・リムジン。この車体は爆破されるハメになります。

バックナー社長のリンカーン・リムジン8

 

12話「アリバイのダイヤル」のポール・ハンロン、21話「意識の下の映像」のバート・ケプル、両者とも演じるのはロバート・カルプ。愛車はいずれも「リンカーン・コンチネンタル・エグゼクティブ・リムジン」です。お抱え運転手がご主人を乗せて走るという目的があるリムジンですが、持ち主自らが運転しています。これはハンロンやケプルが、自分よりさらにお偉い方をエスコートする‥といった目的があったのでしょうか?
ポール・ハンロンのリンカーン・リムジンバート・ケプルのリンカーン・リムジン1221

Lincoln Town Car Stretched Limousine

時は過ぎ刑事コロンボ新シリーズに話題を移しましょう。47話「狂ったシナリオ」でスクリーン業界の大物モロスコや、65話「奇妙な助っ人」のマフィア、ビンチェンンゾ・フォテーリが乗るのはリンカーン・タウン・カー・ストレッチト・リムジン。もともと大型である車両を専門の業者がさらに長く伸ばしたリムジンです。

モロスコのリムジンビンチェンンゾ・フォテーのリンカーン4765

51話「だまされたコロンボ」ではバチェラーズ・ワールドのリムジン・カーそのものがストーリー展開において重要な役割を果たしていました。外観にピラー(窓の柱)を感じさせないすっきりしたデザインになっています。

バチェラーズ・ワールドのリンカーン・リムジン51

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投稿:2024年1月13日

キャデラック

Cadillac

キャデラックはリンカーンに次いで刑事コロンボに多く登場するアメ車ブランドのひとつです。

Cadillac Series 355

35話「闘牛士の栄光」のルイス・モントーヤが所有するクラシックカー「キャデラック・シリーズ・355」は1930年代前半に作られました。ですので運転するのも楽ではないようです。セカンドカーとして運転しやすい「フォードLTD」も所有しています。

ルイス・モントーヤのキャデラック・シリーズ・35519

Cadillac Fleetwood Eldorado

4話「指輪の爪あと」のブリマーのキャデラック・フリートウッド・エルドラドは1971年式の2ドアクーペです。リアのフェンダーにカバーはありません。後にこの車の調子が悪くなったことで、ブリマーの犯行が明らかになるわけです。

キャデラック・フリートウッド・エルドラド4

 
9話「パイルD-3の壁」のウィリアムソンも1971年式のキャデラック・フリートウッド・エルドラド。気性の荒いウィリアムソンはタイヤを鳴らしながらロス市内を爆走(9a)していました。何となく顔つき(9b)まで威圧的に見えてきますね。

キャデラック・フリートウッド・エルドラドキャデラック・フリートウッド・エルドラド9a9b
21話「意識の下の映像」のノリス家も1971年式のキャデラック・フリートウッド・エルドラド。家政婦さんが運転されているようです。25話「権力の墓穴」のマーク・ハルプリンは1973年式のキャデラック・フリートウッド・エルドラド。詳細が映るシーンはないのですが、上品なレッド・メタリックのボディです。
キャデラック・フリートウッド・エルドラドキャデラック・フリートウッド・エルドラド2125
24話「白鳥の歌」のラストシーンの車は1972年式のキャデラック・フリートウッド・エルドラド・コンバーチブル(24a高級車)。一方エピソード前半でベーカーズ・フィールドの空港に乗り付けたレンタカーは「シボレー・ノバ」で(24b大衆車)。いずれもレンタカーですが、トミー・ブラウンは奥様の死後は高級車を借りていることがわかります。
キャデラック・フリートウッド・エルドラドシボレー・ノバ24a24b

Cadillac Fleetwood 75

キャデラック・フリートウッド75は当時市販されていた乗用車では最大級のサイズを誇る高級サルーンです。

19話「別れのワイン」でエイドリアンのワイン仲間のステイン氏のキャデラック・フリートウッド75。4ドアの大型サルーンで後部座席がかなりゆったり座れる設計になっている感じです。

ステインのキャデラック19

33話「ハッサン・サラーの反逆」のLA総領事館の公用車。45話「策謀の結末」のオコンネル社長のお車。どちらもキャデラック・フリートウッド75で、後部座席にVIPを乗せ専用の運転士がハンドルを握ります。

キャデラック・フリートウッド・75キャデラック・フリートウッド・753345

Cadillac DeVille

キャデラック・ドゥビル。かつてな「デビル」とも表記されていましたが、悪魔を連想させることから「ドゥビル」が呼称となりました。

18話「毒のある花」のビベカ・スコットは1970式のキャデラック・ドゥビル・コンバーチブル。この車を自分で運転しビューティ・マーク社に出社しているようです。一方22話「第三の終章」のライリー・グリーンリーフは1969式のキャデラック・ドゥビル・コンバーチブル。凶器の保管場所やグリーンリーフのアリバイ工作などに重要な役割を果たします。

