おおらかな目で見よう!新シリーズの名作。

新シリーズの良さも見つけました。

新シリーズの作品は、映像のクオリティの高さや音声の迫力などもあり、捨て難いものもあるんです。旧作=名作、新作=駄作ということでは決して無い気がしています。ここではあえて、新シリーズを持ち上げています。
 
47話「狂ったシナリオ」
コロンボ警部より若い犯人が登場することが多い新シリーズの作品としては優れた作品。突然降って湧いた大ピンチを乗り切ったかに見えた、アレックス・ブレイディでしたが、コロンボに些細な疑問を指摘され悔しがる心情表現は見物。またラストシーンは、派手過ぎる感もありますが楽しめること請け合いです。
 
49話「迷子の兵隊」
新シリーズ中では、独特の世界を創りながらも尚、作品の質は低くないと思わせる作品。これを「駄作」と考えては、新シリーズを楽しめなくなりそうです。出演の俳優陣もそれぞれ良い味を出しています。
 
59話「大当たりの死」
甥から宝くじで当選した大金を横取りするというお話。ありそうでなかった題材で、非常に面白かったです。しかも犯人レオン・ラマー役のリップ・トーンは素晴らしい演技を見せてくれています。

▼秀作選へ続く

好きな作品…佳作。

主題テーマは良いのですが…ちょっぴり難アリ

全69作のコロンボシリーズ。1作を1本の映画と考えれば、傑作から駄作まで出来て当然の結果。テーマは良いんだけど、ほんの少し残念な出来映えになった作品もあると思います。

13話「ロンドンの傘」
初の海外ロケ作品。ロンドンとその周辺で描かれる美しいドラマです。ゆったりと進行していて、何度見ても飽きることありません。が!オチが異常にせこいです。しかし「ロンドンの傘」という邦題も素敵だし、この作品のファンも多いのです。

21話「意識の下の映像」
「サブリミナル効果」を扱った殺人事件として有名な作品。「この1枚が効いた」という「コロンボ警部が電気スタンドを見ている写真」…。犯人が証拠の品をずっと隠し持っていた件(廃棄できたはず)がひっかかり減点です(笑)

33話「ハッサン・サラーの反逆」
ハッサン・サラー役:ヘクター・エリゾンドが素晴らしいです。国際問題に発展しそうな大きなテーマですが、それほどの嫌悪感もなく楽しめる作品に仕上がっています。

36話「魔術師の幻想」
リアルタイムで見ていた時は、違和感は少なかったのですが、タイプライターのリボンが決定的な証拠になるということで、時代を超えた「名作レベル」には届かない作品です。ジャック・キャシディは素晴らしかったです。

38話「ルーサン警部の犯罪」
時間が短かかったのか…。面白い展開は見せていたものの、決め手となった指紋が「まるでノーマーク」だったのがとっても残念。犯人役のウィリアム・シャトナーも、「溶ける糸」のレナード・ニモイと比較すると、弱々しい。

42話「美食の報酬」
コロンボの醍醐味として「頭脳明晰な犯人との対決」を挙げたいのですが、その点では少し劣る(犯人が頭脳明晰でない)気がします。コロンボがあれほどイタリア語を話すのも、すこしイメージが崩れました。

44話「攻撃命令」
11話「悪の温室」にも似た「不気味な雰囲気」を醸す作品ですが、よくまとまった佳作です。犯人のエリック・メイスンの性格がちょっと暗すぎる?と感じましたが皆さんはどうでしょう。

45話「策謀の結末」
とても素敵な作品で大好きなのですが、犯行現場で犯人がコロンボと鉢合わせしたり、コロンボと親しくなりすぎ次々にボロを出すなど、少しストーリーの脇が甘い感じ。

62話「恋におちたコロンボ」
大物女優フェイ・ダナウェイが登場します。やはり素敵です。ピーター・フォーク自身が脚本を手がけ、彼のやりたいように作った作品だとも言えるでしょう。すごく良い雰囲気を持っていますので、ぜひ楽しんで見てもらいたいです。

67話「復讐を抱いて眠れ」
パトリック・マクグーハン最後のゲストスター作品。割と地味な背景ながら、初期作品に近いテイストも持っていました。ただし骨壺から認識標(金属)が出てきたのは…。入れる時に気付くと思うんです。

68話「奪われた旋律」
期待値の低い新シリーズの中では、数回みても飽きない「美しさ」をもった貴重な作品。なのですが、ラストでは状況証拠だけで、犯人が観念してしまいます。本当に惜しい作品です。

※「自縛の紐」はもっと上位に位置づけしたくなり「名作カテゴリー」に移動しました。

ちょっと難あり?まあまあの佳作。

まあまあ良い作品なんですが…。

良く出来たものを秀作と考えるとそれ以下のものですが、決して嫌いな作品ではありません。

8話「死の方程式」
賛否両論?の作品かもしれません。この作品を一番好きだと言う人もいます。ぼろんこが重んじる「犯人のキャラクター」が、ここでは裏目に出ています。意味のない「はしゃぎ笑い」が多く、淡々と展開してゆくのが好みの人にとってはうるさい作品と感じてしまいます。

17話「二つの顔」
双子の兄弟が容疑者で、どっちが真犯人か?という、有りそうで無さそうなテーマが残念。犯人の兄弟デクスターとノーマンも、どっちが真面目でどっちが不真面目なのか?よく分からなかったですが、どっちもキャラクターが弱かった気がします。俳優陣はとても良かったです!

22話「第三の終章」
シリーズ中、唯一この作品だけ、殺害犯に殺し屋を雇っています。それはNG!「犯罪の素人」が完全犯罪を目論まなければ、刑事コロンボでなくなっちゃう。

30話「ビデオテープの証言」
当時のハイテクとして、防犯カメラを登場させていますが、その解像度からみても、証拠の特定が可能なのかが大疑問。しかも現代では「防犯ビデオに証拠が映っていた」のでは、感動しませんよね。これは仕方ない。

31話「5時30分の目撃者」
目撃者を取り違えるというラストシーンは面白いものですが、テーマに催眠術を用いたことが、ぼろんこ美学にはひっかかります。また、真に愛人のために殺害に至ったとは思えず、不毛の殺人事件と感じさせました。

34話「仮面の男」
CIAの大物スパイ(オペレーター)が、遊園地で密会し、記念写真をバチバチ撮られているということがまずかったですね。それ以外は大好きです。中国のオリンピック不参加のラジオニュースが決め手になっただけに、惜しいエピソードでした。

35話「闘牛士の栄光」
メキシコロケで展開する大きなスケールの作品。プライベートな海外旅行で訪れた地で、事件解決するコロンボ警部…というのが、ぼろんこ的には「出来過ぎ」。旅行中に仕事を始めた警部に、かみさんはカンカンに怒っていると思われます。この作品が大好きだという人がいても当然だと言えるほど、よい雰囲気ももっています。

39話「黄金のバックル」
作品として良い味を持っているし、犯人役のジョイス・ヴァン・パタンも良かったのですが、殺害トリックの「電話での狂言」が無茶すぎます。過去に遡るストーリー展開も、悩ましいです。

51話「だまされたコロンボ」
9話「パイルD-3の壁」を焼き直したような作品で、それなりに興味深いものでした。犯人たちに振り回されるコロンボ警部を見ることができます。新シリーズ中では「正統派」の一つかもしれませんね。

54話「華麗なる罠」
犯人がその職業におけるプロフェッショナルで、それをテーマとしてエピソードが成り立っている…のが理想なのですが。この作品では、犯人がギャンブル狂でお馬鹿ちゃんということで減点しました。

57話「犯罪警報」
新シリーズですが、旧作のテイストを感じさせる作品です。とても好感度が高いのですが、吸い殻の矛盾は素人でも見破れるもので、とても惜しいですね。またバド・クラークを殺したところで、いつかはばれる前歴だったとも思えます。

61話「死者のギャンブル」
発想は面白いものですが、同日に二人の容疑者がビッグ・フレッドを殺害しようとしたというのが、何とも滅茶な設定でした。それでも新シリーズの中では比較的楽しめる作品です。

63話「4時02分の銃声」
犯行の幼稚さはシリーズ中、最低に近いのですが、何と言っても犯人で政治評論家のフィールディング・チェイスの存在感が強烈で、佳作の仲間入りです。「コロンボを殺してしまえ」と思っちゃった犯人は他にもいますが、今回が最高の演出だったと言えるでしょう。

66話「殺意の斬れ味」
共犯者を仲間割れさせて事件を解決するという、新しい手法は見事。でも、犯人たちが非常に幼稚で、名作とはとても呼べない雰囲気を作ってしまっています。それでも可愛い作品とも呼べる気がして、それなりに好きです。