キャデラック・ドゥビルキャデラック・ドゥビル1822

Cadillac Sedan DeVille Stretched Limousine

46話「汚れた超能力」のCIAハロー氏を乗せるのはは1984年式のキャデラック・セダン・ストレッチド・リムジンです。

キャデラック・セダン・ストレッチド・リムジン46

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投稿:2024年1月13日

シボレー

Chevrolet

シボレーはアメリカのデトロイトに本拠を構える世界最大の自動車メーカー、ゼネラル・モーターズの車種ブランドです。刑事コロンボでは裕福な犯人たちがこのシボレーを愛車にすることは少ないようですが、さまざまなシーンで登場するので、記事を書きました。

Chevrolet Impala

20話「野望の果て」のハリー・ストーンは1973年式のシボレー・インパラに乗っていました。しかしこの時運転していたのはのネルソン・ヘイワードです。本当のネルソン・ヘイワードの車は「クライスラー・ニュー・ヨーカー」です。

ハリー・ストーンのシボレー・インパラ20

Chevrolet Monte Carlo

31話「5時30分の目撃者」のアニタ・ボーデン博士はシボレー・モンテカルロ。華奢な女性にしてはゴツいアメ車にお乗りです。コロンボ警部のプジョー(31a奥)や、同僚のコリアー博士のメルセデス・ベンツ(31b手前)と比較すると、その車体サイズがわかります。

シボレー・モンテカルロシボレー・モンテカルロ31a31b

Chevrolet Nova

24話「白鳥の歌」の前半でトミー・ブラウンがベーカーズ・フィールドの空港に乗り付けたレンタカーは「シボレー・ノバ」で(24a大衆車)。一方エピソードのラストシーンの車は1972年式のキャデラック・フリートウッド・エルドラド・コンバーチブル(24b高級車)。いずれもレンタカーですが奥様の死後は高級車を借りていることがわかります。
シボレー・ノバキャデラック・フリートウッド・エルドラド24a24b

Chevrolet Chevelle Malibu

14話「偶像のレクイエム」のノーラ・チャンドラーは、犯行の時に自分のリンカーンは使いませんでした、最初の犯行時は1972年式のシボレー・シビル・マリブ(Chevrolet Chevelle Malibu)。2回目の犯行(殺人未遂)の時は丸目4灯の1972年式ダッジ・コロネット(Dodge Coronet)です。

ノーラ・チャンドラーのシボレーノーラ・チャンドラーのダッジ14a14b

Chevrolet Malibu

56話「殺人講義」のラスク教授が乗っていたのは1979年式のシボレー・マリブ。ラストの再現シーンも同車です。

ラスク教授のシボレー56

Chevrolet Blazer

44話「攻撃命令」のコーコラン調教師は1971年式のSUVシボレー・ブレイザー。車に犬を乗せたいのでこのタイプ(スポーツ用多目的車)になります。

コーコランのシボレー44

Chevrolet Corvette

26話「自縛の紐」のバディ・キャッスルは1974年式のシボレー・コルベット・スティングレー。これ子供の頃にプラモデルを作ったことがあります。カッコいいです。また31話「5時30分の目撃者」のカール・ドナーの別荘には1959年式のシボレー・コルベットC1が停まってました。

バディ・キャッスルのコルベットカール・ドナーのコルベット2631

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投稿:2024年1月13日

クライスラー

Chrysler

 

Imperial Crown Convertible 1967

レイ・フレミングのクライスラー・インペリアルレイ・フレミングのクライスラー・インペリアル1a1b

クライスラー・インペリアル(帝国・皇帝などの意)とは、クライスラーの独立した高級自動車ブランドだということです。刑事コロンボの主要人物の愛車としては第1話のみに登場しますので、特別感があります。直線的なボディラインが精悍さを際立たせています。1話「殺人処方箋」のラストシーン少し前で、レイ・フレミングはこの車でジョーン・ハドソン邸に駆けつけました。コンバーチブルの屋根を開け放して(1a)ぶっ飛ばしていまして、一刻を争う場面にしてはわざわざ屋根を開けてから走ったわけです笑。それにしてもダンディなレイ・フレミングによく似合う愛車ですね(1b)。

Chrysler New Yorker

20話「「野望の果て」のネルソン・ヘイワードは1973年式のクライスラー・ニューヨーカーの4ドア・ハードトップ車に乗っていました。しかしこの時運転していたのは選挙参謀のハリー・ストーンです。本当のハリー・ストーンの車は 「シボレー・インパラ」です。

ネルソン・ヘイワードのクライスラー・ニューヨーカー20

Chrysler LeBaron Convertible

49話「迷子の兵隊」のジェニー・パジェットは1897年式のクライスラー・レバロン・コンバーチブルに乗っていました。

ジェニー・パジェットのクライスラー・レバロン・コンバーチブル49

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投稿:2024年1月13日

ポンティアック

Pontiac

刑事コロンボの犯人が乗るポンティアックの車はありません。

44話「攻撃命令」の被害者チャーリー・ハンターが1977年式のポンティアック・グランプリに乗っていました。

攻撃命令のポンティアック・グランプリ44

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投稿:2024年1月13日

ダッジ

Dodge

Dodge Polara

33話「ハッサン・サラーの反逆」のロッホマン・ハビブが総領事館をブッチギリ爆走した車は、1968年式のダッジ・ポラーラです。

ロッホマン・ハビブのダッジ・ポラーラ33

Dodge Dart Custom

38話「ルーサン警部の犯罪」のウォード・ファウラーが犯行時に使用したのは1975年式のダッジ・ダート・カスタムです。私の考えではこの犯行用に準備したレンタカーです。