加筆:2021年2月27日

▼異色作選へ続く

いろんな意味でね…異色作。

もう普通に作れなかったのかも…

5話「ホリスター将軍のコレクション」は別としても、当時の制作陣には「同じようなものを繰り返し作れない」という大きな悩みもあったのではないでしょうか。

5話「ホリスター将軍のコレクション」
犯行の目撃者を味方に引き入れてしまうという、強引なテーマです。5作目にしてすでにこの様なアイデアが実現したことは、凄いと思います。スザンヌ・プレシェットが演じる「ヘレン」さんが女性からも人気が高いようです。

14話「偶像のレクイエム」
犯人が誰?というより、犯人が殺したかった人物は誰?という、ポイントがデーマとなった作品。作品としての格調はそれほど高いとは感じませんでしたが、見れば見るほど奥が深い‥だと思います。

65話「奇妙な助っ人」
マフィアに殺されるより、殺人犯として逮捕されるほうがマシという、ラストシーンは「こ、こんなのアリ?」って、感じですね。でも犯人役のジョージ・ウェントは、ぴったりはまっていましたし、楽しい作品に仕上がっています。旧作にも「ハッサンサラーの反逆」みたいなラストシーンもあったしね。

69話「虚飾のオープニング・ナイト」
21世紀(2003年)に製作された最後の作品。前作「奪われた旋律」が2000年、その前の「復讐を抱いて眠れ」が1998年の作品。このあたりの作品は、もう1話多くコロンボを見られた「プレゼント的な作品」かもしれませんね。それぞれに良い味を持っています。

加筆:2022年8月14日

▼残念作へ続く

ちょっと残念な作品…。ぼろんこの私感。

残念作とは言い過ぎでしょうか?「ぼろんこ」は個人ブログですので、日記を読んでいるくらいの軽い気持ちでお読みください。

7話「もう一つの鍵」
これはちょっと厳しい感想かも知れませんが、決め手を婚約者ピーターの「記憶力」に委ねたというのは、まるで納得できない展開でした。初期の作品としては割と人気が低いことも頷けます。

23話「愛情の計算」
ロボットが登場するという、奇想天外というか、時代性を物語っている作品。さらには、無実の息子を逮捕する「異例の大芝居」も大問題。それでもこの「ロボットMM7」に関する話題でけっこう盛り上がります。楽しいからそれでいいのだ、とも思いますね。

46話「汚れた超能力」
殺害方法が血生臭く、ぼろんこの考える「コロンボ美学」から外れます。犯人役の超能力者も、魔術王サンティーニほどの気高さは無く、むしろ滑稽(こっけい)に感じました。1989年の作品で、それ以前の作風とは大きく異なります。それは当然のこと、新シリーズはそうして楽しむものですね。

50話「殺意のキャンバス」
犯人が画家で、美しい浜辺の風景とともにストーリー展開しますが、アリバイ工作が単純なのに、シチュエーション作りや懐古シーンばかりに凝ったものでした。あまり刑事コロンボの醍醐味を感じません。俳優陣はたいへん好きです。

56話「殺人講義」
新シリーズならではの設定で、息子のような年齢の犯人たちと対決をしますが、やはり犯人役は貫禄のある方が望ましいですね。殺害トリックは凝ったものですが、無理を感じます。決め手も「権力の墓穴」の焼き直し的に思えました。

加筆:2121年2月27日

刑事コロンボの「特長」を感じられない作品。

倒叙法への想い

「倒叙法」の作品とは…最初に犯人が分かってしまう。犯行手法もわかってしまう。それらが「何も知らないはずの刑事」により、明らかにされてしまう過程が面白いと思っています。

37話「さらば提督」
刑事コロンボ作品の基本コンセプトを「倒叙法」と考えると、これは死守して欲しかったですね。解決シーンでは、コロンボがポアロに見えてきました。最終回を意識した特別の作品だということで、構成の異色さもうなずけます。

脱マンネリが必要だったか

新シリーズでは、お色気や回想シーン…などが取り込まれた作品もできました。当時は視聴率などへの配慮もあり、いろいろ苦心したのでしょう。

48話「幻の娼婦」
これまでも女性の犯人は多く存在しますが、この題材は私、ちょっと嫌いです。刑事コロンボの「基本スタイル」は感じさせますが、多くのコロンボファンの支持は得られない作品かもしれません。何か別の女性ならではの職業、それで1つ作って欲しかったな〜って私感です。

53話「かみさんよ、安らかに」
いわゆる「かみさん」をストーリーのメインに持ち出したことが‥私にとっては少しつまらない。ストーリー展開は回想シーンに頼っていて、これも賛否両論出ます。でもこの作品、好きな人が結構いるようです。

55話「マリブビーチ殺人事件」
何とかして見る側を楽しませたい…という意気込みはわかるのですが、あまり好きになれません。凝り過ぎが生んだ消化不良とも言えますね。Murder in Malibu=マリブビーチ殺人事件というタイトルも、もう少しコロンボ的にして欲しかったな(笑)

58話「影なき殺人者」
「お面をつけて車を運転して欲しい」と、秘書にお願いしては怪しまれて当然。その共犯者ともいえる秘書から結婚を迫られることも、笑ってしまいます。しかしこの回は確かに「倒叙方」でして、その点は私の好きなカテゴリーだと思えます。

(作品の並びは古い順です)
加筆:2021年2月27日

▼番外作へ続く

風変わりなコロンボ作品たち。

刑事コロンボの「基本スタイルを外れた」作品

ぼろんこの考える「刑事コロンボ」の基本スタイルにあてはまらない作品たちですが、見方を変えることで楽しめるものだと思います。「この2作品だけが好きだ」というコロンボファンも存在します。

「ぼろんこの私感」によって「風変わり」というカテゴリーに属しますが、見る人によっては「格好いい」「素敵な」コロンボ作品なのです。

60話「初夜に消えた花嫁」
こんな刑事コロンボはアリ?と、ファンに衝撃を与えた?作品。日本にもよくある「☆☆捜査班モノ」になってしまっているが、この作品が好きな人も多いと聞きます。

64話「死を呼ぶジグソー」
「初夜に消えた花嫁」と同様。刑事コロンボのピュアなファンたちがドン引きしてしまう作品。もっとも、ぼろんこの考える刑事コロンボの「基本スタイル」は、一般的な刑事ドラマから見たら「規格外」なので、こちらの作品の方が、一般ウケするのかも知れませんね。

加筆:2021年2月27日

1話「殺人処方箋」

Prescription : Murder / 1968

記念すべき第1作 殺人処方箋

殺人処方箋 は刑事コロンボの第1作目ですが、この1話はTV映画版、2話「死者の身代金」はパイロット版に位置付けられます。刑事コロンボがシリーズ化されるのは3話「構想の死角」からです。アメリカでの放送当時は「殺人処方箋」というテレビ番組であって、「刑事コロンボ」というテレビ番組ではないのだ!と思われます。

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2話「死者の身代金」

Ransom for a Dead Man / 1971

まだ本格的なシリーズ化ではない 死者の身代金

死者の身代金 は女性弁護士レスリー・ウィリアムズが、夫(有名弁護士)のポール・ウィリアムズを殺害し、身代金目当ての誘拐に見せかけるお話。3話の「構想の死角」から本格的にシリーズ化する直前の作品と位置づけられます。タイトルクレジットは細く白色で、いわゆるコロンボ書体ではありません。

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3話「構想の死角」

Murder by the Book / 1971

カメラワークやライティングがスピルバーグ的?

演出が若き日のスピルバーグ監督というのは有名ですね。絵作りという着眼点で見ると、他の作品と大きな違いを感じます。まずは、構図の大胆さです。俳優同士の顔がくっつきそうになる程、近くで会話していたり、女優の横顔のシルエットでその場面を深く印象づけたりしています。全体的に画面が暗めなのも特長だと思います。特に夜のシーンでは、不気味な程に室内を暗くし、手前の人物の影が話し相手に重なって不気味な効果を出しています。

やはりこのカメラワークやライティング(照明)は、この1回きりで良かった…とも感じます。そこばっかり気になってしまい、本筋がおろそかになっているように見えてきます。
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4話「指輪の爪あと」

Death Lends a Hand / 1971

刑事コロンボらしさが確立した初期の傑作「指輪の爪あと」

作品として素晴らしいです。成功を収めた探偵社の社長ブリマー「ロバート・カルプ」のキャラクターも印象的。成功者が調子に乗りすぎて足を踏み外して一気に転落するというシナリオも、コロンボ作品らしくて好きです。「計画殺人ではない」という点ではイレギュラー的な展開を見せます。
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5話「ホリスター将軍のコレクション」