ウォード・ファウラーのダッジ・ダート38

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投稿:2024年1月13日

フォード

Ford

1話「殺人処方箋」のジョーン・ハドソンは1967年式フォード・フェアレーン500に乗っていました。5話「ホリスター将軍のコレクションのダットン大佐は1971年式のフォード・LTDです。

ジョーン・ハドソンのフォードダットン大佐のフォード15

28話「祝砲の挽歌」のウィリアム・ヘインズが乗っていたのが1974年式のフォード・サンダーバードです。

ウィリアム・ヘインズのフォード・サンダーバード28

35話「闘牛士の栄光」のルイス・モントーヤのセカンドカーは1972年式フォードLTD。劇中でハードトップと呼ばれていた車です。モントーヤはもう一台クラシックカー「キャデラック・シリーズ・355」も所有しています。

ルイス・モントーヤのフォード35

43話「秒読みの殺人」のケイ・フリーストンは1977年式のフォード・マスタングに乗っていました。スポーツカーの分類に入る勇ましい車です。56話「殺人講義」の後半で特別出演(笑)する「カミさんの愛車」は1968年式のフォード・ファルコンでした。この時1990年ですので22年前に生産された車に乗っていることになります、
ケイ・フリーストンのフォードミセス・コロンボのフォード4356

54話「華麗なる罠」のアダム・エヴァンスが乗っていた赤いスポーツカーは1965年式のフォード・マスタング・コンバーチブルです。ケイ・フリーストンの車とは違いビンテージのオープンカーです。

アダム・エヴァンスのフォード・マスタング54

65話「奇妙な助っ人」のグラハム・マクベイは1991年式フォード・エクスプローラー(65a)に乗っています。冒頭で拳銃を購入するシーンでは別の車フォード・エアロ・スター(65b)を使用しています(レンタカーかな?)。
グラハム・マクベイのフォードグラハム・マクベイのフォード65a65b

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投稿:2024年1月13日

トライアンフ

Triumph

トライアンフは、かつてイギリスに存在した自動車メーカーおよびブランドです。

Triumph Spitfire

14話「偶像のレクイエム」のジーン・デービスはトライアンフ・スピットファイアでした。英国製の小型オープンカーで彼女にとてもよく似合っていたと思います。

ジーン・デービスのトライアンフ・スピットファイア14

Triumph TR6

23話「愛情の計算」の人工頭脳学調査研究所のロス研究員の車がトライアンフTR6でした。こちらもロス研究員にお似合いのスピットファイア同様の小型車でした。そしてケーヒル所長はこの車を犯行に使用し彼に濡れ衣を着せようとしました。ちなみに所長専用車は 「プリムス・バリアント」です。

人工頭脳学調査研究所のトライアンフ23

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投稿:2024年1月13日

イソ・グリフォ

Iso Grifo

38話「ルーサン警部の犯罪」でウォード・ファウラーの豪邸にスポーツカー「イソ・グリフォ」のシルエットを確認できます。かのジウジアーロがデザインしたとされる伝説的な名車だそうです。この刑事コロンボ車特集の記事を書かなければ、イソ・グリフォを知りませんでした。本作で走行しているシーンがないのが残念ですが今後さらに研究します。

ウォード・ファウラーのイソ・グリフォ38

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投稿:2024年1月13日

プリムス

Plymouth

プリムスはクライスラー社の安価な大衆車ブランドとして一時代を担いました。
  

Plymouth Valiant

23話「愛情の計算」で人工頭脳学調査研究所のマーシャル・ケーヒル所長用の車が1974年式のプリムス・バリアントでした。ちなみに犯行時にはロス所員の「トライアンフTR6」を使用しました。

マーシャル・ケーヒルのプリムス・バリアント23

  

Plymouth Cricket

18話「毒のある花」でシャリーがビベカ・スコットに会うために乗って来たプリムス・クリケット。クライスラーの欧州部門ヒルマン・アヴェンジャーが対米輸出したブランドです。当時のアメリカでは小型車は不人気で売れなかったようですが、シャリーのキャラクターに似合っていました。

シャリーのプリムス・クリケット18

 

Plymouth Belvedere

27話「逆転の構図」のアルビン・ダシュラーが手に入れたレンタカーは「プリムス・ベルベディア」。ガレスコに騙されているとは知らず、言いつけ通りにレンタカーを借りてご機嫌なダシュラーでした。ベルベディアという車は中間価格帯の大衆車ということです。

ダシュラーのプリムス・ベルベディアダシュラーのプリムス・ベルベディア2727

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投稿:2024年1月13日