Dead Weight / 1971

プロローグ

ジョン・カーマーチン・J・ホリスター元将軍(エディ・アルバート)は、不正を働くパートナーである現役軍人ダットン大佐を殺害。私が子供だった頃、この作品を確かに見ました。ヨットハーバー付近が舞台になっている作品で記憶に深く残っていました。

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6話「二枚のドガの絵」

Suitable for Framing / 1971

ぼろんこの考える「傑作コロンボ作品:二枚のドガの絵」

何の前振りも無く、犯人の美術評論家デイル・キングストンが、ピアノ越しに叔父マシューズ氏をズドンと一発やった時には、やはり初期のコロンボは凄いと感じました。徐々に見えてくる殺害動機や犯人デイル・キングストンの人間像。言動などから卑屈な性格も見え隠れします。最初から「誰に濡れ衣を着せる」つもりで犯行を計画した‥などなど、良く練られた素晴らしいシナリオです。この「二枚のドガの絵」は私の好きな作品のトップランクです。

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7話「もう一つの鍵」

Lady in Waiting / 1971
リチャード・アンダーソン高圧的な兄を殺害する妹。という恐ろしいシナリオ。被害者は広告代理店の社長にして大富豪のブライス・チャドウィック(リチャード・アンダーソン)。犯人はその妹のベス・チャドウィック。前半のシーンでは、このベスが、それほど「悪人」とは感じさせない。質素で美しい女性だと感じ、悪人はむしろ兄のブライスではないかと錯覚します。

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8話「死の方程式」

Short Fuse / 1972
ロディ・マクドウォールスタンフォード化学工業の御曹司ロジャー・スタンフォードが、叔父であり社長のバックナー氏を殺害。バックナー社長は素行に問題がある甥のロジャーを、会社役員の座から降ろし社外に追放しようと考えていて、それを阻止するために、犯行に及びました。その他にも、バックナーが父親の築いた会社を売却する意思があったことも動機となりますが、それ以前に自分が会社から追い出される危険があるので、第一の動機は前者と考えました。

爆死という壮絶な殺害手段

殺害方法は、自分の得意分野である「自家製爆弾」による爆死。バックナー社長が大雨の中で山道を移動する最中に起きたので、事故による二次的な爆発と思わせる作戦ですが、普通に考えれば路上での爆発と激突後の爆発では、その違いがわかるはずですよね。

犯人は「お馬鹿ちゃんキャラ」

動機や殺害状況など何れもロジャーを容疑者として、話が分かり易く進展しています。犯人が少々「お馬鹿ちゃんキャラ」な設定で、ちょっと騒がし過ぎかな~とも感じますが、時々見せるシリアスな表情が際立ちました。一説によるとお馬鹿な振りをしているだけなのかも…知れません。
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9話「パイルD-3の壁」

Blueprint for Murder / 1972

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10話「黒のエチュード」

Etude in Black / 1972

2つのバージョンについて

この黒のエチュードには、75分と96分[96mv]の2バージョンが存在します。[96mv]と記載のある箇所は、75分版にはなかったシーンです。詳しくはゲストさんがこの2つを比較検証されたコメントもありますので、お読みください。
75分と96分バージョンの違いについて

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11話「悪の温室」

The Greenhouse Jungle / 1972

ランの栽培家ジャービス・グッドウィンは、莫大な遺産を受け継いだ甥トニーの狂言誘拐を計画。成功の後、甥を射殺し身代金を横取りしたというお話。事件の背景にはおそらく「ランの栽培で儲かっていない」「甥の嫁の素行に腹を立てていた」ということもあるのでしょう。(原語では「グッドランド(Goodland)」という姓が正式なようです)
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13話「ロンドンの傘」

Dagger of the Mind / 1972

往年の人気舞台俳優、ニックとリリアン夫妻は業界に君臨するプロデューサーのサー・ロジャーを死なせてしまう。それをロンドン視察旅行中のコロンボが解決するというお話。

意外と人気が高い作品…

海外ロケということもあり「ハメを外した」作品と言えるかも知れません。が、何度も見返すと、作品の持った心地よい雰囲気を理解できるようになります。この「ロンドンの傘」は私の個人的な評価よりもはるかに人気の高い作品で、ぼろんこ独自調査の人気ランク8位に入っています。(2015年4月現在)→人気作品ランキング
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